JP2002242221A - 作業函 - Google Patents

作業函

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JP2002242221A
JP2002242221A JP2001045102A JP2001045102A JP2002242221A JP 2002242221 A JP2002242221 A JP 2002242221A JP 2001045102 A JP2001045102 A JP 2001045102A JP 2001045102 A JP2001045102 A JP 2001045102A JP 2002242221 A JP2002242221 A JP 2002242221A
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Shozo Ikeda
省三 池田
Tsutae Senda
伝 千田
Yoshiyuki Sato
由幸 佐藤
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Penta Ocean Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面方形の作業対象物であっても角部の密着
性に優れた作業函を提供することである。 【解決手段】 作業函1は、一対の組立ユニット2がヒ
ンジ3で接合され、該ヒンジ3を中心に回転して平面方
形の環状体に形成され、その下部の内面に沿って断面方
形の止水チューブ4が設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業函に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、河川などの水中に構築された構造
物の保守、点検、補修、補強などが急務となっている。
これらの作業は、図12の(1)および(2)に示すよ
うに、橋脚20を囲むようにして作業函21を装着し、
この内側の水を排出して陸上と同じドライな作業空間2
3を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の作業函
はドライな作業空間を形成するために、断面円形の止水
チューブを作業対象物に密着させて止水していたが、図
12の(3)に示すように、作業対象物24が平面方形
になると止水チューブ25にしわがよって角部の密着性
が劣るという問題があった。
【0004】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、平面方形の作業対象物であ
っても角部の密着性に優れた作業函を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの手段は、請求項1の発明の作業函が、一対の組立ユ
ニットがヒンジで接合され、該ヒンジを中心に回転して
平面方形の環状体に形成される作業函において、該作業
函の下部の内面に沿って断面方形の止水チューブが設け
られたことを特徴とし、請求項2の発明の作業函が、請
求項1において、止水チューブは四枚板を張り合わせて
構成されたことを特徴とし、また請求項3の発明の作業
函が、請求項1または2において、止水チューブは分割
され、一端部に他端部を嵌入するスリーブが設けられた
ことを特徴とし、また請求項4の発明の作業函が、請求
項1〜3のいずれかにおいて、止水チューブは作業函の
下部の内面に沿って設けた溝状の固定部に設置されたこ
とを特徴とし、また請求項5の発明の作業函が、請求項
5において、固定部は上板が取外自在であることを特徴
とする。
【0006】断面方形の止水チューブは作業対象物が平
面方形であっても、角部の止水性に優れ、ドライな作業
空間内への浸水を防ぐことができる。また四枚板を張り
合わせた断面方形の止水チューブを簡単に製作すること
ができる。分割された止水チューブの端部を、他端部の
スリーブに嵌入すると端部同士が簡単に接合されて平面
方形の環状体が形成できる。作業函を作業対象物に設置
する前または設置した後でも、止水チューブを溝状の固
定部に設置することができる。固定部の上板が取外自在
なので、止水チューブを固定部に取り付け易くなった。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。作業函の実施の形態は3つあり、
各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明
し、異なった構成にのみ異なった符号を付して説明す
る。
【0008】図1〜図3は第1の実施の形態の作業函1
を示し、該作業函1は一対の中空の組立ユニット2の一
端部がヒンジ3で接合され平面方形の環状体に形成さ
れ、前記ヒンジ3を中心に開閉して杭や橋脚などの作業
対象物を囲むことができるようになっている。
【0009】また作業函1の下部には、図2に示すよう
に、内面に沿って断面方形の止水チューブ4がボルト5
で取り付けられ、該止水チューブ4が作業対象物に密着
できるようになっている。この止水チューブ4は平面方
形の環状体であるが、一部で切れており、この切れた端
部にスリーブ6が接着され、これに他端部4aを挿入す
ると一体的に接合された環状体になる。また止水チュー
ブ4は、図3に示すように、4枚のゴム板、すなわち上
面板7、下面板8、外側面板9および内側面板10を接
着剤で接着して断面方形に形成されている。したがって
平面方形の作業対象物を囲む場合でも、それに沿って止
水チューブ4を密着させることができる。
【0010】図4は第2の実施の形態の作業函11を示
したものである。この作業函11は、下部の内面に沿っ
て設けた溝状の固定部12に止水チューブ4が設けられ
たものであり、これ以外は第1の実施の形態の作業函1
と同じ構成である。このような固定部12を設けたこと
により、作業函11を作業対象物に設置する前または設
置した後にでも止水チューブ4を取り付けることができ
る。
【0011】図5は第3の実施の形態の作業函13を示
したものである。この作業函13は固定部の上板14を
任意に取り外せるようにボルト止めしたものであり、こ
れ以外は第2の実施の形態の作業函11と同じ構成であ
る。これにより止水チューブ4を固定部12に簡単に取
り付けすることができる。
【0012】以下に、第1の実施の形態の作業函1の設
置方法について説明する。まず、図6に示すように、作
業函1を開いた状態で作業対象物15まで曳航する。こ
のとき止水チューブ4は萎んだ状態で、かつ切り離され
て帯状となっている。
【0013】次に、図7に示すように、平面方形のフー
チング16を囲むようにして作業函1を閉じるととも
に、止水チューブ4の端部同士を接合して平面方形の環
状体にする。そして各組立ユニット2に注水して、止水
チューブ4がフチーング16の周りに位置するように作
業函1を沈める。
【0014】次に、図8に示すように、止水チューブ4
を空気で膨張させてフーチング16に密着させるととも
に、作業函1の内側の水17をポンプ18で排出する。
そして、前記の水17が全て排出されると、図9に示す
ような、陸上と同じドライな作業空間19が形成され
る。
【0015】この作業函1は、図10および図11に示
すように、止水チューブ4が断面方形で、かつフーチン
グ16と同じ平面方形であるため、フーチングの側面1
6aに沿って密着することができる。
【0016】なお、第2および第3の実施の形態の作業
函11、13を使用した場合も、前記と同じ方法で設置
し、かつ同じ効果を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】断面方形の止水チューブは作業対象物が
平面方形であっても、角部の止水性に優れドライな作業
空間内への浸水を防ぐことができる。
【0018】四枚板を張り合わせた断面方形の止水チュ
ーブを簡単に製作することができる。
【0019】分割された止水チューブの端部を、他端部
のスリーブに嵌入することにより、端部同士が簡単に接
合されて平面方形の環状体を形成することができる。
【0020】作業函を作業対象物に設置する前または設
置した後でも、止水チューブを固定部に設置することが
できる。
【0021】固定部の上板を取外自在としたので、止水
チューブが固定部に取り付け易くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (1)は第1の実施の形態の作業函の横断面
図、(2)は同縦断面図である。
【図2】(1)は作業函の下部の断面図、(2)は止水
チューブの断面図である。
【図3】 (1)は止水チューブの斜視図、(2)は同
分解斜視図である。
【図4】 第2の実施の形態の作業函の一部省略断面図
である。
【図5】 第3の実施の形態の作業函の一部省略断面図
である。
【図6】 作業函を開いた状態で作業対象物に曳航する
断面図である。
【図7】 作業対象物を囲むようにして設置した作業函
の断面図である。
【図8】作業函の内側の水を排出する断面図である。
【図9】作業函の内側にドライな作業空間を形成した断
面図である。
【図10】(1)は作業函をフーチングに設置した断面
図、(2)は止水チューブの断面図である。
【図11】フーチングに作業函を設置した横断面図であ
る。
【図12】(1)は従来の平面円形の作業函の横断面
図、(2)は同縦断面図、(3)は平面方形の作業函の
横断面図である。
【符号の説明】
1、11、13、21 作業函 2 組立ユニット 3 ヒンジ 4、25 止水チューブ 5 ボルト 6 スリーブ 7 上面板 8 下面板 9 外側面板 10 内側面板 12 固定部 14 固定部の上板 15、24 作業対象物 16 フーチング 17 水 18 ポンプ 19、23 作業空間 20 橋脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千田 伝 栃木県那須郡西那須野町四区町1534−1 五洋建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 佐藤 由幸 大阪府大阪市西区江戸堀1−17−18 東洋 ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 2D059 AA03 EE02 EE10 GG37 GG39 GG41 GG43

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の組立ユニットがヒンジで接合さ
    れ、該ヒンジを中心に回転して平面方形の環状体に形成
    される作業函において、該作業函の下部の内面に沿って
    断面方形の止水チューブが設けられたことを特徴とする
    作業函。
  2. 【請求項2】 止水チューブは四枚板を張り合わせて構
    成されたことを特徴とする請求項1に記載の作業函。
  3. 【請求項3】 止水チューブは分割され、一端部に他端
    部を嵌入するスリーブが設けられたことを特徴とする請
    求項1または2に記載の作業函。
  4. 【請求項4】 止水チューブは作業函の下部の内面に沿
    って設けた溝状の固定部に設置されたことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の作業函。
  5. 【請求項5】 固定部は上板が取外自在であることを特
    徴とする請求項4に記載の作業函。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018059297A (ja) * 2016-10-04 2018-04-12 第一建設工業株式会社 橋脚補修・補強工事に用いる仮締切り構造体の止水工法
CN109555011A (zh) * 2019-01-17 2019-04-02 长安大学 一种全预制桥墩和承台的组合构造及制造和装配方法

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