JP5313073B2 - 不動産情報管理システム - Google Patents
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Description
すなわち、本発明における課題解決のための技術的手段は、住宅の買い手側の住宅買手情報が保存された住宅管理サーバと、土地の売り手側の土地売手情報が保存された土地管理サーバとを備えた不動産情報管理システムであって、前記住宅管理サーバは、前記住宅買手情報から住宅を建てるのに必要な土地に関する土地買手情報を抽出する買手情報抽出手段と、この買手情報抽出手段によって土地買手情報を前記土地管理サーバに送信する買手情報送信手段とを備え、前記土地管理サーバは、前記買手情報送信手段から送信された土地買手情報を表示する土地情報表示手段とを備えている点にある。
本願発明の最も好ましい技術手段は、第1に、複数の住宅の買い手側の住宅買手情報を保存する住宅買手情報データベースを有する住宅管理サーバと、複数の土地の売り手側の土地売手情報を保存する土地売手情報データベースを有する土地管理サーバとをそれぞれ備えており、前記住宅管理サーバは、前記住宅買手情報データベースに保存された住宅買手情報内から住宅を建てるのに必要な土地に関する土地買手情報を抽出する買手情報抽出手段と、前記買手情報抽出手段によって抽出した前記土地買手情報を当該住宅管理サーバとは異なる前記土地管理サーバに送信する買手情報送信手段とを備え、前記土地管理サーバは、前記住宅管理サーバの買手情報送信手段によって送信された土地買手情報を受信後に当該土地買手情報と前記土地管理サーバに保存された土地売手情報との照合を行う情報照合手段と、前記情報照合手段の照合によって土地買手情報と土地売手情報とがマッチングした前記土地売手情報を前記住宅管理サーバに出力するマッチング情報出力手段と、前記土地買手情報を表示する土地情報表示手段とを備え、さらに、前記住宅管理サーバは、前記土地管理サーバのマッチング情報出力手段によって当該住宅管理サーバに出力された前記土地売手情報を、当該住宅管理サーバ又は当該住宅管理サーバに外部からアクセスしたコンピュータに表示させる手段を備えている点にある。
第2に、前記買手情報抽出手段は、前記住宅買手情報データベースに保存された前記住宅買手情報内の住宅に関する情報に基づいて少なくとも当該住宅を建てるのに必要な土地の大きさを前記土地買手情報として算出する土地情報算出手段を備えている点にある。
第3に、前記情報照合手段は、前記土地買手情報として前記土地情報算出手段により算出された買い手側の住宅の土地の大きさと、前記土地売手情報として売り手側の土地の大きさとを照合し、前記マッチング情報出力手段は、買い手側の住宅の土地の大きさと、売り手側の土地の大きさとが一致する売り手側の土地の大きさを前記住宅管理サーバに出力する点にある。
図1は、不動産情報管理システムの全体構成を示したものである。
不動産情報管理システム1は、主に、住宅の買い手側の情報と、土地の売り手側の情報とを共有させることによって住宅を建てるための土地を見つけ易くするシステムである。
図1に示すように、この不動産情報管理システム1は、住宅管理サーバ2と、土地管理サーバ3とを備えている。
図2は、住宅買手情報を示したものであって、住宅買手情報を記入するシート又は画面の一例を示したものである。図2に示すように、住宅買手情報とは、主に、住宅供給会社情報、顧客情報(ユーザ情報)、建築計画情報とに大別される。
顧客情報(ユーザ情報)とは、例えば、住宅の購入を希望しているユーザ自身の氏名、現住所(住宅購入前の住居の住所)、電話番号、生年月日、職業、勤務先等である。このユーザ情報によって、ユーザの個人情報が分かるようになっている。
具体的には、買手情報抽出手段8は、住宅買手情報データベース5に格納されている住宅供給会社情報、ユーザ情報、建築計画情報の中から土地希望情報を抽出し、その土地希望情報を土地買手情報とする。さらに詳しくは、買手情報抽出手段8は、住宅買手情報データベース5に格納された住宅買手情報内にある複数の項目から、エリア、沿線、最寄駅、学区、重視項目、土地の予算、土地の坪数の情報(内容)を抽出する。
この土地管理サーバ3は、土地の売却を希望しているユーザ、即ち、土地の売却する売り手側の土地売手情報を保存する土地売手情報データベース18を備えている。
土地売手情報データベース18に保存された土地売手情報は、例えば、土地管理サーバ3を有している不動産会社10とは異なる複数の不動産会社11から情報提供されたものである。即ち、土地売手情報データベース18に保存された土地売手情報とは、複数の不動産会社11がそれぞれ個別に有している土地売手情報を、各不動産会社11のコンピュータ12からネットワークNを介して土地管理サーバ3に送信して(アップロード)、各不動産会社の土地売手情報を合わせることにより構成されたものである。
土地管理サーバ3は、土地情報表示手段13を備えている。図3に示すように、土地情報表示手段13は、制御プログラム等から構成され、買手情報送信手段9(住宅管理サーバ2)から送信された土地買手情報(土地買手情報データベース22に保存された土地買手情報)を、土地管理サーバ3に土地買手情報の表示の要求をしてきた外部のコンピュータの表示装置(モニタ)や土地管理サーバ3の表示装置14に表示させるものである。
住宅供給会社の支店6に住宅の購入希望のユーザ(買手)が来店すると(S1)、図2に示すような住宅買手情報に対応するシートに、住宅供給会社情報、ユーザ情報(顧客情報)、建築計画情報等を記入する(S2)。S2にて記入したシート上の住宅買手情報を支店6のコンピュータ7に入力した後(S3)、支店6のコンピュータ7を用いて住宅買手情報をネットワークN等を介して、住宅管理サーバ2に送信する(S4)。住宅管理サーバ2では、住宅買手情報を受信すると住宅買手情報を住宅買手情報データベース5に保存する(S5)。なお、ユーザ等に記入してもらったシートを処理センターに集めた後、そのシート上の住宅買手情報を直接、住宅管理サーバ2に入力してもよい。また、S1〜S4は、支店6における流れであるが、本店4においても支店4と同様である。
例えば、買手情報抽出手段8によって、1日に新しく住宅買手情報データベース5に追加保存された住宅買手情報の中から土地買手情報を抽出して、1日に新しく追加された土地買手情報を買手情報送信手段9によって土地管理サーバ3に送信する。このように、1日単位にて新しい土地買手情報を土地管理サーバ3に自動的に提供することにより、常に新しい買い手の情報が土地管理サーバ3に保存されることになる。なお、買手情報送信手段9は、所定時間毎(例えば、1日ごと、1時間ごと)に、自動的に新しく追加された土地買手情報を土地管理サーバ3に送信することが好ましい。
なお、S9では外部のコンピュータ12の例を示しているが、土地の売り手側の情報を総合的に管理する不動産会社10に配置したコンピュータ23や土地管理サーバ3であっても、土地情報表示手段13によって土地買手情報を表示させることができる。
上記の実施形態では、土地管理サーバ3は、住宅管理サーバ2から送られてきた土地買手情報を表示するものであったが、当該土地買手情報と土地管理サーバ3に保存された土地売手情報とのマッチング等を行って、土地買手情報に最適な土地売手情報を提供できるものであってもよい。
情報照合手段16は、土地買手情報と土地管理サーバ3に保存された土地売手情報とを照合するもので、具体的には、住宅管理サーバ2から土地買手情報が送信されたときなどに、この土地買手情報と土地売手情報データベース18に保存されている土地売手情報との照合を行うものである。
具体的には、検索項目設定機能は、土地買手情報と土地売手情報とにおいて、複数の項目(地域区分、エリア、沿線、最寄駅、土地の予算、土地の坪数等)の中から両者の検索項目を、例えば、表示装置14の画面上にて設定できる機能である。
図5は、不動産情報管理システム1において、住宅買手情報を住宅管理サーバ2に入力してからマッチングした土地売手情報を表示する流れを例示したものである。図5のS1〜S7においては、図4に示した処理と同じであるため説明を省略する。
なお、土地売手情報を送信するにあたっては、例えば、本店4や支店6のコンピュータ7や住宅供給会社の担当者のモバイルコンピュータ(例えば、携帯電話)21に対して、その本店4や支店6が管理している土地買手情報にマッチングした土地売手情報を自動的に送信するようにしてもよい。また、マッチングした土地売手情報を送信するにあたっては、例えば、住宅管理サーバ2に自動的に送信するようにしてもよい。この場合、住宅管理サーバ2に送信された土地売手情報を支店6のコンピュータ7からアクセスして見ることができるようにしてもよいし、住宅管理サーバ2の表示装置19にて表示できるようにしてもよいし、本店4のコンピュータ7により表示してもよい。
これによれば、住宅管理サーバ2から送信された土地買手情報と土地管理サーバ3に保存した土地売手情報とを自動的にリンクさせて、即ち、住宅の買い手側(土地の買い手側)と土地の売り手側との情報の関連性を抽出することにより、土地の買い手が要求している土地(候補地)を即座に提供することが可能となる。
具体的には、買手情報抽出手段8は、住宅買手情報内の住宅に関する情報(例えば、住宅の坪数、エリア)から、この住宅を建てるのに必要な土地に関する情報を求める土地情報算出手段20を備えている。この土地情報算出手段20によって、算出された土地に関する情報は、土地買手情報に付加(追加)されて土地管理サーバ3に送信されることになる。
例えば、土地情報算出手段20は、住宅買手情報内のエリアから当該エリアに設定された建坪率、容積率を予め住宅管理サーバ2等に保存されたデータベースから読み込み、この建坪率、容積率、建物希望情報の住宅の建坪数とを基に、当該住宅を建てるのに必要な土地の大きさ(坪数)を算出する。そして、土地情報算出手段20にて算出した土地の大きさを、土地買手情報において希望坪数(第1希望の坪数)として土地管理サーバ3に送信してもよい。
上記の実施形態では、買手情報抽出手段8は、住宅買手情報内の住宅に関する住宅情報を基に当該住宅を建てるのに必要な土地に関する情報を算出する土地情報算出手段20を備えている。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 住宅管理サーバ
3 土地管理サーバ
4 本店
5 住宅管理サーバ側の住宅買手情報データベース
6 支店
7 コンピュータ
8 買手情報抽出手段
9 買手情報送信手段
10 不動産会社
11 不動産会社
12 コンピュータ
13 土地情報表示手段
14 表示装置
15 表示装置
16 情報照合手段
17 マッチング情報出力手段
18 土地売手情報データベース
19 表示装置
20 土地情報算出手段
22 土地買手情報データベース
Claims (4)
- 複数の住宅の買い手側の住宅買手情報を保存する住宅買手情報データベースを有する住宅管理サーバと、複数の土地の売り手側の土地売手情報を保存する土地売手情報データベースを有する土地管理サーバとをそれぞれ備えており、
前記住宅管理サーバは、前記住宅買手情報データベースに保存された住宅買手情報内から住宅を建てるのに必要な土地に関する土地買手情報を抽出する買手情報抽出手段と、前記買手情報抽出手段によって抽出した前記土地買手情報を当該住宅管理サーバとは異なる前記土地管理サーバに送信する買手情報送信手段とを備え、
前記土地管理サーバは、前記住宅管理サーバの買手情報送信手段によって送信された土地買手情報を受信後に当該土地買手情報と前記土地管理サーバに保存された土地売手情報との照合を行う情報照合手段と、前記情報照合手段の照合によって土地買手情報と土地売手情報とがマッチングした前記土地売手情報を前記住宅管理サーバに出力するマッチング情報出力手段と、前記土地買手情報を表示する土地情報表示手段とを備え、
さらに、前記住宅管理サーバは、前記土地管理サーバのマッチング情報出力手段によって当該住宅管理サーバに出力された前記土地売手情報を、当該住宅管理サーバ又は当該住宅管理サーバに外部からアクセスしたコンピュータに表示させる手段を備えていることを特徴とする不動産情報管理システム。 - 前記買手情報抽出手段は、前記住宅買手情報データベースに保存された前記住宅買手情報内の住宅に関する情報に基づいて少なくとも当該住宅を建てるのに必要な土地の大きさを前記土地買手情報として算出する土地情報算出手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の不動産情報管理システム。
- 前記情報照合手段は、前記土地買手情報として前記土地情報算出手段により算出された買い手側の住宅の土地の大きさと、前記土地売手情報として売り手側の土地の大きさとを照合し、前記マッチング情報出力手段は、買い手側の住宅の土地の大きさと、売り手側の土地の大きさとが一致する売り手側の土地の大きさを前記住宅管理サーバに出力することを特徴とする請求項2に記載の不動産情報管理システム。
- 前記土地管理サーバには、複数の不動産会社からの土地売手情報が保存されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の不動産情報管理システム。
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