JP2002243204A - 全面床吹出空調システム - Google Patents

全面床吹出空調システム

Info

Publication number
JP2002243204A
JP2002243204A JP2001036401A JP2001036401A JP2002243204A JP 2002243204 A JP2002243204 A JP 2002243204A JP 2001036401 A JP2001036401 A JP 2001036401A JP 2001036401 A JP2001036401 A JP 2001036401A JP 2002243204 A JP2002243204 A JP 2002243204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
ceiling
chamber
floor
conditioning system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001036401A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Osada
長田真一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2001036401A priority Critical patent/JP2002243204A/ja
Publication of JP2002243204A publication Critical patent/JP2002243204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】頭寒足熱の温熱環境を実現させるとともに、居
住域を常に新鮮外気で包む。 【解決手段】多数の吹出孔を有するフロアパネル2と床
スラブ1との間に形成された給気チャンバ3と、天井ボ
ード6と天井スラブ5との間に密閉して形成された天井
チャンバ7と、該天井チャンバ内に設置された空調機9
とを備え、前記給気チャンバ3に一次処理された外気を
導入することにより換気を行い、室の熱負荷は天井チャ
ンバ7からの輻射熱により処理する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスビル等の
建物に二重床を敷設し、二重床の全面から室内に空調エ
アを吹き出す空調方式の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の床スラブ上に二重床を構築
し、二重床内にOA機器用の配線を収納する所謂OAフ
ロアが広く採用され、この二重床を利用して二重床の全
面から室内に空調エアを吹き出す全面床吹出空調システ
ムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
全面床吹出空調システムは、床面からの高さが高くなる
ほど温度は高く、頭寒足熱の逆になり、特に、サンダ
ル、スリッパなど靴を履かない場合には、足の冷えを感
じる場合があるという問題を有している。この全面床吹
出空調システムは、ディスプレイスメント換気の長所を
取り入れた方式であり、室内に温度成層を積極的に形成
することによって居住域を常に新鮮な空気で包み込み、
居住域で発生した熱や汚染質を周囲に拡散させずに上部
空間へ排除するもので、従来の撹拌混合型の換気方式に
比べ、エネルギー消費や換気性能などの点で優れた換気
方式であるが、一般的に供給する給気も循環空気である
ため外気による新鮮度の効果は少ない。
【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、頭寒足熱の温熱環境を実現させるとともに、
居住域を常に新鮮外気で包むことができる全面床吹出空
調システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の全
面床吹出空調システムは、多数の吹出孔を有するフロア
パネルと床スラブとの間に形成された給気チャンバと、
天井ボードと天井スラブとの間に密閉して形成された天
井チャンバと、該天井チャンバ内に設置された空調機と
を備え、前記給気チャンバに一次処理された外気を導入
することにより換気を行い、室の熱負荷は天井チャンバ
からの輻射熱により処理することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の全面床吹出空調
システムの1実施形態を示す構成図である。
【0007】床スラブ1上には、多数の吹出孔が形成さ
れた複数のフロアパネル2が敷設され、床スラブ1とフ
ロアパネル2の間、即ち二重床内には給気チャンバ3が
形成されている。この給気チャンバ3には給気ダクト4
が接続され、給気ダクト4には一次処理(冷房又は暖
房)された新鮮外気が供給され、室を循環して排気口1
0を経て排気ダクト11から排気(換気)される。必要
外気導入量は、室の広さと人数によって決まり、例えば
1時間当たり2〜3回程度である。
【0008】天井スラブ5と天井ボード6との間には、
密閉された天井チャンバ7が形成され、天井チャンバ7
内には空調機9が設置されている。天井ボード6には排
気口10が形成され、排気口10は排気ダクト11に接
続されている。
【0009】給気ダクト4を介して一次処理された外気
は、給気チャンバ3を経てフロアパネル2の吹出孔から
室内に低速で一様に供給され、排気口10を経て排気ダ
クト11から排気される。この換気により居住域を常に
新鮮な外気で包み込み、居住域の高所の熱負荷は、天井
チャンバ7からの輻射熱で除去することにより、頭寒足
熱の温熱環境を実現している。
【0010】上記天井輻射方式は、密閉された天井チャ
ンバ7内の空気を空調機9の運転により、天井チャンバ
7内温度を16〜20℃程度にすることにより、天井表
面温度を約1〜2℃低下させて輻射冷房する。この方式
は、高さが1m程度の天井チャンバ7内の循環運転のた
め、小風量で対応が可能であり、搬送動力を低減させる
ことができる。オフィス等の年間一次エネルギー消費で
搬送動力の割合は約30%を占め、省エネルギーを考え
た場合、前記搬送動力の低減効果は大きい。
【0011】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、冷
房時について説明しているが、暖房時も暖房輻射が可能
である。オフィス等の場合、一次処理の外気温度を多少
上げる程度で対応が可能である。
【0012】また、外気による冷房と簡単に組み合わせ
ることができ、自然エネルギーの利用を図ることができ
る。また、夜間、スラブに蓄熱し、輻射により放熱する
躯体蓄熱との併用も可能である。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、全面床吹出空調システムによる換気と天井チ
ャンバ輻射方式を組み合わせることにより、頭寒足熱の
温熱環境を実現させるとともに、居住域を常に新鮮外気
で包むことができる。また、搬送動力を大きく低減させ
ることができ、大幅な省エネルギーを実現することがで
きる。また、フィルタは外気処理空調機のみとなり、輻
射用空調機のフィルタのメンテナンスフリーを実現する
ことができる。また、外気導入量は2〜3回の換気であ
るため、二重床の高さを50mm以下にすることができ
る。また、ディスプレイスメント換気方式を継承してい
るため、OA機器の熱、タバコの煙は周囲に撹拌されず
に排出されるため、効率的に換気することができる。さ
らに、基本的にダクトを最小限に抑えることができ、階
高の圧縮が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全面床吹出空調システムの1実施形態
を示す構成図である。
【符号の説明】
1…床スラブ 2…フロアパネル 3…給気チャンバ 5…天井スラブ 6…天井ボード 7…天井チャンバ 9…空調機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の吹出孔を有するフロアパネルと床ス
    ラブとの間に形成された給気チャンバと、天井ボードと
    天井スラブとの間に密閉して形成された天井チャンバ
    と、該天井チャンバ内に設置された空調機とを備え、前
    記給気チャンバに一次処理された外気を導入することに
    より換気を行い、室の熱負荷は天井チャンバからの輻射
    熱により処理することを特徴とする全面床吹出空調シス
    テム。
JP2001036401A 2001-02-14 2001-02-14 全面床吹出空調システム Pending JP2002243204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001036401A JP2002243204A (ja) 2001-02-14 2001-02-14 全面床吹出空調システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001036401A JP2002243204A (ja) 2001-02-14 2001-02-14 全面床吹出空調システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002243204A true JP2002243204A (ja) 2002-08-28

Family

ID=18899680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001036401A Pending JP2002243204A (ja) 2001-02-14 2001-02-14 全面床吹出空調システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002243204A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102734973A (zh) * 2011-04-06 2012-10-17 李新利 一种专用于毛细管辐射空调系统的双温高效水源热泵机组
JP2012211724A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Fujita Corp 蓄冷・放冷及び蓄湿・放湿による天井放射冷房システム
JP2016217541A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 清水建設株式会社 空調システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012211724A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Fujita Corp 蓄冷・放冷及び蓄湿・放湿による天井放射冷房システム
CN102734973A (zh) * 2011-04-06 2012-10-17 李新利 一种专用于毛细管辐射空调系统的双温高效水源热泵机组
JP2016217541A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 清水建設株式会社 空調システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5543181B2 (ja) 外気冷房型電算室用空気調和機
JP4651810B2 (ja) 通信機器室等の空調方法および空調システム
JP2011127845A (ja) 空調システム
JP2012007766A (ja) 空気熱源ヒートポンプ式空調装置
JPH08178372A (ja) 輻射冷暖房装置とその運転方法
JPH06174261A (ja) 空気暖冷房方法
JP2007263527A (ja) 除湿機併用型空調装置の最適運転制御システム
JP2002243204A (ja) 全面床吹出空調システム
JP4605759B2 (ja) 建物の室内空調システム
JP2008002775A (ja) 空気調和システム及びその制御方法
JP2000337659A (ja) 省エネ空調方法とその装置及び使用方法
JP2007232290A (ja) 潜熱負荷の変動幅が大きい場合の空調システム
JP6361904B2 (ja) 空調システム
KR100953359B1 (ko) 부하 분산 방식의 건물 공조 시스템
JP2004177049A (ja) スリム形エアコン
JP2011002104A (ja) 空調システム
JPH07174368A (ja) 輻射冷暖房装置
JP3818379B2 (ja) 床埋込形エアコン
JPH0875191A (ja) 空調方法
JPH0450491B2 (ja)
JP2530731Y2 (ja) 空気調和装置
JP2001254995A (ja) 換気システム
JPS60232440A (ja) 蓄熱冷暖房装置
JP3100107B2 (ja) ウォールスルー型空調システム
JP2014178057A (ja) 空調システムおよび空調機