JP2002241021A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002241021A
JP2002241021A JP2001041620A JP2001041620A JP2002241021A JP 2002241021 A JP2002241021 A JP 2002241021A JP 2001041620 A JP2001041620 A JP 2001041620A JP 2001041620 A JP2001041620 A JP 2001041620A JP 2002241021 A JP2002241021 A JP 2002241021A
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Makoto Ono
良 小野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙の搬送方向と直交する用紙幅方向に付い
た定着後のカールを緩和して排紙トレイ上での用紙の整
列性を向上させることができる画像形成装置を提供する
こと。 【構成】 用紙に画像形成剤を熱定着させる定着装置
と、該定着装置の下流側に用紙のカールを除去するロー
ラ組(搬送ローラ対)30a,30b,30c,30d
を有するカール除去装置と、を備えた画像形成装置にお
いて、前記カール除去装置のローラ組30a,30b,
30c,30dを用紙の搬送方向に直交する方向に配置
するとともに、該ローラ組30a,30b,30c,3
0dの駆動ローラ31a,31b,31c,31dの径
を用紙幅方向中央より端部に向かう程径が大きくなるよ
うにテーパーを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は画像形成装置に適用した従来のカ
ール取り機能を備える用紙搬送装置の構成を示す主断面
図である。
【0003】図9において、1は軸6を回転中心として
回転する駆動ローラ、2,3は駆動ローラ1に圧接され
て従動回転する第1及び第2の従動ローラ、4,5は用
紙ガイド板、7は用紙、8は駆動ローラ1と第1の従動
ローラ2との間に配設されて両ローラ1,2に圧接され
ながら用紙7を挟圧搬送するためのニップ部である。そ
して、カール取り部10は、駆動ローラ1及びこれに圧
接された2つの従動ローラ2,3と従動ローラ2,3と
の間に設けられたガイド板9で構成されている。
【0004】図10は図9に示したカール取り部10の
概略平面図である。
【0005】図10に示すように、駆動ローラ1は3つ
のローラ1a,1b,1cから成り、軸6に所定の間隔
を隔てて設けられて軸6を回転中心として回転する。第
1及び第2の従動ローラ2,3もそれぞれ3つのローラ
2a,2b,2c及び3a,3b,3cから成り、これ
らのローラ2a〜2c、3a〜3cはそれぞれ搬送ロー
ラ1a,1b,1cに圧接されて従動回転するように配
設されている。尚、図10において、8a,8a’,9
a,9a’,8b,8b’,9b,9b’,8c,8
c’,9c,9c’はそれぞれ従動ローラ2a,2b,
2c及び3a,3b,3cを所定の位置に保持する保持
部材である。
【0006】このようにカール取り部10を構成する駆
動ローラ1(1a,1b,1c)と従動ローラ2(2
a,2b,2c)及び3(3a,3b,3c)は、搬送
する用紙の幅方向に3箇所並設されている。
【0007】図11は上記従来のカール取り装置10を
適用した画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【0008】図11において、11は給紙ローラ、1
2,12’はレジストローラ対、13は感光ドラム、1
4は転写ローラ、15,15’は用紙7に未定着現像剤
像を加熱及び加圧することによって画像として定着させ
る定着ローラ対、16,16’ま搬送ローラ対、4,5
は用紙7をカール取り装置10に導くガイド板、19は
排紙トレイである。
【0009】次に、図11を用いて従来のカール取り装
置10を備える画像形成装置の用紙搬送動作について説
明する。
【0010】給紙ローラ11によって搬送ラインに供給
された用紙7は、レジストローラ対12,12’を介し
て感光ドラム13へと搬送される。ここで、スキャナー
17から照射されたレーザー光が折り返しミラー18を
介して感光ドラム13上に照射されると、該感光ドラム
13の表面上に潜像が形成され、この潜像は現像剤によ
って顕像化される。この顕像化された像が感光ドラム1
3へ導かれた用紙7の表面上に公知のプロセスによって
画像として転写され、この像は更に定着ローラ対15,
15’によって加熱及び加圧されることによって用紙7
の表面に定着される。そして、定着ローラ対15,1
5’によって加熱された用紙7は、搬送ローラ対16,
16’によつて更に搬送され、湾曲したガイド板4,5
を経てカール取り装置10に導かれる。尚、定着ローラ
対15,15’によって加熱さられた用紙7は、湾曲し
たガイド板4,5によって案内されるときにカールが付
くことは公知である。
【0011】図9に示すようにカール取り装置10で
は、不図示の駆動モータにより軸6を介して駆動ローラ
1に回転が伝達され、駆動ローラ1は矢印A方向に回転
する。又、従動ローラ2,3がこの駆動ローラ1の回転
に従動して矢印B方向に回転する。すると、カール取り
装置10に導かれた用紙7は、カール取り装置10内に
おいて先ず上流側の第1の従動ローラ2のニップ部8に
導かれ、ガイド9を経て下流側の第2の従動ローラ3へ
導かれる。更に、用紙7は従動ローラ3と駆動ローラ1
との間で挟圧搬送されて図11に示す排紙トレイ19上
に排出される。
【0012】カール取り装置10へ搬送される直前の用
紙7には、湾曲したガイド板4によってカールが付いて
おり、駆動ローラ1と従動ローラ2,3との間を挟圧搬
送されるときにガイド板4によって生じたカール方向と
逆方向にカールが与えられ、ガイド板4によって生じた
カールを除去するようにしている。このカール取り装置
10は、図10に示すように、用紙7の幅方向に搬送ロ
ーラ組1(1a〜1c),2(2a〜2c),3(3a
〜3c)を複数箇所(本例では3箇所)設けることによ
り用紙搬送方向のカール取りの効果を上げるようにして
おり、このような構成は広く一般に採用されている。
【0013】図12及び図13は画像形成装置に用いら
れる従来の定着装置付近の構成を示す図である。
【0014】図12及び図13に示すように、定着ロー
ラ対15,15’の用紙搬送方向下流側に複数組のロー
ラ対21,22,23を用紙7の幅方向に並列に配置
し、これらのローラ対21,22,23は駆動ローラ2
1a,22a,23aに対して従動ローラ21b,22
b,23bがそれぞれ平行に配置されている。各駆動ロ
ーラ21a,22a,23aの径は同一であり、用紙7
は各ローラ対21,22,23に挟持され、各ローラ対
21,22,23によって搬送方向に搬送力を受けて矢
印E方向に搬送される。このとき、搬送ローラ対21,
22,23による用紙搬送速度は、定着ローラ対15,
15’の用紙搬送速度よりも速く設定されており、これ
により定着ローラ対15,15’により加熱された用紙
7が搬送ローラ対21,22,23により引っ張られな
がら乾燥されることにより、該用紙7の搬送方向のカー
ル取りの効果を上げるようにしている。尚、用紙を引っ
張りながら乾燥させることを一般に緊張乾燥と呼び、そ
れに対して用紙を引っ張らないで乾燥させることを自然
乾燥と呼んでいる。緊張乾燥は自然乾燥に比べて用紙の
カールが小さくなることが製紙業界等で常識的に知られ
ている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、用紙
搬送方向側に付いたカールを低減させることはできる
が、搬送方向と直交する用紙幅方向に付いたカール対策
は十分とは言えなかった。特に吸湿した用紙のカール
は、トナーを熱定着させる際の脱湿により、画像形成装
置内での用紙搬送方向とは関係なく、用紙の繊維の流れ
方向を軸としたカールが大きくなる傾向にある。
【0016】又、一般のコピー用紙の多くは、用紙の長
手方向に繊維の流れがくるようにできているため、用紙
を長手方向に送ることが多いレーザービームプリンタ等
では用紙搬送方向と直交する方向のカールを除去する十
分な効果を得ることができなかった。それに伴って、カ
ールに起因する排紙積載時の整列性の悪化や排紙トレイ
からの用紙の落下、ソータ等の収容性不良、紙詰まり等
の画像形成装置内での紙走行性トラブルの発生頻度が高
くなるという問題がある。
【0017】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、用紙の搬送方向と直交する用
紙幅方向に付いた定着後のカールを緩和して排紙トレイ
上での用紙の整列性を向上させることができる画像形成
装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、用紙に画像形成剤を熱定着
させる定着装置と、該定着装置の下流側に用紙のカール
を除去する搬送ローラ対を有するカール除去装置と、を
備えた画像形成装置において、前記カール除去装置の搬
送ローラ対を用紙の搬送方向に直交する方向に配置する
とともに、該搬送ローラ対の駆動ローラの径を用紙幅方
向中央より端部に向かう程径が大きくなるようにテーパ
ーを設けたことを特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明は、用紙に画像形成剤
を熱定着させる定着装置と、該定着装置の下流側に用紙
のカールを除去する搬送ローラ対を有するカール除去装
置と、を備えた画像形成装置において、前記カール除去
装置の搬送ローラ対を用紙の搬送方向に直交する方向に
配置するとともに、該搬送ローラ対の駆動ローラの径を
用紙幅方向端部側が中央側より大きくしたことを特徴と
する。
【0020】請求項3記載の発明は、用紙に画像形成剤
を熱定着させる定着装置と、該定着装置の下流側に用紙
のカールを除去する搬送ローラ対を有するカール除去装
置と、を備えた画像形成装置において、前記カール除去
装置の搬送ローラ対を用紙の搬送方向に直交する方向に
配置するとともに、該搬送ローラ対の駆動ローラの用紙
搬送部材を用紙幅方向中央より両端部に向かって螺旋状
に配置したことを特徴とする。
【0021】従って、請求項1記載の発明によれば、用
紙幅方向中央より端部に向かう程径が大きくなるように
テーパーを設けた駆動ローラにより、搬送される用紙に
は搬送方向と直交する方向への分力が働き、用紙幅方向
へ引っ張る力が生じ、これにより緊張乾燥の効果が発揮
されて用紙幅方向のカールが緩和され、排紙トレイ上で
の用紙の整列性の向上が図られる。
【0022】請求項2記載の発明によれば、駆動ローラ
は用紙幅方向中央より端部に向かう程径が大きくなるた
め、用紙両端部の搬送速度が中央部より速くなり、結果
として搬送される用紙は搬送方向と直交する方向への分
力が働き、用紙幅方向へ引っ張る力が生じ、これにより
緊張乾燥の効果が発揮されて用紙幅方向のカールが緩和
され、排紙トレイ上での用紙の整列性が向上せしめられ
る。
【0023】請求項3記載の発明によれば、用紙幅方向
中央より両端部に向かい螺旋状に配置された駆動ローラ
の用紙搬送部材により、搬送される用紙には搬送方向と
直交する方向への分力が働き、用紙幅方向へ引っ張る力
が生じ、これにより緊張乾燥の効果が発揮されて用紙幅
方向のカールが緩和され、排紙トレイ上での用紙の整列
性が高められる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0025】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る画像形成装置の用紙搬送装置を示す概略正面
図である。
【0026】図1において、不図示の定着装置の下流側
に配置された31a,31b,31c,31dは回転軸
36を中心に矢印F方向に回転する駆動ローラ、32
a,32b,32c,32dはそれぞれ駆動ローラ31
a,31b,31c,31dに圧接されて回転軸35を
中心に従動回転する従動ローラである。
【0027】又、前記従動ローラ32a,32b,32
c,32dは、駆動ローラ31a,31b,31c,3
1dよりもローラ硬度が低く設定された弾性体で構成さ
れており、従動ローラ32a〜32dと駆動ローラ31
a〜31dを圧接した際、従従動ローラ32a〜32d
が駆動ローラ31a〜31dの形状に従って変形して接
触するように構成されている。
【0028】図2は図1の概略上面図であり、同図にお
いて、用紙37は不図示の定着装置より矢印G方向から
搬送されてくる。
【0029】次に、搬送装置を利用したカール取り装置
の動作について説明する。
【0030】図1及び図2に示すように、用紙37の幅
方向中央よりほぼ等間隔に設けられたローラ組30b,
30c及び両端部に設けられたローラ組30a,30d
から成るカール取り装置に用紙37が搬送されてくる。
用紙37は、これより上流側にある不図示の定着装置に
よって熱せられており、この用紙37の繊維方向が搬送
方向と同一の場合は特に搬送方向と直角方向の用紙幅方
向のカールが付いた状態でカール取り装置へ導かれる。
【0031】駆動ローラ31a,31b,31c,31
dにはそれぞれ用紙37中央より外側に向かう方向にロ
ーラ径が大きくなるようにテーパーが設けられいる。図
1及び図2においては、駆動ローラ31a,31bは図
中左方向に、駆動ローラ31c,31dは図中右方向に
用紙37を引っ張りながら図2の矢印G方向へ該用紙3
7を搬送し、用紙37は不図示の排紙ローラによって排
紙トレイ上へと搬送される。
【0032】このように構成することによって次のよう
な効果が得られる。
【0033】即ち、用紙37の幅方向のカールがローラ
組30a,30b,30c,30dから成るカール取り
装置によって用紙幅方向両端に引っ張られながら搬送さ
れるため、用紙37の幅方向における緊張乾燥の効果が
発生し、用紙37の幅方向のカールを緩和する効果を生
み出すとともに、排紙整列性を向上させることができ
る。
【0034】又、カールに起因する排紙トレイからの用
紙37の落下防止、ソータ等の収容性向上、紙詰まり等
の画像形成装置内での紙走行性トラブルの発生を未然に
防ぐことができる。
【0035】更に、簡単な構成により上述した効果を得
ることができ、製造コストも安く抑えることができる。
【0036】尚、本実施の形態では、カール取り用の搬
送ローラ組30a〜30dが4箇所の場合を例として説
明したが、このカール取り用の搬送ローラ組は用紙幅方
向中央からほぼ均等に配置されていれば2組以上、幾つ
設けても良く、更に用紙幅方向両端外側に向かう程駆動
ローラ(本実施の形態では31a〜31dに相当)に設
けたテーパーを大きくする程効果的である。
【0037】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図3及び図4に基づいて説明する。
【0038】図3は本実施の形態に係る画像形成装置の
用紙搬送装置を示す概略正面図であり、同図において、
不図示の定着装置の下流側に配置された51a,51
b,51c,51dは回転軸36を中心に矢印F方向に
回転する駆動ローラ、52a,52b,52c,52d
はそれぞれ駆動ローラ51a,51b,51c,51d
に圧接されて回転軸35を中心に従動回転する従動ロー
ラである。
【0039】而して、本実施の形態では、用紙幅中央付
近の駆動ローラ51bと51cのローラ径は同一であ
り、用紙幅両端付近の駆動ローラ51aと51dのロー
ラ径は同一であり、更に用紙幅両端付近の駆動ローラ5
1a,51dのローラ径は用紙幅中央付近の駆動ローラ
51b,51cのローラ径よりも大きく設定されてい
る。
【0040】又、用紙幅中央付近の従動ローラ52bと
52cのローラ径は同一であり、用紙幅両端付近の従動
ローラ52aと52dのローラ径は同一であり、更に用
紙幅両端付近の従動ローラ52a,52dのローラ径は
用紙幅中央付近の従動ローラ52b,52cのローラ径
よりも前述した用紙幅両端付近の駆動ローラ51a,5
1dのローラ径と用紙幅中央付近の駆動ローラ51b,
51cのローラ径の差に相当する分だけ小さく設定され
ている。これにより各搬送ローラ組50a,50b,5
0c,50dの用紙37に対する加圧力を均等にしてい
る。
【0041】図4は図3の概略上面図であり、同図にお
いて、用紙37は不図示の定着装置より矢印G方向から
搬送されてくる。
【0042】次に、本実施の形態に係る搬送装置を利用
したカール取り装置の動作について説明する。
【0043】図3及び図4に示すように、用紙37の幅
方向中央よりほぼ等間隔に設けられたローラ組50b,
50c及び両端部に設けられたローラ組50a,50d
から成るカール取り装置に用紙37が搬送されてくる。
この用紙37は、これより上流側に設けられた不図示の
定着装置によって熱せられており、この用紙37の繊維
方向が搬送方向と同一の場合は、用紙37は特に搬送方
向と直角方向の用紙幅方向のカールが付いた状態でカー
ル取り装置へ導かれる。
【0044】図3及び図4においては、駆動ローラ51
a,51dのローラ径が駆動ローラ51b,51cのロ
ーラ径よりも大きいため、用紙37の幅方向の中央部と
両端部で用紙搬送の周速差が生じる。駆動ローラ51a
による周速>駆動ローラ51bによる周速、駆動ローラ
51dによる周速>駆動ローラ51cによる周速となる
ために両端部側への分力が生じ、用紙37を両端部に引
っ張りながら矢印G方向へ搬送し、不図示の排紙ローラ
によって排紙トレイ上へと用紙37を搬送する。
【0045】このように構成することによって次のよう
な効果が得られる。
【0046】即ち、用紙37の用紙幅方向のカールがロ
ーラ組50a,50b,50c,50dから成るカール
取り装置によって用紙幅方向両端に引っ張られながら搬
送されるため、用紙幅方向における緊張乾燥の効果が発
生し、用紙幅方向のカールを緩和する効果を生み出すと
ともに、排紙整列性を向上させることができる。
【0047】又、カールに起因する排紙トレイからの用
紙37の落下防止、ソータ等の収容性向上、紙詰まり等
の画像形成装置内での紙走行性トラブルの発生を防ぐこ
とができる。
【0048】更に、簡単な構成によって上記効果を得る
ことができ、製造コストも安く抑えることができる。
【0049】尚、本実施の形態では、カール取り用の搬
送ローラ組(50a〜50d)が4箇所の場合を例とし
て説明したが、このカール取り用の搬送ローラ組は用紙
幅方向中央からほぼ均等に配置されていれば2組以上、
幾つ設けても良く、更に用紙幅方向両端外側に向かう程
駆動ローラ(本実施の形態では51a〜51dに相当)
の径を大きくする程効果的である。
【0050】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図5及び図6に基づいて説明する。
【0051】図5は本実施の形態に係る画像形成装置の
用紙搬送装置を示す概略正面図である。
【0052】図5において、61は駆動ローラであっ
て、これは不図示の定着装置の下流側に配置され、用紙
幅方向両端の径が大きく、用紙幅方向中央の径が小さい
横に長いローラであり、回転軸36を中心に矢印F方向
に回転する。又、62a,62b,62c,62dはそ
れぞれ駆動ローラ61に圧接されて回転軸35を中心に
従動回転する従動ローラである。
【0053】而して、本実施の形態においては、用紙幅
中央付近の従動ローラ62bと62cのローラ径は同一
であり、用紙幅両端付近の従動ローラ62aと62dの
ローラ径は同一である。
【0054】又、用紙幅両端付近の従勅ローラ62a,
62dのローラ径は用紙幅中央付近の従動ローラ62
b,62cのローラ径よりも小さくなっており、その差
は以下のように設定されている。
【0055】即ち、用紙幅方向両端の径が大きくて用紙
幅方向中央の径が小さい横に長い前記駆動ローラ61の
用紙幅中央付近の従動ローラ62b,62cの当接部ロ
ーラ径と、駆動ローラ61の用紙幅両端付近の従動ロー
ラ62a,62dの当接部ローラ径の差に相当する分だ
け小さく設定されている。これにより各従動ローラ62
a,62b,62c,62dと駆動ローラ61により生
じる用紙37に対する加圧力を均等にしている。
【0056】図6は図5の概略上面図であり、同図に示
すように、用紙37は不図示の定着装置より矢印G方向
から搬送されてくる。
【0057】次に、本実施の形態に係る搬送装置を利用
したカール取り装置の動作について説明する。
【0058】図5及び図6に示すように、用紙37の幅
方向中央よりほぼ等間隔に設けられた従動ローラ62
a,62b,62c,62dと駆動ローラ61から成る
カール取り装置に用紙37が搬送されてくる。この用紙
37は、これより上流側に設けられた不図示の定着装置
によって熱せられており、この用紙37の繊維方向が搬
送方向と同一の場合は、用紙37は特に搬送方向と直角
方向の用紙幅方向のカールが付いた状態でカール取り装
置へ導かれる。
【0059】図5及び図6においては、用紙幅両端付近
の従動ローラ62a,62d当接部の駆動ローラ61の
ローラ径が用紙幅中央付近の従動ローラ62b,62c
当接部の駆動ローラ61のローラ径よりも大きいため、
用紙37の幅方向の中央部と両端部で用紙搬送の周速差
が生じる。従って、駆動ローラ61による周速は、従動
ローラ62a当接部による周速>従動ローラ62b当接
部による周速、従動ローラ62d当接部による周速>従
動ローラ62c当接部による周速となるために両端部側
への分力が生じ、用紙37を両端部に引っ張りながら矢
印G方向へ搬送し、用紙37は不図示の排紙ローラによ
って排紙トレイ上へと搬送される。
【0060】このように構成することによって次のよう
な効果が得られる。
【0061】即ち、用紙37の用紙幅方向のカールが従
動ローラ62a,62b,62c,62dと駆動ローラ
61から成るカール取り装置によって用紙幅方向両端に
引っ張られながら搬送されるため、用紙幅方向における
緊張乾燥の効果が発生し、用紙幅方向のカールを緩和す
る効果を生み出すとともに、排紙整列性を向上させるこ
とができる。
【0062】又、カールに起因する排紙トレイからの用
紙37の落下防止、ソータ等の収容性向上、紙詰まり等
の画像形成装置内での紙走行性トラブルの発生を防ぐこ
とができる。
【0063】尚、本実施の形態では、カール取り用の従
動ローラ(62a〜62d)が4箇所の場合を例として
説明したが、このカール取り用の搬送ローラ組は用紙幅
方向中央からほぼ均等に配置されていれば2個以上、幾
つ設けても良く、更に用紙幅方向両端外側に向かう程駆
動ローラ61の径を大きくする程効果的である。
【0064】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4を図7及び図8に基づいて説明する。
【0065】図7は本実施の形態に係る画像形成装置の
用紙搬送装置を示す概略正面図であり、同図において、
不図示の定着装置の下流側に配置された用紙幅方向中央
より両端に向かい左右対称に螺旋状に搬送部材が巻かれ
た駆動ローラ71は回転軸36を中心に矢印F方向に回
勅する。72は駆動ローラ71に圧接されて回転軸35
を中心に従動回転する従動ローラである。
【0066】図8は図7の概略上面図であり、同図に示
すように、用紙37は不図示の定着装置より矢印G方向
から搬送されてくる。
【0067】次に、本実施の形態に係る搬送装置を利用
したカール取り装置の動作について説明する。
【0068】図7及び図8に示すように、駆動ローラ7
1と従動ローラ72から成るカール取り装置に用紙37
が搬送されてくる。この用紙37は、これより上流側に
設けられた不図示の定着装置によって熱せられており、
この用紙37の繊維方向が搬送方向と同一の場合は、用
紙37は特に搬送方向と直角方向の用紙幅方向のカール
が付いた状態でカール取り装置へ導かれる。
【0069】図7及び図8においては、駆動ローラ71
の用紙搬送部材が用紙幅方向中央より両端に向かい左右
対称に螺旋状に巻かれているため、用紙37の幅方向の
中央部より両端部に向かい用紙37を引っ張りながら矢
印G方向へ搬送し、不図示の排紙ローラによって用紙3
7を排紙トレイ上へと搬送する。
【0070】このように構成することによって次のよう
な効果が得られる。
【0071】即ち、用紙37の用紙幅方向のカールが駆
動ローラ71と従動ローラ72から成るカール取り装置
によって用紙幅方向両端に引っ張られながら搬送される
ため、用紙幅方向における緊張乾燥の効果が発生し、用
紙幅方向のカールを緩和する効果を生み出すとともに、
排紙整列性を向上させることができる。
【0072】又、カールに起因する排紙トレイからの用
紙37の落下防止、ソータ等の収容性向上、紙詰まり等
の画像形成装置内での紙走行性トラブルの発生を防ぐこ
とができる。
【0073】尚、本実施の形態では、カール取り用の駆
動ローラ71と従動ローラ72がそれぞれ1個の場合を
例として説明したが、このカール取り用の駆動ローラと
従動ローラは用紙幅方向中央からほぼ均等に配置されて
いれば2個以上に分割して幾つ設けても良い。
【0074】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、用紙幅方向中央より端部に向かう
程径が大きくなるようにテーパーを設けた駆動ローラに
より、搬送される用紙には搬送方向と直交する方向への
分力が働き、用紙幅方向へ引っ張る力が生じ、これによ
り緊張乾燥の効果が発揮されて用紙幅方向のカールが緩
和され、排紙トレイ上での用紙の整列性の向上が図られ
るという効果が得られる。
【0075】請求項2記載の発明によれば、駆動ローラ
は用紙幅方向中央より端部に向かう程径が大きくなるた
め、用紙両端部の搬送速度が中央部より速くなり、結果
として搬送される用紙は搬送方向と直交する方向への分
力が働き、用紙幅方向へ引っ張る力が生じ、これにより
緊張乾燥の効果が発揮されて用紙幅方向のカールが緩和
され、排紙トレイ上での用紙の整列性が向上せしめられ
るという効果が得られる。
【0076】請求項3記載の発明によれば、用紙幅方向
中央より両端部に向かい螺旋状に配置された駆動ローラ
の用紙搬送部材により、搬送される用紙には搬送方向と
直交する方向への分力が働き、用紙幅方向へ引っ張る力
が生じ、これにより緊張乾燥の効果が発揮されて用紙幅
方向のカールが緩和され、排紙トレイ上での用紙の整列
性が高められるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の用
紙搬送装置を示す概略正面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の用
紙搬送装置を示す上面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の用
紙搬送装置を示す概略正面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の用
紙搬送装置を示す上面図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の用
紙搬送装置を示す概略正面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の用
紙搬送装置を示す上面図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置の用
紙搬送装置を示す概略正面図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置の用
紙搬送装置を示す上面図である。
【図9】従来の用紙搬送装置の断面図である。
【図10】従来の用紙搬送装置の平面図である。
【図11】従来の用紙搬送装置を適用した画像形成装置
の縦断側面図である。
【図12】従来の排紙装置の断面図である。
【図13】従来の排紙装置の平面図である。
【符号の説明】
30a〜30d ローラ組(搬送ローラ対) 31a〜31d 駆動ローラ 32a〜32d 従動ローラ 37 用紙 50a〜50d ローラ組(搬送ローラ対) 51a〜51d 駆動ローラ 52a〜52d 従動ローラ 61 駆動ローラ 62a〜62d 従動ローラ 71 駆動ローラ 72 従動ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙に画像形成剤を熱定着させる定着装
    置と、該定着装置の下流側に用紙のカールを除去する搬
    送ローラ対を有するカール除去装置と、を備えた画像形
    成装置において、 前記カール除去装置の搬送ローラ対を用紙の搬送方向に
    直交する方向に配置するとともに、該搬送ローラ対の駆
    動ローラの径を用紙幅方向中央より端部に向かう程径が
    大きくなるようにテーパーを設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 用紙に画像形成剤を熱定着させる定着装
    置と、該定着装置の下流側に用紙のカールを除去する搬
    送ローラ対を有するカール除去装置と、を備えた画像形
    成装置において、 前記カール除去装置の搬送ローラ対を用紙の搬送方向に
    直交する方向に配置するとともに、該搬送ローラ対の駆
    動ローラの径を用紙幅方向端部側が中央側より大きくし
    たことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 用紙に画像形成剤を熱定着させる定着装
    置と、該定着装置の下流側に用紙のカールを除去する搬
    送ローラ対を有するカール除去装置と、を備えた画像形
    成装置において、 前記カール除去装置の搬送ローラ対を用紙の搬送方向に
    直交する方向に配置するとともに、該搬送ローラ対の駆
    動ローラの用紙搬送部材を用紙幅方向中央より両端部に
    向かって螺旋状に配置したことを特徴とする画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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