JP2002237192A - 負昇圧回路及び不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

負昇圧回路及び不揮発性半導体記憶装置

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JP2002237192A JP2001032656A JP2001032656A JP2002237192A JP 2002237192 A JP2002237192 A JP 2002237192A JP 2001032656 A JP2001032656 A JP 2001032656A JP 2001032656 A JP2001032656 A JP 2001032656A JP 2002237192 A JP2002237192 A JP 2002237192A
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知典 片岡
Yoichi Nishida
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Tomoo Kimura
智生 木村
Masaru Kawai
賢 河合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負昇圧回路、特に不揮発性半導体記憶装置に
用いられる負昇圧回路の昇圧効率を向上する。 【解決手段】 逆相のクロックで動作する2列n段の昇
圧セル列からなり、i段目の昇圧セル内のN型MOSト
ランジスタのバックゲートは対面する昇圧セル列のi+
1段目の昇圧セルの出力と接続され、上記N型MOSト
ランジスタのバックゲートとドレイン間のPN接合が順
バイアスになることを防ぎ、寄生バイポーラトランジス
タの動作を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源電圧より負電
圧の昇圧電圧を生成する負昇圧回路に関し、特に、不揮
発性半導体記憶装置の昇圧電源回路に組み込まれた負昇
圧回路と、その不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置であるフラッシ
ュメモリ、あるいはEEPROMは、単一電源化のため
にオンチップで電源電圧の昇圧及び負電圧生成を行って
おり、書き込み、消去等に必要な電圧を供給する内部電
圧発生回路が内蔵されている。この内部電圧発生回路
は、半導体集積回路における電源電圧の低電圧化、省電
力化に伴って、高効率化が求められている。負昇圧回路
の従来例としては、例えば、特開平11−265593
号公報が挙げられる。
【0003】図15は、従来の負昇圧回路の一構成例を
示し、図16は負昇圧回路の入力クロック波形を示して
いる。図15において、M1〜M5はN型MOSトラン
ジスタであり、C1〜C4は昇圧容量である。N型MO
SトランジスタM1〜M5はそれぞれダイオード接続さ
れ、バックゲートをドレインに接続し、それらは直列接
続されている。このトランジスタ列の一端であるN型M
OSトランジスタM1のソースは接地電位VSSに、ト
ランジスタ列の他端であるN型MOSトランジスタM5
のドレインは負電圧出力端に接続されている。また、昇
圧容量C1の一端はN型MOSトランジスタM1のドレ
インに接続され、その他端には昇圧クロックCLK1が
入力される。昇圧容量C2の一端はN型MOSトランジ
スタM2のドレインに接続され、その他端には昇圧クロ
ックCLK2が入力される。同様に昇圧容量C3は一端
をN型MOSトランジスタM3のドレインに接続して、
他端には昇圧クロックCLK1が入力され、昇圧容量C
4は一端をN型MOSトランジスタM4のドレインに接
続して、他端を昇圧クロックCLK2が入力される。
【0004】このように構成された従来の負昇圧回路に
ついて、以下その動作を説明する。入力端子には図16
に示されるように、互いに逆相の昇圧クロックCLK
1、CLK2が入力され、隣接する昇圧容量は、互いに
逆相のクロックで駆動されている。例えば、一つのN型
MOSトランジスタM2に着目して、昇圧クロックCL
K1がL、昇圧クロックCLK2がHの場合、ノードN
2はノードN1より高電位になり、ダイオード接続のN
型MOSトランジスタM2が順バイアスとなって昇圧容
量C2から昇圧容量C1の向きで電流が流れ、昇圧容量
C1と昇圧容量C2との間で電荷の受け渡しが起こり、
N型MOSトランジスタM2のドレインの電位が引き下
げられる。それに対して、昇圧クロックCLK1がH、
昇圧クロックCLK2がLの場合、ノードN2はノード
N1より低電位になり、ダイオード接続のN型MOSト
ランジスタM2が逆バイアスとなるため電流は流れず、
電荷の受け渡しは行なわれない。この電荷の受け渡しの
動作が繰り返されることによりノードN2の電位は引き
下げられる。つまり、従来の負昇圧回路は、各N型MO
SトランジスタM1〜M5において上述したような動作
が行なわれる結果、出力端子VBBから接地電位VSS
より低電位、すなわち負電圧が出力されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の負昇圧回路において、N型MOSトランジスタM1
〜M5は、図17に示されるように、P型基板上にNウ
ェルを形成して、さらにその中にPウェルを形成し、そ
の上にトランジスタMiを形成する、トリプルウェル構
造上に形成されており、この構成によりN型MOSトラ
ンジスタのバックゲートとドレインを接続することが可
能となっている。
【0006】しかし、このトリプルウェル構造において
は図17に示した寄生NPNバイポーラトランジスタQ
iが内包されており、ベースとなるPウェルとエミッタ
となるN型拡散層が順バイアスとなると、コレクタとな
るNウェルの電源電圧VDDより電流が流れ込むことに
なる。これは、各ノードN1〜N4及び、出力電圧VB
Bの電位を上昇させることになり、負昇圧回路の効率が
低下するという課題を有していた。本発明は、上記課題
を解消するためになされたものであり、昇圧効率を向上
した負昇圧回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載の負昇圧回路は、直列接続
された複数の昇圧セル列からなる昇圧セルを並行に2列
備えた負昇圧回路であって、上記昇圧セルは一つあるい
は複数のN型MOSトランジスタと、一つあるいは複数
の昇圧容量とを備え、上記昇圧容量の一端には昇圧クロ
ックが入力され、対面する上記昇圧セル列の昇圧セルに
は互いに逆相の昇圧クロックが入力され、上記昇圧セル
内の少なくとも一つのN型MOSトランジスタのバック
ゲート端子を、対面する上記昇圧セル列の昇圧セルより
1段後段の上記昇圧セルの出力端と接続するものであ
る。
【0008】また、本発明の請求項2に記載の負昇圧回
路は、請求項1記載の負昇圧回路において、上記昇圧セ
ル列の最終段セルは、ゲートとドレインとを接続したダ
イオード接続で、ソースを上記最終段セルの入力端に接
続し、ドレインを上記負昇圧回路の出力端とした第1の
N型MOSトランジスタと、ゲートとドレインとを接続
したダイオード接続で、ソースを上記最終段セルの入力
端に接続し、バックゲートをドレインに接続した第2の
N型MOSトランジスタと、一端を上記第2のN型MO
Sトランジスタのドレインに接続し、他端を上記昇圧ク
ロックの入力端とした昇圧容量とを備え、上記第2のN
型MOSトランジスタのドレインをバックバイアス出力
端とし、対面する上記昇圧セル列の1段前段の昇圧セル
内のN型MOSトランジスタのバックゲート端子に該バ
ックバイアス出力端を接続し、上記第1のN型MOSト
ランジスタのバックゲートを対面する上記昇圧セル列の
最終段セルのバックバイアス出力端に接続するものであ
る。
【0009】また、本発明の請求項3に記載の負昇圧回
路は、請求項1または請求項2に記載の負昇圧回路にお
いて、上記昇圧セルは、一つのN型MOSトランジスタ
と一つの昇圧容量とを備え、上記N型MOSトランジス
タは、ゲートとドレインとを接続したダイオード接続
で、ソースを上記昇圧セルの入力端、ドレインを上記昇
圧セルの出力端、バックゲートをバックバイアス入力端
とし、上記昇圧容量の一端を上記N型MOSトランジス
タのドレインに接続し、他端を昇圧クロックの入力端と
したものである。
【0010】また、本発明の請求項4に記載の負昇圧回
路は、請求項1または請求項2に記載の負昇圧回路にお
いて、上記昇圧セルは、第1のN型MOSトランジスタ
と第2のN型MOSトランジスタと、第1の昇圧容量と
第2の昇圧容量とを備え、上記第1のN型MOSトラン
ジスタは、ソースを上記昇圧セルの入力端とし、ドレイ
ンを上記昇圧セルの出力端とし、上記第2のN型MOS
トランジスタは、その電流経路の一端を上記第1のN型
MOSトランジスタのドレインと接続し、その電流経路
の他端を上記第1のN型MOSトランジスタのゲートと
接続し、上記第2のN型MOSトランジスタのゲートを
上記第1のN型MOSトランジスタのソースと接続し、
上記第1の昇圧容量は、その一端を上記第1のN型MO
Sトランジスタのドレインに接続し、他端を第1の昇圧
クロック入力端とし、上記第2の昇圧容量は、その一端
を上記第1のN型MOSトランジスタのゲートに接続
し、他端を第2の昇圧クロック入力端としたものであ
る。
【0011】また、本発明の請求項5に記載の負昇圧回
路は、請求項4記載の負昇圧回路において、上記昇圧セ
ル列の初段の昇圧セルの入力端には、上記第1の昇圧ク
ロック入力端に入力される昇圧クロックと逆位相の昇圧
クロックが入力されるものである。
【0012】また、本発明の請求項6に記載の負昇圧回
路は、請求項4または請求項5に記載の負昇圧回路にお
いて、上記昇圧セルの第2の昇圧クロック入力端には、
ブートストラップ回路を介して昇圧された昇圧クロック
が入力されるものである。
【0013】また、本発明の請求項7に記載の負昇圧回
路は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の負昇
圧回路において、該負昇圧回路は、参照電圧に基づいて
定められる検知電圧を求め、当該負昇圧回路から出力さ
れる負電圧と比較して、上記昇圧クロックを制御する昇
圧クロック制御信号を出力する電圧検知回路を備えたも
のである。
【0014】また、本発明の請求項8に記載の負昇圧回
路は、請求項7記載の負昇圧回路において、上記電圧検
知回路は、電源電位につながるカレントミラー回路と、
ソースを接地電位に接続し、ドレインを上記カレントミ
ラー回路の電流入力端に接続した第1のN型MOSトラ
ンジスタと、ゲートとドレインとを上記第1のN型MO
Sトランジスタのゲートに接続した第2のN型MOSト
ランジスタと、一端を当該負昇圧回路の負電圧出力端に
接続し、他端を上記第2のN型MOSトランジスタのソ
ースに接続し、直列接続された一つあるいは複数のダイ
オード接続のN型MOSトランジスタからなるトランジ
スタ列と、第1の入力端を上記第2のN型MOSトラン
ジスタのドレインに接続し、第2の入力端に上記参照電
圧を入力して、上記昇圧クロック制御信号を出力するコ
ンパレータあるいは差動増幅回路とを備え、上記第1の
N型MOSトランジスタ、上記第2のN型MOSトラン
ジスタ、及び上記トランジスタ列のトランジスタサイズ
はいずれも同一なものである。
【0015】また、本発明の請求項9に記載の負昇圧回
路は、請求項7記載の負昇圧回路において、上記電圧検
知回路は、電源電位につながるカレントミラー回路と、
ソースを接地電位に接続し、ドレインを上記カレントミ
ラー回路の電流入力端に接続した第1のN型MOSトラ
ンジスタと、ゲートとドレインとを上記第1のN型MO
Sトランジスタのゲートに接続した第2のN型MOSト
ランジスタと、一端を当該負昇圧回路の負電圧出力端に
接続し、他端を上記第2のN型MOSトランジスタのソ
ースに接続し、直列接続された一つあるいは複数のダイ
オード接続のN型MOSトランジスタからなるトランジ
スタ列と、上記トランジスタ列を構成するいずれかの上
記N型MOSトランジスタのドレインに、一方の電流経
路を接続し、他方の電流経路を当該負昇圧回路の負電圧
出力端に接続した、一つあるいは複数の第3のN型MO
Sトランジスタと、上記検知電圧を選択する電圧選択信
号のレベル変換を行い、上記第3のN型MOSトランジ
スタのゲートに出力する一つあるいは複数のレベルシフ
ト回路と、第1の入力端を上記第2のN型MOSトラン
ジスタのドレインに接続し、第2の入力端に参照電圧を
入力して、上記昇圧クロック制御信号を出力するコンパ
レータあるいは差動増幅回路とを備え、上記第1のN型
MOSトランジスタ、上記第2のN型MOSトランジス
タ、及び上記トランジスタ列のトランジスタサイズはい
ずれも同一とし、当該負昇圧回路の負電圧出力端の電圧
値を上記電圧選択信号により切り換えるものである。
【0016】また、本発明の請求項10に記載の半導体
集積回路は、請求項7ないし請求項8のいずれかに記載
の負昇圧回路を備えた半導体集積回路であって、該半導
体集積回路は、上記参照電圧によって上記負昇圧回路か
ら入力される負電圧を制御し、所定の電圧値の負電圧を
出力するレギュレータ回路を備えたものである。
【0017】また、本発明の請求項11に記載の半導体
集積回路は、請求項9に記載の負昇圧回路を備えた半導
体集積回路であって、該半導体集積回路は、上記参照電
圧及び電圧選択信号によって、該負昇圧回路から入力さ
れる所定の電圧値を制御し、該電圧値より高電位の負電
圧を出力するレギュレータ回路を備えたものである。
【0018】また、本発明の請求項12に記載の不揮発
性半導体記憶装置は、負昇圧回路を備えた不揮発性半導
体記憶装置であって、該負昇圧回路として、請求項6な
いし請求項9のいずれかに記載の負昇圧回路を用いるも
のである。
【0019】また、本発明の請求項13に記載の不揮発
性半導体記憶装置は、負昇圧回路を備えた不揮発性半導
体記憶装置であって、該負昇圧回路として、請求項10
または請求項11に記載の半導体集積回路を用いるもの
である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による負
昇圧回路の回路図である。図1において、11〜14、
21〜24は昇圧セル、15、25は最終段セルであ
り、M11〜M16、M21〜M26はN型MOSトラ
ンジスタであり、C11〜C15、C21〜C25は昇
圧容量である。
【0021】昇圧セル11〜14,21〜24は、ゲー
トとドレインとを接続したダイオード接続のN型MOS
トランジスタM11〜M15,M21〜M26と、昇圧
容量C11〜C15,C21〜C26とからなり、昇圧
容量の一端をN型MOSトランジスタのドレインに接続
し、N型MOSトランジスタのソースを昇圧セルの入力
端、バックゲートをバックバイアス入力端とし、ドレイ
ンを昇圧セルの出力端、昇圧容量の他端を昇圧クロック
入力端としている。
【0022】昇圧セル11〜14と最終段セル15は、
直列接続されて一方の昇圧セル列を形成しており、該昇
圧セル列の入力端である昇圧セル11の入力端は接地電
位VSSに接続し、該昇圧セル列の出力端となる最終段
セル15の出力端を負電圧出力端と接続する。同様に、
昇圧セル21〜24と最終段セル25は、直列接続され
て他方の昇圧セル列を形成しており、該昇圧セル列の入
力端である昇圧セル21の入力端は接地電位VSSに接
続し、該昇圧セル列の出力端となる最終段セル25の出
力端を負電圧出力端と接続する。
【0023】そして、一方の昇圧セル列の奇数段目に該
当する昇圧セル11,13及び最終段セル15の昇圧ク
ロック入力端には昇圧クロックCLK1を入力し、偶数
段目に該当する昇圧セル12,14の昇圧クロック入力
端には昇圧クロックCLK2を入力する。また、他方の
昇圧セル列の奇数段目に該当する昇圧セル21,23及
び最終段セル25の昇圧クロック入力端には昇圧クロッ
クCLK2を入力し、偶数段目に該当する昇圧セル2
2,24の昇圧クロック入力端には昇圧クロックCLK
1を入力する。すなわち、この二つの昇圧セル列は、互
いに逆相の昇圧クロックで動作することになる。
【0024】バックバイアス入力端子は、対面する昇圧
セル列の1段後段の昇圧セルの出力端と接続され、例え
ば、昇圧セル12のバックバイアス入力端は、昇圧セル
23の出力端と接続される。
【0025】最終段セル15は、ゲートとドレインとを
接続し、バックゲートとドレインを接続したN型MOS
トランジスタM15と、ゲートとドレインとを接続した
ダイオード接続のN型MOSトランジスタM16と、昇
圧容量C15とからなり、最終段セル15の入力端はN
型MOSトランジスタM15のソースと、N型MOSト
ランジスタM16のソースに接続され、昇圧容量C15
の一端はN型MOSトランジスタM15のドレインに接
続され、他端を最終段セル15の昇圧クロック入力端と
し、N型MOSトランジスタM16のドレインを最終段
セル15の出力端とし、N型MOSトランジスタM16
のバックゲートを最終段セル15のバックバイアス入力
端とし、N型MOSトランジスタM15のドレインをバ
ックバイアス出力端としている。最終段セル15のバッ
クバイアス入力端は、対面する昇圧セル列の最終段セル
25のバックバイアス出力端に接続されている。なお、
最終段セル25の構成については、最終段セル15の構
成と同様であるので、説明を省略する。
【0026】このように構成された負昇圧回路につい
て、その動作を説明する。図2は、本発明の実施の形態
1による負昇圧回路の昇圧クロックの波形を示す図であ
り、図3は、一つの昇圧セルに注目して各ノードの電圧
波形を示した負昇圧回路の電圧波形図である。
【0027】本実施の形態1における負昇圧回路は、図
2に示す互いに逆相の関係にある昇圧クロックCLK
1、CLK2に従って動作するものであり、また図3に
示す通り、昇圧セルの入力端(細線)と出力端(太線)
については、上記昇圧クロックCLK1とCLK2によ
り駆動されるため、図2の区間D2においては昇圧セル
の入力端が高電位側ならば、その出力端は低電位側にあ
り、また区間D1においては昇圧セルの入力側が低電位
側ならば、その出力端は高電位側にある。この時、昇圧
セル内のダイオード接続したN型MOSトランジスタの
働きにより、区間D1の間のみに電荷の移動が行われ、
出力端の電位が下げられる。この動作が各段の昇圧セル
で行われることにより、負電圧出力端には負昇圧回路の
段数に比例した負電圧VBBが出力される。この動作は
従来の負昇圧回路と同様であるが、本実施の形態1の負
昇圧回路においては、一方の昇圧セル列のバックバイア
ス入力端に、対面する昇圧セル列の1段後段の昇圧セル
の出力端が接続されているため、図3に示すようにN型
MOSトランジスタのバックゲートはドレイン、ソース
より常に低電位となり(点線)、従来の負昇圧回路の課
題であった寄生バイポーラトランジスタの活性化が阻止
されるものである。
【0028】このように、本実施の形態1による負昇圧
回路によれば、対をなす2列の昇圧セル列からなり、互
いに逆相の昇圧クロックで動作し、昇圧セル内のN型M
OSトランジスタのバックゲートを対面する昇圧セル列
の1段後段の出力と接続したので、寄生バイポーラトラ
ンジスタの動作による電荷のロスを抑制することがで
き、昇圧効率の向上を図ることができる。
【0029】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2による負昇圧回路の回路図であり、図5は負昇圧回
路に入力される昇圧クロックの波形を示す図であり、図
6は負昇圧回路の電圧波形図である。
【0030】図4において、31〜34、41〜44は
昇圧セル、35、45は最終段セルであり、M31〜M
36、M51〜M56は第1のN型MOSトランジス
タ、M41〜M44、M61〜M64は第2のN型MO
Sトランジスタであり、また、C31〜C35、C51
〜C55は第1の昇圧容量、C41〜C44、C61〜
C64は第2の昇圧容量である。
【0031】各昇圧セルは、2つのN型MOSトランジ
スタと2つの昇圧容量とを備え、例えば昇圧セル31
は、第1のN型MOSトランジスタであるN型MOSト
ランジスタM31のソースを昇圧セルの入力端に接続
し、ドレインを昇圧セル31の出力端に接続し、第2の
N型MOSトランジスタであるN型MOSトランジスタ
M41の電流経路の一端を昇圧セル31の出力端に接続
し、電流経路の他端をN型MOSトランジスタM31の
ゲートに接続し、N型MOSトランジスタM41のゲー
トを昇圧セル31の入力端に接続し、第1の昇圧容量で
ある昇圧容量C31は、その一端を昇圧セル31の出力
端に接続し、他端を第1の昇圧クロック入力端とし、第
2の昇圧容量である昇圧容量C41はその一端をN型M
OSトランジスタM31のゲートに接続し、他端を第2
の昇圧クロック入力端とし、N型MOSトランジスタM
31とN型MOSトランジスタM41のバックゲートを
互いに接続し、昇圧セル31のバックバイアス入力端と
している。なお、その他の昇圧セルについては、上述し
た昇圧セル31と同じ構成であるので、説明を省略す
る。
【0032】昇圧セル31〜34と最終段セル35は直
列接続されて一方の昇圧セル列を形成し、昇圧セル列の
入力端である昇圧セル31の入力端には昇圧クロックC
LK2を入力し、昇圧セル列の出力端である最終段セル
35の出力端を負電圧出力端と接続する。同様に、昇圧
セル41〜44と最終段セル45は直列接続され他方の
昇圧セル列を形成し、昇圧セル列の入力端である昇圧セ
ル41の入力端を昇圧クロックCLK1の入力端と接続
し、昇圧セル列の出力端である最終段セル45の出力端
を負電圧出力端と接続する。
【0033】さらに、一方の昇圧セル列の奇数段目の昇
圧セル31,33,35における第1の昇圧容量C3
1,C33,C35の一端である第1の昇圧クロック入
力端には昇圧クロックCLK1を入力し、第2の昇圧容
量C41,C43の一端である第2の昇圧クロック入力
端には昇圧クロックCLK3を入力し、偶数段目の昇圧
セル32,34における第1の昇圧容量C32,C34
の一端である第1の昇圧クロック入力端には昇圧クロッ
クCLK2を入力し、第2の昇圧容量C42,C44の
一端である第2の昇圧クロック入力端には昇圧クロック
CLK4を入力している。また、もう一方の昇圧セル列
の奇数段目の昇圧セル41,43,45における第1の
昇圧容量C51,C53,C55の一端である第1の昇
圧クロック入力端には昇圧クロックCLK2を入力し、
第2の昇圧容量C61,C63の一端である第2の昇圧
クロック入力端には昇圧クロックCLK4を入力し、偶
数段目の昇圧セル42,44における第1の昇圧容量C
52,C54の一端である第1の昇圧クロック入力端に
は昇圧クロックCLK1を入力し、第2の昇圧容量C6
2,C64の一端である第2の昇圧クロック入力端には
昇圧クロックCLK3を入力する。すなわち、この二つ
の昇圧セル列は、互いに逆相の昇圧クロックで動作する
ことになる。
【0034】バックバイアス入力端は、対面する昇圧セ
ル列の1段後段の昇圧セルの出力と接続され、例えば、
昇圧セル32のバックバイアス入力端は、昇圧セル43
の出力端と接続される。
【0035】各最終段セル35,45は、上述した実施
の形態1の負昇圧回路の最終段セルと同じ構成であり、
例えば最終段セル35は、ゲートとドレインとを接続
し、バックゲートとドレインとを接続したN型MOSト
ランジスタM35と、ゲートとドレインとを接続したダ
イオード接続のN型MOSトランジスタM36と昇圧容
量C35とからなり、最終段セル35の入力端はN型M
OSトランジスタM35のソースと、N型MOSトラン
ジスタM36のソースとに接続され、昇圧容量C35の
一端はN型MOSトランジスタM35のドレインに接続
され、他端を最終段セル35の昇圧クロック入力端と
し、N型MOSトランジスタM36のドレインを最終段
セル35の出力端とし、N型MOSトランジスタM36
のバックゲートを最終段セル35のバックバイアス入力
端とし、N型MOSトランジスタM35のドレインをバ
ックバイアス出力端としている。最終段セル35のバッ
クバイアス入力端は、対面する昇圧セル列の最終段セル
45のバックバイアス出力端に接続されている。なお、
最終段セル45の構成については、最終段セル35の構
成と同様であるので、説明を省略する。
【0036】このように構成された負昇圧回路につい
て、その動作を説明する。本実施の形態2における負昇
圧回路は、図5に示す4相の昇圧クロックCLK1、C
LK2、CLK3、CLK4に従って動作するものであ
り、また図6に示す通り、昇圧セルの入力端(細線)と
出力端(太線)は、互いに逆相の関係にある昇圧クロッ
クCLK1と昇圧クロックCLK2により駆動されるた
め、図5の区間D6〜D8において昇圧セルの入力端が
高電位側にあれば、昇圧セルの出力端は低電位側にあ
り、また区間D2〜D4において昇圧セルの入力端が低
電位側にあれば、昇圧セルの出力端は高電位側にある。
このとき、区間D3において、第2のN型MOSトラン
ジスタと第2の昇圧容量の働きにより、第1のN型MO
Sトランジスタのゲート電位が上がり(一点鎖線)、第
1のN型MOSトランジスタがオン状態となり電荷の移
動が行われることにより、昇圧セルの出力端の電位が下
げられる。この動作が各段の昇圧セルで行われ、負電圧
出力端には負昇圧回路の段数に比例した負電圧VBBが
出力される。
【0037】このように、本実施の形態2による負昇圧
回路によれば、2つのN型MOSトランジスタと2つの
昇圧容量とを備えた、対をなす2列の昇圧セル列からな
り、互いに逆相の昇圧クロックで動作し、昇圧セル内の
N型MOSトランジスタのバックゲートを対面する昇圧
セル列の1段後段の出力と接続したので、図6に示すよ
うにN型MOSトランジスタのバックゲートはドレイ
ン、ソースより常に低電位(点線)となり、寄生バイポ
ーラトランジスタの活性化は阻止される実施の形態1の
効果に加え、さらに、各昇圧セルにおける出力電圧の閾
値電圧Vt分の降下をキャンセルすることができるた
め、同じ昇圧段数でより低電圧の負電圧VBBを得るこ
とができる。
【0038】(実施の形態3)図7は本発明の実施の形
態3による負昇圧回路の回路図であり、図8は負昇圧回
路に入力される昇圧クロックの波形を示す図である。図
7において図4と同一符号は同一又は相当部分である。
36,46はブートストラップ回路であり、昇圧クロッ
クCLK3とCLK4はそれぞれブートストラップ回路
36、ブートストラップ回路46を介して昇圧容量へ供
給される。例えば、ブートストラップ回路36は、一方
の昇圧セル列の奇数段目の昇圧セル31,33における
第2の昇圧容量C41,C43の一端である第2の昇圧
クロック入力端と、もう一方の昇圧セル列の偶数段目の
昇圧セル42,44における第2の昇圧容量C62,C
64の一端である第2の昇圧クロック入力端と接続され
ている。なお、ブートストラップ回路46の構成につい
ては、ブートストラップ回路36の構成と同様であるの
で、説明を省略する。
【0039】このように構成された負昇圧回路につい
て、その動作を説明する。図8に示す通り、昇圧クロッ
クCLK3、及び昇圧クロックCLK4を昇圧した昇圧
クロックCLK3’、及びCLK4’を昇圧容量へ供給
するので、各昇圧セルにおいて電荷移動の際のN型MO
Sトランジスタのゲート電圧が昇圧され、トランジスタ
の電流能力が高められ、その結果負昇圧回路全体として
の電流供給能力が向上する。
【0040】このように、本実施の形態3による負昇圧
回路によれば、昇圧クロックをブートストラップ回路3
6、46を介して昇圧容量へ供給したので、電源電圧V
DDの低電圧動作における負電圧出力の電流供給能力低
下を補うことができる。すなわち、負昇圧回路の低電圧
動作を可能にすることができる。
【0041】(実施の形態4)図9は本発明の実施の形
態4による負昇圧回路のブロック図であり、図10は負
昇圧回路に含まれる電圧検知回路の一具体例を示した回
路図である。図9において、51は負昇圧回路であり、
52は負電圧チャージポンプ回路、53は昇圧クロック
回路、54は電圧検知回路、55は参照電圧発生回路で
ある。
【0042】負昇圧回路51は昇圧クロック回路53と
負電圧チャージポンプ回路52と電圧検知回路54とか
らなり、昇圧クロック回路53は昇圧クロックを負電圧
チャージポンプ回路52へ出力するものであり、負電圧
チャージポンプ52は負電圧VBBを出力するものであ
る。電圧検知回路54は負電圧VBBと参照電圧Vre
fとを入力とし、昇圧クロック制御信号CCPを昇圧ク
ロック回路53へ出力する。参照電圧発生回路55は参
照電圧Vrefを出力する。ここで、負電圧チャージポ
ンプ回路52は、上述した実施の形態1〜3に示した負
昇圧回路のうちのいずれかの構成を用いている。
【0043】図10において、60はコンパレータある
いは差動増幅回路であり、MP1、MP2はP型MOS
トランジスタ、MN1、MN2、MN21〜MN2nは
N型MOSトランジスタである。
【0044】P型MOSトランジスタMP1はソースを
電源電位VDDに接続し、ゲートをドレインと接続し、
P型MOSトランジスタMP2はソースを電源電位VD
Dに接続し、ゲートをP型MOSトランジスタMP1の
ドレインに接続し、P型MOSトランジスタMP1とP
型MOSトランジスタMP2によりカレントミラー回路
を形成している。
【0045】N型MOSトランジスタMN1はソースを
接地電位VSSに接続し、ドレインをP型MOSトラン
ジスタMP1のドレインに接続しており、それぞれダイ
オード接続されたN型MOSトランジスタMN2,MN
21〜MN2nは直列に接続されており、N型MOSト
ランジスタMN2のドレインはN型MOSトランジスタ
MN1のゲートとP型MOSトランジスタMP2のドレ
インに接続され、N型MOSトランジスタMN2nのソ
ースは負昇圧回路51の負電圧出力VBBに接続されて
いる。ここで、N型MOSトランジスタMN1及びN型
MOSトランジスタMN21〜MN2nはN型MOSト
ランジスタMN2と同じサイズのトランジスタで構成さ
れている。コンパレータ60は、第1の入力端をN型M
OSトランジスタMN2のドレインに接続し、第2の入
力端には参照電圧Vrefを入力し、昇圧クロック制御
信号CCPを出力する。
【0046】このように構成された負昇圧回路につい
て、その動作を説明する。電圧検知回路54は、負電圧
VBBの電圧が参照電圧Vrefに基づいて定まる所定
の検知電圧以下にあるかを検知し、その結果である昇圧
クロック制御信号CCPを昇圧クロック回路53へ出力
する。昇圧クロック回路53は、昇圧クロック制御信号
CCPに従って、負電圧VBBが所定の検知電圧値以上
の場合には昇圧クロックの出力を続け、負電圧VBBが
所定の検知電圧値以下の場合には昇圧クロックの出力を
停止して、負電圧チャージポンプ回路52の動作を停止
させ負電圧VBBの電圧を制限する。この動作により、
負昇圧回路51の負電圧VBBは所定の電圧値に保たれ
る。
【0047】図10の電圧検知回路54において、P型
MOSトランジスタMP1とP型MOSトランジスタM
P2は、カレントミラー回路を形成し、このカレントミ
ラー回路は、N型MOSトランジスタMN1の電流とN
型MOSトランジスタMN2の電流とを等しくするよう
に動作するため、N型MOSトランジスタMN1とN型
MOSトランジスタMN2のゲート−ソース間の電圧は
互いに等しくなる。N型MOSトランジスタMN1とN
型トランジスタNM2は、互いのゲート同士を接続して
いるため、N型MOSトランジスタMN2のソース電位
はN型MOSトランジスタMN1のソース電位、すなわ
ち接地電位VSSと等しくなる。また、N型MOSトラ
ンジスタMN2とN型MOSトランジスタMN21〜M
N2nは、ダイオード接続された同じサイズのN型MO
Sトランジスタであるため、N型MOSトランジスタM
N21〜MN2nのゲート−ソース間電圧は、N型MO
SトランジスタMN2と等しい。従って、N型MOSト
ランジスタMN2のドレインの電位vについてVBB=
−nv、すなわちv=−VBB/nが成り立つ。この電
位と参照電圧Vrefがコンパレータ60により比較さ
れ、昇圧クロック制御信号CCPが出力される。これに
より、負昇圧回路51はVref=−VBB/nとなる
ように制御され、最終的に負電圧VBBは、VBB=−
nVrefとなる。
【0048】このように、本実施の形態4による負昇圧
回路51によれば、電圧検知回路54により、負電圧V
BBの電圧レベルを参照電圧Vrefに基づいて高精度
に検知し、負荷チャージポンプ回路52に入力される昇
圧クロックを制御することにより、負電圧VBBの電圧
を精度良く制限することができるので、所定の負電圧出
力を得ることができる。また、負電圧VBBの電圧を制
御することで、素子耐圧以上の電圧が出力されないよう
にし、回路素子を保護することができる。
【0049】(実施の形態5)図11は本発明の実施の
形態5による負昇圧回路のブロック図であり、図12は
負昇圧回路に含まれる電圧検知回路の一具体例を示した
回路図である。図11において、図9と同一符号は同一
又は相当部分である。56は電圧検知回路であり、電圧
選択信号CVBBが入力されている点が図9と異なる。
【0050】図12において、図10と同一符号は同一
又は相当部分である。61及び62はレベルシフト回路
であり、MN31、MN32はN型MOSトランジスタ
である。N型MOSトランジスタMN31は、ソースと
バックゲートとを負電圧VBBに接続し、ドレインをN
型MOSトランジスタMN2nのドレインと接続し、レ
ベルシフト回路61は電圧選択信号CVBB1と負電圧
VBBとを入力とし、その出力をN型MOSトランジス
タMN31のゲートに与える。同様に、N型MOSトラ
ンジスタMN32は、ソースとバックゲートとを負電圧
VBBに接続し、ドレインをN型MOSトランジスタM
N2(n−1)のドレインと接続し、レベルシフト回路
62は電圧選択信号CVBB2と負電圧VBBとを入力
とし、その出力をN型MOSトランジスタMN32のゲ
ートに与える。
【0051】このように構成された負昇圧回路につい
て、その動作を説明する。上述した実施の形態4と同様
に、負昇圧回路51は電圧検知回路56が出力する昇圧
クロック制御信号CCPに従い、昇圧クロック回路53
が昇圧クロックの出力、停止を行い、負電圧チャージポ
ンプ回路52の動作の停止が制御され、所定の電圧値に
保たれた負電圧VBBを出力する。ここでは、前述した
実施の形態4と相違する点について述べる。
【0052】本実施の形態5における電圧検知回路56
は、参照電圧Vrefに基づいて定められる複数種類の
検知電圧をもち、そのうち一つの検知電圧を電圧選択信
号CVBBに従って選択し、負電圧VBBの電圧が、選
択された検知電圧値以下であるかどうかを検知し、その
結果を昇圧クロック制御信号CCPとして昇圧クロック
回路53へ出力する。これにより、負昇圧回路51は複
数種類の電圧値より、電圧選択信号CVBBに従って選
択された負電圧の出力を行うことができる。図12に示
す電圧検知回路56において、上述した図10の動作と
同じ構成については説明を省略する。
【0053】レベルシフト回路61、62は、それぞれ
電圧選択信号CVBB1,CVBB2を受け、負電圧V
BBをLOWレベルにレベル変換した電圧を出力する。
N型MOSトランジスタMN31,MN32は、それぞ
れN型MOSトランジスタMN2n,MN2(n−1)
のドレインと負電圧VBBとの間でスイッチの役割をも
ち、レベルシフト回路61,62の出力によって制御さ
れている。例えば、CVBB1="L"(LOWレベ
ル)、CVBB2="H"(HIGHレベル)の場合、レ
ベルシフト回路61,62の出力はそれぞれVBB,V
DDであり、N型MOSトランジスタMN31はオフ状
態、N型MOSトランジスタMN32はオン状態とな
る。このとき、N型MOSトランジスタMN2(n−
1)のドレインの電位はVBBとなり、N型MOSトラ
ンジスタMN2n,MN2(n−1)はオフ状態とな
り、直列接続されたN型MOSトランジスタMN21〜
MN2nにおいて、実質の段数はn−2段となるため、
負昇圧回路51の負電圧出力VBBはVBB=−(n−
2)Vrefとなる。また、CVBB1="L"、CVB
B2="L"の場合、レベルシフト回路61,62の出力
は互いに負電圧VBBであり、N型MOSトランジスタ
MN31,MN32はオフ状態となり、負電圧VBB
は、VBB=−nVrefとなる。このようにして、電
圧選択信号CVBBにより、負電圧VBBの電圧値の選
択が可能となるものである。
【0054】なお、図12に示した電圧検知回路56を
実現する回路はほんの一例である。このように、本実施
の形態5による負昇圧回路によれば、電圧選択信号CV
BBにより負電圧VBBの電圧値を変更できるので、不
揮発性半導体記憶装置において、消去、書き込み等の異
なる動作モードで必要な電圧値が異なる場合について
も、容易に一つの負電圧回路から供給することが可能と
なる。なお、参照電圧発生回路55が出力する参照電圧
Vrefを変化させることによって、負電圧VBBを変
更あるいは調整することも可能である。
【0055】(実施の形態6)図13は本発明の実施の
形態6による半導体集積回路図のブロック図である。
【0056】図13において、図11と同一符号は同一
又は相当部分である。57はレギュレータ回路であり、
負昇圧回路51の出力と負電圧出力端の間にレギュレー
タ回路57が設置され、レギュレータ回路57には参照
電圧Vrefと電圧選択信号CVBBとが入力される。
【0057】このように構成された半導体集積回路につ
いて、その動作を説明する。負昇圧回路51は、電圧選
択信号CVBBに従って、一定の出力電圧VBBPを出
力する。レギュレータ回路57は、入力された負電圧V
BBPより高く、電圧選択信号CVBBに従って選択さ
れた一定の電圧を安定的に負電圧VBBとして出力す
る。電圧選択信号CVBBは電圧検知回路56とレギュ
レータ回路57の双方に入力されており、電圧検知回路
56の検知電圧とレギュレータ回路57の出力電圧VB
Bは、電圧選択信号CVBBの状態がどのような場合で
も、電圧検知回路56の検知電圧がレギュレータ回路5
7の出力電圧VBBより低く、かつその電圧差は小さく
なるように設定される。これにより、負昇圧回路51の
出力電圧VBBPの電圧変動を取り除いた安定な負電圧
VBBの出力が可能になる。また、負昇圧回路51の出
力電圧VBBPとレギュレータ回路57の出力VBBと
の電圧差が小さいので、レギュレータ回路57内のシリ
ーズトランジスタによる電力ロスを低く抑えることがで
きる。
【0058】このように、本実施の形態6による半導体
集積回路によれば、レギュレータ回路57により電圧変
動の小さい安定した負電圧VBBが得られ、かつ電圧選
択信号CVBBによるいずれの出力電圧VBBPにおい
ても負昇圧回路51の出力電圧とレギュレータ回路57
との出力電圧の差を小さく保つことができるので、レギ
ュレータ回路57における電力ロスを抑えることができ
る。
【0059】なお、本実施の形態6においては、レギュ
レータ回路57に、参照電圧Vrefと電圧選択信号C
VBBとが入力される場合を例に挙げて説明したが、電
圧選択信号CVBBがレギュレータ回路57に入力され
ない場合は、参照電圧Vrefに従って、レギュレータ
回路57から出力される出力電圧VBBは、VBBPの
電圧値より高く、かつその電圧差は小さくなるように設
定される。
【0060】(実施の形態7)図14は本発明の実施の
形態7による不揮発性半導体記憶装置のブロック図であ
る。図14において、70は不揮発性メモリセルアレ
イ、71はロウデコーダ、72はビット線制御回路、7
3はカラムデコーダ、74はアドレスバッファ、75は
データバッファ、76は内部電源回路、77は負電圧発
生回路である。
【0061】ビット線制御回路72は、センスアンプ回
路、及びカラムゲート、書き込み制御回路を含み、不揮
発性メモリセルアレイ70に対して、データの読み出
し、データの書き込みを行うものであり、また、ロウデ
コーダ71は、上記不揮発性メモリセルアレイ70の制
御ゲート及び選択ゲートを制御するものである。
【0062】ビット制御回路72はデータバッファ75
及びカラムデコーダ73とつながり、アドレスバッファ
74はアドレス信号をロウデコーダ71とカラムデコー
ダ73に送信している。負電圧発生回路77を備えた内
部電源回路76は、不揮発性メモリセルアレイ70の書
き込み・消去時に生成した正の昇圧電圧VPPをロウデ
コーダ71とビット線制御回路72とカラムデコーダ7
3とに供給し、また負電圧発生回路77から出力される
負の昇圧電圧VBBをロウデコーダ71に供給する。こ
こで、負電圧発生回路77は、実施の形態2から実施の
形態6において説明した負昇圧回路51を備えている。
【0063】このように構成された不揮発性半導体記憶
装置について、その動作を説明する。まず、負電圧発生
回路77において、前述した実施の形態4、あるいは5
に示した負昇圧回路51を用いた場合、実施の形態4,
5における負昇圧回路51は昇圧効率が向上されている
ので、上記不揮発性半導体記憶装置において、書き込み
・消去時の電力消費が低減することができる。また、上
記負昇圧回路51は昇圧効率が向上されているのでその
回路規模が縮小でき、上記不揮発性半導体記憶装置の面
積の削減が可能となる。
【0064】また、負電圧発生回路77に、前述した実
施の形態6に示した負昇圧回路51を用いた場合、実施
の形態6における負昇圧回路51では上記の効果に加
え、電圧変動の小さい安定した負電圧VBBが得られる
ので、不揮発性メモリセル70の閾値制御の精度を向上
でき、多値の不揮発性半導体記憶装置において有効であ
る。
【0065】さらに、負電圧発生回路77に、前述した
実施の形態3に示した負昇圧回路を用いた場合、実施の
形態3における負昇圧回路では、低電圧での負電圧生成
が可能であるため、上記不揮発性半導体記憶装置の低電
圧動作を可能にすることができる。
【0066】このように、本実施の形態7による不揮発
性半導体記憶装置によれば、適切な電圧値の高精度な負
電圧を安定的に供給し、不揮発性半導体記憶装置の書き
込み・消去等におけるメモリセルの閾値電圧制御を高精
度化することができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
負昇圧回路によれば、直列接続された複数の昇圧セル列
からなる昇圧セルを並行に2列備えた負昇圧回路であっ
て、上記昇圧セルは一つあるいは複数のN型MOSトラ
ンジスタと、一つあるいは複数の昇圧容量とを備え、上
記昇圧容量の一端には昇圧クロックが入力され、対面す
る上記昇圧セル列の昇圧セルには互いに逆相の昇圧クロ
ックが入力され、上記昇圧セル内の少なくとも一つのN
型MOSトランジスタのバックゲート端子を、対面する
上記昇圧セル列の昇圧セルより1段後段の上記昇圧セル
の出力端と接続するようにしたので、各N型MOSトラ
ンジスタのバックゲート電位はドレイン及びソース電位
より常に低電位に置かれ、ドレインとバックゲート間が
順バイアスになることを防ぎ、寄生バイポーラトランジ
スタの動作による昇圧効率の低下を抑えられるため昇圧
効率の向上を図ることができる。
【0068】また、本発明の請求項2記載の負昇圧回路
によれば、請求項1記載の負昇圧回路において、上記昇
圧セル列の最終段セルは、ゲートとドレインとを接続し
たダイオード接続で、ソースを上記最終段セルの入力端
に接続し、ドレインを上記負昇圧回路の出力端とした第
1のN型MOSトランジスタと、ゲートとドレインとを
接続したダイオード接続で、ソースを上記最終段セルの
入力端に接続し、バックゲートをドレインに接続した第
2のN型MOSトランジスタと、一端を上記第2のN型
MOSトランジスタのドレインに接続し、他端を上記昇
圧クロックの入力端とした昇圧容量とを備え、上記第2
のN型MOSトランジスタのドレインをバックバイアス
出力端とし、対面する上記昇圧セル列の1段前段の昇圧
セル内のN型MOSトランジスタのバックゲート端子に
該バックバイアス出力端を接続し、上記第1のN型MO
Sトランジスタのバックゲートを対面する上記昇圧セル
列の最終段セルのバックバイアス出力端に接続するよう
にしたので、各N型MOSトランジスタのバックゲート
電位はドレイン及びソース電位より常に低電位に置か
れ、ドレインとバックゲート間が順バイアスになること
を防ぎ、寄生バイポーラトランジスタの動作による昇圧
効率の低下を抑えられるため昇圧効率の向上を図ること
ができる。
【0069】また、本発明の請求項3に記載の負昇圧回
路によれば、請求項1または請求項2に記載の負昇圧回
路において、上記昇圧セルは、一つのN型MOSトラン
ジスタと一つの昇圧容量とを備え、上記N型MOSトラ
ンジスタは、ゲートとドレインとを接続したダイオード
接続で、ソースを上記昇圧セルの入力端、ドレインを上
記昇圧セルの出力端、バックゲートをバックバイアス入
力端とし、上記昇圧容量の一端を上記N型MOSトラン
ジスタのドレインに接続し、他端を昇圧クロックの入力
端としたので、寄生バイポーラトランジスタの動作によ
る昇圧効率の低下を抑え、昇圧効率の向上を図ることが
できる負昇圧回路を提供することができる。
【0070】また、本発明の請求項4に記載の負昇圧回
路によれば、請求項1または請求項2に記載の負昇圧回
路において、上記昇圧セルは、第1のN型MOSトラン
ジスタと第2のN型MOSトランジスタと、第1の昇圧
容量と第2の昇圧容量とを備え、上記第1のN型MOS
トランジスタは、ソースを上記昇圧セルの入力端とし、
ドレインを上記昇圧セルの出力端とし、上記第2のN型
MOSトランジスタは、その電流経路の一端を上記第1
のN型MOSトランジスタのドレインと接続し、その電
流経路の他端を上記第1のN型MOSトランジスタのゲ
ートと接続し、上記第2のN型MOSトランジスタのゲ
ートを上記第1のN型MOSトランジスタのソースと接
続し、上記第1の昇圧容量は、その一端を上記第1のN
型MOSトランジスタのドレインに接続し、他端を第1
の昇圧クロック入力端とし、上記第2の昇圧容量は、そ
の一端を上記第1のN型MOSトランジスタのゲートに
接続し、他端を第2の昇圧クロック入力端としたので、
より低電圧の負電圧VBBを得ることができる。
【0071】また、本発明の請求項5に記載の負昇圧回
路によれば、請求項4記載の負昇圧回路において、上記
昇圧セル列の初段の昇圧セルの入力端には、上記第1の
昇圧クロック入力端に入力される昇圧クロックと逆位相
の昇圧クロックが入力されるようにしたので、対をなす
2列の昇圧セル列を互いに逆相の昇圧クロックで動作さ
せることができる。
【0072】また、本発明の請求項6に記載の負昇圧回
路によれば、請求項1または請求項2に記載の負昇圧回
路において、上記昇圧セルは、一つのN型MOSトラン
ジスタと一つの昇圧容量とを備え、上記N型MOSトラ
ンジスタは、ゲートとドレインとを接続したダイオード
接続で、ソースを上記昇圧セルの入力端、ドレインを上
記昇圧セルの出力端、バックゲートをバックバイアス入
力端とし、上記昇圧容量の一端を上記N型MOSトラン
ジスタのドレインに接続し、他端を昇圧クロックの入力
端としたので、上記負昇圧回路の低電圧動作を可能にす
ることができる。
【0073】また、本発明の請求項7に記載の負昇圧回
路によれば、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
の負昇圧回路において、該負昇圧回路は、参照電圧に基
づいて定められる検知電圧を求め、当該負昇圧回路から
出力される負電圧と比較して、上記昇圧クロックを制御
する昇圧クロック制御信号を出力する電圧検知回路を備
えるようにしたので、上記負昇圧回路からの出力電圧を
制御することにより、所定の出力電圧を得ることがで
き、また上記出力電圧を制御することにより素子耐圧以
上の電圧が出力されることを防ぐことができる。
【0074】また、本発明の請求項8に記載の負昇圧回
路によれば、請求項7記載の負昇圧回路において、上記
電圧検知回路は、電源電位につながるカレントミラー回
路と、ソースを接地電位に接続し、ドレインを上記カレ
ントミラー回路の電流入力端に接続した第1のN型MO
Sトランジスタと、ゲートとドレインとを上記第1のN
型MOSトランジスタのゲートに接続した第2のN型M
OSトランジスタと、一端を当該負昇圧回路の負電圧出
力端に接続し、他端を上記第2のN型MOSトランジス
タのソースに接続し、直列接続された一つあるいは複数
のダイオード接続のN型MOSトランジスタからなるト
ランジスタ列と、第1の入力端を上記第2のN型MOS
トランジスタのドレインに接続し、第2の入力端に上記
参照電圧を入力して、上記昇圧クロック制御信号を出力
するコンパレータあるいは差動増幅回路とを備え、上記
第1のN型MOSトランジスタ、上記第2のN型MOS
トランジスタ、及び上記トランジスタ列のトランジスタ
サイズはいずれも同一であるようにしたので、上記参照
電圧に基づいた高精度な電圧検知が可能になり、負昇圧
回路から出力される負電圧の電圧レベルを精度良く制御
することができる。
【0075】また、本発明の請求項9に記載の負昇圧回
路によれば、請求項7記載の負昇圧回路において、上記
電圧検知回路は、電源電位につながるカレントミラー回
路と、ソースを接地電位に接続し、ドレインを上記カレ
ントミラー回路の電流入力端に接続した第1のN型MO
Sトランジスタと、ゲートとドレインとを上記第1のN
型MOSトランジスタのゲートに接続した第2のN型M
OSトランジスタと、一端を当該負昇圧回路の負電圧出
力端に接続し、他端を上記第2のN型MOSトランジス
タのソースに接続し、直列接続された一つあるいは複数
のダイオード接続のN型MOSトランジスタからなるト
ランジスタ列と、上記トランジスタ列を構成するいずれ
かの上記N型MOSトランジスタのドレインに、一方の
電流経路を接続し、他方の電流経路を当該負昇圧回路の
負電圧出力端に接続した、一つあるいは複数の第3のN
型MOSトランジスタと、上記検知電圧を選択する電圧
選択信号のレベル変換を行い、上記第3のN型MOSト
ランジスタのゲートに出力する一つあるいは複数のレベ
ルシフト回路と、第1の入力端を上記第2のN型MOS
トランジスタのドレインに接続し、第2の入力端に参照
電圧を入力して、上記昇圧クロック制御信号を出力する
コンパレータあるいは差動増幅回路とを備え、上記第1
のN型MOSトランジスタ、上記第2のN型MOSトラ
ンジスタ、及び上記トランジスタ列のトランジスタサイ
ズはいずれも同一とし、当該負昇圧回路の負電圧出力端
の電圧値を上記電圧選択信号により切り換えるようにし
たので、消去、書き込み等の異なる動作モードにおいて
必要な電圧値が異なる場合についても、容易に一つの負
電圧回路から供給することができる。
【0076】また、本発明の請求項10に記載の半導体
集積回路によれば、請求項7ないし請求項8のいずれか
に記載の負昇圧回路を備えた半導体集積回路であって、
該半導体集積回路は、上記参照電圧によって上記負昇圧
回路から入力される負電圧を制御し、所定の電圧値の負
電圧を出力するレギュレータ回路を備えるようにしたの
で、上記負昇圧回路の昇圧電圧が、レギュレータ回路の
出力電圧との電位差を常に小さくなるように制御される
ことで、レギュレータ回路での電力ロスを小さくするこ
とができ、電力効率の向上を図ることができる。
【0077】また、本発明の請求項11に記載の半導体
集積回路は、請求項9に記載の負昇圧回路を備えた半導
体集積回路であって、該半導体集積回路は、上記参照電
圧及び電圧選択信号によって、該負昇圧回路から入力さ
れる所定の電圧値を制御し、該電圧値より高電位の負電
圧を出力するレギュレータ回路を備えるようにしたの
で、上記負昇圧回路の出力端より高電位にレギュレート
された負電圧を出力することにより、電圧変動の小さく
て安定した高精度な負電圧を得ることができ、不揮発性
半導体記憶装置における書き込み・消去等の高精度な制
御が可能となる。
【0078】また、本発明の請求項12に記載の不揮発
性半導体記憶装置によれば、負昇圧回路を備えた不揮発
性半導体記憶装置であって、該負昇圧回路として、請求
項6ないし請求項9のいずれかに記載の負昇圧回路を用
いるようにしたので、書き込み・消去時におけるメモリ
セルの閾値電圧制御を、高精度且つ高い電力効率で行う
ことができる。
【0079】また、本発明の請求項13に記載の不揮発
性半導体記憶装置によれば、負昇圧回路を備えた不揮発
性半導体記憶装置であって、該負昇圧回路として、請求
項10または請求項11に記載の半導体集積回路を用い
るようにしたので、書き込み・消去時におけるメモリセ
ルの閾値電圧制御を、高精度且つ高い電力効率で行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における負昇圧回路の回
路図である。
【図2】本発明の実施の形態1における負昇圧回路の昇
圧クロックの波形を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1における負昇圧回路の電
圧波形図である。
【図4】本発明の実施の形態2における負昇圧回路の回
路図である。
【図5】本発明の実施の形態2における負昇圧回路の昇
圧クロックの波形を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2における負昇圧回路の電
圧波形図である。
【図7】本発明の実施の形態3における負昇圧回路の回
路図である。
【図8】本発明の実施の形態3における負昇圧回路の昇
圧クロックの波形を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態4における負昇圧回路のブ
ロック図である。
【図10】本発明の実施の形態4における電圧検知部の
詳細な回路図である。
【図11】本発明の実施の形態5における負昇圧回路の
ブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態5における電圧検知部の
詳細な回路図である。
【図13】本発明の実施の形態6における半導体集積回
路図のブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態7における不揮発性半導
体記憶装置のブロック図である。
【図15】従来の負昇圧回路の回路図である。
【図16】従来の負昇圧回路の昇圧クロックの波形を示
す図である。
【図17】従来の負昇圧回路におけるN型MOSトラン
ジスタの断面構造図である。
【符号の説明】
11〜14、21〜24 昇圧セル 31〜34、41〜44 昇圧セル 15、25、35、45 終段セル 36、46 ブートストラップ回路 51 負昇圧回路 52 負電圧チャージポンプ回路 53 昇圧クロック回路 54 電圧検知回路 55 参照電圧発生回路 56 電圧検知回路 57 負電圧レギュレータ回路 60 比較器あるいは差動増幅回路 61 レベルシフト回路 70 メモリセルアレイ 71 ロウデコーダ 72 ビット線制御回路 73 カラムデコーダ 74 アドレスバッファ 75 データバッファ 76 内部電源回路 77 負電圧発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 3/07 (72)発明者 西田 要一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 木村 智生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河合 賢 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B025 AD10 AE06 AE07 AE08 5F038 AV06 BG03 BG05 BG06 BG08 BG10 DF01 DF05 EZ20 5F048 AA03 AB10 AC01 5H730 AA14 AS00 AS04 BB02 BB57 BB86 BB89 DD04 EE59 FD01 FG01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列接続された複数の昇圧セル列からな
    る昇圧セルを並行に2列備えた負昇圧回路であって、 上記昇圧セルは一つあるいは複数のN型MOSトランジ
    スタと、一つあるいは複数の昇圧容量とを備え、 上記昇圧容量の一端には昇圧クロックが入力され、 対面する上記昇圧セル列の昇圧セルには互いに逆相の昇
    圧クロックが入力され、 上記昇圧セル内の少なくとも一つのN型MOSトランジ
    スタのバックゲート端子を、対面する上記昇圧セル列の
    昇圧セルより1段後段の上記昇圧セルの出力端と接続す
    る、 ことを特徴とする負昇圧回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の負昇圧回路において、 上記昇圧セル列の最終段セルは、 ゲートとドレインとを接続したダイオード接続で、ソー
    スを上記最終段セルの入力端に接続し、ドレインを上記
    負昇圧回路の出力端とした第1のN型MOSトランジス
    タと、 ゲートとドレインとを接続したダイオード接続で、ソー
    スを上記最終段セルの入力端に接続し、バックゲートを
    ドレインに接続した第2のN型MOSトランジスタと、 一端を上記第2のN型MOSトランジスタのドレインに
    接続し、他端を上記昇圧クロックの入力端とした昇圧容
    量とを備え、 上記第2のN型MOSトランジスタのドレインをバック
    バイアス出力端とし、対面する上記昇圧セル列の1段前
    段の昇圧セル内のN型MOSトランジスタのバックゲー
    ト端子に該バックバイアス出力端を接続し、上記第1の
    N型MOSトランジスタのバックゲートを対面する上記
    昇圧セル列の最終段セルのバックバイアス出力端に接続
    する、 ことを特徴とする負昇圧回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の負昇圧
    回路において、 上記昇圧セルは、一つのN型MOSトランジスタと一つ
    の昇圧容量とを備え、 上記N型MOSトランジスタは、ゲートとドレインとを
    接続したダイオード接続で、ソースを上記昇圧セルの入
    力端、ドレインを上記昇圧セルの出力端、バックゲート
    をバックバイアス入力端とし、上記昇圧容量の一端を上
    記N型MOSトランジスタのドレインに接続し、他端を
    昇圧クロックの入力端とした、 ことを特徴とする負昇圧回路。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の負昇圧
    回路において、 上記昇圧セルは、第1のN型MOSトランジスタと第2
    のN型MOSトランジスタと、第1の昇圧容量と第2の
    昇圧容量とを備え、 上記第1のN型MOSトランジスタは、ソースを上記昇
    圧セルの入力端とし、ドレインを上記昇圧セルの出力端
    とし、上記第2のN型MOSトランジスタは、その電流
    経路の一端を上記第1のN型MOSトランジスタのドレ
    インと接続し、その電流経路の他端を上記第1のN型M
    OSトランジスタのゲートと接続し、上記第2のN型M
    OSトランジスタのゲートを上記第1のN型MOSトラ
    ンジスタのソースと接続し、上記第1の昇圧容量は、そ
    の一端を上記第1のN型MOSトランジスタのドレイン
    に接続し、他端を第1の昇圧クロック入力端とし、上記
    第2の昇圧容量は、その一端を上記第1のN型MOSト
    ランジスタのゲートに接続し、他端を第2の昇圧クロッ
    ク入力端とした、 ことを特徴とする負昇圧回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の負昇圧回路において、 上記昇圧セル列の初段の昇圧セルの入力端には、上記第
    1の昇圧クロック入力端に入力される昇圧クロックと逆
    位相の昇圧クロックが入力される、 ことを特徴とする負昇圧回路。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の負昇圧
    回路において、 上記昇圧セルの第2の昇圧クロック入力端には、ブート
    ストラップ回路を介して昇圧された昇圧クロックが入力
    される、 ことを特徴とする負昇圧回路。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の負昇圧回路において、 該負昇圧回路は、参照電圧に基づいて定められる検知電
    圧を求め、当該負昇圧回路から出力される負電圧と比較
    して、上記昇圧クロックを制御する昇圧クロック制御信
    号を出力する電圧検知回路を備えた、 ことを特徴とする負昇圧回路。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の負昇圧回路において、 上記電圧検知回路は、 電源電位につながるカレントミラー回路と、 ソースを接地電位に接続し、ドレインを上記カレントミ
    ラー回路の電流入力端に接続した第1のN型MOSトラ
    ンジスタと、 ゲートとドレインとを上記第1のN型MOSトランジス
    タのゲートに接続した第2のN型MOSトランジスタ
    と、 一端を当該負昇圧回路の負電圧出力端に接続し、他端を
    上記第2のN型MOSトランジスタのソースに接続し、
    直列接続された一つあるいは複数のダイオード接続のN
    型MOSトランジスタからなるトランジスタ列と、 第1の入力端を上記第2のN型MOSトランジスタのド
    レインに接続し、第2の入力端に上記参照電圧を入力し
    て、上記昇圧クロック制御信号を出力するコンパレータ
    あるいは差動増幅回路とを備え、 上記第1のN型MOSトランジスタ、上記第2のN型M
    OSトランジスタ、及び上記トランジスタ列のトランジ
    スタサイズはいずれも同一である、 ことを特徴とする負昇圧回路。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の負昇圧回路において、 上記電圧検知回路は、 電源電位につながるカレントミラー回路と、 ソースを接地電位に接続し、ドレインを上記カレントミ
    ラー回路の電流入力端に接続した第1のN型MOSトラ
    ンジスタと、 ゲートとドレインとを上記第1のN型MOSトランジス
    タのゲートに接続した第2のN型MOSトランジスタ
    と、 一端を当該負昇圧回路の負電圧出力端に接続し、他端を
    上記第2のN型MOSトランジスタのソースに接続し、
    直列接続された一つあるいは複数のダイオード接続のN
    型MOSトランジスタからなるトランジスタ列と、 上記トランジスタ列を構成するいずれかの上記N型MO
    Sトランジスタのドレインに、一方の電流経路を接続
    し、他方の電流経路を当該負昇圧回路の負電圧出力端に
    接続した、一つあるいは複数の第3のN型MOSトラン
    ジスタと、 上記検知電圧を選択する電圧選択信号のレベル変換を行
    い、上記第3のN型MOSトランジスタのゲートに出力
    する一つあるいは複数のレベルシフト回路と、 第1の入力端を上記第2のN型MOSトランジスタのド
    レインに接続し、第2の入力端に参照電圧を入力して、
    上記昇圧クロック制御信号を出力するコンパレータある
    いは差動増幅回路とを備え、 上記第1のN型MOSトランジスタ、上記第2のN型M
    OSトランジスタ、及び上記トランジスタ列のトランジ
    スタサイズはいずれも同一とし、当該負昇圧回路の負電
    圧出力端の電圧値を上記電圧選択信号により切り換え
    る、 ことを特徴とする負昇圧回路。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項8のいずれかに
    記載の負昇圧回路を備えた半導体集積回路であって、 該半導体集積回路は、上記参照電圧によって上記負昇圧
    回路から入力される負電圧を制御し、所定の電圧値の負
    電圧を出力するレギュレータ回路を備えた、 ことを特徴とする半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の負昇圧回路を備えた
    半導体集積回路であって、 該半導体集積回路は、上記参照電圧及び電圧選択信号に
    よって、該負昇圧回路から入力される所定の電圧値を制
    御し、該電圧値より高電位の負電圧を出力するレギュレ
    ータ回路を備えた、 ことを特徴とする半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 負昇圧回路を備えた不揮発性半導体記
    憶装置であって、該負昇圧回路として、請求項6ないし
    請求項9のいずれかに記載の負昇圧回路を用いる、こと
    を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 負昇圧回路を備えた不揮発性半導体記
    憶装置であって、該負昇圧回路として、請求項10また
    は請求項11に記載の半導体集積回路を用いる、ことを
    特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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