JP2002242498A - マグネットシリンダ錠 - Google Patents

マグネットシリンダ錠

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JP2002242498A JP2001047108A JP2001047108A JP2002242498A JP 2002242498 A JP2002242498 A JP 2002242498A JP 2001047108 A JP2001047108 A JP 2001047108A JP 2001047108 A JP2001047108 A JP 2001047108A JP 2002242498 A JP2002242498 A JP 2002242498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピッキングを完全に防止することができる新
規なマグネットシリンダ錠を提供する。 【解決手段】 内周面の母線に沿ってV字形のカム溝を
形成した外筒1と、内筒3の外周部において半径方向に
移動可能に案内され、外方に付勢されると共に、外側に
カム溝と係合する突条を形成したロッキングブロック1
1と、このロッキングブロック11に形成された遊動孔
16に収納された細長い磁性材質のロッキングピース1
8を有し、鍵孔に挿入された合鍵7の長手方向に沿って
埋設され、長さ方向に対する角度位置を所定の値に設定
された細長い鍵磁石にロッキングピース18を従動さ
せ、遊動孔16に連設され、鍵磁石に整合する逃げ穴に
ロッキングピースを係入させる形態で、内筒回動時楔作
用による内筒3の中心軸方向への移動を許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、新規なマグネッ
トシリンダ錠に係り、特に、所謂ピッキングと称される
不正解錠を完全に防止できるマグネットシリンダ錠に関
する。
【0002】
【従来の技術】所謂シリンダ錠と称される錠前には、例
えばピンタンブラー錠、ディスクタンブラー錠、レバー
(ロータリーディスク)タンブラー錠、或いは磁石タン
ブラー錠等種々のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した種々のシリン
ダ錠の内、磁石タンブラー錠を除くシリンダ錠は、鍵孔
中に機械的なタンブラーが露出しているので、これを特
殊な工具で所定の量動かして不正解錠する所謂ピンキン
グが可能であることは良く知られている。
【0004】また、磁石タンブラー錠は、鍵孔内にはタ
ンブラーが露出していないが、タンブラーが永久磁石を
担持しているので、鍵孔内に検磁素子を挿入すれば、タ
ンブラーの位置、及び永久磁石の極性を知ることがで
き、これに基づいて合鍵を複製できないことはない。
【0005】要するに、現在使用されている錠前は、何
れの型式のものでも、理論上ピッキングか可能なのであ
る。
【0006】そこで、この発明は、理論上ピッキングが
不可能である新規なマグネットシリンダ錠を提供し、以
て錠前の安全性を格段に向上させることを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、内周面の母線に沿って傾
斜面を有するカム溝を形成し、このカム溝を上側にして
扉面に装着される外筒と、この外筒に回転自在に嵌合
し、中心軸線方向に鍵孔を形成した非磁性材質の内筒
と、内筒の外周部において底面が鍵孔に近接するように
形成された凹陥部と、この凹陥部に摺動可能に嵌合し、
半径方向に移動可能に案内されると共に、外側に上記カ
ム溝と係合する突条を形成し、かつ外方に突出する方向
に付勢されたロッキングブロックと、鍵孔に挿入される
本体部の長手方向に沿って、長手方向に対する角度位置
を所定の値に設定した細長い永久磁石である鍵磁石を複
数個埋設した合鍵と、凹陥部の底面に対向するロッキン
グブロックの底面の、合鍵の鍵孔挿入時鍵磁石と整合す
る部位に夫々形成され、鍵孔に近い方から順に、断面円
形の浅い遊動孔、及び対応する鍵磁石と整合する細長い
逃げ溝を連設したタンブラー孔の複数と、各タンブラー
孔と凹陥部の底面との間に挿設された細長い磁性材質の
ロッキングピースとを有し、ロッキングブロックの突条
が外筒のカム溝と係合する施錠時、上記逃げ溝の遊動孔
における開口と凹陥部の底面との間に、ロッキングピー
スが遊動できる間隙を保つようにしたことを特徴とす
る。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、内周面の
母線に沿って傾斜面を有するカム溝を形成し、このカム
溝を上側にして扉面に装着される外筒と、この外筒に回
転自在に嵌合し、中心軸線方向に鍵孔を形成した非磁性
材質の内筒と、内筒の外周部において底面が鍵孔に近接
するように形成された凹陥部と、この凹陥部に摺動可能
に嵌合し、半径方向に移動可能に案内されると共に、外
側に上記カム溝と係合する突条を形成し、かつ外方に突
出する方向に付勢されたロッキングブロックと、鍵孔に
挿入される本体部の長手方向に沿って、長手方向に対す
る角度位置を所定の値に設定した細長い永久磁石である
鍵磁石を複数個埋設した合鍵と、凹陥部の底面に対向す
るロッキングブロックの底面の、合鍵の鍵孔挿入時鍵磁
石と整合する部位に夫々形成され、鍵孔に近い方から順
に、断面円形の浅い遊動孔、及び対応する鍵磁石と整合
する細長い逃げ溝を連設したタンブラー孔の複数と、各
タンブラー孔と凹陥部の底面との間に挿設され、逃げ溝
に係入できる直径を有する2個の磁性材質のロッキング
ボールとを有し、ロッキングブロックの突条が外筒のカ
ム溝と係合する施錠時、上記逃げ溝の遊動孔における開
口と凹陥部の底面との間に、ロッキングボールが遊動で
きる間隙を保つようにしたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1において符号1は外筒を示し、この外筒1
は、内周面の母線に沿ってカム溝2を形成した筒体で、
このカム溝2を上側にして、すなわち、図1に示す態様
で、例えば扉面に装着される。
【0010】図示の実施例では、上記カム溝2は横断面
形状がV字形で、一対の傾斜面を有するのは前記レバー
タンブラー錠のカム溝と同様である。
【0011】上記外筒1には、非磁性材質の内筒が回動
自在に嵌合する。図示の実施例における内筒3は、図2
乃至図4に示すように、フランジ付の棒状体で、そのフ
ランジを形成した前端面から、中心軸線方向、すなわ
ち、棒状体の長手方向に、横断面形状が偏平な矩形の鍵
孔4が形成されている。
【0012】図示の実施例では、この鍵孔4は盲穴とな
っているが、鍵孔4を盲穴とすることはこの発明の必須
の構成要件ではない。
【0013】また、例えば図3に示すように、鍵孔4が
内筒3の中心軸線に関し左右対称になっていないが、こ
れは後述する合鍵を裏返して鍵孔に挿入しても解錠でき
る所謂リバーシブルキーを可能にするためであって、こ
れもこの発明の必須の構成要件ではない。
【0014】なお、図2及び図4において符号5は止め
輪溝を示し、この止め輪溝5は、内筒3を外筒1の内側
に嵌合させたとき、Cリングなどの止め輪6(図8参
照)を嵌装して抜け止めとするものである。
【0015】一方、この発明によるマグネットシリンダ
錠の合鍵7は、図5に示すように、上記鍵孔4に挿入さ
れる本体部の表面の長手方向に沿って、長手方向(図5
で左右方向)に対する角度位置を所定の値に設定した細
長い永久磁石としての鍵磁石8、8が例えば等間隔で埋
設されている。
【0016】図示の実施例における鍵磁石8の表面の形
状は、例えば縦横の長さの比が約2の細長い矩形であ
り、長手方向に着磁されている。つまり、磁束は鍵磁石
8の一方の短辺から他方の短辺に向かう。
【0017】また、各鍵磁石8は、その長手方向の中心
軸と合鍵の本体部の長手方向との関係角度を、図5で左
のものから順に、かつ時計方向に測って、0度、45
度、90度及び135度に夫々設定している。
【0018】ちなみに、この発明によるマグネットシリ
ンダ錠の鍵違いは、鍵磁石の埋設箇所を一定にした場
合、複数の鍵磁石の夫々の合鍵長手方向に対する関係角
度位置の組合わせによって得る。
【0019】例えば、各鍵磁石の埋設の態様を図示の実
施例のように4種類とし、鍵磁石8の数を4個とする
と、鍵違いは4の4乗の合計256である。
【0020】他方、内筒3の外周部には、底面を鍵孔4
に近接させるようにして、内筒の外周面の母線方向に長
く、図2における水平投影形状が偏平な矩形となる凹陥
部9が形成されている。
【0021】この凹陥部9には、図6に示すように、ロ
ッキングブロック11が摺動可能に嵌合し、半径方向
(図4で上下方向)に移動可能に案内されている。
【0022】このロッキングブロック11は図6に示す
ように細長いブロック体で、その外側(図6では下側)
に前記外筒のカム溝2(図1参照)と係合する断面山形
の突条12が、外側の中央にその長手方向に沿って一体
に形成されている。
【0023】そして、このロッキングブロック11は、
図6における上面を底面として上記内筒の凹陥部9に嵌
装され、底面両端部に開口したばね孔13、13に弾装
された圧縮コイルばねとしてのロッキングばね14、1
4(図8参照)の弾力により、外方、即ち外筒の内周面
に近接する方向に付勢されている(図8参照)。
【0024】また、ロッキングブロック11の底面(図
6では上面)の、合鍵7の鍵孔4への挿入時、その鍵磁
石8と整合する部位に、夫々タンブラー孔15が形成さ
れている。
【0025】このタンブラー孔15は、図6における上
面から順に、断面円形の浅い遊動孔16、及び対応する
鍵磁石8と整合する細長い逃げ穴17とを連設したもの
である。
【0026】なお、ここで逃げ溝17が鍵磁石8と整合
するとは、例えばロッキングブロック11と内筒3とを
透明な材料で構成した場合、外側から見て逃げ穴17と
鍵磁石8とが同じ角度位置をなすように見える、という
ことである。
【0027】また、細長い逃げ穴17とは、ロッキング
ブロック11の底面と平行な平面で逃げ穴17を切断し
た場合、その逃げ穴17の断面形状が細長い、というこ
とである。
【0028】そして、各タンブラー孔15には、例えば
図7に示すような細長い磁性材質のロッキングピース1
8が割り当てられている。
【0029】図示の実施例におけるロッキングピース1
8は、立方体を二つ連結したような形状で、その形状、
寸法は上記遊動孔16中で遊動できるように設定されて
いる。
【0030】なお、このロッキングピース18は、後述
するように、対応する鍵磁石8の磁束の磁気抵抗を最小
にするように駆動されるので、その長さは鍵磁石の長さ
と同程度にすることが望ましい。
【0031】そして、内筒3、ロッキングブロック11
を外筒1に組み付け、前者の突条12が外筒1のカム溝
2に係合する施錠状態において、図8に示すように、逃
げ穴17の遊動孔16における開口と凹陥部9の底面と
の間に、ロッキングピース18が遊動できる間隙が保た
れるように各部の寸法が設定されている。
【0032】上記のように構成されたこの発明の一実施
例によるマグネットシリンダ錠は、鍵孔4に合鍵7を挿
入すると、その表面に埋設された各鍵磁石8が対応する
タンブラー孔15と整合する。
【0033】すると、各鍵磁石8は、磁気抵抗を最小に
しようとして、図5、図8及び図9に示すように、鍵磁
石8と同じ角度位置にするように、換言すれば鍵磁石8
とロッキングピース18とが整合するように、ロッキン
グピース18を駆動する。
【0034】前記したように、各タンブラー孔15にお
ける逃げ穴17は対応する鍵磁石8と整合しているか
ら、上記したようにして鍵磁石8はロッキングピース1
8を逃げ穴17に整合させる。
【0035】この状態で合鍵7を介して内筒3を所定の
方向に回すと、前記ロッキングブロック11の突条12
が外筒のカム溝2に対し相対的に回動するので、これら
の間に生じる楔作用により、ロッキングブロック11が
ロッキングばね14の弾力に抗して内筒の中心軸方向に
移動する。
【0036】このとき、各ロッキングピース18は対応
する逃げ穴17と整合しているから、ロッキングピース
18が逃げ穴17中に係入する、という態様でロッキン
グブロック11の内方、すなわち図8で下方への移動が
可能になり、やがてロッキングブロック11の突条12
が外筒1の内周面に乗り上がるに及び、内筒3は自由に
回動できるようになる。すなわち、このマグネットシリ
ンダ錠が解錠される。
【0037】一方、合鍵ではない異鍵が鍵孔4に挿入さ
れたときには、その鍵磁石8の少なくとも1個は対応す
るタンブラー孔の逃げ穴17と整合しておらず、少なく
とも45度の角度差で交差する。
【0038】換言すれば、鍵磁石8によって回動駆動さ
れたロッキングピース18が逃げ穴17と交差する。
【0039】この場合には、内筒3を回そうとすると逃
げ穴17の遊動孔16内における開口端縁がロッキング
ピース18に乗り上がり、このロッキングピース18に
よりロッキングブロック11が衝止されてその移動が阻
止されるので、内筒3を回すことができない。すなわ
ち、このマグネットシリンダ錠は解錠されない。
【0040】解錠操作後は、ロッキングブロックの突条
12がカム溝2に再び係合し、逃げ穴17内のロッキン
グピース18は重力によって凹陥部9の底面に落下する
ので、合鍵7を鍵孔4から引き抜くと、合鍵7と一緒に
鍵磁石8、8も図8で左方に移動し、ロッキングピース
18は次々に整合する鍵磁石8によりその鍵磁石と同じ
角度位置に駆動される。
【0041】しかしながら、各ロッキングピース18
は、最終的には、図10に示すように、合鍵7の先端
(図5で右端)の鍵磁石と同じ角度位置をとるに至る。
【0042】したがって、合鍵を鍵孔4に挿入しない場
合には、当然のことながら、このマグネットシリンダ錠
は解錠されない。
【0043】なお、この発明は、図示の実施例に限定さ
れること無く、種々に変形して実施することができる。
例えば、図示の実施例におけるロッキングピース18は
2個の立方体を結合したものであるが、要するに鍵磁石
の磁束の磁気抵抗を少なくするように回動できるもので
あるならば、例えば円柱体など他の断面形状のロッキン
グピースを採用することができる。
【0044】ロッキングピースの形状として円柱体を選
択したときには、理論上凹陥部9の底面と線接触をする
ので、鍵磁石8に駆動されて回動するとき、摩擦抵抗が
小さく作動が円滑である、という利点が生じる。
【0045】また、ロッキングピース18の他の形態と
して、必ずしも1個の部材でなければならない、という
理由は無く、例えば逃げ溝17の幅寸法よりやや小さい
直径を有する2個の磁性体ボール(図示せず)をロッキ
ングピースとして採用しうる。
【0046】この場合、これら一対の磁性体ボールは、
夫々が独立して回動しつつ、鍵磁石8の長手方向に沿っ
て並び、かつ相互に接触して磁気抵抗を最小にする。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、鍵孔に合鍵を挿入しない常態では全ロッキングピ
ースは同じ角度位置をとり、かつロッキングピースは磁
石ではないので、鍵孔から検磁素子を挿入しても鍵情報
を得ることができず、したがって理論上ぴっキングを完
全に防止できる、という所期の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】外筒の外観斜視図。
【図2】内筒の平面図。
【図3】内筒の正面図。
【図4】内筒の断面図。
【図5】合鍵の平面図。
【図6】ロッキングブロックの拡大外観斜視図で、底面
を上側にして示す。
【図7】ロッキングピースの一例を示す拡大外観斜視
図。
【図8】この発明の一実施例によるマグネットシリンダ
錠の断面図で、合鍵を挿入した状態を示す。
【図9】ロッキングブロックを遊動孔を通る平面で切断
したマグネットシリンダ錠の一部断面平面図で、合鍵が
挿入されている状態を示す。
【図10】図9と同様のマグネットシリンダ錠の一部断
面平面図で、合鍵を抜いた後の状態を示す。
【符号の説明】
1 外筒 2 カム溝 3 内筒 4 鍵孔 7 合鍵 8 鍵磁石 9 凹陥部 11 ロッキングブロック 12 突条 14 ロッキングばね 15 タンブラー孔 16 遊動孔 17 逃げ穴 18 ロッキングピース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面の母線に沿って傾斜面を有するカ
    ム溝を形成し、このカム溝を上側にして扉面に装着され
    る外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、中心軸線方向
    に鍵孔を形成した非磁性材質の内筒と、内筒の外周部に
    おいて底面が鍵孔に近接するように形成された凹陥部
    と、この凹陥部に摺動可能に嵌合し、半径方向に移動可
    能に案内されると共に、外側に上記カム溝と係合する突
    条を形成し、かつ外方に突出する方向に付勢されたロッ
    キングブロックと、鍵孔に挿入される本体部の長手方向
    に沿って、長手方向に対する角度位置を所定の値に設定
    した細長い永久磁石である鍵磁石を複数個埋設した合鍵
    と、凹陥部の底面に対向するロッキングブロックの底面
    の、合鍵の鍵孔挿入時鍵磁石と整合する部位に夫々形成
    され、鍵孔に近い方から順に、断面円形の浅い遊動孔、
    及び対応する鍵磁石と整合する細長い逃げ溝を連設した
    タンブラー孔の複数と、各タンブラー孔と凹陥部の底面
    との間に挿設された細長い磁性材質のロッキングピース
    とを有し、ロッキングブロックの突条が外筒のカム溝と
    係合する施錠時、上記逃げ溝の遊動孔における開口と凹
    陥部の底面との間に、ロッキングピースが遊動できる間
    隙を保つようにしたことを特徴とするマグネットシリン
    ダ錠。
  2. 【請求項2】 内周面の母線に沿って傾斜面を有するカ
    ム溝を形成し、このカム溝を上側にして扉面に装着され
    る外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、中心軸線方向
    に鍵孔を形成した非磁性材質の内筒と、内筒の外周部に
    おいて底面が鍵孔に近接するように形成された凹陥部
    と、この凹陥部に摺動可能に嵌合し、半径方向に移動可
    能に案内されると共に、外側に上記カム溝と係合する突
    条を形成し、かつ外方に突出する方向に付勢されたロッ
    キングブロックと、鍵孔に挿入される本体部の長手方向
    に沿って、長手方向に対する角度位置を所定の値に設定
    した細長い永久磁石である鍵磁石を複数個埋設した合鍵
    と、凹陥部の底面に対向するロッキングブロックの底面
    の、合鍵の鍵孔挿入時鍵磁石と整合する部位に夫々形成
    され、鍵孔に近い方から順に、断面円形の浅い遊動孔、
    及び対応する鍵磁石と整合する細長い逃げ溝を連設した
    タンブラー孔の複数と、各タンブラー孔と凹陥部の底面
    との間に挿設され、逃げ溝に係入できる直径を有する2
    個の磁性材質のロッキングボールとを有し、ロッキング
    ブロックの突条が外筒のカム溝と係合する施錠時、上記
    逃げ溝の遊動孔における開口と凹陥部の底面との間に、
    ロッキングボールが遊動できる間隙を保つようにしたこ
    とを特徴とするマグネットシリンダ錠。
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