JP2002235852A - 低摩擦摺動部材 - Google Patents
低摩擦摺動部材Info
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Abstract
やバルブリフターのような往復摺動部材において、スト
ローク端における油切れが生じることがなく、しかもス
トローク中央部における摩擦損失を低減することができ
る低摩擦摺動部材を提供する。 【解決手段】 摺動表面に形成され、例えば表面粗さR
aが0.3μ以下の平滑面1に、深さが規則的に変化す
る微細な凹部2を形成して、凹部間にプラトー状の凸部
3を設ける。
Description
に微細な凹部を形成することによる摩擦低減技術に係わ
り、例えば自動車用のエンジン部品などの摩擦損失を低
減することができる低摩擦摺動部材に関するものであ
る。
動面に窪みや溝などの微細加工を施すことが従来から行
われている。
表面微細形状においては、その窪みや溝などの凹部深さ
が均一であったことから、接触部の摩擦条件としてのす
べり速度や油膜せん断速度が大きく変わったとしても、
潤滑油の保持能力や油膜厚さの摺動部位に応じた最適化
を図ることができず、特に往復摺動部材においては、す
べり速度が大きいストローク工程の中央部では、形成油
膜が表面粗さの微細凸部により高速でせん断応力を受け
るために油膜せん断ロスによるフリクション損失が大き
い上に、ストローク端の折り返し点では、逆にすべり速
度が0となるために潤滑油が接触部に巻き込まれないこ
とと、潤滑された油が途中の凹部に逃げてしまって油切
れを生じるという二つの理由によって、フリクション低
減効果が限定されてしまうという問題点があり、このよ
うな問題点の解消が従来の摺動部材における課題となっ
ていた。
いては、摺動面を平滑にすると油保持性が低下して焼き
付き特性が悪化するものの、フリクションについては最
も低くなると言われていた。
課題に着目してなされたものであって、特にエンジンに
おけるピストンやバルブリフターのような往復摺動部材
において、ストローク端における油切れが生じることが
なく、しかもストローク中央部における摩擦損失を低減
することができる低摩擦摺動部材を提供することを目的
としている。
る低摩擦摺動部材は、摺動表面に形成された平滑面に深
さが規則的に変化する微細な凹部を備え、凹部間にプラ
トー状の凸部が形成されている構成としたことを特徴と
しており、摺動部材におけるこのような構成を前述した
従来の課題を解決するための手段としている。
態として、請求項2に係わる摺動部材においては、前記
平滑面の表面粗さがRaで0.3μm以下である構成と
し、同じく実施の形態として、請求項3に係わる低摩擦
摺動部材においては、摩擦接触部が潤滑油で潤滑されて
いる構成とし、請求項4に係わる低摩擦摺動部材におい
ては、最も浅い凹部の最大深さDsと最も深い凹部の最
大深さDdとの比が2倍以上である構成とし、請求項5
に係わる低摩擦摺動部材においては、前記凹部の形状が
溝形状をなしている構成とし、請求項6に係わる摺動部
材においては、当該凹部の形状が摺動方向に直交する溝
形状である構成としたことを特徴としている。
係わる低摩擦摺動部材においては、粗さ断面曲線の中心
線で区切られる凹部の溝幅Wgと凸部の幅Whとの比W
g/Whが1/10以上である構成、請求項8に係わる
低摩擦摺動部材においては、摺動ストロークの中央部に
おけるWg/Wh比が1/5〜5の範囲である構成、請
求項9に係わる低摩擦摺動部材においては、摺動ストロ
ークの中央部において、溝状凹部に隣接する凸部の表面
に形成される計算油膜厚さhcに対する前記溝状凹部の
最大深さDcの比Dc/hcが2〜10の範囲である構
成、請求項10に係わる低摩擦摺動部材においては、最
も深い凹部の最大深さDdが5〜30μmの範囲である
構成、さらに請求項11に係わる低摩擦摺動部材におい
ては、往復摺動面における折り返し点もしくはその近傍
位置から形成された溝状凹部の深さがストロークの中央
部に向けて徐々に深くなって行く構成、請求項12に係
わる低摩擦摺動部材においては、往復摺動面に形成され
た溝状凹部の深さがストロークの中央部において最も深
く、摺動面両端の折り返し点もしくはその近傍位置に向
けて徐々に浅くなるように形成してある構成、請求項1
3に係わる低摩擦摺動部材においては、摺動面の表面粗
さがRaで0.3μm以下である相手部材と組み合わせ
るものである構成としており、摺動部材におけるこのよ
うな構成を前述した従来の課題を解決するための手段と
したことを特徴としている。
係わる低摩擦摺動部材は、本発明に係わる摺動部材にお
ける上記構成をエンジン用のピストンスカート、シリン
ダーボア、シリンダーライナーおよびバルブリフターに
それぞれ適用した構成としたとを特徴としている。
下で、一般的に最も摩擦係数が下げられると言われてき
た平滑面に較べて、顕著な摩擦低減効果を発揮する表面
微細形状を見出したものであって、本発明に係わる低摩
擦摺動部材は、例えば図1に示すように、摺動表面に形
成された平滑面1に、深さを規則的に変化させた微細な
凹部2を備えており、各凹部2,2の間にプラトー状の
凸部3が形成されたものであり、この凹部2が油溜りと
なると共に、凹部2の深さが部位によって規則的に変化
させてあることから、すべり速度や油膜せん断速度の変
化に応じた最適の潤滑油保持能力や油膜厚さのものとな
り、摩擦が大幅に低減することになる。このとき、平滑
面1、すなわちプラトー状凸部2の頂部平滑面の表面粗
さについては、請求項2に記載しているようにRa表示
で0.3μm以下とすることが望ましい。これは、この
頂部平滑面1の粗さが0.3μmを超えると、摺動時に
相手部材の摺動面と微小部分で固体接触が発生すること
がないとは言えず、摩擦低減効果が減少することがある
ことによる。平滑面1の粗さRaは小さくなるほど摩擦
低減効果が大きくなるが、0.01μmより小さくした
としてもそれ以上の摩擦低減効果を得ることは出来な
い。
3に記載しているように、潤滑油で潤滑されていること
が望ましく、潤滑油、具体的にはエンジン油もしくはト
ランスミッション油による潤滑下で基本的に大きな摩擦
低減効果を発揮する。また、請求項4に記載しているよ
うに、摺動表面に形成された微細凹部のうちの最も浅い
ものの最大深さDsに対して、最も深い凹部の最大深さ
Ddがその2倍以上であることが摩擦低減効果向上の観
点から望ましい。このとき、DdがDsの2倍未満、す
なわちDdとDsの値が近似している場合には、Dsの
値が小さい時にはDdの値も小さくなることから、往復
摺動時における工程ストロークの中央部での摩擦低減効
果が顕著に現れない傾向があり、逆にDdの値が大きく
なるようにするとDsの値も大きくなるので摺動折り返
し部(ストローク端)での油膜切れが生じやすくなる。
なお、摺動条件やDdの絶対値にもよるが、DdとDs
の間に10倍以上の変化を形成させても摩擦低減に対す
るさらなる向上効果はほとんど認められない。
は、独立した凹部を摺動方向に沿って、各々の深さを変
化させた状態で形成させることができるが、請求項5に
記載しているように、溝形状とすることがすべり速度の
大きなストローク中央部での油の排出がよりスムーズに
行われるようになり、大きな摩擦低減効果が得られやす
くなることから望ましい。また、凹部としての溝の形成
方向としては、請求項6に記載しているように摺動方向
に直交していることが望ましい。溝が摺動方向に直交す
ることにより、摺動時に油膜が凸部に巻き込まれるよう
になり、低速から高速までの条件下において安定な流体
潤滑効果が得られる。特にピストン−ボア摺動部品など
に適用した場合には、エンジン油を保油できるので焼き
付き特性についても優れたものとなる。
は、請求項7に記載しているように、粗さ断面曲線の中
心線によって区切られる凹部2の溝幅Wgと凸部3の幅
Wh(図1参照)の比Wg/Whを1/10以上にする
ことが摩擦低減効果をさらに向上させる上で好ましい。
すなわち、上記Wg/Wh比が1/10より小さい場合
には、溝による保油効果と油のすばやい排出効果が充分
に得られなくなり、摩擦低減効果が小さなものとなる。
このとき、とくに摺動ストロークの中部においては、摺
動速度が大きいために、請求項8に記載しているよう
に、上記Wg/Wh比を1/5〜5の範囲とすることが
望ましい。つまり、摺動速度が大きいストローク中央部
においては、上記比が1/5に満たないときには保油効
果および排出効果が充分に得られず、上記比が5を超え
ると凸部3の耐荷重性が低下して、摩耗が生じやすくな
ることによる。
については、請求項9に記載しているように、溝状凹部
2に隣接する凸部3の表面(平滑面1)上に形成される
油膜厚さhc(計算値)に対する前記溝凹部2の最大深
さDcの比Dc/hcを2〜10の範囲とすることが望
ましい。すなわち、Dc/hc比が2より小さいと油の
排出効果が不足して大きな摩擦低減効果が認められなく
なり、逆に10より大きくなると油の排出が過多となっ
て凸部表面1の油膜が不足しやすくなる傾向があること
による。さらに、摺動表面における凹部2の大きさにつ
いては、請求項10に記載しているように、最も深い凹
部2(溝部)の最大深さDdが5〜30μmの範囲とな
るようにすることが好ましい。これは、Ddが5μmに
満たない場合には、保油性能、油排出性能が共に不足し
て、ストローク中央部での摩擦低減効果が少なくなり、
30μmを超えた場合には、通常の自動車用エンジンの
ピストンやボアにおいて、油の排出が過多となって凸部
表面1の油膜が不足しやすくなることによる。なお、エ
ンジンの回転数やエンジン油の粘土特性、計算された油
膜厚さが大きく変化する場合には、請求項9に記載され
たDc/hc比の条件を優先させるようにすればよい。
し点(ストローク端)で摺動接線が停止することから油
膜巻き込みができなくなるために、摩耗が生じやすく、
溝を形成しても早期に摩滅するので、溝は折り返し点か
ら若干摺動範囲内に入った位置から形成することが好ま
しい。また、接線の摺動速度は折り返し点からストロー
ク中央部に向かって徐々に速くなるので、請求項11あ
るいは請求項12に記載しているように、溝状凹部2の
深さが一方のストローク端から中央部に向かって徐々に
深くなり、中央部において最も深く、中央部から他方の
ストローク端に向けて再び徐々に浅くなるように形成す
ることが好ましい。
せる相手部材としては、請求項13に記載しているよう
に、その摺動面における表面粗さRaが0.3μm以下
のものであることが望ましい。すなわち、相手部材の表
面粗さが0.3μmを超えると、摩擦条件によっては固
体接触が生じ易くなることがあり、摩擦が大きくなる傾
向があるので好ましくない。なお、相手部材摺動面の粗
さRaは小さくなるほど良好であるが、0.1μmより
小さくしても、それ以上大きな効果を望むことはできな
い。
は、請求項14ないし17に記載しているように、種々
のエンジン部品、つまりピストンスカート、シリンダー
ボア、シリンダーライナー、バルブリフターに適用する
ことができ、このような部品の採用によってエンジンの
摩擦損失および摩耗量が減少し、エンジン性能が大幅に
向上することになる。
材は、摺動表面に形成された平滑面に深さが規則的に変
化する微細凹部を備えたものであり、この凹部が油溜り
となると共に、その深さが部位によって規則的に変化し
ているので潤滑油保持能力を最適なものとして、最適な
油膜厚さを保持することができ、例えば超仕上げによる
超平滑面を備えた摺動部材に較べて、摩擦の大幅な低減
を図ることができるというきわめて優れた効果をもたら
すものである。
態として、請求項2に係わる低摩擦摺動部材において
は、平滑面の表面粗さRaを0.3μm以下としたもの
であるから、相手部材との間に固体接触を発生すること
なく摩擦を低減することができ、同じく実施の形態とし
て請求項3に係わる低摩擦摺動部材においては、摩擦接
触部が潤滑油によって潤滑されているので、顕著な摩擦
低減効果を得ることができる。
おいては、浅い凹部と深い凹部との深さの比Dd/Ds
が2以上であるから、ストローク端(摺動の折り返し
部)での油切れを生じることなく、ストローク中央部で
の摩擦を低減することができ、請求項5に係わる低摩擦
摺動部材においては、凹部が溝形をなしているので、す
べり速度の大きなストローク中央部での摩擦を低減する
ことができ、請求項6に係わる低摩擦摺動部材において
は、凹部としての溝が摺動方向に直交しているので、油
膜を凸部に巻き込むことによって優れた流体潤滑効果を
得ることができる。さらに、請求項7に係わる低摩擦摺
動部材においては、溝部と凸部との幅の比Wg/Whが
1/10以上となっているので、溝による保油効果と速
やかな油排出効果とを得ることができ、請求項8に係わ
る低摩擦摺動部材においては、ストローク中央部におけ
る上記Wg/Wh比を1/5〜5の範囲としたことによ
り、摺動速度の大きいストローク中央部においても顕著
な摩擦低減効果を得ることができる。
動部材においては、油膜厚さhcに対する溝状凹部の深
さDcの比Dc/hcが2〜10の範囲となっているの
で、油の排出が適度なものとなって、大きな摩擦低減効
果を得ることができ、請求項10に係わる摺動部材にお
いては、最も深い凹部の深さDdが5〜30μmである
から、保油性能と油の排出性能をバランスよく発揮させ
て摩擦低減効果をより向上させることができ、請求項1
1に係わる摺動部材においては、溝状凹部の深さがスト
ロークの中央部に向けて徐々に深くなるように形成され
ており、請求項12係わる摺動部材においては、ストロ
ーク中央部の凹部深さが最も深く、両端側に向けて徐々
に浅くなるように形成させてあることから、摺動速度が
速くなって行くストローク中央部における摩擦低減効果
を確実なものとすることができ、請求項13に係わる摺
動部材においては、摺動面の粗さRaが0.3μm以下
の相手部材と組み合わせるようにしたものであるから、
固体接触を生じることなく優れた摩擦特性を確保するこ
とができる。
わる低摩擦摺動部材は、本発明の上記構成をピストンス
カート、シリンダーボア、シリンダーライナー、バルブ
リフターといったエンジン用部品にそれぞれ適用したも
のであるから、エンジンの摩擦損失と摩耗を最小限のも
のとすることができ、エンジン性能を長期にわたって良
好に保持すると共に、エンジンの燃費向上に大きく寄与
するという優れた効果がもたらされる。
的に説明する。
鉄材の平板を用いて、これに研磨加工、表面微細溝加
工、ラップ仕上げ加工を適宜施すことによって、表1に
示すような種々の仕様の摺動材試験片をそれぞれ作製し
た。なお、微細溝加工においては、図1に示したような
摺動方向に直交する微細溝(溝状凹部)2をストローク
の両端部から中央部に向かって深さが徐々に深くなるよ
うに形成させた。したがってこの実施例においては、最
も深い溝の深さDdとストローク中央部における溝深さ
Dcの値が一致することになる。
験片Tを図2に示すような往復摺動試験機に組み込み、
相手部材Pとして、先端部にR30の曲率を有するU字
状断面を有し、クロムめっきを施したピストンリング相
当の試験片Pを用い、潤滑油としてエンジンオイルLを
滴下しながら下記の条件のもとに、接触部が線接触とな
るように組み合わせて摩擦試験を実施した。
示す。
施例12の摺動部材においては、ラップ仕上げしていな
いために、実施例1に較べて凸部表面の平滑面における
表面粗さが比較的大きいために、摺動面に若干のスカッ
フィング痕が生じると共に、やや高い摩擦係数を示し
た。また、実施例13においては、ストローク端部にお
ける浅い溝の深さDs土中央部の深い溝の深さDdとの
比が1.5と比較的低いために、ストローク中央部での
摩擦係数が若干大きくなると共に、摺動速度が小さくて
油膜が切れやすい端部付近の溝深さが10μm程度とや
や大きいために、油が排出されやすいので、多少のスカ
ッフィングが形成される結果となった。
が比較的小さいために、また実施例15に係わる摺動部
材においては、ストローク中央部の計算油膜厚さhcと
溝深さDcとの比がやや小さく、最深溝の深さDdの絶
対値も3μmと比較的小さいために、摩擦係数の低減効
果が若干小さなものとなり、実施例16においては、D
dの値が40μmと比較的大きいために、摩擦係数がさ
ほど低下せず、摺動端部付近の溝深さがやや深いために
油が排出されやすく、若干のスカッフィングが認められ
た。
溝との深さの比、溝幅の割合、油膜厚さに対する溝深さ
の比などを所定の好ましい範囲とした実施例1ないし1
1に係わる摺動部材においては、従来、一般的に摩擦係
数が下げられるとされていた平滑面を備えた摺動部材
(比較例1)に較べて、約30%以上の摩擦低減効果が
得られると共に、平滑面に較べて油の保持機能を有する
ことから、耐焼き付き性能にも優れるメリットもある。
えた比較例1に係わる摺動部材、およびほとんど同一深
さのV形溝からなるクロスハッチ状の凹凸が形成され、
表面粗さの大きい比較例2の摺動部材においては、高い
摩擦係数を示す結果となった。
を示す模式図である。
た往復摺動試験要領を示す概略説明図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 摺動表面に形成された平滑面に深さが規
則的に変化する微細な凹部を備え、凹部間にプラトー状
の凸部が形成されていることを特徴とする低摩擦摺動部
材。 - 【請求項2】 平滑面の表面粗さがRaで0.3μm以
下であることを特徴とする請求項1記載の低摩擦摺動部
材。 - 【請求項3】 摩擦接触部が潤滑油で潤滑されているこ
とを特徴とする請求項1または請求項2記載の低摩擦摺
動部材。 - 【請求項4】 最も浅い凹部の最大深さDsと最も深い
凹部の最大深さDdとの比が2倍以上であることを特徴
とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の低摩
擦摺動部材。 - 【請求項5】 凹部の形状が溝形状をなしていることを
特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
低摩擦摺動部材。 - 【請求項6】 凹部の形状が摺動方向に直交する溝形状
であることを特徴とする請求項5記載の低摩擦摺動部
材。 - 【請求項7】 粗さ断面曲線の中心線で区切られる凹部
の溝幅Wgと凸部の幅Whとの比Wg/Whが1/10
以上であることを特徴とする請求項6記載の低摩擦摺動
部材。 - 【請求項8】 摺動ストロークの中央部におけるWg/
Wh比が1/5〜5の範囲であることを特徴とする請求
項7記載の低摩擦摺動部材。 - 【請求項9】 摺動ストロークの中央部において、溝状
凹部に隣接する凸部の表面に形成される計算油膜厚さh
cに対する前記溝状凹部の最大深さDcの比Dc/hc
が2〜10の範囲であることを特徴とする請求項8記載
の低摩擦摺動部材。 - 【請求項10】 最も深い凹部の最大深さDdが5〜3
0μmの範囲であることを特徴とする請求項9記載の低
摩擦摺動部材。 - 【請求項11】 往復摺動面における折り返し点もしく
はその近傍位置から形成された溝状凹部の深さがストロ
ークの中央部に向けて徐々に深くなって行くことを特徴
とする請求項10記載の低摩擦摺動部材。 - 【請求項12】 往復摺動面に形成された溝状凹部の深
さがストロークの中央部において最も深く、摺動面両端
の折り返し点もしくはその近傍位置に向けて徐々に浅く
なるように形成してあることを特徴とする請求項10記
載の低摩擦摺動部材。 - 【請求項13】 摺動面の表面粗さがRaで0.3μm
以下である相手部材と組み合わせるものであることを特
徴とする請求項11または請求項12記載の低摩擦摺動
部材。 - 【請求項14】 エンジン用ピストンスカートであるこ
とを特徴とする請求項11または請求項12記載の低摩
擦摺動部材。 - 【請求項15】 エンジン用シリンダーボアであること
を特徴とする請求項11または請求項12記載の低摩擦
摺動部材。 - 【請求項16】 エンジン用シリンダーライナーである
ことを特徴とする請求項11または請求項12記載の低
摩擦摺動部材。 - 【請求項17】 エンジン用バルブリフターであること
を特徴とする請求項11または請求項12記載の低摩擦
摺動部材。
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