JP2002236720A - 建築データ管理システム - Google Patents

建築データ管理システム

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JP2002236720A
JP2002236720A JP2001035058A JP2001035058A JP2002236720A JP 2002236720 A JP2002236720 A JP 2002236720A JP 2001035058 A JP2001035058 A JP 2001035058A JP 2001035058 A JP2001035058 A JP 2001035058A JP 2002236720 A JP2002236720 A JP 2002236720A
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Sumio Takahashi
寿美夫 高橋
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BEN SYSTEM KK
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 完成した住宅に関するあらゆる建築データ
を、必要な時に、簡単に引き出すことができる、建築デ
ータ管理システムを提供することである。 【解決手段】 管理サーバー1と、営業支援システム5
と、設計支援システム6と、現場管理システム7と、上
記管理サーバーに通信回線を介して接続したユーザー端
末2および業者端末3,4とを備え、上記営業支援シス
テムと、設計支援システムと、現場管理システムそれぞ
れで、生成されたデータを、全て、管理サーバーで、一
括管理するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築中や、建築
後の住宅の現状を把握するために必要な建築データを管
理するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、土地を購入して、そこに家を建
てる場合の大まかな流れを説明する。ユーザーは、先
ず、土地を探す。そのために、ユーザーは、不動産業者
を回って、希望の物件を探す。不動産業者が、自分の取
り扱う物件を、インターネットなどのネットワーク上に
公開している場合もある。その場合には、ユーザーは、
何軒もの不動産業者を回らないでも、自分の希望の土地
を見つけることができることがある。希望の土地を見付
け、それを購入することにしたら、ユーザーは、その土
地に、どのような家を建てるかということを考え、今度
は、工務店などの建築業者に相談に行く。
【0003】工務店などの建築業者は、ユーザーの土地
の広さや、立地条件などを考慮したうえで、ユーザーの
希望にあった家を建てるために、様々なプレゼン図を示
す。ユーザーの了承が得られたら、コンピュータの設計
プログラムなどを使って、詳細設計をおこなう。詳細な
設計図が決まったら、建築工事が始まり、住宅が完成す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような流れによ
って、ユーザーが、購入した土地に住宅を建て場合、完
成後、その住宅が、どのような住宅であるのかを把握す
ることは困難であった。なぜなら、どのような材料を使
って、どのような工法で建てられた住宅なのかというよ
うなことは、家主にも、ほとんどわからない。実際に工
事をおこなった業者でも、自分の担当以外の工程に関す
る状況を把握することはほとんど不可能である。その住
宅が、どのような工事履歴をもっているかということ
は、工務店や、工事担当者が、工事履歴データをとって
あればわかる。しかし、通常は、工務店が、正確な工事
履歴データを管理していない。工事担当業者が、自分の
担当工程での、記録を残しているのがせいぜいである。
【0005】そのため、完成した住宅が、どのようなも
のなのか、総合的に評価することはできなかった。特
に、完成後時間が経った住宅は、現在どのくらいの価値
があるのかというようなことを評価することは、ユーザ
ーにとっても、不動産業者にとっても、困難なことであ
る。例えば、中古住宅を購入するユーザーは、その価格
が、どのような基準で決められたのか、不透明な状態
で、購入しなければならなかった。
【0006】また、古くなった住宅を解体して、その廃
材をどのように処理するかとういう場合には、その住宅
にどのような材質が使われているかということがわから
なければ、適切な廃材処理ができない。現状では、住宅
を構成している部材の材質は改訂するまでわからないの
で、住宅を解体しながら、各廃材をいちいちチェックし
なければならない。そのため、廃材処理も、非常に効率
が悪かった。この発明の目的は、完成した住宅に関する
あらゆる建築データを、必要な時に、簡単に引き出すこ
とができる、建築データ管理システムを提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、管理サー
バーと、営業支援システムと、設計支援システムと、現
場管理システムと、上記管理サーバーに通信回線を介し
て接続したユーザー端末および建築関連業者の業者端末
とからなるシステムである。そして、上記営業支援シス
テムは、上記管理サーバーを介してアクセスしたユーザ
ー端末や業者端末に対し、土地や住宅などの物件データ
や、不動産仲介データを提供するとともに、上記ユーザ
ー端末や業者端末からの入力信号に応じて上記データを
処理し、その処理結果を電子地図上の座標に対応させて
上記管理サーバーに記憶させる機能を備える。
【0008】また、上記設計支援システムは、住宅建築
に必要な部材の種類や価格などの部材データを記憶した
部材データベースを備え、上記営業支援システムにおい
て特定された土地に合わせた住宅の設計図を作成し、こ
の設計図に対応する部材データを上記部材データベース
から抽出し、使用する部材の量と各部材の価格を積算し
た積算データと、この積算データをもとにした上記住宅
の見積とを算出し、それらを上記管理サーバーに記憶さ
せる機能を備え、上記現場管理システムは、上記設計支
援システムで作成した設計図に基づいた建築工事現場の
工事履歴データを収集し、この工事履歴データを上記管
理サーバーに記憶させる機能を備える。その上で、第1
の発明は、上記管理サーバーが、上記営業支援システ
ム、設計支援システム、現場管理システムの全てのデー
タを一括管理するとともに、上記設計支援システムで作
成された設計図や積算データと、上記現場管理システム
において収集された工事履歴データとを、上記電子地図
上の物件データに関連づけて蓄積する点に特徴を有す
る。
【0009】第2の発明は、設計支援システムが、複数
の住宅パターンを立地条件、部屋数、広さに対応づけて
記憶し、ユーザー端末から入力された立地条件、部屋
数、広さなどの希望条件にマッチする住宅パターンを検
索して、その住宅パターンの見取り図や概観図を、上記
ユーザー端末へ表示させる点に特徴を有する。第3の発
明は、工事履歴データに、修理履歴データを含む点を特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図14に、この発明の実施
例を示す。このシステムは、図1に示すように、管理サ
ーバー1に、インターネットN1を介して、ユーザー端
末2と、業者端末3、4とを接続し、イントラネットN
2を介して、業者端末4を接続している。ただし、この
発明の通信回線は、上記インターネットN1やイントラ
ネットN2に限定されるものではない。
【0011】また、上記管理サーバー1には、営業支援
システム5と、設計支援システム6と、現場管理システ
ム7とを、接続している。上記各システム5〜7と、管
理サーバー1とは、この第1実施例では、管理センター
Cに設けているが、これらが、同一の場所に設けられて
いる必要はない。反対に、各システム5〜7の機能が、
管理サーバー1内に設けられていてもかまわない。な
お、上記ユーザー端末2とは、土地や住宅を購入した
り、住宅を建てたりする、顧客(以下ユーザーという)
が利用できる端末マシンのことである。
【0012】また、上記業者端末3、4とは、不動産業
者、工務店、工事業者など、住宅の建築に関わる全ての
業者が利用できる端末マシンのことである。これらの業
者端末3,4のうち、イントラネットN2に接続された
業者端末4は、例えば、不動産業者など、個人のプライ
バシーに関する情報を取り扱う特定の業者用の端末マシ
ンである。例えば、個人のプライバシーに関するデータ
は、一般ユーザーに、公開することが法律で禁止されて
いる。そのようなデータは、この営業支援システムの会
員である不動産業者間だけで、イントラネットN2を介
して送受信するようにしている。ただし、インターネッ
トN1を介して公開される情報の中でも、全てをオープ
ンにできない場合がある。その場合には、パスワードを
設定して、特定のユーザーや、特定の業者にだけ、その
情報を公開するようにすることもできる。そして、場合
によっては、見ることができる情報が制限されることも
あるが、端末2,3,4のいずれからも、上記各システ
ム5,6,7に、アクセスできるようにしている。
【0013】次に、上記管理サーバー1に接続されてい
る各システム5、6,7について説明する。上記営業支
援システム5は、主に不動産仲介を支援するシステムで
ある。図2に示すように、この営業支援システム5は、
不動産物件データベースサーバー13、これに接続した
イントラネットサーバー14、インターネットサーバー
15を備えている。そして、上記不動産物件データベー
スサーバー13には、売りまたは貸し物件に関する物件
情報を記憶した物件情報記憶部13aと、成約済み物件
情報を記憶した過去物件情報記憶部13bと、電子地図
を記憶した地図情報記憶部13cとを備えている。
【0014】上記イントラネットサーバー14は、上記
管理サーバー1からイントラネットN2を介してこのシ
ステムの会員である特定の不動産業者の業者端末4に接
続できるようにしている。また、上記イントラネットサ
ーバー14は、不動産物件データベースサーバー13に
記憶されているデータを表示させるためのホームページ
を管理している。ただし、このホームページは、会員専
用のイントラネットN2を介してだけ見ることができる
ようにしている。つまり、この会員専用ホームページ
は、一般ユーザーのユーザー端末2や、上記特定の業者
以外の業者端末3から見ることはできない。
【0015】一方、インターネットサーバー15は、管
理サーバー1からインターネットN1を介して、上記業
者端末3,4およびユーザー端末2に接続できるように
している。したがって、このインターネットサーバー1
5には、全ての端末2,3,4のいずれからもアクセス
できるようにしている。そして、上記インターネットサ
ーバー15は、各業者の個別の物件公開ホームページを
管理している。この個別の物件公開ホームページには、
ホームページ所有業者の取り扱い物件情報を公開するよ
うにしている。
【0016】この個別の物件公開ホームページは、それ
ぞれ、2つの欄を備えている。例えば、図3に示すよう
に、その業者の名前や、連絡先の他、その業者のセール
スポイントなどを表示する欄aと、物件情報を表示する
欄bとである。上記欄aは、各業者が、自分自身をピー
アールするために、自由にその内容やレイアウトなどを
決めて作成できる欄である。
【0017】一方、上記欄bは、物件情報を表示する欄
であるが、この欄bのフォーマットは、管理センターC
が決めたものである。この管理センターCで決めたフォ
ーマットは、上記インターネットサーバー15が記憶し
ている。したがって、どの業者の個別ホームページにお
いても、上記欄bには、同じ項目が表示されるようにし
ている。この欄bに表示すべき情報は、すべて上記デー
タベースサーバー13の物件情報記憶部13aに記憶さ
れている。しかし、この物件情報記憶部13aに記憶さ
れている情報の中には、後で詳しく説明する非公開情報
も含まれる。この非公開情報は、欄bに表示されないよ
うに、インターネットサーバー15が制御している。
【0018】また、上記インターネットサーバー15で
は、全会員業者が取り扱う物件の情報を表示する営業支
援システム5の固有のホームページも管理している。た
だし、このホームページで公開される物件情報にも、上
記非公開情報は含まれない。言い換えれば、非公開情報
は、インターネットN1上では公開されない。すなわ
ち、ユーザー端末2からは見ることができない。
【0019】上記物件情報記憶部13aのデータは、各
会員である不動産業者が、それぞれ自分の業者端末4か
ら、イントラネットN2を介して入力したものである。
その内容は、種々のテキストデータである。詳しくは、
図4に示すように、取り扱い物件1件ごとに、土地なの
か建物なのか、売りなのか賃貸なのかというような物件
の種別、物件の面積、住所、価格、駅から何分というよ
うな立地条件、さらには、その物件の取り扱い業者名な
どである。上記のようなデータ項目の中には、登録時必
須項目と任意項目とがある。登録時必須項目には、物件
を特定するために、例えば法律で公開義務を定めたもの
や、このシステムを運営するために定めたものなどがあ
る。そして、この登録時必須項目以外は全て任意項目に
している。
【0020】そして、不動産業者の業者端末4を介し
て、不動産物件データベースサーバー13に、自分が扱
う不動産物件情報を登録するためには、上記した登録時
必須項目を入力しなければならないようにしている。言
い換えれば、登録時必須項目を入力しない限り、物件情
報は、不動産物件データベースサーバー13に登録でき
ない。このように登録時必須項目を設けたのは、物件を
特定するための情報が不足しないようにするためであ
る。もしも、上記登録時必須項目を入力しなければ、
「必須項目の入力がないので登録できません」などのメ
ッセージを表示するようにして、入力を促すようにして
もよい。
【0021】さらに、上記物件情報の中には、図4に示
すようなテキストデータだけでなく、その物件の設計図
や、概観図などの画像データを含むことができる。この
設計図や、概観図などの画像データは、後で説明する設
計支援システム6を介して入力されたデータである。ま
た、上記データ項目の中には、一般ユーザーに公開する
ものと、非公開にするものとがある。公開項目は、種
別、駅からの距離や時間、価格など、法律で公開するこ
とが定められた項目などである。その他、例えば、日当
たりの良否や、設備の特徴など、必要に応じて公開項目
として設定しておくことができる。
【0022】ただし、地番までの住所や、マンションの
部屋番号、周辺地域の写真など、その地点を正確に特定
できる情報は、非公開項目にすることを原則にしてい
る。このように非公開項目を設けるのは、物件の持ち主
のプライバシー保護が法律で義務づけられているからで
ある。したがって、持ち主自身が公開することを了解し
ている場合には、その項目を公開項目としてもよい。な
お、上記した全てのデータ項目は、物件情報を検索する
ときに、検索キーワードになる。
【0023】上記のように設定した非公開項目に係わる
情報は、先に説明したように、イントラネットN2を介
して、会員専用ホームページのみで見ることができる。
この会員専用ホームページを管理しているのは、上記イ
ントラネットサーバー14である。これに対し、一般ユ
ーザーにも公開される業者ごとの個別の物件公開ホーム
ページは、インターネットサーバー15で管理されてい
る。そして、この実施例では、上記インタトラネットサ
ーバー14と上記インターネットサーバー15とを別々
に設けている(図2参照)。このように、非公開項目に
係わる情報を管理するイントラネットサーバー14を、
インターネットサーバー15と分離することにより、イ
ンターネットN1を介して非公開項目が、間違って公開
されるようなことが起こらないようにしている。つま
り、非公開事項を完全に保護することができるようにし
ている。
【0024】また、図4の表で、右端に、「成約済」欄
を設けているが、記憶部上では、成約済み物件に、成約
済みフラグとして「1」を付けるようにしている。その
結果は、業者端末4と、ユーザー端末2の両方のディス
プレイ上で、例えば、成約済みの旗が立った状態で見る
ことができる。したがって、ディスプレイを介して、成
約済みか否かを確認できる。
【0025】また、不動産物件データベースサーバー1
3は、地図情報記憶部13cを備えている。そして、こ
の営業支援システム5では、物件の位置を地図上に、表
すことができるようにしている。その物件の位置を表す
ために、ディスプレイ表示された地図上に物件印を表し
ている。そのうえ、この物件印をクリックすることによ
って、物件情報を検索することができる。ただし、これ
ら地図および物件情報は、イントラネットN2を介して
のみ検索できるものである。したがって、これら地図お
よび物件情報は、会員である不動産業者しか見ることが
できない。
【0026】上記地図情報記憶部13cには、地図を表
す地図データを記憶させているが、この地図データは、
縮尺の異なる複数の地図からなる。例えば、図5は縮尺
が小さい広範囲の地図であり、図6は縮尺が大きい狭い
範囲の詳細地図である。したがって、縮尺の小さい図5
の地図は、図6の詳細地図に対して特定の地域を限定す
るための検索用として機能する。また、図6は目的の物
件を特定できる程度に縮尺したもので、この図6によっ
て、物件の具体的な位置を認識できるようにしている。
つまり、図6の詳細地図は、1件1件の不動産物件まで
がわかるレベルのものである。
【0027】また、上記地図データには座標軸を設け、
地図上の地点を座標として特定できるようにしている。
さらに、この地図情報記憶部13cには、上記地図デー
タ以外に、図7に示すように、上記座標と、地点を特定
する最小単位である住所、地番あるいは所有者名などの
地点認識情報とを、対応させた検索テーブルT3を記憶
させている。したがって地点認識情報か座標のいずれか
がはっきりすれば、その地図上で地点を特定できること
になる。
【0028】一方、上記物件情報記憶部13aには、個
々の物件に対応させた地点認識情報を記憶させている。
したがって、物件が特定されれば、それがどこにあるの
かを地図上で簡単に特定できる。なお、この地点認識情
報は、地図情報記憶部13cの場合と同様に、地点を特
定する最小単位である住所、地番あるいは所有者名など
としている。
【0029】上記のように物件に対応させた地点認識情
報が入力されれば、不動産物件データベースサーバー1
3は、検索テーブルT3をもとにして、物件の所在地を
地図上にプロットするとともに、そのプロットした地図
情報を記憶する。例えば、ある物件が、図6の点Pの位
置にあった場合、その物件に対応させた地点認識情報
と、上記検索テーブルT3の地点認識情報とを対比する
ことによって、その地点の座標(X1,Y1)を特定す
る。そして、特定された座標上に、「●」などの物件印
を付け、その物件印をつけた地図情報を不動産物件デー
タベースサーバー13が記憶する。同様に、全ての物件
について詳細地図上の座標を特定し、地図上にその位置
をプロットすることができる。
【0030】上記のように、詳細地図上に物件印をプロ
ットしておけば、これらの物件印をクリックして、その
地点の物件情報を検索できる。なお、以上の説明では、
各物件情報に対応させた地点認識情報として、地点を特
定する最小単位である住所、地番あるいは所有者名など
を用いたが、物件情報の中の地点認識情報としても地図
の(x,y)座標を用いてもよい。この場合には、地図
情報に座標軸を設けておくだけで、上記検索テーブルが
なくても、地図上に物件印をプロットできる。
【0031】以上のように、物件情報記憶部13aに記
憶させたデータと、地図情報記憶部13cに記憶させた
データとを用いれば、物件の位置を地図上で特定でき
る。地図上で、物件の具体的な位置がわかるので、例え
ば、物件の周辺に公園があるとか川があるなどというこ
とも認識できる。また、地図上に表す物件印の色を、物
件の種別によって変えれば、種別が一目でわかる。例え
ば、売り物件には「赤」、貸し物件には「青」といった
ように色分けすることによって、物件の種別を視覚的に
も認識できるようになる。
【0032】さらに、成約済み処理された過去物件情報
も、地図上にプロットすることができる。なぜなら、物
件情報には、地図の座標を対応づけているので、たと
え、その物件情報が、過去物件情報記憶部13bに移し
替えられたとしても、その対応関係が保たれるからであ
る。上記のように、過去物件情報を地図上に表すことが
できるので、目的物件の周辺に過去の物件取引があった
かどうかが一目でわかる。そして、その過去物件の物件
印をクリックすれば、過去物件の価格などの取引状況が
わかる。したがって、過去の取引状況を参考にして妥当
な取引ができる。
【0033】なお、このような物件情報を付けた地図情
報は、売り手のプライバシー保護の観点から、インター
ネットN1に載せて一般ユーザーに公開せず、前記した
ように、イントラネットN2を介してのみ見せるように
している。ただし、商談が具体的に進んだ場合には、各
取り扱い業者の判断で、これらの地図情報をユーザー
に、見せてもかまわない。
【0034】また、不動産物件データベースサーバー1
3には、地図データが記憶されていること前記の通りで
あるが、この地図データの中にはテキストデータと白地
図情報とが含まれる。なお、上記白地図情報は、業者端
末4にあらかじめダウンロードするようにしている。こ
のようにあらかじめダウンロードするようにしたのは、
コンピュータの容量不足を補うようにするためである。
例えば、画像データである白地図を電送しようとする
と、そのデータ容量が大きいために、伝送時間が極端に
長くなってしまう。
【0035】そこで、この実施例では、業者端末4に、
白地図情報をあらかじめダウンロードしておくことによ
って、一回一回の情報伝達時に、画像データである白地
図情報を電送しなくてもよいようにしたものである。し
たがって、管理サーバー1からは、座標データに対応さ
せたテキストデータのみを送信すればよい。業者端末4
側では、受信した座標データに基づいて、地図上に物件
印をプロットすることができる。
【0036】なお、この実施例のように、業者端末4に
白地図をあらかじめダウンロードした場合に、その白地
図にテキストデータを当てはめなければならない。この
当てはめ方として、例えば、テキストデータを毎回送信
するやり方と、テキストデータも白地図と一緒にあらか
じめダウンロードさせておくやり方とが考えられる。た
だし、テキストデータもあらかじめダウンロードする場
合には、テキストデータが更新されたりしたときに、そ
の更新されたテキストデータを、その都度送信するよう
にしなければならない。
【0037】いずれにしても不動産物件データベースサ
ーバー13からは、画像データが送信されないので、デ
ータの伝送時間が大幅に短縮され、会員業者は、見たい
ときにすぐに地図情報を見ることができる。なお、上記
地図情報とは、白地図に施設や家屋およびその所有者等
を明記するとともに、物件の位置をプロットしたものを
いう。また、会員端末4に記憶させておく白地図情報と
不動産物件データベースサーバー13の地図情報記憶部
13cに記憶されている地図データとは、その座標を一
致させておく必要がある。さらに、上記地図データ記憶
部13cの地図データに変更があったときには、会員端
末側の地図データもそれに合わせて変更しなければなら
ない。要するに、定期的に更新するなどのメンテナンス
が必要である。
【0038】次に、ユーザーが自分の端末2を用いて、
不動産業者の物件公開ホームページにアクセスして物件
を検索する場合を説明する。まず、ユーザーは、このシ
ステムの会員のなかから特定の不動産業者の物件公開ホ
ームページにアクセスする。このように、特定の不動産
業者のホームページにアクセスするのは、ユーザーが、
チラシなどに基づいて、興味の有る物件が決まっている
ときなどである。
【0039】一方、ユーザーの要望が、漠然としている
場合には、管理センターホームページにアクセスする方
が便利である。管理センターホームページから、物件情
報の各項目によって、物件を検索することもできる。し
かし、初めにどちらのホームページにアクセスするか
は、ユーザーの自由である。さらに、特定の不動産業者
の情報だけで、希望物件が見つからなかった場合には、
管理センターホームページを利用して、他の業者の情報
を検索できる。したがって、従来のように、何件もの業
者を回らなくてもすむ。
【0040】このようにして、ユーザーが、物件の購入
候補を決めたら、その物件を取り扱う業者、例えば業者
Aに直接コンタクトする。業者Aは、ユーザーに対して
非公開項目のデータを示すことができる。この非公開項
目データは、前記したように、会員である不動産業者の
業者端末4によって業者専用ホームページから引き出す
ことができるデータである。なお、購買希望者が特定さ
れれば、プライバシーの保護は問題にならない。なぜな
ら、購買希望者側が、その物件の詳細情報を知らなけれ
ば、高価物件など買うことができないからである。
【0041】売買が成立した場合、業者Aは、自分の物
件公開ホームページ上で、成約済み物件に成約済み処理
をする。例えば、ホームページ上で成約済みのフラグを
立てるなどの処理をする。成約済み処理をする際には、
前記登録時必須項目とは別の成約時必須項目を入力しな
ければならない。この成約時必須項目としては、買い手
の情報や、価格などである。もしも、成約時必須項目を
入力しない場合には、上記成約処理ができないようにし
ている。
【0042】上記物件公開ホームページ上で成約処理が
されると、その成約時必須項目が、インターネットサー
バー15を介して不動産物件データベースサーバー13
へ入力され、それが物件情報として物件情報記憶部13
aに記憶される。このように成約必須項目が入力される
と、不動産物件データベースサーバー13は、図8の右
上の欄に示すように、その物件に成約済みフラグとして
「1」を付けて記憶する。上記では、物件公開ホームペ
ージ上で、成約処理された場合、その情報が自動的に不
動産物件データベースサーバー13へ入力されることを
説明した。しかし、物件公開ホームページ上で物件情報
が修正された場合には、上記成約処理だけでなく、その
修正処理は、全て、上記不動産物件データベースサーバ
ー13の物件情報記憶部13aに記憶されているデータ
に反映するようにしている。
【0043】上記成約済みフラグが立つと、不動産物件
データベースサーバー13は、フラグが立った時点から
時間を計測し、予め設定した期間が経過した時に、上記
フラグの立った物件情報を、過去物件情報記憶部13b
へ移し替える。これにより、成約済み物件は、物件情報
記憶部13aから自動的に削除される。なお、上記のよ
うに、成約済みフラグが立ってから、成約済み物件を過
去物件情報記憶部13bへ直ぐに移し替えないのは、例
えば、住宅ローンを組めないなどの事情により、解約に
なることが少なくないからである。通常は、成約後45
日程度経過すれば、住宅ローンの見通しも立つ。そこ
で、45日から60日程度の期間を設定して、過去物件
情報記憶部13bに移した物件情報を、物件情報記憶部
13aに戻すようなことがないようにしている。
【0044】また、上記過去物件情報記憶部13bに成
約物件情報が蓄積されたら、例えば、「2000年の取
り扱い物件」というように、1年単位でファイルを自動
的に整理することもできる。このようにして過去物件情
報記憶部13bに過去の物件情報を蓄積すると、この蓄
積された情報は、イントラネットN2を介して、全会員
業者が自身の端末4から見ることができるようにしてい
る。
【0045】このような過去物件データも、上記電子地
図上の物件印に対応づけて記憶される。したがって、業
者端末4のディスプレイでは、地図上の物件印をクリッ
クすることによって、その物件の過去のデータも見るこ
とができる。上記過去物件情報記憶部の過去物件情報に
は、その物件が実際に売られた時の価格データが含まれ
ている。この価格データは、その物件の周辺地域の物
件、あるいはその物件と似た物件の値決めに役立つ。つ
まり、その地域の過去の価格を参考にして、売り主の提
示した価格が妥当であるかどうかを判断したり、妥当な
価格を売り主に提案したりできるし、買い手に対して
も、価格の妥当性を説明する資料として利用できる。ま
た、買い手にとっても、過去の価格データは、自分の購
入しようとする物件の価格が妥当かどうかを判断する基
準になる。
【0046】一方、ユーザーは、上記のような営業支援
システム5を利用すれば、予め、インターネットを利用
して、複数の業者のホームページから、物件情報を得る
ことができる。しかも、各ホームページ上で公開される
登録時必須項目が予め決められているので、どのホーム
ページからも、必要最低限の情報を得ることができる。
そのため、知りたい物件について不足している情報を、
業者にいちいち問い合わせなくてもよくなる。また、不
動産業者は、他の業者の取扱物件を全て把握しているの
で、自分が扱っていない物件もユーザーに提案できる。
そして、上記地図データと物件情報とを組み合わせた電
子地図上のデータは、全て、管理サーバー1に蓄積され
る。
【0047】次に、設計支援システム6について、説明
する。この設計支援システム6には、図9に示すよう
に、データ処理部16と、部材データベース17と、住
宅パターン記憶部18と、設計図記憶部19とを備えて
いる。上記住宅パターン記憶部18には、予め複数の、
モデル住宅の概観図を、パターン名とともに記憶してい
る。また、これらのパターンには、立地条件や、土地の
広さ、建物の広さ、部屋数などのデータも、対応づけら
れている。また、上記設計図記憶部19には、上記パタ
ーンに対応する設計図を記憶させている。さらに、設計
図から、その住宅に必要な部材を全て特定できるように
している。
【0048】上記部材データベース17には、様々な住
宅に必要な部材データが記憶されている。この部材デー
タには、その材質や、サイズ、価格のほか、商品名、メ
ーカー名等が含まれる。したがって、1つの住宅パター
ンが決まれば、上記データ処理部16が、上記設計図記
憶部19から、その設計図を特定し、その設計図と、パ
ターン記憶部18に記憶された概観図とを、ユーザー端
末2や、業者端末3,4のディスプレイに表示させるこ
とができる。また、上記データ処理部16は、設計図が
特定されれば、その設計図に基づいて、必要な部材を上
記部材データベース17から抽出する。そして、抽出し
た部材の価格から積算データを算出し、それに基づい
て、見積書を作成する。
【0049】なお、上記データ処理部16には、設計図
を作成するプログラムを備え、新たに設計図を作成した
り、設計図記憶部19から引き出した設計図を修正する
こともできるようにしてもよい。このように、データ処
理部16で、作成したり、修正した設計図は、新しい住
宅パターンとして、そのパターン名をパターン記憶部1
8に記憶させるとともに、そのパターン名に対応づけて
設計図記憶部19に記憶させるようにしている。
【0050】そして、この設計支援システム6も、イン
ターネットN1を介して、ユーザー端末2や業者端末
3、4に接続されているので、これらの端末2〜4か
ら、この設計支援システム6を利用することができる。
例えば、ユーザーが、自分の住宅を建てる場合、上記設
計支援システム6のユーザー用画面を立ち上げて、自分
の希望に合った住宅パターンを検索することができる。
その場合、ユーザー端末2には、図10に示す検索画面
20が表示されるので、ユーザーは、そこに、この発明
におけるユーザーの希望条件を入力する。上記検索画面
20には、玄関方位を入力する欄20a、間口の寸法を
入力する欄20bや、奥行き、1階部屋数、2階部屋
数、3階部屋数、延べ坪数を入力する各入力欄20c、
20d、20e、20f、20gが設けられている。こ
れらの欄には、大まかな数値を入力し、実行ボタン20
hを押す。
【0051】上記実行ボタン20hが押されると、上記
データ処理部16は、入力された希望条件にマッチした
パターンをパターン記憶部18から抽出する。入力され
た条件にぴったり一致するパターンがない場合には、予
め設定したルールに従って、希望条件に近いものを抽出
するようにすることもできる。そして、データ処理部1
6は、パターンを特定したら、図11、図12のよう
に、そのパターンに対応した見取り図および概観図を表
示させる。このように、ユーザーは、自分の希望に合っ
た、あるいは近い住宅の概観図などを見ることができる
ので、実際に住宅を購入する意欲が高まる。
【0052】ここで、ユーザーの、住宅を建てる意思が
固まった場合には、工務店などの業者は、ユーザーの希
望を取り入れながら、住宅の設計を固め、この設計支援
システム6を利用して、正確な見積書を簡単に作成する
ことができる。そして、決定した積算データや設計図
は、上記設計支援システム6を介して、上記管理サーバ
ー1に登録される。また、この段階で、住宅建築に必要
な部材を全て特定できるので、上記管理サーバー1のデ
ータを、プレカット工場や、部材メーカに送信し、部材
を調達することもできる。つまり、部材調達のために、
わざわざ、別に注文書を作成しなくても、上記設計支援
システム6で作成したデータをそのまま注文書として利
用することができるのである。
【0053】次に、現場管理システム7について説明す
る。図13に示すように、この現場管理システム7は、
現場に設置したウエブカメラ21と、現場から離れた管
理センターCなどに設けた現場管理部22とからなる。
この現場管理部22には、データを処理するデータ処理
部22aと、データを記憶するデータ記憶部22bと、
現場に設置したウエブカメラ21を制御するカメラ制御
部22cとを備えている。上記データ記憶部22aに
は、図14に示すような工程表24や、その他のデータ
を記憶する。
【0054】また、上記管理部22は、上記建築現場の
現場ホームページ23を持っている。このような現場ホ
ームページ23は、上記現場を管理する工務店と、各工
程を行う業者の事務所などに設けられたり、携帯される
業者端末3や、施主のユーザー端末2から、見ることが
できる。つまり、施主や、現場監督、作業員など、全て
の工事関係者が、いつでも上記現場ホームページ23を
見ることができるようにしている。
【0055】図14の工程表24は、工事名称ごとの作
業日程を示したものである。この工程表24では、作業
予定を破線の予定ライン25で示し、作業実績を実線の
作業実績ライン26で示している。上記作業実績ライン
26は、ある工程を終了した段階で、その工程の担当者
が、端末2、3、4から完了信号を入力すると、上記デ
ータ処理部22aが工程表24上に作成する。
【0056】そして、上記工程表24は、データ記憶部
22bに記憶されるとともに、現場管理部22の現場ホ
ームページ23上で公開される。各工事関係者は、上記
現場ホームページ23上で、実績ライン26が記入され
た工程表24を見ることによって、その時点でどこまで
工程が進んでいるかを知ることができる。しかも、上記
予定ライン25と対比して、予定通り工事が進んでいる
かどうかを知ることもできる。
【0057】また、この現場ホームページ23では、現
場に設置したウエブカメラ21からの映像を見ることが
できる。上記ウエブカメラ21は、上記各端末2、3、
4から、管理部22のカメラ制御部22cを介して、リ
モートコントロールできるカメラである。すなわち、上
記カメラ制御部22cには、ウエブカメラ21をコント
ロースするための制御プログラムが記憶されている。そ
して、詳細は省略するが、各工事関係者は、端末2、
3、4から、上記制御プログラムを用いることにより、
ウエブカメラ21を制御することができる。つまり、自
分の見たい部分に、カメラを向けて目的箇所を見ること
ができる。例えば、屋根工事業者は、壁の画像を見ても
役に立たないので、屋根位置を撮影できる位置にウエブ
カメラ21を向ける。
【0058】以下に、この現場管理システム7の利用方
法を説明する。まず、工事を請け負った工務店は、図1
4に示すような工程表24を作成して、現場管理部22
へ入力する。ただし、この時点で入力される工程表24
には、予定ライン25だけが記入されている。現場管理
部22では、上記工程表を工事番号に対応させてデータ
記憶部22bに記憶させる。工事番号とは、工事1件ご
とに付けられたIDのようなもので、工事関係者は、上
記端末2、3、4から現場ホームページ23にアクセス
し、この工事番号を特定することによって、特定の現場
の状況や、その工程表を見ることができるようにしてい
る。
【0059】なお、この実施例では、特定の工事現場の
状況や工程表を、その工事に関係しない者が見ることが
できないように、工事ごとにパスワードを設定してい
る。つまり、パスワードを入力ししなければ、現場のカ
メラ映像や、工程表を見ることができないようにしてい
る。もちろん、誰に見られてもかまわない情報ならば、
上記パスワードなどを設ける必要は無い。しかし、特定
の、個人の住居など、その建築状況を不特定多数の者に
公開することは、プライバシーの保護の観点から好まし
くない。
【0060】実際に工事が始まると、全ての工事関係者
は、現場に設置したウエブカメラ21の映像を業者端末
3、4で見ることによって、現場を監視することができ
る。現場を監視する際には、上記現場ホームページ23
上で、カメラ画面を選択する。すると、端末3、4のデ
ィスプレイには、現場の中継画像が表される。このと
き、ディスプレイに表示された箇所とは、別の箇所を見
たい場合には、自分で、ウエブカメラ21をリモートコ
ントロールすることができる。また,施主もユーザー端
末2によって、自分の家の工事進捗を監視することがで
きる。
【0061】このように、工事関係者は、端末3、4側
から、現場の状況を監視することができる。すなわち、
現場に行かなくても、現場の状況がわかるということで
ある。このように、いつでも、リアルタイムで現場の状
況を知ることができるので、工程の進み具合の予想も立
てやすい。したがって、作業員自身が自分の出番を理解
して、計画的な準備ができ、無駄なく現場へ行くことが
できる。
【0062】また、このシステムでは、工程表24に、
予定ライン25と作業実績ライン26とを並べて表示し
ているので、現時点がどこであるかということだけでな
く、予定通りに進まなかった工程が何なのかが明らかに
なる。すなわち、遅れの原因が明らかになる。そのた
め、各工程における作業員の意識が高まり、それぞれ
が、責任を持って、工程表から遅れないように作業を行
うようになる。これによって、工程表の予定を守ること
ができる。上記のように、工程表24の表示と、ウエブ
カメラ21による現場監視とを組み合わせることによっ
て、作業の効率化が図られ、全体としての工事時間を短
縮することができる。時には、工程表より早く工事が完
了することもある。
【0063】以上のように、この現場管理システムを用
いれば、工事関係者が、いつでも、現場の状況を監視で
きる。そのため、作業が効率的に行われ、工程表の予定
通りに、作業を進めることが可能になる。また、納材店
なども、端末3によって、現場の状況を監視することが
できるので、現場での工事だけでなく、納材のタイミン
グも狂うことがない。そのため、納材が遅れることもな
くなるし、早すぎて持ち帰るというような無駄も起こら
ない。さらには、材料を野ざらしにしてしまうことも防
止できる。したがって、材料を無駄にすることもない
し、材料の品質を低下させることもない。
【0064】そして、この現場管理システム7で、監視
した現場工事の進捗状況は、図14の工程管理表や、ウ
エブカメラ21の映像データとして、上記データ記憶部
22aから、管理センター1に送信される。管理センタ
ー1では、これらのデータを、その住宅の物件情報とし
て、電子地図上の物件データに対応づけて記憶する。ま
た、建築中の検査結果なども、業者端末3、4から入力
できるようにしているので、これらの検査データも、上
記電子地図に対応づけて、記憶させることができる。さ
らに、完成後の検査結果データや、その後の修繕や、部
材の交換などの履歴データも、上記現場管理システム7
を介して、管理伝ター1へ入力できるようにしている。
【0065】これにより、この実施例の建築データ管理
システムを利用して、建築された住宅に関するデータ
は、全て、電子地図上に落とし込まれ、上記管理センタ
ー1で管理されることになる。したがって、この住宅
が、売りに出された時には、上記営業支援システムを介
して、どのような住宅であるのかということを知ること
ができる。例えば、設計図や、使用された全ての部材デ
ータ、価格などの情報を知ることができる。また、その
住宅を取り壊すことになった場合には、上記管理サーバ
ー1に蓄積されたデータによって、実際の解体作業を行
う前に、どのような廃材がどれだけの量、排出されるか
ということがわかる。そのため、廃材のリサイクル計画
や、廃棄計画を立てて、効率の良い解体作業をすること
ができる。
【0066】
【発明の効果】第1〜第3の発明によれば、住宅の設計
から、完成までの様々なデータを一括管理することによ
って、住宅を総合的に評価できるようになる。利用した
部材に関する全てのデータや、建築中の工事履歴データ
までも、いつでも引き出すことができる。特に、設計、
見積、工事、など、各行程で入力されたり、生成された
データを、一括管理しているので、先の行程で入力され
たデータを、後行程で利用できるなど、作業の流れが効
率的にできる。
【0067】また、第2の発明によれば、ユーザーが、
簡単な希望条件を入力するだけで、ユーザーの希望にマ
ッチした住宅パターンを素早く見せることができる。こ
れにより、ユーザーの購買意欲を高めることができる。
第3の発明によれば、完成後の住宅の履歴データまで
も、管理することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の建築データ管理システムの全体図であ
る。
【図2】実施例の営業支援システムの構成図である。
【図3】各業者固有の物件公開ホームページである。
【図4】物件情報記憶部の情報を示した表である。
【図5】地図情報記憶部に記憶された地図を示したもの
である。
【図6】地図情報記憶部に記憶された詳細地図を示した
ものである。
【図7】地図情報記憶部に記憶された、座標と地点認識
情報とを対応させた検索テーブルである。
【図8】特定の物件が成約した時点での、物件情報記憶
部の情報を示した表である。
【図9】実施例の設計支援システムの構成図である。
【図10】実施例の設計支援システムにおける、住宅パ
ターンの検索画面である。
【図11】実施例の設計支援システムにおいて、検出し
た住宅パターンの設計図を表示した画面である。
【図12】実施例の設計支援システムにおいて、検出し
た住宅パターンの概観図を表示した画面である。
【図13】実施例の現場管理システムの構成図である。
【図14】実施例の工程表を示した図である。
【符号の説明】
A,B・・・ 不動産業者 1 管理サーバー 2 ユーザー端末 3、4 業者端末 5 営業支援システム 6 設計支援システム 7 現場管理システム N1 インターネット N2 イントラネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理サーバーと、営業支援システムと、
    設計支援システムと、現場管理システムと、上記管理サ
    ーバーに通信回線を介して接続したユーザー端末および
    建築関連業者の業者端末とからなり、上記営業支援シス
    テムは、上記管理サーバーを介してアクセスしたユーザ
    ー端末や業者端末に対し、土地や住宅などの物件データ
    や、不動産仲介データを提供するとともに、上記ユーザ
    ー端末や業者端末からの入力信号に応じて上記データを
    処理し、その処理結果を電子地図上の座標に対応させて
    上記管理サーバーに記憶させる機能を備え、上記設計支
    援システムは、住宅建築に必要な部材の種類や価格など
    の部材データを記憶した部材データベースを備え、上記
    営業支援システムにおいて特定された土地に合わせた住
    宅の設計図を作成し、この設計図に対応する部材データ
    を上記部材データベースから抽出し、使用する部材の量
    と各部材の価格を積算した積算データと、この積算デー
    タをもとにした上記住宅の見積とを算出し、それらを上
    記管理サーバーに記憶させる機能を備え、上記現場管理
    システムは、上記設計支援システムで作成した設計図に
    基づいた建築工事現場の工事履歴データを収集し、この
    工事履歴データを上記管理サーバーに記憶させる機能を
    備え、上記管理サーバーは、上記営業支援システム、設
    計支援システム、現場管理システムの全てのデータを一
    括管理するとともに、上記設計支援システムで作成され
    た設計図や積算データと、上記現場管理システムにおい
    て収集された工事履歴データとを、上記電子地図上の物
    件データに関連づけて蓄積することを特徴とする建築デ
    ータ管理システム。
  2. 【請求項2】 設計支援システムは、複数の住宅パター
    ンを立地条件、部屋数、広さに対応づけて記憶し、ユー
    ザー端末から入力された立地条件、部屋数、広さなどの
    希望条件にマッチする住宅パターンを検索して、その住
    宅パターンの見取り図や概観図を、上記ユーザー端末へ
    表示させることを特徴とした請求項1に記載の建築デー
    タ管理システム。
  3. 【請求項3】 工事履歴データに、修理履歴データを含
    むことを特徴とする請求項1または2に記載の建築デー
    タ管理システム。
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