JP2003331035A - 不動産情報提供方法、不動産情報提供装置および不動産情報提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 売却希望者が購入希望者に不動産売却の交渉
を容易かつ速やかに行うことができる不動産情報情報提
供装置を提供すること。 【解決手段】 買物件情報登録部１３ｄに登録された複
数の買物件情報を所定の検索条件で検索して、該検索条
件に合致する購入希望条件を有する買物件情報を抽出
し、この抽出された買物件情報を売却希望者ホームペー
ジ１３ｃに書き込み、書込まれた買物件情報を売却側端
末３に表示するので、売却希望者は検索条件に合致した
買物件情報を容易に知ることができる。そして、売却側
端末３に表示された買物件情報を登録した購入希望者の
購入希望者ホームページ１３ｅに、売物件情報を書き込
むので、売却希望者は購入希望者に売物件情報を知らせ
ることができ、よって、売却希望者が購入希望者に不動
産売却の交渉を容易かつ速やかに行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、購入希望者が要望
する不動産情報を、売却希望者に公開し、売却希望者か
ら購入希望者に交渉することができる不動産情報提供方
法、装置、システムに関する。

【０００２】

【背景の技術】不動産を売却する場合、例えば、不動産
会社に売却したい不動産の情報を提供しておき、不動産
会社がその情報を店頭やインターネット上等に公開する
ことによって、購入希望者を募り、応募してきた購入希
望者に対して不動産会社を介して売却希望者が交渉した
り、あるいは、直接売却希望者が交渉して、不動産を売
却していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な不動産の売却方法では、購入希望者が応募してくるの
待って始めて不動産売買の交渉を行うので、売却希望者
は自ら購入希望者を捜すことは不可能であり、売却希望
者にとって不動産売却の交渉はいつも遅れがちであると
いう不満があった。また、購入希望者にとっては、自分
の要望する不動産をインターネットや不動産会社の店頭
で捜すことができても、その後、実際に不動産の売買の
交渉を行うのに、自ら不動産会社に出向いたり、不動産
会社に連絡したりするなどの手間がかかるので、つい交
渉の次期を失ったりしていた。

【０００４】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、購入したい不動産の希望条件と購入希望者名とを含
む買物件情報を売却希望者が容易に知ることができ、こ
れによって、売却希望者が購入希望者に不動産売却の交
渉を容易かつ速やかに行うことができる不動産情報情報
提供方法、不動産情報提供装置、不動産情報提供システ
ムを提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、例えば図１〜図３に示すよ
うに、購入希望者の購入したい不動産の購入希望条件と
購入希望者名を含む買物件情報を、購入希望者が所有す
る購入側端末４から買物件情報登録部１３ｄに登録する
買物件情報登録工程と、売却希望者の売却したい不動産
の売却希望条件と売却希望者名を含む売物件情報を、売
却希望者が所有する売却側端末３から売物件情報登録部
１３ｂに登録する売物件情報登録工程と、前記買物件情
報登録部１３ｄに登録された買物件情報と、前記売物件
情報登録部１３ｂに登録された売物件情報とを比較し
て、買物件情報の購入希望条件と売物件情報の売却希望
条件とが合致した際に、売却希望条件に合致する購入希
望条件を有する買物件情報を、前記売却側端末３に表示
可能となるように売却希望者ホームページ１３ｃに書き
込むとともに、購入希望条件に合致する売却希望条件を
有する売物件情報を、前記購入側端末４に表示可能とな
るように購入希望者ホームページ１３ｅに書き込む売買
物件情報書込み工程とを備えていることを特徴とする。

【０００６】ここで買物件情報を登録するとは、購入希
望の不動産の場所、広さ、価格等の情報を登録すること
を意味するのは勿論のこと、購入希望の不動産がある場
所のエリア(地域、区、市、町)や、不動産が建物の場合
は、マンション等の集合住宅であるか、戸建て住宅であ
るか等の情報を登録することも意味し、さらには、一度
登録された不動産情報を更新して登録することも意味す
る。また、売物件情報を登録するとは、売却希望の不動
産の場所、広さ、価格等の情報を登録することを意味す
るのは勿論のこと、不動産がある場所のエリア(地域、
区、市、町)や、不動産が建物の場合は、マンション等
の集合住宅であるか、戸建て住宅であるか等の情報を登
録することも意味し、さらには、一度登録された不動産
情報を更新して登録することも意味する。

【０００７】請求項４記載の発明は、購入希望者の購入
したい不動産の購入希望条件と購入希望者名を含む買物
件情報を複数登録可能な買物件情報登録部１３ｄと、売
却希望者の売却したい不動産の売却希望条件と売却希望
者名を含む売物件情報を複数登録可能な売物件情報登録
部１３ｂと、前記買物件情報登録部１３ｄに登録された
買物件情報と、前記売物件情報登録部１３ｂに登録され
た売物件情報とを比較して、買物件情報の購入希望条件
と売物件情報の売却希望条件とが合致した際に、売却希
望条件に合致する購入希望条件を有する買物件情報を、
通信ネットワーク２を介して接続してきた売却側端末３
に表示可能となるように売却希望者ホームページ１３ｃ
に書き込む買物件情報書込手段２１と、購入希望条件に
合致する売却希望条件を有する売物件情報を、通信ネッ
トワーク２を介して接続してきた購入側端末４に表示可
能に購入希望者ホームページ１３ｅに書き込む売物件情
報書込手段２２とを備えていることを特徴とする。

【０００８】請求項１および４記載の発明によれば、買
物件情報登録部１３ｄに登録された買物件情報の購入希
望条件と、売物件情報登録部１３ｂに登録された売物件
情報の売却希望条件とが合致した際に、売却希望条件に
合致する購入希望条件を有する買物件情報を、売却側端
末３に表示可能となるように売却希望者ホームページ１
３ｃに書き込むので、売却希望者は、買物件情報を容易
に知ることができ、これによって、売却希望者が購入希
望者に不動産売却の交渉を容易かつ速やかに行うことが
できる。一方、買物件情報登録部１３ｄに登録された買
物件情報の購入希望条件と、売物件情報登録部１３ｂに
登録された売物件情報の売却希望条件とが合致した際
に、購入希望条件に合致する売却希望条件を有する売物
件情報を、購入側端末４に表示可能となるように購入希
望者ホームページ１３ｅに書き込むので、購入希望者
は、売物件情報を容易に知ることができ、これによっ
て、購入希望者が売却希望者に不動産売却の交渉を容易
かつ速やかに行うことができる。

【０００９】請求項２記載の発明は、例えば図１〜図３
に示すように、購入希望者の購入したい不動産の購入希
望条件と購入希望者名を含む買物件情報を、購入希望者
が所有する購入側端末４から買物件情報登録部１３ｄに
登録する買物件情報登録工程と、売却希望者の売却した
い不動産の売却希望条件と売却希望者名を含む売物件情
報を、売却希望者が所有する売却側端末３から売物件情
報登録部１３ｂに登録する売物件情報登録工程と、前記
買物件情報登録部１３ｄに登録された買物件情報と、前
記売物件情報登録部１３ｂに登録された売物件情報とを
比較して、買物件情報の購入希望条件と売物件情報の売
却希望条件とが合致した際に、売却希望条件に合致する
購入希望条件を有する買物件情報を、売却希望者ホーム
ページ１３ｃに書き込む買物件情報書込工程と、前記売
却希望者用ホームページ１３ｃに書込まれた買物件情報
を前記売却側端末３に表示する買物件情報表示工程と、
前記売却側端末３に表示された買物件情報を登録した購
入希望者の購入希望者ホームページ１３ｅに、前記買物
件情報の購入希望条件と合致する売却希望条件を有する
売物件情報を、前記購入側端末４に表示可能となるよう
に書き込む売物件情報書込工程とを備えたことを特徴と
する。

【００１０】請求項５記載の発明は、購入希望者の購入
したい不動産の購入希望条件と購入希望者名を含む買物
件情報を複数登録可能な買物件情報登録部１３ｄと、売
却希望者の売却したい不動産の売却希望条件と売却希望
者名を含む売物件情報を複数登録可能な売物件情報登録
部１３ｂと、前記買物件情報登録部１３ｄに登録された
買物件情報と、前記売物件情報登録部１３ｂに登録され
た売物件情報とを比較して、買物件情報の購入希望条件
と売物件情報の売却希望条件とが合致した際に、売却希
望条件に合致する購入希望条件を有する買物件情報を、
通信ネットワーク２を介して接続してきた売却側端末３
に表示可能に売却希望者ホームページ１３ｃに書き込む
買物件情報書込手段２１と、前記売却希望者ホームペー
ジ１３ｃに書き込まれた買物件情報を、前記売却側端末
３に表示する買物件情報表示手段２３と、前記売却側端
末３に表示された買物件情報を登録した購入希望者の購
入希望者ホームページ１３ｅに、前記買物件情報の購入
希望条件と合致する売却希望条件を有する売物件情報
を、前記購入側端末４に表示可能となるように書き込む
売物件情報書込手段２２とを備えていることを特徴とす
る。

【００１１】請求項２および５記載の発明によれば、買
物件情報登録部１３ｄに登録された買物件情報の購入希
望条件と、売物件情報登録部１３ｂに登録された売物件
情報の売却希望条件とが合致した際に、売却希望条件に
合致する購入希望条件を有する買物件情報を、売却側端
末３に表示可能となるように売却希望者ホームページ１
３ｃに書き込み、この売却希望者用ホームページ１３ｃ
に書込まれた買物件情報を前記売却側端末３に表示する
ので、売却希望者は、買物件情報を容易に知ることがで
き、さらに、買物件情報を登録した購入希望者の購入希
望者ホームページ１３ｅに、買物件情報の購入希望条件
と合致する売却希望条件を有する売物件情報を、購入側
端末４に表示可能となるように書き込むので、購入希望
者は売物件情報を容易に知ることができ、また、売却希
望者は購入希望者に不動産売却の交渉を容易かつ速やか
に行うことができる。

【００１２】請求項３記載の発明は、例えば図１〜図３
に示すように、購入希望者の購入したい不動産の購入希
望条件と購入希望者名を含む買物件情報を、購入希望者
が所有する購入側端末４から買物件情報登録部１３ｄに
登録する買物件情報登録工程と、売却希望者の売却した
い不動産の売却希望条件と売却希望者名を含む売物件情
報を、売却希望者が所有する売却側端末３から売物件情
報登録部１３ｂに登録する売物件情報登録工程と、前記
買物件情報登録部に登録された複数の買物件情報を所定
の検索条件で検索して、該検索条件に合致する購入希望
条件を有する買物件情報を抽出する買物件情報抽出工程
と、抽出された買物件情報を売却希望者ホームページ１
３ｃに書き込む買物件情報書込工程と、前記売却希望者
ホームページ１３ｃに書込まれた買物件情報を、前記売
却側端末３に表示する買物件情報表示工程と、前記売却
側端末３に表示された買物件情報を登録した購入希望者
の購入希望者ホームページ１３ｅに、前記買物件情報の
購入希望条件と合致する売却希望条件を有する売物件情
報を、前記購入側端末４に表示可能となるように書き込
む売物件情報書込工程とを備えたことを特徴とする。

【００１３】請求項６記載の発明は、購入希望者の購入
したい不動産の購入希望条件と購入希望者名を含む買物
件情報を複数登録可能な買物件情報登録部１３ｄと、売
却希望者の売却したい不動産の売却希望条件と売却希望
者名を含む売物件情報を複数登録可能な売物件情報登録
部１３ｂと、前記買物件情報登録部１３ｄに登録された
複数の買物件情報を所定の検索条件で検索して、該検索
条件に合致する購入希望条件を有する買物件情報を抽出
する買物件情報抽出手段２５と、抽出された買物件情報
を売却希望者ホームページ１３ｃに書き込む買物件情報
書込手段２１と、前記売却希望者ホームページ１３ｃに
書き込まれた買物件情報を、前記売却側端末３に表示す
る買物件情報表示手段２３と、前記売却側端末３に表示
された買物件情報を登録した購入希望者の購入希望者ホ
ームページ１３ｅに、前記買物件情報の購入希望条件と
合致する売却希望条件を有する売物件情報を、前記購入
側端末４に表示可能となるように書き込む売物件情報書
込手段２２とを備えたことを特徴とする。

【００１４】請求項３および６記載の発明によれば、買
物件情報登録部１３ｄに登録された複数の買物件情報を
所定の検索条件で検索して、該検索条件に合致する購入
希望条件を有する買物件情報を抽出し、この抽出された
買物件情報を売却希望者ホームページ１３ｃに書き込
み、書込まれた買物件情報を売却側端末３に表示するの
で、売却希望者は検索条件に合致した買物件情報を容易
に知ることができる。そして、売却側端末３に表示され
た買物件情報を登録した購入希望者の購入希望者ホーム
ページ１３ｅに、買物件情報の購入希望条件と合致する
売却希望条件を有する売物件情報を、購入側端末４に表
示可能となるように書き込むので、売却希望者は購入希
望者に売物件情報を知らせることができ、よって、売却
希望者が購入希望者に不動産売却の交渉を容易かつ速や
かに行うことができる。

【００１５】請求項７記載の発明は、請求項４〜６のい
ずれかに記載の不動産情報提供装置において、前記購入
希望者ホームページ１３ｅは、前記購入側端末４から前
記通信ネットワーク２を介して購入希望者登録を行うこ
とによって開設され、前記売却希望者ホームページ１３
ｃは、前記売却側端末３から前記通信手段２を介して売
却希望者登録を行うことによって開設されることを特徴
とする。

【００１６】請求項７記載の発明によれば、購入希望者
ホームページ１３ｅは購入側端末４から購入希望者登録
を行うことによって開設されるので、購入希望者ごとに
確実に購入希望者ホームページ１３ｅを設けることがで
き、また、購入希望者の個人情報を管理できる。また、
売却希望者ホームページ１３ｃは売却側端末３から売却
希望者登録を行うことによって開設されるので、売却希
望者ごとに確実に売却希望者ホームページ１３ｃを設け
ることができ、また、売却希望者の個人情報を管理でき
る。

【００１７】請求項８記載の発明は、請求項４〜７のい
ずれかに記載の不動産情報提供装置と、この不動産提供
装置に、通信ネットワーク２を介して接続可能な売却側
端末３および購入側端末４とを備えたことを特徴とす
る。

【００１８】請求項８記載の発明によれば、売却側端末
３と不動産情報提供装置１とが通信ネットワークを介し
て接続可能であるので、売却希望者が購入希望者に不動
産売却の交渉をリアルタイムで行える。また、購入側端
末４と不動産情報提供装置１とが通信ネットワークを介
して接続可能であるので、購入希望者が売却希望者に不
動産売却の交渉をリアルタイムで行える。なお、通信ネ
ットワークとしては、例えばインターネットが挙げられ
るが、これに限らず、イントラネット、エクストラネッ
ト等でもよい。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図１は、本発明に係る不動
産情報提供装置１のハード構成を示すブロック図、図２
は機能ブロック図である。図１および図２に示すよう
に、本実施の形態の不動産情報提供システムは、不動産
情報提供装置１と、インターネット(通信ネットワーク)
２と、売却側端末３と購入側端末４等で構成され、不動
産情報提供装置１と売却側端末３および購入側端末４と
は、通信ネットワーク２を介して接続されている。

【００２０】不動産情報提供装置１は、WWW（World Wi
de Web）サーバとしての機能を有し、図１に示すよう
に内部にＣＰＵ（Central Processing Unit）１０
と、ＲＡＭ（Random Access Memory）１１と、記憶装
置１３と、通信手段１４と、等を備え、それらはバス１
５や各種インターフェースを介して接続されている。

【００２１】ＣＰＵ１０は、記憶装置１３に格納されて
いるシステムプログラムや各種アプリケーションプログ
ラムや、売却側端末３および購入側端末４から入力され
る各種指示信号に応じた各種データ等をＲＡＭ１１に格
納し、この指示及び入力データに応じてＲＡＭ１１内に
格納したアプリケーションプログラムに従って各種処理
を実行し、その処理結果をＲＡＭ１１に一時的に格納す
る。

【００２２】ＲＡＭ１１は、ＣＰＵ１０が記憶装置１３
に格納されたプログラムを実行する際に各種データを展
開するプログラム格納領域を形成するとともに、ＣＰＵ
１０が実行する処理に関わるデータを一時的に記憶する
記憶領域、入力指示と入力データとによって処理される
作業領域等を形成する。

【００２３】通信装置１４は、モデム（ＭＯＤＥＭ：MO
dulator/DEModulator）、ターミナルアダプタ（ＴＡ：T
erminal Adapter）、あるいはルーター等によって構成
され、電話回線、ＩＳＤＮ回線、あるいは専用線等の通
信回線を介して売却側端末３や購入側端末４との間で情
報や情報取得請求の信号の送受信を行う。

【００２４】記憶装置１３は、プログラムやデータ等が
予め記憶されたハードディスク装置であり、このハード
ディスク装置のハードディスクには、プログラム記憶部
１３ａと、売物件情報登録部１３ｂと、複数の売却希望
者ホームページ１３ｃ…と、買物件情報登録部１３ｄ
と、複数の購入希望者ホームページ１３ｅ…が設けられ
ている。プログラム記憶部１３ａには、ＯＳ（オペレー
ティングシステム）等の制御プログラムの他に、ＷＷＷ
サーバソフト等を含む各種アプリケーションソフトが記
憶されている。

【００２５】売物件情報登録部１３ｂは、売却したい不
動産の売物件情報を全て記憶するものであり、この売物
件情報記憶部１３ｂには、多数の売却希望者それぞれの
不動産に関する売物件情報が記憶される。売物件情報と
しては、例えば、売却したい不動産の場所(住所)、広
さ、価格、備考等の他、例えば、区、市、町村名等の不
動産がある場所のエリアがある。また、これらの他、売
却希望者の住所、氏名、会社名、電話番号、電子メール
アドレス等も売物件情報として記憶される。

【００２６】売却希望者ホームページ１３ｃは、売却希
望者ごとに記憶装置１３に設けられたものであり、購入
希望者の購入したい不動産の購入希望条件と購入希望者
名とを含む買物件情報を、売却側端末３に表示可能とな
るように記憶するものである。

【００２７】買物件情報登録部１３ｄは、購入したい不
動産の買物件情報を全て記憶するものであり、この買物
件情報登録部１３ｄには、多数の購入希望者それぞれの
不動産に関する買物件情報が記憶される。買物件情報と
しては、例えば、購入したい不動産の場所(住所)、広
さ、価格、備考等の他、例えば、区、市、町村名等の購
入したい不動産がある場所のエリアがある。また、これ
らの他、購入希望者の住所、氏名、会社名、電話番号、
電子メールアドレス等も買物件情報として記憶される。

【００２８】購入希望者ホームページ１３ｅは、購入希
望者ごとに記憶装置１３に設けられたものであり、売却
希望者の売却したい不動産の売却希望条件と売却希望者
名とを含む売物件情報を、購入側端末４に表示可能とな
るように記憶するものである。

【００２９】また、不動産情報提供装置１は、買物件情
報書込手段２１と売物件情報書込手段２２とを備えてい
る。買物件情報書込手段２１は、買物件情報登録部１３
ｄに登録された買物件情報と、売物件情報登録部１３ｂ
に登録された売物件情報とを比較して、買物件情報の購
入希望条件と売物件情報の売却希望条件とが合致した際
に、売却希望条件に合致する購入希望条件を有する買物
件情報を、通信ネットワーク２を介して接続してきた売
却側端末３に表示可能となるように売却希望者ホームペ
ージ１３ｃに書き込むものである。買物件情報書込手段
２１は、ＣＰＵ１０、ＲＡＭ１１、プログラム情報記憶
部１３ａに記憶されている買物件情報書込プログラム等
によって構成されている。

【００３０】売物件情報書込手段２２は、買物件情報登
録部１３ｄに登録された買物件情報と、売物件情報登録
部１３ｂに登録された売物件情報とを比較して、買物件
情報の購入希望条件と売物件情報の売却希望条件とが合
致した際に、購入希望条件に合致する売却希望条件を有
する売物件情報を、通信ネットワーク２を介して接続し
てきた購入側端末４に表示可能に購入希望者ホームペー
ジ１３ｅに書き込むものである。売物件情報書込手段２
２は、ＣＰＵ１０、ＲＡＭ１１、プログラム情報記憶部
１３ａに記憶されている売物件情報書込プログラム等に
よって構成されている。

【００３１】さらに、不動産情報提供装置１は、買物件
情報表示手段２３と売物件情報表示手段２４とを備えて
いる。買物件情報表示手段２３は、売却希望者ホームペ
ージ１３ｃに書き込まれた買物件情報を、通信手段１４
を介して前記売却側端末３に表示するものであり、ＣＰ
Ｕ１０、ＲＡＭ１１、プログラム情報記憶部１３ａに記
憶されている買物件情報表示プログラム等によって構成
されている。そして、前記売物件情報書込手段２２は、
売却側端末３に表示された買物件情報を登録した購入希
望者の購入希望者ホームページ１３ｅに、買物件情報の
購入希望条件と合致する売却希望条件を有する売物件情
報を、通信手段１４を介して購入側端末４に表示可能と
なるように書き込む機能も備えている。売物件情報表示
手段２４は、購入希望者ホームページ１３ｅに書き込ま
れた売物件情報を、通信手段１４を介して前記購入側端
末４に表示するものであり、ＣＰＵ１０、ＲＡＭ１１、
プログラム情報記憶部１３ａに記憶されている売物件情
報表示プログラム等によって構成されている。

【００３２】また、不動産情報提供装置１は、買物件情
報抽出手段２５を備えている。この買物件情報抽出手段
２５は、買物件情報登録部１３ｄに登録された複数の買
物件情報を所定の検索条件で検索して、該検索条件に合
致する購入希望条件を有する買物件情報を抽出するもの
である。買物件情報抽出手段２５は、ＣＰＵ１０、ＲＡ
Ｍ１１、プログラム情報記憶部１３ａに記憶されている
買物件情報抽出プログラム等によって構成されている。
そして、前記買物件情報書込手段２１は、抽出された買
物件情報を売却希望者ホームページ１３ｃに書き込む機
能も備えている。さらに、買物件情報表示手段２３は、
売却希望者ホームページ１３ｃに書込まれた買物件情報
を、通信手段１４を介して売却側端末３に表示する機能
を備えている。また、売物件情報書込手段２２は、売却
側端末３に表示された買物件情報を登録した購入希望者
の購入希望者ホームページ１３ｅに、前記買物件情報の
購入希望条件と合致する売却希望条件を有する売物件情
報を、通信手段１４を介して購入側端末４に表示可能と
なるように書き込む機能も備えている。

【００３３】また、不動産情報提供装置１は、第１交渉
手段２６と第２交渉手段２７とを備えている。第１交渉
手段２６は、売却希望者ホームページ１３ｃに書き込ま
れた買物件情報に基いて、売却希望者が購入希望者に交
渉するためのものであり、売却希望者ホームページ１３
ｃに売却側端末３によって交渉内容を書き込み、この交
渉内容が電子メールとして購入側端末４や、購入希望者
ホームページ１３ｅに送信される。具体的には、第１交
渉手段２６はウエブ上で機能する電子メールである。

【００３４】第２交渉手段２７は、購入希望者ホームペ
ージ１３ｅに書込まれた売物件情報に基いて、購入希望
者が売却希望者に交渉するためのものであり、購入希望
者ホームページ１３ｅに購入側端末４によって交渉内容
を書き込み、この交渉内容が電子メールとして売却側端
末３や、売却希望者ホームページ１３ｃに送信される。
具体的には、第２交渉手段２７はウエブ上で機能する電
子メールである。

【００３５】次に、本実施の形態における不動産情報提
供装置１を用いた不動産情報提供方法方法について図１
〜図６を参照して説明する。まず、図１および図２に示
すように、不動産情報提供装置１には、複数の売却側端
末３と複数の購入側端末４が、インターネット２を介し
て接続可能となっている。なお、図１および図２におい
ては、売却側端末３と購入側端末４とをそれぞれ一つず
つ図示しているが、実際にはこれら端末は複数の売却希
望者、複数の購入希望者ごとに存在する。また、図１お
よび図２においては、売却希望者ホームページ１３ｃと
購入希望者ホームページ１３ｅはそれぞれ二つずつ図示
しているが、実際にはこれらは売却希望者、購入希望者
の数に対応して設けられるものである。

【００３６】購入希望者は、新規の場合はまず、購入側
端末４から以下のようにして、購入希望者登録を行う。
購入側端末４のブラウザによって不動産情報提供サイト
のホームページにアクセスすると、図３に示すように、
トップ画面Ｇ１が購入側端末４の表示装置に表示され
る。このトップ画面Ｇ１には、サイトの概略と、不動産
を売却したいのか、購入したいのかを選択するボタン
が、「買います」、「売ります」として表示される。

【００３７】ここで、購入希望者が「買います」ボタンを
購入側端末４のマウス等によってクリックすると、買登
録画面Ｇ２に移行する。この買登録画面Ｇ２上で、購入
希望者は購入希望者登録を行う。この場合、住所、氏
名、ニックネーム、電話番号（TEL）、電子メールアド
レス（E-mail）等を買登録画面Ｇ２上で入力し、それを
確認した後、「登録」ボタンをクリックする。すると、不
動産情報提供装置１から登録確認メールが購入側端末４
に送信される。この登録確認メールには、登録を受け付
けた旨と、購入希望者専用のホームページのURL、ID番
号、パスワード等が記載されている。つまり、購入希望
者登録を行うことによって、不動産情報提供装置１に購
入希望者ホームページ１３ｅが開設される。

【００３８】このように、購入希望者ホームページ１３
ｅは購入希望者登録を行うことによって開設されるの
で、購入希望者ごとに確実に購入却希望者ホームページ
１３ｅを設けることができ、また、購入希望者の個人情
報を管理できる。一方、購入希望者が既に購入希望者登
録を済ませている場合、トップ画面Ｇ１上でID番号およ
びパスワードを入力すると、購入希望者専用のホームペ
ージＧ３が表示される。

【００３９】このホームページＧ３には、売物件情報登
録部１３ｂに登録されている売物件情報中のうち、購入
希望条件に合致する売却希望条件を有する売物件情報が
売物件リストとして表示されるようになるが、その前に
ホームページＧ３上で、購入希望者が購入したい不動産
の購入希望条件等を入力する。すなわち、ホームページ
Ｇ３上で「条件登録」ボタンをクリックすると、条件登録
画面Ｇ４に移行する。この条件登録画面Ｇ４上で「条件
追加」ボタンをクリックすると、条件登録／修正画面Ｇ
５に移行する。この条件登録／修正画面Ｇ５上で、購入
したい不動産の場所、広さ、予算等の購入希望条件を入
力する。また、入力した条件を修正する場合、条件登録
画面Ｇ４上で、「修正」ボタンをクリックすると、条件登
録／修正画面Ｇ５に移行し、この条件登録／修正画面Ｇ
５上で、修正分を入力する。そして、入力終了後、条件
登録／修正画面Ｇ５上で、「登録」ボタンをクリックする
と、入力された購入希望条件を含む買物件情報が、買物
件情報登録部１３ｄに登録される。

【００４０】このようにしてホームページＧ３上で、購
入希望者が購入したい不動産の購入希望条件を入力する
と、この希望条件や、前記購入希望者登録で行った購入
希望者名を含む買物件情報が買物件情報登録部１３ｄに
書込まれる。このように、ホームページＧ３上で入力さ
れた買物件情報は、買物件情報登録部１３ｄに書込まれ
るので、複数の購入希望者の買物件情報を容易かつ確実
に買物件情報登録部１３ｄに登録できる。

【００４１】なお、本例では、ホームページＧ３上で、
購入希望者が購入したい不動産の購入希望条件を入力す
るようにしたが、買登録画面Ｇ２上で購入希望条件を入
力するようにしてもよい。

【００４２】一方、売却希望者は、新規の場合はまず、
売却側端末３から以下のようにして売却希望者登録を行
う。売却側端末３のブラウザによって不動産情報提供サ
イトのホームページにアクセスすると、図３に示すよう
に、トップ画面Ｇ１が売却側端末３の表示装置に表示さ
れる。このトップ画面Ｇ１には、サイトの概略と、不動
産を売却したいのか、購入したいのかを選択するボタン
が、「買います」、「売ります」として表示される。

【００４３】ここで、売却希望者が「売ります」ボタンを
売却側端末３のマウス等によってクリックすると、売登
録画面Ｇ１２に移行する。この売登録画面Ｇ１２上で、
売却希望者は売却希望者登録を行う。この場合、住所、
氏名、電話番号（TEL）、電子メールアドレス（E-mai
l）等を買登録画面Ｇ２上で入力し、それを確認した
後、「登録」ボタンをクリックする。その後、売却希望者
が審査され、審査結果登録画面Ｇ１３に審査結果が表示
される。この審査結果が良好の場合、審査結果登録画面
Ｇ１３上で「登録」ボタンをクリックすると、不動産情報
提供装置１から登録確認メールが売却側端末３に送信さ
れる。この登録確認メールには、登録を受け付けた旨
と、売却希望者専用のホームページのURL、ID番号、パ
スワード等が記載されている。つまり、売却希望者登録
を行うことによって、不動産情報提供装置１に売却希望
者ホームページ１３ｃが開設される。一方、売却希望者
が既に売却希望者登録を済ませている場合、トップ画面
Ｇ１上でID番号およびパスワードを入力すると、売却希
望者専用のホームページＧ１４が表示される。

【００４４】このホームページＧ１４には、メニューと
して、「事前登録」、「条件設定」、「買いリスト検索」、
「登録リスト」のそれぞれのボタンが表示される。「事前
登録」ボタンをクリックすると、事前登録画面Ｇ１５に
移行する。そして、この事前登録画面Ｇ１５上で、売却
したい不動産の売物件情報を入力する。入力する売物件
情報は、売却したい不動産の場所、広さ、価格、備考等
である。売物件情報を入力後、事前登録画面Ｇ１５上で
「登録」ボタンをクリックすると、入力された売物件情報
が売物件情報登録部１３ｂに登録される。

【００４５】このようにしてホームページＧ１５上で、
売却希望者が売却したい不動産の情報を入力すると、こ
の情報や、前記売却希望者登録で行った売却希望者名を
含む売物件情報が売物件情報登録部１３ｂに書込まれ
る。なお、本例では、ホームページＧ１５上で、売却希
望者が売却したい不動産の売却希望条件を入力するよう
にしたが、売登録画面Ｇ１２上で売却希望条件を入力す
るようにしてもよい。

【００４６】また、ホームページＧ１４上で「条件設定」
ボタンをクリックすると、条件設定画面Ｇ１６に移行す
る。この条件設定画面Ｇ１６は、不動産を購入したい購
入希望者の購入希望条件を検索するときの、検索条件を
設定するためのものであり、例えば、購入したい不動産
があるエリア (例えば、区、市、町村)がどこか、不動
産が建物である場合には、戸建てであるかマンション等
の集合住宅であるか、その建物が中古であるか新築であ
るか、さらには、予算はどの程度か等の条件を設定する
ようになっている。そして、この条件設定画面Ｇ１６上
で条件設定を行った後、「登録」ボタンをクリックする
と、その設定された条件が売却希望者ホームページ１３
ｃに登録される。

【００４７】さらに、ホームページＧ１４上で「買いリ
スト検索」ボタンをクリックすると、買いリスト検索画
面Ｇ１７に移行する。この買いリスト検索画面Ｇ１７と
しては、例えば、図４に示すような検索画面Ｇ１７が表
示される。この検索画面Ｇ１７では、買物件情報登録部
１３ｄに登録されている買物件情報を、前記買物件情報
抽出手段２５によって、所定の検索条件で検索して、購
入希望者名を含む買物件情報を抽出できるようになって
いる。つまり、土地を探している方(購入希望者)の名前
（本実施の形態ではニックネーム）を含む買物件情報を
抽出する場合、中古戸建(マンション)を探している方の
名前を含む買物件情報を抽出する場合、新築戸建(マン
ション)を探している方の名前を含むを抽出する場合の
それぞれに、「予算で探す」、「地域で探す」、「沿線で探
す」等のボタンが設けられている。

【００４８】そして、検索画面Ｇ１７上で、土地を探し
ている方の名前を含む買物件情報を抽出する場合に、
「予算で探す」ボタンをクリックすると、図示は省略する
が、予算の範囲を入力または選択する画面が表示され、
この画面で予算の範囲を入力または選択して、検索ボタ
ンをクリックすると、図５に示すような、検索結果が買
い希望者リスト画面Ｇ１８として表示される。また、検
索画面Ｇ１７上で、土地を探している方の名前を含む買
物件情報を抽出する場合に、「地域で探す」ボタンをクリ
ックすると、図示は省略するが、都道府県が区画された
日本地図が画面表示され、この画面上で例えば東京都の
区画を選択してクリックすると、区、市町村に区画され
た東京都の地図が画面表示され、さらに、この画面上で
例えば目黒区の区画を選択してクリックすると、図６に
示すような、検索結果が買い希望者リスト画面Ｇ１８と
して表示される。なお、買い希望者リスト画面Ｇ１８で
は、購入希望者が、ニックネームが表示される。

【００４９】上記のような検索、抽出は、前記買物件情
報抽出手段２５によって実行される。すなわち、上述し
たように、買物件情報登録部１３ｄには、購入希望者が
購入したい不動産の希望条件と購入希望者名とを含む買
物件情報が記憶されており、これら複数の買物件情報
を、上述したようなホームページＧ１４上で設定した検
索条件で検索して、該検索条件に合致する購入希望条件
を有する買物件情報を抽出することによって実行され
る。そして、買物件情報抽出手段２５は、売却側端末３
からの要請を受けて、買物件情報を抽出し、この抽出さ
れた買物件情報は、買物件情報書込手段２１によって売
却希望者ホームページ１３ｃに書き込まれる。さらに、
売却希望者ホームページ１３ｃに書き込まれた買物件情
報は、買物件情報表示手段２３によって通信手段１４を
介して売却側端末３に、買い希望者リスト路画面Ｇ１８
として表示される。

【００５０】次に、買い希望者リスト画面Ｇ１８上に表
示された購入希望者のうちから、お知らせしたい購入希
望者を選択して、同画面１８上で「お知らせ」ボタンをク
リックすると、購入希望者ホームページ１３ｅに、売物
件情報が売物件情報書込手段２２によって書き込まれ、
この売物件情報は購入側端末３に送信される。購入側端
末３には、購入希望者ホームページ１３ｅに書き込まれ
た売物件情報が表示される。この表示内容としては例え
ば画面Ｇ３に示すように、売物件の価格、広さ（大き
さ）、所在地、日付等が表示される。そして、売物件の
所在地をクリックすると、地図画面が表示される。この
地図は例えばインターネット上にある地図のサイトに、
不動産の所在地が対応付けられ、この所在地とともに地
図を表示するか、あるいは不動産情報提供装置１に予め
地図と所在地を対応付けた情報を格納しておいてもよ
い。

【００５１】また、同画面１８上で「お知らせ」ボタンを
クリックすると、お知らせ物件選択画面Ｇ１９に移行す
る。この画面Ｇ１９上では電子メールのフォームが展開
され、このフォームに前記事前登録画面Ｇ１５で入力し
た売物件情報が複写される。そして、この電子メールの
フォームに交渉内容等を入力したうえで、画面Ｇ１９上
で「お知らせ」ボタン（第１交渉手段）をクリックする
と、電子メールが購入側端末４に自動的に送信され、こ
れによって、売却希望者が購入希望者に不動産売却の交
渉を開始する。

【００５２】また、ホームページＧ１４上で「登録リス
ト」ボタンをクリックすると、売りお知らせリスト画面
Ｇ２０に移行する。この画面Ｇ２０では、お知らせ物件
選択画面Ｇ１９から電子メールで購入側端末４に送信し
た売物件情報がリスト形式で表示される。同画面Ｇ２０
上で「詳細」ボタンをクリックすると、交渉履歴画面２１
に移行し、この画面２１では購入側端末４との間で行っ
た電子メールによる交渉履歴が表示される。同画面２１
上で「詳細」ボタンをクリックすると、電子メールで交渉
した内容の詳細が表示される。また、同画面２１上で
「メール」ボタンをクリックすると、メールフォーム画面
２２に移行する。この画面２２上で交渉内容を入力し、
「送信」ボタンをクリックすると、電子メールが購入希望
者専用のホームページＧ３に送信される。これによっ
て、売却希望者が購入希望者との間で不動産売却の交渉
が行える。

【００５３】このように、本実施の形態では、買物件情
報登録部に１３ｄに登録されている複数の買物件情報を
所定の検索条件で検索して、該検索条件に合致する購入
希望条件を有する買物件情報を抽出し、この抽出された
抽出買物件情報を売却側端末３や、売却希望者のホーム
ページＧ１４に送信または書き込むので、売却希望者は
購入希望者の買物件情報を容易に知ることができる。そ
して、この買物件情報に基いて、売却希望者が電子メー
ルによって購入希望者に交渉するので、売却希望者が購
入希望者に不動産売却の交渉を容易かつ速やかに行うこ
とができる。

【００５４】一方、購入希望者から売却希望者に不動産
売却の交渉を行う場合、以下のようにして行う。すなわ
ち、上述したように、ホームページＧ３上で、購入希望
者が購入したい不動産の購入希望条件を入力している。
また、売物件情報登録部１３ｂには、複数の売物件情報
が登録されている。これは、売物件情報を、売却側端末
３から売物件情報登録部１３ｂに書き込むことによって
行われる。そして、ホームページＧ３上、すなわち、購
入希望者ホームページ１３ｅには、上述したように、売
物件情報が売物件情報書込手段２２によって書き込ま
れ、この売物件情報は購入側端末３に送信される。購入
側端末３には、ホームページ１３に書き込まれた売物件
情報が表示される。

【００５５】このホームページＧ３上で所望の売物件情
報を選択して、「交渉」ボタンをクリックすると、交渉
画面Ｇ６に移行する。この交渉画面Ｇ６上で「メール」
ボタンをクリックすると、メールフォーム画面Ｇ７に移
行する。このメールフォーム画面Ｇ７上で、交渉内容を
入力して「送信」ボタン（第２交渉手段）をクリックす
ると、電子メールが売却希望者のホームページＧ１４に
リンクされている交渉履歴画面Ｇ２１に送信され、これ
によって、購入希望者から売却希望者に不動産売却の交
渉を行う。なお、前記ホームページＧ３上で、売却希望
者と直接交渉を望まない場合は、ホームページＧ３に仲
介交渉ボタンを設け、この仲介交渉ボタンをクリックす
ることによって、仲介業者が売却希望者と交渉するよう
にしてもよい。また、交渉画面Ｇ６上では売却希望者と
の間の交渉の履歴が表示され、「詳細」ボタンをクリッ
クするとその交渉内容が表示される。さらに、交渉画面
Ｇ６上で「評価」ボタンをクリックすると、評価画面Ｇ
８に移行する。この評価画面Ｇ８上で、購入しようとし
ている不動産の評価を、「よい」、「ふつう」、「わる
い」で評価し、その結果を「登録」ボタンをクリックす
ることで、交渉画面Ｇ６に登録しておく。これによっ
て、複数の売却希望者との間で交渉している場合に、そ
の不動産の評価のよしあしが、判別できる。

【００５６】このように、本実施の形態では、売物件情
報を購入側端末４や購入希望者のホームページＧ３に送
信するので、購入希望者は売却希望者の売物件情報を容
易に知ることができる。そして、送信されてきた抽出売
物件情報に基いて、購入希望者が電子メールによって売
却希望者に交渉するので、購入希望者が売却希望者に不
動産売却の交渉を容易かつ速やかに行うことができる。

【００５７】なお、本例では、買物件情報登録部１３ｄ
に登録された複数の買物件情報を所定の検索条件で検索
して、該検索条件に合致する購入希望条件を有する買物
件情報を抽出し、抽出された買物件情報を売却希望者ホ
ームページ１３ｃに書き込み、売却希望者ホームページ
１３ｃに書込まれた買物件情報を、売却側端末３に表示
し、売却側端末３に表示された買物件情報を登録した購
入希望者の購入希望者ホームページ１３ｅに、前記買物
件情報の購入希望条件と合致する売却希望条件を有する
売物件情報を、購入側端末４に表示可能となるように書
き込むようにしたが、売物件情報を、購入希望者ホーム
ページ１３ｅに書き込む場合は、以下のようにしてもよ
い。すなわち、買物件情報登録部１３ｄに登録された買
物件情報と、売物件情報登録部１３ｂに登録された売物
件情報とを比較して、買物件情報の購入希望条件と売物
件情報の売却希望条件とが合致した際に、購入希望条件
に合致する売却希望条件を有する売物件情報を、購入側
端末４に表示可能となるように購入希望者ホームページ
１３ｅに書き込むようにしてもよい。この場合、売却希
望者にとって、自分の売物件情報が自動的に購入希望者
ホームページ１３ｅに書き込まれるので、購入希望者に
自動的に知らせることができるという利点がある。

【００５８】また、買物件情報登録部１３ｄに登録され
た買物件情報と、売物件情報登録部１３ｂに登録された
売物件情報とを比較して、買物件情報の購入希望条件と
売物件情報の売却希望条件とが合致した際に、売却希望
条件に合致する購入希望条件を有する買物件情報を、売
却希望者ホームページ１３ｃに書き込み、売却希望者用
ホームページ１３ｃに書込まれた買物件情報を売却側端
末３に表示し、売却側端末３に表示された買物件情報を
登録した購入希望者の購入希望者ホームページ１３ｅ
に、前記買物件情報の購入希望条件と合致する売却希望
条件を有する売物件情報を、購入側端末４に表示可能と
なるように書き込むようにしてもよい。この場合、売却
希望者にとって、売却したい購入希望者を選択して、そ
の購入希望者に売物件情報を知らせることができるとい
う利点がある。

【００５９】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１および４
記載の発明によれば、買物件情報の購入希望条件と、売
物件情報の売却希望条件とが合致した際に、売却希望条
件に合致する購入希望条件を有する買物件情報を、売却
希望者ホームページに書き込むので、売却希望者は、買
物件情報を容易に知ることができ、これによって、売却
希望者が購入希望者に不動産売却の交渉を容易かつ速や
かに行うことができる。買物件情報の購入希望条件と、
売物件情報の売却希望条件とが合致した際に、購入希望
条件に合致する売却希望条件を有する売物件情報を、購
入希望者ホームページに書き込むので、購入希望者は、
売物件情報を容易に知ることができ、これによって、購
入希望者が売却希望者に不動産売却の交渉を容易かつ速
やかに行うことができる。

【００６０】請求項２および５記載の発明によれば、買
物件情報の購入希望条件と、売物件情報の売却希望条件
とが合致した際に、売却希望条件に合致する購入希望条
件を有する買物件情報を、売却希望者ホームページに書
き込み、その買物件情報を売却側端末に表示するので、
売却希望者は、買物件情報を容易に知ることができ、さ
らに、買物件情報を登録した購入希望者の購入希望者ホ
ームページに、買物件情報の購入希望条件と合致する売
却希望条件を有する売物件情報を、書き込むので、購入
希望者は売物件情報を容易に知ることができ、また、売
却希望者は購入希望者に不動産売却の交渉を容易かつ速
やかに行うことができる。

【００６１】請求項３および６記載の発明によれば、複
数の買物件情報を所定の検索条件で検索して、該検索条
件に合致する購入希望条件を有する買物件情報を抽出
し、この買物件情報を売却希望者ホームページに書き込
み、その買物件情報を売却側端末に表示するので、売却
希望者は検索条件に合致した買物件情報を容易に知るこ
とができる。そして、売却側端末に表示された買物件情
報を登録した購入希望者の購入希望者ホームページに、
買物件情報の購入希望条件と合致する売却希望条件を有
する売物件情報を、書き込むので、売却希望者は購入希
望者に売物件情報を知らせることができ、よって、売却
希望者が購入希望者に不動産売却の交渉を容易かつ速や
かに行うことができる。

【００６２】請求項７記載の発明によれば、購入希望者
ホームページは購入側端末から購入希望者登録を行うこ
とによって開設されるので、購入希望者ごとに確実に購
入希望者ホームページを設けることができ、また、売却
希望者ホームページは売却側端末から売却希望者登録を
行うことによって開設されるので、売却希望者ごとに確
実に売却希望者ホームページを設けることができる。

【００６３】請求項８記載の発明によれば、売却側端末
と不動産情報提供装置とが通信ネットワークを介して接
続可能であるので、売却希望者が購入希望者に不動産売
却の交渉をリアルタイムで行える。また、購入側端末と
不動産情報提供装置とが通信ネットワークを介して接続
可能であるので、購入希望者が売却希望者に不動産売却
の交渉をリアルタイムで行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る不動産情報提供装置の一例を示す
もので、ハード構成を示すブロック図である。

【図２】同、機能ブロック図である。

【図３】本発明に係る不動産情報提供システムを説明す
るための図である。

【図４】図３における検索画面を示す図である。

【図５】図３における検索結果を画面の一例を示す図で
ある。

【図６】図３における検索結果を画面の他の例を示す図
である。

【符号の説明】 １ 不動産情報提供装置 ３ 売却側端末 ４ 購入側端末 １３ｂ 売物件情報登録部 １３ｃ 売却希望者ホームページ １３ｄ 買物件情報登録部 １３ｅ 購入希望者ホームページ ２１ 買物件情報書込手段 ２２ 売物件情報書込手段 ２３ 買物件情報表示手段 ２４ 売物件情報表示手段

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 購入希望者の購入したい不動産の購入希
   望条件と購入希望者名を含む買物件情報を、購入希望者
   が所有する購入側端末から買物件情報登録部に登録する
   買物件情報登録工程と、 売却希望者の売却したい不動産の売却希望条件と売却希
   望者名を含む売物件情報を、売却希望者が所有する売却
   側端末から売物件情報登録部に登録する売物件情報登録
   工程と、 前記買物件情報登録部に登録された買物件情報と、前記
   売物件情報登録部に登録された売物件情報とを比較し
   て、買物件情報の購入希望条件と売物件情報の売却希望
   条件とが合致した際に、売却希望条件に合致する購入希
   望条件を有する買物件情報を、前記売却側端末に表示可
   能となるように売却希望者ホームページに書き込むとと
   もに、購入希望条件に合致する売却希望条件を有する売
   物件情報を、前記購入側端末に表示可能となるように購
   入希望者ホームページに書き込む売買物件情報書込み工
   程とを備えていることを特徴とする不動産情報提供方
   法。
2. 【請求項２】 購入希望者の購入したい不動産の購入希
   望条件と購入希望者名を含む買物件情報を、購入希望者
   が所有する購入側端末から買物件情報登録部に登録する
   買物件情報登録工程と、 売却希望者の売却したい不動産の売却希望条件と売却希
   望者名を含む売物件情報を、売却希望者が所有する売却
   側端末から売物件情報登録部に登録する売物件情報登録
   工程と、 前記買物件情報登録部に登録された買物件情報と、前記
   売物件情報登録部に登録された売物件情報とを比較し
   て、買物件情報の購入希望条件と売物件情報の売却希望
   条件とが合致した際に、売却希望条件に合致する購入希
   望条件を有する買物件情報を、売却希望者ホームページ
   に書き込む買物件情報書込工程と、 前記売却希望者用ホームページに書込まれた買物件情報
   を前記売却側端末に表示する買物件情報表示工程と、 前記売却側端末に表示された買物件情報を登録した購入
   希望者の購入希望者ホームページに、前記買物件情報の
   購入希望条件と合致する売却希望条件を有する売物件情
   報を、前記購入側端末に表示可能となるように書き込む
   売物件情報書込工程とを備えたことを特徴とする不動産
   情報提供方法。
3. 【請求項３】 購入希望者の購入したい不動産の購入希
   望条件と購入希望者名を含む買物件情報を、購入希望者
   が所有する購入側端末から買物件情報登録部に登録する
   買物件情報登録工程と、 売却希望者の売却したい不動産の売却希望条件と売却希
   望者名を含む売物件情報を、売却希望者が所有する売却
   側端末から売物件情報登録部に登録する売物件情報登録
   工程と、 前記買物件情報登録部に登録された複数の買物件情報を
   所定の検索条件で検索して、該検索条件に合致する購入
   希望条件を有する買物件情報を抽出する買物件情報抽出
   工程と、 抽出された買物件情報を売却希望者ホームページに書き
   込む買物件情報書込工程と、 前記売却希望者ホームページに書込まれた買物件情報
   を、前記売却側端末に表示する買物件情報表示工程と、 前記売却側端末に表示された買物件情報を登録した購入
   希望者の購入希望者ホームページに、前記買物件情報の
   購入希望条件と合致する売却希望条件を有する売物件情
   報を、前記購入側端末に表示可能となるように書き込む
   売物件情報書込工程とを備えたことを特徴とする不動産
   情報提供方法。
4. 【請求項４】 購入希望者の購入したい不動産の購入希
   望条件と購入希望者名を含む買物件情報を複数登録可能
   な買物件情報登録部と、 売却希望者の売却したい不動産の売却希望条件と売却希
   望者名を含む売物件情報を複数登録可能な売物件情報登
   録部と、 前記買物件情報登録部に登録された買物件情報と、前記
   売物件情報登録部に登録された売物件情報とを比較し
   て、買物件情報の購入希望条件と売物件情報の売却希望
   条件とが合致した際に、売却希望条件に合致する購入希
   望条件を有する買物件情報を、通信ネットワークを介し
   て接続してきた売却側端末に表示可能となるように売却
   希望者ホームページに書き込む買物件情報書込手段と、 購入希望条件に合致する売却希望条件を有する売物件情
   報を、通信ネットワークを介して接続してきた購入側端
   末に表示可能に購入希望者ホームページに書き込む売物
   件情報書込手段とを備えていることを特徴とする不動産
   情報提供装置。
5. 【請求項５】 購入希望者の購入したい不動産の購入希
   望条件と購入希望者名を含む買物件情報を複数登録可能
   な買物件情報登録部と、 売却希望者の売却したい不動産の売却希望条件と売却希
   望者名を含む売物件情報を複数登録可能な売物件情報登
   録部と、 前記買物件情報登録部に登録された買物件情報と、前記
   売物件情報登録部に登録された売物件情報とを比較し
   て、買物件情報の購入希望条件と売物件情報の売却希望
   条件とが合致した際に、売却希望条件に合致する購入希
   望条件を有する買物件情報を、通信ネットワークを介し
   て接続してきた売却側端末に表示可能に売却希望者ホー
   ムページに書き込む買物件情報書込手段と、 前記売却希望者ホームページに書き込まれた買物件情報
   を、前記売却側端末に表示する買物件情報表示手段と、 前記売却側端末に表示された買物件情報を登録した購入
   希望者の購入希望者ホームページに、前記買物件情報の
   購入希望条件と合致する売却希望条件を有する売物件情
   報を、前記購入側端末に表示可能となるように書き込む
   売物件情報書込手段とを備えていることを特徴とする不
   動産情報提供装置。
6. 【請求項６】 購入希望者の購入したい不動産の購入希
   望条件と購入希望者名を含む買物件情報を複数登録可能
   な買物件情報登録部と、 売却希望者の売却したい不動産の売却希望条件と売却希
   望者名を含む売物件情報を複数登録可能な売物件情報登
   録部と、 前記買物件情報登録部に登録された複数の買物件情報を
   所定の検索条件で検索して、該検索条件に合致する購入
   希望条件を有する買物件情報を抽出する買物件情報抽出
   手段と、 抽出された買物件情報を売却希望者ホームページに書き
   込む買物件情報書込手段と、 前記売却希望者ホームページに書き込まれた買物件情報
   を、前記売却側端末に表示する買物件情報表示手段と、 前記売却側端末に表示された買物件情報を登録した購入
   希望者の購入希望者ホームページに、前記買物件情報の
   購入希望条件と合致する売却希望条件を有する売物件情
   報を、前記購入側端末に表示可能となるように書き込む
   売物件情報書込手段とを備えたことを特徴とする不動産
   情報提供装置。
7. 【請求項７】 請求項４〜６のいずれかに記載の不動産
   情報提供装置において、 前記購入希望者ホームページは、前記購入側端末から前
   記通信ネットワークを介して購入希望者登録を行うこと
   によって開設され、 前記売却希望者ホームページは、前記売却側端末から前
   記通信手段を介して売却希望者登録を行うことによって
   開設されることを特徴とする不動産情報提供装置。
8. 【請求項８】 請求項４〜７のいずれかに記載の不動産
   情報提供装置と、 この不動産提供装置に、通信ネットワークを介して接続
   可能な売却側端末および購入側端末とを備えたことを特
   徴とする不動産情報提供システム。