JP2002236204A - 樹脂シートとその製造方法および液晶表示装置 - Google Patents

樹脂シートとその製造方法および液晶表示装置

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JP2002236204A
JP2002236204A JP2001287327A JP2001287327A JP2002236204A JP 2002236204 A JP2002236204 A JP 2002236204A JP 2001287327 A JP2001287327 A JP 2001287327A JP 2001287327 A JP2001287327 A JP 2001287327A JP 2002236204 A JP2002236204 A JP 2002236204A
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Nobuyoshi Yagi
伸圭 八木
Shunji Umehara
俊志 梅原
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は蛍光灯や太陽光等の照明光やキーボー
ダーなどの外部環境が画面上に映り込む、いわゆるゴー
スト現象を防止する防眩機能を有し、薄型で軽量な樹脂
シート、その樹脂シートの製造方法、およびその樹脂シ
ートを用いた液晶表示装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】少なくともガスバリア層、基材層、および
1層のハードコート層からなり、ハードコート層が最外
層にある樹脂シートにおいて、ハードコート層が外側表
面に凹凸構造を有していることを特徴とする樹脂シー
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴーストを防止し、防眩
性に優れた樹脂シート、その樹脂シートの製造方法、お
よびその樹脂シートを用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置等の表示装置においては、
表面に凹凸構造を有する防眩シートを液晶セルの視認側
に貼り付け、蛍光灯や太陽光等の照明光やキーボーダー
などの外部環境が画面上に映り込む、いわゆるゴースト
現象を防止する方法が知られていた。しかし液晶表示装
置の薄型化、軽量化の点から防眩シートを液晶セルの視
認側に貼り付ける代わりに、防眩機能を液晶セル基板に
付与することが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は蛍光灯や太陽
光等の照明光やキーボーダーなどの外部環境が画面上に
映り込む、いわゆるゴースト現象を防止する防眩機能を
有し、薄型で軽量な樹脂シート、その樹脂シートの製造
方法、およびその樹脂シートを用いた液晶表示装置を提
供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は少なくともガス
バリア層、基材層、および1層のハードコート層からな
り、ハードコート層が最外層にある樹脂シートにおい
て、ハードコート層が外側表面に凹凸構造を有している
ことを特徴とする樹脂シートを提供するものである。前
記凹凸構造の表面粗さは80nm〜500nmであるこ
とが好ましく、前記凹凸構造の山谷間隔は20nm〜8
0nmであることが好ましい。前記基材層はエポキシ系
樹脂からなることが好ましく、前記ハードコート層はウ
レタン系樹脂からなることが好ましい。また本発明は支
持体に形成した凹部を転写することによりハードコート
層表面に凹凸構造を形成する工程を含むことを特徴とす
る樹脂シートの製造方法や本発明の樹脂シートを用いる
ことを特徴とする液晶表示装置を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂シートは、少なくと
もガスバリア層、基材層、および1層のハードコート層
からなり、ハードコート層が最外層にある樹脂シートに
おいて、ハードコート層が外側表面に凹凸構造を有して
いることを特徴とする。
【0006】この場合、基材層とガスバリア層の積層す
る順は特に限定されない。すなわち、本発明は最外層か
らハードコート層、ガスバリア層、基材層からなる樹脂
シートもしくは最外層からハードコート層、基材層、ガ
スバリア層からなる樹脂シートを提供できるが、ガスバ
リア層はハードコート層や基材層に比べて耐衝撃性、耐
薬品性が劣ることがあるのでガスバリア層は最外層にな
いほうがよい。つまり最外層からハードコート層、ガス
バリア層、基材層からなる樹脂シートがより好ましい。
【0007】またハードコート層を最外層にもう1層積
層させてもよい。この場合、第二のハードコート層は凹
凸構造を有さない。すなわち本発明は最外層から凹凸構
造を有するハードコート層、ガスバリア層、基材層、お
よびハードコート層からなる樹脂シートもしくは最外層
から凹凸構造を有するハードコート層、基材層、ガスバ
リア層、およびハードコート層からなる樹脂シートを提
供できる。この場合、基材層とガスバリア層の積層する
順は特に限定されない。
【0008】本願発明においてハードコート層を形成す
る材料としては、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリビニルアルコールやエチレン・
ビニルアルコール共重合体の如きポリビニルアルコール
系樹脂、塩化ビニル系樹脂や塩化ビニリデン系樹脂が挙
げられる。
【0009】また、ポリアリレート系樹脂、スルホン系
樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂、ポリエーテルスル
ホン系樹脂、ポリエーテルイミド系樹脂、ポリカーボネ
ート系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂、スチレン系樹脂、ビニルピロリドン系
樹脂、セルロース系樹脂やアクリロニトリル系樹脂など
も樹脂層の形成に用いることができる。これらの樹脂の
中ではウレタン系樹脂が好ましく、ウレタンアクリレー
トが特に好ましく用いられる。なお樹脂層の形成には、
適宜な樹脂の2種以上のブレンド物なども用いることが
できる。
【0010】また、本発明におけるガスバリア層の材料
としてはポリビニルアルコール及びその部分ケン化物、
エチレン・ビニルアルコール共重合体等のビニルアルコ
ール系ポリマーや、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビ
ニリデン等の酸素透過が小さい材料が用いられるが、高
ガスバリア性の点よりビニルアルコール系ポリマーが特
に好ましい。
【0011】ガスバリア層の厚みは2〜10μmが好ま
しく、さらに好ましくは3〜5μmがよい。有機ガスバ
リア層の厚みが2μm未満であると十分なガスバリア機
能を付与することができず、10μmを超えると樹脂シ
ートの黄色度指数(YI値)が大きくなる。
【0012】本発明において、基材層として展開される
樹脂としては、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポ
リエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエステル、ポ
リメチルメタクリレート、ポリエーテルイミドやポリア
ミド等の熱可塑性樹脂、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエ
ステル、ポリジアリルフタレートやポリイソボニルメタ
クリレート等の熱硬化樹脂が挙げられる。これらの樹脂
は一種または二種以上を用いることができ、他成分との
共重合体や混合物などとして用いうる。これらの樹脂の
中ではエポキシ系樹脂が最も好ましく用いられる。
【0013】本発明においてエポキシ樹脂層を形成する
エポキシ系樹脂としては、例えば、ビスフェノールA
型、ビスフェノールF型、ビスフェノールS型やそれら
の水添加の如きビスフェノール型、フェノールノボラッ
ク型やクレゾールノボラック型の如きノボラック型、ト
リグリシジルイソシアヌレート型やヒダントイン型の如
き含窒素環型、脂環式型、脂肪族型、ナフタレン型の如
き芳香族型、グリシジルエーテル型、ビフェニル型の如
き低吸水率タイプ、ジシクロ型、エステル型、エーテル
エステル型やそれらの変成型などが挙げられる。これら
は単独で使用してもあるいは併用してもよい。上記各種
エポキシ系樹脂の中でも、変色防止性などの点よりビス
フェノールA型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ト
リグリシジルイソシアヌレート型を用いることが好まし
い。
【0014】このようなエポキシ系樹脂としては、一般
にエポキシ当量100〜1000、軟化点120℃以下
のものが、得られる樹脂シートの柔軟性や強度等の物性
などの点より好ましく用いられる。さらに塗工性やシー
ト状への展開性等に優れるエポキシ樹脂含有液を得る点
などよりは、塗工時の温度以下、特に常温において液体
状態を示す二液混合型のものが好ましく用いうる。
【0015】またエポキシ系樹脂は、硬化剤、硬化促進
剤、および必要に応じて従来から用いられている老化防
止剤、変成剤、界面活性剤、染料、顔料、変色防止剤、
紫外線吸収剤等の従来公知の各種添加物を適宜に配合す
ることができる。
【0016】前記、硬化剤についても特に限定はなく、
エポキシ系樹脂に応じた適宜な硬化剤を1種または2種
以上用いることができる。ちなみにその例としては、テ
トラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、ヘ
キサヒドロフタル酸やメチルヘキサヒドロフタル酸の如
き有機酸系化合物類、エチレンジアミン、プロピレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ンやそれらのアミンアダクト、メタフェニレンジアミ
ン、ジアミノジフェニルメタンやジアミノジフェニルス
ルホンの如きアミン系化合物類が挙げられる。
【0017】またジシアンジアミドやポリアミドの如き
アミド系化合物類、ジヒドラジットの如きヒドラジド系
化合物類、メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチ
ルイミダゾール、エチルイミダゾール、イソプロピルイ
ミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、フェニル
イミダゾール、ウンデシルイミダゾール、ヘプタデシル
イミダゾールや2−フェニル−4−メチルイミダゾール
の如きイミダゾール系化合物類も前記硬化剤の例として
挙げられる。
【0018】さらに、メチルイミダゾリン、2−エチル
−4−メチルイミダゾリン、エチルイミダゾリン、イソ
プロピルイミダゾリン、2,4−ジメチルイミダゾリ
ン、フェニルイミダゾリン、ウンデシルイミダゾリン、
ヘプタデシルイミダゾリンや2−フェニル−4−メチル
イミダゾリンの如きイミダゾリン系化合物、その他、フ
ェノール系化合物、ユリア系化合物類やポリスルフィド
系化合物類も前記硬化剤の例として挙げられる。
【0019】加えて、酸無水物系化合物類なども前記硬
化剤の例として挙げられ、変色防止性などの点より、か
かる酸無水物硬化剤が好ましく用いうる。その例として
は無水フタル酸、無水マレイン酸、無水トリメリット
酸、無水ピロメリット酸、無水ナジック酸、無水グルタ
ル酸、テトラヒドロフタル酸無水物、メチルテトラヒド
ロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、メチ
ルヘキサヒドロフタル酸無水物、メチルナジック酸無水
物、ドデセニルコハク酸無水物、ジクロロコハク酸無水
物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物やクロレン
ディック酸無水物などが挙げられる。
【0020】特に、無水フタル酸、テトラヒドロフタル
酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物やメチルヘキサ
ヒドロフタル酸無水物の如く無色系ないし淡黄色系で、
分子量が約140〜約200の酸無水物系硬化剤が好ま
しく用いられる。
【0021】前記エポキシ系樹脂と硬化剤の配合割合
は、硬化剤として酸無水物系硬化剤を用いる場合、エポ
キシ系樹脂のエポキシ基1当量に対して酸無水物当量を
0.5〜1.5当量となるように配合することが好まし
く、さらに好ましくは0.7〜1.2当量がよい。酸無
水物が0.5当量未満では、硬化後の色相が悪くなり、
1.5当量を超えると、耐湿性が低下する傾向がみられ
る。なお他の硬化剤を単独で又は2種以上を併用して使
用する場合にも、その使用量は前記の当量比に準じる。
【0022】前記硬化促進剤としては、第三級アミン
類、イミダゾール類、第四級アンモニウム塩類、有機金
属塩類、リン化合物類や尿素系化合物類等が挙げられる
が、特に第三級アミン類、イミダゾール類やリン化合物
類を用いることが好ましい。これらは単独であるいは併
用して使用することができる。
【0023】前記硬化促進剤の配合量は、エポキシ系樹
脂100重量部に対して0.05〜7.0重量部である
ことが好ましく、さらに好ましくは0.2〜3.0重量
部がよい。硬化促進剤の配合量が0.05重量部未満で
は、充分な硬化促進効果が得られず、7.0重量部を超
えると硬化体が変色するおそれがある。
【0024】前記老化防止剤としては、フェノール系化
合物、アミン系化合物、有機硫黄系化合物やホスフィン
系化合物等の従来公知のものが挙げられる。
【0025】前記変性剤としては、グリコール類、シリ
コーン類やアルコール類等従来公知のものが挙げられ
る。
【0026】前記界面活性剤は、エポキシ系樹脂シート
を流延法でエポキシ樹脂を空気に触れながら成形する場
合に、シートの表面を平滑にするために添加される。界
面活性剤としてはシリコーン系、アクリル系やフッ素系
等が挙げられるが、とくにシリコーン系が好ましい。
【0027】本発明においてはハードコート層が凹凸構
造を有することにより防眩機能が付与される。本発明に
おいて凹凸構造を有するハードコート層の表面粗さ(R
a)は80nm〜500nmであることが好ましい。凹
凸構造を有するハードコート層の表面粗さ(Ra)が8
0nmよりも小さい場合や500nmよりも大きい場合
は十分な防眩機能を付与することができない。なお本発
明における表面粗さはJIS B 0601に記載の
「算術平均粗さRa」のことである。
【0028】また本発明において凹凸構造を有するハー
ドコート層の山谷間隔は20μm〜80μmであること
が好ましい。山谷間隔が20μmよりも小さい場合や8
0μmよりも大きい場合は十分な防眩機能を付与するこ
とができない。なお本発明における山谷間隔はJIS
B 0601に記載の「凹凸の平均間隔Sm」のことで
ある。
【0029】また本発明における樹脂シートの製造方法
は、支持体に形成した凹部を転写することにより、ハー
ドコート層表面に凹凸構造を形成する工程を含むことを
特徴とする。
【0030】支持体は通常、ベルト状や板状であり、具
体的には流延用のエンドレスベルトや注型用の平板金型
等が挙げられる。ハードコート層上に凹凸構造を形成す
るためには、支持体の表面粗さ(Ra)は80nm〜5
00nmであることが好ましく、支持体に形成された凹
凸の山谷間隔は20μm〜80μmであることが好まし
い。
【0031】流延法においては、凹凸部が形成された支
持体上にハードコート層形成樹脂溶液を塗布後乾燥して
ハードコート層を形成し、ガスバリア層や基材層を積層
させた後にこれらの積層体を支持体から剥離することに
より、ハードコート層上に凹凸構造が形成された樹脂シ
ートを得ることができる。また支持体側とは反対の最外
層にもう1層ハードコート層を積層させることにより2
層のハードコート層を有する樹脂シートが得られる。こ
の場合、このハードコート層は凹凸構造を有さない。
【0032】注型法においては、まず凹凸部が形成され
た金型と表面無垢な金型にハードコート層形成樹脂溶液
を塗布後乾燥してハードコート層を形成する。次にどち
らか一方の金型にガスバリア層形成樹脂含有液を塗布後
乾燥しガスバリア層を形成させた後、2枚の金型を樹脂
塗布面が向かい合うようにしてスペーサーやシーリング
材を介して型組を行う。次にその隙間に基材層形成樹脂
含有液を注入後硬化させ基材層を形成し、2枚の金型か
ら剥離することにより、支持体に形成された凹部の転写
でハードコート層上に凹凸構造が形成された樹脂シート
を得ることができる。
【0033】注型法においても凹凸が形成された金型の
表面粗さ(Ra)は80nm〜500nmであることが
好ましく、金型に形成された凹凸の山谷間隔は20μm
〜80μmであることが好ましい。
【0034】本発明による製造工程例の1実施例を図1
に示した。図1に例示の製造工程は、支持体にエンドレ
スベルトを用いて流延法により樹脂シートを連続製造す
るものである。
【0035】上記図1に例示の流延法にては、エンドレ
スベルト1からなる支持体を駆動ドラム4および従動ド
ラム5を介し、例えば0.1〜50m/分、好ましくは
0.2〜5m/分の一定速度で走行させつつ、その上に
ダイ7よりハードコート層形成樹脂溶液、ダイ9よりガ
スバリア層形成樹脂含有液を塗布して乾燥、あるいは必
要に応じ加熱または光照射等により硬化処理して皮膜1
0、11とする。なお図例では加熱装置3、UV硬化装
置8が配置されている。エンドレスベルト1には凹凸部
が形成されており、エンドレスベルト1の表面粗さ(R
a)は80nm〜500nmであることが好ましく、エ
ンドレスベルト1に形成された凹凸の山谷間隔は20μ
m〜80μmであることが好ましい。
【0036】次に皮膜10、11の上にダイ2を介して
基材層形成樹脂含有液を塗布してシート状に展開し、加
熱または光照射により完全に硬化させ、皮膜6とする。
図例では加熱装置3が配置されており、加熱方法は熱
風、赤外線ヒーター等により行い、これらを併用しても
よい。熱風風速は通常0.1〜5m/secであるが、
熱可塑性もしくは熱硬化性樹脂含有液の加熱の場合は
0.2〜1m/secが好ましい。
【0037】前記加熱装置3は樹脂含有液の温度依存に
よる低粘度化、硬化反応による増粘化で起こる粘度変化
をコントロールするため、10ゾーン程度に分かれてい
ることが好ましい。また、各ゾーンともエンドレスベル
トの上面、下面、もしくは両面で加熱が可能である。加
熱温度は30〜250℃が好ましい。加熱温度精度は±
0.5℃/cm以下が好ましく、さらに好ましくは±
0.1℃/cm以下がよい。加熱温度が30℃未満であ
ると基材層形成樹脂が硬化しにくくなる。加熱温度が2
50℃を超えると基材層形成樹脂含有液の粘度が低下す
るため、樹脂シートの厚みの精度が悪くなる。また加熱
温度精度が±0.5℃/cmより大きくなると樹脂シー
トの厚みの精度が悪くなり外観不良が生じやすくなる。
【0038】基材層形成樹脂含有液を吐出させるダイ2
の温度は10〜40℃が好ましく、さらに好ましくは2
0〜30℃がよい。またダイの温度精度は±0.5℃以
下が好ましく、さらに好ましくは±0.1℃以下がよ
い。ダイの温度が10℃未満になると、基材層形成樹脂
含有液の粘度が上昇するため、操作性の面で問題があ
る。40℃を超えるとダイ中で基材層形成樹脂の硬化が
進むので塗工が困難となる。またダイの温度精度が±
0.5℃より大きくなると、樹脂シートの厚みの精度が
悪くなり外観不良が生じやすくなる。
【0039】吐出させる基材層形成樹脂含有液の粘度は
0.1Pa・s〜50Pa・sが好ましく、エクストル
ージョンコートを行う場合は15Pa・s 〜30Pa
・sが好ましい。前記基材層形成樹脂含有液の粘度が
0.1Pa・s未満の場合は樹脂シートの厚みの精度が
悪くなる。前記樹脂含有液の粘度が50Pa・sを超え
る場合は操作性が悪くなる。
【0040】また基材層形成樹脂含有液の塗布方法とし
ては、カーテンコート、エクストルージョンコート、ロ
ールコート等が好ましく、特に好ましくはエクストルー
ジョンコートがよい。
【0041】また加熱装置のエンドレスベルトの裏面に
はガイドロールを設置しており、水平度レベルセンサー
によって水平レベルを調整することができる。支持体水
平レベルは1mm/(5×有効巾)mm以下が好まし
く、さらに好ましくは1mm/(40×有効巾)mm以
下がよい。水平レベルが1mm/(5×有効巾)mmよ
りも大きい場合は樹脂シートの厚みの精度が悪くなる。
【0042】流延法でハードコート層を2層有する樹脂
シートを得るためには、エンドレスベルトとは反対の最
外層にハードコート層形成樹脂溶液を塗布して乾燥、あ
るいは必要に応じて加熱または光照射等により硬化処理
すればよい。この場合、第一のハードコート層、ガスバ
リア層、基材層からなる積層体をエンドレスベルト1よ
り剥離後スピンコート法や単板ダイコータ等により第二
のハードコート層を形成することができる。
【0043】また、支持体の両側に液流れ防止の堰を耐
熱性の樹脂で設けてもよい。具体的にはポリエチレンテ
レフタレート等が好ましく用いられる。
【0044】支持体からの樹脂シートの回収に際して
は、必要に応じ剥離手段を用いることができる。またか
かる回収は、割れ防止などの点よりガラス転移点以上の
等の高温雰囲気下で行うことが好ましい。さらに形成さ
れた連続状態の樹脂シートは、レーザー光線や超音波カ
ッター、ダイシングやウォータージェットなどの適宜な
切断手段を介し適宜な寸法に切断して回収することもで
きる。前記の流延法によれば、支持体を介した展開層の
移動速度の調節で製造速度を容易に制御でき、またその
移動速度や展開量の調節で得られる樹脂シートの厚さも
容易に制御することができる。
【0045】本発明の樹脂シートを視認側基板として液
晶表示装置を形成する場合、樹脂シートの凹凸構造が最
視認側になるように配置しなくてはいけない。つまり樹
脂シートよりも視認側に偏光板を積層することができな
いので、液晶としてはコレステリック液晶やポリマー分
散型液晶などの偏光を利用しない方式に限定される。ま
た視認背面側基板として黒色に着色した樹脂シートを配
置することで液晶層を透過した光の反射反転光の発生を
防止し、表示のコントラストを向上させることができ
る。
【0046】本発明の樹脂シートの用途は液晶セル基板
に限定されるものではなく、有機エレクトロルミネセン
ス表示装置用基板としても好ましく用いられる。一般
に、有機エレクトロルミネセンス装置は、透明基板上に
透明電極と有機発光層と金属電極とを順に積層して発光
体(有機エレクトロルミネセンス発光体)を形成してい
る。ここで、有機発光層は、種々の有機薄膜の積層体で
あり、例えばトリフェニルアミン誘導体等からなる正孔
注入層と、アントラセン等の蛍光性の有機固体からなる
発光層との積層体や、あるいはこのような発光層とペリ
レン誘導体等からなる電子注入層の積層体や、またある
いはこれらの正孔注入層,発光層,および電子注入層の
積層体等、種々の組み合わせをもった構成が知られてい
る。有機エレクトロルミネセンス装置は、透明電極と金
属電極とに電圧を印加することによって、有機発光層に
正孔と電子とが注入され、これら正孔と電子との再結合
によって生じるエネルギーが蛍光物質を励起し、励起さ
れた蛍光物質が基底状態に戻るときに光を放射する、と
いう原理で発光する。途中の再結合というメカニズム
は、一般のダイオードと同様であり、このことからも予
想できるように、電流と発光強度は印加電圧に対して整
流性を伴う強い非線形性を示す。有機エレクトロルミネ
センス装置においては、有機発光層での発光を取り出す
ために、少なくとも一方の電極が透明でなくてはなら
ず、通常酸化インジウムスズ(ITO)などの透明導電
体で形成した透明電極を陽極として用いている。一方、
電子注入を容易にして発光効率を上げるには、陰極に仕
事関数の小さな物質を用いることが重要で、通常Mg−
Ag、Al−Liなどの金属電極を用いている。このよ
うな構成の有機エレクトロルミネセンス装置において、
有機発光層は、厚さ10nm程度ときわめて薄い膜で形
成されている。このため、有機発光層も透明電極と同
様、光をほぼ完全に透過する。その結果、非発光時に透
明基板の表面から入射し、透明電極と有機発光層とを透
過して金属電極で反射した光が、再び透明基板の表面側
へと出るため、外部から視認したとき、有機エレクトロ
ルミネセンス装置の表示面が鏡面のように見える。電圧
の印加によって発光する有機発光層の表面側に透明電極
を備えるとともに、有機発光層の裏面側に金属電極を備
えてなる有機エレクトロルミネセンス発光体を含む有機
EL装置において、透明電極の表面側に偏光板を設ける
とともに、これら透明電極と偏光板との間に位相板を設
けることができる。位相板および偏光板は、外部から入
射して金属電極で反射してきた光を偏光さる作用を有す
るため、その偏光作用によって金属電極の鏡面を外部か
ら視認させないという効果がある。特に、位相板を1/
4波長板で構成し、かつ偏光板と位相板との偏光方向の
なす角をπ/4に調整すれば、金属電極の鏡面を完全に
遮蔽することができる。すなわち、この有機エレクトロ
ルミネセンス装置に入射する外部光は、偏光板により直
線偏光成分のみが透過する。この直線偏光は位相板によ
り一般に楕円偏光となるが、とくに位相板が1/4波長
板でしかも偏光板と位相板との偏光方向のなす角がπ/
4のときには円偏光となる。この円偏光は、透明基板、
透明電極、有機薄膜を透過し、金属電極で反射して、再
び有機薄膜、透明電極、透明基板を透過して、位相板に
再び直線偏光となる。そして、この直線偏光は、偏光板
の偏光方向と直交しているので、偏光板を透過できな
い。その結果、金属電極の鏡面を完全に遮蔽することが
できる。
【0047】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例になんら限定されるものではな
い。
【0048】実施例1: UV硬化樹脂であるNKオリ
ゴUN−01(新中村化学製)100重量部、イルガキ
ュア♯184(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ
製)3重量部にトルエン450重量部を混合攪拌して樹
脂固形分濃度17%のハードコート層形成樹脂溶液を得
た。(化1)の化学式で示される3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレート400重量部と(化2)の化学式で示さ
れるメチルヘキサヒドロ無水フタル酸500重量部、
(化3)の化学式で示されるテトラ−n−ブチルホスホ
ニウムo,o−ジエチルホスホロジチオエート15重量
部、グリセリン9重量部、界面活性剤1重量部を混合攪
拌して基材層形成樹脂含有液を得た。
【化1】
【化2】
【化3】
【0049】次に、図2に示した金型を用いて、注型法
により樹脂シートを製造した。その製造方法を図2を参
照しながら説明する。
【0050】まず、金型として1枚は450mm×45
0mm、表面粗さRa=5nmの図2−13の無垢金
型、もう1方は450mm×450mm、表面粗さRa
=100nm、山谷間隔30μmに表面加工した図2−
14の表面加工金型を用いた。まず図2−13の無垢金
型の加工面にハードコート層形成樹脂溶液をスピンコー
トにより塗布し、トルエンを乾燥後、UVを照射(中心
波長254nm、積算光量2000mJ/cm2)して、
膜厚が2μmのハードコート層を形成した。次に図2−
14の表面加工金型の加工面にハードコート層形成樹脂
溶液をスピンコートにより塗布し、トルエンを乾燥後、
UVを照射(中心波長254nm、積算光量2000m
J/cm2)して、凸部を除いた膜厚が2μmのハードコ
ート層を形成した。
【0051】次に図2−13の無垢金型に形成されたハ
ードコート層上にポリビニリルアルコールの5.5重量
%水溶液をスピンコート法で塗布後乾燥して硬化し膜厚
3.7μmのガスバリア層を形成した。
【0052】次にその2枚の金型の樹脂形成面を向き合
わせるようにして、図2に示したように、隙間調整用ス
ペーサー及びシーリング剤を介して、隙間の幅が400
μmとなるように注型用金型を組み立てた。
【0053】そして、その隙間に前記作製した基材層形
成樹脂含有液を注入し、120℃×30分+180℃×
1時間硬化させた。その後、2枚の金型を、割り開くと
同時に、樹脂層と金型の界面を剥離して、樹脂シート<
a>を取り出した。得られた樹脂シート<a>は、金型
の凹凸部が転写された面は表面粗さRa=100nm、
山谷間隔は45μmであり、もう一方は表面粗さRa=
5nmであった。また樹脂シート<a>の平均厚みは4
00μm、厚みの標準偏差は9μmであった。
【0054】次に液晶を挟んでもう一方の樹脂シートを
以下のように作成した。まず2枚の表面無垢金型に上記
ハードコート層形成樹脂溶液を塗布後乾燥させハードコ
ート層を形成した。次にその2枚の金型の樹脂形成面を
向き合わせるようにして、図2に示したように、隙間調
整用スペーサー及びシーリング剤を介して、隙間の幅が
400μmとなるように注型用金型を組み立てた。
【0055】そしてその隙間に黒色顔料三菱カーボンブ
ラックMA100を基材層形成樹脂含有液:MA100
=10:1(重量比)で分散した黒色顔料含有基材層形
成樹脂含有液を注入した後、120℃×30分+180
℃×1時間硬化させ、金型より樹脂シート<b>を取り
出した。得られた樹脂シート<b>は、両面の表面粗さ
Ra=4nm、平均厚みは400μm、厚みの標準偏差
は8μmであった。
【0056】得られたエポキシ樹脂シート<a>と<b
>を所定の形状に切り出した後、Ar雰囲気中でプラズ
マ処理を施し、酸化インジウム・スズ(ITO)薄膜を
スパッタリングにて形成した。樹脂シート<a>は、凹
凸が形成されていない側に、また樹脂シート<b>はど
ちらか片面にITO薄膜を形成した。その後、樹脂シー
ト<a>のITO薄膜を2分割した後、ラビング方向が
直交するように樹脂シート<a>と<b>をITO薄膜
を対向させて、球形のガラスビーズよりなるギャップ調
整材を配した後、シール材で固定した。その後、トリメ
チルプロパントリアクリレート(TMPTA)10部、
および2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)1
0部、およびアクリルオリゴマー(東亜合成化学「M−
1200」)25部、光硬化開始剤としてメルク社製
「ダロキュア−1173」を0.5部、液晶としてBD
H社製液晶「E7」を50部混合し、均一に溶解させた
混合液を注入した。その後、樹脂シート<a>側から紫
外線を照射し液晶セルを作成した。
【0057】実施例2:図1に示す装置を用いて、流延
法により樹脂シートを製造した。まず実施例1で調整し
たハードコート層形成樹脂溶液をダイ7より吐出させ、
ステンレス製エンドレスベルト1(表面粗さRa=10
0nm、山谷間隔30μm)に走行速度:0.2m/分
で流延塗布し、トルエンを揮発させて、UV硬化装置8
で硬化(中心波長254nm、積算光量2000mJ/
cm2)し、膜厚5μm、幅500mmのハードコート
層を得た。
【0058】続いて、ポリビニリルアルコールの5.5
重量%水溶液を、ダイ9より吐出させ、ハードコート層
上に流延塗布し、加熱乾燥(60℃×10分)させ、膜
厚4μm、幅450mmのガスバリア層を得た。
【0059】得られたハードコート層、ガスバリア層の
両端に幅40mmの耐熱PET基材テープ(MT−31
55:日東電工社製)を貼付け、前記基材層形成樹脂含
有液(20Pa・s、25℃)を、ダイ2より吐出さ
せ、上記樹脂層の表面に、塗工幅430mmで流延塗布
し、加熱装置3により、90℃×5分、120℃×5
分、140℃×15分で硬化させ、130℃に温調され
たドラム5上でステンレス製エンドレスベルトとハード
コート層間で剥離を行い430mm幅の樹脂シート<c
>を得た。尚、加熱部の支持体水平レベルを200μm
/1000mm、支持体上下より熱風加熱を行い温度精
度0.4℃/cmとした。
【0060】得られた樹脂シート<c>を流れ方向に4
90mm間隔で切断を行い、490mm×490mmの
サイズとした。得られた樹脂シート<c>の厚みの平均
は400μm、標準偏差は7μmであった。なお、厚み
の平均値、及び標準偏差は480mm×480mmの面
内で60点測定して求めた。また、表面粗さは、基材層
側でRa=0.2nm、ハードコート層側でRa=10
0nmであった。またハードコート層表面における山谷
間隔は30μmであった。なお、表面粗さは、480m
m×480mmの面内で10点測定した平均値である。
【0061】続いて、樹脂シート<c>の基材層側にI
TO薄膜を形成し、実施例1と同様に樹脂シート<b>
と組合せ、図4に例示の液晶セルを作成した.
【0062】比較例1:2枚の表面無垢な金属金型に実
施例1で調製したハードコート層形成樹脂溶液を塗布し
た以外は実施例1と同様にして樹脂シート<d>を作成
した。次に実施例1と同様に樹脂シート<b>と組合
せ、図5に例示の液晶セルを作成した.
【0063】評価試験:実施例1〜2、比較例1で作成
した液晶セルを用いて液晶表示装置を組み立て、暗室中
で20°の角度でリング状照明装置を照射して、液晶表
示装置の電圧印加状態で黒色表示の表示品位を調べ、電
圧無印加状態で白色表示の表示品位を調べた。
【0064】実施例1、2においては、黒色表示、白色
表示ともに表示品位は良好であった。一方、比較例1に
おいては黒色表示においてリング状照明の映りこみが見
られた。
【0065】
【発明の効果】本発明の樹脂シートは樹脂系であるの
で、ガラス系基板に比べ薄型、軽量である。また本発明
の樹脂シートは最外層のハードコート層が凹凸構造を有
するので、蛍光灯や太陽光等の照明光やキーボーダーな
どの外部環境が画面上に映り込む、いわゆるゴースト現
象を防止する防眩機能を有する。以上の様に防眩機能を
付与した樹脂シートを液晶セル基板として用いることに
より、防眩シートを液晶セルの視認側に貼り付ける必要
がなくなる。その結果液晶セルの薄型、軽量化が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】流延法による樹脂シートの製造方法の1例
【図2】注型法による樹脂シートの製造方法の1例
【図3】液晶セル
【図4】実施例2の液晶セル
【図5】比較例1の液晶セル
【符号の説明】
1:エンドレスベルト(支持体) 2:基材層塗布用ダイ 3:加熱装置 4:駆動ドラム 5:従動ドラム 6:基材層 7:ハードコート層塗布用ダイ 8:UV硬化装置 9:ガスバリア層塗布用ダイ 10:ガスバリア層 11:ハードコート層 12:端部補強テープ 13:表面無垢金属金型 14:表面加工金属金型 15:シーリング材 16:隙間調整用スペーサー 17:表面に凹凸構造を有するハードコート層 18:有機ガスバリア層 19:基材層 20:ハードコート層 21:ITO 22:ラビング膜 23:液晶 24:黒色顔料を有する基材層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月19日(2002.3.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は少なくともガス
バリア層、基材層、および1層のハードコート層からな
り、ハードコート層が最外層にある樹脂シートにおい
て、ハードコート層が外側表面に凹凸構造を有している
ことを特徴とする樹脂シートを提供するものである。前
記凹凸構造の表面粗さは80nm〜500nmであるこ
とが好ましく、前記凹凸構造の山谷間隔は20μm〜8
μmであることが好ましい。前記基材層はエポキシ系
樹脂からなることが好ましく、前記ハードコート層はウ
レタン系樹脂からなることが好ましい。また本発明は支
持体に形成した凹部を転写することによりハードコート
層表面に凹凸構造を形成する工程を含むことを特徴とす
る樹脂シートの製造方法や本発明の樹脂シートを用いる
ことを特徴とする液晶表示装置を提供するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 G09F 9/00 313 G09F 9/00 313 G02B 1/10 Z Fターム(参考) 2H042 BA03 BA12 BA15 BA20 2H091 FA16X FA37X FB02 FC01 FD06 FD17 GA02 LA03 MA04 2K009 AA15 BB23 BB24 CC24 CC26 CC34 DD02 DD06 DD11 EE00 4F100 AK01B AK51C AK53B AT00B BA03 BA07 CA18 CA30 CC00C DD07C EC04C GB41 JD02A JK12C JN30 5G435 AA01 BB12 DD01 FF08 GG43

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともガスバリア層、基材層、および
    1層のハードコート層からなり、ハードコート層が最外
    層にある樹脂シートにおいて、ハードコート層が外側表
    面に凹凸構造を有していることを特徴とする樹脂シー
    ト。
  2. 【請求項2】前記凹凸構造の表面粗さが80nm〜50
    0nmであることを特徴とする請求項1に記載の樹脂シ
    ート。
  3. 【請求項3】前記凹凸構造の山谷間隔が20nm〜80
    nmであることを特徴とする請求項1〜2に記載の樹脂
    シート。
  4. 【請求項4】前記基材層がエポキシ系樹脂よりなること
    を特徴とする請求項1〜3に記載の樹脂シート。
  5. 【請求項5】前記ハードコート層がウレタン系樹脂より
    なることを特徴とする請求項1〜4に記載の樹脂シー
    ト。
  6. 【請求項6】請求項1〜5に記載の樹脂シートを製造す
    る方法において、支持体に形成した凹部を転写すること
    によりハードコート層表面に凹凸構造を形成する工程を
    含むことを特徴とする樹脂シートの製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6に記載の樹脂シートを用いる
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜6に記載の樹脂シートを用いる
    ことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装
    置。
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