JPH08135955A - サイホン式給油ポンプ - Google Patents

サイホン式給油ポンプ

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Publication number
JPH08135955A
JPH08135955A JP27378194A JP27378194A JPH08135955A JP H08135955 A JPH08135955 A JP H08135955A JP 27378194 A JP27378194 A JP 27378194A JP 27378194 A JP27378194 A JP 27378194A JP H08135955 A JPH08135955 A JP H08135955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
refueling
cartridge tank
plug
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP27378194A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Nakabayashi
満男 中林
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Home Tech Ltd filed Critical Hitachi Home Tech Ltd
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Publication of JPH08135955A publication Critical patent/JPH08135955A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイホン式給油ポンプに満量検知自動停止機
能を付加する。 【構成】燃料を保管するポリタンク11から、石油燃焼
器のカートリッジタンク12へ燃料を給油する給油ポン
プ1からなるサイホン式給油ポンプにおいて、カートリ
ッジタンク12の給油口12aに栓9を着脱自在に気密
結合させ、栓9に給油ポンプ1の吐出ホース8を気密接
続し、更に栓9に空気抜き管10を気密接続し、この空
気抜き管10の上端を給油ポンプ1の最高部2aまで延
長保持したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】液体燃料を保管するポリタンク等
から、石油燃焼器のカートリッジタンク等へ燃料を給油
するサイホン式給油ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のサイホン式給油ポンプはJIS-S-20
37「石油燃焼機器用注油ポンプ」に記載されている手動
式ポリエチレン缶用または、手動式ドラム缶用がある。
【0003】その構成は、吸入管、弁箱、弁箱の中に吸
入弁と吐出弁、作動筒、空気孔、空気孔ふた、吐出ホー
スから出来ている。
【0004】その使用方法は、ポリタンク内の燃料油面
より、吐出ホースの出口端を低くして作動筒を伸縮する
と、吸入弁と吐出弁によりポンプ作用で、ポリタンク内
の燃料が吐出ホースより流出する。
【0005】その後はサイホンの原理でポリタンク内の
燃料が継続して流出する。
【0006】流出した燃料で、例えば石油燃焼器のカー
トリッジタンクが満量になったら、空気孔ふたを緩め
て、空気孔から作動筒、弁箱に空気を流してサイホン原
理の継続を断って流出を停止させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のサイホン式給油
ポンプはカートリッジタンク等への給油時、使用者は燃
料流入状態を監視し、満量と判断した時に空気孔ふたを
緩めて給油を停止させるため、給油始めから完了まで常
に燃料流入状態を監視する必要があった。
【0008】そこで、JIS-S-2037「石油燃焼機器用注油
ポンプ」には電池式ポリエチレン缶用も記載されている
ように、乾電池を用いた給油ポンプで自動停止式のもの
もあるが、価格が高く普及の多い手動式では自動停止す
る物は無かった。
【0009】また、給油に際して、カートリッジタンク
の給油口ふたを外さねばならないが給油口ふたは、石油
燃焼器を使用中、燃料に浸っているため、給油口ふたを
外すとき手に燃料が付いて、手が汚れる問題点もあっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は課題を解決する
ため、燃料を保管するポリタンクから、石油燃焼器のカ
ートリッジタンクへ燃料を給油する給油ポンプからなる
サイホン式給油ポンプにおいて、カートリッジタンクの
給油口に栓を着脱自在に気密結合させ、栓に給油ポンプ
の吐出ホースを気密接続し、更に栓に空気抜き管を気密
接続し、空気抜き管の上端を給油ポンプの最高部まで延
長保持したものでる。
【0011】また、空気抜き管の上端に開口部を有する
燃料貯めを設け、そして空気抜き管の下端を栓の内方に
カートリッジタンクの満油面位置まで突出させたもので
ある。
【0012】栓はカートリッジタンクの給油口ふたを外
すことなく直接給油口ふたに着脱自在に気密結合させた
ものである。
【0013】
【作用】石油燃焼器のカートリッジタンクは栓によっ
て、給油ポンプの吐出ホース及び空気抜き管以外は密閉
されており、サイホンの原理でポリタンクの燃料がカー
トリッジタンクへ移ると、カートリッジタンク内の空気
は空気抜き管を通って抜けていく。
【0014】カートリッジタンク内の油面で空気抜き管
が塞がれると、燃料は空気抜き管内を通って上昇する
が、ポリタンク内の油面高さまでで、ポリタンク内油面
ヘッド(水頭)と空気抜き管内油面ヘッドが釣り合った
所で、サイホンの原理が作用しなくなり給油は自動停止
する。
【0015】ここで、給油ポンプの空気孔ふたを緩める
と、弁箱と吐出ホース内及び、空気抜き管内の燃料がカ
ートリッジタンク内へ流入し、流入した分だけ空気抜き
管内を昇って行くが、空気抜き管の上端の燃料貯めに収
容されると共に空気抜き管と吐出ホースで油面ヘッド差
“0”の所でバランスする。
【0016】次に、カートリッジタンクの給油口に圧入
した栓を外すと空気抜き管と吐出ホースでバランスして
いた燃料はカートリッジタンク内へ流入して給油が完了
する。
【0017】空気抜き管のカートリッジタンク内への突
出寸法をカートリッジタンク満油面高さにセットするこ
とで、規定満量で給油を停止し、弁箱と吐出ホース及
び、空気抜き管内の燃料をカートリッジタンク内へ受け
る余裕を保つことが出来る。
【0018】また給油時、カートリッジタンクの給油口
ふたを外すことなく直接給油口ふたに栓を気密結合でき
るので、使用者は給油口ふたに手を触れることなく給油
できる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例を示す図1により説明す
る。
【0020】図において、1はサイホン式給油ポンプの
本体でプラスチック製の手動式の給油ポンプである。2
は中空で伸縮性のある作動筒で上部に空気孔2aが設け
られ、空気孔ふた3がネジ結合され、ネジを緩めると、
空気孔2aが開放される。3は空気孔ふた、4は弁箱で
内部には逆流防止のための吸入弁5、吐出弁6を設け、
3つの接続口にそれぞれ、吸入管7、吐出ホース8、作
動筒2が接続されている。7は吸入管、8は吐出ホー
ス、9は栓、10は空気抜き管、11は燃料を保管する
ポリタンク、12は石油燃焼器の燃料を収容するカート
リッジタンクで給油口12aを設けてあり通常は給油口
12aに弁付きの給油口ふた14が螺着してあり、給油
時に石油燃焼器から取り出され、給油口12aを上に向
けてセットし給油口ふた14を給油口12aから外して
給油ポンプ1の吐出ホース8を挿入して給油するもので
ある。13は上部に開口部13aを有する燃料貯めで空
気抜き管10の上部に設けてある。
【0021】次に上記の構成の作用を説明する。
【0022】本発明では、給油時に栓9をカートリッジ
タンク12の給油口12aに着脱自在に気密結合(圧入
して密封)させ、吐出ホース8の吐出側を栓9に気密接
続する。
【0023】また、栓9には空気抜き管10を気密接続
し空気抜き管10の上端の燃料貯め13の開口部13a
を給油ポンプ1の空気孔2aの高さまで延長保持する。
そして給油ポンプ1の吸入管7はポリタンク11内の燃
料内に投入し、作動筒2を伸縮すると吸入弁5、吐出弁
6の作用でポリタンク11内の燃料を汲み上げ、カート
リッジタンク12に流入する。カートリッジタンク12
内の空気は空気抜き管10を通って抜ける。ポリタンク
11内油面と吐出ホース8出口との落差Hによりサイホ
ンの原理でポリタンク11内燃料はカートリッジタンク
12への流入が継続する。
【0024】このためカートリッジタンク12内油面が
上昇し、空気抜き管10まで達するとカートリッジタン
ク12内空気は抜けなくなり、燃料が空気抜き管10内
を昇って行くがポリタンク11内油面高さまで昇ったと
ころでポリタンク11内油面ヘッド(水頭)と空気抜き
管10内油面ヘッドが釣り合ってサイホンの原理が働か
なくなり、燃料の流入が止まる。
【0025】ここで、栓9から空気抜き管10の下端
(入り口)までの高さhはカートリッジタンク12の満
量位置に合わせて設定することで、カートリッジタンク
12が満量で自動停止するサイホン式給油ポンプとな
る。
【0026】またカートリッジタンク12が満量になっ
たら、空気孔ふた3を緩めると作動筒2に空気が入っ
て、弁箱4及び、吐出ホース8内の燃料はカートリッジ
タンク12へ流入するが、この流入した燃料は空気抜き
管10を昇って行く。この時の流入する油量を燃料貯め
21が受けとめる。また、空気孔ふた3を緩める前に、
作動筒2を伸縮してしまうと、燃料は空気抜き管10を
通って溢れ出すこともあるので、燃料貯め21は作動筒
2を誤って2〜3回伸縮させても溢れない余裕のある容
量にすることが好ましい。
【0027】空気孔ふた3を緩めて空気抜き管10を昇
って行く燃料は燃料貯め21に収容されると共に空気抜
き管10と吐出ホース8で油面ヘッド差“0”の所でバ
ランスする。
【0028】次に、カートリッジタンク12の給油口1
2aに圧入した栓9を外すと空気抜き管10と吐出ホー
ス8でバランスしていた燃料はカートリッジタン12ク
内へ流入して給油が完了する。
【0029】本発明の他の実施例を示す図2により説明
する。
【0030】図2はカートリッジタンク12の給油口ふ
た14を外さずに燃料をカートリッジタンク12に給油
する構造の一実施例である。
【0031】カートリッジタンク12の給油口12aに
はパッキン15を介して給油口ふた14がネジ結合され
ている。給油口ふた14は給油ポンプ1の吐出筒17を
挿入するための開口14aを有し、内部に開口14aに
ばね20を介して圧接する弁体19を装着してある。
【0032】一方、キャップ形状の栓9には吐出ホース
8及び、吐出筒17、通気筒18が気密接続され、通気
筒18には空気抜き管10が気密接続されている。
【0033】キャップ形状の栓9は例えばゴムの様な弾
性材で成形し、給油口ふた14に直接着脱自在に気密結
合(圧入して密封)させ、結合部の気密を保つ構成とす
る。給油口ふた14の弁体19は通気筒18によって押
し下げられており、吐出筒17から流出する燃料は、カ
ートリッジタンク12内へ給油される。
【0034】この例の給油についての作用は前者の例と
同様であるが、給油時に使用者はカートリッジタンク1
2の給油口ふた14に手を触れることなく燃料をカート
リッジタンク12に給油できる。
【0035】
【発明の効果】低価格であるサイホン式給油ポンプにお
いて、満量時自動停止機能を付加することが可能となっ
た。従って給油ポンプをセットすれば、その後はそばに
人が付いて居なくても良く、その間別の生活時間にする
ことが出来る。
【0036】また、満量位置は空気抜き管または通気筒
の突出寸法hによって容易に設定ができる。
【0037】なお、栓はd寸法を出来るだけちいさく、
D寸法を大きく設定することによってカートリッジタン
クの各種サイズの給油口に適合出来て互換性の高いもの
にすることが出来る。
【0038】従って、給油口ふたを外さずにカートリッ
ジタンクに燃料を給油し、満量になったら自動停止する
構造も可能であり、給油口ふたに付着した燃料で手を汚
すことなく、燃料の給油ができる使い勝手の良いサイホ
ン式給油ポンプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すサイホン式給油ポンプ
により、ポリタンクからカートリッジタンクへ燃料を給
油する時の構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すサイホン式給油ポン
プによりカートリッジタンクの給油口ふたを外さずにカ
ートリッジタンクへ燃料を給油する時の要部構成図であ
る。
【符号の説明】
1 給油ポンプ(本体) 2 作動筒 2a 最高部(空気孔) 3 空気孔ふた 8 吐出ホース 9 栓 10 空気抜き管 11 ポリタンク 12 カートリッジタンク 12a 給油口 13 燃料貯め 13a 開口部 14 給油口ふた

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を保管するポリタンク(11)か
    ら、石油燃焼器のカートリッジタンク(12)へ燃料を
    給油する給油ポンプ(1)からなるサイホン式給油ポン
    プにおいて、前記カートリッジタンク(12)の給油口
    (12a)に栓(9)を着脱自在に気密結合させ、この
    栓(9)に前記給油ポンプ(1)の吐出ホース(8)を
    気密接続し、更に栓(9)に空気抜き管(10)を気密
    接続し、この空気抜き管(10)の上端を前記給油ポン
    プ(1)の最高部(2a)まで延長保持したことを特徴
    とするサイホン式給油ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記空気抜き管(10)の上端に開口部
    (13a)を有する燃料貯め(13)を設けたことを特
    徴とする請求項1記載のサイホン式給油ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記空気抜き管(10)の下端は前記栓
    (9)の内方に前記カートリッジタンク(12)の満油
    面位置まで突出させたことを特徴とする請求項1記載の
    サイホン式給油ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記栓(9)は前記カートリッジタンク
    (12)の給油口ふた(14)を外すことなく直接給油
    口ふた(14)に着脱自在に気密結合させたことを特徴
    とする請求項1記載のサイホン式給油ポンプ。
JP27378194A 1994-11-08 1994-11-08 サイホン式給油ポンプ Pending JPH08135955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27378194A JPH08135955A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 サイホン式給油ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP27378194A JPH08135955A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 サイホン式給油ポンプ

Publications (1)

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JPH08135955A true JPH08135955A (ja) 1996-05-31

Family

ID=17532495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27378194A Pending JPH08135955A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 サイホン式給油ポンプ

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JP (1) JPH08135955A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2816256B1 (en) * 2013-06-17 2022-04-06 Deere & Company Reservoir assembly with breather vent

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2816256B1 (en) * 2013-06-17 2022-04-06 Deere & Company Reservoir assembly with breather vent

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