JP2546038Y2 - 燃料補給装置付油タンク - Google Patents

燃料補給装置付油タンク

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JP2546038Y2
JP2546038Y2 JP1989110496U JP11049689U JP2546038Y2 JP 2546038 Y2 JP2546038 Y2 JP 2546038Y2 JP 1989110496 U JP1989110496 U JP 1989110496U JP 11049689 U JP11049689 U JP 11049689U JP 2546038 Y2 JP2546038 Y2 JP 2546038Y2
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tank
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基樹 松本
治 丹羽
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株式会社トヨトミ
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は石油燃焼器などに使用する油タンクに係る
ものである。
[従来の技術] 石油燃焼器などに使用する別置きの油タンクは、石油
燃焼器の指定のものが使われており、給油スタンドなど
で燃料油を購入する時は、ポリエチレン製の移動用タン
クに給油し、このポリエチレンタンクから指定の油タン
クに燃料油を移動して使用するものである。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように、燃料油は移動用タンクから指定の油タ
ンクに移して使用されるものであり、この燃料油を移し
換える操作は燃料油がこぼれやすく、また、取扱時に燃
料油が手について不衛生である。
一方、移動用のタンクと比べて、専用の油タンクは各
種の安全性能を考慮して設計されており、枠体内に収容
するカートリッジタイプの他に、油タンクを別置きに構
成して、石油燃焼器とはゴムホースや銅管で構成する燃
料管で連結されているものである。
この為、専用の油タンクを給油スタンドなどで燃料油
を購入する時のタンクとして移動用に使うことは、カー
トリッジタイプの油タンクでも実質的に不可能であり、
任意のタンクを使って燃料油を購入してきて、指定の油
タンクに移し換える操作が必要である。
また、普通の移動用のタンクは各種安全性能を或程度
犠牲にして、軽い材質を使うなどして持ち運びやすいよ
うに設計されたものであるから、専用の油タンクの代わ
りとして使用することは不可能である。
[課題を解決するための手段] この考案は移動用のタンクから、専用の油タンクへの
給油の手間を省くことができる石油燃焼器などに使われ
る油タンクに係るもので、側板と底板によって有底筒状
に形成した金属製の油タンク2と、油タンク2の側板の
上端部に着脱自在に密着固定される油タンク天板3と、
油タンク天板3に取り付けられ、油タンク2の底板に向
かって伸びる吐出パイプ5と、該吐出パイプ5を取り付
けた油タンク天板3に設けた空気流通用の小孔3aとを備
え、金属製の油タンク2内に燃料を補給するポリエチレ
ン製などの補給タンク1の形状を金属製の油タンク2の
内部形状と略同一とし、かつ、補給タンク1の上部に
は、把手1aと、開口4とを設け、金属製の油タンク2内
に挿入される補給タンク1の開口4の位置と、前記油タ
ンク天板3に取り付けた吐出パイプ5の位置とをほぼ一
致させ、油タンク2は補給タンク1をタンク内に装着す
ることで燃料の補給を行ない、密着固定した油タンク天
板3の吐出パイプ5から燃料を取り出すことができるよ
うにしたものである。
また、油タンク天板3に取り付けた吐出パイプ5の先
端にはエア抜きジャバラ6を取り付け、該油タンク天板
3の内側付近の吐出パイプ5に分岐5bを設け、かつ、金
属製の油タンク2の下部に給油開閉弁7を取り付け、前
記分岐5bと給油開閉弁7とを可撓管8で連結することに
よって、落差圧で燃料油の供給する石油燃焼器にも使用
できるようにしたものである。
[作用] 叙上の構成であるこの考案は、油タンク2本体を側板
と底板とで有底筒状に形成し、かつ、油タンク天板3を
密着固定するものであり、燃料油の吐出パイプ5を油タ
ンク天板3に取り付けたものである。この為、金属製の
油タンク2に密着固定された油タンク天板3を外すこと
によって、有底筒状の空間の貯油室に燃料油を入れるこ
とができるものである。
そして、当然この油タンク2の貯油室空間に燃料油を
直接入れて使用できるが、この考案は金属製の油タンク
2の内部形状と略同一で、上部に吐出パイプ5の位置と
一致する開口4が形成された補給タンク1を設け、この
補給タンク1をすっぽりと油タンク2内に挿入して燃料
油の給油を完了するものであり、給油スタンドなどで補
給タンク1に燃料油を注入してもらうだけで、取扱者は
全く手を汚すことなく燃料の補給ができるようになった
ものである。
[実施例] 第1図の実施例は枠体内に吸引形の燃料ポンプを備え
た石油燃焼器に適する基本構造であり、2は側板と底板
によって有底筒状に形成した金属製の油タンク、3は油
タンク2の側板の上端部に固定される油タンク天板、9
は油タンク2の上部に取り付けられたクランプなどの固
定手段であり、該固定手段9によって油タンク天板3は
油タンク2の側板の上端部に着脱自在に密着固定され
る。
5は油タンク天板3から油タンク2の底板に向かって
伸びる吐出パイプ、5aは石油燃焼器の燃料管と連結する
油タンク2の吐出パイプなどに設けた接続口、3aは該吐
出パイプ5が取り付けられた油タンク天板3に設けた空
気流通用の小孔であり、石油燃焼器が吸引形の燃料ポン
プによって直接油タンク2内の燃料油を吸引使用する
と、該油タンク2の燃料油の油面が低下し、空気流通用
の小孔3aから空気が油タンク2内に流入するものであ
る。
1は金属製の油タンク2内に燃料を補給するポリエチ
レン製などの補給タンクであり、該補給タンク1の形状
は金属製の油タンク2の内部形状と略同一としており、
補給タンク1は油タンク2内にすっぽり納まる大きさと
して、収納時の補給タンク1をガタつきにくくしてい
る。
1aは補給タンク1の上部に設けた移動時の把手、4は
補給タンク1の上部に設けた給油用の開口であり、該開
口4の位置は補給タンク1が金属製の油タンク2内に挿
入された状態で、前記油タンク天板3に取り付けた吐出
パイプ5が開口4から補給タンク1内に挿入できる位置
に設けている。
該補給タンク1は軽いポリエチレンなどの材質で構成
されており、把手1aを持って自由に持ち運ぶことができ
るものである。この為、補給タンク1は直接給油スタン
ドに持って行って、給油スタンドでは手を汚すことなく
開口4を使って給油を受けることができ、該開口4には
蓋をかぶせて持ち帰ることができる。
そして、この補給タンク1から金属製の油タンク2に
給油する時には、油タンク天板3を吐出パイプ5ごと取
り外し、有底筒状の油タンク2内に補給タンク1をその
まま挿入し、開口4に蓋がある時には取り外し、吐出パ
イプ5を開口4から補給タンク1内に挿入しながら油タ
ンク天板3を油タンク2に取り付けており、クランプや
ねじ止めなどの固定手段9によって油タンク天板3を密
着固定するものである。
従って、油タンク2と油タンク天板3を密着固定した
状態で、石油燃焼器を使うと補給タンク1内の燃料油が
吸い上げられて使用され、代って空気流通用の小孔3aか
ら油面が低下した補給タンク1内に空気が流入するもの
で、普通の油タンクと変わりなく、また、油タンク天板
3が油タンク2に密着固定することによって、油タンク
2の耐熱性や対転倒性が向上し、もし転倒した時の許容
油洩れ量等は普通の油タンクと全く変りなくすることが
できたものである。
他の実施例である第2図は燃料ポンプを用いないで落
差圧によって燃料を供給する為のもので、6は油タンク
天板3に取り付けた吐出パイプ5の先端に設けたエア抜
きジャバラ、5bは油タンク天板3の内側付近の吐出パイ
プ5に設けた分岐、7は金属製の油タンク2の下部に取
り付けた給油開閉弁、8は前記分岐5bと給油開閉弁7と
を連結する可撓性であり、石油燃焼器の燃料管は給油開
閉弁7に接続することによって、吐出パイプ5の先端部
と連通している。
この為、燃料の補給の為に油タンク天板3の固定手段
9を外すと、蛇行して収納されていた可撓管8が伸びて
吐出パイプ5ごと油タンク天板3を取り外すことがで
き、把手1aを使って補給タンク1を取り出して、給油ス
タンドなどで燃料の充填を受けることができる。そし
て、燃料が充填された補給タンク1を油タンク2に再び
装着することで、石油燃焼器が使用可能になる。
また、油タンク2と油タンク天板3とは密着固定され
ており、油タンク天板3から突出する吐出パイプ5の端
に設けたエア抜きジャバラ6を操作すると、吐出パイプ
5と可撓管8内の空気を抜いて燃料油で満たすことがで
きる。この為、給油開閉弁7に石油燃焼器の燃料管を接
続すれば、吐出パイプ5及び可撓性8が燃料油で満たさ
れているから、給油開閉弁7を開くことに行って、サイ
フォン作用によって油タンク2内の燃料油が落差圧で石
油燃焼器に供給することができるようになったものであ
る。
10はエア抜きジャバラ6の外周を覆う保護用キャップ
であり、エア抜きジャバラ6を操作する時は取り外して
行なうものである。6a・6bはエア抜きジャバラ6や吐出
パイプ5に取り付けた逆止弁であり、エア抜きジャバラ
6に取り付けた逆止弁6aは、エア抜きジャバラ6から追
い出した空気が再び戻らないようにしてエヤ抜きジャバ
ラ6内を燃料油で満たす働きがあり、一方、吐出パイプ
5に取り付けた逆止弁6bは吐出パイプ5や可撓管8に入
った燃料油が再び補給タンク1内に戻らないようにして
おり、数回のポンピング操作で吐出パイプ5と可撓性8
内の空気を追い出し、給油開閉弁7を開くことで補給タ
ンク1内の燃料を落差圧で石油燃焼器に供給できるよう
になる。
尚、エア抜きジャバラ6の内容量を吐出パイプ5の内
容量よりも大きくすれば、逆止弁6a・6bは不用であり、
エア抜きジャバラ6を圧縮する時はエア抜きジャバラ6
と吐出パイプ5内の空気が補給タンク1へ追い出され、
エア抜きジャバラ6が膨らむ時に、補給タンク1の燃料
油が吐出パイプ5とエア抜きジャバラ6内に吸い込ま
れ、かつ、分岐5bよりも上位にある燃料油は可撓管8に
流入して燃料油で満たすから、エア抜きジャバラ6内の
燃料油は可撓管8内の空気と置き代わって可撓管8内を
燃料油で満たすことができ、複数回のポンピングで可撓
管8とエア抜きジャバラ6と吐出パイプ5内の空気はす
べて補給タンク1へ追い出されて、燃料油で満たすこと
ができるものである。
[効果の説明] 以上のようにこの考案は、有底筒状の油タンク2の側
板の上端部に着脱自在に油タンク天板3を密着固定し、
油タンク2の吐出パイプ5を油タンク天板3に取り付け
たもので、油タンク2への給油は、空になった補給タン
ク1を給油スタンドなどで満タンとし、その後、補給タ
ンク1を油タンク2に内に挿入することで、燃料油の補
給操作が完了するもので、途中で手を汚す恐れもなく、
気軽に取り扱うことができるようになった。
また、金属製の油タンク2は補給用のタンク1と違っ
て、油タンクとして必要な各種安全構造を備えることが
でき、補給用タンク1は油タンク2内に位置して油タン
クとしては機能しないから、油タンク2の安全性能に何
等影響せずに、必要な安全性能を満たすことができた。
更に、補給用タンク1は給油スタンドからの移動のみ
に使われるから、安価な素材が使用可能であり、補給タ
ンク1は透明に近いポリタンクで構成する時でも、通常
時の保管は油タンク2内であり、紫外線等にさらされ
て、変質灯油化も起きないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図・第2図はこの考案品の実施例を示す断面図であ
る。 1……補給タンク、1a……把手、2……油タンク、3…
…油タンク天板、3a……空気流通用の小孔、4……開
口、5……吐出パイプ、5b……分岐、6……エア抜きジ
ャバラ、7……給油開閉弁、8……可撓管

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側板と底板によって有底筒状に形成した金
    属製の油タンク2と、油タンク2の側板の上端部に着脱
    自在に密着固定される油タンク天板3と、油タンク天板
    3に取り付けられ、油タンク2の底板に向かって伸びる
    吐出パイプ5と、該吐出パイプ5を取り付けた油タンク
    天板3に設けた空気流通用の小孔3aとを備え、金属製の
    油タンク2内に燃料を補給するポリエチレン製などの補
    給タンク1の形状を金属製の油タンク2の内部形状と略
    同一とし、かつ、補給タンク1の上部には、把手1aと、
    開口4とを設け、金属製の油タンク2内に挿入される補
    給タンク1の開口4の位置と、前記油タンク天板3に取
    り付けた吐出パイプ5の位置とをほぼ一致させ、油タン
    ク2は補給タンク1をタンク内に装着することで燃料の
    補給を行ない、密着固定した油タンク天板3の吐出パイ
    プ5から燃料を取り出すことを特徴とする燃焼補給装置
    付油タンク。
  2. 【請求項2】油タンク天板3に取り付けた吐出パイプ5
    の先端にはエア抜きジャバラ6を取り付け、該油タンク
    天板3の内側付近の吐出パイプ5に分岐5bを設け、か
    つ、金属製の油タンク2の下部に給油開閉弁7を取り付
    け、前記分岐5bと給油開閉弁7とを可撓管8で連結した
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料補給装置付油タン
    ク。
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JPS5712289A (en) * 1980-06-24 1982-01-22 Asahi Chemical Ind Dryer for granular solid
JPS57111139A (en) * 1980-12-27 1982-07-10 Mitsubishi Electric Corp Remote control device

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