JP2002243137A - カートリッジ式給油タンク - Google Patents

カートリッジ式給油タンク

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JP2002243137A
JP2002243137A JP2001043030A JP2001043030A JP2002243137A JP 2002243137 A JP2002243137 A JP 2002243137A JP 2001043030 A JP2001043030 A JP 2001043030A JP 2001043030 A JP2001043030 A JP 2001043030A JP 2002243137 A JP2002243137 A JP 2002243137A
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tank
handle
refueling
cartridge
fuel
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JP2001043030A
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English (en)
Inventor
Takehiko Shigeoka
武彦 重岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジ式給油タンクに運搬形態の異な
る2つの取手を設け、それぞれ単独で持ち運び可能な構
成とすることで、給油時の反転動作及び運搬動作を改善
し、使用者の使い勝手を向上する。 【解決手段】 給油口13と第1取っ手24のほぼ中間
に位置するタンク11側面の適所にタンク11の長手方
向と並行になるように第2取っ手25を配設し、この第
2取っ手25の運搬形態は第1取っ手24とは異なる運
搬形態として、片手で運搬できる構成としてあり、使い
勝手が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石油温風暖房機等の
機器に着脱自在に装着し燃料を供給するカートリッジ式
給油タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の構成を石油温風暖房機のカートリ
ッジ式給油タンクを用いて、図7、図8により説明す
る。同図に示すように、従来のものはタンク1の適所に
燃料を供給する給油口2を設け、この給油口2に弁機構
を有する給油キャップ3を取り付けるとともに、その反
対側には取っ手4が設けてある。そして、機器5のタン
ク収納スペース6にセットするときは、取っ手4を持ち
給油口2を下向きにして行い、タンク1の燃料が消費さ
れ補給が必要となった場合は、取っ手4を持って機器5
から取り出すようになっていた。
【0003】ここでタンク1は、給油時には取っ手4部
が下面で載置面となっていて、タンク1の上部を持って
タンク1自身を傾け、そしてそのタンク1の上部と取っ
手4を持ってタンク1を持ち上げて持ち運び、あるい
は、タンク1を反転して取っ手1を持って持ち運び、機
器のタンク収納スペース6にセットする。
【0004】そして、燃料が少なくなって、あるいは空
になって、機器5からタンク1を取り出す際には、取っ
手1を持ってタンク1を持ち上げ、そのまま持ち運び、
給油する場所で給油口2近傍のタンク1を持って反転さ
せ、取っ手10を載置面として置くようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成においては、給油する際のタンク1を置く場合に、
あるいは機器にタンク1をセットする際に、タンク1の
反転動作が必要で、その動作がやりにくいと云う欠点が
あった。
【0006】また、持ち運びする際に、タンク1の上部
と取っ手4を持って、あるいは取っ手4を持って持ち運
ぶようになっているために、前者は両手が塞がってしま
い扉等があけられない欠点があり、後者はタンク1の重
心が下方になり、使用者の身体の中心から離れてしま
い、使用者がタンク1を重く感じてしまう欠点があっ
た。
【0007】特に近年では、給油回数を少なくして給油
の手間を減らす為に、タンク1が大型化してきており、
上述の反転動作や持ち運びが大変な作業となって、使用
者の負担となってきている。
【0008】このような不具合を改善する目的で、例え
ば、特開平10−325536号公報のようにタンクの
両側にそれぞれ取手を設け、この2つの取手を持って持
ち運びを行うというような対策が考えられている。しか
し、この場合、運搬時の身体的負担は軽減されるが、運
搬時に両手が塞がってしまうという欠点は残り、階段の
昇降あるいは扉の開閉時に極めて不安定な動作を強いら
れるものである。
【0009】さらに、特開平8−68529号公報のよ
うに、タンクの両側にそれぞれ片手で運搬ができるよう
な取手を設けたものにあっては、給油作業終了後の運搬
時にタンクを反転させるという動作が不要となるため、
不安定動作は改善されるものの、運搬時はタンクの長手
方向が下向きの状態となるため、タンクの重心が下方に
なり、使用者の身体の中心から離れることになり使用者
がタンクを重く感じてしまうという欠点があった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みてなしたもの
で、長手方向のほぼ中間のタンク1側面の適所にタンク
1本体の長手方向と並行に第2取っ手を設け、この第2
取っ手を持って運搬するとき、タンク1の重心を使用者
の身体の中心に近づけて片手で持てるようにして、使用
者がタンクを軽く感じて持てるようにする、いわゆる人
間工学的に配慮した運搬形態を提供するとともに、反転
動作を容易にして、使用者の使い勝手を向上することを
目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、略直方体状のタンクと、前記タンクの長手
方向の1端面の適所に設けた給油口と、その給油口の反
対側のタンクの長手方向の1端面の適所に設けた第1取
っ手と、上記タンクの油量を確認する油量窓を備えたカ
ートリッジ式給油タンクにおいて、上記給油口と第1取
っ手のほぼ中間に位置するタンク側面の適所にタンクの
長手方向と並行になるように第2取っ手を配設し、前記
第2取っ手の運搬形態は前記第1取っ手とは異なる運搬
形態として片手で運搬できる構成としてある。
【0012】上記発明によれば、長手方向のほぼ中間に
位置するタンク側面の適所に第2取っ手を配設してある
ので、第2取っ手を持って運搬するときは、第1取っ手
のようにタンクの長手方向が下向きになる運搬形態とは
異なり、長手方向が横向きとなった運搬形態となり、タ
ンクの重心を使用者の身体の中心に近づけて片手で持て
るようになる。つまり、使用者の身体の中心とタンクの
重心が近いので使用者はタンクを軽く感じて持てるとい
う、人間工学的にも理にかなった運搬形態となり、ま
た、タンクが長くてもそれを横にして持てるので、床と
の距離が大きく取れ、タンクを持ち上げて持つというよ
うな心配をしなくてもよくなる。
【0013】また、タンクに給油する際のタンクを置く
場合、あるいは機器にタンクをセットする際のタンクの
反転動作を第2取っ手を持ってできるようになり、反転
動作が容易にできるため、使い勝手の向上も図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、略直
方体状のタンクと、上記タンクの長手方向の1端面の適
所に設けた給油口と、その給油口の反対側のタンクの長
手方向の1端面の適所に設けた第1取っ手と、上記タン
クの油量を確認する油量窓を備えた機器に着脱自在に設
けるカートリッジ式給油タンクにおいて、上記給油口と
第1取っ手のほぼ中間に位置するタンク側面の適所にタ
ンクの長手方向と並行になるように第2取っ手を配設
し、前記第2取っ手の運搬形態は前記第1取っ手とは異
なる運搬形態として片手で運搬できる構成としてある。
【0015】そして、長手方向のほぼ中間に位置するタ
ンク側面の適所に第2取っ手を配設してあるので、第2
取っ手を持って運搬するときは、第1取っ手のようにタ
ンクの長手方向が下向きになる運搬形態とは異なり、長
手方向が横向きとなった運搬形態となり、タンクの重心
を使用者の身体の中心に近づけて片手で持てるようにな
る。つまり、使用者の身体の中心とタンクの重心が近い
ので使用者はタンクを軽く感じて持てるという、人間工
学的にも理にかなった運搬形態となり、また、タンクが
長くてもそれを横にして持てるので、床との距離が大き
く取れ、タンクを持ち上げて持つというような心配をし
なくてもよくなる。
【0016】また、タンクに給油する際のタンクを置く
場合、あるいは機器にタンクをセットする際のタンクの
反転動作を第2取っ手を持ってできるようになり、反転
動作が容易にできるため、使い勝手の向上も図れる。
【0017】また、請求項2に記載した発明は、第1取
っ手と第2取っ手の持ち手方向が直交するように配設し
た構成としてある。
【0018】そして、給油する際にタンクを置く場合の
反転動作、あるいは機器にタンクをセットする際のタン
クの反転動作時に、持ち手方向が直交して手を返しやす
くなり、反転動作が容易に出来るようになる。
【0019】また、請求項3に記載した発明は、第2取
っ手を上面に位置させたときにタンク内の上空間を長手
方向と直交するように仕切る仕切板を第2取っ手の下部
に1枚あるいはタンク内の適所に複数枚配設した構成と
してある。
【0020】そして、タンク内の燃料の揺れを規制する
ように仕切板を設けてあるので、持ち運び時のタンク内
上部の空間部が仕切板で仕切られ、空間部の移動が規制
されるようになる。
【0021】つまり、タンク内に液体燃料と空気層を有
すると、持ち運び時に、タンクの僅かな傾きでタンク内
上部の空間部が移動してしまい、タンク内の液体燃料の
重心が動くことによって持ちにくくなるが、タンク内上
部の空間部が仕切板で仕切られ、空間部の移動が規制さ
れて、重心部の移動が少なくなり、空間部の移動による
持ちにくさが軽減される。これは、仕切る空間の数が多
ければ多いほど良く、また、仕切る仕切板の高さは、空
間が多く仕切板で仕切られない液体燃料の重心移動があ
っても、空間が増える分タンクが軽くなって、持ちにく
さにあまり支障できないレベルであれば良い。
【0022】また、請求項4に記載した発明は、第2取
っ手を上面に位置させたときにタンク内の上空間を長手
方向と直交するように仕切る仕切板を第2取っ手の下部
に1枚あるいはタンク内の適所に複数枚配設するととも
に、上記仕切板は給油口を下に向け機器にセットしたと
きにタンク内の燃料が下方に流れるように傾斜させた構
成としてある。
【0023】そして、第2取っ手を上面に位置させたと
きにタンク内の上空間を長手方向と直交するように仕切
る仕切板を第2取っ手の下部に1枚あるいはタンク内の
適所に複数枚配設するので、請求項3の空間部の移動に
よる持ちにくさが軽減の効果が得られる。
【0024】また、仕切板は給油口を下にしたときにタ
ンク内の燃料が下方に流れるように傾斜させてあるの
で、機器に僅かに傾けてタンクをセットした状態で液体
燃料がスムーズに下方に流れ、タンクの液体燃料を使い
切ることが出来るようになる。
【0025】また、請求項5に記載した発明は、第2取
っ手の中心はタンクの重心より若干第1取っ手より遠ざ
けて位置させた構成としてある。
【0026】そして、第2取っ手はタンクの重心より若
干第1取っ手に近づけて位置させてあるので、持ち運び
時にタンクの重心は、若干第1取っ手に近づいた状態と
なり、給油口側が反対の第1取っ手側より上になりやす
くなり、上記の空間部の移動が規制されて、重心部の移
動が少なくなり、簡単な構成で請求項3の空間部の移動
による持ちにくさが軽減の効果が得られる。
【0027】また、給油口側が反対の第1取っ手側より
上になるので、持ち運び時に給油口を傷つけにくくなる
とともに、給油口部より液体燃料が僅かに漏れた場合に
おいても、そのまま床等に落ちて汚すこともなくなる。
【0028】また、請求項6に記載した発明は、第2取
っ手の持ち手部は、給油口が上に傾くように、若干タン
クと傾斜させた構成としてある。
【0029】そして、第2取っ手の持ち手部は、給油口
が上に傾くように、若干タンクと傾斜させてあるので、
請求項5と同様の給油口側が反対の第1取っ手側より上
にする効果が得られるとともに、請求項5と組み合わす
ことで確実性が増す。
【0030】また、請求項7に記載した発明は、第2取
っ手はタンクの油量を確認する油量窓のある面に配設し
た構成としてある。
【0031】そして、第2取っ手はタンクの油量を確認
する油量窓のある面に配設してあるので、タンクに給油
する際のタンクを置く場合に、必ずタンクの油量窓の方
向が使用者側となり、油量確認をしながら給油すること
が自然と出来、使い勝手が増すとともに、液体燃料を給
油後のタンクの持ち運び時には、重量が重く曲がり角の
周囲の壁などと接触して給油口を傷つけやすいが、給油
口側が使用者の前方向となり、使用者が注意しやすくな
り、給油口を自然と傷つけにくくなる。
【0032】
【実施例】以下本発明の一実施例について、石油燃焼装
置のカートリッジ式給油タンクを用いて説明する。
【0033】(実施例1)図1は本発明の実施例のカー
トリッジ式給油タンクの構成図、図2は給油キャップの
要部断面図、図3は機器への設置状態を示す要部断面
図、図4はカートリッジ式給油タンクの給油時の形態を
示す図、図5(a)〜(c)は持ち運び時の形態を示す
図である。
【0034】図1において、11は燃料を蓄えておく略
直方体状のタンク、12はタンク1の燃料の量を確認す
るための油量窓、13はタンクの長手方向の1端面の適
所に設けたタンク11へ燃料の補給と流出を行う給油
口、13aはこの給油口13の外周部にもうけたネジ
部、14は給油口13に着脱自在に設けた給油キャップ
で、給油キャップ14の内面に設けたネジ部14aと給
油口13のネジ部13aとが噛み合うようになってい
る。
【0035】図2において、15は給油キャップ14内
に一体化して設け複数個の貫通孔15aを有する弁筒
で、内部に弁機構16を設けている。弁機構16は給油
キャップ14と弁筒15間に内装してあり、弁体17と
弁座18およびバネ19で構成し、給油キャップ14の
吐出口20の開閉を行う。
【0036】図3において、21は石油燃焼器のバーナ
へ燃料を供給するために一時蓄えておくための油受け
皿、22は油受け皿21の上部開口に取り付けた受け口
であり、該受け口22には弁押し上げピン23が突起し
て形成してある。
【0037】図1及び図4、図5において、24は給油
口13の反対側のタンク11の長手方向の1端面の適所
に設けた第1取っ手で、この第1取っ手24と給油口1
3のほぼ中間に位置し、油量窓12のあるタンク11側
面の適所にタンク11の長手方向と並行になるように第
2取っ手25を配設してあり、第1取っ手24と第2取
っ手25の持ち手方向が直交するようにしてある。
【0038】26は、第2取っ手25を上面に位置させ
たときにタンク11内の上空間を長手方向と直交するよ
うに仕切る仕切板で、第2取っ手25の下部にタンク1
1内の適所に複数枚配設するとともに、上記仕切板26
は給油口13を下に向け該機器にセットしたときにタン
ク11内の燃料が下方に流れるように傾斜させてある。
【0039】上記構成において、その動作を説明する
と、まず給油キャップ14を下向きにして油受け皿21
の受け口22にタンク11を装着すると、弁押し上げピ
ン23が弁体17をバネ19に抗して押し上げ、弁座1
8による給油キャップ14の吐出口20の閉塞状態が解
除される。これにより、タンク11の燃料は受け口22
を介して油受け皿21内に供給され、給油キャップ14
の吐出口20の油面高さまで蓄えられる。そして、バー
ナで消費され油受け皿21内の油面が低下すると、吐出
口20よりタンク11内に空気が入り、この空気の置換
作用でタンク11の燃料は油受け皿21内に供給され
る。この繰り返しにより油受け皿21内の油面は一定油
面を保持する。そして、タンク11内の燃料が給油キャ
ップ14の端部つまり吐出口20まで減少してくると、
弁筒15の外周部に設けた複数の貫通孔15aより燃料
の供給は継続され、タンク11内の燃料はほとんど使い
きることになる。
【0040】次に、タンク11の燃料が空になると、タ
ンク11を受け口22から取り外す。このとき、弁機構
16は弁押し上げピン23で弁体17を押し上げていた
動作が解除されるため、弁体17はバネ19により元の
状態に戻り、弁座18を介して吐出口20を閉塞状態に
保つ。そして、タンク11を給油場所まで運び、給油キ
ャップ14を取り外してサイフォンポンプなどで給油を
行う。
【0041】ここで、上記給油口13と第1取っ手24
のほぼ中間に位置するタンク11側面の適所にタンク1
1の長手方向と並行になるように第2取っ手25を配設
してあるので、持ち運び時には上記第2取っ手25を持
って運べるようになり、タンク11の重心を使用者の身
体の中心に近づけて片手で持てるようになる。つまり、
使用者の身体の中心とタンク11の重心が近いので使用
者はタンク11を軽く持てる様なり、また、タンク11
が長くてもそれを横にして持てるので、床との距離が大
きく取れ、タンク11を持ち上げて持つ可能性もなくな
る。
【0042】また、タンク11に給油する際のタンク1
1を置く場合に、あるいは機器にタンク11をセットす
る際の、タンク11の反転動作を、第2取っ手25を持
って出来るようになり、反転動作が容易に出来るように
なり、使い勝手が増す。
【0043】そして、上記第1取っ手24と第2取っ手
25の持ち手方向が直交するように配設してあるので、
第1取っ手24と第2取っ手25を両方持つタンク11
に給油する際のタンク11を置く場合に、あるいは機器
にタンク11をセットする際の、タンク11の反転動作
時に、持ち手方向が直交して手を返しやすくなり、反転
動作が容易に出来るようになる。
【0044】またそして、上記第2取っ手25を上面に
位置させたときにタンク11内の上空間を長手方向と直
交するように仕切る仕切板26を第2取っ手25の下部
にタンク11内の適所に複数枚配設してあるので、持ち
運び時のタンク11内上部の空間部が仕切板26で仕切
られ、空間部の移動が規制されるようになる。
【0045】つまり、タンク11内に液体燃料と空気層
を有すると、持ち運び時に、タンク11の僅かな傾きで
タンク11内上部の空間部が移動してしまい、タンク1
1内の液体燃料の重心が動くことによって持ちにくくな
るが、タンク11内上部の空間部が仕切板26で仕切ら
れ、空間部の移動が規制されて、重心部の移動が少なく
なり、空間部の移動による持ちにくさが軽減される。こ
れは、仕切る空間の数が多ければ多いほど良く、また、
仕切る仕切板26の高さは、液体燃料の重心移動があっ
ても、タンク11が軽くなって、持ちにくさにあまり支
障できないレベルであれば良い。
【0046】また、上記仕切板26は給油口13を下に
したときにタンク11内の燃料が下方に流れるように傾
斜させてあるので、機器に僅かに傾いけてタンク11を
セットした状態で液体燃料がスムーズに下方に流れ、タ
ンク11の液体燃料を使い切ることが出来るようにな
る。
【0047】そして、上記第2取っ手25はタンク11
の油量を確認する油量窓のある面に配設してあるので、
タンク11に給油する際のタンク11を置く場合に、必
ずタンク11の油量窓12の方向が使用者側となり、油
量確認をしながら給油することが自然と出来、使い勝手
が増すとともに、液体燃料を給油後のタンク11の持ち
運び時には、重量が重く曲がり角の周囲の壁などと接触
して弁機構を有する給油口13を傷つけ液体燃料を漏ら
したりやすいが、給油口13側が使用者の前方向とな
り、使用者が注意しやすくなり、給油口13を自然と傷
つけにくくなる。
【0048】(実施例2)図6は本発明の実施例2のカ
ートリッジ式給油タンクの構成図である。実施例1で述
べた部分と同じ部分は同一番号を付記して説明を省略
し、異なる部分のみを説明する。
【0049】図6において、上記第2取っ手33の中心
はタンク31の重心より若干第1取っ手32より遠ざけ
て位置させかつ、第2取っ手33の持ち手部は、給油口
34が上に傾くように、若干タンク31と傾斜させた構
成としてある。
【0050】上記構成において、上記第2取っ手33の
中心はタンク31の重心より若干第1取っ手32より遠
ざけて位置させかつ、第2取っ手33の持ち手部は、給
油口34が上に傾くように、若干タンク31と傾斜させ
てあるので、持ち運び時にタンク31の重心は、若干第
1取っ手32に近づいた状態となり、給油口34側が反
対の第1取っ手32側より上になりやすくなり、上記の
空間部の移動が規制されて、重心部の移動が少なくな
り、簡単な構成で請求項3の空間部の移動による持ちに
くさの軽減の効果が得られる。
【0051】また、給油口34側が反対の第1取っ手3
2側より上になるので、持ち運び時に給油口34を傷つ
けにくくなるとともに、給油口34部より液体燃料が僅
かに漏れた場合においても、そのまま床等に落ちて汚す
こともなくなる。
【0052】さらに、実施例1に示すような仕切板26
が必要となくなるので構成も簡単となり、安価に使い勝
手を増すことが出来るようになる。
【0053】なお上記実施例は、第1取っ手24と第2
取っ手25の持ち手方向を直交させる構成と、タンク1
1内の上空間を長手方向と直交するように仕切る仕切板
26を配設する構成と、仕切板26を傾斜させた構成
と、第2取っ手25はタンク11の油量を確認する油量
窓12のある面に配設する構成を同時に説明したが、こ
れは個別にしてもよく、第2取っ手33の中心をタンク
31の重心より若干第1取っ手32より遠ざけて位置さ
せた構成と、第2取っ手33を傾斜させた構成も同時に
説明したが、これは個別にしてもよく、本発明の目的・
効果を達成するものであれば実施例の構成に限られるこ
となくどのように構成してもよいものである。
【0054】
【発明の効果】以上のように発明によれば、上記給油口
と第1取っ手のほぼ中間に位置するタンク側面の適所に
タンクの長手方向と並行になるように第2取っ手を配設
してあるので、持ち運び時には上記第2取っ手を持って
運べるようになり、タンクの重心を使用者の身体の中心
に近づけて片手で持てるようになる。つまり、使用者の
身体の中心とタンクの重心が近いので使用者はタンクを
軽く持てる様なり、また、タンクが長くてもそれを横に
して持てるので、床との距離が大きく取れ、タンクを持
ち上げて持つ可能性もなくなる。
【0055】また、タンクに給油する際のタンクを置く
場合に、あるいは機器にタンクをセットする際の、タン
クの反転動作を、第2取っ手を持って出来るようにな
り、反転動作が容易に出来るようになり、使い勝手が増
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のカートリッジ式給油タンク
の構成図
【図2】同カートリッジ式給油タンクの給油キャップの
要部断面図
【図3】同カートリッジ式給油タンクの機器への設置状
態を示す要部断面図
【図4】同カートリッジ式給油タンクの給油時の形態を
示す図
【図5】(a)(b)(c)は同カートリッジ式給油タ
ンクの持ち運び時の形態を示す図
【図6】本発明の実施例2のカートリッジ式給油タンク
の構成図
【図7】従来のカートリッジ式給油タンクの構成図
【図8】同タンクの機器への設置操作を示す図
【符号の説明】
11 タンク 12 油量窓 13 給油口 24 第1取っ手 25 第2取っ手

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略直方体状のタンクと、前記タンクの長
    手方向の1端面の適所に設けた給油口と、その給油口の
    反対側のタンクの長手方向の1端面の適所に設けた第1
    取っ手と、上記タンクの油量を確認する油量窓を備えた
    カートリッジ式給油タンクにおいて、上記給油口と第1
    取っ手のほぼ中間に位置するタンク側面の適所にタンク
    の長手方向と並行になるように第2取っ手を配設し、前
    記第2取っ手の運搬形態は前記第1取っ手とは異なる運
    搬形態として片手で運搬できるようにしたカートリッジ
    タンク式給油タンク。
  2. 【請求項2】 第1取っ手と第2取っ手の持ち手方向が
    直交するように配設してなる請求項1記載のカートリッ
    ジタンク式給油タンク。
  3. 【請求項3】 第2取っ手を上面に位置させたときにタ
    ンク内の上空間を長手方向と直交するように仕切る仕切
    板を第2取っ手の下部に1枚あるいは複数枚配設してな
    る請求項1または2記載のカートリッジタンク式給油タ
    ンク。
  4. 【請求項4】 第2取っ手を上面に位置させたときにタ
    ンク内の上空間を長手方向と直交するように仕切る仕切
    板を第2取っ手の下部に1枚あるいは複数枚配設すると
    ともに、上記仕切板は給油口を下に向け機器にセットし
    たときにタンク内の燃料が下方に流れるように傾斜させ
    てなる請求項1ないし3のいずれか1項記載のカートリ
    ッジタンク式給油タンク。
  5. 【請求項5】 第2取っ手の中心はタンクの重心より若
    干第1取っ手より遠ざけて位置させてなる請求項1ない
    し4のいずれか1項記載のカートリッジタンク式給油タ
    ンク。
  6. 【請求項6】 第2取っ手の持ち手部は、給油口が上に
    傾くように、若干タンクと傾斜させてなる請求項1ない
    し5のいずれか1項記載のカートリッジタンク式給油タ
    ンク。
  7. 【請求項7】 第2取っ手はタンクの油量を確認する油
    量窓のある面に配設してなる請求項1ないし6のいずれ
    か1項記載のカートリッジタンク式給油タンク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008025895A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Sharp Corp 水タンク及び加熱調理器
US7762790B2 (en) * 2007-02-05 2010-07-27 Black & Decker Inc. Air compressor

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