JP2002241427A - 保護コロイドで安定化されたポリマーの製法、そのようにして得られたポリマー粉末と水性ポリマー分散液並びにその使用 - Google Patents
保護コロイドで安定化されたポリマーの製法、そのようにして得られたポリマー粉末と水性ポリマー分散液並びにその使用Info
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Abstract
散可能な粉末又は水性分散液の形の、保護コロイドで安
定化されたポリマーの経済的な製法。 【解決手段】 モノマー1種以上及び場合によりこれら
と共重合可能な他のモノマーを乳化重合又は懸濁重合さ
せ、得られたポリマー分散液を後重合及び/又は蒸留
し、また、揮発性非水性成分の残分が<2000ppmに
なるまで蒸気又は不活性ガスを導入し、引き続き、揮発
性非水性成分の残分が<400ppmになるまでポリマー
分散液をスプレー乾燥させ、但しスプレー前の分散液の
固体含有率は、<45質量%に調整し、スプレー乾燥
は、入口温度が>120℃の空気を用いて実施し、かつ
場合により、得られた粉末を水中に再分散させる。
Description
が減じられた、水中に再分散可能な粉末又は水性分散液
の形の保護コロイドで安定化されたポリマーを、製造す
る方法に関する。
に、残留モノマー不含及び溶剤不含に対する要望が増加
している。これらの要求は、「VOC不含」としてまと
めて名づけられている(VOC=揮発性有機化合物)。
VOC不含ポリマー分散液は、既に広範囲に普及するに
至っているが、このことは、再分散粉末については、ま
だあてはまらない。固体化合物中の揮発性成分を除去す
るのは、液体生成物よりも困難であり、また、再分散粉
末を水性調剤中に使用する際に、揮発性成分は、全ての
規則で拘束されていることが、その原因であるようだ。
残留酢酸ビニルは、例えば、再分散粉末の主使用分野で
ある、セメント環境での使用では、けん化されて、直接
に酢酸カルシウム及びアセトアルデヒドになり、その
際、後者は、直ちにアルドール縮合を受ける。同様のこ
とが、他のエステル、例えば、酢酸メチル又は酢酸エチ
ル又はアセトンに起こる(アルドール縮合)。
性成分による著しい負荷が生じ得るにも拘らず、例え
ば、酢酸ビニルを基礎とする再分散粉末を流展材料又は
セメント床へ使用する際に、アセトアルデヒドが遊離す
ることが示されている。アセトアルデヒドは、粉末中に
それ自体として存在するか、又は粉末中に存在する残留
酢酸ビニルからけん化により形成される。
分を除去する一連の方法が公知である。その際、脱臭の
ための化学的方法と物理的方法は異なる。化学的方法
は、残留モノマーを反応させて含分を減らす物質の添加
により優れている。物理的方法は、蒸気又は不活性ガ
ス、例えば窒素を搬送物として用いる蒸留現象に主に基
づく。更に、両方法の組み合わせが記載されている。
散液の残留モノマー含分を、カルボン酸と過酸化物化合
物からなる特殊なレドックス系を用いて後重合させて、
減少させることが記載されている。ポリビニルエステル
分散液から残留モノマーを除去する他の化学的方法は、
EP−B505959から公知である。その場合、ポリ
ビニルエステル分散液に、弱アルカリ性pHでけん化処
理を施し、引き続き酸化処理を施す。DE−A1974
1189では、残留モノマー除去のために、求核性試薬
を、特別寸法の反応器に、一定の混合時間で配量する化
学的方法が記載されている。
性残留物質を物理的に除去することは、DE−A197
45580から公知であり、また、不活性ガス、例えば
空気又は窒素を用いるのは、DE−A411826から
公知である。先ず、レドックス開始剤を用いて後重合さ
せ、引き続き不活性ガス処理を実施する、揮発性成分を
除去するための組み合わせ方法は、DE−A19828
183から公知である。EP−A650977による方
法では、残留モノマーは、先ず、後重合により、引き続
いて蒸気掃気(Dampfstrippen)により除去される。E
P−A465964には、エマルジョンポリマーから揮
発性成分を除去する方法が記載されており、その場合に
は、先ず、これらをスプレー乾燥させ、引き続き、この
粉末を不活性ガスで後処理する。
的措置は、他の揮発性要素、例えばtert.−ブタノ
−ル及びアセトンを分散液中にもち込むことに寄与す
る。従って、これらの措置を残留モノマー値が極めて低
くなるまで実施するのは無意味かつ不経済である。それ
というのも、同時に、他の揮発性要素の含有量を過剰な
割合で増加させるからである。他方、物理的脱臭が分散
液の損傷(斑点から凝集まで)をもたらし得るのは公知
である。従って、高すぎる負荷により、最良の工程水準
でも、生成物の損傷が見込まれるので、引き続く物理的
脱臭は、無意味でもある。物理的脱臭の他の著しい欠点
は、有機成分で汚染された著しい量(使用分散液に対し
て約10〜20%)の凝結物であり、これは、組成に応
じて費用をかけて廃棄されねばならない。
メタノール含有ポリビニルアルコールを微粒化保護コロ
イド(Verduesungsschutzkolloid)として使用すること
である。この保護コロイドは、分散液に、その化学的及
び物理的脱臭後に初めて添加するので、メタノール含分
が、そっくり装入されてしまう。
は、揮発性成分の含有率が減じられた、水中に再分散可
能な粉末又は水性分散液の形の、保護コロイドで安定化
されたポリマーの経済的で、公知技術水準の欠点を回避
する製法を提供することである。
成分の含有率が減じられた、水中に再分散可能な粉末又
は水性分散液の形の保護コロイドで安定化されたポリマ
ーの製法であって、これは、 a)ビニルエステル、(メタ)アクリル酸エステル、ビ
ニル芳香族化合物、オレフィン、1,3−ジエン及びハ
ロゲン化ビニルを包含する群からのモノマー1種以上及
び場合によりこれらと共重合可能な他のモノマーを乳化
重合又は懸濁重合させ、 b)そうして得られたポリマー分散液に、後重合及び/
又は蒸留並びに蒸気又は不活性ガスの導入による後処理
を、揮発性、非水性成分の残分が<2000ppmにな
るまで行い、引き続き、 c)揮発性非水性成分の残分が<400ppmになるま
で、後処理されたポリマー分散液をスプレー乾燥させ、
その際、スプレー前の分散液は、固体含有率が<45質
量%に調整されており、かつスプレー乾燥は、入口温度
が>120℃の空気を用いて実施し、場合により d)そうして得られた粉末を水中に再分散させることよ
りなる。
例えば残留モノマー、モノマー及び開始剤の分解生成
物、重合補助剤中の不純物と理解される。例えば、残留
モノマー、例えば酢酸ビニル、アルキル(メタ)アクリ
レート及びスチレン;分解生成物又は不純物、例えばア
セトアルデヒド、メタノール、エタノール、tert.
−ブタノール、アセトン、酢酸メチルエステル及び酢酸
エチルエステルである。
2個を有するカルボン酸のビニルエステルである。酢酸
ビニル、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビ
ニル−2−エチルヘキサノエート、ビニルラウレート、
1−メチルビニルアセテート、ビニルピバレート及びC
−原子9〜11個のα−分枝モノカルボン酸のビニルエ
ステル、例えばVeoVa9又はVeoVa10(両方
ともFirma Shellの登録商標名)が有利である。特に有
利なのは、酢酸ビニルである。
テルの群からの好適なモノマーは、C−原子1〜15個
を有する非分枝又は分枝のアルコールのエステルであ
る。有利なメタクリル酸エステル又はアクリル酸エステ
ルは、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルア
クリレート、プロピルメタクリレート、n−ブチルアク
リレート、n−ブチルメタクリレート、t−ブチルアク
リレート、t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレートである。メチルアクリレート、メチル
メタクリレート、n−ブチルアクリレート、t−ブチル
アクリレート及び2−エチルヘキシルアクリレートが特
に有利である。
メチルスチレン及びビニルトルエンが有利である。有利
なハロゲン化ビニルは、塩化ビニルである。有利なオレ
フィンは、エチレン、プロピレンであり、有利なジエン
は、1,3−ブタジエン及びイソプレンである。
して、0.1〜5質量%の補助モノマーを更に共重合さ
せてもよい。有利には、0.5〜2.5質量%の補助モ
ノマーを使用する。補助モノマーの例は、エチレン性不
飽和モノカルボン酸及びジカルボン酸、有利にアクリル
酸、メタクリル酸、フマル酸及びマレイン酸;エチレン
性不飽和カルボン酸アミド及びエチレン性不飽和カルボ
ン酸ニトリル、有利にアクリルアミド及びアクリルニト
リル;フマル酸及びマレイン酸のモノ−及びジエステ
ル、例えばジエチル−及びジイソプロピルエステル並び
に無水マレイン酸、エチレン性不飽和スルホン酸もしく
はその塩、有利にはビニルスルホン酸、2−アクリルア
ミド−2−メチル−プロパンスルホン酸である。他の例
は、予架橋性コモノマー、例えば多重エチレン性不飽和
コモノマー、例えばジビニルアジペート、ジアリルマレ
エート、アリルメタクリレート又はトリアリルシアヌレ
ートであり、又は後架橋性コモノマー、例えばアクリル
アミドグリコール酸(AGA)、メチルアクリルアミド
グリコール酸メチルエステル(MAGME)、N−メチ
ロールアクリルアミド(NMA)、N−メチロールメタ
クリルアミド、N−メチロールアリルカルバメート、ア
ルキルエーテル、例えばイソブトキシエーテル、又はN
−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリ
ルアミド及びN−メチロールアリルカルバメートのエス
テルである。エポキシド官能性コモノマー、例えばグリ
シジルメタクリレート及びグリシジルアクリレートも好
適である。他の例は、珪素官能性コモノマー、例えばア
クリルオキシプロピルトリ(アルコキシ)−及びメタク
リルオキシプロピルトリ(アルコキシ)−シラン、ビニ
ルトリアルコキシシラン及びビニルメチルジアルコキシ
シランであり、その際、アルコキシ基として、例えばエ
トキシ−及びエトキシプロピレングリコールエーテル−
基を含有してよい。ヒドロキシ−又はCO−基を有する
モノマー、例えばメタクリル酸−及びアクリル酸ヒドロ
キシアルキルエステル、例えばヒドロキシエチル−、ヒ
ドロキシプロピル−又はヒドロキシブチルアクリレート
又は−メタクリレート並びにジアセトンアクリルアミド
及びアセチルアセトキシエチルアクリレート又は−メタ
クリレートのような化合物も挙げられる。
α−分枝モノカルボン酸のビニルエステル、塩化ビニ
ル、エチレン、メチルアクリレート、メチルメタクリレ
ート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プ
ロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、n−ブ
チルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−エ
チルヘキシルアクリレート、スチレンの群からのモノマ
ー1種以上を含有するモノマー又はモノマー混合物が、
特に有利である。酢酸ビニルとエチレンとの混合物;酢
酸ビニルと、エチレンと、C−原子9〜11個を有する
α−分枝モノカルボン酸のビニルエステルとの混合物;
n−ブチルアクリレートと、2−エチルヘキシルアクリ
レート及び/又はメチルメタクリレートとの混合物;ス
チレンと、群:メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレートからのモノマー1種以
上との混合物;酢酸ビニルと、群:メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、n−
ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート
からのモノマー1種以上と、場合によりエチレンとの混
合物;1,3−ブタジエンと、スチレン及び/又はメチ
ルメタクリレートと、場合により他のアクリル酸エステ
ルとの混合物が、最も好ましく、その場合、前記混合物
は、場合により更に前記補助モノマーの1種以上を含有
しても良い。
マーの質量の割合の選択は、一般に、ガラス転移温度T
gが−50℃〜+50℃、有利に−30℃〜+40℃に
なるように行う。ポリマーのガラス転移温度Tgは、公
知の方法で、示差走査熱量測定(DSC)を用いてもと
めることができる。Tgは、Fox等式により、近似的
に予測することもできる。Fox T.G.,Bul
l.Am.Physics Soc.1,3,123頁
(1956)により、以下の式が適用される:1/Tg
=x1/Tg1+x2/Tg2+…………+xn/Tg
n[式中、xnは、モノマーnの質量分数(Massebruc
h:質量%/100)を表し、Tgnは、モノマーnのホ
モポリマーのガラス転移温度(ケルビン)である]。ホ
モポリマーに関するTg値は、Polymer Han
dbook、第2版、J.Wiley&Sons,Ne
w York(1975)に記載されている。
合法、有利には乳化重合法により、公知の方法で行い、
その際、重合温度は、一般に40℃〜100℃、有利に
60℃〜90℃である。気体コモノマー、例えばエチレ
ン、1,3−ブタジエン又は塩化ビニルとの共重合は、
圧力下、一般に5bar〜100barで、実施しても
よい。
用である水溶性もしくはモノマー可溶性の開始剤又はレ
ドックス開始剤−組み合わせ物を用いて行う。水溶性開
始剤の例は、ペルオキソ二硫酸のナトリウム塩、カリウ
ム塩及びアンモニウム塩、過酸化水素、t−ブチルペル
オキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、ペルオキソ
二リン酸カリウム、t−ブチルペルオキソピバレート、
クメンヒドロペルオキシド、イソプロピルベンゾールモ
ノヒドロペルオキシド及びアゾビスイソブチロニトリル
である。モノマー可溶性開始剤の例は、ジセチルペルオ
キシジカルボネート、ジシクロヘキシルペルオキシジカ
ルボネート、ジベンゾイルペルオキシドである。前記開
始剤は、一般に、モノマーの全質量に対して、0.01
〜0.5質量%の量で使用する。レドックス開始剤とし
て、前記開始剤と還元剤とを組み合わせた組み合わせ物
を使用する。好適な還元剤は、アルカリ金属及びアンモ
ニウムの亜硫酸塩及び重亜硫酸塩、例えば亜硫酸ナトリ
ウム、スルホキシル酸の誘導体、例えば亜鉛−又はアル
カリホルムアルデヒドスルホキシレート、例えばヒドロ
キシメタンスルフィン酸ナトリウム及びアスコルビン酸
である。還元剤量は、モノマーの全質量に対して、有利
に0.01〜0.5質量%である。
物質を挿入することができる。調整剤を使用する場合
は、これらは、通常、重合すべきモノマーに対して、
0.01〜5.0質量%の量で使用し、反応成分と別々
に又はこれと予混合して配量する。そのような物質の例
は、n−ドデシルメルカプタン、tert−ドデシルメ
ルカプタン、メルカプトプロピオン酸、メルカプトプロ
ピオン酸メチルエステル、イソプロパノ−ル及びアセト
アルデヒドである。有利には、調整物質を使用しない。
ポリビニルアルコール;ポリビニルピロリドン;ポリビ
ニルアセタール;水溶液の形の多糖類、例えば澱粉(ア
ミロース及びアミロペクチン)、セルロース及びそのカ
ルボキシメチル−、メチル−、ヒドロキシエチル−、ヒ
ドロキシプロピル−誘導体;プロテイン、例えばカゼイ
ン又はカゼイネート、大豆プロテイン、ゼラチン;リグ
ニンスルホネート;合成ポリマー、例えばポリ(メタ)
アクリル酸、(メタ)アクリレートとカルボキシル官能
性コモノマー単位とのコポリマー、ポリ(メタ)アクリ
ルアミド、ポリビニルスルホン酸及びその水溶性コポリ
マー;メラミンホルムアルデヒドスルホネート、ナフタ
リンホルムアルデヒドスルホネート、スチレンマレイン
酸−及びビニルエーテルマレイン酸−コポリマーであ
る。
リビニルアルコールが有利である。特に有利なのは、加
水分解度80〜95モル%、及び4%水溶液中のヘプラ
ー粘度1〜30mPas(20℃でのヘプラー(Hoeppl
er)による方法、DIN53015)を有する部分けん
化されたポリビニルアルコールである。加水分解度80
〜95モル%、及び4%水溶液中のヘプラー粘度1〜3
0mPasを有する部分けん化され、疎水性に変性され
たポリビニルアルコールも好適である。このための例
は、酢酸ビニルと、疎水性コモノマー、例えばイソプロ
ペニルアセテート、ビニルピバレート、ビニルエチルヘ
キサノエート、C−原子5又は9〜11個を有する飽和
α−分枝モノカルボン酸のビニルエステル、ジアルキル
マレイネート及びジアルキルフマレート、例えばジイソ
プロピルマレイネート及びジイソプロピルフマレート、
塩化ビニル、ビニルアルキルエーテル、例えばビニルブ
チルエーテル、オレフィン、例えばエーテン及びデセン
との部分けん化されたコポリマーである。疎水性単位の
割合は、部分けん化されたポリビニルアルコールの全質
量に対して、有利に、0.1〜10質量%である。前記
ポリビニルアルコールの混合物も使用することができ
る。
けん化され、疎水性にされたポリビニルアルコールであ
り、これは、重合類似の変換、例えば、C1−〜C4−
アルデヒド、例えばブチルアルデヒドを用いるビニルア
ルコール単位のアセタール化により得られる。疎水性単
位の割合は、部分けん化されたポリビニルアセテートの
全質量に対して、有利に0.1〜10質量%である。加
水分解度は、80〜95モル%、有利に85〜94モル
%であり、ヘプラー粘度(DIN53015、ヘプラー
による方法、4%水溶液)は、1〜30mPas、有利
に2〜25mPasである。
溶液中のヘプラー粘度3〜15mPas(20℃でのヘ
プラーによる方法、DIN53015)を有するポリビ
ニルアルコールが、最も有利である。前記保護コロイド
は、当業者に公知の方法を用いて得られる。
に重合させるのが有利である。例外的には、更に補足的
に少量の乳化剤を、場合により、モノマー量に対して、
1〜5質量%で使用するのが有利であることもある。好
適な乳化剤は、アニオン性、カチオン性乳化剤並びに非
イオン性乳化剤である。例えば、アニオン性界面活性
剤、例えばC−原子8〜18個の鎖長のアルキルスルフ
ェート、疎水基にC−原子8〜18個を有し、また、4
0個までのエチレン−又はプロピレンオキシド単位を有
するアルキル−又はアルキルアリールエーテルスルフェ
ート、C−原子8〜18個のアルキル−又はアルキルア
リールスルホネート、スルホ琥珀酸と1価アルコール又
はアルキルフェノールとのエステル及び半エステルであ
り、又は非イオン性界面活性剤、例えばエチレンオキシ
ド単位8〜40個を有するアルキルポリグリコールエー
テル又はアルキルアリールポリグリコールエーテルであ
る。
量に対して、合計1〜20質量%の量で重合時に添加さ
れる。保護コロイド分は、全てを装入してもよいし、部
分的に装入し、かつ部分的に供給することができる。有
利には、保護コロイドの少なくとも5質量%を装入し、
特に有利には保護コロイド分を完全に装入する。
る、又は一部を装入し、残分を重合開始後に供給するこ
ともできる。モノマーの全質量に対して50〜100質
量%を装入し、残分を供給する様に行うのが有利であ
る。配量は、別々に(空間的及び時間的)実施できるか
又は配量すべき成分を全部又は部分的に予乳化させて配
量することができる。
ルで安定化されたポリマーを基礎とする、VOCの乏し
い再分散粉末を製造する際に、使用ポリビニルアルコー
ルのメタノール含有量が大きな意味を持つ。ポリビニル
アルコールは、製造条件により、著しい量のメタノール
を含有する。ポリビニルアルコールのメタノール分は、
一方で、ポリビニルアルコールが、その中で、重合時に
保護コロイドとして働く、分散液を介してもたらされ、
他方で、ポリビニルアルコールは、微粒化保護コロイド
として、微粒化の前に初めて添加され、この立場で、メ
タノールを系にもたらす。メタノールは、不活性物質と
して、物理的方法、例えば蒸留によってのみ、分離する
ことができる。このことは、重合バッチもしくは完成分
散液に微粒化の前に添加されるポリビニルアルコール溶
液を製造する際に、直接に実施するのが、有利である。
大工業的に製造された商品は、約3質量%のメタノール
を有したまま販売される。本発明の枠内では、メタノー
ル残分が、有利には<2質量%、特に有利には<1質量
%であるポリビニルアルコールを使用する。
的に分離するために、メタノールを、分散液の水蒸気蒸
留によっても分離できるのは、当然のことである。もっ
とも、一連の工程の正確な場所で蒸留を行う、即ち、理
想的には、微粒化保護コロイドとして使用されるポリビ
ニルアルコールが既に添加されている時に初めて行うこ
とに注意すべきである。このことは、実際には、確か
に、大抵は実現不可能である。それというのも、物理的
脱臭は、他の装置でスプレー乾燥として行われるから
で、そのため、溶解段階の際のメタノール分離が優先さ
れる。他の変法として、スプレー乾燥の前にカラムを介
する連続的蒸留を行うことを考慮できるが、このこと
は、付加的な著しい工程技術的出費を必要とする。
非水性成分の割合は、≦2000ppm、有利に≦10
00ppm、最も有利に≦500ppmまで減じられ
る。このことは、後重合を用いて、蒸留、不活性ガス、
例えば蒸気の導通又は導入により、又はこれらの措置の
組み合わせにより行うことができる。
えば前記酸化剤及び還元剤を有する系が使用される。一
般に、後重合のために、主重合のために使用されるもの
とは異なる開始剤系を使用する。後重合のために、過酸
化水素、過酸化ナトリウムもしくは過酸化カリウム又は
t−ブチルヒドロペルオキシドと、亜硫酸ナトリウム、
アルカリホルムアルデヒドスルホキシレート又はアスコ
ルビン酸とのレドックス組み合わせ物が有利である。後
重合は、一般に、温度30℃〜60℃で、0.5〜3時
間にわたり実施される。レドックス系の成分は、ひとま
とめに(stossweise)添加するか又は連続的に配量する
ことができる。酸化剤と還元剤の量は、全モノマーに対
して、一般に、0.01〜0.4質量%である。
下で、又は不活性搬送ガス、例えば空気、窒素又は水蒸
気の導通(Durchleiten)又は導入(Ueberleiten)によ
っても除去することができる。水蒸気を用いる後処理の
際に、分散液に対して、5〜10質量%未満の凝縮物を
運び込まないように行うのが有利である。一般に、後処
理を、50〜80℃で、200〜500mPasの真空
下に、3時間までの間にわたり実施する。特に有利に
は、揮発性成分を除去する第1段階で、後重合を不活性
ガス処理と組み合わせる。
めに、水分散液は、保護コロイドを微粒化補助剤として
添加後に、スプレー乾燥させる。分散液の固体分は、ス
プレー乾燥前に、45質量%以下、有利に30〜40質
量%の値に調整する。その場合、スプレー乾燥は、慣用
のスプレー乾燥装置で行い、噴霧は、1成分、2成分又
は多成分ノズル(Mehrstoffduesen)又は回転板を用い
て行うことができる。ガス流の入口温度が>120℃で
あるのが主要である。スプレー乾燥により、非水性揮発
性成分の粉末中の含有量は、<400ppm、有利に1
〜250ppm、特に1〜50ppmの値まで減じられ
る。
ー成分に対して、少なくとも3〜30質量%の総質量で
使用する。即ち、乾燥工程の前の保護コロイドの総質量
は、ポリマー成分に対して、3〜30質量%である。有
利には、ポリマー成分に対して、5〜20質量%で使用
する。
ポリビニルアルコール;ポリビニルピロリドン;水溶液
の形の多糖類、例えば澱粉(アミロース及びアミロペク
チン)、セルロース及びそのカルボキシメチル−、メチ
ル−、ヒドロキシエチル−、ヒドロキシプロピル−誘導
体;プロテイン、例えばカゼイン又はカゼイネート、大
豆プロテイン、ゼラチン;リグニンスルホネート;合成
ポリマー、例えばポリ(メタ)アクリル酸、(メタ)ア
クリレートとカルボキシル官能性コモノマー単位とのコ
ポリマー、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリビニルス
ルホン酸及びその水溶性コポリマー;メラミンホルムア
ルデヒドスルホネート、ナフタリンホルムアルデヒドス
ルホネート、スチレンマレイン酸−及びビニルエーテル
マレイン酸−コポリマーである。
溶液中のヘプラー粘度1〜30mPas(20℃でのヘ
プラーによる方法、DIN53015)を有するポリビ
ニルアルコールが好ましい。微粒化補助として、ポリビ
ニルアルコールのほかに他の保護コロイドを使用しない
のが、特に有利である。
て、1.5質量%までの消泡剤の含有が、極めて好都合
であると判明している。ブロッキング安定性(Verblock
ungsstabilitaet)の改良により貯蔵性を高めるため
に、特に低ガラス転移温度を有する粉末の場合は、得ら
れた粉末に、ポリマー成分の全質量に対して有利に30
質量%までの粘着防止剤(Antiblockmittel)(抗粘結
剤(Antibackmittel))を装備させることができる。粘着
防止剤の例は、好ましくは10nm〜10μmの範囲の
粒径のCa−又はMg−カーボネート、タルク、石膏、
珪酸、カオリン、珪酸塩である。
に、他の添加物を添加することができる。有利な実施形
では含有される、分散粉末組成物の他の成分は、例えば
顔料、充填剤、気泡安定剤、疎水性化剤である。
ポリマー分散液は、スプレー乾燥させた粉末を、水中に
再分散させることにより得られる。その場合、通常、固
体含分は50〜60質量%に調整する。50%再分散液
の製造の際に、揮発性成分の割合は、粉末に比して、p
pmでもう1度半分にまで減少する。
な、保護コロイドで安定にされたポリマー粉末は、これ
に典型的な用途範囲で使用することができる。例とし
て、建築上化学生成物において、場合により水硬性結合
剤、例えばセメント(ポルトランド−、アルミン酸塩
−、トラス−、スラグ−、マグネシア−、ホスフェート
セメント)、石膏、水ガラスと組み合わせて、建築用接
着剤、特にタイル接着剤及び完全熱絶縁接着剤、漆喰
剤、パテ材料、床パテ材料、流展材料、シールスラリ、
目塗りモルタル及び着色剤の製造に使用される。更に、
被覆剤及び接着剤用の結合剤として、又は織物、繊維、
木材及び紙用の被覆剤及び結合剤として使用される。
処方) 酢酸ビニル−エチレン−コポリマーの水性分散液は、酢
酸ビニル100質量部、及びエチレン12質量部を乳化
重合させて製造した。重合は、酢酸ビニルに対して、1
0質量%の、加水分解度88モル%、ヘプラーの粘度4
mPas及びメタノール含有率約2質量%のポリビニル
アルコールの存在下で実施した。VOC−含有量600
0ppm(その内5000ppmが酢酸ビニルである)
の分散液が得られた。分散液に、加水分解度88モル
%、ヘプラーの粘度4mPasのポリビニルアルコール
5質量%(固体/固体)を添加し、水で希釈した。次い
で、分散液を、2成分ノズルを用いてスプレーした。噴
霧要素として、4バールまで予圧縮した空気を使用し
た。得られた乾燥粉末に、市販の粘着防止剤(カルシウ
ム−マグネシウム−カーボネート及び珪酸水素マグネシ
ウムからなる混合物)10質量%を添加した。
0.1質量%のt−ブチルヒドロペルオキシド(TBH
P)及び0.1質量%の亜硫酸ナトリウムと、VOC−
含有量が1600ppm(その内1000ppmが酢酸
ビニルである)になるまで、温度45℃で1時間、後重
合させた。微粒化の前に、原料中の固体含有量を、45
%に調整した。引き続いて、空気の入口温度117℃
で、スプレー乾燥させることにより、粉末中に以下の残
留VOC−値が達成された: 酢酸ビニル 480ppm アセトアルデヒド 32ppm メタノール 16ppm tert.−ブタノ−ル 62ppm アセトン 20ppm 酢酸メチル 34ppm 酢酸エチル 54ppm 合計:698ppm 例3 例1からの分散液は、残留VOC−含有量が1000p
pm(酢酸ビニル<400ppm)になるまで、分散液
に対して、1時間当たり2質量%の蒸気で、3時間掃気
した。分散液の固体含有率を40%に調整し、引き続き
入口温度125℃の空気を用いて微粒化することで異な
って、例1と同様に、微粒化を実施した。粉末中に以下
の残留VOC−値が達成された: 酢酸ビニル 82ppm アセトアルデヒド 2ppm メタノール 10ppm tert.−ブタノ−ル 10ppm アセトン 10ppm 酢酸メチル 10ppm 酢酸エチル 10ppm 合計:134ppm 例4 例1からの分散液を比較例2と同様にして、残留酢酸ビ
ニルレベルが<1000ppmになるまで、TBHP及
び亜硫酸ナトリウムと後重合させ、引き続き、例3と同
様にして、1時間当たり2質量%の蒸気で3時間掃気し
た。残留VOC含有量は、約200ppmであった(V
Ac<100ppm)。例3と同様にして微粒化した。
原料の固体含有率を40%に調整し、空気の入口温度1
25℃で、スプレー乾燥させた。以下の残留VOC値が
達成された: 酢酸ビニル 12ppm アセトアルデヒド 2ppm メタノール 10ppm tert.−ブタノ−ル 10ppm アセトン 10ppm 酢酸メチル 16ppm 酢酸エチル 10ppm 合計:70ppm 比較例5 例1からの分散液を例3とのみ同様にして、1時間当た
り2質量%の蒸気で5時間掃気した。50%分散液の以
下の残留VOC値が得られた: 酢酸ビニル 9ppm アセトアルデヒド 1ppm メタノール 9ppm tert.−ブタノ−ル 5ppm アセトン 5ppm 酢酸メチル 5ppm 酢酸エチル 5ppm 合計:39ppm 70μmの篩で濾過する際の篩残分は、289ppm
(掃気前)から427ppmまで増加した。
レベルが<1000ppmになるまで、TBHP及び亜
硫酸ナトリウムと後重合させ、引き続き、1時間当たり
2質量%の蒸気で4時間掃気した。50%分散液は、以
下のものを含有した: 酢酸ビニル 19ppm アセトアルデヒド 1ppm メタノール 37ppm tert.−ブタノ−ル 5ppm アセトン 5ppm 酢酸メチル 5ppm 酢酸エチル 5ppm 合計:77ppm 70μmの篩で濾過する際の篩残分は、133ppm
(掃気前)から232ppmまで増加した。
量が約5000ppm(VAc約4000ppm)にな
るまで、TBHP及び亜硫酸ナトリウムと後重合させ
た。原料の固体含有率を40質量%に調整し、引き続
き、例1と同様にして、空気入口温度125℃で、スプ
レー乾燥させた。粉末中に、以下の残留VOC値が達成
された: 酢酸ビニル 900ppm アセトアルデヒド 28ppm メタノール 20ppm tert.−ブタノ−ル 22ppm アセトン 10ppm 酢酸メチル 16ppm 酢酸エチル 30ppm 合計:1026ppm 比較例8 例1からの分散液を例4と同様にして、残留VOC含有
量が約1600ppm(VAc<1000ppm)にな
るまで、TBHP及びBrueggolitと後重合させた。原料
の固体含有率を45質量%に調整した。引き続き、空気
入口温度126℃で、スプレー乾燥させて、以下の残留
VOC値が達成された: 酢酸ビニル 340ppm アセトアルデヒド 24ppm メタノール 10ppm tert.−ブタノ−ル 56ppm アセトン 18ppm 酢酸メチル 24ppm 酢酸エチル 42ppm 合計:514ppm 例9 例1からの分散液を例4と同様にして、残留VOCレベ
ルが約1000ppmになるまで、TBHP及び亜硫酸
ナトリウムと後重合させた。原料の固体含有率を微粒化
前に約40質量%に調整した。引き続き、空気の入口温
度125℃で、スプレー乾燥させて、粉末中に以下の残
留VOC値が達成された: 酢酸ビニル 60ppm アセトアルデヒド 2ppm メタノール 14ppm tert.−ブタノ−ル 110ppm アセトン 22ppm 酢酸メチル 20ppm 酢酸エチル 22ppm 合計:250ppm 比較例10 例1からの分散液を例4と同様にして、残留VOCレベ
ルが約1600ppm(VAc約1000ppm)にな
るまで、TBHP及び亜硫酸ナトリウムと後重合させ
た。原料の固体含有率を、微粒化前に、45質量%に調
整した。引き続き、空気の入口温度135℃で、スプレ
ー乾燥させて、粉末中に以下の残留VOC 値が達成された: 酢酸ビニル 360ppm アセトアルデヒド 26ppm メタノール 10ppm tert.−ブタノ−ル 54ppm アセトン 18ppm 酢酸メチル 24ppm 酢酸エチル 44ppm 合計:536ppm 比較例11 例1からの分散液を例4と同様にして、残留VOCレベ
ルが約1600ppm(VAc<1000ppm)にな
るまで、TBHP及び亜硫酸ナトリウムと後重合させ
た。原料の固体含有率を、微粒化前に、約40質量%に
調整した。引き続き、空気の入口温度103℃で、スプ
レー乾燥させて、粉末中に以下の残留VOC値が達成さ
れた: 酢酸ビニル 240ppm アセトアルデヒド 18ppm メタノール 18ppm tert.−ブタノ−ル 44ppm アセトン 12ppm 酢酸メチル 14ppm 酢酸エチル 28ppm 合計:374ppm 例3と比較例5との工程法の比較、又は例4と比較例6
との工程法の比較から、本発明の工程法により、おだや
かなやり方で、VOCの有効な分離は可能であるが、蒸
気掃気及び/又は後重合による除去だけでは、分散液を
凝固物形成により損なうことが判明した。
ら、VOC分離の有効性に、スプレー乾燥の限界条件が
決定的な意味を有することが見て取れる。比較例2で
は、原料中の固体含有量は高すぎ、空気入口温度は低す
ぎるが、他方、比較例11では、原料の固体含有量は正
しく選択されているが、入口温度は低すぎる。例9で
は、本発明による条件下で、VOC除去が、著しく効果
的に進行する。
燥前にVOC除去の効果がない場合、本発明によるスプ
レー乾燥の構成だけでは、VOC除去が、あまり効果的
ではないことを示す。
ー乾燥の際に、より高温の入口温度を用いてより良い結
果が得られるが、原料の固体含有量が高すぎる場合は、
精製効果はまだ不充分なままであることが示される。
Claims (11)
- 【請求項1】 揮発性成分の含有量が減じられた、水中
に再分散可能な粉末又は水性分散液の形の保護コロイド
で安定化されたポリマーの製法であって、 a)ビニルエステル、(メタ)アクリル酸エステル、ビ
ニル芳香族化合物、オレフィン、1,3−ジエン及びハ
ロゲン化ビニルを包含する群からのモノマー1種以上及
び場合によりこれらと共重合可能な他のモノマーを乳化
重合又は懸濁重合させ、 b)そうして得られたポリマー分散液に、後重合及び/
又は蒸留並びに蒸気又は不活性ガスの導通による後処理
を、揮発性非水性成分の残分が<2000ppmになる
まで行い、引き続き、 c)後処理されたポリマー分散液を、揮発性非水性成分
の残分が<400ppmになるまでスプレー乾燥させ、
その際、スプレー前の分散液は、固体含有率が<45質
量%に調整されており、かつスプレー乾燥を、入口温度
が>120℃の空気を用いて実施し、場合により d)そうして得られた粉末を水中に再分散させることに
よる、ポリマーの製法。 - 【請求項2】 酢酸ビニル、C−原子9〜11個を有す
るα−分枝モノカルボン酸のビニルエステル、塩化ビニ
ル、エチレン、メチルアクリレート、メチルメタクリレ
ート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プ
ロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、n−ブ
チルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−エ
チルヘキシルアクリレート、スチレンの群からのモノマ
ー1種以上を含有するモノマー又はモノマー混合物を重
合させることを特徴とする、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 保護コロイドとして、加水分解度80〜
95モル%及びヘプラー粘度1〜30mPasを有する
部分けん化されたポリビニルアルコール又は加水分解度
80〜95モル%及びヘプラー粘度1〜30mPasを
有する部分けん化され、疎水性に変性されたポリビニル
アルコールを使用することを特徴とする、請求項1又は
2記載の方法。 - 【請求項4】 段階b)での後処理は、揮発性の非水性
成分の残分が≦1000ppmになるまで実施すること
を特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載
の方法。 - 【請求項5】 段階b)での後処理のために、後重合を
実施し、場合により、引き続き不活性搬送ガスを導通又
は導入することを特徴とする、請求項1から4までのい
ずれか1項記載の方法。 - 【請求項6】 段階c)で、スプレー乾燥を用いて、粉
末中の揮発性成分の含有量を1〜250ppmにまで減
少させることを特徴とする、請求項1から5までのいず
れか1項記載の方法。 - 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか1項記載
の方法により得られ、揮発性成分の含有量が1〜250
ppmである、水中に再分散可能なポリマー粉末及び水
性ポリマー分散液。 - 【請求項8】 場合により水硬性結合剤と組み合わせ
て、建築用接着剤、漆喰剤、パテ材料、床パテ材料、流
展材料、シールスラリ、目塗りモルタル及び着色剤を製
造するための建築化学的生成物への、請求項1から6ま
でのいずれか1項記載の工程生成物の使用。 - 【請求項9】 被覆剤及び接着剤のための結合剤として
の、請求項1から6までのいずれか1項記載の工程生成
物の使用。 - 【請求項10】 織物、繊維、木材及び紙用の被覆剤及
び結合剤としての、請求項1から6までのいずれか1項
記載の工程生成物の使用。 - 【請求項11】 タイル接着剤及び完全熱絶縁接着剤中
への、請求項8記載の使用。
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