JP2002236369A - 露光方法及び転写成形用型の製造方法 - Google Patents

露光方法及び転写成形用型の製造方法

Info

Publication number
JP2002236369A
JP2002236369A JP2001032689A JP2001032689A JP2002236369A JP 2002236369 A JP2002236369 A JP 2002236369A JP 2001032689 A JP2001032689 A JP 2001032689A JP 2001032689 A JP2001032689 A JP 2001032689A JP 2002236369 A JP2002236369 A JP 2002236369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
exposure
processed
photosensitive film
mask pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001032689A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Izumi
真浩 和泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001032689A priority Critical patent/JP2002236369A/ja
Publication of JP2002236369A publication Critical patent/JP2002236369A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏡面状態にある被加工面に対し高い解像度で
マスクパターンを形成でき、自動かつ高精度なマスクパ
ターン検査を可能とする露光方法及び転写成形用型の製
造方法を提供すること。 【解決手段】 被加工面21aと感光膜23との間に、
露光光(紫外光)を吸収する皮膜22を介在させる。皮
膜22は赤色アクリル樹脂塗料膜からなり、感光膜23
はジアゾ系の濃紺色を呈するものを用いる。これによ
り、露光光は感光膜23を感光後、被加工面21aへ到
達する前に皮膜22により吸収され、露光かぶりが防止
される。また、皮膜22が感光膜23の色調とコントラ
ストが得られる色調であるため、光学認識方式の自動外
観装置を用いてマスクパターン23Aの検査を高精度に
行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細パターンを高
い解像度で形成することができる露光方法及び、CSP
(チップサイズパッケージ)部品を構成するインターポ
ーザ基板の半導体チップとの電気的接合面の成形工程に
用いて好適な転写成形用型の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における半導体部品の高密度実装化
に伴い、特に携帯用通信端末機器に適用される半導体部
品としては、半導体チップとほぼ同サイズのパッケージ
部品であるCSPが主流となりつつある。
【0003】図5は、CSP型半導体部品の構造の一例
を模式的に示している。図示する半導体部品1は、主と
して半導体チップ2とインターポーザ基板3とから構成
される。本例では、半導体チップ2はフェイスダウン方
式でインターポーザ基板3の表面に実装されており、半
導体チップ2の回路面に形成された複数のバンプ4がイ
ンターポーザ基板3の導体層5に各々電気的に接合され
た状態を示している。インターポーザ基板3の裏面に
は、導体層5を介してバンプ4と電気的に連絡する複数
の外部電極6が配列形成されている。これら外部電極6
は、マザー基板実装時においてランドと電気的に接合さ
れる。なお符号7は、半導体チップ2とインターポーザ
基板3との間に充填される公知のアンダーフィル樹脂で
ある。
【0004】インターポーザ基板3の導体層5が形成さ
れる面は、図6Aに示すような転写成形用型10を用い
た熱プレス成形で形成される。すなわち導体層5は、熱
可塑性樹脂を主材料としインターポーザ基板3を構成す
る基材8表面の溝9の内部に銀や銅等の導電ペーストが
充填されてなる。これらの溝9は、転写成形用型10に
形成された凹凸パターン11が基材8表面に転写される
ことによって形成される(図6B,C)。
【0005】さて、転写成形用型10の凹凸パターン1
1は、写真法を用いて形成したレジストマスク(感光
膜)の微細パターンを介して、サンドブラスト又はショ
ットブラスト等のブラスト加工によって形成される。ブ
ラスト加工は公知のように、微細な砥粒を圧縮空気と共
に高速でノズルから噴出させ、これを被加工体表面に当
て、砥粒の衝撃力を利用して被加工体表面を加工する表
面加工技術の一つであり、上記転写成形用型10の凹凸
パターン11などの微細パターン加工に適するものとし
て広く用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】転写成形用型10とし
ては、耐熱性、耐圧性等を具備する材料が適用される。
具体的には耐熱ガラスや金属、セラミック等が代表的で
ある。しかしながら、耐熱ガラス等の光透過性素材や、
表面が鏡面状態に加工された金属類又はセラミック素材
を用いた場合、レジストマスクのパターン露光時に光源
からの光の回り込みや素材表面での鏡面反射などによっ
て、露光かぶりと呼ばれる現象が発生し、パターン解像
度を著しく低下させてしまう。このため、微細パターン
のマスク作成が困難であるという問題がある。
【0007】露光かぶりの抑制に関する先行技術として
例えば特開平8−44067号公報には、露光かぶりは
マスクフィルムとドライフィルムとの間の露光時の密着
不足によって引き起こされるとして、下焼枠及び上焼枠
間に基板を挟み込んで露光する装置において、下焼枠の
周縁に沿って高さ可変のパッキングを装着し、このパッ
キングを常時はその上端面が下焼枠上面から突出させた
高さとすることによって、上焼枠と基板間の完全かつ均
一な真空密着を図ることが記載されている。
【0008】ところが、上記公報に記載の技術は、単に
異種フィルム間の密着性を改善して空気層の介在を回避
する点に着目しているのみで問題がある。すなわち、空
気層の介在は、基板(素材)表面とマスクフィルムとの
間においても着目されなければならない問題であるた
め、両者の間の密着性を高めるために基板(素材)表面
を鏡面状態(平坦)に仕上げる必要性が生ずる。これが
逆に、上述したように基板(素材)表面での露光光の反
射を促し、却って露光かぶりが発生し易くなってしまう
が、上記公報にはこのような問題の対処法については何
ら記載されていない。
【0009】他方、配線間隔が70μm以下ともなるイ
ンターポーザ基板用の転写成形用型の製造となると、上
記露光かぶり現象により隣接する複数の配線が一本の線
に連なることがあるので、マスクパターン形成後、その
検査を行う必要がある。ところが、転写成形用型が耐熱
ガラス等の光透過性素材や表面が鏡面状態に加工された
金属類又はセラミック素材からなる場合、素材表面(被
加工面)とマスクパターンとのコントラスト(明暗の対
照)が得られにくい。そのため、光学認識方式の検査装
置が対応できず、自動かつ高精度な検査を行うことがで
きないという問題がある。
【0010】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、マス
クパターンの形成対象となる素材に光透過性素材や光を
鏡面反射する素材を用いても、光の回り込みや素材表面
での反射によって発生する露光かぶりを防止すると共
に、光学認識方式の検査装置によるレジストパターンの
高精度なパターン検査を行うことができる露光方法及び
転写成形用型の製造方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
当たり、本発明の露光方法は、被加工面と感光膜との間
に、露光光を吸収する吸収層を介在させることを特徴と
する。これにより、露光光は感光膜を感光後吸収層で吸
収され、露光かぶりが防止される。したがって、本発明
により高い解像度で露光処理を行うことができ、微細な
レジストマスクパターンを高精度に形成することが可能
となる。
【0012】また、吸収層として、感光膜の色調に対し
てコントラストが得られる色調のものを選択すれば、出
力に二値化に基づく光学認識方式の自動外観検査装置を
使用してマスクパターンの検査を短時間で行うことが可
能となると共に、検査精度を大幅に向上させることが可
能となる。
【0013】また、本発明の転写成形用型の製造方法
は、型本体の被加工面を被覆する感光膜に対して露光光
を照射し上記被加工面に所定のマスクパターンを形成す
る露光工程を、上記被加工面と感光膜との間に露光光を
吸収する吸収層を介在させて行うことを特徴とする。こ
れにより、高い解像度での露光工程が実現され、微細か
つ高精度な凹凸パターンが形成される転写面を備えた転
写成形用型を得ることができると共に、当該型によって
成形される回路基板の信頼性を向上させることができ
る。
【0014】また、この場合においても、吸収層とし
て、感光膜の色調に対してコントラストが得られる色調
のものを選択すれば、光学認識方式の自動外観検査装置
を使用してマスクパターンの検査を行うことが可能とな
ると共に、出力データの二値化により光学認識検査の精
度を大幅に向上させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施の形態では、CSP
型半導体部品を構成するインターポーザ基板(回路基
板)の半導体チップとの電気的接合面を転写成形する型
の製造に対して本発明を適用した例について説明する。
【0016】図1及び図2は、本実施の形態における転
写成形用型の製造工程を示している。耐熱ガラス、金属
又はセラミック素材等からなる型本体21の被加工面2
1aは、鏡面状態に加工されている。この被加工面には
露光光を吸収する吸収層としての皮膜22が形成され、
この上に感光膜23及び、焼付けパターンが形成された
ネガフィルム24が重ね合わされる(図1A)。
【0017】皮膜22は、露光光として紫外線が用いら
れる本実施の形態では、赤色アクリル樹脂塗料膜が採用
される。皮膜22の形成は、スプレーコーティング、電
着、蒸着など、被加工面21aに対して均一に薄く(数
μm以下)形成できる方法であれば、何れの工法を採用
してもよい。
【0018】感光膜23は、本実施の形態では厚さ50
μm程度のドライフィルムレジストであって、色調とし
てジアゾ系の濃紺色を呈したものが用いられる。また、
型本体21の被加工面21aに対する皮膜22、感光膜
23及びネガフィルム24の密着処理は、加圧ローラに
よるラミネート法が採用されるが、真空吸引作用で密着
させるようにしてもよい。
【0019】続いて、ネガフィルム24の上から感光膜
23へ露光光(紫外線)を照射し、ネガフィルム24の
透明部分を介して露出する感光膜23の領域を露光する
(露光工程)。その後、ネガフィルム23を除去し、感
光膜23の現像処理を行うと、未露光部分が洗い流さ
れ、感光膜23からなるマスクパターン23Aが形成さ
れる(図1B)。
【0020】このとき、型本体21の被加工面21aに
は赤色のアクリル樹脂塗料膜からなる皮膜22が形成さ
れているため、ネガフィルム24の透明部分を通過した
露光光(紫外光)は皮膜22に吸収され、ほとんど反射
されることがない。これにより露光かぶりが防止され、
高い解像度が要求される微細なマスクパターン23Aを
高精度に形成することが可能となる。皮膜22を形成し
ない従来の方法では略100μmまでが限界とされてい
たマスクパターンの分離可能なパターン間隔が、実験の
結果、略60μmにまで狭められることが確認できた。
【0021】さて、本実施の形態では、上記のように皮
膜22の色調として赤色を呈するもの、感光膜23の色
調としてジアゾ系の濃紺色を呈するものを適用している
ので、マスクパターン23Aの形成後においては、平面
的に見て、赤色と濃紺色のパターン模様が形成されるこ
とになる。したがって、被加工面21aへ赤色の光を照
射すれば、濃紺色部分(マスクパターン23A)では殆
どの光が吸収されるため、赤色部分(皮膜22)に比べ
輝度が極端に低くなる。その結果、光学方式の自動外観
検査装置でマスクパターン23Aの仕上がりを検査する
場合に、皮膜22との間で鮮明な白黒コントラスト(明
暗の対照)が得られ、二値化による検査の自動化及び高
精度化が図られる。
【0022】また、マスクパターン23Aの検査精度の
向上により、隣接するパターンが繋がっている等のパタ
ーン不良を、型本体21に対してブラスト加工を施す前
に確実に発見することができる。これにより、誤ってパ
ターン不良のマスクを使用することを未然に防止でき、
パターンの早期修正が可能となると共に、型本体21の
無駄を省いてコスト低減を図ることができる。
【0023】次に、形成したマスクパターン23Aを介
して、型本体21の被加工面21aにサンドブラスト加
工を施しパターニングする(加工工程)。これにより、
被加工面21aには図1Cに示すようにマスクパターン
23Aに応じた凹凸パターン25が形成される。凹凸パ
ターン25の加工精度は、マスクパターン23Aの精度
の向上に応じて高められる。なお、凹凸パターン25の
凹部26の深さは例えば50μmとされる。
【0024】ここで、アクリル樹脂塗料膜からなる皮膜
22は、適度な硬度と脆さを備えているため、通常、転
写成形用型として使用される金属、セラミック及びガラ
スよりもサンドブラスト加工性がよい。つまり、加工初
期の僅かなショットで皮膜22が破砕されるので、凹凸
パターン25の形成に妨げとなることはない。これに対
し、マスクパターン23Aは適度な弾性を有するため、
サンドブラストによる摩滅が小さく、パターン形状が損
なわれることはない。これにより、凹凸パターン25の
精度が維持される。
【0025】続いて、マスクパターン23Aを例えば水
酸化ナトリウム水溶液等のアルカリ溶液を用いて剥離除
去する(図2A)。上述のように、皮膜22はサンドブ
ラスト加工性が良好なので、凹凸パターン25の凸面部
27にある皮膜22は、再びサンドブラスト加工を行う
ことによって容易に除去される。このとき、凹凸パター
ン25形成時のショット圧力よりも低い圧力でサンドブ
ラスト加工を行うことにより、凸面部27及び凹部26
の形状を大きく変形させることなく、図2Bに示すよう
に皮膜22を被加工面21aから除去することができ
る。本実施の形態では、凹凸パターン25の形成時は
0.35MPa程度、皮膜22の除去時は0.15MP
a程度のショット圧力で行った。
【0026】皮膜22が除去されて露出した被加工面2
1a(凸面部27)は、当該転写成形用型を用いて成形
されるインターポーザ基板においては、導電ペースト等
の配線材料が充填される溝の底部を形成する部分であ
り、導電ペースト等との結合力を高めるためには、当該
溝の底部は粗化されている方が好ましい。
【0027】そこで本実施の形態では、サンドブラスト
による皮膜22の除去工程の後、凸面部27に対してサ
ンドブラスト加工が施される(図2C)。これにより、
適度に粗化された凸面部27’を容易に得ることができ
る。このとき、皮膜22の除去工程と同様に、凹凸パタ
ーン25形成時のショット圧力よりも低い圧力で行うこ
とにより、凹部26の変形が低減される。本実施の形態
では、皮膜22の除去工程と同じショット圧で行われ
る。これにより、皮膜22の除去工程と凸面部21a’
の形成工程を一括的に行うことができる。なお、ショッ
ト時間は任意に調整されるものとする。
【0028】以上のようにして、本実施の形態における
転写成形用型20が作製される。これにより、微細な配
線パターンを有するインターポーザ基板のチップ(バン
プ)との電気的接合面を高精度に転写成形することがで
きる。また、成形されたインターポーザ基板の信頼性の
向上にも大きく貢献することができる。
【0029】本実施の形態によれば、被加工面21aが
鏡面仕上げされた型本体21に対して、高い解像度が要
求される微細なマスクパターン23Aを高精度に形成す
ることができると共に、その後のブラスト加工によって
微細な凹凸パターン25を高精度に形成することができ
る。
【0030】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0031】例えば以上の実施の形態では、露光光を吸
収する吸収層(皮膜22)として、コスト的に有利な赤
色アクリル樹脂塗料を用いたが、これに限られることな
く、型本体21として用いられる素材よりもブラスト加
工性が良い材料、例えば無機系顔料等が適用可能であ
る。
【0032】また、皮膜の色調は赤色のみに限られず、
ジアゾ系の濃紺色を呈する感光膜23に対してコントラ
ストが得られる色彩、例えば黄色、橙色が適用可能であ
るが、効果的な紫外光の吸収という観点から、紫外光と
対極的なピーク波長をもつ領域を採用するのが望まし
い。
【0033】更に、以上の実施の形態では露光光の吸収
層として、皮膜22を用いたが、これに限らず、例えば
図4に示すように、型本体21の被加工面をマット仕上
げしてなる艶消し層21bとしてもよい。艶消し層21
bの形成方法としては、ウエットエッチング処理あるい
は、上記ブラスト加工における砥粒よりも更に微細な砥
粒を用いたブラスト加工が適用可能である。この場合、
艶消し層21bと高い密着性が得られる感光膜を選択す
る必要がある。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の露光方法及
び転写成形用型の製造方法によれば、以下の効果を得る
ことができる。
【0035】すなわち、本発明の露光方法によれば、被
加工面と感光膜との間に露光光を吸収する吸収層を介在
させるようにしているので、被加工面における露光光の
反射をなくして露光かぶりを防止することができる。こ
れにより、微細なマスクパターンを高い解像度で形成す
ることが可能となる。
【0036】請求項2の発明によれば、形成したマスク
パターンの二値化による光学的自動認識検査が可能とな
ると共に、短時間かつ高精度なマスクパターン検査を行
うことが可能となる。
【0037】請求項4の発明によれば、照射された露光
光を被加工面で吸収して露光かぶりを防止することがで
き、これにより微細なマスクパターンを高精度に形成す
ることが可能となる。
【0038】また、本発明の転写成形用型の製造方法に
よれば、転写面となる被加工面に形成されるマスクパタ
ーンを、露光かぶりを発生させることなく高い解像度で
形成することができると共に、その後のブラスト加工に
よって被加工面に対して微細な凹凸パターンを高精度に
形成することができる。
【0039】請求項6の発明によれば、露光光を効率的
に吸収することができると共に、露光光の吸収層を構成
する材料としてコスト的に有利となる。
【0040】請求項7の発明によれば、ガラスや金属、
セラミック等の型本体を構成する素材よりもブラスト加
工性が良い材料から皮膜が構成されるため、ブラスト処
理によって、型本体に対して実質的に影響を与えること
なく被加工面からの皮膜の除去が可能となる。
【0041】請求項8の発明によれば、凹凸パターンの
凸面部が粗化された転写成形用型が得られ、これに転写
成形される回路基板の配線材料が充填される溝部と配線
材料との密着力の向上を図ることができると共に、皮膜
除去処理と表面粗化処理の一括加工が可能となる。
【0042】請求項9の発明によれば、感光膜でなるマ
スクパターンとこの下地層である吸収層との間における
明暗のコントラストが鮮明となるので、形成したマスク
パターンの二値化による光学的自動認識検査が可能とな
ると共に、短時間かつ高精度なマスクパターン検査を行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による転写成形用型の製造
工程を模式的に示す型本体の断面図であり、Aは露光工
程、Bは現像工程、Cはブラスト加工工程、をそれぞれ
示している。
【図2】本発明の実施の形態による転写成形用型の製造
工程を模式的に示す型本体の断面図であり、Aはマスク
パターン除去工程、Bは吸収層としての皮膜除去工程、
Cは凹凸パターンの凸面部の粗化工程、をそれぞれ示し
ている。。
【図3】図1Bの平面図であって、被加工面へ赤色の光
を照射したときのマスクパターンと吸収層との間の明暗
の様子を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の変形例を示す型本体の断
面図である。
【図5】CSP型半導体部品の構造の一例を示す断面図
である。
【図6】転写成形用型を用いた回路基板の製造工程を模
式的に示す断面図であり、Aは転写成形前、Bは転写成
形時、Cは転写成形後、をそれぞれ示している。
【符号の説明】
20…転写成形用型、21…型本体、21a…被加工
面、21a’…凸面部、21b…艶消し層、22…皮膜
(吸収層)、23…感光膜、23A…マスクパターン、
24…ネガフィルム、25…凹凸パターン、26…凹
部、27,27’…凸面部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/10 H05K 3/10 E

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工面を被覆する感光膜に対して露光
    光を照射し、前記被加工面に所定のマスクパターンを形
    成する露光方法において、 前記被加工面と前記感光膜との間に、前記露光光を吸収
    する吸収層を介在させることを特徴とする露光方法。
  2. 【請求項2】 前記吸収層を、前記感光膜の色調に対し
    てコントラストが得られる色調とすることを特徴とする
    請求項1に記載の露光方法。
  3. 【請求項3】 前記吸収層が赤色アクリル樹脂塗料の皮
    膜であると共に、 前記感光膜がジアゾ系の濃紺色を呈することを特徴とす
    る請求項2に記載の露光方法。
  4. 【請求項4】 前記吸収層が、前記被加工面をマット仕
    上げしてなる艶消し層であることを特徴とする請求項1
    に記載の露光方法。
  5. 【請求項5】 回路基板の基材表面に配線材料が充填さ
    れる溝部を加圧成形するための転写成形用型の製造方法
    であって、 型本体の被加工面を被覆する感光膜に対して露光光を照
    射し、前記被加工面に所定のマスクパターンを形成する
    露光工程と、前記形成したマスクパターンを介して前記
    被加工面にブラスト加工を施しパターニングする加工工
    程とを有する転写成形用型の製造方法において、 前記露光工程を、前記被加工面と前記感光膜との間に前
    記露光光を吸収する吸収層を介在させて行うことを特徴
    とする転写成形用型の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記露光光が紫外線であり、 前記吸収層が、前記被加工面に形成された赤色アクリル
    樹脂塗料の皮膜であることを特徴とする請求項5に記載
    の転写成形用型の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記皮膜を、ブラスト加工によって前記
    被加工面から除去することを特徴とする請求項6に記載
    の転写成形用型の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記皮膜が除去された被加工面を、前記
    ブラスト加工によって粗化することを特徴とする請求項
    7に記載の転写成形用型の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記露光光が紫外線であり、 前記吸収層が赤色アクリル樹脂塗料の皮膜であると共
    に、 前記感光膜がジアゾ系の濃紺色を呈することを特徴とす
    る請求項5に記載の転写成形用型の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記回路基板が、半導体チップの回路
    形成面と電気的に接合されるインターポーザ基板である
    ことを特徴とする請求項5に記載の転写成形用型の製造
    方法。
JP2001032689A 2001-02-08 2001-02-08 露光方法及び転写成形用型の製造方法 Pending JP2002236369A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001032689A JP2002236369A (ja) 2001-02-08 2001-02-08 露光方法及び転写成形用型の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001032689A JP2002236369A (ja) 2001-02-08 2001-02-08 露光方法及び転写成形用型の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002236369A true JP2002236369A (ja) 2002-08-23

Family

ID=18896572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001032689A Pending JP2002236369A (ja) 2001-02-08 2001-02-08 露光方法及び転写成形用型の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002236369A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021547A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Samsung Electro Mech Co Ltd 多層印刷回路基板の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021547A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Samsung Electro Mech Co Ltd 多層印刷回路基板の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100590859C (zh) 具有环状支撑物的凸块结构及其制造方法
EP0932193A2 (en) Method of forming bump electrodes
KR100618213B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
TWI536889B (zh) 電路板塞孔製作方法及電路板
US7326636B2 (en) Method and circuit structure employing a photo-imaged solder mask
KR20160001827A (ko) 인쇄회로기판 제조방법
JP2002236369A (ja) 露光方法及び転写成形用型の製造方法
CN117276454A (zh) 一种微型发光芯片键合的方法及芯片键合件
JP2008072075A (ja) チップパッケージ構造物およびチップパッケージ構造物の製造方法
KR101780793B1 (ko) 플립칩형 발광다이오드 기판의 반사층 형성 방법
JP2015226050A (ja) 印刷回路基板の製造方法
CN100367464C (zh) 制造金属凸块的方法
JP2007184658A (ja) 半導体装置
KR100651320B1 (ko) 보드 온 칩 볼 그리드 어레이 기판 및 그 제조방법
JP4360608B2 (ja) 複合シートの製造方法、並びに積層部品の製造方法
US8084349B2 (en) Method for forming post bump
JP2896296B2 (ja) セラミックス配線基板の製造方法
JP6812678B2 (ja) 配線板の製造方法
JP4814756B2 (ja) はんだボール搭載方法
JPH0499088A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP3709453B2 (ja) セラミックス多層配線基板の製造方法
JP3024623B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2005244161A (ja) キャリアフィルム、複合シート及びその製造方法並びにセラミック回路基板の製造方法
JP4461628B2 (ja) 半導体パッケージの製造方法
JPH05283825A (ja) 認識マーク付きプリント基板

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071027