JP2002240814A - 帯電防止性に優れた合成樹脂製容器 - Google Patents
帯電防止性に優れた合成樹脂製容器Info
- Publication number
- JP2002240814A JP2002240814A JP2001038306A JP2001038306A JP2002240814A JP 2002240814 A JP2002240814 A JP 2002240814A JP 2001038306 A JP2001038306 A JP 2001038306A JP 2001038306 A JP2001038306 A JP 2001038306A JP 2002240814 A JP2002240814 A JP 2002240814A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- synthetic resin
- layer
- container
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 title claims abstract description 49
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 title claims abstract description 49
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 60
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 60
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 49
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 49
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 34
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims abstract description 17
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 15
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 6
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims description 6
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000004332 silver Substances 0.000 claims description 6
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 claims description 6
- 239000002216 antistatic agent Substances 0.000 abstract description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 8
- 230000005611 electricity Effects 0.000 abstract description 5
- 230000003068 static effect Effects 0.000 abstract description 5
- 239000000428 dust Substances 0.000 abstract description 4
- 238000013329 compounding Methods 0.000 abstract 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 abstract 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 84
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 15
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 12
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 12
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 12
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 10
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 10
- 229920000219 Ethylene vinyl alcohol Polymers 0.000 description 9
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 9
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 9
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 7
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 7
- UFRKOOWSQGXVKV-UHFFFAOYSA-N ethene;ethenol Chemical compound C=C.OC=C UFRKOOWSQGXVKV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 239000004715 ethylene vinyl alcohol Substances 0.000 description 7
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 7
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 5
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 4
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 4
- 230000000844 anti-bacterial effect Effects 0.000 description 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 3
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 3
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 3
- 238000010348 incorporation Methods 0.000 description 3
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 3
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 3
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003796 beauty Effects 0.000 description 2
- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 description 2
- UBAZGMLMVVQSCD-UHFFFAOYSA-N carbon dioxide;molecular oxygen Chemical compound O=O.O=C=O UBAZGMLMVVQSCD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 239000002932 luster Substances 0.000 description 2
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 101100219325 Phaseolus vulgaris BA13 gene Proteins 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 239000000551 dentifrice Substances 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 239000002648 laminated material Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000004584 weight gain Effects 0.000 description 1
- 235000019786 weight gain Nutrition 0.000 description 1
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
久性の低下や重量増しを最小限に抑えつつ、容器本体の
表面全体に対して均等な帯電防止効果が得られる帯電防
止性に優れた合成樹脂製容器を提供する。 【解決手段】 本発明であるボトル容器10は、合成樹
脂製の容器本体11からなる容器であって、容器本体1
1は、静電気による塵や埃などによる汚れを防止するた
め、粒径が0.1〜300μmになる導電性金属mの超
微粉末を主材料の合成樹脂Srに対して0.5〜20体
積%で配合した帯電防止樹脂Sr(c)よりなる。
Description
する帯電防止効果に優れた合成樹脂製容器に関するもの
である。
により塵や埃などを付着させる問題がある。このため、
従来から、例えば、特開昭53−79684号公報に記
載の如く、容器本体の最外層に帯電防止剤を含む合成樹
脂層を形成する容器がある。
の容器は、容器本体の基本的な機能、例えば、容器の強
度や耐久性を損なわないようにするため、添加剤として
の帯電防止剤に偏りが生じないように主材料の合成樹脂
に対して帯電防止剤を均等に混合させる必要がある。し
かも、帯電防止剤の比重が合成樹脂の比重に比べて重い
場合は、容器の重量増しという問題を考慮しなければな
らない。
になされたものであって、帯電防止剤を配合することに
よる強度や耐久性の低下や重量増しを最小限に抑えつ
つ、容器本体の表面全体に対して均等な帯電防止効果が
得られる合成樹脂製容器を提供することを目的とする。
ため、第1発明に係る、帯電防止性に優れた合成樹脂製
容器は、合成樹脂製の容器本体からなる容器であって、
前記容器本体は、粒径が0.1〜300μmになる導電
性金属の超微粉末を主材料の合成樹脂に対して0.5〜
20体積%で配合した帯電防止樹脂よりなることを特徴
とするものである。
電性金属の放電効果によって防止されるため、容器本体
に付着した塵や埃などによる汚れを防止することができ
る。また第1発明において、導電性金属の超微粉末の粒
径を0.1〜300μmとすると共に、主材料の合成樹
脂に対して導電性金属の超微粉末を0.5〜20体積%
で配合したのは、帯電防止剤を配合することによる強度
や耐久性の低下や重量増しを最小限に抑えるためであ
る。
径および配合割合を特定することにより、帯電防止剤を
配合することによる強度や耐久性の低下や重量増しを最
小限に抑えつつ、容器本体の表面全体に対して均等な帯
電防止効果が得られる。加えて第1発明によれば、主材
料の合成樹脂に対して導電性金属の超微粉末を配合する
ことにより、容器本体に対して真珠のような光沢感を得
ることができ、容器の美観を高めることができる。
第1発明において、前記容器本体は、多層構造からな
り、その最外層が前記帯電防止樹脂であることが好まし
い。
他層の材料を変更することにより、帯電防止剤を配合す
ることによる強度や耐久性の低下や重量増しを容器の用
途に応じて効果的に抑えることができる。
第1発明または第2発明において、前記導電性金属は、
アルミニウム、銀、銅、ニッケル、ステンレス、鉄のう
ちの少なくとも1種類であることが好ましい。
ルミニウムである場合、容器本体を安価且つ容易に製造
することができると共に、さらなる軽量化を図ることが
できる。また、導電性金属が銀または銅である場合、抗
菌性に優れるため、容器本体が衛生的である。さらに、
導電性金属がステンレスである場合、高い強度に加えて
耐腐食性にも優れるため、さらなる耐久性の向上が図れ
る。加えて、導電性金属が鉄である場合、容器本体を安
価且つ容易に製造することができる。また導電性金属
は、ニッケルであってもよい。
付図面に基づき詳細に説明する。
ル容器10を、容器本体11からスクリューキャップ1
2を取り外した状態で示した斜視図であり、図2は、図
1の容器本体11の一部拡大断面図である。
樹脂製の容器本体11を有し、この容器本体11の口部
11aに対してキャップ12が、例えば、スクリュー嵌
合などによって着脱自在に取り付けられている。
如く、例えば、PE(ポリエチレン)樹脂、PP(ポリ
プロピレン)樹脂やPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)樹脂などからなる熱可塑性プラスチックなどの合成
樹脂Srを主材料とし、この合成樹脂Srに対して粒径が
0.1〜300μmになる導電性金属mの超微粉末を
0.5〜20体積%で配合した帯電防止樹脂Sr(C)から
なる単層構造である。
電気は、導電性金属mの放電効果によって防止されるた
め、容器本体11に付着した塵や埃などによる汚れを防
止することができる。これは、容器本体11の色彩がホ
ワイト系である場合に有効である。また本実施形態にお
いて、導電性金属mの超微粉末の粒径を0.1〜300
μmとすると共に、主材料の合成樹脂Srに対して導電
性金属mの超微粉末を0.5〜20体積%で配合したの
は、帯電防止剤を配合することによる強度や耐久性の低
下や重量増しを最小限に抑えるためである。
mの粒径および配合割合を特定したことにより、帯電防
止剤を配合することによる強度や耐久性の低下や重量増
しを最小限に抑えつつ、容器本体11の表面全体に対し
て均等な帯電防止効果が得られる。加えて第1実施形態
によれば、主材料の合成樹脂Srに対して導電性金属m
の超微粉末を配合することにより、容器本体11に対し
て真珠のようなパール感(光沢感)を得ることができ、
容器本体11の美観を高めることができる。
は、容器本体11が単層構造であったが、本発明に係る
合成樹脂製容器は、後述の第2〜第6実施形態で説明の
如く、容器本体が多層構造からなり、その最外層が帯電
防止樹脂Sr(C)であることが好ましい。
ル容器20であって、キャップ22を取り外した状態の
容器本体21の一部拡大断面図である。
如く、容器本体21の最も内側から順次、主材料(以
下、バージンという)層Lv、帯電防止樹脂層Lcを配し
た2層構造からなる。
る主材料の合成樹脂Srであり、例えば、熱可塑性プラ
スチックであるPE(ポリエチレン)樹脂、PP(ポリ
プロピレン)樹脂やPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)樹脂などからなり、容器本体11の内部から最も近
い最内層を構成する。
様、粒径が0.1〜300μmになる導電性金属mの超
微粉末を主材料の合成樹脂Srに対して0.5〜20体
積%で配合した帯電防止樹脂Sr(C)からなり、容器本体
21の内部から最も遠い最外層を構成する。
ル容器30であって、キャップ32を取り外した状態の
容器本体31の一部拡大断面図である。
如く、容器本体31の最も内側から順次、バージン層L
v、再生層Lr、帯電防止樹脂層Lcを配した3層構造か
らなる。
実施形態と同様に、容器本体31を構成する主材料の合
成樹脂Srであり、例えば、熱可塑性プラスチックであ
るPE樹脂、PP樹脂やPET樹脂などからなる。
ックであるPE樹脂・PP樹脂・PET樹脂など及びそ
れらの積層品としてナイロン・EVOH(エチレンビニ
ールアルコール共重合体)などのバリアー材料や変性ポ
リオレフィンなどの接着材料からなり、成形不良製品や
破砕品となるテイル・モイル部(例えば、ダイレクトブ
ロー成形時において、その金型間から下方向または上方
向に押し出された余肉部分)の有効利用及び、環境問題
に対応するためのリサイクル材料を使用するための合成
樹脂Rである。
様に、粒径が0.1〜300μmになる導電性金属mの
超微粉末を主材料の合成樹脂Srに対して0.5〜20
体積%で配合した帯電防止樹脂Sr(C)からなり、容器本
体31の内部から最も外側にある最外層を構成する。
ル容器40であって、キャップ42を取り外した状態の
容器本体41の一部拡大断面図である。
如く、容器本体41の最も内側から順次、バージン層L
v、バリアー層Lb、再生層Lr、帯電防止樹脂層Lcを配
した4層構造からなる。
実施形態と同様に、容器本体41を構成する主材料の合
成樹脂Srであり、例えば、熱可塑性プラスチックであ
るPE樹脂、PP樹脂やPET樹脂などからなる。
スチックであるEVOH(エチレンビニールアルコール
共重合体)やナイロンなどからなり、酸素・炭酸ガス・
水分などの透過を防止して内容物を保護するための合成
樹脂Bである。
形不良製品や破砕品となるテイル・モイル部の有効利用
及び、環境問題に対応するためのリサイクル材料を使用
するための合成樹脂Rであり、例えば、熱可塑性プラス
チックであるPE樹脂・PP樹脂・PET樹脂など及び
それらの積層品としてナイロン・EVOHなどのバリア
ー材料や変性ポリオレフィンなどの接着材料からなる。
様に、粒径が0.1〜300μmになる導電性金属mの
超微粉末を主材料の合成樹脂Srに対して0.5〜20
体積%で配合した帯電防止樹脂Sr(C)からなり、容器本
体41の内部から最も外側にある最外層を構成する。
ル容器50であって、キャップ52を取り外した状態の
容器本体51の一部拡大断面図である。
如く、容器本体51の最も内側から順次、バージン層L
v、接着層La(1)、バリアー層Lb、接着層La(2)、再生
層Lr、帯電防止樹脂層Lcを配した6層構造からなる。
実施形態と同様に、容器本体51を構成する主材料の合
成樹脂Srであり、例えば、熱可塑性プラスチックであ
るPE樹脂、PP樹脂やPET樹脂などからなる。
リアー層Lb間を接着させるための接着剤A1からな
る。
に、酸素・炭酸ガス・水分などの透過を防止して内容物
を保護するための合成樹脂Bであり、例えば、熱可塑性
プラスチックであるEVOHやナイロンなどからなる。
生層Lr間を接着させるための接着剤A2からなる。
形不良製品や破砕品となるテイル・モイル部の有効利用
及び、環境問題に対応するためのリサイクル材料を使用
するための合成樹脂Rであり、例えば、熱可塑性プラス
チックであるPE樹脂・PP樹脂・PET樹脂などおよ
びそれらの積層品としてナイロン・EVOHなどのバリ
アー材料や変性ポリオレフィンなどの接着材料からな
る。
様に、粒径が0.1〜300μmになる導電性金属mの
超微粉末を主材料の合成樹脂Srに対して0.5〜20
体積%で配合した帯電防止樹脂Sr(C)からなり、容器本
体51の内部から最も外側にある最外層を構成する。
ル容器60であって、キャップ62を取り外した状態の
容器本体61の一部拡大断面図である。
如く、容器本体61の最も内側から順次、バージン層L
v、接着層La(1)、バリアー層Lb、再生層Lr、着色層
Ld、帯電防止樹脂層Lcを配した6層構造からなる。
実施形態と同様に、容器本体61を構成する主材料の合
成樹脂Srであり、例えば、熱可塑性プラスチックであ
るPE樹脂、PP樹脂やPET樹脂などからなる。
バージン層Lvおよびバリアー層Lb間を接着させるため
の接着剤A1からなる。
に、酸素・炭酸ガス・水分などの透過を防止して内容物
を保護するための合成樹脂Bであり、例えば、熱可塑性
プラスチックであるEVOHやナイロンなどからなる。
形不良製品や破砕品となるテイル部またはモイル部の有
効利用及び、環境問題に対応するためのリサイクル材料
を使用するための合成樹脂Rであり、例えば、熱可塑性
プラスチックであるPE樹脂・PP樹脂・PET樹脂な
どおよびそれらの積層品としてナイロン・EVOHなど
のバリアー材料や変性ポリオレフィンなどの接着材料か
らなる。
るため色付けまたは模様付けされた加飾部Dであり、こ
の加飾部Dは、例えば、色彩を施した合成樹脂やシート
材からなる。
様に、粒径が0.1〜300μmになる導電性金属mの
超微粉末を主材料の合成樹脂Srに対して0.5〜20
体積%で配合した帯電防止樹脂Sr(C)からなり、容器本
体61の内部から最も外側にある最外層を構成する。
脂層Lcを除く他層(バージン層Lv、接着層La(1)、接
着層La(2)、バリアー層Lb、再生層Lr、着色層Ld)
の材料を変更することにより、帯電防止剤を配合するこ
とによる強度や耐久性の低下や重量増しを容器の用途に
応じて効果的に抑えることができる。
属mは、導電性能の良好な金属であればよいが、特に、
アルミニウム、銀、銅、ニッケル、ステンレス、鉄のう
ちの少なくとも1種類、つまり、これら金属のうちの1
種類のみを使用した単体のもの、または、これら金属を
組み合せて併用したものであることが好ましい。これら
の金属を用いることにより、具体的には、以下のような
利点がある。
合、容器本体11(21,31,41,51,61)を
安価且つ容易に製造することができると共に、さらなる
軽量化を図ることができる。また、導電性金属mが銀ま
たは銅である場合、抗菌性に優れるため、容器本体11
(21,31,41,51,61)が衛生的である。さ
らに、導電性金属mがステンレスである場合、高い強度
に加えて耐腐食性にも優れるため、さらなる耐久性の向
上が図れる。加えて、導電性金属mが鉄である場合、容
器本体11(21,31,41,51,61)を安価且
つ容易に製造することができる。また導電性金属mは、
ニッケルであってもよい。
態を示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲にお
いて、種々の変更を加えることができる。例えば、本発
明に係る合成樹脂製容器は、シート成形、ブロー成形、
押し出し成形などの一般的な加工で成形することができ
ることから、ボトル容器に限らず、歯磨き剤などを充填
するチューブ容器に適用してもよい。また、導電性金属
mの粒径に関しては、その製造上の見地から、1〜10
0μmになるものが特に好ましい。なお、キャップ12
(22,32,42,52,62)も、スクリューキャ
ップに限らず、容器本体の口部11a(21a,31
a,41a,51a,61a)の形態に応じて様々な形
態のものが使用可能である。
明によれば、容器本体は、粒径が0.1〜300μmに
なる導電性金属の超微粉末を主材料の合成樹脂に対して
0.5〜20体積%で配合して導電性金属の粒径および
配合割合を特定した帯電防止樹脂よりなるから、帯電防
止剤を配合することによる強度や耐久性の低下や重量増
しを最小限に抑えつつ、容器本体の表面全体に対して均
等な帯電防止効果が得られる。加えて第1発明によれ
ば、主材料の合成樹脂に対して導電性金属の超微粉末を
配合することにより、容器本体に対して真珠のような光
沢感を得ることができ、容器の美観を高めることができ
る。
他層の材料を変更することにより、帯電防止剤を配合す
ることによる強度や耐久性の低下や重量増しを容器の用
途に応じて効果的に抑えることができる。
ミニウムである場合、安価且つ容易に製造することがで
き、さらなる軽量化を図ることができる。また、導電性
金属が銀または銅である場合、抗菌性に優れるため、容
器本体が衛生的である。さらに、導電性金属がステンレ
スである場合、高い強度に加えて耐腐食性にも優れるた
め、さらなる耐久性の向上が図れる。加えて、導電性金
属が鉄である場合、容器本体を安価且つ容易に製造する
ことができる。また導電性金属は、ニッケルであっても
よい。
器本体からスクリューキャップを取り外した状態で示し
た斜視図である。
である。
て、キャップを取り外した状態の容器本体の一部拡大断
面図である。
て、キャップを取り外した状態の容器本体の一部拡大断
面図である。
て、キャップを取り外した状態の容器本体の一部拡大断
面図である。
て、キャップを取り外した状態の容器本体の一部拡大断
面図である。
て、キャップを取り外した状態の容器本体の一部拡大断
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂製の容器本体からなる容器であ
って、 前記容器本体は、粒径が0.1〜300μmになる導電
性金属の超微粉末を主材料の合成樹脂に対して0.5〜
20体積%で配合した帯電防止樹脂よりなることを特徴
とする、帯電防止性に優れた合成樹脂製容器。 - 【請求項2】 前記容器本体は、多層構造からなり、そ
の最外層が前記帯電防止樹脂である請求項1に記載の合
成樹脂製容器。 - 【請求項3】 前記導電性金属は、アルミニウム、銀、
銅、ニッケル、ステンレス、若しくは鉄のうちの少なく
とも1種類である請求項1または2に記載の合成樹脂製
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001038306A JP2002240814A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 帯電防止性に優れた合成樹脂製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001038306A JP2002240814A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 帯電防止性に優れた合成樹脂製容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002240814A true JP2002240814A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18901308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001038306A Pending JP2002240814A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 帯電防止性に優れた合成樹脂製容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002240814A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018008668A1 (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 千住金属工業株式会社 | 容器及びパッケージ |
-
2001
- 2001-02-15 JP JP2001038306A patent/JP2002240814A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018008668A1 (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 千住金属工業株式会社 | 容器及びパッケージ |
JPWO2018008668A1 (ja) * | 2016-07-08 | 2018-10-18 | 千住金属工業株式会社 | 容器及びパッケージ |
TWI657016B (zh) * | 2016-07-08 | 2019-04-21 | 日商千住金屬工業股份有限公司 | 容器及封裝 |
US10781026B2 (en) | 2016-07-08 | 2020-09-22 | Senju Metal Industry Co., Ltd. | Container and package |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2011033928A1 (ja) | 外観特性の優れた多層プラスチック容器 | |
JP3510692B2 (ja) | 臭気発散性製品成分の包装用熱可塑性多層エチレンポリマーシート | |
US20140147608A1 (en) | Container constructions | |
WO2005115755A1 (ja) | 積層成形体 | |
JP6181888B2 (ja) | 加飾用樹脂組成物及び該組成物を用いて形成されたメタリック層を有する多層ダイレクトブローボトル | |
JP6215479B2 (ja) | 多層ダイレクトブローボトル及びその製造方法 | |
WO2001014123A1 (en) | Squeezable multilayered container | |
JPH0617136B2 (ja) | ガスバリヤ−性に優れた2軸配向容器 | |
JP5453879B2 (ja) | 積層体およびそれを用いたチューブ容器 | |
JP2002240814A (ja) | 帯電防止性に優れた合成樹脂製容器 | |
WO2018221190A1 (ja) | 加飾多層押出ブローボトル | |
JP2001038861A (ja) | ラミネートチューブ用積層フィルム | |
JPH07241966A (ja) | 遮光性フィルム及びその用途 | |
JP2970292B2 (ja) | 多層プラスチック容器 | |
JP2982274B2 (ja) | フロスト状多層プラスチック容器及びその製法 | |
JPH0667376U (ja) | 抗菌性容器 | |
JP4377287B2 (ja) | 多層シート及び当該多層シートからなる包装体 | |
JPH11221891A (ja) | チューブ容器 | |
CN109641674B (zh) | 装饰多层挤出吹塑成形瓶 | |
JP2001048149A (ja) | 樹脂製ブロー容器 | |
JPS6034458B2 (ja) | 多層容器 | |
JP2001031053A (ja) | ラベル付き樹脂ボトル | |
JP2003104350A (ja) | 多層ブロー成形ボトル | |
JP3052518U (ja) | 合成樹脂製収納ケース | |
JPH08309836A (ja) | 多層プラスチック中空成形容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040930 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070123 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070326 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20070326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070508 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070918 |