JP2002244001A - 海底光ケーブルの引留め装置 - Google Patents

海底光ケーブルの引留め装置

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JP2002244001A
JP2002244001A JP2001039707A JP2001039707A JP2002244001A JP 2002244001 A JP2002244001 A JP 2002244001A JP 2001039707 A JP2001039707 A JP 2001039707A JP 2001039707 A JP2001039707 A JP 2001039707A JP 2002244001 A JP2002244001 A JP 2002244001A
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tapered
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Rokuro Morikawa
緑郎 森川
Kimiyuki Tominaga
公之 冨永
Kido Sakaguchi
希土 坂口
Makoto Sugata
諒 菅田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海底光ケーブルの抗張力体の引留め装置の把
持力を確保する。 【解決手段】 海底光ケーブル50の耐圧層2を形成す
る複数の分割個片(2a、2b、2c)又は鋼線と、及
び、抗張力線層3を形成する複数の鋼線(3a、3b、
・・・)からなる抗張力体9を引留めるのに、図2の斜
視図に省略して少数の部材を示すように、抗張力体9を
アンカーディスク11の内テーパー面11aに拡げて配
置し、外周部にテーパーコーン12を取付けたテーパー
ピン13を圧入して、アンカーディスク11とテーパー
コーン12で抗張力体9を把持して引き留める。また
は、抗張力体9をテーパーコーン12とテーパーピン1
3で把持して引き留める。テーパーコーン12の硬度を
アンカーディスク11やテーパーピン13及び抗張力体
9の硬度より低くして、テーパーコーン12を塑性変形
させ、抗張力体9との接触面積を増加させて、ケーブル
の破断強度と同等の把持力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海底に布設された
光ファイバを通信線路とする海底光ケーブル引留め装置
に係わり、特に分割個片と抗張力線の両者を引留める際
に有効な海底光ケーブルの引留装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを伝送路とした海底光ケーブ
ルの構造としては、例えば図5に示すものが用いられて
いる。図5は海底光ケーブルの構造を模式的な斜視図で
示している。中心部分はタイト型の光ファイバユニット
1で、複数本の光ファイバ心線1aを撚り合わせた集合
体を紫外線硬化型合成樹脂(例えば、紫外線硬化ウレタ
ン)、あるいは熱可塑性合成樹脂によって固めたもので
ある。なお、上記のタイト型に代わってルースチューブ
型ユニットが使用されることもある。
【0003】2は前記光ファイバユニット1を水圧から
保護するための耐圧層で、断面が扇形の分割個片(2
a、2b、2c)を3個縦沿えして組み合わせて使用し
ている。3はケーブルに加わる引張力に十分対応できる
ように、主として鋼線で形成される複数の抗張力線(3
a、3b、3c、・・・)を撚り合わせて構成した抗張
力線層3で図では1層とされている。この抗張力線層3
は1層または多層構造とされ、ケーブルの布設時の負荷
に十分耐える抗張力を付加し、かつ、障害に対してケー
ブルを保護する。4は前記抗張力線層3の結束と気密を
保ち、中継器への給電路となる金属チューブ層で、通
常、銅またはアルミ等からなる金属テープを縦添え溶接
して縮径し、チューブ状に形成したものである。また、
5及び6は海水との絶縁及び機械的保護を目的とするポ
リエチレン等で形成する絶縁シース層である。なお、図
では扇形断面の分割個片(2a、2b、2c)で耐圧層
を形成しているが、複数の鋼線を撚り合わせて耐圧層を
形成する場合もある。
【0004】海底光ケーブルは通常、大陸と大陸間、ま
たは大陸と島の間に布設されるため、伝送された信号を
中継する中継器を介して長尺のケーブルが海底に布設さ
れるので、複数個所で長尺のケーブル同士の接続を行う
必要があるが、この種の海底光ケーブルは、深海での布
設・回収に十分耐えるように、抗張力線層3を構成する
抗張力線(3a、3b、3c・・・)及び耐圧層2を構
成する分割個片(2a、2b、2c)又は鋼線からなる
抗張力体9を強固に固定して、ケーブルを光学的、電気
的、かつ機械的に強固に引留める必要がある。
【0005】このようなケーブル引留め装置は、海底光
ケーブルの端末に取り付けられるケーブルカップリング
(CPL)内等に収容される。ケーブルカップリング内
は機械特性、ハンドリング等を考慮した小型とする必要
があるので、ケーブル抗張力線の引留め装置も小型であ
ることが要求される。
【0006】そこで、従来用いられた方法を、図6を参
照して説明する。図6(a)は引留め装置を光ファイバ
ケーブルの軸線を含む面で切断した断面図で、テーパー
ピン63圧入前の分解図として示されている。(b)は
テーパーピン63をアンカーディスク61に圧入してケ
ーブルの抗張力体を引留めた状態を、ケーブル軸線に垂
直な断面図としたものである。
【0007】図(b)に示すように、内部に円錐形状の
空洞部とされた内テーパー面61aを持つアンカーディ
スク61と、外周面がテーパー面とされたテーパーピン
63の間に、抗張力線層3の抗張力線(3a、3b、3
c・・・)と分割個片(2a、・・・)を挟み込んで、
摩擦力により引留める構造が取られる。一般に、ケーブ
ルの半径方向の分割個片の厚さと抗張力線の直径が異な
るので、ほぼ等間隔に、テーパーピン63のテーパー面
に分割個片の内側部の形状と同一形状の3個の溝(63
b、63b、63b)を形成し、分割個片(2a、・・
・)を落とし込み寸法差を吸収している。なお、光ファ
イバユニット1はテーパーピン63の中心に開けられた
貫通孔63aを挿通して導かれる。
【0008】そして、3本に拡げた分割個片(2a、2
b、2c)のそれぞれを上記の溝(63b、63b、6
3b)にはめ込んだ後、テーパーピンをアンカーディス
ク61の内テーパー面61aに挿入し、抗張力線(3
a、3b、3c・・・)を内テーパー面61aとテーパ
ーピン63の間に挟み、テーパーピン63をフランジ6
4を介して油圧等で押し込んで、図示しない固定ナット
をアンカーディスク61に螺合させ、テーパーピン63
の位置を保持する。
【0009】別の固定方法として、引留め部の断面を示
す図7(a)に示すようにテーパーピン63Aを低硬度
の材質として、溝加工を施さずに使用することも考えら
れる。分割個片(2a、2b、2c)及び抗張力線(3
a、3b、3c・・・)をテーパーピン63Aとアンカ
ーディスク61で挟み込み、テーパーピンの外径に塑性
変形を生じさせ、分割個片(2a、2b、2c)をテー
パーピン63Aに食い込ませる。同様に、塑性変形によ
り、抗張力線もある程度テーパーピンに食い込ませても
よい。
【0010】或いは、引留め部の断面を示す図7(b)
のように、テーパーピン63の周りに抗張力線(3a、
3b、3c・・・)と分割個片(2a、2b、2c)を
配置して、これらを周囲から比較的軟質材料で形成され
た把持金属66で包み込み、白抜き矢印に示すように、
把持金属66の外側から複数方向に特殊のカシメ機械で
加圧して把持金属66を変形させて、把持金属66とテ
ーパーピン63、抗張力線(3a、3b、3c・・・)
および分割個片(2a、2b、2c)との接触面積を増
やし、相互の摩擦力を増加して引留める工法が用いられ
ることもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、引留め装置
としては、抗張力線と分割個片のそれぞれの抗張力に相
応した、バランスのとれた摩擦力を発生させ、ケーブル
に加わる外力の許容限度を高めることが要求される。こ
のために、テーパーピンに分割個片内側に相当する形状
の溝を付ける方法では、抗張力線の外径、分割個片の断
面形状、テーパーピンの溝形状に高い精度が要求され、
部品価格の上昇、精度管理に要する費用等コスト増加の
要因となる。また、テーパーピンに分割個片内側に相当
する形状の溝を付けるために、専用の加工装置が必要
で、テーパーピンの製造コストの上昇となり、好ましく
ない。更に、現場でこの溝に分割個片を収める工程では
作業者の熟練が要求され、作業時間も増加する欠点を持
つ。
【0012】また、テーパーピンに溝加工を施さずに塑
性変形を生じさせて、分割個片と抗張力線の寸法差を解
消する方法では、テーパーピンの全体に塑性変形が分散
発生し、抗張力線と分割個片の各々に最適な把持力を発
生するのは困難である。また、塑性変形がテーパーピン
の中央部まで達し、中央穴に挿通された光ファイバユニ
ットを圧迫し、損傷を与えることも懸念される。
【0013】更に、軟質の把持金属の外側からかしめる
方法も、特殊のカシメ機械が必要なことと、複数の方向
から圧力を印可するために、抗張力体個々に均一接触圧
力を得ることが難しく、引留め力のバラツキが生じやす
い。この方法も引留め作業に熟練度が求められ、作業時
間も増加し、全体的に作業性が悪い。
【0014】本発明は、ケーブルの引留め工事が容易で
作業時間も掛からず、且つ、テーパーピンの溝や把持金
属のカシメに高価な専用機を必要としないことを目的と
して考案された。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するためになされたもので、少なくとも1本の光フ
ァイバを挿通し、抗張力線層及び耐圧層を構成する抗張
力体を備えた海底光ケーブルのこの抗張力体を把持して
引き留める引留め装置であって、内テーパー面が形成さ
れているアンカーディスクと、このアンカーディスクの
内テーパー面に圧入することができる外テーパー面を持
った円錐台状のテーパーピンと、テーパーピンの前記外
テーパー面に沿うように取り付けられた中空円錐台状の
テーパーコーンとを備え、アンカーディスクの内テーパ
ー面に抗張力体を配置した後、テーパーコーンを取り付
けたテーパーピンをアンカーディスクの内テーパー面に
圧入して、アンカーディスクの内テーパー面とテーパー
コーンの外テーパー面を引留め面として、この両該引留
め面により抗張力体を把持して引留める海底光ケーブル
の引留め装置を提供する。
【0016】上記の海底光ケーブルの耐圧層を形成する
部材は、複数個の分割個片で構成されてもよく、さら
に、耐圧層を形成する部材は、少なくとも1種類の線径
を持つ、複数本の鋼線で構成されても良いことが説明さ
れている。
【0017】また、光ファイバの抗張力体を把持する位
置を変え、テーパーコーンの内テーパー面の引留め面
と、テーパーピン外周面の外テーパー面の引留め面とで
海底光ファイバの抗張力体を把持する方法も提供する。
即ち、少なくとも1本の光ファイバを挿通し、抗張力線
層及び耐圧層を構成する抗張力体を備えた海底光ケーブ
ルの前記抗張力体を把持して引き留める引留め装置であ
って、内テーパー面が形成されているアンカーディスク
と、アンカーディスクの内テーパー面に沿うように取り
付けられた中空円錐台状のテーパーコーンと、テーパー
コーンの内テーパー面に圧入することができる外テーパ
ー面を持った円錐台状のテーパーピンとを備え、テーパ
ーコーンの内テーパー面に抗張力体を配置した後、テー
パーピンをテーパーコーンの内テーパー面に圧入して、
テーパーコーンの内テーパー面とテーパーピンの外テー
パー面を引留め面として、この両引留め面により抗張力
体を把持して引留める海底光ケーブルの引留め装置を提
供する。そして、この海底光ケーブルも、海底光ケーブ
ルの耐圧層を形成する部材は、複数個の分割個片で構成
されてもよく、さらに、耐圧層を形成する部材は、少な
くとも1種類の線径を持つ、複数本の鋼線で構成されて
も良い。
【0018】さらに、上記2種類の海底光ケーブルに対
し、アンカーディスクとテーパーピンの硬度よりも、前
記テーパーコーンの硬度を低くし、さらにまた、海底光
ケーブルの抗張力体の硬度よりも、テーパーコーンの硬
度を低くした海底光ケーブルの引留め装置を提供する。
【0019】テーパー状に形成された硬度の低いテーパ
ーコーンを塑性変形させて、外形の異なる抗張力線と分
割個片との接触面積を増加させて抗張力体を均等に把持
するので、光ファイバケーブルの破断張力に近い把持力
を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の実施の
形態である海底光ケーブルの引留め装置が収納されるケ
ーブル接続装置の1例を説明する。引留め装置を収納す
るケーブル接続装置としては、ケーブルとケーブルの接
続をするジョイントボックスJB(joint box )、ケーブ
ルと中継器の接続用のケーブルカップリングCPL(cab
le coupling)、ケーブルの端末を一時放置するとき使用
されるエンドボックスEB(endbox )等があるが、図1
ではジョイントボックスに適用した例を示している。な
お、この3者に使用される引留め装置は殆ど同一の構造
を持っている。また、本引留め装置に接続される海底光
ケーブルは、1例として図5に示された、抗張力体9と
して複数の抗張力線(3a、3b、3c・・・)と3個
の分割個片(2a、2b、2c)を持つケーブルとして
いる。
【0021】図1は本実施の形態とされるジョイントボ
ックス30の概略構成を示した図である。この図1
(a)はジョイントボックス30の外観図、同図(b)
は同図(a)の破線の円内をケーブル軸線を含む面で切
断した断面図としてある。ジョイントボックス30は、
海底光ケーブル50a、50bを機械的、電気的、及び
光学的に接続するものであり、その外周は図1(a)に
示すように金属等からなるカバー36により覆われて保
護されている。海底光ケーブル50a、50bが引き込
まれるジョイントボックス30の両端には、それぞれゴ
ム製のブーツ40、40が取り付けられており、例えば
布設時に受ける屈曲等からケーブルを保護するようにし
ている。
【0022】図1(b)にジョイントボックスの内部構
造を示す。この図で33は光ケーブル50a、50bの
端部に対して加わる負荷を軽減するためのプロテクタ、
35は後述する引留め部10の筐体に相当するアンカー
ディスク11を耐圧シリンダ38に取り付けるビス、3
7は耐圧シリンダ38を電気的に絶縁するための絶縁体
である。
【0023】耐圧シリンダ38は、その内部に収納され
る光ファイバの接続部20を水圧や屈曲等の外力から保
護すると共に、接続する光ケーブル50a、50b相互
の張力の伝達や給電路の電気的な接続を行っている。こ
のため、耐圧シリンダ38は高強度の金属により形成さ
れ、その周囲が絶縁体37により覆われている。そし
て、この絶縁体37の外周囲に金属製のカバー36が取
り付けられることになる。
【0024】10は光ケーブル50a、50bを機械的
に接続するために、各光ケーブル50a、50bを引留
める引留め部である。引留め部10はアンカーディスク
11、図示しないテーパーコーン、テーパーピン13、
フランジ14及びクランプナット15等により構成さ
れ、それぞれの光ケーブル50a、50bの抗張力体9
を引留め、各引留め部10、10のアンカーディスク1
1、11に加わる張力を耐圧シリンダ38を介して他方
の光ケーブル50b、50aに伝達するようになされて
いる。
【0025】20は光ケーブル50a、50bの電気
的、光学的な接続を行う接続部であり、光ファイバの光
学的な接続は、耐圧シリンダ38の内部で行われる。従
って、耐圧シリンダ38内に光ファイバを接続する際必
要な、光ファイバの余長を収納することのできるファイ
バ余長収納体39が設けられている。このファイバ余長
収納体39はファイバ余長により損失増加を起こさない
ように、また、長期信頼性を損なわないように、例えば
光ファイバの余長を巻き付けて収納するようにされてい
る。また、光ファイバ50a、50bの給電路の接続
は、上述したように金属により形成されている耐圧シリ
ンダ3の容器を介して行われる。
【0026】ジョイントボックス30内の引留め部10
の構造を図2〜図3に示す。図2は引留め部の分解斜視
図で、数点の部材はその一部を破断して内部の構造を示
している。図3(a)はケーブル軸線を通る平面で破断
した断面図、(b)は、同図(a)のAA線によるケー
ブル軸線に垂直な断面図である。これらの図に示すよう
に、引留め部10を構成するアンカーディスク11には
その内部に円錐状の内テーパー面11aが形成されてお
り、その頂点方向から海底光ケーブル50が引き込まれ
ている。アンカーディスク11は比較的硬い、例えば中
〜高炭素鋼と同等以上の硬度を有する金属によって形成
されている。海底光ケーブルの抗張力体9はアンカーデ
ィスク11の内テーパー面11aに広げて配置される。
なお、図では抗張力体9を構成する複数の抗張力線(3
a、3b、3c・・・)と3個の分割個片(2a、2
b、2c)の代表例を描き、他を省略している。
【0027】テーパーコーン12は、図示するように、
後述するテーパーピン13の外周面のテーパー面13a
に取り付けられ、アンカーディスク11の内テーパー面
11aと共に、光ケーブル50の抗張力体9を構成する
複数の抗張力線(3a、3b、3c・・・)と3個の分
割個片(2a、2b、2c)を引留めるようになされて
いる。テーパーコーン12の外周面はアンカーディスク
11の内テーパー面11aとほぼ同様のテーパーを有す
る外テーパー面12aとされ、内部が中空の中空円錐台
とされ、その材質は引留め部10の他の金属部位や光ケ
ーブルの抗張力線(3a、3b、3c・・・)や分割個
片(2a、2b、2c)と同等以下の硬度の金属(例え
ば低炭素鋼)によって形成されている。テーパーコーン
12の内周側の円錐面は、後述するテーパーピン13の
外周面のテーパー面13bとほぼ同様な内テーパー面1
2bとされている。
【0028】テーパーピン13は、図示しない専用の挿
入装置等によりアンカーディスク11の内テーパー面1
1aに圧入され、アンカーディスク11の内テーパー面
11aの内面に配置された抗張力線(3a、3b、3c
・・・)と分割個片(2a、2b、2c)をテーパーコ
ーン12を介して引留めるようになされている。テーパ
ーピン13の外周面は、上記アンカーディスク11の内
面部のテーパー面とほぼ等しい傾きの円錐台状の外テー
パー面13aとされ、その材質はアンカーディスク11
と同等の金属(例えば中〜高炭素鋼)とされている。ま
た、テーパーピン13の中心部には、アンカーディスク
11内に引き込まれ、分離された光ケーブル50の光フ
ァイバユニット1を耐圧シリンダ38内に引き込むため
の貫通孔13cが形成されている。
【0029】テーパーピン13の圧入は間接的にフラン
ジ14の左側を加圧して行われる。これは、テーパーピ
ン13をアンカーディスク11の内テーパー面11aの
所定位置まで圧入する際の大きい圧力を、フランジ14
を介することによりテーパーピン13の左端部全面に均
一に分散するためである。また、上記テーパーピン13
と同様に、このフランジ14の中央部にも光ファイバユ
ニット1を耐圧シリンダ38内に引き込むための貫通孔
14cが形成されている。
【0030】袋ナット状のクランプナット15は、テー
パーピン13をアンカーディスク11の所定位置まで圧
入後に、テーパーピン13の位置を固定できるようにな
されている。このため、クランプナット15の内周部に
雌ねじ15bが形成され、アンカーディスク11の外縁
に形成されている雄ねじ11bに、この雌ねじ15bを
螺入して、クランプナット15をアンカーディスク11
に取付け、フランジ14を介してテーパーピン13の位
置を固定する。また、クランプナット15の中央部にも
光ファイバユニット1を耐圧シリンダ38内に引き込む
ための貫通孔15cが形成されている。
【0031】このような構造とされている引留め部10
は、既に述べたように、アンカーディスク11の内テー
パー面11aに海底光ケーブル50から分離した複数の
抗張力線(3a、3b・・・)と3個の分割個片(2
a、2b、2c)からなる抗張力体9が配置される。そ
してテーパーピン13のテーパー面13aにテーパーコ
ーン12の内テーパー面12bを沿わせて取り付けた
後、フランジ14を介してテーパーピン13を内テーパ
ー面11aの所定位置まで圧入し、クランプナット15
をアンカーディスク11に取付け、テーパーピン13を
フランジ14と共に固定するようになされている。
【0032】この結果、図3(a)に示すように、光ケ
ーブル50の抗張力体9は、アンカーディスク11の内
周部の内テーパー面11aの引留め面と、テーパーピン
13の外周面に取り付けられたテーパーコーン12の外
周部の外テーパー面12aの引留め面との両引留め面1
6により挟持されて引留められることになる。
【0033】図3(b)は、図3(a)に示すAA線で
切断した引留め部10の断面図である。この図3(b)
に示すように、アンカーディスク11の内テーパー面1
1aにテーパーピン13を所定位置まで圧入すると、テ
ーパーコーン12が塑性変形を生じ、抗張力体9のそれ
ぞれの構成部材との接触面積が拡大している。これは、
テーパーピン13に印加された圧入力がテーパーコーン
12を介して抗張力体9に伝達され、テーパーコーン1
2は抗張力体9の反力として圧縮力を受ける。そして、
テーパーコーン12を構成する材質の硬度は、他の引留
め部材であるアンカーディスク11及びテーパーピン1
3や、海底光ケーブルの抗張力体9の硬度より同等以下
と低くされているので、テーパーコーン12が大きな塑
性変形を起こすことによる。
【0034】ところで、海底光ケーブルに作用する張力
は、抗張力体9を引留め面16から引き抜くように働
く。即ち、このケーブルの張力は引留め面16に平行な
剪断力と考えられ、当然、引留め部10の把持力はこの
剪断力即ちケーブルの張力と等しくなる。この剪断力を
引留め面16と抗張力体9の接触面積で除した剪断応力
が引留め部10や海底光ケーブルの抗張力体9を構成す
る部材が破断しない範囲に止める必要がある。前述のよ
うに、この把持力は海底光ケーブルの破断張力に等しい
程の大きな値が期待されるので、引留め面16と抗張力
体9との接触面積が十分大きくなければならない。
【0035】本例の海底光ケーブルのように、抗張力体
の形状がそれぞれ異なっている場合でも、硬度の小さい
テーパーコーン12を挿入することで、テーパーコーン
12の塑性変形により引留め面と抗張力体9の接触面積
が増加し、引留め部10の把持能力が増加される。更に
抗張力体9の個々の部材に相応した接触面積が得られる
ことも大きな特徴となる。実際にこの形式を採用した場
合、各抗張力体個々の把持力は各抗張力体の破断張力と
ほぼ等しくなることが判明した。即ち、光ケーブル50
の抗張力体全体では海底光ケーブル50の破断張力とほ
ぼ等しい把持力が得られる。
【0036】以上の説明は、テーパーコーン12が、テ
ーパーピン13の外周面に取り付けられ、アンカーディ
スク11の内テーパー面11aとテーパーコーン12の
外周面を引留め面として抗張力体を挟持する、内部テー
パーコーン方式と称する形式で行ったが、図4に示すよ
うに、アンカーディスク11の内テーパー面11aにテ
ーパーコーン12を取付け、テーパーコーン12の内周
面とテーパーピン13の外周面を引留め面16として抗
張力体9を把持することもできる。
【0037】図4はアンカーディスク11の内テーパー
面11aにテーパーコーン12を取付けた状態を示し、
図4(a)はケーブル軸線を通る平面で破断した断面
図、(b)は、同図(a)のAA線によるケーブル軸線
に垂直な断面図である。この場合の引留め面は、アンカ
ーディスク11の内テーパー面11aに取り付けられた
テーパーコーン12の内周面12bと、テーパーピン1
3の外周面13aとになり、光ケーブル50の抗張力体
9は、アンカーディスク11の内テーパー面11aに取
り付けられたテーパーコーン12の内周面12bとテー
パーピン13の外周面13aとの両引留め面により挟持
されて引き留められることになる。
【0038】他の部材より硬度の小さいテーパーコーン
12の塑性変形により引留め面と抗張力体の接触面積が
増加し、把持力が増加するのは前例と同様で、前例同様
の海底光ケーブル50の破断張力とほぼ等しい把持力が
期待できる。
【0039】なお、本実施の形態で説明したアンカーデ
ィスク11やテーパーコーン12、テーパーピン13等
の材質や形状はあくまでも一例であり、これに限定され
るものではない。また、本引留め構造は初めにも述べた
ようにケーブル接続装置の中のジョイントボックスのみ
でなく、ケーブルカップリング、エンドボックス等ケー
ブルの端末を引き留める必要のある装置に渡って適用可
能である。また、ケーブルの抗張力体の構成も上記の形
式のみでなく、各種の構成部材を持つケーブルに応用が
できるものである。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の引留め構
造は海底光ケーブルの抗張力体を簡単なテーパー面同士
による引留め面で把持するにも係わらず、引留めに使用
される3部品の硬度の差を利用して、引留め面と海底光
ケーブルの抗張力体との接触面積を増加させ、抗張力体
全体で海底光ケーブルの破断張力とほぼ等しい把持力が
得られる。
【0041】実際の引留め作業時にも、熟練を要せず、
作業時間の短縮も図れる等、作業時のコストダウンの効
果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の海底光ケーブルの引留め
構造が適用されるジョイントボックスの概略の内部構造
を示す投影図である。
【図2】引留め部の構成部材を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の引留め部が海底光ケーブルの抗張力体
を引き留めた状態を、断面図として示した模式的な説明
図である。
【図4】図3と異なる引留め面で海底光ケーブルの抗張
力体を引き留めた状態を、断面図として示した模式的な
説明図である。
【図5】抗張力線と分割個片を用いた海底光ケーブルの
構成を示す斜視図である。
【図6】図5に示した海底光ケーブルの抗張力体の引留
め部を説明する模式図である。
【図7】図6と異なる引留め構造を説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
50、50a、50b 海底光ケーブル、1 光ファイ
バユニット、1a 光ファイバ心線、2 耐圧層、2
a、2b、2c 分割個片、3 抗張力線層、3a、3
b・・・ 鋼線(抗張力線)、4 金属チューブ層、
5、6 絶縁シース層、7、8 コンパウンド、9 抗
張力体(2および3の総称) 10 引留め部、11 アンカーディスク、11a 内
テーパー面、11b 雄ねじ、12 テーパーコーン、
12a 外テーパー面、12b 内テーパー面、13
テーパーピン、 13a テーパー面、13c 貫通
孔、14 フランジ、14c 貫通孔、15 クランプ
ナット、15b 雌ねじ、15c 貫通孔、16 引留
め面、17 引留め部材(11、12、13の総称)、
20 接続部、30 ジョイントボックス、33 プロ
テクタ、34 モールド、35 ビス、36 カバー、
37 絶縁体、38 耐圧シリンダ、39 ファイバ余
長収納体、40 ブーツ、61 アンカーディスク、6
1a 内テーパー面(テーパー穴)、63、63Aテー
パーピン、63a 貫通孔、63b 溝、64 フラン
ジ、66 把持金属、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月8日(2001.3.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】20は光ケーブル50a、50bの電気
的、光学的な接続を行う接続部であり、光ファイバの光
学的な接続は、耐圧シリンダ38の内部で行われる。従
って、耐圧シリンダ38内に光ファイバを接続する際必
要な、光ファイバの余長を収納することのできるファイ
バ余長収納体39が設けられている。このファイバ余長
収納体39はファイバ余長により損失増加を起こさない
ように、また、長期信頼性を損なわないように、例えば
光ファイバの余長を巻き付けて収納するようにされてい
る。また、光ファイバ50a、50bの給電路の接続
は、上述したように金属により形成されている耐圧シリ
ンダ38の容器を介して行われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 希土 東京都港区芝浦1丁目2番1号 株式会社 オーシーシー内 (72)発明者 菅田 諒 東京都港区芝浦1丁目2番1号 株式会社 オーシーシー内 Fターム(参考) 2H038 CA67 5G369 AA10 BA02 BB02 CB04 5G375 AA14 AA18 CD04 CD07 EA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1本の光ファイバを挿通し、
    抗張力線層及び耐圧層を構成する抗張力体を備えた海底
    光ケーブルの前記抗張力体を把持して引き留める引留め
    装置であって、 内テーパー面が形成されているアンカーディスクと、 該アンカーディスクの前記内テーパー面に圧入すること
    ができる外テーパー面を持った円錐台状のテーパーピン
    と、 該テーパーピンの前記外テーパー面に沿うように取り付
    けられた中空円錐台状のテーパーコーンとを備え、 前記アンカーディスクの前記内テーパー面に前記抗張力
    体を配置した後、 前記テーパーコーンを取り付けた前記テーパーピンを前
    記アンカーディスクの前記内テーパー面に圧入して、前
    記アンカーディスクの前記内テーパー面と前記テーパー
    コーンの前記外テーパー面を引留め面として、この両該
    引留め面により前記抗張力体を把持して引留めることを
    特徴とする海底光ケーブルの引留め装置。
  2. 【請求項2】 前記耐圧層を形成する部材は、複数個の
    分割個片であることを特徴とする請求項1に記載の海底
    光ケーブルの引留め装置。
  3. 【請求項3】 前記耐圧層を形成する部材は、少なくと
    も1種類の線径を持つ、複数本の鋼線であることを特徴
    とする請求項1に記載の海底光ケーブルの引留め装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1本の光ファイバを挿通し、
    抗張力線層及び耐圧層を構成する抗張力体を備えた海底
    光ケーブルの前記抗張力体を把持して引き留める引留め
    装置であって、 内テーパー面が形成されているアンカーディスクと、 該アンカーディスクの前記内テーパー面に沿うように取
    り付けられた中空円錐台状のテーパーコーンと、 前記テーパーコーンの内テーパー面に圧入することがで
    きる外テーパー面を持った円錐台状のテーパーピンとを
    備え、 前記テーパーコーンの前記内テーパー面に前記抗張力体
    を配置した後、 前記テーパーピンを前記テーパーコーンの前記内テーパ
    ー面に圧入して、前記テーパーコーンの前記内テーパー
    面と前記テーパーピンの前記外テーパー面を引留め面と
    して、この両該引留め面により前記抗張力体を把持して
    引留めることを特徴とする海底光ケーブルの引留め装
    置。
  5. 【請求項5】 前記耐圧層を形成する部材は、複数個の
    分割個片であることを特徴とする請求項4に記載の海底
    光ケーブルの引留め装置。
  6. 【請求項6】 前記耐圧層を形成する部材は、少なくと
    も1種類の線径を持つ、複数本の鋼線であることを特徴
    とする請求項4に記載の海底光ケーブルの引留め装置。
  7. 【請求項7】 前記アンカーディスクと前記テーパーピ
    ンの硬度よりも、前記テーパーコーンの硬度を低くした
    ことを特徴とする請求項1及び請求項4に記載の海底光
    ケーブルの引留め装置。
  8. 【請求項8】 前記海底光ケーブルの前記抗張力体の硬
    度よりも、前記テーパーコーンの硬度を低くしたことを
    特徴とする請求項1及び請求項4に記載の海底光ケーブ
    ルの引留め装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006097972A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fujitsu Limited 海底中継装置のフィードスルー及び海底中継装置
WO2023205111A1 (en) * 2022-04-18 2023-10-26 Schlumberger Technology Corporation Improved wireline head for cable termination

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