JP2002240958A - 粉粒体の定量供給装置 - Google Patents

粉粒体の定量供給装置

Info

Publication number
JP2002240958A
JP2002240958A JP2001034836A JP2001034836A JP2002240958A JP 2002240958 A JP2002240958 A JP 2002240958A JP 2001034836 A JP2001034836 A JP 2001034836A JP 2001034836 A JP2001034836 A JP 2001034836A JP 2002240958 A JP2002240958 A JP 2002240958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply
opening
closing
granular material
supply port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001034836A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Umehara
義雄 梅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawata Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001034836A priority Critical patent/JP2002240958A/ja
Publication of JP2002240958A publication Critical patent/JP2002240958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給動作の終了時における粉粒体の供給を安
定化させて、供給精度の良好な、粉粒体の定量供給装置
を提供すること。 【解決手段】 ホッパ2内にスクリューフィーダ3を備
える粉粒体の定量供給装置1において、供給動作の終了
時には、スクリューフィーダ3のモータ12を停止させ
ると同時に、開閉ゲート9を強制的に閉動作させて、供
給口10を閉状態とする。これにより、モータ12の停
止と同時に、供給口10から粉粒体がこぼれ落ちること
を画一的に阻止することができるので、たとえば、スク
リュー11の慣性力や、切り出し途中の粉粒体の状態
(安息角の形成の有無など)、さらには、外部からの振
動や、温度および湿度などの要因が種々変動しても、そ
のような変動による供給量の誤差を、画一的に防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体の定量供給
装置、詳しくは、樹脂ペレットや樹脂粉砕物などの粉粒
体を、スクリューフィーダなどの定量供給手段によっ
て、定量で供給するための定量供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂ペレットや樹脂粉砕材などの粉粒体
を定量で供給する定量供給装置としては、たとえば、図
5に示す定量供給装置が知られている。図5において、
この定量供給装置41は、粉粒体を収容するホッパ42
に、収容されている粉粒体を定量で供給するためのスク
リューフィーダ43が設けられている。このホッパ42
は、有底筒状をなし、その下部には、略水平方向側方に
突出する筒状の供給部44が形成されており、その供給
部44の遊端開口部が、粉粒体を供給するための供給口
45とされている。
【0003】また、スクリューフィーダ43は、このホ
ッパ42の底部において、略水平方向に配置されてお
り、粉粒体を切り出すためのスクリュー46およびその
スクリュー46を回転駆動するためのモータ47を備え
ている。モータ47は、ホッパ44の外側に配置されて
おり、スクリュー46は、その後端が軸受メタル48を
介してモータ47に接続されるとともに、その前端が、
供給口45の近傍まで延出されている。
【0004】そして、このホッパ44に収容されている
粉粒体は、モータ47の駆動によって、スクリュー46
が所定の回転数で回転されることにより、供給口45か
ら、単位時間あたり一定量で切り出される。
【0005】また、このような定量供給装置41は、計
量装置に粉粒体を供給するために使用される場合には、
供給口45の下方に計量装置を配置して、切り出された
粉粒体を計量装置によって計量し、所定の計量設定値に
到達した時点で、スクリューフィーダ43の駆動を停止
させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなス
クリューフィーダ43の切り出しでは、所定の計量設定
値に到達した時点で、スクリューフィーダ43を停止し
ても、すでに供給口45から切り出され、落下途中にあ
る粉粒体がさらに積載されるので、その分の計量誤差を
生じる。そのため、このような計量方法においては、通
常、スクリューフィーダ43の駆動停止のタイミング
を、落下途中にある粉粒体の量を見越して設定する落差
補正制御がなされている。
【0007】また、スクリューフィーダ43の切り出し
精度(マスフィーダ性)が確保されていれば、落下途中
の粉粒体の量も常に安定するため、スクリューフィーダ
43の切り出しによって、常に一定量の粉粒体の供給を
実現することができる。
【0008】しかし、実際の供給動作においては、スク
リューフィーダ43のモータ47の駆動を停止させて
も、スクリュー46の慣性力や、切り出し途中の粉粒体
の状態(安息角の形成の有無など)、さらには、外部か
らの振動や、温度および湿度などの要因によって、供給
動作の終了時にこぼれ落ちる粉粒体の量が、その度毎に
変動してしまい、これに起因して生じる供給量の誤差が
不回避となる。
【0009】とりわけ、計量する粉粒体の量が少ない場
合には、そのような要因に起因する誤差が大きくなり、
供給動作毎に、大きな供給ぶれを生じることとなる。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、供給動作の終了時に
おける粉粒体の供給を安定化させて、供給精度の良好
な、粉粒体の定量供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、粉粒体を収容する容器部
と、前記容器部に収容される粉粒体を定量で供給するた
めの定量供給手段とを備える定量供給装置において、前
記容器部には、粉粒体を供給するための供給口と、前記
供給口を開閉するための開閉手段が設けられており、前
記開閉手段の開閉動作を、前記定量供給手段の駆動およ
び停止と連動させるための開閉連動手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0012】このような構成によると、たとえば、開閉
連動手段によって、定量供給手段の停止時に、開閉手段
の閉動作を連動させれば、供給動作の終了時に、供給口
から粉粒体がこぼれ落ちることを画一的に阻止すること
ができる。そのため、供給動作の終了時における粉粒体
の供給を安定化させることができ、供給精度の向上を図
ることができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記開閉連動手段は、前記定量
供給手段の停止時に、前記開閉手段を閉動作させること
を特徴としている。
【0014】このような構成によると、定量供給手段の
停止時に、開閉手段が閉動作されるので、その時以後の
供給口からの粉粒体のこぼれ落ちが画一的に阻止され
る。そのため、供給動作の終了時における粉粒体の供給
を安定化させることができ、供給精度の向上を図ること
ができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記開閉連動手段が、
前記定量供給手段の駆動と前記開閉手段の開閉動作とを
制御する制御装置に設けられていることを特徴としてい
る。
【0016】このような構成によると、制御装置に設け
られる開閉連動手段の制御によって、定量供給手段の駆
動と開閉手段の開閉動作とを連動させることができるの
で、これらを連動させるための格別な機械的構成を必要
とせず、簡易かつ低コストで、これらを確実に連動させ
ることができる。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の発明において、前記供給口
が、下向きに開口形成されていることを特徴としてい
る。
【0018】このような構成によると、たとえば、その
供給口の上方に定量供給手段を配置して、供給口から粉
粒体を確実に落下させることができる。そのため、より
一層、精度良く粉粒体を定量供給することができる。
【0019】また、定量供給手段は、供給口の近傍まで
配置する必要があるが、たとえば、供給口が容器部の側
方に開口形成されていると、その定量供給装置の長手方
向一端部が、その供給口と対向するために、その一端部
を容器部において支持することができず、そのため、定
量供給手段の支持が不十分となり、振動などによる供給
精度の誤差が大きくなったり、あるいは、定量供給装置
の長さを十分にとることができない場合を生じる。
【0020】しかし、このように供給口が下向きに開口
形成されていると、その供給口の上方に定量供給手段を
架設して、その一端部を容器部の側方において支持する
ことができる。そのため、定量供給手段を十分に支持し
て、振動などによる供給精度の誤差を有効に防止するこ
とができるとともに、定量供給装置の長さを十分にとっ
て、装置設計上および装置設置上の自由度を拡大するこ
とができる。
【0021】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記開閉手段が前記供給口に対
して、スライド自在に設けられていることを特徴として
いる。
【0022】たとえば、開閉手段が、供給口の一側部に
おいてヒンジ部材を介して回動可能に設けられているも
のでは、開閉動作において、開閉手段が供給口に対して
近接および離間するため、開閉手段の閉動作時におい
て、供給口と開閉手段との間で粉粒体のかみ込みを生
じ、そのかみ込みによって生じる供給口と開閉手段との
間の隙間から、粉粒体がこぼれ落ちて、大きな供給誤差
を生じる場合がある。
【0023】しかし、この構成のように、開閉手段を、
供給口に対してスライドさせれば、開閉手段の閉動作に
おいても、粉粒体は、開閉手段に押されて逃げるため、
そのようなかみ込みを生じることはなく、確実な閉動作
を確保することができる。そのため、確実な開閉動作に
よって、より一層、精度の良い定量供給を達成すること
ができる。
【0024】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の発明において、前記容器部は、前記供給口の上
方に、前記開閉手段の閉動作時に粉粒体を受け入れるた
めの受入空間が形成されるように、形成されていること
を特徴としている。
【0025】このような構成によると、開閉手段の閉動
作時において、供給口に対して開閉手段をスライドさせ
た時に、その開閉手段によって粉粒体が押されても、そ
の押された粉粒体を、受入空間において良好に受け入れ
ることができる。そのため、より一層、確実な閉動作を
確保することができ、より一層、精度の良い定量供給を
達成することができる。
【0026】また、請求項7に記載の発明は、粉粒体を
収容する容器部と、前記容器部に収容される粉粒体を定
量で供給するための定量供給手段とを備える定量供給装
置において、前記容器部には、粉粒体を供給するための
供給口が、下方に向かって開口形成されるとともに、前
記供給口を開閉するための開閉手段が、前記供給口に対
してスライド自在に設けられていることを特徴としてい
る。
【0027】このような構成によると、たとえば、その
供給口の上方に定量供給手段を配置して、供給口から粉
粒体を確実に落下させることができる。そのため、より
一層、精度良く粉粒体を定量供給することができる。
【0028】また、定量供給手段は、供給口の近傍まで
配置する必要があるが、たとえば、供給口が容器部の側
方に開口形成されていると、その定量供給装置の長手方
向一端部が、その供給口と対向するために、その一端部
を容器部において支持することができず、そのため、定
量供給手段の支持が不十分となり、振動などによる供給
精度の誤差が大きくなったり、あるいは、定量供給装置
の長さを十分にとることができない場合を生じる。しか
し、このように供給口が下向きに開口形成されている
と、その供給口の上方に定量供給手段を架設して、その
一端部を容器部の側方において支持することができる。
そのため、定量供給手段を十分に支持して、振動などに
よる供給精度の誤差を有効に防止することができるとと
もに、定量供給装置の長さを十分にとって、装置設計上
および装置設置上の自由度を拡大することができる。
【0029】また、たとえば、開閉手段が、供給口の一
側部においてヒンジ部材を介して回動可能に設けられて
いるものでは、開閉動作において、開閉手段が供給口に
対して近接および離間するため、開閉手段の閉動作時に
おいて、供給口と開閉手段との間で粉粒体のかみ込みを
生じ、そのかみ込みによって生じる供給口と開閉手段と
の間の隙間から、粉粒体がこぼれ落ちて、大きな供給誤
差を生じる場合がある。しかし、この構成のように、開
閉手段を、供給口に対してスライドさせれば、開閉手段
の閉動作においても、粉粒体は、開閉手段に押されて逃
げるため、そのようなかみ込みを生じることはなく、確
実な閉動作を確保することができる。そのため、確実な
開閉動作によって、より一層、精度の良い定量供給を達
成することができる。
【0030】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載の発明において、前記容器部は、前記供給口の上
方に、前記開閉手段の閉動作時に粉粒体を受け入れるた
めの受入空間が形成されるように、形成されていること
を特徴としている。
【0031】このような構成によると、開閉手段の閉動
作時において、供給口に対して開閉手段をスライドさせ
た時に、その開閉手段によって粉粒体が押されても、そ
の押された粉粒体を、受入空間において良好に受け入れ
ることができる。そのため、より一層、確実な閉動作を
確保することができ、より一層、精度の良い定量供給を
達成することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の粉粒体の定量供
給装置の一実施形態を示す側断面図である。図1におい
て、この定量供給装置1は、樹脂ペレットや樹脂粉砕材
などの粉粒体を収容する容器部としてのホッパ2と、そ
のホッパ2に収容されている粉粒体を定量で供給するた
めの定量供給手段としてのスクリューフィーダ3とを備
えている。
【0033】ホッパ2は、上側一側が開放されるととも
に、側壁4およびその側壁4に連続する底壁5を備える
有底筒状をなし、その側壁4の下部には、側方に突出す
る筒状の供給部6が設けられている。また、このホッパ
2には、底壁5の下方に、後述するエアシリンダ18を
内装するシリンダ収容室7が、さらに設けられている。
なお、このホッパ2の上側は、粉粒体が収容された後
に、蓋部材30によって閉鎖される。
【0034】供給部6は、図2にも示すように、その基
端部8がホッパ4内に連通されるとともに、その遊端部
9が閉鎖状に形成されており、その遊端部9の内側に
は、後述する支持軸受け13が設けられるとともに、供
給部6における遊端部10の近傍(支持軸受け13の内
側)の下側壁には、粉粒体を供給するための供給口10
が下向きに開口形成されている。
【0035】また、スクリューフィーダ3は、この供給
ホッパ2の下部に設けられており、粉粒体を切り出すた
めのスクリュー11と、そのスクリュー11を駆動させ
るためのモータ12とを備えている。スクリュー11
は、その軸方向に沿って粉粒体を切り出すためのらせん
状の羽根15が形成されており、供給ホッパ2の底壁5
に沿って略水平方向に配置され、その一端(前端)が供
給部6の遊端部9に、支持軸受け13を介して回転可能
に支持されるとともに、その他端部(後端)が、ホッパ
2の側壁4に開口形成される接続孔14から、ホッパ2
の外方に延出されている。モータ12は、ホッパ2の下
部における外側に配置されており、接続孔14から延出
されているスクリュー11の他端部に、その接続孔14
に設けられる軸受メタル31を介して接続されている。
【0036】なお、スクリュー11における供給口10
に対向する前端部には、羽根15が形成されておらず、
この供給口10の上方が、次に述べる開閉ゲート16の
閉動作時に粉粒体を受け入れるための受入空間28とさ
れている。
【0037】そして、この定量供給装置1では、供給口
10を開閉するための開閉手段としての開閉ゲート16
が設けられている。この開閉ゲート16は、図2にも示
すように、供給部6に対してスライドするゲート部材1
7と、このゲート部材17をスライドさせるためのエア
シリンダ18とを備えている。
【0038】ゲート部材17は、筒部19と、その筒部
19の後端においてより大径に形成されるフランジ部2
0とから一体的に形成されており、筒部19の内周面が
供給部6の外周面に挿嵌されることにより、供給部6の
長手方向に沿ってスライド自在に支持されている。エア
シリンダ18は、シリンダ部29と、そのシリンダ部2
9に対して進退するプランジャ軸21とを備えている。
このエアシリンダ18は、シリンダ部29が、ホッパ2
のシリンダ室7内に配置されるとともに、プランジャ軸
21が、シリンダ室7の側壁に開口形成される進退孔2
2から、ゲート部材17のフランジ部20に向かって供
給部6と略平行状に延びており、そのプランジャ軸21
の前端には、連結部材23が設けられている。
【0039】そして、ゲート部材17のフランジ部20
と連結部材23とが、ボルト24を介して連結されるこ
とにより、エアシリンダ18の駆動によって、ゲート部
材17が、その筒部19上を長手方向に沿って進退自在
にスライドされ、これによって、供給口6が開閉ゲート
16によって開閉される。
【0040】すなわち、エアシリンダ18のプランジャ
軸21を進出させると、それに従って、ゲート部材17
の筒部19が供給部6上を前方に向かってスライド移動
し(以下、この動作を閉動作とする)、これによって、
図2に示すように、筒部19の前端部によって供給口1
0が閉鎖されるようになる(以下、この状態を閉状態と
する)。一方、エアシリンダ18のプランジャ軸21を
退避させると、それに従って、ゲート部材17の筒部1
9が供給部6上を後方に向かってスライド移動し(以
下、この動作を開動作とする)、これによって、図3に
示すように、筒部19の前端部から供給口10が開放さ
れるようになる(以下、この状態を開状態とする)。
【0041】そして、供給口10の開状態において、ス
クリューフィーダ3のモータ12を駆動させると、スク
リュー11が所定の回転数で回転して、ホッパ2内に収
容されている粉粒体が、その羽根15の作用によって供
給部6の供給口10まで搬送され、その供給口6から、
単位時間あたり一定量で切り出される。
【0042】次に、この定量供給装置1において、ホッ
パ2から粉粒体を定量供給するための供給動作について
説明する。
【0043】図1に示すように、この定量供給装置1の
制御系は、モータ12およびエアシリンダ18が、制御
装置としてのCPU25に接続されることにより構成さ
れている。CPU25は、各部を制御するための演算を
実行し、ROM26およびRAM27を備えている。R
OM26には、この定量供給装置1における供給動作を
実行するための開閉連動手段としての供給プログラムが
格納されている。また、RAM27では、供給プログラ
ムを実行するための一時的な数値を格納する。
【0044】そして、この定量供給装置1では、供給プ
ログラムの実行によって、開閉ゲート16の開閉動作
を、スクリューフィーダ3の駆動および停止と連動させ
ており、より具体的には、スクリューフィーダ3の停止
と同時に、開閉ゲート16を閉動作させるようにしてい
る。
【0045】すなわち、このような供給動作は、図4に
示すように、ホッパ2から粉粒体を供給する供給動作の
開始時には、開閉ゲート16を開動作させて供給口10
を開状態にするとともに、スクリューフィーダ3のモー
タ12を駆動させる。そうすると、スクリュー11の回
転によって粉粒体が供給口10から切り出される。そし
て、所定の設定時間の経過後に、スクリューフィーダ3
のモータ12を停止させることにより、スクリュー11
の回転を停止させ、これによって、供給動作を終了す
る。そして、この供給プログラムでは、このモータ12
の停止に連動させて、モータ12の停止と同時に、開閉
ゲート9を強制的に閉動作するようにしている。
【0046】なお、この供給動作は、実際には、図4に
示すように、供給動作の終了時から所定の時間(モータ
12の停止後、すでに供給口5から切り出され、落下途
中にある粉粒体が供給される落差時間が考慮された時
間)が経過した後に、繰り返し実行される。
【0047】また、この定量供給装置1が、計量装置に
粉粒体を供給するために使用される場合には、切り出さ
れた粉粒体を計量装置によって計量し、所定の計量設定
値に到達した時点で、スクリューフィーダ3の駆動を停
止する。
【0048】また、スクリューフェーダ3の駆動は、た
とえば、スクリュー11を常時一定速度で回転させても
よく、また、供給動作の開始ないし途中までは、スクリ
ュー11の回転速度を速くして多量に供給する一方、供
給動作の終了が近づいた時点で、スクリュー11の回転
速度を遅くして、微量で供給するようにしてもよい。
【0049】このように、モータ12の停止と同時に、
開閉ゲート9を強制的に閉動作するようにすれば、モー
タ12の停止と同時に、供給口10から粉粒体がこぼれ
落ちることを画一的に阻止することができる。そのた
め、たとえば、スクリュー11の慣性力や、切り出し途
中の粉粒体の状態(安息角の形成の有無など)、さらに
は、外部からの振動や、温度および湿度などの要因が種
々変動しても、そのような変動による供給量の誤差を、
画一的に防止することができる。したがって、供給動作
の終了時における粉粒体の供給を安定化させることがで
き、供給精度の向上を図ることができる。
【0050】したがって、1回の供給量が、たとえば2
0g以下の微量の供給では、そのような要因に起因する
誤差が大きいが、このような開閉ゲート9の閉動作によ
って、供給口10からの粉粒体のこぼれ落ちを画一的に
阻止すれば、そのように供給量が少ない場合であって
も、誤差を小さくすることができ、供給動作毎の供給ぶ
れを格段に低減することができる。
【0051】しかも、この定量供給装置1では、CPU
25のROM26内に格納される供給プログラムの実行
によって、スクリューフィーダ3の駆動と、開閉ゲート
16の開閉動作とを簡易な制御によって連動させている
ので、これらを連動させるための格別な機械的構成を設
けることなく、簡易かつ低コストに、これらを確実に連
動させるように構成されている。
【0052】また、この定量供給装置1では、供給部6
の供給口10を、下向きに開口形成するとともに、その
供給口10の上方にスクリュー11を架設しているの
で、供給口10から粉粒体を確実に落下させて、より一
層、精度の良い粉粒体の定量供給を達成している。
【0053】さらに、供給口10が、遊端部9に開口形
成されていると、スクリュー11の前端を、その遊端部
9において支持することができず、そのため、スクリュ
ー11がその後端における片持ちとなってしまい、支持
が不十分となり、振れなどによる供給精度の誤差が大き
くなったり、あるいは、スクリュー11の長さを十分に
とることができないが、このように開口部10が下向き
に開口形成されていると、そのスクリュー11の前端を
遊端部9において支持して、スクリュー11を両持ちで
支持することができ、振れなどによる供給精度の誤差を
有効に防止することができるとともに、スクリュー11
の長さを十分にとって、装置設計上および装置設置上の
自由度を拡大することができる。
【0054】とりわけ、微量の供給を行なう場合には、
非常に細いスクリュー11を用いるので、振れやすく、
そのため、片持ちでは、スクリュー11の長さを長くす
ることができないが、このように、スクリュー11を両
持ちで支持することにより、非常に細いスクリュー11
であっても、その長さを十分にとって、装置設計上およ
び装置設置上の自由度を拡大することができる。
【0055】また、たとえば、開閉ゲートが、供給口1
0の一側部においてヒンジ部材を介して回動可能に設け
られているものでは、開閉動作において、開閉ゲートが
供給口10に対して近接および離間するため、その閉動
作時において、供給口10と開閉ゲートとの間で粉粒体
のかみ込みを生じ、そのかみ込みによって生じる供給口
10と開閉ゲートとの間の隙間から、粉粒体がこぼれ落
ちて、大きな供給誤差を生じる場合があるが、この定量
供給装置1では、開閉ゲート16を供給口10に対し
て、スライド自在に設けているので、開閉ゲート16
を、供給口10に対してスライドさせれば、開閉ゲート
16の閉動作においても、粉粒体は、開閉ゲート16に
押されて逃げるため、そのようなかみ込みを生じること
がなく、確実な閉動作を確保することができる。そのた
め、確実な開閉動作によって、より一層、精度の良い定
量供給が達成されている。
【0056】しかも、この供給部6では、供給口10の
上方が、開閉ゲート16の閉動作時に粉粒体を受け入れ
るための受入空間28とされているので、開閉ゲート1
6の閉動作時に押されて逃げる粉粒体を、この受入空間
28において良好に受け入れることができるので、より
一層、確実な閉動作を確保することができ、より一層、
精度の良い定量供給が達成されている。
【0057】なお、上記の説明では、開閉連動手段とし
てCPU25による制御を用いているが、本発明におい
ては、たとえば、開閉ゲート16の開閉動作を、スクリ
ューフィーダ3の駆動および停止と、リンク部材などを
設けて機械的構成によって、連動させるようにしてもよ
い。
【0058】また、上記の説明では、定量供給手段とし
て、スクリューフィーダ3を用いているが、本発明にお
いては、たとえば、電磁フィーダなどを用いてもよい。
【0059】また、上記の説明では、開閉手段として、
供給口10に対して開閉ゲート16をスライド自在に設
けたが、本発明においては、たとえば、開閉ゲートを、
供給口10の一側部においてヒンジ部材を介して回動可
能に設けてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、供給動作の終了時に、供給口から粉粒体が
こぼれ落ちることを画一的に阻止することができ、供給
動作の終了時における粉粒体の供給を安定化させて、供
給精度の向上を図ることができる。そのため、供給量が
少ない場合であっても、誤差が小さく、供給動作毎の供
給ぶれを少なくすることができる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、開閉手段
の閉動作時以後の供給口からの粉粒体のこぼれ落ちが画
一的に阻止されるので、供給動作の終了時における粉粒
体の供給を安定化させることができ、供給精度の向上を
図ることができる。
【0062】請求項3に記載の発明によれば、定量供給
手段の駆動と開閉手段の開閉動作とを連動させるための
格別な機械的構成を必要とせず、簡易かつ低コストで、
これらを確実に連動させることができる。
【0063】請求項4に記載の発明によれば、より一
層、精度良く粉粒体を定量供給することができ、また、
定量供給手段を十分に支持して、振動などによる供給精
度の誤差を有効に防止することができるとともに、定量
供給装置の長さを十分にとって、装置設計上および装置
設置上の自由度を拡大することができる。
【0064】請求項5に記載の発明によれば、確実な開
閉動作によって、より一層、精度の良い定量供給を達成
することができる。
【0065】請求項6に記載の発明によれば、より一
層、確実な閉動作を確保することができ、より一層、精
度の良い定量供給を達成することができる。
【0066】請求項7に記載の発明によれば、より一
層、精度良く粉粒体を定量供給することができ、また、
定量供給手段を十分に支持して、振動などによる供給精
度の誤差を有効に防止することができるとともに、定量
供給装置の長さを十分にとって、装置設計上および装置
設置上の自由度を拡大することができる。しかも、確実
な開閉動作によって、より一層、精度の良い定量供給を
達成することができる。
【0067】請求項8に記載の発明によれば、より一
層、確実な閉動作を確保することができ、より一層、精
度の良い定量供給を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉粒体の定量供給装置の一実施形態を
示す側断面図である。
【図2】図1の要部側断面図(供給口の閉状態)であ
る。
【図3】図1の要部側断面図(供給口の開状態)であ
る。
【図4】供給動作における各部のタイミング図である。
【図5】従来の定量供給装置を示す、概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 定量供給装置 2 ホッパ 3 スクリューフィーダ 10 供給口 16 開閉ゲート 25 CPU 27 ROM 28 受入空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を収容する容器部と、前記容器部
    に収容される粉粒体を定量で供給するための定量供給手
    段とを備える定量供給装置において、 前記容器部には、粉粒体を供給するための供給口と、前
    記供給口を開閉するための開閉手段が設けられており、 前記開閉手段の開閉動作を、前記定量供給手段の駆動お
    よび停止と連動させるための開閉連動手段を備えている
    ことを特徴とする、定量供給装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉連動手段は、前記定量供給手段
    の停止時に、前記開閉手段を閉動作させることを特徴と
    する、請求項1に記載の定量供給装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉連動手段が、前記定量供給手段
    の駆動と前記開閉手段の開閉動作とを制御する制御装置
    に設けられていることを特徴とする、請求項1または2
    に記載の定量供給装置。
  4. 【請求項4】 前記供給口が、下向きに開口形成されて
    いることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに
    記載の定量供給装置。
  5. 【請求項5】 前記開閉手段が前記供給口に対して、ス
    ライド自在に設けられていることを特徴とする、請求項
    4に記載の定量供給装置。
  6. 【請求項6】 前記容器部は、前記供給口の上方に、前
    記開閉手段の閉動作時に粉粒体を受け入れるための受入
    空間が形成されるように、形成されていることを特徴と
    する、請求項5に記載の定量供給装置。
  7. 【請求項7】 粉粒体を収容する容器部と、前記容器部
    に収容される粉粒体を定量で供給するための定量供給手
    段とを備える定量供給装置において、 前記容器部には、粉粒体を供給するための供給口が、下
    方に向かって開口形成されるとともに、 前記供給口を開閉するための開閉手段が、前記供給口に
    対してスライド自在に設けられていることを特徴とす
    る、定量供給装置。
  8. 【請求項8】 前記容器部は、前記供給口の上方に、前
    記開閉手段の閉動作時に粉粒体を受け入れるための受入
    空間が形成されるように、形成されていることを特徴と
    する、請求項7に記載の定量供給装置。
JP2001034836A 2001-02-13 2001-02-13 粉粒体の定量供給装置 Pending JP2002240958A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001034836A JP2002240958A (ja) 2001-02-13 2001-02-13 粉粒体の定量供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001034836A JP2002240958A (ja) 2001-02-13 2001-02-13 粉粒体の定量供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002240958A true JP2002240958A (ja) 2002-08-28

Family

ID=18898370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001034836A Pending JP2002240958A (ja) 2001-02-13 2001-02-13 粉粒体の定量供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002240958A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010155670A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Sanwa Sangyo Kk 粉体送給機
CN112945361A (zh) * 2021-03-12 2021-06-11 四川仲玛智造科技有限公司 一种振动式精准称量设备
CN113620058A (zh) * 2021-08-13 2021-11-09 漳州迈邦自动化设备有限公司 一种内粉机

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07121767A (ja) * 1993-10-26 1995-05-12 Kubota Corp 自動販売機の原料払出装置
JPH09104517A (ja) * 1995-10-06 1997-04-22 Sumitomo Metal Ind Ltd 分配型搬送装置
JPH10109758A (ja) * 1996-10-01 1998-04-28 Izumi Kogyo Kk 粉状材料の簡易分配装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07121767A (ja) * 1993-10-26 1995-05-12 Kubota Corp 自動販売機の原料払出装置
JPH09104517A (ja) * 1995-10-06 1997-04-22 Sumitomo Metal Ind Ltd 分配型搬送装置
JPH10109758A (ja) * 1996-10-01 1998-04-28 Izumi Kogyo Kk 粉状材料の簡易分配装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010155670A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Sanwa Sangyo Kk 粉体送給機
CN112945361A (zh) * 2021-03-12 2021-06-11 四川仲玛智造科技有限公司 一种振动式精准称量设备
CN112945361B (zh) * 2021-03-12 2022-09-23 四川仲玛智造科技有限公司 一种振动式精准称量设备
CN113620058A (zh) * 2021-08-13 2021-11-09 漳州迈邦自动化设备有限公司 一种内粉机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN204623881U (zh) 均料装置
CN101189495A (zh) 称重设备
CN110921356A (zh) 一种称重给料装置及物料处理系统
WO2020184632A1 (ja) 組合せ計量装置
JP6637300B2 (ja) 粉体送給装置
US6951141B2 (en) Measuring method and measuring apparatus
JP2002240958A (ja) 粉粒体の定量供給装置
JP2014061988A (ja) 粉粒体供給装置
EP2923972B1 (en) A feeder system for feeding items
JP4786606B2 (ja) 成形機の材料供給装置
JP7105484B2 (ja) 粉粒体材料の供給装置
CN212314956U (zh) 一种称重给料装置及物料处理系统
JP2012086912A (ja) 紛体供給装置
JP5926117B2 (ja) 粉体供給装置
JP6725780B2 (ja) 粉粒体の定量フィーダ装置およびその制御方法
CN111068539A (zh) 粉粒体材料的供给装置及粉粒体材料的供给方法
JP2702550B2 (ja) 親子スクリューフィーダ
CN210981466U (zh) 连续计量机
US20210010850A1 (en) Feed plate and beam stabilizer for a granular material weighing system
CN215287142U (zh) 一种复合型粉体进料系统
CN220282894U (zh) 一种磁钢高精度自动配料装置
JP6698987B2 (ja) 粒状原料連続供給装置
JP5841364B2 (ja) 粉体供給装置
CN213833369U (zh) 螺旋输送装置和装钵设备
CN211812414U (zh) 粉体计量装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101130