JP2002235858A - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置

Info

Publication number
JP2002235858A
JP2002235858A JP2001238708A JP2001238708A JP2002235858A JP 2002235858 A JP2002235858 A JP 2002235858A JP 2001238708 A JP2001238708 A JP 2001238708A JP 2001238708 A JP2001238708 A JP 2001238708A JP 2002235858 A JP2002235858 A JP 2002235858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
purge
seal
dynamic pressure
rotating
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001238708A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4928029B2 (ja
Inventor
Ryoji Muraki
良次 村木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
Publication of JP2002235858A publication Critical patent/JP2002235858A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4928029B2 publication Critical patent/JP4928029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3404Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member and characterised by parts or details relating to lubrication, cooling or venting of the seal
    • F16J15/3408Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member and characterised by parts or details relating to lubrication, cooling or venting of the seal at least one ring having an uneven slipping surface
    • F16J15/3412Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member and characterised by parts or details relating to lubrication, cooling or venting of the seal at least one ring having an uneven slipping surface with cavities
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3464Mounting of the seal
    • F16J15/348Pre-assembled seals, e.g. cartridge seals
    • F16J15/3484Tandem seals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シール面での摩耗が少なく、耐久性に優れ、
且つ、被密封流体がパージ領域に入り込みにくく、シー
ル性に優れた軸封装置を提供すること。 【解決手段】 中空部を持つケーシング6と、ケーシン
グの中空部を被密封流体領域A1から外部領域A3にま
で届く回転自在なシャフト4と、被密封流体領域A1と
外部領域A3との間に位置するパージ領域A2と、被密
封流体領域A1とを仕切る非接触型の第1メカニカルシ
ール2aと、パージ領域A2と外部領域A3とを仕切る
第2メカニカルシール2bと、を有し、第1メカニカル
シールは、シャフトと共に回転する第1回転シール面を
持つ第1回転シールリング20と、第1回転シール面に
対して軸方向に押し付けられて摺動可能な第1非回転シ
ール面を持ちケーシングに保持された第1非回転シール
リング60とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばポンプな
どの流体機械に用いられる軸封装置に係り、さらに詳し
くは、被密封流体がスラリーなどを含む流体、または高
粘度液体である場合に好適な軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプなどの流体機械では、ケーシング
内にシャフトが回転自在に設けられ、ケーシング内の流
体がシャフトとケーシングとの隙間から外部に漏洩する
ことを防止するために、軸封装置が具備される。
【0003】このような流体機械に用いられる軸封装置
としては、メカニカルシールが知られている。回転する
シャフトと、シャフトを回転自在に保持するケーシング
との間をシールするためには、シャフトと共に回転する
回転シールリングと、ケーシングに固定してある非回転
シールリングとをシール面において接触させる必要があ
る。シール面では、回転シールリングと非回転シールリ
ングとの摩耗が問題になる。このため、最近では、たと
えば米国特許第5421593号明細書、米国特許第4
290611号明細書および独国特許出願公開第383
4214号明細書に示すように、回転シールリングのシ
ール面に、動圧発生溝を設け、シャフトの回転と共に、
両シール面相互が非接触状態となる非接触型メカニカル
シールが提案されている。
【0004】また、非接触型メカニカルシールの動圧発
生溝の形状としては、米国特許第5071141号明細
書に示すように、渦巻き形状のものや、米国特許第50
92612号明細書に示すように、T字形状のものも知
られている。
【0005】しかしながら、従来の非接触型メカニカル
シールの動圧発生溝は、回転シールリングの外径側に形
成してある。このために、この非接触型メカニカルシー
ルを、被密封流体領域とパージガス領域との間のシール
構造として用いた場合に、被密封流体が動圧発生溝に入
り込み易く、シール面が被密封流体によって誘発されて
種々の不具合を惹起している。特に、被密封流体が、ス
ラリー液体または高粘度の液体である場合に、特にシー
ル面が摩耗するのでシールが不完全になりやすいという
課題を有する。
【0006】なお、前記米国特許第5092612号明
細書に示すように、回転シールリングの外径側に動圧発
生溝を設けた上に、内径側にも動圧発生溝を具備させた
非接触型メカニカルシール自体は知られている。しかし
ながら、複数のメカニカルシールをパージ領域を介しシ
ステムとして組み合わせた構成において、回転シールリ
ングの内径側のみに動圧発生溝が形成してあるメカニカ
ルシールを、被密封流体領域とパージガス領域との間の
シール構造として用いることは、本発明者等により初め
て提案されたものである。
【0007】また、前記米国特許第5421593号明
細書では、被密封流体領域とパージガス領域との間のシ
ール構造として接触型メカニカルシールを用い、しか
も、パージガス領域の圧力を、被密封流体領域の圧力よ
りも低圧にしたシール構造を提案している。しかしなが
ら、被密封流体領域とパージガス領域との間のシール構
造として接触型メカニカルシールを用いる場合には、シ
ール面に偏摩耗を惹起し、耐久性に劣る。特に、被密封
流体として、スラリー液などを用いた場合には、特にシ
ール面での摩耗が問題になり、被密封流体が低圧なパー
ジガス領域まで漏れ、結果として、ケーシング外部に漏
れるおそれがある。また、被密封流体が腐食性液体であ
る場合には、パージガス領域に配置されるシール構成部
品を腐食させ、シール装置の耐久性を著しく低下させる
おそれがある。
【0008】この明細書に記載のシール構造において、
接触型メカニカルシールを、従来の非接触型メカニカル
シールに置き換えたのみでは、変動する被密封流体の圧
力が背圧として直接シールリングに作用する。また、シ
ールリングの外径側に形成してある動圧発生溝内に被密
封流体が入り込み、それが低圧のパージ領域へ流入する
おそれを誘発する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実状に鑑みてなされ、シール面での摩耗が少なく、耐久
性に優れ、且つ、被密封流体がパージ領域に入り込みに
くく、シール性に優れた軸封装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る軸封装置は、中空部を持つケーシング
と、前記ケーシングの中空部を被密封流体領域から外部
領域にまで届く回転自在なシャフトと、前記被密封流体
領域と前記外部領域との間に位置するパージ領域と、前
記被密封流体領域とを仕切ると共に、前記ケーシングと
前記シャフトとの間に具備される非接触型の第1メカニ
カルシールと、前記パージ領域と前記外部領域とを仕切
ると共に、前記ケーシングと前記シャフトとの間に具備
される第2メカニカルシールと、を有し、前記第1メカ
ニカルシールは、前記シャフトと共に回転する第1回転
シール面を持つ第1回転シールリングと、前記第1回転
シール面に対して軸方向に押し付けられて摺動可能な第
1非回転シール面を持ち前記ケーシングに保持された第
1非回転シールリングとを有し、前記第1回転シール面
または前記第1非回転シール面には、前記パージ領域と
連通している、シール面の内周縁から外方に向けて第1
動圧発生溝が形成され、且つ、前記パージ領域内には、
前記被密封流体の圧力よりも高圧のパージ流体が注入さ
れることを特徴とする。
【0011】本発明に係る軸封装置では、被密封流体の
圧力よりも高圧のパージ流体と、シール面の内周縁のみ
に開口する第1動圧発生溝が形成してある第1メカニカ
ルシールとの協働作用により、被密封流体がパージ領域
に侵入することを有効に防止できる。すなわち、第1メ
カニカルシールを構成する第1回転シールリングと第1
非回転シールリングとの間には、第1動圧発生溝の作用
により、摺動面隙間が形成される。第1動圧発生溝は、
シール面の内周縁のみに開口しているために、その第1
動圧発生溝には、パージ領域中のパージ流体が遠心力に
より引き込まれる。そのため、摺動面隙間には、パージ
流体によるバリア層が形成され、被密封流体が第1メカ
ニカルシールの外径側からパージ領域へと侵入すること
を有効に防止することができる。
【0012】また、本発明では、第1メカニカルシール
が、非接触型シール構造であるために、シールリングの
摩耗が少なく、耐久性に優れている。また、被密封流体
領域側へパージ流体が吹き出す作用などにより、被密封
流体がスラリー液などであっても、有効にシールするこ
とができる。
【0013】好ましくは、前記第1非回転シール面と反
対側に位置する前記第1非回転シールリングの背面に
は、前記パージ領域内のパージ流体の圧力が背圧として
作用すると共に、前記第1非回転シールリングの内周面
側の内径中空部を介して前記パージ領域と前記第1動圧
発生溝とを連通させている。第1非回転シールリングの
背面にパージ流体の背圧が作用することで、第1非回転
シールリングの第1非回転シール面は、第1回転シール
リングの第1回転シール面に対して軸方向に押し付けら
れる。その結果、シャフトが回転しない状態でも、両シ
ール面間のシール特性が向上する。また、第1非回転シ
ールリングの内周面にパージ流体が作用するので、第1
動圧発生溝内にパージ流体が導入されやすい構成にでき
る。
【0014】好ましくは、前記第1回転シールリングと
前記第1非回転シールリングとは、カーボンよりも硬度
が高い硬質材で構成してある。硬質材としては、特に限
定されないが、SiC、超硬合金(たとえばタングステ
ンカーバイト)、セラミックコーティング材などが例示
される。第1非回転シールリングを硬質材で構成するこ
とにより、第1非回転シールリングの機械的強度が向上
し、その内周側からパージ流体が作用してもシール面に
変形が惹起しない。また、第1回転シールリングと第1
非回転シールリングとを、硬質材で構成することによ
り、シールリングの変形を防止することができると共
に、シールリングの摩耗をさらに低減することができ、
耐久性を向上させることができる。特に、被密封流体が
スラリー流体であったとしても、シールリングの摩耗を
さらに低減することができる。
【0015】好ましくは、前記各第1動圧発生溝は、シ
ール面側から見てL字形状を持ち、前記パージ領域に直
接に連通する第1放射状部分と、前記第1放射状部分の
外径部分に連通して円周方向に延在する第1円周状部分
とを有し、相互に隣接する前記第1動圧発生溝が、線対
称に配列してある。
【0016】相互に隣接する前記第1動圧発生溝を、線
対称に配列させることで、シャフトの回転方向が反対方
向になったとしても、線対称に配列された何れかの第1
動圧発生溝が機能し、シール面相互の間に良好なシール
用摺動隙間を形成する。なお、第1動圧溝は、L字形状
に限らず、T字形状、あるいはスパイラル形状でも良
い。
【0017】好ましくは、前記第2メカニカルシール
が、前記シャフトと共に回転する第2回転シール面を持
つ第2回転シールリングと、前記第2回転シール面に対
して軸方向に押し付けられて摺動可能な第2非回転シー
ル面を持ち前記ケーシングに保持された第2非回転シー
ルリングとを有し、前記第2回転シール面または前記第
2非回転シール面には、第2動圧発生溝が形成してあ
る。
【0018】パージ領域の圧力は、外部領域の圧力より
も高いので、パージ領域内のパージ流体は第2動圧発生
溝内に入り込み、シャフトの回転と共に、シール面相互
間に、摺動隙間を形成し、パージ流体から成るバリア層
を形成する。そのバリア層により、パージ領域と外部領
域との密封を行うことができる。
【0019】好ましくは、前記第2非回転シール面と反
対側に位置する前記第2非回転シールリングの背面に
は、前記パージ領域内のパージ流体の圧力が背圧として
作用するように、前記第2非回転シールリングが構成さ
れている。
【0020】第2非回転シールリングの背面にパージ流
体の背圧が作用することで、第2非回転シールリングの
第2非回転シール面は、第2回転シールリングの第2回
転シール面に対して軸方向に押し付けられる。その結
果、シャフトが回転しない状態でも、両シール面間のシ
ール特性が向上する。
【0021】好ましくは、前記第2回転シールリングお
よび第2非回転シールリングのいずれか一方が、カーボ
ンを主材とする材料で構成してある。相互に摺動する何
れかの部材を、摺動性に優れたカーボン製にすることに
より、シール特性が、さらに向上する。
【0022】好ましくは、前記各第2動圧発生溝が、L
字形状を持ち、前記パージ領域に直接に連通する第2放
射状部分と、前記第2放射状部分の内径部分に連通して
円周方向に延在する第2円周状部分とを有し、相互に隣
接する前記第2動圧発生溝が、線対称に配列してある。
【0023】相互に隣接する前記第2動圧発生溝を、線
対称に配列させることで、シャフトの回転方向が反対方
向になったとしても、線対称に配列された何れかの第2
動圧発生溝が機能し、シール面相互の間に良好なシール
用摺動隙間を形成する。なお、第2動圧溝は、L字形状
に限らず、T字形状、あるいはスパイラル形状でも良
い。また、第2動圧発生溝は、シール面の外周縁から内
方に向けて形成しても良く、シール面の内周縁から外方
に向けて形成しても良い。シール面の内周縁から外方に
向けて形成する場合には、パージ領域内の圧力を長期に
わたり保持することができる。
【0024】被密封流体が液体の場合には、前記第2動
圧発生溝の最大深さよりも、前記第1動圧発生溝の最大
深さが大きくすると良い。これらの溝の深さは、共に深
さの単位としてμmを使用して表される範囲内である。
被密封流体が液体であり、パージ流体を窒素ガスなどの
不活性ガスとする場合においては、第1メカニカルシー
ルでは、液体と気体とのシールとなり、第2メカニカル
シールでは、気体と気体とのシールとなる。このような
場合において、第2動圧発生溝の最大深さよりも、第1
動圧発生溝の最大深さを大きくすることで、第1メカニ
カルシールにおける気体と液体とのシール特性を向上さ
せることができる。
【0025】本発明では、前記被密封流体としては、特
に限定されず、スラリーを含む液体、または高粘度液体
であっても良い。具体的には、被密封流体としては、メ
ッキ液、クリーニング用塩素液などの腐食性液体でも良
く、さらには、ホットモノマーなどでも良い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
態様に基づき説明する。ここにおいて、図1は本発明の
好ましい実施態様に係る軸封装置の半断面図、図2は図
1に示す第1回転シールリングに形成する複数の第1動
圧発生溝の平面図、図3は図1に示す第2回転シールリ
ングに形成する複数の第2動圧発生溝の部分平面図、図
4は図2のIV−IV線に沿う部分断面図である。
【0027】図1に示すように、この実施態様に係る軸
封装置2は、たとえばポンプなどの流体機械の回転可能
なシャフト4とケーシング6との間の隙間を密封するた
めの装置である。シャフト4は、ケーシング6の内部を
被密封流体領域A1から外部領域A3にまで貫通してい
る。ケーシング6内の被密封流体領域A1には、たとえ
ばスラリー液などが収容してある。外部領域A3は、本
実施態様では、大気領域である。
【0028】軸封装置2は、シャフト4に沿って被密封
流体領域A1と外部領域A3との間に、パージ領域A2
を形成するように配置された非接触型の第1メカニカル
シール2aおよび第2メカニカルシール2bを有する。
第1メカニカルシール2aが、被密封流体領域A1側に
配置してあり、第2メカニカルシール2bが、外部領域
A3側に配置してある。
【0029】シャフト4の外周には、第1スリーブ8が
嵌合して固着してあり、スリーブ8は、シャフト4と共
に、その軸芯回りに回転可能になっている。スリーブ8
における軸方向の被密封流体領域A1側には、フランジ
10が一体形成してある。フランジ10の内周面には、
Oリング溝が形成してあり、そこにOリング12が収容
してある。そして、被密封流体領域A1内の液体がスリ
ーブ8とシャフト4との間の隙間に流入することを防止
している。Oリング12の材質は、被密封流体領域A1
内の液体の種類などに応じて選択され、たとえば合成ゴ
ムなどで形成される。
【0030】フランジ10の外周には、ラビリンスシー
ルリング16が装着してある。ラビリンスシールリング
16は、その外周面の軸方向へ沿って複数の凸部および
溝が交互に形成してある。そして、それらの凸部が、ケ
ーシング6の内周面に固定してある第1シールハウジン
グ40の内周面に近接し、それらの隙間からスラリーが
侵入することを防止している。ラビリンスシールリング
16は、たとえばPTFEなどのフッ素樹脂で構成され
る。なお、本発明の他の実施形態では、このラビリンス
シール16を使用しないものもある。
【0031】フランジ10の被密封流体領域A1と反対
の面には、Oリング溝が形成してあり、そこにOリング
14が装着してある。Oリング14は、第1メカニカル
シール2aを構成する第1回転シールリング20の裏側
端面に圧接し、第1回転シールリング20とフランジ1
0との間をシールしている。Oリング14は、たとえば
Oリング12と同様な材質で構成してある。
【0032】第1回転シールリング20の内周面にはキ
ー溝が形成してあり、そのキー溝に対して、スリーブ8
に固着してあるキー18が係止する。そのため、第1回
転シールリング20は、スリーブ8に対して固着され
て、シャフト4と共に回転可能になっている。第1回転
シールリングの表側端面には、第1動圧発生溝22が形
成してある。第1動圧発生溝22の詳細は、図2に基づ
き、後で詳細に説明する。第1回転シールリング20
は、SiC、超硬合金またはセラミックコーティング材
などの硬質材料で構成される。
【0033】第1スリーブ8の軸方向中央部の外周に
は、第2スリーブ24が嵌合して固着してある。第2ス
リーブ24は、第1スリーブ8に装着してあるキー18
に係止し、両者は、シャフト4と共に、一緒に回転する
ようになっている。第2スリーブ24における外部領域
A3側の軸方向端部には、フランジ26が一体成形して
ある。フランジ26の端面にはOリング溝が形成してあ
り、そこにOリング28が装着してある。Oリング28
は、第2メカニカルシール2bを構成する第2回転シー
ルリング30の裏面に圧接し、それらの隙間をシールし
ている。
【0034】Oリング28は、Oリング12と同様な材
質で構成されている。Oリング28は、パージ領域A2
内に配置され、通常状態では、被密封流体領域A1の液
体には接触しないので、Oリング12およびOリング1
4よりは安価な材質にすることもできる。
【0035】第2回転シールリング30の内周面にはキ
ー溝が形成してあり、そのキー溝に対して、スリーブ8
に固着してあるキー34が係止する。そのため、第2回
転シールリング30は、スリーブ8に固着されて、シャ
フト4と共に回転可能になっている。第2回転シールリ
ング30の表面側端面には、第2動圧発生溝32が形成
してある。第2動圧発生溝32の詳細は、図3に基づ
き、後で詳細に説明する。第2回転シールリング30
は、SiC、超硬合金、セラミックコーティング材など
の硬質材料で構成される。
【0036】第1スリーブ8における外部領域A3側の
外周には、スリーブカラー36が、セットスクリュー3
8により固定されて、シャフト4と共に回転可能になっ
ている。スリーブカラー36における外部領域A3側の
軸方向端には、固着用フランジ37が一体成形してあ
る。
【0037】ケーシング6の外部領域側の端部には、第
1シールハウジング40と第2シールハウジング42と
が、ボルト46により着脱自在に固定してある。第1シ
ールハウジング40は、第2シールハウジング42とケ
ーシング6との間に挟み込まれて固定される。第2シー
ルハウジング42には、パージガス(パージ流体)を供
給するための接続口44が形成され、そこから、パージ
領域A2内にパージガスを供給可能になっている。パー
ジガスのための接続口44には、パージガス供給装置4
8が接続される。
【0038】パージガス供給装置48は、たとえばパー
ジガス供給源と、粉塵除去用フィルタと、減圧装置と、
圧力計と、流量計と、チェッキバルブなどを含む。この
パージガス供給装置48は、接続口44を通して、パー
ジ領域A2内に、被密封流体領域A1の液体圧よりも高
圧のパージガスを流し込むようになっている。なお、パ
ージガスとしては、特に限定されないが、たとえば窒素
ガスなどの不活性ガスが好ましいが、空気でも良い。パ
ージガスの圧力は、パージ領域A2内において、被密封
流体領域A1の液体圧よりも、好ましくは0.2〜0.
3MPa程度高い。このパージガスの圧力は、被密封流
体の圧力に応じて設定される。
【0039】また、図示省略してあるが、パージ領域A
2には、必要に応じて、一定圧のパージガスを供給でき
るように、流体供給制御装置が設けられていても良い。
【0040】第1シールハウジング40の外周には、2
つのOリング溝が形成してあり、一方のOリング溝に装
着してあるOリング52は、ケーシング6の端面に押し
付けられて、第1シールハウジング40とケーシング6
との間の隙間をシールしている。また、他方のOリング
溝に装着してあるOリング54は、第2シールハウジン
グ42の内周面に押し付けられ、これらの間をシールし
ている。
【0041】第1シールハウジング40の内周面には、
第2スリーブ24のフランジ部26の近くにおいて、第
2スリーブ24とは直接に接触しないように、リング状
のリテーナ56が止めリングにより着脱自在に固定して
ある。リテーナ56の軸方向凹部には、圧縮スプリング
の基端が保持してある。圧縮スプリング58の先端は、
リング状の押圧プレート59に対して接触し、この押圧
プレート59を、リテーナ56から離れる軸方向に押圧
している。
【0042】押圧プレート59は、スプリング58の押
圧力により、第1メカニカルシール2aを構成する第1
非回転シールリング60を、第1回転シールリング20
の第1回転シール面20aに対して押し付けるようにな
っている。第1非回転シールリング60は、第1シール
ハウジング40の内周側中空部内に配置され、ノックピ
ン50により、第1シールハウジング40に対して相対
回転不能に止められている。この第1非回転シールリン
グ60は、その外周に形成してある長孔の軸方向長さの
分だけ、ケーシング6に対して、軸方向移動自在に連結
されている。第1シールハウジング40と第1非回転シ
ールリング60との間には、Oリング64が装着してあ
り、これらの隙間をシールするようになっている。Oリ
ング64の材質は、たとえばOリング12と同様な材質
で構成してある。第1非回転シールリング60の材質
は、カーボン材にする場合もあるが、本実施態様では、
第1回転シールリング20と同様なSiC、超硬合金、
セラミックコーティング材などの硬質材で構成してあ
る。なお、第1回転シールリング20の第1回転シール
面20aは、シャフト4の軸芯に対して略垂直になって
いるが、必要に応じて傾斜面にしても良い。本実施形態
では、第1非回転シールリング60の第1非回転シール
面60aと反対側の背面には、Oリング64が配置さ
れ、そのシールリング60の背面とOリング64とに
は、バッファガスのガス圧力が作用し、そのシールリン
グ60を、第1回転シールリング20のシール面20a
に押し付けている。
【0043】第2シールハウジング42の内周部には、
リテーナ66が一体に形成してある。リテーナ66に
は、圧縮スプリング68が着座してある。圧縮スプリン
グ68の先端は、押圧リング69に対して圧接し、この
押圧リング69を、第1非回転シールリング30に向け
て軸方向に押圧している。
【0044】押圧リング69は、スプリング68のスプ
リング力により、第2メカニカルシール2bを構成する
第2非回転シールリング70を、第2回転シールリング
30の第1回転シール面30aに対して押し付けるよう
になっている。第2非回転シールリング70は、第2シ
ールハウジング42の内周側中空部内に配置されてお
り、図示省略してあるノックピンなどにより、第2シー
ルハウジング42に対して回転不能に、しかも軸方向に
は移動自在に保持している。押圧リング69、第2非回
転シールリング70およびリテーナ66の間には、Oリ
ング72が装着してあり、これらの隙間をシールするよ
うになっている。Oリング72の材質は、たとえばOリ
ング28と同様な材質で構成してある。第2非回転シー
ルリング70の材質は、本実施態様では、たとえば潤滑
性に優れたカーボンで構成してある。
【0045】本実施形態では、第2非回転シールリング
70における第2非回転シール面70aと反対側の背面
にはOリング72が配置され、そのシールリング70の
背面とOリング72には、パージガスの圧力が背圧とし
て作用し、第2非回転シールリング70を第2回転シー
ルリング30のシール面30aに押し付けている。
【0046】本実施態様では、図1に示すように、第1
メカニカルシール2aおよび第2メカニカルシール2b
において、第1および第2回転シールリング20および
30に対して、第1および第2非回転シールリング60
および70が、同じ方向(外部領域A3から被密封流体
領域A1の方向)に押し付けられている。このような構
成をタンデムシール構造と称する。第1メカニカルシー
ル2aでは、その外周側の一部が、被密封流体領域A1
となり、その内周側が、パージ領域A2の一部である内
径側中空部A2Iとなる。また、第2メカニカルシール
2bでは、その外周側および背面側が、パージ領域A2
の一部である外径側中空部A2Oとなり、その内周側
が、外部領域A3の一部となる。
【0047】図2に示すように、第1回転シールリング
20のシール面20aには、複数の第1動圧発生溝22
が円周方向に形成してある。各第1動圧発生溝22は、
平面側から見てL字形状を持ち、図1に示すパージ領域
A2の一部である内径側中空部A2Iに直接に連通する
第1放射状部分22aと、第1放射状部分22aの外径
部分に連通して円周方向に延在する第1円周状部分22
bとを具備する。しかも、相互に隣接する一対の第1動
圧発生溝22は、線対称に配列してある。本実施態様で
は、相互に対称に配置された6対の第1動圧発生溝22
が、リング20の円周方向に沿って略等間隔に配置して
ある。
【0048】図4に示すように、各第1動圧発生溝22
の溝深さT1は、リング20の円周方向に沿って均一な
深さではなく、第1放射状部分22aと交差する位置に
おいて最大限に深く形成してあり、その周方向に沿って
反対側端部において最も浅くなるようにしてある。この
ように不均一な溝深さとすることにより、回転シールリ
ング20が非回転シールリング60に対して相対回転す
る際に、溝深さが浅い部分において圧力が上昇する。そ
の結果、回転シールリング20のシール面20aと非回
転シールリング60のシール面60aとの間に隙間C1
が形成される。第1動圧発生溝22は、パージ領域A2
の内径側中空部A2Iに連通してあるため、パージ領域
A2内のパージガスは、第1動圧発生溝22内に引き込
まれ、隙間C1は、パージ流体によるバリア層となる。
【0049】このバリア層により、被密封流体領域A1
内のスラリー液または高粘度液体などがパージ領域A2
内に侵入することを効果的に阻止することができる。こ
れは、次の点に基づくものと考えられる。第1には、第
1動圧発生溝22がパージ領域A2の内径側中空部A2
Iに連通し、パージ領域A2のガス圧が、被密封流体領
域A1の液体圧よりも高いためである。また、第2に
は、第1メカニカルシール2aの外周側に被密封流体領
域A1が位置し、遠心力に基づき、シール面内に被密封
流体が入り込み難いためである。なお、回転方向R1が
逆の場合には、図2に示す対称に配置された動圧発生溝
22の内の別の動圧発生溝22が同様な作用を奏する。
【0050】図3に示すように、第2回転シールリング
30の第2シール面30aには、複数の第2動圧発生溝
32が円周方向に形成してある。各第2動圧発生溝32
は、平面側から見てL字形状を持ち、図1に示すパージ
空間A2の外径側中空部A2Oに直接に連通する第2放
射状部分32aと、第2放射状部分32aの外径部分に
連通して円周方向に延在する第2円周状部分32bとを
有する。しかも、相互に隣接する一対の第2動圧発生溝
32は、線対称に配列してある。本実施態様では、相互
に対称に配置された6対の第2動圧発生溝32が、リン
グ30の円周方向に沿って略等間隔に配置してある。
【0051】各第2動圧発生溝32の構成は、次の点を
除き、第1動圧発生溝22の構成と同様である。第1の
相違点は、第1動圧発生溝22の第1放射状部分22a
が内径側中空部に連通しているのに対して、第2動圧発
生溝32の第2放射状部分32aが外径側中空部に連通
している点である。第2の相違点は、第2動圧発生溝3
2の最大深さよりも、第1動圧発生溝22の最大深さが
大きいことである。第2動圧発生溝32の最大深さより
も、第1動圧発生溝22の最大深さを大きくした理由
は、液体−気体兼用を考慮した設計からである。ただ
し、本発明では、第2動圧発生溝32の最大深さは、第
1動圧発生溝22の最大深さと同じにしても良く、これ
は、作動流体に対する設計に応じて種々に決定される。
【0052】第2メカニカルシール2bを構成する第2
回転シールリング30が第2非回転シールリング70に
対して回転することで、それらの間のシール面30aに
は、第1メカニカルシール2aと同様なバリア層が形成
され、効果的にシールされる。
【0053】本実施態様に係る軸封装置2では、被密封
流体の圧力よりも高圧のパージ流体と、内径側中空部A
2Iのみに連通する複数の第1動圧発生溝22が形成し
てある第1メカニカルシール2aとの協働作用により、
被密封流体がパージ領域A2に侵入することを有効に防
止できる。すなわち、第1メカニカルシール2aを構成
する第1回転シールリング20と第1非回転シールリン
グ60との間には、第1動圧発生溝22の作用により、
摺動面隙間C1が形成される。第1動圧発生溝22は、
内径側中空部A2Iのみに連通しているために、その第
1動圧発生溝22には、パージ領域A2中のパージ流体
が遠心力により引き込まれる。そのため、摺動面隙間C
1には、パージ流体によるバリア層が形成され、被密封
流体が第1メカニカルシール2aの外径側からパージ領
域へと侵入することを有効に防止することができる。
【0054】また、本実施態様では、第1および第2メ
カニカルシール2aおよび2bが、共に非接触型シール
構造であるために、シールリングの摩耗が少なく、耐久
性に優れている。また、第1メカニカルシール2aは、
耐摩耗性に優れていることから、被密封流体がスラリー
液などであっても、有効にシールすることができる。
【0055】さらに、本実施態様では、第1非回転シー
ルリング60を硬質材で構成することにより、第1非回
転シールリング60の機械的強度が向上し、その内周側
からパージ流体の背圧を作用させる構成が可能になる。
【0056】さらにまた、本実施態様では、相互に隣接
する第1動圧発生溝22を、線対称に配列させること
で、シャフト4の回転方向が反対方向になったとして
も、線対称に配列された何れかの第1動圧発生溝22が
機能し、シール面20aおよび60a相互の間に良好な
シール用摺動隙間C1を形成する。なお、この点は、第
2動圧発生溝32に関しても同様である。ただし、第2
メカニカルシール2bは、接触型シールで構成しても良
い。これは、第2メカニカルシール2bの第2非回転シ
ールリング70が、パージ流体の圧力を背面に受けて、
シール面70aに対向するシール面30aを良好に圧接
し、シール性が良好に保たれるからである。
【0057】また、本実施態様では、第2メカニカルシ
ール2bも、第1メカニカルシール2aと同様な非接触
型シール構造であり、その第2動圧発生溝32が、パー
ジ領域A2の一部である外径側中空部A2Oのみに連通
する。また、パージ領域A2の圧力は、外部領域A3の
圧力よりも高いので、パージ領域A2内のパージ流体
は、外径側中空部A2Oから第2動圧発生溝A3内に入
り込み、シャフト4の回転と共に、シール面相互間に、
動圧により摺動隙間C1を形成し、パージ流体から成る
バリア層を形成する。そのバリア層により、パージ領域
A2と外部領域A3との密封を行うことができる。
【0058】なお、一般に、外部領域A3の圧力は、被
密封流体領域A1の圧力よりも低い。また、前述したよ
うに、パージ領域A2の圧力は、被密封流体領域A1の
圧力よりも高く設定してある。したがって、パージ領域
A2と外部領域A3との間の差圧は、パージ領域A2と
被密封流体領域A1との間の差圧よりも大きい。本実施
形態では、パージ領域A2と被密封流体領域A1との間
に配置される第2メカニカルシール2bにおける第2動
圧発生溝32を外径側に形成することで、これらの領域
間のシール性を向上させることができる。
【0059】また本実施態様では、第2非回転シールリ
ング70が、摺動性に優れたカーボン製であるため、シ
ール特性が、さらに向上する。
【0060】また本実施態様では、被密封流体が液体の
場合において、第2動圧発生溝32の最大深さよりも、
第1動圧発生溝22の最大深さが大きくしてある。この
ため、第1メカニカルシール2aにおけるシール面20
aでの動圧を高めることができ、気体と液体とのシール
特性を向上させることができる。
【0061】なお、本発明は、上述した実施態様に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0062】たとえば、上述した実施態様では、回転シ
ールリング20および30のシール面20aおよび20
bに、それぞれ動圧発生溝22および32を形成してあ
るが、非回転シールリング60および70のシール面6
0aおよび70aに、それぞれ動圧発生溝22および3
2を形成しても良い。
【0063】また、本発明では、動圧発生溝22および
32の形状は、L字形状に限らず、T字形状、あるいは
スパイラル形状でも良い。さらに、上述した実施態様で
は、第2メカニカルシール2bにおける第2動圧発生溝
32を外径側中空部A2Oに連通させているが、第2動
圧発生溝32も、第1動圧発生溝22と同様に、内径側
中空部に連通させても良い。このような構成を採用する
ことによって、シール特性を高めることができると共
に、パージ領域の圧力低下を有効に防止することができ
る。さらにまた、本発明では、被密封流体の特性に応じ
て、第1動圧発生溝22の溝深さと第2動圧発生溝32
の溝深さとを略同一にしても良い。
【0064】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、被密封流体の圧力よりも高圧のパージ流体と、シー
ル面の内周縁のみに開口する第1動圧発生溝が形成して
ある第1メカニカルシールとの協働作用により、被密封
流体がパージ領域に侵入することを有効に防止できる。
すなわち、第1メカニカルシールを構成する第1回転シ
ールリングと第1非回転シールリングとの間には、第1
動圧発生溝の作用により、摺動面隙間が形成される。第
1動圧発生溝は、シール面の内周縁のみに開口している
ために、その第1動圧発生溝には、パージ領域中のパー
ジ流体が遠心力により引き込まれる。そのため、摺動面
隙間には、パージ流体によるバリア層が形成され、被密
封流体が第1メカニカルシールの外径側からパージ領域
へと侵入することを有効に防止することができる。ま
た、本発明では、第1メカニカルシールが、非接触型シ
ール構造であるために、シールリングの摩耗が少なく、
耐久性に優れている。また、被密封流体領域側へパージ
流体が吹き出す作用などにより、被密封流体がスラリー
液などであっても、有効にシールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の好ましい実施態様に係る軸封
装置の半断面図である。
【図2】 図2は図1に示す第1回転シールリングに形
成する複数の第1動圧発生溝の平面図である。
【図3】 図3は図1に示す第2回転シールリングに形
成する複数の第2動圧発生溝の部分平面図である。
【図4】 図4は図2のIV−IV線に沿う部分断面図であ
る。
【符号の説明】
2… 軸封装置 2a… 第1メカニカルシール 2b… 第2メカニカルシール 4… シャフト4 6… ケーシング 20… 第1回転シールリング 20a… シール面 22… 第1動圧発生溝 22a… 第1放射状部分 22b… 第1円周状部分 30… 第2回転シールリング 30a… シール面 32… 第2動圧発生溝 32a… 第2放射状部分 32b… 第2円周状部分 44… 接続口 48… パージガス供給装置 60… 第1非回転シールリング 70… 第2非回転シールリング A1… 被密封流体領域 A2… パージ領域 A2O… 外径側中空部 A2I… 内径側中空部 A3… 外部領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を持つケーシングと、 前記ケーシングの中空部を被密封流体領域から外部領域
    にまで届く回転自在なシャフトと、 前記被密封流体領域と前記外部領域との間に位置するパ
    ージ領域と、前記被密封流体領域とを仕切ると共に、前
    記ケーシングと前記シャフトとの間に具備される非接触
    型の第1メカニカルシールと、 前記パージ領域と前記外部領域とを仕切ると共に、前記
    ケーシングと前記シャフトとの間に具備される第2メカ
    ニカルシールと、を有し、 前記第1メカニカルシールは、前記シャフトと共に回転
    する第1回転シール面を持つ第1回転シールリングと、
    前記第1回転シール面に対して軸方向に押し付けられて
    摺動可能な第1非回転シール面を持ち前記ケーシングに
    保持された第1非回転シールリングとを有し、 前記第1回転シール面または前記第1非回転シール面に
    は、前記パージ領域と連通している、シール面の内周縁
    から外方に向けて第1動圧発生溝が形成され、且つ、 前記パージ領域内には、前記被密封流体の圧力よりも高
    圧のパージ流体が注入されることを特徴とする軸封装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1非回転シール面と反対側に位置
    する前記第1非回転シールリングの背面には、前記パー
    ジ領域内のパージ流体の圧力が背圧として作用すると共
    に、前記第1非回転シールリングの内周面側の内径中空
    部を介して前記パージ領域と前記第1動圧発生溝とを連
    通させていることを特徴とする請求項1に記載の軸封装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1回転シールリングと前記第1非
    回転シールリングとは、カーボンよりも硬度が高い硬質
    材で構成してある請求項2に記載の軸封装置。
  4. 【請求項4】 前記各第1動圧発生溝は、シール面側か
    ら見てL字形状を持ち、前記パージ領域に直接に連通す
    る第1放射状部分と、前記第1放射状部分の外径部分に
    連通して円周方向に延在する第1円周状部分とを有し、 相互に隣接する前記第1動圧発生溝が、線対称に配列し
    てあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の軸封装置。
  5. 【請求項5】 前記第2メカニカルシールは、前記シャ
    フトと共に回転する第2回転シール面を持つ第2回転シ
    ールリングと、前記第2回転シール面に対して軸方向に
    押し付けられて摺動可能な第2非回転シール面を持ち前
    記ケーシングに保持された第2非回転シールリングとを
    有し、前記第2回転シール面または前記第2非回転シー
    ル面には、第2動圧発生溝が形成してあることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の軸封装置。
  6. 【請求項6】 前記第2非回転シール面と反対側に位置
    する前記第2非回転シールリングの背面には、前記パー
    ジ領域内のパージ流体の圧力が背圧として作用するよう
    に、前記第2非回転シールリングが構成されていること
    を特徴とする請求項5に記載の軸封装置。
  7. 【請求項7】 前記第2動圧発生溝は、シール面の内周
    縁から外方に向けて形成してあることを特徴とする請求
    項5または6に記載の軸封装置。
  8. 【請求項8】 前記第2動圧発生溝の深さよりも、前記
    第1動圧発生溝の深さが大きいことを特徴とする請求項
    5〜7のいずれかに記載の軸封装置。
  9. 【請求項9】 前記被密封流体が、不純物を含む高粘度
    液体であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに
    記載の軸封装置。
  10. 【請求項10】 前記パージ流体が不活性ガスである請
    求項1〜9のいずれかに記載の軸封装置。
JP2001238708A 2001-02-09 2001-08-07 軸封装置 Expired - Lifetime JP4928029B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/779,479 US6454268B1 (en) 2001-02-09 2001-02-09 Shaft seal device
US09/779,479 2001-02-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002235858A true JP2002235858A (ja) 2002-08-23
JP4928029B2 JP4928029B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=25116578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001238708A Expired - Lifetime JP4928029B2 (ja) 2001-02-09 2001-08-07 軸封装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6454268B1 (ja)
EP (1) EP1231419A3 (ja)
JP (1) JP4928029B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250378A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Eagle Ind Co Ltd 液体用のメカニカルシール装置
JP2011043101A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Sasakura Engineering Co Ltd 真空濃縮装置用蒸気圧縮機の軸シール構造
WO2011115073A1 (ja) * 2010-03-15 2011-09-22 イーグル工業株式会社 摺動部材
WO2013035502A1 (ja) * 2011-09-10 2013-03-14 イーグル工業株式会社 摺動部品
WO2013035503A1 (ja) * 2011-09-10 2013-03-14 イーグル工業株式会社 摺動部品
JP2021081021A (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 日本ピラー工業株式会社 軸封装置

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4030329B2 (ja) * 2002-03-25 2008-01-09 イーグル工業株式会社 軸封装置
DE20300127U1 (de) * 2003-01-08 2004-05-13 Hugo Vogelsang Maschinenbau Gmbh Mehrteiliger Blockring für Drehkolbenpumpe
JP3792205B2 (ja) 2003-03-03 2006-07-05 日本ピラー工業株式会社 メカニカルシール
GB0402887D0 (en) * 2004-02-10 2004-03-17 Aesseal Plc Applications for controlling liquid flow through a seal when using a forced circulation barrier fluid suppport system
GB0410329D0 (en) * 2004-05-10 2004-06-09 Aes Eng Ltd Mechanical seal face technology
US7377518B2 (en) 2004-05-28 2008-05-27 John Crane Inc. Mechanical seal ring assembly with hydrodynamic pumping mechanism
US7905493B2 (en) * 2004-08-26 2011-03-15 GM Global Technology Operations LLC Sealing system assembly for high pressure fluid handling devices
GB0423087D0 (en) * 2004-10-18 2004-11-17 Aes Eng Ltd Close coupled mechanical seal
EP1887265B1 (en) * 2005-04-28 2012-07-11 Eagle Industry Co., Ltd. Mechanical seal device
US20080003099A1 (en) * 2006-06-30 2008-01-03 Honeywell International, Inc. Closed bias air film riding seal in event of housing breach for shared engine lubrication accessory gearboxes
US8162322B2 (en) * 2006-10-25 2012-04-24 Rexnord Industries, Llc Hydrodynamic seal with circumferentially varying lift force
DE202008011101U1 (de) 2008-08-20 2008-10-30 Lin, Ying-Ling Garnzylinder mit einer Klemmrille
US8313281B2 (en) * 2009-06-08 2012-11-20 Sundyne Corporation Tandem seal arrangement with reverse flow secondary seal
EP2564091B1 (de) * 2010-04-30 2017-06-28 Siemens Aktiengesellschaft Anordnung mit einer wellendichtung
JP5712067B2 (ja) * 2011-06-27 2015-05-07 株式会社日立製作所 高温流体用軸封装置
WO2013001935A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 イーグル工業株式会社 シャフトシール装置
CN103732956B (zh) * 2011-09-06 2016-03-30 伊格尔工业股份有限公司 轴封装置
CN104321568B (zh) * 2012-09-11 2017-02-22 伊格尔工业股份有限公司 滑动部件
US10612666B2 (en) 2012-09-11 2020-04-07 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding component
CN102900846A (zh) * 2012-11-01 2013-01-30 安徽亚兰密封件有限公司 阿基米德螺旋槽密封与接触式机械密封复合的一种新型密封
CN103016736B (zh) * 2012-12-20 2015-09-09 四川日机密封件股份有限公司 液/气压控制的机械密封装置
CN103363117A (zh) * 2013-08-07 2013-10-23 张家港市中化机械密封件厂 一种双端面机械密封
US9353865B2 (en) 2014-06-03 2016-05-31 Thermo King Corporation Mechanical face seal
EP3163134B1 (en) * 2014-06-26 2021-04-07 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding component
US9395000B2 (en) 2014-08-19 2016-07-19 Flowserve Management Company Apparatus for excluding particle contaminants from a gas lift off mechanical seal
CN104329459A (zh) * 2014-09-25 2015-02-04 天津西澳维密封技术发展有限公司 压力跟踪封液罐系统及其实现机械密封结构恒压的方法
US10753476B2 (en) * 2014-10-06 2020-08-25 John Crane Group Corporation Mechanical seal with hydro-pad face profile
JP6468859B2 (ja) * 2015-01-23 2019-02-13 三菱重工コンプレッサ株式会社 回転機械システム
US10036474B2 (en) * 2015-09-23 2018-07-31 Hamilton Sundstrand Corporation Vented lift off seal assemblies
CN106090236B (zh) * 2016-08-26 2018-01-30 中国航空工业集团公司沈阳发动机设计研究所 一种旋转机械非接触式密封可调节装置
EP3514414B1 (en) * 2016-09-14 2021-11-03 Eagle Industry Co., Ltd. Mechanical seal
CN106763782B (zh) * 2017-03-21 2018-09-21 奉化市民联机械密封件有限公司 一种机械密封的隔离流体流程结构
US11293551B2 (en) 2018-09-30 2022-04-05 ColdQuanta, Inc. Break-seal system with breakable-membrane bridging rings
JP7387239B2 (ja) * 2019-02-04 2023-11-28 イーグル工業株式会社 摺動部品
US10975723B2 (en) * 2019-02-26 2021-04-13 Raytheon Technologies Corporation Gas turbine engine including seal plate providing increased cooling adjacent contact area
US11708831B1 (en) 2021-09-23 2023-07-25 Parker-Hannifin Corporation Debris exclusion seal guard for a pump

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231775A (ja) * 1985-07-31 1987-02-10 Ebara Res Co Ltd 軸封装置
JPH0611046A (ja) * 1992-02-26 1994-01-21 Josef Sedy シーリング装置
JPH0642650A (ja) * 1992-02-26 1994-02-18 Nippon Pillar Packing Co Ltd 軸封装置
JPH06174107A (ja) * 1992-12-11 1994-06-24 Nippon Pillar Packing Co Ltd 非接触形軸封装置
JPH074528A (ja) * 1992-09-18 1995-01-10 John Crane Inc シール装置
JPH07260009A (ja) * 1994-03-22 1995-10-13 Nippon Pillar Packing Co Ltd 非接触形軸封装置
JPH09196184A (ja) * 1996-01-24 1997-07-29 Nippon Pillar Packing Co Ltd ポンプ用軸封装置
JPH11201292A (ja) * 1998-01-14 1999-07-27 Nippon Pillar Packing Co Ltd 軸封装置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE383214C (de) 1923-10-11 Walter C Broecker Verfahren zum Impraegnieren von Netzen
FR1599308A (ja) * 1968-06-08 1970-07-15
US5312117A (en) * 1977-04-12 1994-05-17 Taiho Kogyo Co., Ltd. Mechanical seal
US4290611A (en) 1980-03-31 1981-09-22 Crane Packing Co. High pressure upstream pumping seal combination
CH677266A5 (ja) 1986-10-28 1991-04-30 Pacific Wietz Gmbh & Co Kg
US4889348A (en) 1987-06-10 1989-12-26 John Crane-Houdaille, Inc. Spiral groove seal system for high vapor-pressure liquids
DE3834214A1 (de) 1988-10-07 1990-04-12 Burgmann Dichtungswerk Feodor Dichtung
US5249812A (en) * 1990-03-12 1993-10-05 John Crane Inc. Barrier seal systems
US5116066A (en) * 1990-03-27 1992-05-26 Utex Industries, Inc. Mechanical seal construction and locking assembly for use therein
JPH0756345B2 (ja) * 1990-07-09 1995-06-14 株式会社荏原製作所 非接触端面シール
US5071141A (en) 1990-07-17 1991-12-10 John Crane Inc. Spiral groove seal arrangement for high vapor-pressure liquids
US5224714A (en) * 1990-07-18 1993-07-06 Ebara Corporation Noncontacting face seal
DE4303237A1 (de) * 1992-02-06 1993-10-21 Eagle Ind Co Ltd Gasdichtung
CA2096759A1 (en) * 1992-08-06 1994-02-07 Mark G. Pospisil Mechanical end face seal system
US5421593A (en) 1993-08-05 1995-06-06 Nippon Pillar Packing Co., Ltd. Shaft seal device
US5489105A (en) * 1993-10-06 1996-02-06 A.W. Chesterton Co. Sleeve for shaft seal
US5468002A (en) * 1993-10-25 1995-11-21 John Crane Inc. Mechanical end face seal having an improved mating ring
US5498007A (en) * 1994-02-01 1996-03-12 Durametallic Corporation Double gas barrier seal
US5529315A (en) * 1994-02-14 1996-06-25 John Crane Inc. Tandem seal arrangement for mechanical face seals
CA2167424C (en) * 1995-02-02 2002-02-19 David C. Orlowski Emission seal
US6007348A (en) * 1996-05-07 1999-12-28 Advanced Intercommunications Corporation Solder ball terminal
US5941532A (en) * 1996-06-20 1999-08-24 Rexnord Corporation Aerospace housing and shaft assembly with noncontacting seal
DE29713603U1 (de) * 1997-07-31 1997-10-02 Depac Dichtungstechnik Gmbh Doppelgleitringdichtung

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231775A (ja) * 1985-07-31 1987-02-10 Ebara Res Co Ltd 軸封装置
JPH0611046A (ja) * 1992-02-26 1994-01-21 Josef Sedy シーリング装置
JPH0642650A (ja) * 1992-02-26 1994-02-18 Nippon Pillar Packing Co Ltd 軸封装置
JPH074528A (ja) * 1992-09-18 1995-01-10 John Crane Inc シール装置
JPH06174107A (ja) * 1992-12-11 1994-06-24 Nippon Pillar Packing Co Ltd 非接触形軸封装置
JPH07260009A (ja) * 1994-03-22 1995-10-13 Nippon Pillar Packing Co Ltd 非接触形軸封装置
JPH09196184A (ja) * 1996-01-24 1997-07-29 Nippon Pillar Packing Co Ltd ポンプ用軸封装置
JPH11201292A (ja) * 1998-01-14 1999-07-27 Nippon Pillar Packing Co Ltd 軸封装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250378A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Eagle Ind Co Ltd 液体用のメカニカルシール装置
JP2011043101A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Sasakura Engineering Co Ltd 真空濃縮装置用蒸気圧縮機の軸シール構造
JP5758378B2 (ja) * 2010-03-15 2015-08-05 イーグル工業株式会社 摺動部材
WO2011115073A1 (ja) * 2010-03-15 2011-09-22 イーグル工業株式会社 摺動部材
CN102713376A (zh) * 2010-03-15 2012-10-03 伊格尔工业股份有限公司 滑动件
US9228660B2 (en) 2010-03-15 2016-01-05 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding member
JPWO2011115073A1 (ja) * 2010-03-15 2013-06-27 イーグル工業株式会社 摺動部材
CN102713376B (zh) * 2010-03-15 2015-09-09 伊格尔工业股份有限公司 滑动件
WO2013035502A1 (ja) * 2011-09-10 2013-03-14 イーグル工業株式会社 摺動部品
JPWO2013035502A1 (ja) * 2011-09-10 2015-03-23 イーグル工業株式会社 摺動部品
CN103732958A (zh) * 2011-09-10 2014-04-16 伊格尔工业股份有限公司 滑动部件
US9151390B2 (en) 2011-09-10 2015-10-06 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding parts
WO2013035503A1 (ja) * 2011-09-10 2013-03-14 イーグル工業株式会社 摺動部品
US9371912B2 (en) 2011-09-10 2016-06-21 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding parts
JP2021081021A (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 日本ピラー工業株式会社 軸封装置
JP7291064B2 (ja) 2019-11-21 2023-06-14 日本ピラー工業株式会社 軸封装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1231419A3 (en) 2004-01-28
US20020109302A1 (en) 2002-08-15
JP4928029B2 (ja) 2012-05-09
EP1231419A2 (en) 2002-08-14
US6454268B1 (en) 2002-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4928029B2 (ja) 軸封装置
CA1052408A (en) Balanced mechanical seal with flow control
JP5367423B2 (ja) シール装置
TWI382133B (zh) Mechanical seal
US5472058A (en) Rock bit with mechanical seal
JP5725677B2 (ja) メカニカルシール装置
US4511149A (en) Mechanical seal with cylindrical balance sleeve
JP4322747B2 (ja) シール装置
JPH0560247A (ja) 非接触形メカニカルシール
JPH078948Y2 (ja) 流体供給回転継手
GB1582676A (en) Mechanical seal assembly
JP2014114848A (ja) ロータリージョイント
TW201918652A (zh) 密封件
JP2018044593A (ja) ダブルメカニカルシール装置
JPH0219351B2 (ja)
JP4447237B2 (ja) ロータリージョイント
JPH071062B2 (ja) 軸封装置
US20030151208A1 (en) Seal element of a face seal device
JPH08277941A (ja) メカニカルシール
JPH0726613Y2 (ja) メカニカルシール
JP4944911B2 (ja) 接触型メカニカルシール
WO2016129574A1 (ja) メカニカルシール
WO2022044956A1 (ja) 密封装置
JP4091788B2 (ja) メカニカルシール装置
JPS6243181Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4928029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term