JP2002242430A - 型枠用幅止め具 - Google Patents

型枠用幅止め具

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JP2002242430A
JP2002242430A JP2001041225A JP2001041225A JP2002242430A JP 2002242430 A JP2002242430 A JP 2002242430A JP 2001041225 A JP2001041225 A JP 2001041225A JP 2001041225 A JP2001041225 A JP 2001041225A JP 2002242430 A JP2002242430 A JP 2002242430A
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Bungo Ishida
文吾 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型枠用幅止め具の提案 【解決手段】 細長に形成した板材の長手方向の両端部
を折曲して型枠を係止する型枠係止部16を設け、板材
の長手方向の中間に板材を折曲形状に形成して基盤に設
置した際に基盤面から離間すると共に、型枠係止部16
との間で型枠を挟持する側壁14aを有する突出部14
を設けることを特徴とする型枠用幅止め具である。さら
に、板材の長手方向に沿った側縁にリブ12を設けたこ
と、又は、型枠係止部16に型枠をビス止めにより固定
するビス穴30を設け、型枠用幅止め具の接地部22に
ビス止めにより型枠用幅止め具を基盤50に固定するビ
ス穴32を設けたこと、又は、突出部14の長さを調節
可能に設けたことを特徴とする型枠用幅止め具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は型枠用幅止め具に関
し、さらに詳細には、住宅等の基礎の建設時に用いる埋
め込み式の型枠用幅止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の型枠用幅止め具の斜視図
である。型枠用幅止め具10は、住宅用基礎等の施工に
おいて、コンクリートに埋め込んだまま用いる部品であ
る。従来の型枠用幅止め具10は、図4に示すように、
側縁にリブ12を有する板体をコの字形の側面形状に形
成したものである。
【0003】前記型枠用幅止め具10の両端を折り曲げ
た部分は型枠を係止する係止部16,16である。ま
た、型枠幅止め具10の底部には、係止部16,16と
の間で型枠を係止する切起こし部18,18を形成す
る。
【0004】型枠用幅止め具10は住宅等の基礎を建造
する際に、コンクリート等により均された基盤50に墨
出し等による位置決め線に沿って所定の間隔で配設し、
ビス穴32にビス止めして使用するものである。基盤5
0に幅止め具10を固定した後、切起こし部18と係止
部16との間に型枠を挟持させ、係止部16に配設した
ビス穴30にビスをビス込んで型枠を幅止め具10に固
定させる。これにより、型枠と基盤50が型枠用幅止め
具10を介して固定される。以上のようにして設置した
型枠内にコンクリートを打設し、コンクリート基礎が施
工される。コンクリートは対向して設置された型枠内に
打設され、切起こし部18,18の間隔がコンクリート
の基礎部分の厚さになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5は従来の型枠用幅
止め具を用いてコンクリート基礎を打設した状態の側面
図である。従来の型枠用幅止め具10によって型枠を支
持した部位については、図に示すように型枠用幅止め具
10の補強用に設けているリブ12が型枠用幅止め具1
0の底面よりも下方に突出しているため、従来の型枠用
幅止め具10を用いてコンクリート基礎を施工すると、
基盤50と幅止め具10の底面との間に隙間が生じ、こ
の隙間52にコンクリートが充填されず、施工されたコ
ンクリート基礎には部材厚さ方向に貫通した隙間52が
生じる。この隙間52から雨水などが基盤内に侵入する
ため、床下部分が損傷するなどの課題があった。
【0006】そこで、従来は、コンクリート基礎のコン
クリート打設後に隙間52を埋めるべく、コンクリート
等を幅止め具の外側から隙間52につめ込んで、外部か
らの雨水などの流入を防止するようにしている。しかし
ながら、隙間52は間隔が狭いため、コンクリートを十
分につめ込むことができず、ひとつひとつ貫通穴にコン
クリートを積める作業は手間がかかる上に止水効果も十
分なものではなかった。
【0007】本発明は、住宅等の基礎工事において、外
部から雨水等が侵入するおそれがないコンクリート基礎
を効率的に施工するための、型枠用幅止め具を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するべ
く、本発明は以下の構成とする。すなわち、細長に形成
した板材の長手方向の両端に型枠を係止する型枠係止部
を折曲して設け、板材の長手方向に中間に前記係止部と
の間で型枠を挟持する側壁を有し、基盤に設置した際に
基盤と一定距離離間する突出部を設けることを特徴とす
る型枠用幅止め具である。
【0009】また、側縁にリブを設けたことを特徴とす
る型枠用幅止め具である。さらに、型枠係止部にビス穴
を設けたことを特徴とする型枠用幅止め具である。さら
にまた、突出部の長さを調節可能であることを特徴とし
た型枠用幅止め具である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる型枠用幅止
め具の好適な実施の形態を添付図面にそって、詳細に説
明する。図1〜3は、それぞれ、本実施の形態における
型枠用幅止め具の平面図、正面図および斜視図である。
【0011】10は型枠用幅止め具であり、細長の平板
状に形成した板材の長手方向両端縁部分を略直角に折曲
して型枠係止部16,16を設け、かつ、前記板体の中
間部に側面形状が略コの字形の突出部14を形成したも
のである。突出部14の平坦面に形成される上面の長手
方向の長さBは、型枠により製作しようとする部材厚さ
に等しいものである。また、前記突出部14の側壁14
aと、前記型枠係止部16との幅tは配設しようとする
型枠の幅と同一幅になるように形成されている。
【0012】12は、板材の両側縁に沿って設けた補強
用のリブである。20は補強部であり、押し出し成形に
より形成されるものである。30は型枠を固定するため
のビス穴であり、型枠係止部16,16に配設されるも
のである。型枠は型枠係止部16と突出部14の側壁1
4aとの間に設置し、ビス止め固定される。32は、型
枠用幅止め具10を基盤50にビス止め固定するための
ビス穴であり、型枠用係止部16と突出部の側壁14a
との中間の接地部22に形成される。
【0013】型枠用幅止め具10は、コンクリート等で
略水平に形成された基盤50上に墨出し等をして、位置
決めをした後、前記墨出しした位置に沿って施工延長方
向に所定の間隔で配設されるものである。前記配設され
た型枠用幅止め具10は、ビス穴32にビスでビス止め
することにより基盤50に固定される。これにより、接
地部20が基盤50に接して型枠用幅止め具10がしっ
かり固定される。また、型枠は、前記固定された幅止め
具の突出部14の側壁14aと型枠係止部16との間に
挟持させた後、型枠係止部16に配設されたビス穴30
にビス30aをビス込むことにより型枠幅止め具10に
固定される。以上により、型枠は型枠用幅止め具10を
介して基盤50と固定されるものである。また、型枠は
型枠用幅止め具10の突出部14を挟んで平行に対向し
た配置で支持される。
【0014】型枠を設置した後にコンクリートを打設す
る。コンクリートを打設する際は、型枠の上方部分がコ
ンクリートの重量により外側に広がらないように、必要
に応じてセパレータ(図示せず)等により、型枠の広が
りを拘束する。本実施の形態における型枠用幅止め具1
0の場合は、突出部14が基盤50から離間しているか
ら、この離間部分54にコンクリートが充填されること
が特徴である。また、型枠用幅止め具の突出部14と基
盤50との間にある離間部分54にコンクリートが好適
に充填されるようにバイブレータ(図示せず)を使用し
て、振動を与えながら打設するとよい。
【0015】前記型枠用幅止め具の突出部14と基盤5
0との離間部分54が広いほどコンクリートが充填され
やすくなるが、離間部分54の高さhはコンクリート内
に含まれる粗骨材粒径より若干広ければコンクリートの
充填に差し障りはない。一方、離間部分54の高さがコ
ンクリート内の粗骨材粒径より狭い場合であっても、極
端に狭くなければコンクリートのモルタル分が充填され
るため、さほど問題にはならない。
【0016】リブ12および補強部20により型枠用幅
止め具10が補強されているから、型枠にコンクリート
が打設され、型枠用幅止め具10にかかる荷重が増加し
ても十分耐え得る構造になっている。これらは板体の材
質によっては配設しなくても十分な強度を有する場合も
ある。
【0017】型枠用幅止め具10を基盤50に固定する
ビスおよび、型枠を型枠用幅止め具10に固定するビス
は、これらを確実に固定できるようにリブ12の高さよ
り十分長いものを使用する。また、ビス穴30,32の
数を増やすことにより、より確実に型枠用幅止め具10
を基盤50及び型枠に取り付けることができるため好適
である。
【0018】突出部14の長さBが所定の寸法に設定さ
れた型枠用幅止め具10は、該所定寸法の部材厚さであ
るコンクリート型枠にのみ使用可能であるが、この突出
部14をスライド構造等にし、突出部の長さを調節可能
にすることによって、あらゆる部材厚のコンクリート型
枠に使用することができる。
【0019】型枠用幅止め具10で長手方向の中間部分
に上述したように、突出部14を設けたものを使用した
場合は、コンクリートを打設した際に、突出部14と基
盤50との間にコンクリートが充填されるから、従来の
ように型枠用幅止め具10を設置した箇所で部材の厚さ
方向に貫通穴が形成されることがなくなり、基礎部分で
水が床下等へ侵入することを確実に防止することができ
る。また、コンクリートを打設する際に同時に離間部分
54にコンクリートが充填されるから、コンクリートの
打設作業後に隙間部分52をコンクリート等で埋めると
いったことも必要なく、作業も容易になるという利点が
ある。
【0020】また、上記実施の形態の他にも、型枠用幅
止め具10を鋼等の頑丈な材料により製作することによ
り、リブ12を有しない形状とすることも考えられる。
型枠用幅止め具10が、リブ12を有しない場合は、板
材が単一板状となるため、基盤50に型枠用幅止め具1
0を設置した際には、基盤50に型枠用幅止め具10が
密着して、水等の侵入を防止できるように思われるが、
実際には略水平に形成された基盤50に型枠用幅止め具
10の平面部分を当てたとしても、完全に水の侵入を防
止することは困難である。また、型枠用幅止め具10の
基盤50と接する側の平面部分にゴム等の弾性部材を貼
付することも考えられるが、コスト面等で問題がある。
【0021】したがって、リブ12を有しない型枠用幅
止め具10においても、突出部14を形成することによ
って、基盤50と形枠用幅止め具10とに離間部分54
を設け、前記実施の形態と同様にしてコンクリートを打
設すれば、離間部分54にコンクリートが充填され、部
材厚さ方向に貫通する隙間52が形成されず、水が侵入
しないコンクリート基礎を施工することができる。
【0022】
【発明の効果】型枠用幅止め具10に突出部14を設け
た形状に形成したことにより、基盤50と型枠用幅止め
具10とに離間部分54が生じ、離間部分54にコンク
リートが充填されることにより、部材厚さ方向に貫通す
る隙間52がなくなり、雨水などの侵入を防止すること
ができる基礎を効率的に施工できる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における型枠用幅止め具の平面図
である。
【図2】本実施の形態における型枠用幅止め具の正面図
である。
【図3】本実施の形態における型枠用幅止め具の斜視図
である。
【図4】従来の型枠用幅止め具の斜視図である。
【図5】従来の型枠用幅止め具を用いてコンクリート基
礎を打設した状態の側面図である。
【符号の説明】 10 型枠用幅止め具 12 リブ 14 突出部 16 型枠係止部 18 切起こし部 20 押し出し部 22 接地部 30,32 ビス穴 50 基盤 52 隙間 54 離間部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤上に型枠を所定間隔をあけて設置す
    るための型枠用幅止め具において、 細長に形成した板材の長手方向の両端部を折曲して型枠
    を係止する型枠係止部を設け、 板材の長手方向の中間に板材を折曲形状に形成して基盤
    に設置した際に基盤面から離間すると共に、前記型枠係
    止部との間で型枠を挟持する側壁を有する突出部を設け
    ることを特徴とする型枠用幅止め具。
  2. 【請求項2】 板材の長手方向に沿った側縁にリブを設
    けたことを特徴とする請求項1記載の型枠用幅止め具。
  3. 【請求項3】 型枠係止部に型枠をビス止めにより固定
    するビス穴を設け、型枠用幅止め具の接地部にビス止め
    により型枠用幅止め具を基盤に固定するビス穴を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の型枠用幅止め
    具。
  4. 【請求項4】 突出部の長さを調節可能に設けたことを
    特徴とする請求項1,2または3記載の型枠用幅止め
    具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118725A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Utunomiya Industry Co Ltd 型枠用幅止め具における係止構造および型枠用幅止め具
CN105178597A (zh) * 2015-07-20 2015-12-23 中厦建设有限公司 楼板后浇带模板以及支模方法
JP7175669B2 (ja) 2018-08-03 2022-11-21 Jfeシビル株式会社 型枠、基礎、及び基礎の施工方法

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