JP2005076606A - 多気筒エンジンの動弁装置 - Google Patents

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光太 吉浦
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英知 小泉
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Abstract

【課題】吸気弁および排気弁のうち一部の弁では、ロッカアームとの間の弁頭間隙の調整時と、前記弁をロッカアームで開弁方向に作動せしめている開弁作動時とで気筒中心線に対するカムシャフトの傾斜角が異なる状態となる多気筒エンジンの動弁装置において、カムシャフトの傾斜にもかかわらず所望の弁リフト量が得られるようにする。
【解決手段】カムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜角が弁頭間隙の調整時および開弁作動時で相互に異なる状態となる一部の弁に対応する動弁カム32,33の弁駆動部のプロフィルと、弁頭間隙の調整時および開弁作動時でカムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜角が同一となる弁に対応した動弁カム32,33の弁駆動部のプロフィルとが、吸気弁18同士または排気弁19同士で弁リフト量が同じになるように相互に異なって設定されることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カムシャフトに反力を作用せしめる弁ばねがクランク角に応じて定まるのに応じて各気筒の中心を結ぶ気筒中心線に対するカムシャフトの傾斜角が変化するのに起因して、複数気筒毎にシリンダヘッドに開閉作動可能に配設される吸気弁および排気弁のうち一部の弁では、ロッカアームとの間の弁頭間隙の調整時と、前記弁をロッカアームで開弁方向に作動せしめている開弁作動時とで、複数気筒の中心を結ぶ気筒中心線に対するカムシャフトの傾斜角が異なる状態となる多気筒エンジンの動弁装置に関する。
複数気筒にそれぞれ配設される吸気弁および排気弁の一部では、弁頭間隙の調整時と、開弁作動時とで、気筒中心線に対するカムシャフトの傾斜角が異なる状態となる多気筒エンジンの動弁装置は、たとえば特許文献1等で既に知られており、このものでは、カムシャフトの前記傾斜角が変化することによって、弁作動時に弁頭間隙の調整時よりも弁頭間隙が大きくなってしまい、それによりタペット音が大きくなってしまうのを防止するために、動弁カムにおける弁駆動部のプロフィルのうち緩衝曲線部の形状を変化させるようにしている。
実公平6−45602号公報
ところが、上記従来のものでは、カムシャフトの傾斜によって弁頭間隙調整時の弁頭間隙が弁作動時に変化して弁リフト量が変化してしまうのを防止するものではなく、カムシャフトの傾斜によって所望の弁リフト量を得られない場合がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、カムシャフトの傾斜にもかかわらず所望の弁リフト量が得られるようにした多気筒エンジンの動弁装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、直列に並ぶ複数気筒毎にシリンダヘッドに開閉作動可能に配設される吸気弁および排気弁と、吸気弁および排気弁をそれぞれ閉弁方向に付勢する弁ばねと、気筒配列方向に延びて前記各吸気弁および各排気弁間に配置されるカムシャフトと、該カムシャフトの軸線を中心とする円弧状のベース円部ならびに該ベース円部よりも外側方に張り出す弁駆動部を有するとともに前記各吸気弁および前記各排気弁に個別に対応して前記カムシャフトに設けられる複数の動弁カムと、前記吸気弁および排気弁との間に調整可能な弁頭間隙が設けられるようにして各動弁カムならびに前記各吸気弁および各排気弁間にそれぞれ介装される複数のロッカアームとを備え、前記複数の弁ばねのうち前記カムシャフトに反力を作用せしめる弁ばねがクランク角に応じて定まるのに応じて各気筒の中心を結ぶ気筒中心線に対する前記カムシャフトの傾斜角が変化するのに起因して、前記吸気弁および排気弁のうち一部の弁では、前記カムシャフトの前記気筒中心線に対する傾斜角が弁頭間隙の調整時および開弁作動時で相互に異なる状態となる多気筒エンジンの動弁装置において、前記一部の弁に対応する動弁カムの弁駆動部のプロフィルと、弁頭間隙の調整時および開弁作動時で前記カムシャフトの前記気筒中心線に対する傾斜角が同一となる弁に対応した動弁カムの弁駆動部のプロフィルとが、吸気弁同士または排気弁同士で弁リフト量が同じになるように相互に異なって設定されることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、直列に並ぶ3気筒毎に一対ずつシリンダヘッドに開閉作動可能に配設される3組の吸気弁および排気弁と、吸気弁および排気弁をそれぞれ閉弁方向に付勢する弁ばねと、気筒配列方向に延びて前記各吸気弁および各排気弁間に配置されるカムシャフトと、該カムシャフトの軸線を中心とする円弧状のベース円部ならびに該ベース円部よりも外側方に張り出す弁駆動部を有するとともに前記各吸気弁および前記各排気弁に個別に対応して前記カムシャフトに設けられる複数の動弁カムと、前記吸気弁および排気弁との間に調整可能な弁頭間隙が設けられるようにして各動弁カムならびに前記各吸気弁および各排気弁間にそれぞれ介装されつつ前記気筒配列方向に沿う配置を各気筒で同一とした複数のロッカアームとを備え、前記複数の弁ばねのうち前記カムシャフトに反力を作用せしめる弁ばねがクランク角に応じて定まるのに応じて各気筒の中心を結ぶ気筒中心線に対する前記カムシャフトの傾斜角が変化するのに起因して、前記各ロッカアームのうち気筒配列方向に沿う一端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁および排気弁の一方、ならびに前記各ロッカアームのうち気筒配列方向に沿う他端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁および排気弁の他方では、弁頭間隙の調整時に前記カムシャフトの前記気筒中心線に対する傾斜方向が同一方向となるようにして前記カムシャフトの前記気筒中心線に対する傾斜角が弁頭間隙の調整時および開弁作動時で相互に異なる状態となる多気筒エンジンの動弁装置において、前記各ロッカアームのうち前記気筒配列方向に沿う一端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁および排気弁の一方ならびに気筒配列方向に沿う他端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁および排気弁の他方に対応した動弁カムの弁駆動部のプロフィルは、前記各吸気弁および各排気弁のうち弁頭間隙の調整時および開弁作動時で前記カムシャフトの前記気筒中心線に対する傾斜角が同一となる弁に対応した動弁カムの弁駆動部のプロフィルよりも吸気弁同士または排気弁同士で弁リフト量が同じになるように大きく形成されることを特徴とする。
さらに請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明の構成に加えて、前記3気筒のうち1つの気筒でピストンが上死点にあるときには他の2つの気筒では吸気弁および排気弁のいずれかがそれぞれ最大リフト状態になるように、各気筒での動弁作動特性が設定されることを特徴とする。
上記第1の特徴によれば、カムシャフトの気筒中心線に対する傾斜角が弁頭間隙の調整時および開弁作動時で相互に異なる状態となる一部の弁では、吸気弁同士および排気弁同士で弁リフト量が同じになるように動弁カムにおける弁駆動部のプロフィルが形成されるので、気筒中心線に対するカムシャフトの傾斜にもかかわらず各気筒で所望の弁リフト量を得ることができる。特に吸気弁同士で弁リフト量を同一として所望の弁リフト量を得ることにより、各気筒での吸入空気量を同一として、所望の出力を得ることができるとともに各気筒間でのトルク変動を抑えることができる。
また上記第2の特徴によれば、吸気弁および排気弁が各気筒毎に配設される3気筒であるので、カムシャフトの傾斜量は気筒配列方向に沿う中央の気筒では小さいものであり、弁頭間隙の調整時および開弁作動時での弁頭間隙の差は無視し得るほど小さくなる。一方、気筒配列方向の両端ではカムシャフトの傾斜角が相互に大きく異なるので、気筒配列方向に沿う一端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁および排気弁の一方、ならびに前記各ロッカアームのうち気筒配列方向に沿う他端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁および排気弁の他方では、弁頭間隙の調整時および開弁作動時でカムシャフトの傾斜角が相互に大きく異なる状態となるにもかかわらず、前記カムシャフトの傾斜角が変化しない吸気弁または排気弁と同一リフト量となるように動弁カムにおける弁駆動部のプロフィルが大きく形成される。したがって気筒中心線に対するカムシャフトの傾斜にもかかわらず、カムシャフトの傾斜角の変化が大きな気筒配列方向両端で弁リフト量が変化することを効果的に防止し、最も実際の弁リフト量に影響する箇所の調整を効果的に行うことができる。
さらに上記請求項3記載の発明によれば、弁頭間隙の設定時にカムシャフトに作用する反力が最大となるようにし、カムシャフトの傾斜角が最大となるので、その際に動弁カムの弁駆動部を調整せずにそのままとしたときの弁リフト量の差を補償するようにして、弁駆動部のプロフィルを定めることにより、実際の弁リフト量を最も所望の値に近づけることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の一実施例を示すものであり、図1はロッカアームを省略した状態でのシリンダヘッドの平面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面図、図4は各気筒の動弁特性を示す図、図5は気筒配列方向の両端の気筒での弁頭間隙調整状態でのカムシャフトの傾斜を誇張して示した図1に対応する平面図、図6は気筒配列方向の中央の気筒での弁頭間隙調整状態でのカムシャフトの傾斜を誇張して示した図1に対応する平面図、図7は弁頭間隙調整時および開弁作動時のカムシャフトの変位を誇張して示す断面図である。
先ず図1〜図3において、多気筒たとえば3気筒のエンジンのシリンダブロック11には、ピストン12…をそれぞれ摺動自在に嵌合せしめる第1〜第3気筒C1,C2,C3が直列に並ぶようにそれぞれ設けられており、各ピストン12…の頂部を臨ませる燃焼室14…をシリンダブロック11との間に形成するシリンダヘッド15がシリンダブロック11に結合される。このシリンダヘッド15には、燃焼室14…に通じ得る吸気ポート16…および排気ポート17…が、各気筒C1〜C3毎に設けられるとともに、吸気ポート16…および排気ポート17…をそれぞれ開閉可能として各気筒C1〜C3毎に対をなす3組の吸気弁18…および排気弁19…が開閉作動可能に配設されており、吸気弁18…および排気弁19…は弁ばね20…,21…によりそれぞれ閉弁方向に付勢される。
しかも各気筒C1〜C3の排気弁19…は、各気筒の排気弁18…に対して気筒配列方向25に沿う一方側(図1の左方側)にオフセットして配置される。
またシリンダヘッド15には、前記燃焼室14…に先端部を配置した点火プラグ22…,23…が各気筒C1〜C3毎に一対ずつ取付けられるとともに、燃料を吸気ポート16…に噴射するためのインジェクタ24が各気筒C1〜C3毎に取付けられる。而してシリンダヘッド15には、一方の前記点火プラグ22…を挿脱可能に挿入するためのプラグ筒26…が、気筒配列方向25に沿って前記各吸気弁18…の一側に隣接した位置すなわち気筒配列方向25に沿って排気弁19…に対応する位置に配置されるようにして取付られ、また他方の前記点火プラグ23…を挿脱可能に挿入するための挿入孔27…が、前記気筒配列方向25に沿って前記各排気弁19…の他側に隣接した位置すなわち気筒配列方向25に沿って吸気弁18…に対応する位置に配置されるようにして穿設される。
前記シリンダヘッド15には、ヘッドカバー28が締結されるものであり、シリンダヘッド15およびヘッドカバー15間には、前記各吸気弁18…および前記各排気弁19…を開閉駆動するための動弁装置30を収納する動弁室29が形成される。
動弁装置30は、各気筒C1〜C3毎に一対ずつ3組の吸気弁18…および排気弁19…間に配置されて気筒配列方向25に延びるカムシャフト31と、各吸気弁18…および前記各排気弁19…に個別に対応してカムシャフト31に設けられる複数の吸気側および排気側動弁カム32…,33…と、各動弁カム32…,33…ならびに各吸気弁18…および各排気弁19…間にそれぞれ介装される複数の吸気側および排気側ロッカアーム34…,35…とを備える。
カムシャフト31の両端部および各気筒間に対応する部分には大径のジャーナル部31a…が一体に設けられており、それらのジャーナル部31a…に対応してシリンダヘッド15に一体に設けられるホルダ壁36…に、前記各ジャーナル部31a…を嵌合、支持する支持孔37…がそれぞれ設けられ、カムシャフト31は前記ホルダ壁36…で回転自在に支承される。
しかも各気筒C1〜C3の排気弁19…が、各気筒の吸気弁18…に対して気筒配列方向25に沿う一方側(図1の左方側)にオフセットして配置されるのに対応して、吸気側および排気側動弁カム32…,33…は、各気筒C1〜C3にそれぞれ対応する部分で排気側動弁カム33…が、気筒配列方向25に沿って吸気側動弁カム32…の一方側で隣接するようにしてカムシャフト31に設けられる。
ところで、吸気側動弁カム32は、カムシャフト31の軸線を中心とする円弧状のベース円部32aならびに該ベース円部32aよりも外側方に張り出す弁駆動部32bを有するように形成され、各気筒C1〜C3での吸気量を同一とするとともに気筒C1〜C3間のトルク変動を抑制するために、各気筒C1〜C3の吸気側動弁カム32の全体形状は基本的には同一に設定される。一方、排気側動弁カム33は、カムシャフト31の軸線を中心とする円弧状のベース円部33aならびに該ベース円部32aよりも外側方に張り出す弁駆動部33bを有するように形成される。
前記各ホルダ壁36…の頂部には、カムシャフト31と平行な軸線を有するロッカシャフト38が固定的に支持されており、前記吸気側および排気側ロッカアーム34…,35…は、気筒配列方向25に沿う配置を各気筒C1〜C3で同一としてロッカシャフト37で共通にかつ揺動可能に支承される。
すなわち吸気側および排気側ロッカアーム34…,35…は、各気筒C1〜C3の排気弁19…が吸気弁18…に対して気筒配列方向25に沿う一方側にオフセットして配置され、各気筒C1〜C3にそれぞれ対応する部分で排気側動弁カム33…が気筒配列方向25に沿って吸気側動弁カム32…の一方側に隣接配置されるのに応じて、排気側ロッカアーム35…が気筒配列方向25に沿って吸気側ロッカアーム34…の一方側に隣接配置されるようにしてロッカシャフト38に支承される。
吸気側ロッカアーム34の一端部には、排気弁19側から吸気側動弁カム32に転がり接触するローラ39が軸支され、吸気側ロッカアーム34の他端部には、吸気弁18の頂部に当接可能なタペットねじ40が進退自在に螺合される。すなわちタペットねじ40の進退位置を調整することにより、吸気弁18および吸気側ロッカアーム34間の弁頭間隙を調整することが可能である。
また排気側ロッカアーム35の一端部には、吸気弁18側から排気側動弁カム33に転がり接触するローラ41が軸支され、排気側ロッカアーム35の他端部には、排気弁19の頂部に当接可能なタペットねじ42が進退自在に螺合される。すなわちタペットねじ42の進退位置を調整することにより、排気弁19および排気側ロッカアーム35間の弁頭間隙を調整することが可能である。
上記動弁装置30では、第1〜第3気筒C1〜C3のうち1つの気筒でピストン12が上死点にあるときには他の2つの気筒では吸気弁18および排気弁19のいずれかがそれぞれ最大リフト状態になるように各気筒C1〜C3での動弁作動特性が設定される。たとえば図4で示すように、第1気筒C1において、吸気弁18および排気弁19が閉弁状態すなわちローラ39,41が吸気側および排気側動弁カム32,33のベース円部32a,33aに接触した状態にあってピストン12が上死点にある状態では、第2気筒C2では吸気弁18が最大リフト状態にあり、第3気筒C3では排気弁19が最大リフト状態にある。また第2気筒C2において、吸気弁18および排気弁19が閉弁状態すなわちローラ39,41が吸気側および排気側動弁カム32,33のベース円部32a,33aに接触した状態にあって、ピストン12が上死点にある状態では、第1気筒C1では排気弁19が最大リフト状態にあり、第3気筒C3では吸気弁18が最大リフト状態にある。さらに第3気筒C3において、吸気弁18および排気弁19が閉弁状態すなわちローラ39,41が吸気側および排気側動弁カム32,33のベース円部32a,33aに接触した状態にあって、ピストン12が上死点にある状態では、第1気筒C1では吸気弁18が最大リフト状態にあり、第2気筒C2では排気弁19が最大リフト状態にある。
ここで、上記最大リフト状態とは、吸気側および排気側動弁カム32,33における弁駆動部32b,33bの頂部に吸気側および排気側ロッカアーム34,35のローラ39,41が接触している状態、すなわち弁リフト量が最も大きい状態である。
このような動弁装置30において、第1気筒C1での吸気弁18および排気弁19と、吸気側および排気側ロッカアーム34,35との間の弁頭間隙の調整は、第1気筒C1でピストン12が上死点にある状態で実行されるものであり、この際、第2気筒C2の吸気弁18を付勢する弁ばね20ならびに第3気筒C3の排気弁19を付勢する弁ばね21からカムシャフト31には、図5の斜線矢印44,44で示すように大きな反力が作用し、カムシャフト31は、ホルダ壁36…およびカムシャフト31間に生じている微小間隙の範囲内で、第1気筒C1ではカムシャフト31が吸気弁18に近接する側に傾斜する。
また第3気筒C3での吸気弁18および排気弁19と、吸気側および排気側ロッカアーム34,35との間の弁頭間隙の調整は、第3気筒C3でピストン12が上死点にある状態で実行されるものであり、この際、第1気筒C1の吸気弁18を付勢する弁ばね20ならびに第2気筒C2の排気弁19を付勢する弁ばね21からカムシャフト31には、図5の白抜き矢印45,45で示すように大きな反力が作用し、カムシャフト31は、ホルダ壁36…およびカムシャフト31間に生じている微小間隙の範囲内で、第1気筒C1ではカムシャフト31が吸気弁18に近接する側に傾斜する。
すなわち第1および第3気筒C1,C3で弁頭間隙を調整するとき、すなわち第1および第3気筒C1,C3でピストン12が上死点にある状態では、カムシャフト31の傾斜方向は同一となる。
これに対し、第2気筒C2での吸気弁18および排気弁19と、吸気側および排気側ロッカアーム34,35との間の弁頭間隙の調整は、第2気筒C2でピストン12が上死点にある状態で実行されるものであり、第1気筒C1の排気弁19を付勢する弁ばね21ならびに第3気筒C3の吸気弁18を付勢する弁ばね20からカムシャフト31には、図6の白抜き矢印46,46で示すように大きな反力が作用し、カムシャフト31は、ホルダ壁36…およびカムシャフト31間に生じている微小間隙の範囲内で、第1気筒C1ではカムシャフト31が排気弁19に近接する側に傾斜する。
すなわち第1および第3気筒C1,C3で弁頭間隙を調整するときと、第2気筒C2で弁頭間隙を調整するときとでは、カムシャフト31の傾斜方向が相互に逆であり、各気筒C1〜C3の中心を結ぶ気筒中心線CLに対するカムシャフト31の軸線の傾斜角が相互に異なることになる。
一方、第1気筒C1で排気弁19が排気側動弁カム33で開弁駆動されている状態、ならびに第3気筒C3で吸気弁18が吸気側動弁カム32で開弁駆動されている状態においては、第1気筒C1の弁ばね21ならびに第3気筒C3の弁ばね20から図6の矢印46,46で示すように反力が作用するものであり、この際、カムシャフト31は図6で示すように傾斜することになり、カムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜角が第1および第3気筒C1,C3での弁頭間隙の調整時とは異なることになる。
また第1気筒C1で吸気弁18が吸気側動弁カム32で開弁駆動されている状態、ならびに第2気筒C2で排気弁19が排気側動弁カム33で開弁駆動されている状態においては、第1気筒C1の弁ばね20ならびに第2気筒C3の弁ばね21から図5の白抜き矢印45,45で示すように反力が作用するものであり、カムシャフト31は図5で示すように傾斜することになり、カムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜角は第1および第3気筒C1,C3での弁頭間隙の調整時と同一である。
また第2気筒C2で吸気弁18が吸気側動弁カム32で開弁駆動されている状態では、第3気筒C3で排気弁19が排気側動弁カム33で開弁駆動されており、この際、第2気筒C2の弁ばね20ならびに第3気筒C3の弁ばね21から図5の斜線矢印44,44で示すように反力が作用するものであり、この際、カムシャフト31は図5で示すように傾斜することになり、カムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜角は第2気筒C2での弁頭間隙の調整時とは異なることになる。
さらに第2気筒C2で排気弁19が排気側動弁カム33で開弁駆動されている状態では、第1気筒C1で吸気弁18が吸気側動弁カム32で開弁駆動されており、この際、第2気筒C2の弁ばね21ならびに第1気筒C1の弁ばね20から図5の白抜き矢印45,45で示すように反力が作用するものであり、この際、カムシャフト31は図5で示すように傾斜することになり、カムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜角は第2気筒C2での弁頭間隙の調整時とは異なることになる。
このように各気筒C1〜C3毎に一対ずつ配設される弁ばね20…,21…のうちカムシャフト31に反力を作用せしめる弁ばね20,21がクランク角に応じて定まるのに応じて気筒中心線CLに対するカムシャフト31の傾斜角が変化するものであり、気筒配列方向25に沿う一端側最外端に配置された排気側ロッカアーム35に対応する排気弁19、ならびに気筒配列方向25に沿う他端側最外端に配置された吸気側ロッカアーム34に対応する吸気弁18では、弁頭間隙の調整時にカムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜方向が同一方向(図5で示す方向)となるようにして、カムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜角が弁頭間隙の調整時および開弁作動時で相互に異なる状態となるのである。
すなわち第1気筒C1の排気弁19、ならびに第3気筒C3の吸気弁18では、上述のようにカムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜角が弁頭間隙の調整時および開弁作動時で相互に異なる状態となる。
このようにカムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜角が弁頭間隙の調整時および開弁作動時で相互に異なることにより、たとえば第3気筒C1の吸気弁18では、弁頭間隙の調整時にカムシャフト31の吸気側動弁カム32が図7(a)で示す位置にあるのに対し、開弁作動時には、カムシャフト31の吸気側動弁カム32が図7(b)で示すように鎖線で示す位置から実線で示す位置へと変位する。このため、弁頭間隙調整時に弁頭間隙dを定めていても、実際の開弁作動時には吸気側ロッカアーム34が図7(a)の吸気側動弁カム32に接触するので弁頭間隙が前記dから大きく変化することになり、吸気弁18のリフト量が、弁頭間隙調整時の値からずれてしまう。
そこで、気筒配列方向25に沿う一端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁および排気弁の一方すなわち第1気筒C1の排気側ロッカアーム35に対応した排気弁19と、気筒配列方向25に沿う他端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁および排気弁の他方すなわち第3気筒C3の吸気側ロッカアーム34に対応した吸気弁18とに対応した排気側および吸気側動弁カム33,32の弁駆動部33b,32bのプロフィルと、弁頭間隙調整時および弁作動時でカムシャフト31の傾斜角が変化しない弁すなわち第1気筒C1の吸気弁18および第3気筒C3の排気弁19にそれぞれ対応した吸気側および排気側動弁カム32,33の弁駆動部32b,33bのプロフィルとが、吸気弁18同士および排気弁19同士で弁リフト量が同じになるように相互に異なって設定されるものであり、この実施例のような3気筒のエンジンでは、第1気筒C1の排気側ロッカアーム35に対応した排気側動弁カム33の弁駆動部33bのプロフィルが、第3気筒C3における排気側動弁カム33の弁駆動部33bのプロフィルよりもわずかに大きくなるように形成され、第3気筒C3の吸気側ロッカアーム34に対応した吸気側動弁カム32の弁駆動部32bのプロフィルが、第1気筒C1における吸気側動弁カム32の弁駆動部32bのプロフィルよりもわずかに大きくなるように形成される。
一方、第2気筒C2においては、吸気弁18および排気弁19のいずれにあっても弁頭間隙調整時にはカムシャフト31が気筒中心線Clに対して図6で示すように傾斜し、また開弁作動時にはカムシャフト31が気筒中心線Clに対して図5で示すように傾斜するものであり、カムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜角が弁頭間隙の調整時と開弁作動時とで、開弁作動時に弁リフト量が大きくなる方向に変化するようにして相互に異なる状態となるのであるが、第2気筒C2が気筒配列方向25に沿う中央にあり、吸気弁および排気弁19が第2気筒C2の中心に近い位置にあるので、吸気弁18および排気弁19の弁頭間隙がその調整時からずれたとしても無視し得るほど小さいずれであり、第2気筒C2については吸気弁18および排気弁19の実質的なリフト量変化はないものと考えてもよい。
ただし、各気筒C1〜C3での吸気弁18および排気弁19の弁リフト量を厳密に同一に設定することで、より精密な吸気および排気制御を行う際には、第2気筒C2における吸気側動弁カム32の弁駆動部32bのプロフィル、ならびに排気側動弁カム33の弁駆動部33bのプロフィルを、第1気筒C1における吸気側動弁カム32の弁駆動部32bのプロフィル、ならびに第3気筒C3における排気側動弁カム33の弁駆動部33bのプロフィルよりもわずかに小さくなるように形成すればよい。
次にこの実施例の作用について説明すると、気筒配列方向25に沿う一端側最外端のロッカアームである第1気筒C1の排気側ロッカアーム35に対応した排気弁19と、気筒配列方向25に沿う他端側最外端のロッカアームである第3気筒C3の吸気側ロッカアーム34に対応した吸気弁18とに対応した排気側および吸気側動弁カム33,32の弁駆動部33b,32bのプロフィルが、弁頭間隙調整時および弁作動時でカムシャフト31の傾斜角が変化しない弁すなわち第3気筒C3の排気弁19および第1気筒C1の吸気弁18にそれぞれ対応した排気側および吸気側動弁カム33,32の弁駆動部33b,32bのプロフィルとが、吸気弁18同士および排気弁19同士で弁リフト量が同じになるように大きく形成される。
すなわち3気筒のエンジンにおいて、カムシャフト31の傾斜量は気筒配列方向25に沿う中央の気筒では小さいものであり、弁頭間隙の調整時および開弁作動時での弁頭間隙の差は無視し得るほど小さくなる。一方、気筒配列方向25の両端ではカムシャフト31の傾斜角が相互に大きく異なるので、第1気筒C1の排気側ロッカアーム35に対応した排気弁19、ならびに第3気筒C3の吸気側ロッカアーム34に対応した吸気弁18では、弁頭間隙の調整時および開弁作動時でカムシャフト31の傾斜角が相互に大きく異なる状態となるにもかかわらず、弁頭間隙の変化が少ない第2気筒C2の吸気弁18,排気弁19と同一リフト量となるように動弁カム32,33における弁駆動部32b,33bのプロフィルが形成される。
したがって気筒中心線CLに対するカムシャフト31の傾斜にもかかわらず、カムシャフト31の傾斜角の変化が大きな気筒配列方向25の両端で弁リフト量が変化することを効果的に防止し、実際の弁リフト量に最も影響する箇所の調整を効果的に行うことができる。
特に吸気弁18同士で弁リフト量を同一として所望の弁リフト量を得ることにより、各気筒C1〜C3での吸入空気量を同一として、所望の出力を得ることができるとともに各気筒C1〜C3間でのトルク変動を抑えることができる。
しかも動弁装置30の動弁作動特性は、3気筒のうち1つの気筒でピストン12が上死点にあるときには他の2つの気筒では吸気弁18および排気弁19のいずれかがそれぞれ最大リフト状態になるように設定されるので、弁頭間隙の設定時にカムシャフト31に作用する反力が最大となるようにし、カムシャフト31の傾斜角が最大となるので、その際に動弁カム32,33の弁駆動部32b,33bを調整せずにそのままとしたときの弁リフト量の差を補償するようにして、弁駆動部32b,33bのプロフィルを定めることにより、実際の弁リフト量を最も所望の値に近づけることができる。
上記実施例では、気筒配列方向25に沿う中央の気筒である第2気筒C2に関しては、カムシャフト31の気筒中心線CLに対する傾斜角が弁頭間隙の調整時および開弁作動時で相互に異なるにもかかわらず、吸気側および排気側動弁カム32,33における弁駆動部32b,33bのプロフィルを変化させていないが、弁駆動部32b,33bのプロフィルを、カムシャフト31の傾斜角が弁頭間隙の調整時および開弁作動時で変化しない弁に対応した動弁カム32,33における弁駆動部32b,33bのプロフィルと異ならせるようにしてもよい。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
ロッカアームを省略した状態でのシリンダヘッドの平面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線断面図である。 各気筒の動弁特性を示す図である。 気筒配列方向の両端の気筒での弁頭間隙調整状態でのカムシャフトの傾斜を誇張して示した図1に対応する平面図である。 気筒配列方向の中央の気筒での弁頭間隙調整状態でのカムシャフトの傾斜を誇張して示した図1に対応する平面図である。 弁頭間隙調整時および開弁作動時のカムシャフトの変位を誇張して示す断面図である。
符号の説明
12・・・ピストン
15・・・シリンダヘッド
18・・・吸気弁
19・・・排気弁
20,21・・・弁ばね
25・・・気筒配列方向
31・・・カムシャフト
32,33・・・動弁カム
32a,33a・・・ベース円部
32b,33b・・・弁駆動部
34,35・・・ロッカアーム
C1,C2,C3・・・気筒
CL・・・気筒中心線

Claims (3)

  1. 直列に並ぶ複数気筒(C1,C2,C3)毎にシリンダヘッド(15)に開閉作動可能に配設される吸気弁(18)および排気弁(19)と、吸気弁(18)および排気弁(19)をそれぞれ閉弁方向に付勢する弁ばね(20,21)と、気筒配列方向(25)に延びて前記各吸気弁(18)および各排気弁(19)間に配置されるカムシャフト(31)と、該カムシャフト(31)の軸線を中心とする円弧状のベース円部(32a,33a)ならびに該ベース円部(32a,33a)よりも外側方に張り出す弁駆動部(32b,33b)を有するとともに前記各吸気弁(18)および前記各排気弁(19)に個別に対応して前記カムシャフト(31)に設けられる複数の動弁カム(32,33)と、前記吸気弁(18)および排気弁(19)との間に調整可能な弁頭間隙が設けられるようにして各動弁カム(32,33)ならびに前記各吸気弁(18)および各排気弁(19)間にそれぞれ介装される複数のロッカアーム(34,35)とを備え、前記複数の弁ばね(20,21)のうち前記カムシャフト(31)に反力を作用せしめる弁ばねがクランク角に応じて定まるのに応じて各気筒(C1〜C3)の中心を結ぶ気筒中心線(CL)に対する前記カムシャフト(31)の傾斜角が変化するのに起因して、前記吸気弁(18)および排気弁(19)のうち一部の弁では、前記カムシャフト(31)の前記気筒中心線(CL)に対する傾斜角が弁頭間隙の調整時および開弁作動時で相互に異なる状態となる多気筒エンジンの動弁装置において、前記一部の弁に対応する動弁カム(32,33)の弁駆動部(32b,33b)のプロフィルと、弁頭間隙の調整時および開弁作動時で前記カムシャフト(31)の前記気筒中心線(CL)に対する傾斜角が同一となる弁に対応した動弁カム(32,33)の弁駆動部(32b,33b)のプロフィルとが、吸気弁(18)同士または排気弁(19)同士で弁リフト量が同じになるように相互に異なって設定されることを特徴とする多気筒エンジンの動弁装置。
  2. 直列に並ぶ3気筒(C1,C2,C3)毎に一対ずつシリンダヘッド(15)に開閉作動可能に配設される3組の吸気弁(18)および排気弁(19)と、吸気弁(18)および排気弁(19)をそれぞれ閉弁方向に付勢する弁ばね(20,21)と、気筒配列方向(25)に延びて前記各吸気弁(18)および各排気弁(19)間に配置されるカムシャフト(31)と、該カムシャフト(31)の軸線を中心とする円弧状のベース円部(32a,33a)ならびに該ベース円部(32a,33a)よりも外側方に張り出す弁駆動部(32b,33b)を有するとともに前記各吸気弁(18)および前記各排気弁(19)に個別に対応して前記カムシャフト(31)に設けられる複数の動弁カム(32,33)と、前記吸気弁(18)および排気弁(19)との間に調整可能な弁頭間隙が設けられるようにして各動弁カム(32,33)ならびに前記各吸気弁(18)および各排気弁(19)間にそれぞれ介装されつつ前記気筒配列方向(25)に沿う配置を各気筒(C1〜C3)で同一とした複数のロッカアーム(34,35)とを備え、前記複数の弁ばね(20,21)のうち前記カムシャフト(31)に反力を作用せしめる弁ばねがクランク角に応じて定まるのに応じて各気筒(C1〜C3)の中心を結ぶ気筒中心線(CL)に対する前記カムシャフト(31)の傾斜角が変化するのに起因して、前記各ロッカアーム(34,35)のうち気筒配列方向(25)に沿う一端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁および排気弁の一方、ならびに前記各ロッカアーム(34,35)のうち気筒配列方向(25)に沿う他端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁および排気弁の他方では、弁頭間隙の調整時に前記カムシャフト(31)の前記気筒中心線(CL)に対する傾斜方向が同一方向となるようにして前記カムシャフト(31)の前記気筒中心線(CL)に対する傾斜角が弁頭間隙の調整時および開弁作動時で相互に異なる状態となる多気筒エンジンの動弁装置において、前記各ロッカアーム(34,35)のうち前記気筒配列方向(25)に沿う一端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁(18)および排気弁(19)の一方ならびに気筒配列方向(25)に沿う他端側最外端のロッカアームに対応する吸気弁(18)および排気弁(19)の他方に対応した動弁カムの弁駆動部のプロフィルは、前記各吸気弁(18)および各排気弁(19)のうち弁頭間隙の調整時および開弁作動時で前記カムシャフト(31)の前記気筒中心線(CL)に対する傾斜角が同一となる弁に対応した動弁カム(32,33)の弁駆動部(32b,33b)のプロフィルよりも吸気弁(18)同士または排気弁(19)同士で弁リフト量が同じになるように大きく形成されることを特徴とする多気筒エンジンの動弁装置。
  3. 前記3気筒(C1〜C3)のうち1つの気筒でピストン(12)が上死点にあるときには他の2つの気筒では吸気弁(18)および排気弁(19)のいずれかがそれぞれ最大リフト状態になるように、各気筒(C1〜C3)での動弁作動特性が設定されることを特徴とする請求項2記載の多気筒エンジンの動弁装置。
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