JP2013201243A - 拡散レンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】面光源装置及びこれを備えた表示装置の薄型化や軽量化を図る際に、発光装置の個数を増加させることなく拡散板上における照明光の輝度均一化を実現することで、製品価格の高騰、及び、消費電力の増加を抑えることが可能になる光束制御部材を提供することを目的とする。
【解決手段】光束制御部材4は、発光素子7からの光を入射させる光入射部41と、前記光入射部41から入射した光のうち前記発光素子の光軸から所定範囲内の光の出射を制御し、前記光束制御部材4から出射されずに前記光束制御部材4内部へ反射された光を、1回または複数回反射させて前記光束制御部材4から出射させるよう形成された光制御出射部42を備えている。
【選択図】図2
【解決手段】光束制御部材4は、発光素子7からの光を入射させる光入射部41と、前記光入射部41から入射した光のうち前記発光素子の光軸から所定範囲内の光の出射を制御し、前記光束制御部材4から出射されずに前記光束制御部材4内部へ反射された光を、1回または複数回反射させて前記光束制御部材4から出射させるよう形成された光制御出射部42を備えている。
【選択図】図2
Description
この発明は、発光素子(例えば、LED)を使用した発光装置、この発光装置を使用した面光源装置や表示装置、及び、発光素子と共に発光装置を構成する光束制御部材に関するものである。
従来から、図6に示すように、光源1a〜1cからの光を導光板2a〜2c内に入射させ、その光を導光板2a〜2c内を通して出射面3a〜3cまで導き、出射面3a〜3cから面状に出射させるようになっている発光装置4a〜4cが知られている。そして、これらの発光装置4a〜4cを図示しない反射部材上に複数組み合わせて配置し、これらの発光装置4a〜4cから出射される面状の光によって光制御部材(拡散板やプリズムシート等)5を通して被照明部材(液晶表示パネルや広告パネル等)6を背面側から照明する面光源装置7が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、この特許文献1に開示された面光源装置7は、各発光装置4a〜4cを構成する導光板2a〜2cの形状がそれぞれ異なり(特許文献1の特に図8、図13参照)それぞれ別個に製作しなければならないため、製品コストが嵩むという問題があった。また、特許文献1に開示された面光源装置7は、複数種の発光装置4a〜4c(特に導光板2a〜2c)を直列に組み合わせて構成されており、複数種の発光装置4a〜4cの組立が困難であるため、生産工数が嵩むという問題を有していた。
また、図7(イ)に示すように、基板8上に複数の配置された光源の発光素子(LED)8から発光された光を、拡散板91を通して図示しない被照明部材(液晶表示パネル)に背面側から面状に照射する面光源装置210が知られている。なお、この面光源装置210と同様の技術が特許文献2に開示されている。
この図7(イ)に示す面光源装置210を構成する発光素子7の、基板8から所定間隔Lだけ離れた位置に配置された拡散板91上における出射光特性は、発光素子7の光軸Aの直上付近の輝度が最大となる急峻な山形形状の輝度分布B1〜B3になっている(図7(ロ)参照)。なお、図7(ロ)における輝度比とは、裏面を被照射面12とする拡散板91上の最大輝度を1とした場合の相対輝度を示す無次元値である。
このような面光源装置210は、複数の発光素子7からの光を重ね合わせて被照射面12を照明したとしても、発光素子7の真上付近が最も明るくなり、隣り合う発光素子7の中間付近で最も暗くなる傾向があった(図7(ハ)の輝度分布B参照)。その結果、このような面光源装置210は、被照明部材に照射される照明光によって拡散板上で均一な面状照明とならないという問題を有していた。
また、従来から、図8(イ)に示すような面光源装置220が知られている。この面光源装置220は、発光素子7一個に光束制御部材(レンズ)221を一個被せて発光装置222を構成し、光束制御部材221で発光素子7からの光の進行方向を光軸Aから離れる方向へ変換して、拡散板91の被照射面12に照射するようになっている。なお、このような面光源装置220と同様の技術が特許文献3に開示されている。
図8(ロ)に示すように、図8(イ)に示すこの面光源装置220は、各発光装置222毎の拡散板91上における照射光の輝度分布B1〜B3が、図7(ロ)における各発光素子7毎の照射光の輝度分布B1〜B3よりもなだらかな山形形状の輝度分布になっている。その結果、図8(イ)に示す面光源装置220は、複数の発光装置222からの光を重ね合わせて拡散板91の被照射面12を照明すると、拡散板91上における照明光の輝度分布Bが均一となる(図8(ハ)参照)。
このような従来技術3に係る面光源装置220は、複数の発光装置222を共通化することができるため、従来技術1の問題点を解消できる。また、このような従来技術3に係る面光源装置220は、複数の発光装置222からの光を重ね合わせることによって均一な面状照明とできることから、従来技術2の問題点をも解消できる。
ところで、従来技術3に係る面光源装置220は、隣り合う発光装置222からの光を重ね合わせて被照射面12に照射し、輝度が均一な面状照明となるよう、各発光装置222間の距離(ピッチP)、及び、基板9から拡散板91までの距離Lが決定されている(図8(イ)参照)。
したがって、従来技術3に係る面光源装置220は、図9(イ)に示すように、薄型化や軽量化を目的として基板8から拡散板91までの距離を短くすると、複数の発光装置222から出射した光を被照射面12において十分に重ね合わせることができない。その結果、図9(ハ)に示すように、発光素子7の拡散板91上における照明光の輝度は、発光素子7の直上付近ににおいて高くなるのに対して、隣り合う発光素子7の中間付近で低くなり、拡散板91上における照明光の輝度分布Bが十分均一とならない。
このような問題を解決するためには、発光装置222の単位面積当たりの配置個数を増加させ、各発光装置222間のピッチPを小さくすることで、隣り合う発光装置222からの光を被照射面12で十分に重ね合わせ、輝度を均一化した面状照明とすることが考えられる。
しかしながら、このような場合、発光装置222の個数が増加することで製品価格が高騰したり、消費電力が増加するといった問題を生じる。
そこで、本発明は、面光源装置及びこれを備えた表示装置の薄型化や軽量化を図る際に、発光装置の個数を増加させることなく拡散板上における照明光の輝度均一化を実現することで、製品価格の高騰、及び、消費電力の増加を抑えることが可能になる光束制御部材を提供することを目的とする。また、本発明は、このような光束制御部材を備えた発光装置、この発光装置を備えた面光源装置、及びこの面光源装置を備えた表示装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、発光素子7からの光を光束制御部材4を通して出射するようになっている発光装置3に関するものである(図1参照)。この発明において、前記光束制御部材4は、前記発光素子7からの光を入射させる光入射部41と、前記光入射部41から入射した光の出射を制御する光制御出射部42とを有している。そしてこの光制御出射部は、ここから出射されずに反射された光を、1回または複数回反射させることによって前記光入射部41へ導光し、この光制御出射部から光を射出するように機能する。
本発明は、発光素子からの光を、光束制御部材の光入射部,及び、光制御出射部の機能によって、高い効率で、発光素子の光軸Aから離れた方向に広範囲に拡げて出射させることができるため、面光源装置及びこれを備えた表示装置の薄型化や軽量化を図る際に、発光装置の個数を増加させずに光制御部材上における照明光の輝度を均一化させることができるために、製品価格を抑えることができ、消費電力の増加を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
(発光装置、面光源装置及び表示装置)
図1及び図2で、本実施形態に係る表示装置1及びこの表示装置1を構成する面光源装置2を示す。図1は、被照明部材(例えば、液晶表示パネル、広告パネル)11及び光制御部材9を除去した表示装置1の平面図(面光源装置2の平面図)である。図2は、図1のA1−A1線に沿って切断した表示装置1の断面図であり、発光装置3の基準光軸A1を含む断面図となっている。ここで、基準光軸A1とは、発光装置3から立体的に出射する光束の中心における光の進行方向をいう。なお、本実施形態においては、発光装置3の基準光軸A1と発光素子(例えば、LED)6の光軸A(発光素子7から立体的に出射する光束の中心における光の進行方向)とが一致する場合を例とするため、基準光軸A1を光軸Aと言い換えて説明を行う。また、本実施形態において、発光素子7には、LED及び封止部材によって封止されたLEDを含むものとする。
図1及び図2で、本実施形態に係る表示装置1及びこの表示装置1を構成する面光源装置2を示す。図1は、被照明部材(例えば、液晶表示パネル、広告パネル)11及び光制御部材9を除去した表示装置1の平面図(面光源装置2の平面図)である。図2は、図1のA1−A1線に沿って切断した表示装置1の断面図であり、発光装置3の基準光軸A1を含む断面図となっている。ここで、基準光軸A1とは、発光装置3から立体的に出射する光束の中心における光の進行方向をいう。なお、本実施形態においては、発光装置3の基準光軸A1と発光素子(例えば、LED)6の光軸A(発光素子7から立体的に出射する光束の中心における光の進行方向)とが一致する場合を例とするため、基準光軸A1を光軸Aと言い換えて説明を行う。また、本実施形態において、発光素子7には、LED及び封止部材によって封止されたLEDを含むものとする。
これらの図に示すように、本実施形態の表示装置1は、平面形状が四角形状の光制御部材9の裏面側(図2の下方側)に所定の間隔で配置される基板8と、この基板8上に所定の間隔(ピッチP)で複数配置された発光装置3と、光制御部材9の出射面側(光制御部材9の裏面側と反対の表面側であって、図2の上方側)に配置される被照明部材11と、を備えている。なお、本実施形態においては、基板8の上に反射シート81が重ねて配置され、発光装置3から基板8側に射出された光を反射シート81で反射し、光の利用効率をさらに高めている。ただし、基板8の表面が反射機能を有する場合には、反射シート81を省略してもよい。
また、本実施形態において、発光素子7一個に対して発光装置3一個を配置した光束制御部材4とで構成されている。
また、本実施形態において、基板8,発光装置3及び光制御部材9は、被照明部材11を面状に照明する面光源装置2を構成している。
また、本実施形態において、面光源装置2と被照明部材11とによって表示装置1が構成されている。
そして、本実施形態における光制御部材9は、光束制御部材4側に位置する拡散板91から構成される。この拡散板91は、発光装置3からの光が透過する際に拡散させる機能を有している。
なお、図3に示すように、発光素子7は、基板8に等間隔(ピッチP)で複数(3行3列のマトリックス状に合計9個)固定されているが、これに限定されるものではなく、基板8上に配置する個数の単位面積当たりの密度を部分毎に変えて配置したり、被照射面(図2に示す拡散板91の下面)15に照射される照明光の輝度を変化させてもよい。
(光束制御部材)
図4は、本実施形態に係る表示装置1を構成する光束制御部材4を示す図である。なお、図4(イ)が光束制御部材4の平面図であり、図4(ロ)が光束制御部材4の側面図であり、図4(ハ)が図4(イ)のA2−A2線に沿って切断して示す光束制御部材4の断面図であり、図4(ニ)が光束制御部材4の裏面図である。
図4は、本実施形態に係る表示装置1を構成する光束制御部材4を示す図である。なお、図4(イ)が光束制御部材4の平面図であり、図4(ロ)が光束制御部材4の側面図であり、図4(ハ)が図4(イ)のA2−A2線に沿って切断して示す光束制御部材4の断面図であり、図4(ニ)が光束制御部材4の裏面図である。
図4に示すように、光束制御部材4は、全体形状が略円板形状であり、その平面形状が円形形状であって、例えば、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)、PC(ポリカーボネート)、EP(エポキシ樹脂)等の透明樹脂材料や透明なガラスで形成されている。
そして、図4に示すように、この光束制御部材4は、前記発光素子7からの光を入射させる光入射部41と、前記光入射部41から入射した光の出射を制御する光制御出射部42とを有している。そしてこの光制御出射部は、ここから出射されずに反射された光を、1回または複数回反射させることによって再びこの光制御出射部42へ導光しここから光を射出する。
光入射部)
この光束制御部材4の光入射部41として機能する凹み411は、発光素子7に対向する面側(図4(ハ)の下方側)に形成されおり、発光素子7からの光を光束制御部材4の内部に入射させるようになっている。
この光束制御部材4の光入射部41として機能する凹み411は、発光素子7に対向する面側(図4(ハ)の下方側)に形成されおり、発光素子7からの光を光束制御部材4の内部に入射させるようになっている。
光入射面412は、発光素子7側(図4(ハ)の下方側)へ向かって開く略円錐形状の側面である。ここで、光入射部41としての形状を略円錐形状としたのは、母線が直線である側面で形作られる円錐形状の曲面はもちろん、側面が発光素子7側に向かって凸の曲面か又は発光素子7側に向かって凹の曲面で形作られる円錐に似た形状の曲面をも含ませるためである(図2及び図4参照)。なお、この光入射面411から光束制御部材4の内部に入射した発光素子7からの光が、光制御出射部42によって出射制御される光となる。
(光制御出射部)
光束制御部材4の光制御出射部42は、図4(ハ)に示すように、光制御出射面421、光制御出射面422、及び、光制御出射面423とから形成される。光制御出射面421は、略円錐形状の凹形状に形成されている。光制御出射面422は、光制御出射面421に連続して形成され、中心軸Aの周りに略円弧状の曲線を360度回転して形成される曲面形状である。ここで略円弧状の曲線としたのは、円弧はもちろん、線分、折れ線、及び、円弧に似た曲線を含ませるためである。光制御出射面423は、光制御出射面422、及び、光入射面412と連続して形成され、中心軸Aを中心とする略中空円盤形状である。なお、光制御出射面423を取り除いて、光制御出射面422と光入射面412とを直接連続して形成してもよい。光制御出射部42から出射しなかった光は、光制御出射面421、光制御出射面422、または、光制御出射面423のうちの1つまたは複数の面を1回または複数回反射し、最終的には、光束制御部材4を光入射面412から1度出て再び光入射面412から入射して光制御出射部42から出射する。
光束制御部材4の光制御出射部42は、図4(ハ)に示すように、光制御出射面421、光制御出射面422、及び、光制御出射面423とから形成される。光制御出射面421は、略円錐形状の凹形状に形成されている。光制御出射面422は、光制御出射面421に連続して形成され、中心軸Aの周りに略円弧状の曲線を360度回転して形成される曲面形状である。ここで略円弧状の曲線としたのは、円弧はもちろん、線分、折れ線、及び、円弧に似た曲線を含ませるためである。光制御出射面423は、光制御出射面422、及び、光入射面412と連続して形成され、中心軸Aを中心とする略中空円盤形状である。なお、光制御出射面423を取り除いて、光制御出射面422と光入射面412とを直接連続して形成してもよい。光制御出射部42から出射しなかった光は、光制御出射面421、光制御出射面422、または、光制御出射面423のうちの1つまたは複数の面を1回または複数回反射し、最終的には、光束制御部材4を光入射面412から1度出て再び光入射面412から入射して光制御出射部42から出射する。
(本実施形態の効果)
以上のように構成された面光源装置2において、光束制御部材4の光入射部41,及び、光制御出射部42の各機能が発揮されることにより、個々の発光装置3から出射されて拡散板91(光制御部材9)の被照射面12を照射する光の輝度分布(発光装置3の個別の輝度分布)は、図5(イ),(ロ)に示すように、図9に示した従来例と比較して、上底が広範囲にわたり平坦な台形形状になっており、発光素子7の光軸Aから離れた位置の輝度が高く、発光素子7の光軸Aから離れた位置での輝度の低下もなだらかである。しかも、本実施形態の面光源装置2は、図5(イ)に示すように、基板8と被照射面12との間隔がLからL/2へ短縮され、且つ、隣り合う発光装置3,3間のピッチが図9(イ)に示した従来例の面光源装置220と同様Pであるにもかかわらず、各発光装置3から出射した光が被照射面12で重ね合わされて、拡散板91上において照明光の輝度がほぼ均一の面状のとなる(図5(ハ)参照)。なお、図5(イ)において、B1〜B3の曲線は、それぞれの発光装置3からの光が重ね合わされることなく拡散板91の被照射面12に照射された場合の拡散板91上の輝度分布を示すものである。また、図5(ハ)において、Bで示す線は、複数の発光装置3からの光(例えば、B1〜B3)が拡散板91の被照射面15及び拡散板91内で重ね合わされた場合の拡散板91上の輝度分布を示すものであり、輝度分布がほぼ一定となっている。ここで、図5(ロ),(ハ)において、輝度比とは、図7に示した従来例における発光素子7の直上の拡散板91から出射された光の最高輝度(最も高い測定輝度)を1とした場合の相対輝度をいう。また、図7に示す従来の面光源装置210及び図8および図9に示した従来の面光源装置220において、本実施形態の面光源装置2と同一の構成部分には、本実施形態の面光源装置2と同一の符号を付してある。
以上のように構成された面光源装置2において、光束制御部材4の光入射部41,及び、光制御出射部42の各機能が発揮されることにより、個々の発光装置3から出射されて拡散板91(光制御部材9)の被照射面12を照射する光の輝度分布(発光装置3の個別の輝度分布)は、図5(イ),(ロ)に示すように、図9に示した従来例と比較して、上底が広範囲にわたり平坦な台形形状になっており、発光素子7の光軸Aから離れた位置の輝度が高く、発光素子7の光軸Aから離れた位置での輝度の低下もなだらかである。しかも、本実施形態の面光源装置2は、図5(イ)に示すように、基板8と被照射面12との間隔がLからL/2へ短縮され、且つ、隣り合う発光装置3,3間のピッチが図9(イ)に示した従来例の面光源装置220と同様Pであるにもかかわらず、各発光装置3から出射した光が被照射面12で重ね合わされて、拡散板91上において照明光の輝度がほぼ均一の面状のとなる(図5(ハ)参照)。なお、図5(イ)において、B1〜B3の曲線は、それぞれの発光装置3からの光が重ね合わされることなく拡散板91の被照射面12に照射された場合の拡散板91上の輝度分布を示すものである。また、図5(ハ)において、Bで示す線は、複数の発光装置3からの光(例えば、B1〜B3)が拡散板91の被照射面15及び拡散板91内で重ね合わされた場合の拡散板91上の輝度分布を示すものであり、輝度分布がほぼ一定となっている。ここで、図5(ロ),(ハ)において、輝度比とは、図7に示した従来例における発光素子7の直上の拡散板91から出射された光の最高輝度(最も高い測定輝度)を1とした場合の相対輝度をいう。また、図7に示す従来の面光源装置210及び図8および図9に示した従来の面光源装置220において、本実施形態の面光源装置2と同一の構成部分には、本実施形態の面光源装置2と同一の符号を付してある。
本実施形態に係る面光源装置2を使用した表示装置1は、薄型化や軽量化を図った場合にも、光制御部材9から出射した光を被照明部材11に面状に照射する場合にその輝度を均一化でき、被照明部材11の画像表示品質を向上できる。
これに対し、図9(イ)に示した従来例の面光源装置220は、各発光装置222から出射した光が被照射面12で十分に重ね合わせることができず、発光素子7の光軸Aの直上付近の拡散板91上における照明光の輝度が高くなり、発光装置222,222間の拡散板91上における照明光の輝度が低くなるため、拡散板91上における照明光の輝度が十分均一とならない(図9(c)参照)。
その結果、本実施形態に係る面光源装置2を使用した表示装置1は、薄型化や軽量化を図る際に、発光装置3の個数を増加させずに拡散板91上における照明光の輝度を均一化でき、製品価格を抑え、消費電力の増加を抑えることができる。
(変形例1)
光束制御部材4の平面形状は、前記実施形態に例示した円形形状や、n回対称(中心軸Aの周りに(360/n)度回転すると自らと重なる。ここで、nは2以上の整数)の形状に限定するものではなく、回転対称性のない形状に形成してもよい。
光束制御部材4の平面形状は、前記実施形態に例示した円形形状や、n回対称(中心軸Aの周りに(360/n)度回転すると自らと重なる。ここで、nは2以上の整数)の形状に限定するものではなく、回転対称性のない形状に形成してもよい。
本発明に係る発光装置3は、液晶テレビや、その他の液晶表示装置、広告板等を背面側から面状に照明する面光源装置の光源等として広く使用することが可能である。また、本発明に係る発光装置3は、広告板等を表面側から照明する照明装置として使用することができる。また、本発明に係る発光装置3は、電球の代わりに室内灯等として単独で使用することが可能である。
1……表示装置、2……面光源装置、11……被照明部材、9……光制御部材、3……発光装置、7……発光素子(例えばLED)、8……基板、4……光束制御部材、41……光入射部、411……凹み、412……光入射面、42……光制御出射部、421……光制御出射面1、422……光制御出射面2、423……光制御出射面3
Claims (4)
- 発光素子からの光を光束制御部材を通して出射するようになっている発光装置において、前記光束制御部材は、前記発光素子からの光を入射させる光入射部と、前記光入射部から入射した光のうち前記発光素子の光軸から所定範囲内の光の出射を制御する光制御出射部と、を備え、前記光入射部は、前記発光素子に一対一で対応する略円錐形状の凹みであり、前記発光素子からの光を前記発光素子の光軸から離れる方向へ偏向させて入射させる光入射面を有し、前記光制御出射部は、前記光束制御部材を前記発光素子の前記光軸を含んで断面として見た場合に、前記発光素子の前記光軸から遠ざかる方向に凸の略円弧状である光制御出射面を有し、前記光入射面から入射した光のうち、前記光制御出射部から出射されずに前記光束制御部材内部へ反射された光を、1回または複数回反射させて前記光制御出射部から出射させるよう形成された、ことを特徴とする発光装置。
- 前記光制御出射面は、前記発光素子の前記光軸の周りに前記発光素子の前記光軸から遠ざかる方向に凸の略円弧状の曲線を360度回転して形成される曲面形状である請求項1記載の発光装置。
- 前記光制御出射面は、前記発光素子の前記光軸の周りにn回対称(前記光軸の周りに(360/n)度回転すると自らと重なる。ここで、nは2以上の整数)の曲面形状である請求項1記載の発光装置。
- 前記光制御出射面は、その平面形状は、前記発光素子の前記光軸の周りに回転対称でない多角形形状である請求項1記載の発光装置。
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2012
- 2012-03-23 JP JP2012068154A patent/JP2013201243A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101604666B1 (ko) | 2014-08-19 | 2016-03-21 | 주식회사 에이치엘옵틱스 | 직하 백라이트유닛 확산 렌즈 |
KR101604667B1 (ko) | 2014-08-19 | 2016-03-21 | 주식회사 에이치엘옵틱스 | 직하 백라이트유닛 확산 렌즈 |
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