JP2002242625A - 内燃エンジンの可変動弁機構 - Google Patents

内燃エンジンの可変動弁機構

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JP2002242625A
JP2002242625A JP2001043240A JP2001043240A JP2002242625A JP 2002242625 A JP2002242625 A JP 2002242625A JP 2001043240 A JP2001043240 A JP 2001043240A JP 2001043240 A JP2001043240 A JP 2001043240A JP 2002242625 A JP2002242625 A JP 2002242625A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化と高剛性化を両立させることができる
内燃エンジンの可変動弁機構を提供すること。 【構成】 形状が互いに異なる少なくとも低速用カム
(第1のカム)と高速用カム(第2のカム)を備え、リ
フター15,16に切換ピン17,18を出没自在に設
けて低速用カムをリフター15,16に当接せしめ、切
換手段によって前記切換ピン17,18を出没させて高
速用カムをロッカアーム24,25及び切換ピン17,
18を介してリフター15,16に選択的に当接させる
ことによって吸・排気バルブ5,6のリフト量を可変と
する。本発明によれば、ロッカアーム切換方式とリフタ
ー切換方式を併用するため、双方の利点である軽量化と
高剛性化を両立させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気バルブ又は排
気バルブの少なくとも一方のリフト量を可変とする内燃
エンジンの可変動弁機構に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃エンジンにおいては、燃焼室に開口
する吸気ポートと排気ポートが吸気バルブと排気バルブ
によってそれぞれ適当なタイミングで開閉されて所要の
ガス交換がなされるが、高速時において吸気又は排気の
流れを促進し、高い充填効率を確保して高出力を実現
し、且つ、低速時において高い燃焼効率を確保して高出
力と低燃費及び良好な排ガス特性を得るためには、吸気
バルブ又は排気バルブのリフト量と開閉タイミングの何
れか一方又は双方を高速時と低速時において切り換える
必要がある。このため、バルブのリフト量をエンジン回
転数に応じて可変させる可変動弁機構が従来より種々提
案されている。
【0003】ところで、1本のカム軸で可変動弁機構を
構成する場合、ロッカアーム又はリフターの何れか一方
を切り換える方式が採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロッカ
アームを切り換える方式では、リフターの構成が単純化
するために機構の軽量化が図られる反面、剛性の低下を
免れないという問題がある。
【0005】又、リフターを切り換える方式では、機構
に高い剛性を確保することができる反面、リフターの構
造が複雑化して高重量化するという問題がある。
【0006】従って、本発明の目的とする処は、軽量化
と高剛性化を両立させることができる内燃エンジンの可
変動弁機構を提供することにある。
【0007】ところで、ロッカアームを切り換える方式
では、吸・排気バルブを駆動するためのロッカアームを
それぞれ揺動自在に支持するためのロッカ軸が2本必要
であったため、ロッカ軸のシリンダヘッドへのレイアウ
トがスペース的に困難であるという問題があった。
【0008】従って、本発明の目的とする処は、ロッカ
軸を1本化してシリンダヘッドのコンパクト化を図るこ
とができる内燃エンジンの可変動弁機構を提供すること
にある。
【0009】又、従来の可変動弁機構においては、各気
筒について複数設けられたバルブを1組の共通の高・低
速用カムとロッカアームで駆動するようにしていたた
め、各バルブについてリフト量を独立に変えることがで
きず、最適なエンジン性能と排ガス特性を得ることがで
きないという問題があった。
【0010】従って、本発明の目的とする処は、各バル
ブについてリフト量を変えることによって最適なエンジ
ン性能及び排ガス特性を得ることができる内燃エンジン
の可変動弁機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、形状が互いに異なる少なく
とも第1のカムと第2のカムを備え、リフターに切換ピ
ンを出没自在に設けて第1のカムをリフターに当接せし
め、切換手段によって前記切換ピンを出没させて第2の
カムをロッカアーム及び切換ピンを介してリフターに選
択的に当接させることによってバルブのリフト量を可変
としたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ロッカアームを揺動自在に支持するロ
ッカ軸を吸・排気バルブに対して共通化して1本とする
とともに、該ロッカ軸をシリンダヘッドのプラグタワー
付近に配置したことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記第1及び第2のカムとロッカア
ーム及び切換ピンを各バルブに対して各々独立に設けた
ことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記切換ピンがリフターの段部から水平方
向に出没するよう構成したことを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ロッカアームの前記切換ピンが当接す
る下面を曲面としたことを特徴とする。
【0016】従って、請求項1記載の発明によれば、ロ
ッカアーム切換方式とリフター切換方式を併用するた
め、双方の利点である軽量化と高剛性化を両立させるこ
とができる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、ロッカ軸を
吸・排気バルブに対して共通化して1本としてこれをシ
リンダヘッドのプラグタワー付近に配置したため、該ロ
ッカ軸のシリンダヘッドへのレイアウトが容易化すると
ともに、シリンダヘッドのコンパクト化が図られる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、可変動弁機
構を各バルブに対して独立にそれぞれ設けたため、各気
筒について複数設けられた各バルブのリフト量を変える
ことができ、最適なエンジン性能及び排ガス特性を得る
ことができる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、切換ピンが
リフターの段部から水平方向に出没するよう構成したた
め、カムの押圧力を切換ピンを介してリフターで受ける
ことができ、切換ピンを出没させるための油圧等の駆動
力が小さくて済むとともに、切換ピンをロックするため
のロック手段が不要となって構造の単純化が図られる。
【0020】請求項5記載の発明によれば、ロッカアー
ムの切換ピンが当接する下面を曲面としたため、該ロッ
カアームの切換ピンへの当接面が常に切換ピンの最上面
となり、切換ピンに横方向の力が作用せず、該切換ピン
の作動性が高められる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明に係る可変動弁機構を備える
内燃エンジン要部の縦断面図、図2は同平面図、図3は
本発明に係る可変動弁機構の高速時の状態を示す斜視
図、図4は同側面図、図5は同正面図である。
【0023】本実施の形態に係る内燃エンジン1は、4
バルブ式の水冷4サイクル多気筒エンジンであって、図
1に示すように、シリンダヘッド2には各気筒について
2つの吸気通路3と2つの排気通路4(図1には1つの
み図示)がそれぞれ形成されている。そして、これらの
吸気通路3と排気通路4が燃焼室Sに開口する吸気ポー
ト3aと排気ポート4aは、本発明に係る可変動弁機構
によって駆動される吸気バルブ5と排気バルブ6によっ
てそれぞれ適当なタイミングで開閉され、それらのリフ
ト量は高速時と低速時で切り換えられる。尚、図示しな
いが、本実施の形態に係る内燃エンジン1においては、
前記シリンダヘッド2はシリンダブロックの上部に被着
されており、シリンダブロックには各気筒毎にシリンダ
が形成され、各シリンダにはピストンが摺動自在に嵌挿
されている。そして、各ピストンはコンロッドを介して
クランク軸に連結されており、各ピストンのシリンダ内
での往復直線運動はコンロッドを介してクランク軸の回
転運動に変換される。
【0024】ところで、図1に示すように、前記各吸気
バルブ5と排気バルブ6はシリンダヘッド2に圧入され
たバルブガイド7,8にそれぞれ摺動自在に挿通支持さ
れており、これらはシリンダヘッド2とリテーナ9,1
0との間に縮装された大小異径のバルブスプリング1
1,12及び13,14によってそれぞれ閉じ側に付勢
されている。
【0025】そして、各吸気バルブ5と排気バルブ6の
上部にはリフター15,16がそれぞれ被冠されてお
り、各リフター15,16はシリンダヘッド2に摺動自
在に嵌合保持されている。ここで、各リフター15,1
6はその上面に平面視半円状の段凹部15a,16aが
それぞれ形成されており、内部には出没自在な切換ピン
17,18がそれぞれ摺動自在に嵌挿されている(図3
〜図5参照)。
【0026】一方、図2に示すように、シリンダヘッド
2の幅方向中央には、各気筒について1つのプラグタワ
ー19がそれぞれ形成されており、各プラグタワー19
に形成された円孔状のプラグ孔19aからは図1に示す
点火プラグ20が挿入されてシリンダヘッド2に取り付
けられている。尚、点火プラグ20の電極部20aは各
燃焼室Sの頂部に臨んでいる。
【0027】又、シリンダヘッド2の吸・排気側上部に
は、吸気カム軸21と排気カム軸22が図1の紙面垂直
方向に長く配されており、図2に示すように、吸気カム
軸21には各気筒について高速用カム21aと低速用カ
ム21bが一体に形成され、同様に排気カム軸22にも
各気筒について高速用カム22aと低速用カム22bが
一体に形成されている。尚、図1において、鎖線にて示
す円C1,C2は吸気カム軸21の高速用カム21aと
低速用カム21bのベース円であり、同様に鎖線にて示
す円C3,C4は排気カム軸22の高速用カム22aと
低速用カム22bのベース円である。
【0028】そして、吸気カム軸21の低速用カム21
bと排気カム軸22の低速用カム22bは前記リフター
15,16の上面(高い方の面)に常時当接している。
【0029】他方、図2に示すように、シリンダヘッド
の幅方向中央であって、前記プラグタワー19の付近に
はロッカ軸23がカム軸方向(図2の上下方向)に一直
線状に配されており、このロッカ軸23には吸気側と排
気側のロッカアーム24,25の各一端が上下揺動自在
に枢着されている。各ロッカアーム24,25は各吸気
バルブ5と排気バルブ6に対してそれぞれ1つずつ設け
られており、後述のように、その他端(先端部)は高速
時(つまり、切換ピン17,18がリフター15,16
の段凹部15a,16aに突出した状態)には切換ピン
17,18に当接してリフター15,16及び吸・排気
バルブ5,6を押し下げて吸・排気バルブ5,6を適当
なタイミングで開く。尚、図2に示すように、隣接する
気筒のロッカアーム25は、ロッカ軸23の外周に縮装
されたスプリング26によって付勢されて位置決めされ
ている。又、各ロッカアーム24,25の切換ピン1
7,18に当接する下面は曲面に成形されている(図4
参照)。
【0030】又、各ロッカアーム24,25の中間下面
には突起24a,25aが一体に突設されており、各突
起24a,25aは図1に示すロストモーション機構を
構成するリフター27,28に当接している。ここで、
各ロストモーション機構は、前記リフター27,28と
これを上方に付勢するスプリング29,30を含んで構
成されており、スプリング29,30の付勢力によって
各ロッカアーム24,25はその先端部の上面が高速用
カム21a,22aに押圧されて当接している。
【0031】ところで、吸気バルブ5と排気バルブ6の
各リフター15,16に摺動自在に嵌挿された前記切換
ピン17,18は、図2に示すように、リターンスプリ
ング31,32によって一方向(リフター15,16内
に没する方向)に付勢されており、その端面側に形成さ
れた油圧室33はシリンダヘッド2に形成された油路3
4を介して不図示の油圧ポンプに接続されている。尚、
油圧室33への油圧の供給は不図示のECU(エンジン
コントロールユニット)によってなされる。
【0032】而して、以上説明した吸気カム軸21に形
成された高速用カム21aと低速用カム21b、ロッカ
アーム24、切換ピン17等によって本発明に係る吸気
側の可変動弁機構が構成され、排気カム軸22に形成さ
れた高速用カム22aと低速用カム22b、ロッカアー
ム25、切換ピン18等によって本発明に係る排気側の
可変動弁機構が構成されるが、各可変動弁機構において
は、各切換ピン17,18が出没することによって吸・
排気カム軸21,22の駆動力の各リフター15,16
への伝達が高速用カム21a,22a又は低速用カム2
1b,22bを介して伝達され、これによって吸・排気
バルブ5,6のリフト量が高速時と低速時でそれぞれ切
り換えられる。
【0033】即ち、不図示の回転センサによって検出さ
れたエンジン回転数が設定値以下である低速域において
は、各リフター15,16に形成された前記油圧室33
への油圧の供給がなされず、各リフター15,16に設
けられた切換ピン17,18はリターンスプリング3
1,32によって付勢されて図2に実線にて示すように
リフター15,16内に収容されている。このため、各
ロッカアーム24,25はリフター15,16に当接せ
ず、これらは吸気カム軸21と排気カム軸22の各高速
用カム21a,22aのプロフィールに沿ってロッカ軸
23を中心として揺動するのみであって、このときの揺
動は各ロストモーション機構によってスプリング29,
30の伸縮動によって吸収される。
【0034】従って、低速域においては、吸気カム軸2
1と排気カム軸22からの駆動力は各低速用カム21
b,22bを経てリフター15,16に伝達され、各リ
フター15,16が吸気カム軸21と排気カム軸22の
各低速用カム21b,22bによって駆動されるため、
吸気バルブ5及び排気バルブ6がスプリング11〜14
の付勢力に抗して所定のリフト量だけ押し下げられて開
かれる。
【0035】そして、エンジン回転数が設定値を超える
高速域に達すると、ECUは各リフター15,16に形
成された前記油圧室33に油圧を供給する。すると、図
2に鎖線に示すように切換ピン17,18が油圧によっ
て各リフター15,16の段凹部15a,16aに押し
出されるため、各ロッカアーム24,25の先端部は図
示のように切換ピン17,18にそれぞれ当接する。
【0036】従って、高速域においては、高速用カム2
1a,22aのプロフィールに沿ってロッカ軸23を中
心として上下に揺動する各ロッカアーム24,25は切
換ピン17,18を介して各リフター15,16を押圧
するため、吸気バルブ5と排気バルブ6はスプリング1
1〜14の付勢力に抗して低速時よりも大きなリフト量
で押し下げられて開かれる。尚、高速域では吸気カム軸
21と排気カム軸22の各低速用カム21b,22bは
リフター15,16から離間するため、これらの低速用
カム21b,22bは吸・排気バルブ5,6の開閉に寄
与せず、吸・排気バルブ5,6は各高速用カム21a,
22aのプロフィールに沿って開閉される。
【0037】以上のように、本発明に係る可変動弁機構
においては、エンジン回転数に応じて各切換ピン17,
18が出没することによって吸・排気カム軸21,22
の駆動力の各リフター15,16への伝達が高速用カム
21a,22a又は低速用カム21b,22bを介して
伝達され、これによって吸・排気バルブ5,6のリフト
量が高速時と低速時でそれぞれ切り換えられるため、低
速時において高い燃焼効率を確保して高出力と低燃費及
び良好な排ガス特性を得ることができ、高速時において
吸・排気の流れを促進することによって高出力を実現す
ることができる。
【0038】而して、本実施の形態においては、可変動
弁機構にロッカアーム切換方式とリフター切換方式を併
用するため、双方の利点である軽量化と高剛性化を両立
させることができる。
【0039】又、ロッカ軸23を吸・排気バルブ5,6
に対して共通化して1本としてこれをシリンダヘッド2
のプラグタワー19付近に配置したため、該ロッカ軸2
3のシリンダヘッド2へのレイアウトが容易化するとと
もに、シリンダヘッド2のコンパクト化が図られる。
【0040】更に、4バルブエンジン1において、可変
動弁機構を吸・排気バルブ5,6に対して独立にそれぞ
れ設けたため、吸・排気カム軸21,22の高速用カム
21a,22aと低速用カム21b,22bのプロフィ
ールを同一気筒内で互いに変えれば、各気筒について2
つずつ設けられた吸・排気バルブ5,6のリフト量をそ
れぞれ独立に変えることができ、これによって最適なエ
ンジン性能及び排ガス特性を得ることができる。
【0041】又、本実施の形態においては、切換ピン1
7,18がリフター15,16の段部から水平方向に出
没するよう構成したため、高速用カム21a,22aの
押圧力を切換ピン17,18を介してリフター15,1
6で受けることができ、切換ピン17,18を出没させ
るための油圧が小さくて済むとともに、切換ピン17,
18をロックするためのロック手段が不要となって構造
の単純化が図られる。
【0042】更に、前述のようにロッカアーム24,2
5の切換ピン17,18が当接する下面を曲面としたた
め、ロッカアーム24,25の切換ピン17,18への
当接面が常に切換ピン17,18の最上面となり、切換
ピン17,18に横方向の力が作用せず、該切換ピン1
7,18の作動性が高められる。
【0043】尚、本発明に係る可変動弁機構は吸気バル
ブと排気バルブの何れか一方に設けても良い。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、ロッカアーム切換方式とリフター
切換方式を併用するため、双方の利点である軽量化と高
剛性化を両立させることができる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、ロッカ軸を
吸・排気バルブに対して共通化して1本としてこれをシ
リンダヘッドのプラグタワー付近に配置したため、該ロ
ッカ軸のシリンダヘッドへのレイアウトが容易化すると
ともに、シリンダヘッドのコンパクト化が図られる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、可変動弁機
構を各バルブに対して独立にそれぞれ設けたため、各気
筒について複数設けられた各バルブのリフト量を変える
ことができ、最適なエンジン性能及び排ガス特性を得る
ことができる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、切換ピンが
リフターの段部から水平方向に出没するよう構成したた
め、カムの押圧力を切換ピンを介してリフターで受ける
ことができ、切換ピンを出没させるための油圧等の駆動
力が小さくて済むとともに、切換ピンをロックするため
のロック手段が不要となって構造の単純化が図られる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、リフターの
切換ピンが当接する下面を曲面としたため、リフターの
切換ピンへの当接面が常に切換ピンの最上面となり、切
換ピンに横方向の力が作用せず、該切換ピンの作動性が
高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変動弁機構を備える内燃エンジ
ン要部の縦断面図である。
【図2】本発明に係る可変動弁機構を備える内燃エンジ
ン要部の平面図である。
【図3】発明に係る可変動弁機構の高速時の状態を示す
斜視図である。
【図4】発明に係る可変動弁機構の高速時の状態を示す
側面図である。
【図5】発明に係る可変動弁機構の高速時の状態を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 内燃エンジン 2 シリンダヘッド 5 吸気バルブ 6 排気バルブ 15,16 リフター 17,18 切換ピン 19 プラグタワー 21 吸気カム軸 21a 高速用カム(第2のカム) 21b 低速用カム(第1のカム) 22 排気カム軸 22a 高速用カム(第2のカム) 22b 低速用カム(第1のカム) 23 ロッカ軸 24,25 ロッカアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02F 1/24 F02F 1/24 F Fターム(参考) 3G016 AA02 AA08 AA12 AA19 BA03 BA06 BA18 BA19 BA28 BA36 BB02 BB11 BB21 BB24 BB25 BB26 CA02 CA04 CA12 CA16 CA21 CA22 CA29 CA34 CA52 CA57 DA06 DA08 DA12 DA17 DA22 GA01 3G018 AA06 AB04 AB17 BA03 BA11 BA24 BA36 CA19 DA03 DA09 DA11 DA17 DA18 DA19 DA83 DA85 EA04 EA31 FA03 FA06 GA15 GA18 3G024 AA18 DA03 DA06 DA10 DA18 FA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状が互いに異なる少なくとも第1のカ
    ムと第2のカムを備え、リフターに切換ピンを出没自在
    に設けて第1のカムをリフターに当接せしめ、切換手段
    によって前記切換ピンを出没させて第2のカムをロッカ
    アーム及び切換ピンを介してリフターに選択的に当接さ
    せることによってバルブのリフト量を可変としたことを
    特徴とする内燃エンジンの可変動弁機構。
  2. 【請求項2】 前記ロッカアームを揺動自在に支持する
    ロッカ軸を吸・排気バルブに対して共通化して1本とす
    るとともに、該ロッカ軸をシリンダヘッドのプラグタワ
    ー付近に配置したことを特徴とする請求項1記載の内燃
    エンジンの可変動弁機構。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のカムとロッカアーム
    及び切換ピンを各バルブに対して各々独立に設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の内燃エンジンの可変
    動弁機構。
  4. 【請求項4】 前記切換ピンがリフターの段部から水平
    方向に出没するよう構成したことを特徴とする請求項1
    記載の内燃エンジンの可変動弁機構。
  5. 【請求項5】 前記ロッカアームの前記切換ピンが当接
    する下面を曲面としたことを特徴とする請求項1記載の
    内燃エンジンの可変動弁機構。
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