JP4581415B2 - パルス昇圧回路、昇圧回路、及びチャージポンプ回路 - Google Patents

パルス昇圧回路、昇圧回路、及びチャージポンプ回路 Download PDF

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この発明は、直流低電圧を昇圧して直流高電圧を生成するパルス昇圧回路、昇圧回路、及びチャージポンプ回路に関する。
近年のLSI(大規模集積回路)においては、回路内部において3V、5V、10Vというように多電源が要求される場合が多い。従来、このような多電源が要求される場合、LSI外部において複数の電源を生成してLSIへ供給するようになっていた。しかし、最近は、LSIへ供給する電源は1電源で、LSI内部において多電源を生成することが要求される。
LSI内部において、外部から供給される電源電圧VDDより高い電圧を生成する回路として、チャージポンプ回路が用いられる。図4は、従来のチャージポンプ回路の構成を示す回路図である。この図において、符号1は波高値VDDでデューティ50%のクロックパルスが供給される入力端子、2は電源電圧VDDが加えられる端子、D1〜DnおよびDoutはゲート−ドレインが接続され、ダイオードとして機能するNチャネルFET(電界効果トランジスタ)、C1〜Cnはコンデンサ、3はインバータ、4は出力端子である。
このような構成において、例えば、FET・D1のしきい値をVth(D1)とすると、入力端子1が電圧0(接地電位)の時はFET・D1を介してコンデンサC1が電圧VDD−Vth(D1)に充電される。次に、入力端子1が電圧VDDになると、コンデンサC1の一端(FET・D1のソース側)が2VDD−Vth(D1)となり、また、インバータ3の出力が電圧0となる。これにより、コンデンサC2がFET・D2を介して電圧2VDD−Vth(D1)−Vth(D2)に充電される。次に、入力端子1が再び電圧0、インバータ3の出力が電圧VDDになると、コンデンサC2の一端が電圧3VDD−Vth(D1)−Vth(D2)となり、コンデンサC3が電圧3VDD−Vth(D1)−Vth(D2)−Vth(D3)に充電される。以下、上記の動作が繰り返され、これにより、出力端子4の電圧がFETおよびコンデンサからなるブロックの段数に応じた電圧まで昇圧される。
上述したチャージポンプ回路をモデル化すると、図5に示すように、直流電源および内部抵抗によって表され、出力電圧Eおよび内部抵抗rは次式によって表される。
E=(n+1)*(VDD−Vth)
r=n/C*f
但し、Vth:FETによる電圧降下
C:コンデンサの容量
f:クロック周波数
n:コンデンサおよびFETからなるブロックの段数
なお、従来の技術として特許文献1に記載されるものが知られている。
特開2002-208290号公報
ところで、近年、例えば携帯電話等においては、装置の小型化に伴い、電池も益々小型化され、この結果、電池の出力電圧も例えば1V(ボルト)とかなり低くなってくる。このため、上述したチャージポンプ回路によって、1Vの電源電圧を例えば10Vまで昇圧しようとすると、図4における1個のコンデンサおよび1個のダイオードからなるブロックの段数nが10以上必要となる。しかし、段数nが大きくなると、内部抵抗rが大きくなり、得られる電流が減少する。そのため、所定の電流値を得ようとするとコンデンサの容量Cを大きくする必要があるが、容量Cを大きくするとチップ面積の増大を招いてしまう。LSI内にチップ面積の大きいコンデンサを作成することは、他の回路を作成する面積が少なくなって極めて好ましくない。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、コンデンサの面積を従来のものより小さくすることができ、しかも、充分な電流をとることができるパルス昇圧回路、昇圧回路、及びチャージポンプ回路を提供することにある。
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、本発明は、入力端に加えられ
るクロックパルスを反転した反転クロックパルスが一端に印加される第1のコンデンサと
、前記入力端に加えられるクロックパルスが一端に印加される第2のコンデンサと、ソー
ス又はドレインのいずれか一方にハイ電圧が印加され、ソース又はドレインの他方がバッ
クゲートとともに前記第1のコンデンサの他端に接続された第1のP型電界効果トランジ
スタと、ソース又はドレインのいずれか一方が前記第1のコンデンサの他端に接続され、
ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第2のコンデンサの他端に接続さ
れた第2のP型電界効果トランジスタと、前記入力端に加えられるクロックパルスがハイ
電圧のとき、前記第1のP型電荷効果トランジスタのゲートにロー電圧を印加し、前記入
力端に加えられるクロックパルスがロー電圧のとき、前記第1のP型電界効果トランジス
タのゲートに前記第1のコンデンサの一端の電圧を印加する第1の回路と、前記入力端に
加えられるクロックパルスがハイ電圧のとき、前記第2のP型電界効果トランジスタのゲ
ートに前記第2のコンデンサの一端の電圧を印加し、前記入力端に加えられるクロックパ
ルスがロー電圧のとき前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートにロー電圧を印加す
る第2の回路と、前記入力端に加えられるクロックパルスに同期し、前記第2のコンデン
サの一端の電圧のパルス信号を出力端から出力するレベルシフト回路とを備え、前記第1の回路が、ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ソース又はドレインの他方が前記第1のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加された第1のN型電界効果トランジスタと、ソース又はドレインのいずれか一方が前記第1のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第1のコンデンサの一端に接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加された第3のP型電界効果トランジスタとを有し、前記第2の回路が、ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加される第2のN型電界効果トランジスタと、ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ソース又はドレインの他方が前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスを反転した反転クロックパルスが印加される第3のN型電界効果トランジスタと、ソース又はドレインのいずれか一方が前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第2のコンデンサの一端に接続され、ゲートが前記第2のN型トランジスタのソース又はドレインの他方に接続された第4のP型電界効果トランジスタと、ソース又はドレインのいずれか一方が前記第2のN型トランジスタのソース又はドレインの他方に接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第1のコンデンサの一端に接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加される第5のP型電界効果トランジスタとを有していることを特徴としたパルス昇圧回路である。
また、本発明は、順方向に直列に接続され、端部にハイ電圧が加えられた第1〜第n(nは正の整数)のダイオード素子と、前記第1〜第nのダイオード素子それぞれに対応して設けられ、入力端に加えられる周期パルスを昇圧して出力する上記記載された発明のパルス昇圧回路と、前記各パルス昇圧回路の出力端と前記各ダイオード素子の接続点間に介挿されたn個のコンデンサと、前記入力端に加えられる周期パルスを前記第1、第3・・・のダイオード素子に対応して設けられた前記パルス昇圧回路へ供給すると共に、該周期パルスを反転して前記第2、第4・・・のダイオード素子に対応して設けられた前記パルス昇圧回路へ供給する回路とを具備することを特徴とするチャージポンプ回路である。
また、本発明は、入力端に加えられるクロックパルスを反転した反転クロックパルスが
一端に印加される第1のコンデンサと、前記入力端に加えられるクロックパルスが一端に
印加される第2のコンデンサと、ソース又はドレインのいずれか一方にハイ電圧が印加さ
れ、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第1のコンデンサの他端に接
続された第1のP型電界効果トランジスタと、ソース又はドレインのいずれか一方が前記
第1のコンデンサの他端に接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに
前記第2のコンデンサの他端に接続された第2のP型電界効果トランジスタと、前記入力
端に加えられるクロックパルスがハイ電圧のとき、前記第1のP型電荷効果トランジスタ
のゲートにロー電圧を印加し、前記入力端に加えられるクロックパルスがロー電圧のとき
、前記第1のP型電界効果トランジスタのゲートに前記第1のコンデンサの一端の電圧を
印加する第1の回路と、前記入力端に加えられるクロックパルスがハイ電圧のとき、前記
第2のP型電界効果トランジスタのゲートに前記第2のコンデンサの一端の電圧を印加し
、前記入力端に加えられるクロックパルスがロー電圧のとき前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートにロー電圧を印加する第2の回路と、前記第2のコンデンサの一端の電圧を出力する出力端とを備え、前記第1の回路が、ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ソース又はドレインの他方が前記第1のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加された第1のN型電界効果トランジスタと、ソース又はドレインのいずれか一方が前記第1のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第1のコンデンサの一端に接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加された第3のP型電界効果トランジスタとを有し、前記第2の回路が、ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加される第2のN型電界効果トランジスタと、ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ソース又はドレインの他方が前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスを反転した反転クロックパルスが印加される第3のN型電界効果トランジスタと、ソース又はドレインのいずれか一方が前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第2のコンデンサの一端に接続され、ゲートが前記第2のN型トランジスタのソース又はドレインの他方に接続された第4のP型電界効果トランジスタと、ソース又はドレインのいずれか一方が前記第2のN型トランジスタのソース又はドレインの他方に接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第1のコンデンサの一端に接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加される第5のP型電界効果トランジスタとを有していることを特徴とした昇圧回路である。
また、本発明は、上記に記載された発明の昇圧回路と、順方向に直列に接続され、端部に前記昇圧回路の出力端の電圧が加えられた第1〜第n(nは正の整数)のダイオード素子と、前記第1〜第nのダイオード素子と対応して設けられ、入力端に加えられる周期パルスを昇圧して出力する第1〜第nのパルス昇圧回路と、前記各パルス昇圧回路の出力端と前記各ダイオード素子の接続点間に介挿されたn個のコンデンサと、前記入力端に加えられる周期パルスを前記第1、第3・・・のパルス昇圧回路へ供給すると共に、該周期パルスを反転して前記第2、第4・・・のパルス昇圧回路へ供給する回路とを具備することを特徴とするチャージポンプ回路である。
この発明によれば、コンデンサの面積を従来のものより小さくすることができ、しかも、従来のものより大きい電流を取ることができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の一実施の形態によるチャージポンプ回路の構成を示す回路図であり、この図において、図4の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。この図に示す回路が図4に示す回路と異なる点は、コンデンサC1〜Cnと入力端子1またはインバータ3の出力端との間に3×VDD昇圧回路SV1〜SVnが介挿されている点である。
図2は3×VDD昇圧回路SV1〜SVnの構成を示す回路図であり、この図において、符号7はクロックパルスCLK(または、インバータ3の出力パルス)が入力される入力端、I1〜I4はインバータ、NTR1〜NTR3はNチャネルFET、PTR1〜PTR5はPチャネルFET、Ca、Cbはコンデンサ、LSはレベルシフタ、8は出力端である。
以下、この3×VDD昇圧回路の動作を図3に示す波形図を参照して説明する。まず、クロックパルスCLK(図3(a)参照)がハイレベルVDDになると、FET・NTR1がオンとなり、これにより、FET・PTR1がオンとなる。また、インバータI3の出力が接地レベルとなる。これにより、コンデンサCaが電圧VDDに充電される。なお、この時、FET・PTR3はオフ状態にある。次に、クロックパルスCLKが接地レベルになると、FET・NTR1がオフ、FET・PTR3がオンとなる。FET・PTR3がオンになると、コンデンサCaの電圧VDDがこのFET・PTR3を介してFET・PTR1のゲートへ供給され、FET・PTR1がオフとなる。またこの時、インバータI3の出力電圧がVDDとなる。この結果、コンデンサCaの端子電圧NV2(図3(b)参照)が2VDDとなり、この電圧がロスなくFET・PTR2のソースへ加えられる。この時、インバータI2の出力電圧がVDDであり、この結果、FET・NTR3がオン、FET・PTR2がオン状態にある。また、インバータI4の出力電圧が接地レベルにある。これにより、コンデンサCaの端子電圧2VDDによってコンデンサCbが2VDDまで充電される。
次に、クロックパルスCLKが再びVDDになると、上述した場合と同様にしてコンデンサCaが電圧VDDに充電される。また、FET・NTR3がオフ、FET・PTR5がオフ、FET・NTR2がオン、FET・PTR4がオンとなり、この結果、FET・PTR2がオフとなる。また、インバータI4の出力がVDDとなり、この結果、コンデンサCbの端子電圧NV3が3VDDとなる。そして、この電圧3VDDがレベルシフタLSへ供給され、レベルシフタLSがクロックパルスCLKに同期させて電圧3VDDを出力端8へ出力する(図3の出力電圧OUTX3)。この場合、FET・PTR2がオフ状態にあり、したがって、電圧3VDDがロスなくレベルシフタLSへ供給される。以下、上記の動作が繰り返され、これにより、出力端8からクロックパルスCLKに同期した波高値3VDDのクロックパルスが出力される。
図6に、一般的なレベルジフタLSの一例を示す。 PTR6,PTR7はPチャネルFET,NTR4,NTR5はNチャネルFET,I5はインバータである。入力のCLKが接地レベルのときは出力OUTX3は接地レベルとなり、CLKがハイレベルになると、出力OUTX3には電圧NV3が出力される。
上述した昇圧回路によれば、図4に示す従来の昇圧回路と異なり、シリーズ接続のダイオード(ダイオード接続のFET)が用いられていないので、コンデンサCa、Cbの充電電圧がロスなく次段へ伝達される。
次に、図1に示すチャージポンプ回路の動作を説明する。
まず、入力端子1のクロックパルスCLKが接地レベルの時は、昇圧回路SV1の出力端8−1が接地レベルとなり、FET・D1を介してコンデンサC1に電圧VDD−Vth(D1)が充電される。次に、クロックパルスCLKが電圧VDDになると、昇圧回路SV1の出力端8−1の電圧が3VDDとなる。この結果、コンデンサC1の一端(FET・D1のソース側)が4VDD−Vth(D1)となる。またこの時、インバータ3の出力が電圧0となり、昇圧回路SV2の出力端8−2が接地レベルとなる。これにより、コンデンサC2がFET・D2を介して電圧4VDD−Vth(D1)−Vth(D2)に充電される。次に、クロックパルスCLK1が再び接地レベルになり、インバータ3の出力が電圧VDDになると、昇圧回路SV2の出力端8−2の電圧が3VDDとなり、コンデンサC2の一端が電圧7VDD−Vth(D1)−Vth(D2)となり、コンデンサC3(図示略)が電圧7VDD−Vth(D1)−Vth(D2)−Vth(D3)に充電される。以下、上記の動作が繰り返され、これにより、出力端子4の電圧がFET、コンデンサおよび昇圧回路からなるブロックの段数に応じた電圧まで昇圧される。
このように、上記実施形態によれば、クロックパルスを3×VDD昇圧回路SV1〜SVnによって昇圧してコンデンサC1、C2…Cnへ加えているので、FETおよびコンデンサによるブロックの段数を従来のものより少なくすることができる。これにより、チャージポンプ回路の内部抵抗を小さくすることができて出力電流を大きく取れると共に、コンデンサの面積を小さくすることができる。
例えば、VDD=1.2Vを10Vに昇圧する場合、Vth(D1)、Vth(D2)・・・を略0.4Vとすると、従来の構成(図4)では12段を必要としたが、上記実施形態によれば、4段で構成することができる。またこの時、出力電流として、従来の回路の約3倍取ることができる。さらに、Vth(D1)等のしきい値を略ゼロVに設定すれば、より効率よく昇圧することができる。
また、図2に示す3×VDD昇圧回路SV1〜SVnによれば、電圧ドロップによるロスがほとんど無く、効率よくクロックパルスを昇圧することができる。
さらに昇圧効率を上げる手段として、実施形態を図7に示す。図7の実施形態の構成を説明する。図1においてFET・D1の入力はVDDであるが、図7では、常時3VDD出力を得る3×VDD常時昇圧回路100の出力NV3を接続したものである。常時昇圧回路100の構成を図8に示す。図8の3×VDD常時昇圧回路100の構成は、図2の3×VDD昇圧回路のレベルシフタLSを削除したものである。この回路の出力NV3は常時3倍のVDDを出力する。
このように構成された3×VDD常時昇圧回路100を用いた図7のチャージポンプ回路では、出力Voutは、FET・D1〜FET・Dnのしきい値をVthとすると、
Vout=(n+1)(3VDD−Vth)
となり、図4に示す従来例の出力電圧
Vout=(n+1)(VDD−Vth)
に対して大幅な効率改善、及び段数削減を図ることができる。
この発明の第1の実施形態によるチャージポンプ回路の構成を示すブロック図である。 同実施形態における3×VDD昇圧回路SV1〜SVnの構成を示す回路図である。 同実施形態の動作を説明するための波形図である。 従来のチャージポンプ回路の構成を示す回路図である。 従来のチャージポンプ回路の等価回路図である。 図2におけるレベルシフタLSの構成を示す回路図である。 この発明の第2の実施形態によるチャージポンプ回路の構成を示すブロック図である。 同実施形態における3×VDD常時昇圧回路100の構成を示す回路図である。
符号の説明
D1〜Dn、Dout…FET
C1〜Cn、Ca、Cb…コンデンサ
SV1〜SVn…3×VDD昇圧回路
I1〜I5…インバータ
NTR1〜NTR5…NチャネルFET
PTR1〜PTR7…PチャネルFET
LS…レベルシフト回路
1…入力端子
3…インバータ
4…出力端子
100…3×VDD常時昇圧回路。

Claims (4)

  1. 入力端に加えられるクロックパルスを反転した反転クロックパルスが一端に印加される第1のコンデンサと、
    前記入力端に加えられるクロックパルスが一端に印加される第2のコンデンサと、
    ソース又はドレインのいずれか一方にハイ電圧が印加され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第1のコンデンサの他端に接続された第1のP型電界効果トランジスタと、
    ソース又はドレインのいずれか一方が前記第1のコンデンサの他端に接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第2のコンデンサの他端に接続された第2のP型電界効果トランジスタと、
    前記入力端に加えられるクロックパルスがハイ電圧のとき、前記第1のP型電荷効果トランジスタのゲートにロー電圧を印加し、前記入力端に加えられるクロックパルスがロー電圧のとき、前記第1のP型電界効果トランジスタのゲートに前記第1のコンデンサの一端の電圧を印加する第1の回路と、
    前記入力端に加えられるクロックパルスがハイ電圧のとき、前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに前記第2のコンデンサの一端の電圧を印加し、前記入力端に加えられるクロックパルスがロー電圧のとき前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートにロー電圧を印加する第2の回路と、
    前記入力端に加えられるクロックパルスに同期し、前記第2のコンデンサの一端の電圧のパルス信号を出力端から出力するレベルシフト回路と
    を備え
    前記第1の回路が、
    ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ソース又はドレインの他方が前記第1のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加された第1のN型電界効果トランジスタと、
    ソース又はドレインのいずれか一方が前記第1のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第1のコンデンサの一端に接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加された第3のP型電界効果トランジスタとを有し、
    前記第2の回路が、
    ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加される第2のN型電界効果トランジスタと、
    ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ソース又はドレインの他方が前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスを反転した反転クロックパルスが印加される第3のN型電界効果トランジスタと、
    ソース又はドレインのいずれか一方が前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第2のコンデンサの一端に接続され、ゲートが前記第2のN型トランジスタのソース又はドレインの他方に接続された第4のP型電界効果トランジスタと、
    ソース又はドレインのいずれか一方が前記第2のN型トランジスタのソース又はドレインの他方に接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第1のコンデンサの一端に接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加される第5のP型電界効果トランジスタとを有している
    ことを特徴としたパルス昇圧回路。
  2. 順方向に直列に接続され、端部にハイ電圧が加えられた第1〜第n(nは正の整数)のダイオード素子と、
    前記第1〜第nのダイオード素子それぞれに対応して設けられ、入力端に加えられる周期パルスを昇圧して出力する請求項1に記載されたパルス昇圧回路と、
    前記各パルス昇圧回路の出力端と前記各ダイオード素子の接続点間に介挿されたn個のコンデンサと、
    前記入力端に加えられる周期パルスを前記第1、第3・・・のダイオード素子に対応して設けられた前記パルス昇圧回路へ供給すると共に、該周期パルスを反転して前記第2、第4・・・のダイオード素子に対応して設けられた前記パルス昇圧回路へ供給する回路と
    を具備することを特徴とするチャージポンプ回路。
  3. 入力端に加えられるクロックパルスを反転した反転クロックパルスが一端に印加される第1のコンデンサと、
    前記入力端に加えられるクロックパルスが一端に印加される第2のコンデンサと、
    ソース又はドレインのいずれか一方にハイ電圧が印加され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第1のコンデンサの他端に接続された第1のP型電界効果トランジスタと、
    ソース又はドレインのいずれか一方が前記第1のコンデンサの他端に接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第2のコンデンサの他端に接続された第2のP型電界効果トランジスタと、
    前記入力端に加えられるクロックパルスがハイ電圧のとき、前記第1のP型電荷効果トランジスタのゲートにロー電圧を印加し、前記入力端に加えられるクロックパルスがロー電圧のとき、前記第1のP型電界効果トランジスタのゲートに前記第1のコンデンサの一端の電圧を印加する第1の回路と、
    前記入力端に加えられるクロックパルスがハイ電圧のとき、前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに前記第2のコンデンサの一端の電圧を印加し、前記入力端に加えられるクロックパルスがロー電圧のとき前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートにロー電圧を印加する第2の回路と、
    前記第2のコンデンサの一端の電圧を出力する出力端と
    を備え
    前記第1の回路が、
    ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ソース又はドレインの他方が前記第1のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加された第1のN型電界効果トランジスタと、
    ソース又はドレインのいずれか一方が前記第1のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第1のコンデンサの一端に接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加された第3のP型電界効果トランジスタとを有し、
    前記第2の回路が、
    ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加される第2のN型電界効果トランジスタと、
    ソース又はドレインのいずれか一方にロー電圧が印加され、ソース又はドレインの他方が前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスを反転した反転クロックパルスが印加される第3のN型電界効果トランジスタと、
    ソース又はドレインのいずれか一方が前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第2のコンデンサの一端に接続され、ゲートが前記第2のN型トランジスタのソース又はドレインの他方に接続された第4のP型電界効果トランジスタと、
    ソース又はドレインのいずれか一方が前記第2のN型トランジスタのソース又はドレインの他方に接続され、ソース又はドレインの他方がバックゲートとともに前記第1のコンデンサの一端に接続され、ゲートに前記入力端に加えられるクロックパルスが印加される第5のP型電界効果トランジスタとを有している
    ことを特徴とした昇圧回路。
  4. 請求項3に記載された昇圧回路と、
    順方向に直列に接続され、端部に前記昇圧回路の出力端の電圧が加えられた第1〜第n(nは正の整数)のダイオード素子と、
    前記第1〜第nのダイオード素子と対応して設けられ、入力端に加えられる周期パルスを昇圧して出力する第1〜第nのパルス昇圧回路と、
    前記各パルス昇圧回路の出力端と前記各ダイオード素子の接続点間に介挿されたn個のコンデンサと、
    前記入力端に加えられる周期パルスを前記第1、第3・・・のパルス昇圧回路へ供給すると共に、該周期パルスを反転して前記第2、第4・・・のパルス昇圧回路へ供給する回路と
    を具備することを特徴とするチャージポンプ回路。
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