JP7288303B2 - エンジンのシリンダヘッド構造 - Google Patents

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Description

本発明は、各気筒の排気ポートをシリンダヘッド内で集合させるエンジンのシリンダヘッド構造に関する。
自動車等の車両に搭載される多気筒エンジンにおいては、例えば、特許文献1(特開昭52-022621号公報)に開示されているように、各気筒の燃焼室から延出される排気ポートをシリンダヘッド内で集合させるシリンダヘッド構造を採用するものが知られている。
特開昭52-022621号公報
各気筒の排気ポートをシリンダヘッド内で集合させる場合、排気順序が連続する気筒間では、排気順序が先の気筒の排気弁が閉じきらないうちに排気順序が後の気筒の排気弁が開き始める場合がある。このような場合、排気順序が後の気筒から先の気筒に排気ガスが逆流し、内部EGR率が許容値を超えて燃焼が悪化する虞がある。
これに対して、特許文献1では、吸排気弁のバルブタイミングを調整することにより、排気ガスの逆流を防止するようにしている。しかしながら、排気ガスの逆流防止の観点から吸排気弁のバルブタイミングを調整することは、必ずしも運転状態に適合したタイミングとはならず、ドライバビリティの悪化を招く虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、各気筒の排気ポートをシリンダヘッド内で集合させる際に、吸排気弁のバルブタイミングに影響されることなく、排気順序が連続する気筒間での排気ガスの逆流を防止することのできるエンジンのシリンダヘッド構造を提供することを目的としている。
本発明の一態様によるエンジンのシリンダヘッド構造は、互いに隣接して排気順序が連続する第1の気筒と第2の気筒とを備え、前記第1の気筒の排気ポートと、前記第1の気筒の後に排気する前記第2の気筒の排気ポートとをシリンダヘッド内で集合させることにより、前記第1の気筒と前記第2の気筒の前記シリンダヘッドからの排気出口となる吐出ポートを形成し、前記第1の気筒の排気弁が閉弁する前に前記第2の気筒の排気弁が開弁する運転領域を有するエンジンのシリンダヘッド構造であって、前記吐出ポートの中心位置を、前記第2の気筒に対向し、かつ、前記第2の気筒の気筒中心を通ってクランク軸と直交する軸線から前記第2の気筒の排気ポートの範囲内で離れた位置に設け、前記第1の気筒の排気ポートを前記クランク軸と直交する前記軸線に対して斜め方向に前記吐出ポートに向かって延出させると共に、前記第2の気筒の排気ポートを前記吐出ポートに向かって直線状に延出させて、前記第1の気筒の排気ポートと前記第2の気筒の排気ポートとを前記吐出ポートで集合させ、前記第2の気筒の排気ポートの通路面積を前記第1の気筒の排気ポートの通路面積より小さくし、かつ、前記第2の気筒の排気弁のカーテンエリア面積に対する前記第2の気筒の排気ポートの通路面積の比率を、前記第1の気筒の内部への排気ガスの流入を抑制して内部EGRへの影響を最小とする比率にするものである。
本発明によれば、各気筒の排気ポートをシリンダヘッド内で集合させる際に、吸排気弁のバルブタイミングに影響されることなく、排気順序が連続する気筒間での排気ガスの逆流を防止することができる。
エンジンの概略図 燃焼室側から見たシリンダヘッドの吸排気通路を示す説明図 各気筒のバルブタイミングを示す説明図 排気ポートの面積比と内部EGR率の変化を示す説明図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1において符号1はエンジンであり、本実施形態においては、水平対向型4気筒エンジンを示している。このエンジン1(水平対向型4気筒エンジン)は、シリンダブロック2の中央に配設されたクランク軸3を中心とする左右(LH,RH)のバンクを備えている。RHバンクには#1,#3気筒が配設され、LHバンクには#2,#4気筒が配設されている。
各バンクにはシリンダヘッド4が配設され、シリンダヘッド4のシリンダブロック2に対向する面には、クランク軸3の長手方向に沿って各気筒の燃焼室5が配設されている。また、シリンダヘッド4には、各気筒の燃焼室5に対応して、吸気弁6によって開閉される吸気ポート7と排気弁8によって開閉される排気ポート9が形成されている。
また、本実施の形態においては、各バンクのシリンダヘッド4の動弁系として、吸気カム軸20のクランク軸3に対する回転位相(変位角)を連続的に変更する可変バルブタイミング機構30in、排気カム軸21のクランク軸3に対する回転位相を連続的に変更する可変バルブタイミング機構30exが設けられている。可変バルブタイミング機構30in,30exは、周知の油圧式或いは電磁式の可変バルブタイミング機構(図示省略)であり、運転状態に応じて吸排気弁のバルブタイミングが最適に制御される。
両バンクに設けられているシリンダヘッド4は対称形状であるため、以下においては、シリンダヘッド4の構成をRHバンク側で代表して説明し、LHバンク側の構成については、その説明を省略する。
図2に示すように、シリンダヘッド4のシリンダブロック2に対向する面には、クランク軸3の長手方向に沿って、#1気筒の燃焼室5#1と#3気筒の燃焼室5#3が配設されている。シリンダヘッド4には、#1気筒の燃焼室5#1に対応して、吸気弁6#1a,6#1bによって開閉される吸気ポート7#1a,7#1bと、排気弁8#1a,8#1bによって開閉される排気ポート9#1a,9#1bが形成されると共に、#3気筒の燃焼室5#3に対応して、吸気弁6#3a,6#3bによって開閉される吸気ポート7#3a,7#3bと、排気弁8#3a,8#3bによって開閉される排気ポート9#3a,9#3bが形成されている。
尚、#1気筒の吸気弁6#1a,6#1bと#3気筒の吸気弁6#3a,6#3bは、同一の形状で同一のシート径及びリフト量に設定されている。#1気筒の排気弁8#1a,8#1bと#3気筒の排気弁8#3a,8#3bも同様であり、同一の形状で同一のシート径及びリフト量に設定されている。
#1気筒の燃焼室5#1に開口される吸気ポート7#1a,7#1bと、#3気筒の燃焼室5#3に開口される吸気ポート7#3a,7#3bは、それぞれ燃焼室5#1,5#3の付近で合流され、シリンダヘッド4に連設される吸気マニホルド(図示略)に連通されている。吸気マニホルドはエアチャンバへ導かれ、このエアチャンバで気筒毎の吸気ポートが集合されて吸気通路に連通される。
また、#1気筒の燃焼室5#1に開口される排気ポート9#1a,9#1bと、#3気筒の燃焼室5#3に開口される排気ポート9#3a,9#3bは、シリンダヘッド4内において、シリンダヘッド4からの排気出口となる吐出ポート10の出口付近で集合されている。吐出ポート10は、シリンダヘッド4の下側面に形成されたフランジ部4aに円形状に開口されている。フランジ部4aには、各バンクの排気管(図示略)が接続され、ターボ過給機や触媒等を介してマフラに連通されている。
ここで、本実施の形態におけるエンジン1は、吸気、圧縮、燃焼、排気の各行程において、図3に示すように、燃焼行程が#1気筒→#3気筒→#2気筒→#4気筒の順となるように設定されている。このため、RHバンクの#1,#3気筒、LHバンクの#2,#4気筒は、それぞれのバンクにおいて排気順序が連続することになる。RHバンクにおいては、#1気筒の排気順序が先で#3気筒の排気順序が後になり、LHバンクにおいては、#2気筒の排気順序が先で#4気筒の排気順序が後になる。
以下では、排気順序が先の気筒を第1の気筒として、この第1の気筒を、燃焼行程が先の「前爆気筒」と適宜記載する。また、排気順序が後の気筒を第2の気筒として、この第2の気筒を、燃焼行程が後の「後爆気筒」と適宜記載する。
また、エンジン1では、各気筒の排気弁の開弁期間と吸気弁の開弁期間とが吸気上死点を挟んでオーバーラップし、且つ、排気順序が連続する気筒間において、前爆気筒のオーバーラップ期間Tol中に、後爆気筒の排気弁が開弁を開始する運転領域がある(例えば、低速・高負荷域等)。従って、排気順序が連続する気筒の排気ポートをシリンダヘッド内で集合すると、後爆気筒から排出される排気ガスの圧力によって前爆気筒の内部に排気ガスが逆流し、内部EGR量が増加して燃焼状態が悪化する虞がある。
具体的には、RHバンクでは、#1気筒の排気弁8#1a,8#1bが閉弁する前に、#3気筒の排気弁8#3a,8#3bが開弁し、#3気筒の燃焼室5#3から排出される排気ガスが#1気筒の燃焼室5#1内に流入してしまい、内部EGR率が許容値を超えて燃焼状態が悪化する虞がある。LHバンクにおいても同様であり、#2気筒の排気弁が閉弁する前に、#4気筒の排気弁が開弁し、#4気筒の燃焼室から排出される排気ガスが#2気筒の燃焼室内に流入し、内部EGR率が許容値を超える虞がある。
このため、シリンダヘッド4の下端面に開口される吐出ポート10は、後爆気筒である#3気筒に対向し、かつ、クランク軸3の軸方向と直交する位置に設けられ、この吐出ポート10に向かって、後爆気筒である#3気筒の排気ポート9#3a,9#3bが直線的に延出される。前爆気筒である#1気筒の排気ポート9#1a,9#1bは、クランク軸と略直交する方向に対して斜め方向に吐出ポート10に向かって延出される。
本実施の形態においては、吐出ポート10は、#3気筒の気筒中心を通り、クランク軸3の軸方向と直交する方向へ延出する中心軸線Loに対して、吐出ポート10の中心位置が所定の範囲内となるように配置されている。例えば、#3気筒の排気ポート9#3a,9#3bの間を許容範囲として、この許容範囲内に吐出ポート10の中心位置Lportが配置される。
詳細には、#3気筒の排気ポート9#3a,9#3bは、吐出ポート10に向かって延出され、吐出ポート10の集合部10aの手前で合流され、集合部10aにおいて#1気筒の排気ポート9#1a,9#1bと集合される。#3気筒の排気ポート9#3a,9#3bは、燃焼室5#3から排出される排気ガスを最短距離で吐出ポート10に導くことが可能なように、直線状に延出されるストレート形状に形成されている。
一方、前爆気筒である#1気筒の排気ポート9#1a,9#1bは、吐出ポート10の集合部10aに向かって斜め方向に延出され、集合部10aの手前で合流された後、集合部10aで#3気筒の排気ポート9#3a,9#3bと集合される。#1気筒の排気ポート9#1a,9#1bの形状は、燃焼室5#1から排出される排気ガスの壁面に対する衝突を回避することが可能なように緩やかな傾斜形状に形成されている。
また、後爆気筒である#3気筒の排気ポート9#3a,9#3bは、排気弁8#3a,8#3bのカーテンエリアの面積に比較して、合流後の通路面積を小さくして絞りを形成するようにしている。この排気ポート9#3a,9#3bに形成した絞りにより、後爆気筒である#3気筒から排出される排気ガスの流速を速めて排気ガスが吐出ポート10から迅速に抜けるようにしている。
本実施の形態においては、吐出ポート10の集合部10aの手前で#3気筒の排気ポート9#3a,9#3bを合流した後の通路面積を排気ポート面積Sp#3として、排気弁8#3a,8#3bの所定リフト時(例えば最大リフト時)の開口面積(合計値)をカーテンエリア面積Svとした場合、以下の(1)式に示すように、排気ポート面積Sp#3は、カーテンエリア面積Svを比率K(K<1)で減少させた面積となるように設定されている。
Sp#3=K×Sv …(1)
ここで、カーテンエリア面積Svは、排気弁8#3a,8#3bのバルブシート内径をD、バルブリフト量をLとしたとき、以下の(2)式で与えられるものとする(排気弁の数=2)。
Sv=D×L×π×2 …(2)
(1)式における比率Kは、カーテンエリア面積Svに対する排気ポート面積Sp#3の面積比であり、実験やシミュレーションにより、後爆気筒から排出される排気ガスの前爆気筒への流入を抑制して内部EGRへの影響を最小とする最適値に決定される。図4は、排気ポートの面積比Kに対する内部EGR率の変化(影響比率)Regrをシミュレーションによって計算した結果を示している。図4における内部EGRへの影響比率Regrは、後爆気筒からの後排気が無いものとした場合の内部EGR率を基準(100%)として、この基準の内部EGR率に対する変化を示している。
図4に示すように、排気ポートの面積比Kを、K=0.66、K=0.6、K=0.35とした場合、内部EGRへの影響比率Regrは、K=0.6で最も小さくなる。K=0.35として排気ポートの通路面積を絞り過ぎると、排気ガスの流速が低下し、逆に内部EGR率が増大してしまう。従って、後爆気筒である#3気筒の排気ポート面積Sp#3を、カーテンエリア面積Svの60%程度に絞ることで、前爆気筒である#1気筒の内部EGRへの影響を最小限に抑制することが可能となる。
尚、#3気筒の排気ポート面積Sp#3を、K=0.35の面積比のように大きく絞る場合には、吐出ポート10の集合部10a内に仕切壁を設ける等して、#3気筒の排気ポート9#3a,9#3bと#1気筒の排気ポート9#1a,9#1bとを区切ることにより、通路面積を分割するようにしても良い。
#1気筒の排気ポート9#1a,9#1bの通路面積Sp#1は、排気弁8#1a,8#1bのカーテンエリア面積と同等以上の通路面積になるように設定されている。通常、各気筒の排気弁のカーテンエリア面積は同じであるため、後爆気筒である#3気筒の排気ポート9#3a,9#3bの通路面積Sp#3は、前爆気筒である#1気筒の排気ポート9#1a,9#1bの通路面積Sp#1よりも相対的に小さいことになる。
以上のシリンダヘッド構造を有するエンジン1では、両バンクの各気筒の燃焼室から排出される排気ガスは、シリンダヘッド4内で集合される排気ポートを介して排出される。RHバンクで代表して説明すると、#1気筒の燃焼室5#1から排出される排気ガスは、排気ポート9#1a,9#1bを通って吐出ポート10に導かれる。
#1気筒の排気ポート9#1a,9#1bは、排気ガスの壁面に対する衝突を回避することの可能な緩やかな傾斜で吐出ポート10へ導かれている。このため、燃焼室5#1からの排気ガスが排気ポート9#1a,9#1bを通過する際に、乱流の発生を抑制して排気ガスをスムーズに導くことができ、吐出ポート10から効率的に排出することができる。
次に、#1気筒に対して連続して排気行程となり、#1気筒に対して排気順序が後となる#3気筒では、燃焼室5#3から排出される排気ガスは、排気ポート9#3a,9#3bを通って吐出ポート10に導かれる。#3気筒の排気ポート9#3a,9#3bは、#1気筒に比較して通路長が短く、直線状のストレート形状に形成されているため、排気ガスの圧力低下を最小限に抑えて最短距離で吐出ポート10に導くことが可能となっている。その結果、#1気筒の排気弁8#1a,8#1bの閉弁が終了していない運転状態であっても、#3気筒の燃焼室5#3から排出された排気ガスが#1気筒の燃焼室5#1内へ流入することを抑制し、内部EGR率の増加を防止することができる。
しかも、#3気筒の排気ポート面積Sp#3は、排気弁8#3a,8#3bのカーテンエリア面積Svに対して所定の比率K(例えば、K=0.6)で絞られている。#1気筒の排気弁8#1a,8#1bの閉弁が終了していない状態で#3気筒の排気弁8#3a,8#3bが開弁したときには、#3気筒の燃焼室5#3内の圧力が高く、排気ガスの圧力も高いため、#3気筒の排気ポートの面積を絞ることにより排気ガスをより高速のガス流として吐出ポート10に導くことができる。その結果、#1気筒の燃焼室5#1内への排気ガスの流入をより効果的に抑制することができる。
このように本実施の形態においては、複数の気筒の排気ポートをシリンダヘッド内で集合させる際に、排気順序が連続する2つの気筒に対して、排気順序が後の気筒に対向し、かつクランク軸と略直交する位置に、シリンダヘッドからの排気出口となる吐出ポートを設けている。そして、この吐出ポートに向かって、排気順序が後の気筒の排気ポートを直線状に延出すると共に、排気順序が先の気筒の排気ポートをクランク軸と直交する方向に対して斜め方向に延出している。また、排気順序が後の気筒の排気ポートの通路面積を、排気弁のカーテンエリア面積に対して所定の比率で小さくして通路面積を絞っている。
これにより、排気順序が後の気筒から排出された排気ガスを、吸排気弁のバルブタイミングに影響されることなく直接的に吐出ポートに導くことができ、排気順序が先の気筒の排気弁の閉弁が終了していない状態であっても、排気ガスの逆流を抑制して内部EGR率の増加を防止し、燃焼悪化によるドライバビリティの悪化や排気エミッションの悪化を防止することができる。
尚、本発明は、上述した形態に限るものではなく、採用するエンジンは、水平対向型エンジンに限らず、V型エンジン、直列型エンジンの何れでも良い。また、気筒数も4気筒に限らず、2気筒であっても良い。
1 エンジン
2 シリンダブロック
3 クランク軸
4 シリンダヘッド
5 燃焼室
6 吸気弁
7 吸気ポート
8 排気弁
9 排気ポート
10 吐出ポート
10a 集合部
#1,#2 前爆気筒(第1の気筒)
#3,#4 後爆気筒(第2の気筒)

Claims (2)

  1. 互いに隣接して排気順序が連続する第1の気筒と第2の気筒とを備え、前記第1の気筒の排気ポートと、前記第1の気筒の後に排気する前記第2の気筒の排気ポートとをシリンダヘッド内で集合させることにより、前記第1の気筒と前記第2の気筒の前記シリンダヘッドからの排気出口となる吐出ポートを形成し、前記第1の気筒の排気弁が閉弁する前に前記第2の気筒の排気弁が開弁する運転領域を有するエンジンのシリンダヘッド構造であって、
    前記吐出ポートの中心位置を、前記第2の気筒に対向し、かつ、前記第2の気筒の気筒中心を通ってクランク軸と直交する軸線から前記第2の気筒の排気ポートの範囲内で離れた位置に設け、
    前記第1の気筒の排気ポートを前記クランク軸と直交する前記軸線に対して斜め方向に前記吐出ポートに向かって延出させると共に、前記第2の気筒の排気ポートを前記吐出ポートに向かって直線状に延出させて、前記第1の気筒の排気ポートと前記第2の気筒の排気ポートとを前記吐出ポートで集合させ、
    前記第2の気筒の排気ポートの通路面積を前記第1の気筒の排気ポートの通路面積より小さくし、かつ、前記第2の気筒の排気弁のカーテンエリア面積に対する前記第2の気筒の排気ポートの通路面積の比率を、前記第1の気筒の内部への排気ガスの流入を抑制して内部EGRへの影響を最小とする比率にする
    ことを特徴とするエンジンのシリンダヘッド構造。
  2. 前記エンジンは水平対向型4気筒エンジンであり、前記第1の気筒と前記第2の気筒は、各バンクにおいて互いに隣接する気筒であることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
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