JP2002236187A - ローカル時間オフセット変更判定方法及び時計装置 - Google Patents
ローカル時間オフセット変更判定方法及び時計装置Info
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- JP2002236187A JP2002236187A JP2001032789A JP2001032789A JP2002236187A JP 2002236187 A JP2002236187 A JP 2002236187A JP 2001032789 A JP2001032789 A JP 2001032789A JP 2001032789 A JP2001032789 A JP 2001032789A JP 2002236187 A JP2002236187 A JP 2002236187A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 夏時間制度実施時などにおけるローカル時間
のオフセット変更の判定を信号源からの時刻情報で行っ
て自動的に時刻調整すること。 【解決手段】 放送波又は標準電波の信号源から現在時
刻情報を取得するステップ１と、信号源の現在時刻情報
と機器の保持する現在時刻情報を比較するステップ２
と、前記比較の結果で時刻情報に差がなければローカル
時間オフセット設定に変更はないと判断するステップ
と、前記比較の結果で時刻情報に差がある場合に、その
時間差の内容について判断して、ローカル時間変更が行
われたと考えることができる所定の時間差があれば、ロ
ーカル時間オフセット設定に変更があったと判定し、前
記所定以外の時間差であればローカル時間オフセット設
定に変更がなかったと判定するステップ３と、からなる
ローカル時間オフセット変更判定方法。
のオフセット変更の判定を信号源からの時刻情報で行っ
て自動的に時刻調整すること。 【解決手段】 放送波又は標準電波の信号源から現在時
刻情報を取得するステップ１と、信号源の現在時刻情報
と機器の保持する現在時刻情報を比較するステップ２
と、前記比較の結果で時刻情報に差がなければローカル
時間オフセット設定に変更はないと判断するステップ
と、前記比較の結果で時刻情報に差がある場合に、その
時間差の内容について判断して、ローカル時間変更が行
われたと考えることができる所定の時間差があれば、ロ
ーカル時間オフセット設定に変更があったと判定し、前
記所定以外の時間差であればローカル時間オフセット設
定に変更がなかったと判定するステップ３と、からなる
ローカル時間オフセット変更判定方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、夏時間（サマータ
イム）制度実施時などにおけるローカル時間のオフセッ
ト変更の判定、及びその機能を有する機器に関するもの
である。
イム）制度実施時などにおけるローカル時間のオフセッ
ト変更の判定、及びその機能を有する機器に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】本発明において、ローカル時間とは、夏
時間制度実施などにおけるオフセット（日本標準時（Ｊ
ＳＴ）に対して差分が生じる）を考慮する時間のことを
指す。ゆえに、夏時間制度が実施されて、それによって
ＪＳＴより１時間時刻を早めると考える時、ＪＳＴにお
ける午前８時は、ローカル時間では午前９時となる。
時間制度実施などにおけるオフセット（日本標準時（Ｊ
ＳＴ）に対して差分が生じる）を考慮する時間のことを
指す。ゆえに、夏時間制度が実施されて、それによって
ＪＳＴより１時間時刻を早めると考える時、ＪＳＴにお
ける午前８時は、ローカル時間では午前９時となる。
【０００３】また、夏時間制度時でなければ、ローカル
時間はＪＳＴと同じく午前８時となる。また、ローカル
時間オフセット設定とは、オフセットを考慮して現在時
刻を算出する時のオフセットの設定内容のことを指す。
時間はＪＳＴと同じく午前８時となる。また、ローカル
時間オフセット設定とは、オフセットを考慮して現在時
刻を算出する時のオフセットの設定内容のことを指す。
【０００４】標準時間と夏時間との時刻のオフセット設
定の変更を自動的に行う方法に関する発明は様々考えら
れてきた。特開平９−２７４０９０号公報では、メモリ
に記憶された夏時間への切り替わり日時データに基づ
き、送信側から送信される時刻データをマイコンにて照
合する。マイコン内のカレンダにて夏時間への切り替わ
り日の数日前から照合する時間を１時間ずらして照合を
行う。したがって、この方法により、夏時間への切り替
わりの有無を検出できるほか、検出した時点で修正を行
える。また、夏時間終了時にも同様に修正を行う。
定の変更を自動的に行う方法に関する発明は様々考えら
れてきた。特開平９−２７４０９０号公報では、メモリ
に記憶された夏時間への切り替わり日時データに基づ
き、送信側から送信される時刻データをマイコンにて照
合する。マイコン内のカレンダにて夏時間への切り替わ
り日の数日前から照合する時間を１時間ずらして照合を
行う。したがって、この方法により、夏時間への切り替
わりの有無を検出できるほか、検出した時点で修正を行
える。また、夏時間終了時にも同様に修正を行う。
【０００５】また、特開平７−３２５１７５号公報で
は、ＮＨＫ教育テレビなどの時報を用いて時刻設定の切
り替えを行う。この時報は、１日３回（７時、１２時、
１９時など）流れるものを利用する。時報を用いて、時
間設定の変更の検出は、現在時の検出用、標準時聞から
夏時間へ移行したものの検出用、夏時間から標準時間へ
移行したものの検出用と３つの検出部を設け、それぞれ
１時間の間を開けておき、それぞれの検出部において時
報を得ることができたら、それに伴う時刻修正を行うも
のである。
は、ＮＨＫ教育テレビなどの時報を用いて時刻設定の切
り替えを行う。この時報は、１日３回（７時、１２時、
１９時など）流れるものを利用する。時報を用いて、時
間設定の変更の検出は、現在時の検出用、標準時聞から
夏時間へ移行したものの検出用、夏時間から標準時間へ
移行したものの検出用と３つの検出部を設け、それぞれ
１時間の間を開けておき、それぞれの検出部において時
報を得ることができたら、それに伴う時刻修正を行うも
のである。
【０００６】更に、特開平７−７７５８７号公報では、
放送波にある現在時刻が夏時間か否かの情報を持たせた
データを用いて、標準時間と夏時間の判定を行い、時刻
修正を行うものである。
放送波にある現在時刻が夏時間か否かの情報を持たせた
データを用いて、標準時間と夏時間の判定を行い、時刻
修正を行うものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の時計装置で
あると、特開平９−２７４０９０号公報の手法でローカ
ル時間オフセット変更判定を行うと、メモリに夏時間へ
の切り替わり情報を事前に何らかの形で入力しておかな
いと動作しない。この手法であると、ユーザによる操作
入力や時計装置出荷時にメモリしておくなどが考えられ
るが、ユーザによる間違い操作、また、夏時間制度の実
施の際に起こる変動に的確に対処できないことが起こり
得る。
あると、特開平９−２７４０９０号公報の手法でローカ
ル時間オフセット変更判定を行うと、メモリに夏時間へ
の切り替わり情報を事前に何らかの形で入力しておかな
いと動作しない。この手法であると、ユーザによる操作
入力や時計装置出荷時にメモリしておくなどが考えられ
るが、ユーザによる間違い操作、また、夏時間制度の実
施の際に起こる変動に的確に対処できないことが起こり
得る。
【０００８】また、特開平７−３２５１７５号公報で
は、１日に決められた時刻の３回の時報を基にローカル
時間オフセット判定を行っているので、実時間において
ローカル時間の設定を行うことができない。また、１時
間の差をつけるという固定してしまうところにも、夏時
間制度の実施形態の変更の際に起こる変動（３０分のオ
フセット、２時間のオフセットなど）に的確に対処でき
ないことが起こり得る。
は、１日に決められた時刻の３回の時報を基にローカル
時間オフセット判定を行っているので、実時間において
ローカル時間の設定を行うことができない。また、１時
間の差をつけるという固定してしまうところにも、夏時
間制度の実施形態の変更の際に起こる変動（３０分のオ
フセット、２時間のオフセットなど）に的確に対処でき
ないことが起こり得る。
【０００９】更に、特開平７−７７５８７号公報では、
放送波が現在時刻が夏時間か否かの情報を持っていれば
よいが、その他の信号源がその情報を持たずに現在時刻
情報を送るものには適応することができない。
放送波が現在時刻が夏時間か否かの情報を持っていれば
よいが、その他の信号源がその情報を持たずに現在時刻
情報を送るものには適応することができない。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を採用する。放送波又は標
準電波の信号源から現在時刻情報を取得するステップ
と、前記信号源の現在時刻情報と機器の保持する現在時
刻情報を比較するステップと、前記比較の結果で時刻情
報に差がなければローカル時間オフセット設定に変更は
ないと判断するステップと、前記比較の結果で時刻情報
に差がある場合に、その時間差の内容について判断し
て、ローカル時間変更が行われたと考えることができる
所定の時間差があれば、ローカル時間オフセット設定に
変更があったと判定し、前記所定以外の時間差であれば
ローカル時間オフセット設定に変更がなかったと判定す
るステップと、からなるローカル時間オフセット変更判
定方法。
に、本発明は次のような構成を採用する。放送波又は標
準電波の信号源から現在時刻情報を取得するステップ
と、前記信号源の現在時刻情報と機器の保持する現在時
刻情報を比較するステップと、前記比較の結果で時刻情
報に差がなければローカル時間オフセット設定に変更は
ないと判断するステップと、前記比較の結果で時刻情報
に差がある場合に、その時間差の内容について判断し
て、ローカル時間変更が行われたと考えることができる
所定の時間差があれば、ローカル時間オフセット設定に
変更があったと判定し、前記所定以外の時間差であれば
ローカル時間オフセット設定に変更がなかったと判定す
るステップと、からなるローカル時間オフセット変更判
定方法。
【００１１】また、信号源から現在時刻情報を受け取る
電波受信部と、時計装置の時刻管理を行う時刻管理部
と、前記電波受信部から得られた現在時刻情報と前記時
刻管理部から得られる時計装置内の現在時刻情報との比
較で両時刻情報の差に基づいてローカル時間オフセット
設定の変更有無の判定を行うローカル時間判定部と、前
記ローカル時間判定部により変更有りと判定された場合
に自動的に時刻調整を行う時刻調整部と、から構成され
るローカル時間オフセット設定機能付きの時計装置。
電波受信部と、時計装置の時刻管理を行う時刻管理部
と、前記電波受信部から得られた現在時刻情報と前記時
刻管理部から得られる時計装置内の現在時刻情報との比
較で両時刻情報の差に基づいてローカル時間オフセット
設定の変更有無の判定を行うローカル時間判定部と、前
記ローカル時間判定部により変更有りと判定された場合
に自動的に時刻調整を行う時刻調整部と、から構成され
るローカル時間オフセット設定機能付きの時計装置。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係るローカル
時間オフセット変更判定方法及び時計装置について、図
面を用いて以下説明する。図１は信号源からの現在時刻
情報に時系列的に不連続部分が生じている状況を示す図
であり、図２はローカル時間オフセット変更の判定方法
を説明する図であり、図３は時系列的な不連続部分の生
じている現在時刻情報と夏時間時刻設定の関係を示す図
であり、図４はローカル時間オフセット変更の判定方法
を用いた時計装置の構成を示す図である。
時間オフセット変更判定方法及び時計装置について、図
面を用いて以下説明する。図１は信号源からの現在時刻
情報に時系列的に不連続部分が生じている状況を示す図
であり、図２はローカル時間オフセット変更の判定方法
を説明する図であり、図３は時系列的な不連続部分の生
じている現在時刻情報と夏時間時刻設定の関係を示す図
であり、図４はローカル時間オフセット変更の判定方法
を用いた時計装置の構成を示す図である。
【００１３】本発明の実施形態は、信号源からの現在時
刻情報と機器（時計装置）の保持する現在時刻情報を比
較して、ローカル時間オフセット変更判定を行う方法で
あって、以下その方法を説明する。
刻情報と機器（時計装置）の保持する現在時刻情報を比
較して、ローカル時間オフセット変更判定を行う方法で
あって、以下その方法を説明する。
【００１４】放送波、標準電波などの信号源から送られ
てくる現在時刻情報は、常時電波として流れている。放
送波のうち、ＢＳデジタル放送波は、ＪＳＴ時刻と修正
ユリウス日による日付情報を電波にのせて発信してい
る。また、標準電波は、時間と周波数の標準、並びに世
界標準時（ＵＴＣ）に基づく日本標準時（ＪＳＴ）を広
く国の内外に知らせるために、総務省通信総合研究所で
運用している電波である。長波帯の標準電波では、時刻
に関する情報としてタイムコードを送信している。タイ
ムコード情報としては、時、分、通算日（１月１日を１
とした通算の日）、年（西暦下２桁）、曜日、うるう秒
情報、時と分に対応するパリティ、予備ビット、停波予
告情報を送信している。
てくる現在時刻情報は、常時電波として流れている。放
送波のうち、ＢＳデジタル放送波は、ＪＳＴ時刻と修正
ユリウス日による日付情報を電波にのせて発信してい
る。また、標準電波は、時間と周波数の標準、並びに世
界標準時（ＵＴＣ）に基づく日本標準時（ＪＳＴ）を広
く国の内外に知らせるために、総務省通信総合研究所で
運用している電波である。長波帯の標準電波では、時刻
に関する情報としてタイムコードを送信している。タイ
ムコード情報としては、時、分、通算日（１月１日を１
とした通算の日）、年（西暦下２桁）、曜日、うるう秒
情報、時と分に対応するパリティ、予備ビット、停波予
告情報を送信している。
【００１５】放送波、標準電波などの信号源から現在時
刻情報を受け取る際、送られてくる現在時刻情報は、通
常、時系列的に連続である。しかしながら、うるう秒や
夏時間への変更に伴う時刻設定変更などによって、現在
時刻情報に時系列的に不連続な部分が生じる場合があ
る。例えば、４月１日午前２時から１０月１日午前２時
までの間は、夏時間制度が行われ、１時間ローカル時間
を早めるとする。そうすると、４月１日の午前２時付近
の信号源からの現在時刻情報は、図１に示すように不連
続性をもつことになる。即ち、午前１時５９分から１分
経過後に午前３時０分という現在時刻情報が送られてく
る。
刻情報を受け取る際、送られてくる現在時刻情報は、通
常、時系列的に連続である。しかしながら、うるう秒や
夏時間への変更に伴う時刻設定変更などによって、現在
時刻情報に時系列的に不連続な部分が生じる場合があ
る。例えば、４月１日午前２時から１０月１日午前２時
までの間は、夏時間制度が行われ、１時間ローカル時間
を早めるとする。そうすると、４月１日の午前２時付近
の信号源からの現在時刻情報は、図１に示すように不連
続性をもつことになる。即ち、午前１時５９分から１分
経過後に午前３時０分という現在時刻情報が送られてく
る。
【００１６】図２に示すチャート図に基づいて、ローカ
ル時間オフセット変更の判定方法について説明する。ス
テップ１において、現在時刻情報を放送波、標準電波な
どの信号源から得る。次に、ステップ２において、ステ
ップ１で得た現在時刻情報とその時点においての機器自
身が持っている現在時刻情報を比較して差が無い場合に
は、ローカル時刻オフセット設定に変更はないと判断す
る。差が有る場合には、ステップ３のチェックに移る。
ル時間オフセット変更の判定方法について説明する。ス
テップ１において、現在時刻情報を放送波、標準電波な
どの信号源から得る。次に、ステップ２において、ステ
ップ１で得た現在時刻情報とその時点においての機器自
身が持っている現在時刻情報を比較して差が無い場合に
は、ローカル時刻オフセット設定に変更はないと判断す
る。差が有る場合には、ステップ３のチェックに移る。
【００１７】ステップ３においては、信号源から得られ
た現在時刻情報と、機器の保持していた現在時刻情報と
の時間差について判断する。３０分や１時間などローカ
ル時間変更が行われたと考えることができる時間差（例
えば、１０分や１７分程度の時間差では変更有りとは判
断せず、３０分や６０分の時間差であれば変更有りと判
断するというように、時間差の内容を判断材料とする）
ならば、ローカル時間オフセット変更が実施されたと判
断する。それ以外の時間差が見られる場合には、信号源
のエラーやうるう秒などと考え、ローカル時間オフセッ
ト設定に変更はないと判断する。ここで、信号源のエラ
ーというのは、現在時刻情報を送出する媒体には、放送
波や標準電波などの電波を使ったものや、インターネッ
トにおけるＮＴＰ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔｉｍｅ Ｐｒｏ
ｔｏｃｏｌ）ｓｅｒｖｅｒやＳＮＴＰ（Ｓｉｍｐｌｅ
Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔｉｍｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）ｓｅｒ
ｖｅｒなど様々なものがあるが、どの媒体においても間
違った現在時刻情報を送るという可能性はない訳ではな
い。
た現在時刻情報と、機器の保持していた現在時刻情報と
の時間差について判断する。３０分や１時間などローカ
ル時間変更が行われたと考えることができる時間差（例
えば、１０分や１７分程度の時間差では変更有りとは判
断せず、３０分や６０分の時間差であれば変更有りと判
断するというように、時間差の内容を判断材料とする）
ならば、ローカル時間オフセット変更が実施されたと判
断する。それ以外の時間差が見られる場合には、信号源
のエラーやうるう秒などと考え、ローカル時間オフセッ
ト設定に変更はないと判断する。ここで、信号源のエラ
ーというのは、現在時刻情報を送出する媒体には、放送
波や標準電波などの電波を使ったものや、インターネッ
トにおけるＮＴＰ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔｉｍｅ Ｐｒｏ
ｔｏｃｏｌ）ｓｅｒｖｅｒやＳＮＴＰ（Ｓｉｍｐｌｅ
Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔｉｍｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）ｓｅｒ
ｖｅｒなど様々なものがあるが、どの媒体においても間
違った現在時刻情報を送るという可能性はない訳ではな
い。
【００１８】次に、本発明の実施形態に係る時計装置
は、図４に示すように、放送波又は標準電波などの信号
源から現在時刻情報を受け取る電波受信部１と、装置の
時刻管理を行う時刻管理部２と、電波受信部１から得ら
れた現在時刻情報と時刻管理部３から得られる装置内の
現在時刻情報を用いて、図２に示す上述した方法によっ
てローカル時間設定のオフセット変更を監視、判定を行
うローカル時間判定部３と、から構成される。本実施形
態によって、夏時間などのローカル時間オフセットの調
整を行うことができ、自動的に時計のオフセットは更新
される特徴をもつものである。
は、図４に示すように、放送波又は標準電波などの信号
源から現在時刻情報を受け取る電波受信部１と、装置の
時刻管理を行う時刻管理部２と、電波受信部１から得ら
れた現在時刻情報と時刻管理部３から得られる装置内の
現在時刻情報を用いて、図２に示す上述した方法によっ
てローカル時間設定のオフセット変更を監視、判定を行
うローカル時間判定部３と、から構成される。本実施形
態によって、夏時間などのローカル時間オフセットの調
整を行うことができ、自動的に時計のオフセットは更新
される特徴をもつものである。
【００１９】時計など正確な現在時刻を持っている必要
がある機器にとって、夏時間制度の実施などによるロー
カル時間のオフセット変更は、図３に示すように、機器
の設定を通常時刻設定のままにしておくと、実際の時刻
と機器の設定時刻とがずれてしまうことになる。即ち、
実際の時刻は、信号源からの現在時刻情報であって午前
１時５９分の１分経過後には午前３時０分となり、一
方、機器の設定時刻は午前１時５９分の１分経過後は午
前２時０分となって、時刻にずれが生じることとなる。
そこで、信号源からの現在時刻情報に不連続性が表れた
ときには、ローカル時間オフセット変更を行い、正しい
時刻設定を行う必要性がある。図４に示す時計装置と図
２に示すチャート図を参照して、ローカル時間オフセッ
ト変更の判定方法を用いた時計装置の動作について説明
する。
がある機器にとって、夏時間制度の実施などによるロー
カル時間のオフセット変更は、図３に示すように、機器
の設定を通常時刻設定のままにしておくと、実際の時刻
と機器の設定時刻とがずれてしまうことになる。即ち、
実際の時刻は、信号源からの現在時刻情報であって午前
１時５９分の１分経過後には午前３時０分となり、一
方、機器の設定時刻は午前１時５９分の１分経過後は午
前２時０分となって、時刻にずれが生じることとなる。
そこで、信号源からの現在時刻情報に不連続性が表れた
ときには、ローカル時間オフセット変更を行い、正しい
時刻設定を行う必要性がある。図４に示す時計装置と図
２に示すチャート図を参照して、ローカル時間オフセッ
ト変更の判定方法を用いた時計装置の動作について説明
する。
【００２０】電波受信部１において、現在時刻情報を放
送波又は標準電波などの信号源から得る。また、装置又
は機器の現在時刻情報を管理している時刻管理部２から
は、時刻情報を取得する。この２つの現在時刻情報を用
いて、ローカル時間判定部３において、図２に示す方法
を用いてローカル時間オフセット設定の変更の監視を行
う。
送波又は標準電波などの信号源から得る。また、装置又
は機器の現在時刻情報を管理している時刻管理部２から
は、時刻情報を取得する。この２つの現在時刻情報を用
いて、ローカル時間判定部３において、図２に示す方法
を用いてローカル時間オフセット設定の変更の監視を行
う。
【００２１】その結果、ローカル時間オフセット設定に
変更があると判断できる場合には、時刻管理部２に、機
器のローカル時間オフセット設定の変更があったことを
知らせるとともに、機器内の時計のオフセット調整を自
動的に行うことで時刻調整を行う。
変更があると判断できる場合には、時刻管理部２に、機
器のローカル時間オフセット設定の変更があったことを
知らせるとともに、機器内の時計のオフセット調整を自
動的に行うことで時刻調整を行う。
【００２２】また、通常、ローカル時間オフセット設定
の変更が考えられるのは、各時０分、３０分の場合であ
る。よって、その時間前後において、ローカル時間オフ
セット変更の判定を行えば、機器の処理負担を少なくす
ることができる。
の変更が考えられるのは、各時０分、３０分の場合であ
る。よって、その時間前後において、ローカル時間オフ
セット変更の判定を行えば、機器の処理負担を少なくす
ることができる。
【００２３】本実施形態の構成によって、夏時間などの
ローカル時間オフセットの調整を行うことができ、自動
的に時計は更新されるものである。
ローカル時間オフセットの調整を行うことができ、自動
的に時計は更新されるものである。
【００２４】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、信号源の現在時刻情報のみしか得ることがで
きない環境下において、２つの時刻情報の比較結果を利
用することでローカル時間オフセット判定ができる。
によれば、信号源の現在時刻情報のみしか得ることがで
きない環境下において、２つの時刻情報の比較結果を利
用することでローカル時間オフセット判定ができる。
【００２５】また、利用者の手動操作によらずに、信号
源の現在時刻情報から、ローカル時間の自動オフセット
設定変更を行うことができる。即ち、利用者に手間なく
正しく調時されていることに利便性を与えることがで
き、かつ、ローカル時間のオフセット設定が変更された
ことを利用者が知り且つ認識することができる。
源の現在時刻情報から、ローカル時間の自動オフセット
設定変更を行うことができる。即ち、利用者に手間なく
正しく調時されていることに利便性を与えることがで
き、かつ、ローカル時間のオフセット設定が変更された
ことを利用者が知り且つ認識することができる。
【図１】信号源からの現在時刻情報に時系列的に不連続
部分が生じている状況を示す図である。
部分が生じている状況を示す図である。
【図２】ローカル時間オフセット変更の判定方法につい
て説明するチャート図である。
て説明するチャート図である。
【図３】時系列的な不連続部分の生じている現在時刻情
報と夏時間時刻設定の関係を示す図である。
報と夏時間時刻設定の関係を示す図である。
【図４】ローカル時間オフセット変更の判定方法を用い
た時計装置の構成を示す図である。
た時計装置の構成を示す図である。
１ 電波受信部 ２ 時刻管理部 ３ ローカル時間判定部
Claims (2)
- 【請求項１】 放送波又は標準電波の信号源から現在時
刻情報を取得するステップと、 前記信号源の現在時刻情報と機器の保持する現在時刻情
報を比較するステップと、 前記比較の結果で時刻情報に差がなければローカル時間
オフセット設定に変更はないと判断するステップと、 前記比較の結果で時刻情報に差がある場合に、その時間
差の内容について判断して、ローカル時間変更が行われ
たと考えることができる所定の時間差があれば、ローカ
ル時間オフセット設定に変更があったと判定し、前記所
定以外の時間差であればローカル時間オフセット設定に
変更がなかったと判定するステップと、からなることを
特徴とするローカル時間オフセット変更判定方法。 - 【請求項２】 信号源から現在時刻情報を受け取る電波
受信部と、 時計装置の時刻管理を行う時刻管理部と、 前記電波受信部から得られた現在時刻情報と前記時刻管
理部から得られる時計装置内の現在時刻情報との比較で
両時刻情報の差に基づいてローカル時間オフセット設定
の変更有無の判定を行うローカル時間判定部と、 前記ローカル時間判定部により変更有りと判定された場
合に自動的に時刻調整を行う時刻調整部と、から構成さ
れることを特徴とするローカル時間オフセット設定機能
付きの時計装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001032789A JP3709346B2 (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | ローカル時間オフセット設定機能付きの時計装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001032789A JP3709346B2 (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | ローカル時間オフセット設定機能付きの時計装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002236187A true JP2002236187A (ja) | 2002-08-23 |
| JP3709346B2 JP3709346B2 (ja) | 2005-10-26 |
Family
ID=18896658
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001032789A Expired - Fee Related JP3709346B2 (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | ローカル時間オフセット設定機能付きの時計装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3709346B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7555651B2 (en) | 2003-05-28 | 2009-06-30 | Fujitsu Limited | Time management apparatus and time management method |
| JP2009199139A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Seiko Precision Inc | パケット監視装置 |
-
2001
- 2001-02-08 JP JP2001032789A patent/JP3709346B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7555651B2 (en) | 2003-05-28 | 2009-06-30 | Fujitsu Limited | Time management apparatus and time management method |
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