JP2002242651A - 可変式リアクタンス型消音装置 - Google Patents

可変式リアクタンス型消音装置

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JP2002242651A
JP2002242651A JP2001041983A JP2001041983A JP2002242651A JP 2002242651 A JP2002242651 A JP 2002242651A JP 2001041983 A JP2001041983 A JP 2001041983A JP 2001041983 A JP2001041983 A JP 2001041983A JP 2002242651 A JP2002242651 A JP 2002242651A
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sound
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pipe
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inlet pipe
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JP2001041983A
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Kunio Nakazawa
邦夫 中沢
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Hitachi Ltd
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一次音の特定の周波数に適応して消音すると、
その整数倍の周波数に消音効果がゼロの帯域を生じる。 【解決手段】伝搬してくる一次音をセンサ6aで採取
し、そのピーク周波数に合わせ膨張室2,3の寸法を駆
動装置12aで変えてそのピーク音を消音し、消音後の
二次音をセンサ6bで採取し、二次音に残っているピー
ク周波数を検出し、これを効果的に消音する挿入管長さ
を制御装置9で算出し、駆動装置12bで挿入管長さを
変え、二次音のピーク音も消音する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音のエネルギーの
反射と共鳴効果により消音するリアクタンス型消音装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】膨張型消音装置に代表されるリアクタン
ス式消音装置では、膨張室の長さにより消音できる対象
周波数が決まる。変動する音に対して効果的に消音する
方法として、例えば日本音響学会誌46巻6号(199
0,p479〜P485)に記載のようにピーク音の周
波数に合わせ膨張室の寸法を変える方法が報告されてい
る。
【0003】また、膨張室と係合する挿入管を設け、変
動する音に対して膨張室内での挿入管の長さを可変して
消音する方法も知られている(特開平7−4223
号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、膨
張室または挿入管のサイズから特定された周波数のピー
ク音は消音できるが、消音効果が得られない周波数域が
発生するため、全体として大きな消音量が得られない場
合がある。
【0005】本発明の目的は、従来技術の問題点を克服
し、特定周波数を消音するとともに、その波長に関連す
る他の周波数域も消音可能なリアクタンス型消音装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、管を伝搬し
てくる一次音のピーク周波数に合わせて膨張室の長さを
変化させ一次音を消音するとともに、消音後の膨張室出
口で検出した二次音のピーク周波数に合わせ挿入管の長
さを変化させ二次音を消音することにより達成される。
すなわち、一次センサから取込まれた一次音のピーク周
波数分析データよりレベルが最も高い周波数を検出し、
このピーク周波数において最大の消音効果が得られる膨
張室の長さを演算し、駆動措置を制御して膨張室の長さ
を変える。更に、一次ピーク音の消音後に、二次音を膨
張室出口に設けた二次センサより検出し、二次音のピー
ク周波数を検出し、この周波数で最も大きい消音効果が
得られる挿入管長さを演算し、駆動装置を制御して動か
して挿入管長を変える。
【0007】本発明によれば、膨張型消音装置では消音
効果ゼロの周波数帯域も消音できるため、複数のピーク
音がある音に対して効果的な消音が可能であり、周波数
変動する音に対しても効果的な消音が可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。本発明のリアクタンス型消音装置は、音が伝搬
してくる側(上流側)の入口管と、入口管に連なる膨張
室と、膨張室に連なる出口管と、前記膨張室と前記入口
管および/または前記出口管に係合して設けられた挿入
管により構成され、管内を伝搬してくる音のエネルギー
の反射及び共鳴効果を利用して消音させるリアクタンス
型消音装置において、前記入口管を伝播してくる一次音
を採取する一次センサと、前記一次音が最小となるよう
に前記膨張室の寸法を可変する膨張室寸法可変手段と、
前記出口管を伝播してくる二次音を採取する二次センサ
と、前記一次音が最小化された後の二次音が最小となる
ように前記膨張室内における挿入管の長さを可変する挿
入管寸法可変手段を設けることにより、実現できる。
【0009】実施例1を図1〜図3により説明する。図
1は可変式リアクタンス型消音装置の構成図である。消
音装置は、伝搬してくる音の上流側である入口管1、固
定膨張室2、可変膨張室3、出口管4、及び入口管1と
固定膨張室2に係合された可変挿入管5により構成され
ている。
【0010】入口管1に設けられた一次センサ6aによ
り管内部を伝搬してくる一次音を採取し、この一次音を
増幅器7aにより増幅し、A/D変換器8aによりA/
D変換し、制御装置9に入力する。制御装置9はピーク
周波数検出部10、一次演算部11及び二次演算部15
で構成され、ピーク周波数検出部10は音圧レベルの最
も高いピーク周波数を検出し、そのピーク周波数が消音
可能な周波数範囲の上限値以内かを判定する。
【0011】膨張型あるいは挿入管型消音装置では、対
象音が平面波の場合に効果があり、平面波の仮定が成立
する上限周波数fcは、断面が円筒形の場合は(1)
式、断面が長方形の場合は(2)式で求められる。
【0012】fc=1.22c/D …(1) fc=c/a …(2) ここで、c:音速(m/s)、D:円筒形断面の直径
(m)、a:長方形断面の長辺の長さ(m)である。
【0013】この条件を満足していれば、一次演算部1
1において検出したピーク周波数で最大の消音効果が得
られる膨張室の長さを算出する。なお、一次音のピーク
周波数が上限周波数fcを越えている場合は、次にレベ
ルが高いピーク周波数を検出し、その周波数が上限周波
数fc以内かを判定するようにしてもよい。
【0014】膨張室は固定膨張室2と可変膨張室3によ
り構成されており、一次演算部11で算出された膨張室
の長さの情報を駆動装置12aに伝達し、減速機13a
により駆動棒14aに連結された可変膨張室3を移動さ
せ、膨張室の入口から出口までの長さを演算部11で算
出した長さに設定する。装置12a〜14aが前記膨張
室寸法可変手段の一例で、これにより一次音を効果的に
消音する。
【0015】消音量は等価損失(Transmission Loss)
と呼ばれる。この膨張室による等価損失TL(dB)は管
部の断面積をS1(m2)、膨張室の断面積をS
2(m2)、膨張室の長さ(膨張室入口・出口間距離)をl
0(m)、音の波長をλとした場合、(3)式で求める
ことができる。
【0016】 TL=10log10{1+((1/4)×((m−1)/m)2)×sin(kl0)} =10log10{1+((1/4)×((m−1)/m)2)×sin(2πl0/λ)} =10log10{1+((1/4)×((m−1)/m)2)×sin(2πfl0/c)} … (3) ここで、m=S2/S1、k=2π/λ=2πf/cS
1、λ=c/fS1である。
【0017】(3)式より、膨張室長さl0が対象音
(一次音)の波長λの1/4、3/4、5/4の場合、つ
まり1/4波長の奇数倍のときに極大値となり最大の消
音効果が得られる。しかし、半波長λ/2の整数倍とな
るλ/2、λ、3λ/2の場合は消音効果がゼロにな
る。言い換えれば、最大消音効果が得られるl0=λ/4
の周波数をfとすると、その奇数倍である3f,5f,
7f....の周波数で最大の消音効果、整数倍である
2f,4f,6f,8f....の周波数でゼロの消音
効果となる。
【0018】従って、膨張室の長さを一次音の最も音圧
レベルが高いピーク周波数に合わせて調整した場合、そ
のピーク音が支配的な場合には効果的であるが、他の周
波数帯域でも音圧レベルが高い場合、あるいはl0=λ
/4となる周波数fの2f,4f,6f....に、次
に高いピーク音がある場合は全体として大きな消音効果
は期待できないことになる。
【0019】そこで、膨張室の長さを可変して一次音の
ピーク音を消去した後、出口管4で二次センサ6bによ
り二次音を採取し、増幅器7b及びA/d変換器8bを
通し、ピーク周波数検出部10で最も高いレベルのピー
ク周波数を検出し、二次演算部15で二次音のピーク周
波数を消音するための可変挿入管5の挿入長さlを算出
する。二次演算部15より得られた挿入管長さlを駆動
装置12bに伝達し、減速機13bにより駆動棒14b
に連結された可変挿入管5を移動させ、二次音について
も効果的に消音する。装置12b〜14bが前記挿入管
寸法可変手段の一例である。
【0020】なお、上記では一次演算部11で最適な膨
張室長さ、二次演算部15で最適な挿入管長さを算出し
たが、本発明はこれに限られない。入口管のピーク音や
出口管のピーク音を採取し、それらピーク音が最小にな
るように、例えば、ピーク音のレベルを監視しながら、
駆動装置12a,bを駆動するようにしてもよい。ま
た、一次音は一次演算部11の結果に基づき、二次音は
そのピークレベルを監視しながら駆動装置12bを駆動
するようにしてもよい。
【0021】図2は膨張室での消音特性を示したもので
ある。断面積S1である入口管16と断面積S2、長さl
0の膨張室17で構成され、l0を消音したい対象音の波
長λの1/4の長さにすることで最大の消音効果を得ら
れる。この時の周波数をfとするとf,3f,5f,7
f....の周波数において最大の効果が得られるが、
2f,4f,6f,8fでは消音効果がゼロとなる。
【0022】図3は本実施例による挿入管の消音特性を
示したものである。長さl0の膨張室17の入口より挿
入管18を長さl1だけ挿入させたもので、その挿入管
長さl1を膨張室長さl0の1/2にした場合は、2f,
6f,10f....において大きな消音効果を得るこ
とができる。但し、4f,8f,12fでの消音効果は
ゼロである。また、挿入管長さl1を膨張室長さl0の1
/4にした場合は、4f,10f....において大き
な消音効果を得ることができる。
【0023】以上、本実施例によれば、可変設定された
膨張室長さをl0とし、最大消音効果が得られるl0=λ
/4の周波数をfとすると、奇数倍のf,3f,5f,
7f,....で最大の消音効果、整数倍の2f,4
f,6f,8f,....でゼロの消音効果となる。こ
の整数倍の周波数に対し、膨張室内に挿入する挿入管長
さlを膨張室長さl0の1/2または1/4とすると、
l=l0/2で2f,6f,....、l=l0で6f,
10f,....に大きな消音効果を得ることができる。
このように、一次音ピークの消去後に、残った二次音の
ピークも消去できるので、広範囲の周波数帯域で消音効
果が得られ、弁開度あるいは回転数の変化により対象音
が変化するような運転条件に適用して効果が大きい。な
お、本発明の可変式リアクタンス型消音装置は膨張室が
角柱、円柱何れの場合も含む。
【0024】このように、従来の膨張型消音装置で消音
できなかった周波数帯域の音を挿入管を併用することで
補うことができる。従って一次音に合わせ膨張室の長さ
を変え、一次ピーク音を効果的に消音したあと、再度そ
の消音後の二次音に対し挿入管の挿入長さを最適長さに
可変し、残ったピーク音を消音することにより、全体と
して大きな消音効果を得ることが可能である。
【0025】次に、他の実施例を説明する。図4は実施
例2による可変式リアクタンス型消音装置の構成を示
し、図1との相違は膨張室の両側に挿入管を設けている
点にある。実施例1と同様に入口管部1内の一次センサ
6aで採取した一次音のピーク周波数に合わせ、可変膨
張室3を移動し一次音のピーク音を消去し、その消音後
の二次音を二次センサ6bで再度採取し、ピーク周波数
検出部10で二次音のピーク周波数を検出し、二次演算部
15で二次音のピークレベルが最小となる可変挿入管5、
19の長さl1,l2を算出する。ここで得られた可変挿入
管5及び可変挿入管19の最適長さを駆動装置20a及び20
bに伝達し、可変挿入管5及び可変挿入管19の位置を可
変し最適な消音を実施する。
【0026】図5は実施例2の消音特性を示したもので
ある。入口側の挿入管長さl1を膨張室の長さl0の1/
4に、出口側の挿入管長さl2を膨張室の長さl0の1/
2にした場合で、片側だけの挿入管における消音効果が
ゼロの周波数帯域を補うことが可能となる。
【0027】図6は実施例3による可変式リアクタンス
型消音装置を示す。実施例1では挿入管長さを可変し二
次音のピークを消音しているが、実施例3では膨張室を
2つの可変膨張室を結合して構成し、その一つを移動し
て膨張室長さを可変するとともに、他の一つを移動して
挿入管部の長さを調整する。本実施例における入口・出
口管及び膨張室は円柱形としての実施例である。
【0028】実施例1と同様に、入口管1内に設けられ
た一次センサ6aにより採取された一次音を制御装置9
でピーク周波数及びこれを消音させるための最適膨張室
長さを算出し、この情報で駆動装置12a、減速機13a
及びこれに連結されている回転歯車部23を駆動させる
ことにより、これに噛み合っている可変膨張室22aの
外周の回転歯車部24を回転させ可変膨張室22aを回
転移動させ、可変膨張室22a及び22bで構成された膨
張室の寸法l0を最適長さに可変する。
【0029】次に、二次センサ6bで採取した二次音の
ピーク周波数とそのピーク周波数を消音するための最適
挿入管長さl1、l2を二次演算部15で演算し、その結果
により駆動装置12b及び減速機13bを駆動し、これ
に連結されている駆動棒14bにより可変膨張室22b
を移動させ、膨張室内の入口管1の挿入(挿入管部)長
さを可変する。可変膨張室22bはスライド部25b及び
26bにより、入口管1に沿って管方向に自由にスライ
ドが可能である。また、可変膨張室22aと出口管4
も、スライド部25a,26aにより管方向に自由にスラ
イドが可能である。
【0030】この場合、可変膨張室22aと可変膨張室
22bは回転溝部27aと27bで噛み合っており、可変
膨張室22bのスライドに伴い可変膨張室22aも一体と
なって移動するため、膨張室の容積(長さ)は変わらな
い。このように2つの可変膨張室を移動することによ
り、膨張型及び挿入管型による一次音及び二次音の効果
的な消音が可能になる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、一次音の音圧レベルの
ピークを検出し、これを消音させるために膨張室の入口
・出口の長さを最適化すると共に、二次音のピークを検
出し、これを消音させるために挿入管長さを最適化する
ので、広範囲の周波数帯域に対して消音が可能となり、
周波数変動する音に対しても効果的な消音をできる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変式リアクタンス型消音装置の一実
施例による構成図。
【図2】リアクタンス型消音装置の膨張型の消音特性
図。
【図3】リアクタンス型消音装置の挿入管型の消音特性
図。
【図4】可変式リアクタンス型消音装置の他の実施例に
よる構成図。
【図5】図4の消音装置の消音特性図。
【図6】可変式リアクタンス型消音装置の更に他の実施
例による構成図。
【符号の説明】
1…入口管部、2…固定膨張室、3…可変膨張室、4…
出口管、5…可変挿入管、6a,6b…センサ、7a,7b
…増幅器、8a,8b…A/D変換器、9…制御装置、10
…ピーク周波数検出部、11…一次演算部、12a,12b…駆
動装置、13a,13b…減速機、14a,14b…駆動棒、15…二
次演算部、16…入口管、17…膨張室、18…挿入管、19,
21…可変挿入管、20a,20b…駆動装置、22a,22b…可変
膨張室、23,24…回転歯車部、25a,25b,26a,26b…ス
ライド部、27a,27b…回転溝部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音が伝搬してくる側(上流側)の入口管
    と、入口管に連なる膨張室と、膨張室に連なる出口管
    と、前記膨張室と前記入口管および/または前記出口管
    に係合して設けられた挿入管により構成され、管内を伝
    搬してくる音のエネルギーの反射及び共鳴効果を利用し
    て消音させるリアクタンス型消音装置において、 前記入口管を伝播してくる一次音を採取する一次センサ
    と、前記一次音が最小となるように前記膨張室の寸法を
    可変する膨張室寸法可変手段と、前記出口管を伝播して
    くる二次音を採取する二次センサと、前記一次音が最小
    化された後の二次音が最小となるように前記膨張室内に
    おける挿入管の長さを可変する挿入管寸法可変手段を設
    けることを特徴とする可変式リアクタンス型消音装置。
  2. 【請求項2】 音が伝搬してくる側(上流側)の入口管
    と、入口管に連なる膨張室と、膨張室に連なる出口管
    と、前記入口管と前記膨張室に係合して設けられた挿入
    管により構成され、管内を伝搬してくる音のエネルギー
    の反射及び共鳴効果を利用して消音させるリアクタンス
    型消音装置において、 前記入口管を伝播してくる一次音を採取する一次センサ
    と、前記出口管を伝播してくる二次音を採取する二次セ
    ンサと、前記一次音及び前記二次音をアナログ信号から
    デジタル信号に変換するA/D変換器と、前記一次音及
    び前記二次音のレベルが最も高くなるピーク周波数を検
    出するピーク周波数検出部と、前記一次音のピーク周波
    数の消音に適した前記膨張室の寸法を算出する第1の演
    算部及び前記二次音のピーク周波数の消音に適した前記
    挿入管の膨張室内寸法を算出する第2の演算部と、前記
    第1の演算部の出力で前記膨張室の寸法を可変する膨張
    室寸法可変駆動部と、前記第2の演算部の出力で前記挿
    入管の膨張室内寸法を可変する挿入管寸法可変駆動部を
    設け、前記一次音のピーク周波数を消音し、その後に前
    記二次音のピーク周波数を検出し、消音することを特徴
    とするリアクタンス型消音装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記膨張室と前記出口管に係合して、その膨張室内寸法
    を可変できる第2の挿入管と、前記第2の演算部の第2
    の出力で前記第2の挿入管の膨張室内寸法を可変する第
    2の挿入管寸法可変駆動部を設けたことを特徴とするリ
    アクタンス型消音装置。
  4. 【請求項4】 音が伝搬してくる側(上流側)の入口管
    と、入口管と連なる膨張室と、膨張室と連なる出口管
    と、前記入口管および前記出口管が膨張室内での挿入部
    を有するように構成され、管内を伝搬してくる音のエネ
    ルギーの反射及び共鳴効果を利用して消音させるリアク
    タンス型消音装置において、 前記入口管を伝播してくる一次音を採取する一次センサ
    と、前記出口管を伝播してくる二次音を採取する二次セ
    ンサと、前記一次音及び前記二次音をアナログ信号から
    デジタル信号に変換するA/D変換器と、前記一次音及
    び前記二次音のレベルが最も高くなるピーク周波数を検
    出するピーク周波数検出部と、前記一次音のピーク周波
    数の消音に適した前記膨張室の寸法を算出する第1の演
    算部及び前記二次音のピーク周波数の消音に適した前記
    挿入部の寸法を算出する第2の演算部と、 前記膨張室は2つの可変膨張部が回転溝部で結合されて
    なり、前記第1の演算部が算出する前記膨張室の寸法に
    なるように一方の可変膨張室を回転させる第1の駆動装
    置と、 前記膨張室と前記入口管及び出口管はそれぞれ摺動部に
    よりスライド可能に構成されてなり、前記第2の演算部
    の出力で前記入口管及び出口管の挿入部の寸法を可変す
    る第2の駆動装置を設け、 前記一次音のピーク周波数を消音し、その後に前記二次
    音のピーク周波数を検出し、消音することを特徴とする
    リアクタンス型消音装置。
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