JP2002235192A - 電解処理方法及びその装置 - Google Patents

電解処理方法及びその装置

Info

Publication number
JP2002235192A
JP2002235192A JP2000396188A JP2000396188A JP2002235192A JP 2002235192 A JP2002235192 A JP 2002235192A JP 2000396188 A JP2000396188 A JP 2000396188A JP 2000396188 A JP2000396188 A JP 2000396188A JP 2002235192 A JP2002235192 A JP 2002235192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
plating
resistance
electrolytic
resistance structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000396188A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuro Matsuda
哲朗 松田
Hisafumi Kaneko
尚史 金子
Koji Mishima
浩二 三島
Natsuki Makino
夏木 牧野
Junji Kunisawa
淳次 国沢
Hiroaki Inoue
裕章 井上
Norio Kimura
憲雄 木村
Mitsuko Odagaki
美津子 小田垣
Manabu Tsujimura
学 辻村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp, Toshiba Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP2000396188A priority Critical patent/JP2002235192A/ja
Publication of JP2002235192A publication Critical patent/JP2002235192A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電層の厚みや膜種、めっき液の電解質等を
変更することなく、基板面内における均一な電解処理を
行えるようにした電解処理装置及びその方法を提供す
る。 【解決手段】 陽極と陰極の一方の電極との接点を持つ
被処理基板Wと該被処理基板Wに対峙させた他方の電極
14との間に満たした電解液10の少なくとも一部に、
該電解液10の電気伝導率より小さい電気伝導率の高抵
抗構造体22を設けて被処理基板表面Wの電解処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理基板の表面
にめっきやエッチング等の電解処理を施す電解処理方法
およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電解処理、特に電解めっきは、金属膜の
形成方法として広く利用されている。近年、例えば、銅
の多層配線用の電解銅めっきや、バンプ形成用の電解金
めっきなど、半導体産業などでもその有効性(安価、孔
埋め特性など)が注目され利用されつつある。
【0003】図7は、いわゆるフェイスダウン方式を採
用して半導体ウエハ等の被処理基板(以下、基板とい
う)の表面に電解めっきを施すめっき装置の従来の一般
的な構成を示すもので、このめっき装置は、上方に開口
し内部にめっき液100を保持する円筒状のめっき槽1
02と、基板Wを着脱自在に下向きに保持して該基板W
をめっき槽102の上端開口部を塞ぐ位置に配置する基
板保持部104とを有している。めっき槽102の内部
には、めっき液100中に浸漬されて陽極電極となる平
板状の陽極板106が水平に配置されている。一方、基
板Wの下面(めっき面)には導電層Sが形成され、この
導電層Sは、その周縁部に陰極電極との接点を有してい
る。
【0004】前記めっき槽102の底部中央には、上方
に向けためっき液の噴流を形成するめっき液噴射管10
8が接続され、めっき槽102の上部外側には、めっき
液受け110が配置されている。
【0005】これにより、めっき槽102の上部に基板
Wを基板保持部104で下向きに保持して配置し、めっ
き液100をめっき槽102の底部から上方に噴出させ
て、基板Wの下面(めっき面)にめっき液100の噴流
を当てつつ、陽極板106(陽極電極)と基板Wの導電
層S(陰極電極)の間にめっき電源112から所定の電
圧を印加することで、基板Wの下面にめっき膜を形成す
るようにしている。この時、めっき槽102をオーバー
フローしためっき液100は、めっき液受け110から
回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、LSI用のウ
ェハや液晶基板は、年々大面積となる傾向にあり、これ
に伴って、基板の表面に形成されるめっき膜の膜厚のバ
ラツキが問題となってきている。つまり、基板に陰極電
位を与えるために、基板に予め形成した導電層の周縁部
に電極との接点を設けているが、基板の面積が大きくな
ると、基板の周辺の接点から基板中央までの導電層の電
気抵抗が大きくなり、基板面内で電位差が生じてめっき
速度に差が出て、めっき膜の膜厚のバラツキに繋がって
しまう。
【0007】すなわち、図8は、直径200mmのシリ
コン基板上に、30nm、80nm及び150nmの膜
厚の導電層(銅薄膜)を形成し、図7に示すような従来
の一般的なめっき装置を使用して電解銅めっきを行った
場合の基板面内における銅めっき膜の膜厚分布を示す図
である。図9は、直径が100mm、200mm及び3
00mmのシリコン基板上に膜厚100nmの導電層
(銅薄膜)を形成し、前記と同様にして電解銅めっきを
行った場合の基板面内における銅めっき膜の膜厚分布を
示す図である。図8及び図9から明らかなように、導電
層が薄い場合や、基板直径が大きい場合には、電解めっ
きによって形成される銅めっき膜の膜厚の分布のバラツ
キが大きくなり、著しい場合は基板の中央付近で全く銅
膜が形成されないことが起こる。
【0008】この現象を、電気化学的に説明すると以下
のようになる。図10は、図7に示す従来の一般的な電
解めっき装置の電気的等価回路図を示す。つまり、共に
めっき液100中に没した陽極板106(陽極電極)と
基板Wの導電層S(陰極電極)の間にめっき電源112
から所定の電圧を印加して、導電層Sの表面にめっき膜
を形成すると、この回路中には、以下のような抵抗成分
が存在する。 R1:電源−陽極間の電源線抵抗および各種接触抵抗 R2:陽極における分極抵抗 R3:めっき液抵抗 R4:陰極(めっき表面)における分極抵抗 R5:導電層の抵抗 R6:陰極電位導入接点−電源間の電源線抵抗および各
種接触抵抗
【0009】図10から明らかなように、導電層Sの抵
抗R5が他の電気抵抗R1〜R4及びR6に比して大き
くなると、この導電層Sの抵抗R5の両端に生じる電位
差が大きくなり、それに伴ってめっき電流に差が生じ
る。このように、陰極導入接点から遠い位置ではめっき
の膜成長速度が低下してしまい、導電層Sの膜厚が薄い
と抵抗R5が更に大きくなって、この現象が顕著に現れ
てしまう。さらに、この事実は、基板の面内で電流密度
が異なることを意味し、めっきの特性自体(めっき膜の
抵抗率、純度、埋込特性など)が面内で均一とならな
い。
【0010】なお、基板が陽極になる電解エッチングに
おいても、電流方向が反対となるだけで同様の問題が生
じる。例えば、大口径ウェハの製造プロセスでは、ウェ
ハの中央部のエッチング速度が周縁部に比して遅くな
る。
【0011】これらの問題を回避する方法としては、導
電層の厚さを厚くしたり電気導電率を小さくすることが
考えられる。しかし、基板はめっき以外の製造工程でも
様々な制約を受けるばかりでなく、例えば、微細パター
ン上にスパッタ法で厚い導電層を形成するとパターン内
部にボイドが発生し易くなってしまうため、容易に導電
層の厚みを厚くしたり導電層の膜種を変更することはで
きない。
【0012】また、陰極電位導入用の接点を基板の一面
に配置すれば、基板面内における電位差を小さくするこ
とが可能であるが、電気接点とした部位はLSIとして
使用できないなど現実的でない。更に、めっき液の抵抗
値(図10中の抵抗R3,R2またはR4)を高くする
ことも有効であるが、めっき液の電解質を変更すること
はめっき特性全体の変更を意味し、例えば、めっきする
金属イオン濃度を下げればめっき速度を十分高くとれな
いなどの制約が出てくる。
【0013】以上のように、基板の周辺部に接点を設
け、基板表面の導電層を用いて電解めっきを行う工程に
おいては、基板のサイズが大きくなるとめっき膜厚が基
板の面内で大きく異なってしまうという問題が発生し、
被処理基板面内での膜厚及びプロセスの均一化が重要な
半導体工業においては、特にこの問題が大きな制約とな
っている。
【0014】本発明は上記に鑑みて為されたもので、導
電層の厚みや膜種、めっき液の電解質等を変更すること
なく、基板面内における均一な電解処理を行えるように
した電解処理装置及びその方法を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、陽極と陰極の一方の電極との接点を持つ被処理基板
と該被処理基板に対峙させた他方の電極との間に満たし
た電解液の少なくとも一部に、該電解液の電気伝導率よ
り小さい電気伝導率の高抵抗構造体を設けて被処理基板
表面の電解処理を行うことを特徴とする電解処理方法で
ある。
【0016】これにより、電解液中に没した陽極と陰極
との間の電気抵抗を高抵抗構造体を介して電解液のみか
らなる場合よりも高くして、被処理基板表面の電気抵抗
による電流密度の面内差を小さくすることができる。こ
こで、被処理基板を陰極の接点に接触させることで電解
めっきを、被処理基板を陽極の接点に接触させることで
電解エッチングを行うことができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、前記高抵抗構造
体は、その等価回路における抵抗が、被処理基板の表面
に形成された導電層の前記電極との接点と該接点から電
気的に最も離れた部分との間の等価回路における抵抗よ
り高くなるように構成されていることを特徴とする請求
項1記載の電解処理方法である。これにより、被処理基
板に形成された導電層の電気抵抗による電流密度の面内
差を更に小さくすることができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、陽極と陰極の一
方の電極との接点を持つ被処理基板と該被処理基板に対
峙させた他方の電極との間に電解液を満たして被処理基
板の電解処理を行う電解処理装置において、前記電解液
の少なくとも一部に、該電解液の電気伝導率より小さい
電気伝導率の高抵抗構造体を設けたことを特徴とする電
解処理装置である。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記高抵抗構造
体は、その等価回路における抵抗が、被処理基板の表面
に形成された導電層の前記電極との接点と該接点から電
気的に最も離れた部分との間の等価回路における抵抗よ
り高くなるように構成されていることを特徴とする請求
項3記載の電解処理装置である。
【0020】請求項5に記載の発明は、前記高抵抗構造
体は、内部に電解液を含有した多孔質物質で構成されて
いることを特徴とする請求項3記載の電解処理装置であ
る。これにより、多孔質物質の内部に複雑に入り込ん
で、薄い構造体にも関わらず、実効的には厚さ方向にか
なり長い経路を辿る電解液を介して、高抵抗構造体とし
ての電気抵抗を増大させることができる。
【0021】請求項6に記載の発明は、前記多孔質物質
は、多孔質セラミックスであることを特徴とする請求項
5記載の電解処理装置である。このセラミックスとして
は、アルミナ,SiC,ムライト,ジルコニア,チタニ
ア,コージライト等が挙げられる。また、安定してめっ
き液を保持するため、親水性材料であることが好まし
い。例えば、アルミナ系セラミックスにあっては、ポア
径10〜300μm、気孔率20〜60%、厚み0.2
〜200mm、好ましくは2〜50mm程度のものが使
用される。
【0022】請求項7に記載の発明は、前記高抵抗構造
体は、前記電解液とは異なる他の電解液を2枚の隔膜に
挟まれた領域に満たして構成されていることを特徴とす
る請求項3記載の電解処理装置である。これにより、2
枚の隔膜に挟まれた領域に満たされ高抵抗構造体を構成
する電解液(電解質)をめっき処理自体に関係なく任意
に選定することで、高抵抗構造体の電気伝導率の設定が
容易となる。
【0023】請求項8に記載の発明は、前記高抵抗構造
体は、該高抵抗構造体を挟んで前記電解液を複数に分割
するように設けられていることを特徴とする請求項3記
載の電解処理装置である。これにより、電解液を複数用
いたり、一方の電極の汚染や反応が他方の電極に影響を
及ぼさないようにすることができる。
【0024】請求項9に記載の発明は、前記高抵抗構造
体は、該高抵抗構造体を挟んで複数に分割された各電解
液中の一部のイオンのみを交換する隔壁的機能を有する
ことを特徴とする請求項8記載の電解処理装置である。
これにより、例えば陽極から発生する一価の銅イオンを
高抵抗構造体で捕獲することで、ブラックフィルムと呼
ばれるにかわ質の黒色膜を陽極に形成する必要をなくす
ことができる。
【0025】請求項10に記載の発明は、前記高抵抗構
造体は、該高抵抗構造体を挟んで複数に分割された各電
解液中の気体分子の透過を妨げる隔壁的機能を有するこ
とを特徴とする請求項8記載の電解処理装置である。こ
れにより、例えば陽極表面で多量に発生した酸素ガスが
被処理基板の表面に到達しないようにして、めっき膜の
一部が欠落するなどの不良の発生を防止することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態の電解めっき装置に適用した電解処理装置の要部概要
図を示し、図2は、その電気的等価回路図を示す。これ
は、直径200mmのシリコン基板(以下、基板とい
う)を、いわゆるフェイスダウン方式で保持して、この
表面(下面)に銅めっきを施すようにしたもので、この
基板Wの下面(めっき面)には、導電層(シード層)S
としてのスパッタ銅の薄膜が、例えば100nmの膜厚
で形成されている。
【0027】このめっき装置には、例えば硫酸銅をベー
スとしためっき液10を保持する上方に開口したカップ
状のめっき槽12が備えられ、このめっき槽12の底部
には、例えば直径30mmの中央孔14aを有するドー
ナツ形状の陽極板14が設置されている。この陽極板1
4の材質は、例えば燐を0.04重量パーセント含む銅
である。めっき槽12の周囲には、このめっき槽12の
上部からオーバーフローしためっき液10を回収するめ
っき液受け16が配置されている。
【0028】基板Wの周辺部に位置して、めっき槽12
の上方には、基板Wの下面周縁部に圧接して、ここから
のめっき液10の流出を阻止するリップシール18と、
このリップシール18の外方に位置し基板Wと接触して
該基板Wに陰極電位を導入する接点20が設けられてい
る。
【0029】めっき槽12の内部には、陽極板14と基
板Wとの間に位置して、めっき液10の電気伝導率より
小さい電気伝導率の高抵抗構造体22が配置されてい
る。この高抵抗構造体22は、この例では、例えば気孔
率30%、平均ポア径100μmで厚さTが20mm
のアルミナ製の多孔質セラミックス板24の内部にめっ
き液10を含有させることで構成されている。即ち、多
孔質セラミックス板24自体は絶縁体であるが、この内
部にめっき液10を複雑に入り込ませ、厚さ方向にかな
り長い経路を辿らせることで高抵抗構造体22が構成さ
れている。即ち、多孔質セラミックス板に形成された気
孔の屈曲率は高いので、厚さdの絶縁物に多数の孔を形
成したものに比べて、同一の厚さdの多孔質セラミック
ス板における気孔は2d〜3dの長い経路となる。この
多孔質セラミックス板24の陽極板14の中央孔14a
に対向する位置には、例えば直径1mmの貫通孔24a
が5mmピッチで複数個設けられている。なお、多孔質
セラミックス板24は、陽極板14に密着していても良
く、また逆に基板Wに密着していても良い。
【0030】これにより、めっき槽12の上部に基板W
を下向きに配置し、めっき液10をめっき槽12の底部
から陽極板14の中央孔14a及び多孔質セラミックス
板24の貫通孔24aを通過させて上方に噴出させ、基
板Wの下面(めっき面)にめっき液10の噴流を当てつ
つ、陽極板14(陽極電極)と基板Wの導電層S(陰極
電極)の間にめっき電源26から所定の電圧を印加する
ことで、基板Wの下面にめっき膜が形成される。この
時、めっき槽12をオーバーフローしためっき液10
は、めっき液受け16から回収される。
【0031】この実施の形態のめっき装置を使用し、電
流密度を20mA/cmに、陽極板14の上面と基板
Wの下面との距離Lを50mmにそれぞれ設定して銅の
電解めっきを行ったところ、多孔質セラミックス板24
を設置する前に較べてめっきに必要な電源電圧が約2V
上昇した。これは、多孔質セラミックス板24がめっき
液10より電気伝導率の小さい抵抗体として機能したこ
とによる。
【0032】つまり、めっき槽12の断面積は約300
cmであるので、高抵抗構造体22の抵抗は、約0.
333Ωとなり、図2に示す等価回路において、この高
抵抗構造体22によって発生した抵抗Rpが新たな抵抗
として加わることになる。なお、図2において、抵抗R
1〜R5は、図10に示す抵抗R1〜R5と同じ抵抗を
示している。
【0033】このように高抵抗構造体22によって大き
な抵抗Rpが発生すると、基板の中央部における抵抗と
周辺部における抵抗の比、すなわち(R2+Rp+R3
+R4)/(R2+Rp+R3+R4+R5)は1に近
づき、導電層の抵抗R5の影響は無視できる程度にな
り、基板Wの表面の電気抵抗による電流密度の面内差が
小さくなって、めっき膜の面内均一性が向上する。
【0034】高抵抗構造体22の抵抗値は、例えば20
0mmウェハの場合は0.01Ω以上で、好ましくは
0.01〜2Ωの範囲、より好ましくは0.03〜1Ω
の範囲、更に好ましくは0.05〜0.5Ωの範囲であ
る。高抵抗構造体の抵抗値は以下の手順で測定する。ま
ず、めっき装置内において、所定距離だけ離間した陽極
板と基板からなる両極間に所定値の直流(I)を流して
めっきを行ない、このときの直流電源の電圧(V1)を
測定する。次に、同一のめっき装置において、両極間に
所定厚さの高抵抗構造体を配置し、同一の値の直流
(I)を流してめっきを行ない、このときの直流電源の
電圧(V2)を測定する。これにより、高抵抗構造体の
抵抗値Rp=(V2−V1)/Iより求めることができ
る。この場合、陽極板を構成する銅の純度は99.99
%以上であることが好ましい。また、陽極板と基板から
なる両極板の距離は、直径200mmの基板の場合には
5〜25mmであり、直径300mmの基板の場合には
15〜75mmであることが好ましい。なお、基板W上
の導電層Sの抵抗R5は、基板の外周と中心との間の抵
抗値をテスタにより測定する、あるいは導電層Sの材料
の比抵抗と厚みから計算により求めることができる。
【0035】図3は、前述のように、多孔質セラミック
ス板24からなる高抵抗構造体22を設置しためっき装
置(本実施形態例)と、設置しなかっためっき装置(従
来例)を使用して、基板Wの表面に銅めっきを施した時
の基板面内におけるめっき膜の膜厚分布を示す。この図
3から、この実施の形態のめっき装置にあっては、基板
中央部分の薄膜化現象が起こらず、均一にめっきがされ
ていることが判る。
【0036】一方、めっき液の比抵抗は約5.5Ω・c
mであり、めっき槽12の断面積は約300cmであ
るので、基板Wと陽極板14との距離を離すことで同様
の効果、即ちめっき液10で約0.333Ωの抵抗を得
ようとすると、約18cm余計に離す必要があり、これ
では装置サイズの大型化に繋がってしまう。
【0037】なお、この実施の形態では、アルミナ製多
孔質セラミックス板で高抵抗構造体を構成した例を示し
ているが、他の材質の炭化シリコンセラミックスなどで
も同様の効果が得られることが確認されている。また、
気孔率やポア径、気孔の屈曲率等は目的に応じて適宜選
択可能である。例えば、この実施の形態では、多孔質セ
ラミックス板に1mmの貫通孔を開けてめっき液の循環
を促したが、気孔径が大きい場合は不要となる。
【0038】また、塩化ビニールを繊維状に束ね、これ
を互いに溶着させたものを用いれば厚み方向に直線的に
貫通した孔を多量に持つプレートを得ることができ、こ
のようなプレートで高抵抗構造体を構成しても、ポリビ
ニールアルコールなどの発泡体やテフロン(商標名)な
どの繊維を織布や不織布の様態に整形したものを用いて
高抵抗構造体を構成しても良い。更に、これらや導体と
絶縁体、或いは導体同士とを組み合わせた複合体でも同
様の効果が得られる。
【0039】これらの高抵抗構造体は、いずれもめっき
装置に組み込む前に適宜前処理を施すことができる。特
に、酸洗い、脱脂、めっき液あるいはめっき液中の一成
分での供洗い等が有効である。高抵抗構造体の厚みや形
状は、本発明の主旨を逸脱しない限り適宜変化できるこ
とは勿論である。
【0040】また、この実施の形態では、電解めっきに
ついて説明したが、電流方向を逆転させれば、つまり、
この装置をそのまま用い、電源の極性を反転させること
で電解エッチングが可能であり、この場合、エッチング
の均一性を向上させることができる。LSIにおける銅
配線用のめっきプロセスでは、めっきプロセスの前後に
逆電解をかけて電解エッチングを行うことが知られてお
り、例えば、この装置を使用し、20mA/cmの電
流密度で7.5秒めっきを施して、50nmの銅めっき
膜を形成し、電源の極性を反転させ、5mA/cm
電流密度で20秒エッチングを施して、33nmの銅め
っき膜をエッチングし、しかる後、最終めっきを施すこ
とで、均一にエッチングが行われて埋込み特性が向上す
ることが確かめられている。
【0041】図4は、本発明の第2の実施の形態の電解
めっきに適用した電解処理装置を示すものである。この
めっき装置は、いわゆるフェイスアップ方式を採用した
もので、基板Wは上向きに基板載せ台30上に載置され
ており、基板Wの周辺に位置して、例えばバイトンゴム
製のリップシール34と、このリップシール34の外方
に位置し基板Wの導電層Sと接触して該基板Wに陰極電
位を導入する接点36が設けられている。このリップシ
ール34は、例えば10mmの高さを持って、めっき液
10を保持できるようになっている。
【0042】基板載せ台30の上方に保持具32が配置
され、この保持具32に陽極板38と高抵抗構造体40
を構成する多孔質セラミックス板42が所定間隔離間し
て保持固定されている。この多孔質セラミックス板42
は、この例では、例えば気孔率20%、平均ポア径50
μmで厚さTが10mmのSiC製で、内部にめっき
液10を含有させることで高抵抗構造体40を構成する
ようになっている。また、陽極板38は、保持具32と
多孔質セラミックス板42により完全に被覆された構造
となっている。なお、多孔質セラミックス板42は、め
っき液の蓄えられた別の槽(図示せず)で予めめっき液
を含浸させておくことが望ましい。
【0043】そして、基板Wの上面と多孔質セラミック
ス板42の下面との間に、隙間Sを約2mmに設定し
た第1めっき室44が、多孔質セラミックス板42の上
面と陽極板38の下面と間に、隙間Sを約1.5mm
に設定した第2めっき室46がそれぞれ設けられてお
り、これらの各めっき室44,46には、めっき液10
が導入される。このめっき液10の導入方法としては、
リップシール34と多孔質セラミックス板42の端面と
の隙間から導入したり、陽極板38に設けた貫通孔を介
して多孔質セラミックス板42の裏側(上部)に加圧し
ためっき液10を導入するなどの方法が採られる。
【0044】なお、この実施の形態において、電解めっ
き中に基板Wと基板載せ台30、若しくは、陽極板38
と多孔質セラミックス板42を回転させるようにしても
良い。
【0045】この実施の形態のめっき装置を使用して基
板Wの上面(めっき面)に銅めっきを施し、この銅めっ
き膜の膜厚を調べたところ、多孔質セラミックス板42
から構成される高抵抗構造体40を設けることで、前記
実施の形態と同様に膜厚の面内均一性が向上することが
確かめられている。
【0046】この実施の形態にあっては、陽極板38を
多孔質セラミックス板42と保持具32により完全に被
覆し、陽極板38と多孔質セラミックス板42との間に
めっき液10が満たされる構造となっているが、このよ
うに構成するとともに、多孔質セラミックス板42の気
孔率や屈曲率、ポア径などを適宜選択することで、従来
にはない新たな効果を得ることができる。
【0047】この実施の形態の電解めっき装置を使用し
て、300秒間(2μm)のめっき処理を行った際のめ
っき液10中の銅イオン濃度変化を図5に示す。図5
中、領域Aは、多孔質セラミックス板42と基板Wとの
間のめっき室44内のめっき液10に関するデータで、
領域Bは、陽極板38と多孔質セラミックス板42との
間のめっき室46内のめっき液10に関するデータであ
る。
【0048】図5より明らかなように、領域Aではめっ
き進行に従い銅イオン濃度は低下する。この低下率は、
めっきにより基板表面で消費された銅イオンの理論値と
一致する。一方、領域Bでは逆に銅イオン濃度が上昇し
ており、この上昇率は陽極板で発生した銅イオンの理論
値と一致する。
【0049】以上の事実から、多孔質セラミックス板4
2を挟む領域A(めっき室44)と領域B(めっき室4
6)との間では、銅イオン交換がほとんど起きておら
ず、多孔質セラミックス板42は、隔膜的な振る舞いを
していることが判る。このことは、言い換えれば陽極側
で起こる反応は、基板側に影響を及ぼさないということ
である。
【0050】また、通常、銅の電解めっきに際しては、
陽極に特殊な配慮をする必要がある。第1に、陽極から
発生する一価の銅イオンを捕獲するために陽極表面に
「ブラックフィルム」と呼ばれるにかわ質の黒色膜を形
成する必要から、陽極材料に含燐銅を用いることであ
る。この黒色膜は、銅、燐、塩素などの複合物と言われ
ているが、二価銅イオンのみをめっき液中に送り込み、
めっき表面の異常析出などの原因になる一価銅イオンを
捕獲する働きをする。
【0051】この実施の形態のめっき装置によれば、図
5から明らかなように、多孔質セラミックス板42の上
下での銅イオン交換が起きないことから、このような配
慮は不要となる。また、銅の陽極板38がめっきと共に
電解消耗しその表面が欠落することも有るが、この欠落
物は多孔質セラミックス板42で捕獲され、基板Wのめ
っき表面に付着することもない。更に、陽極に溶解性の
銅陽極を使う代わりに、不溶解性の陽極、例えばチタニ
ウム表面に酸化イリジウムを被覆したものを用いること
もできる。この場合、陽極表面では多量の酸素ガスが発
生するが、この酸素ガスも基板表面に到達しないように
することで、めっき膜の一部が欠落するなどの不良の発
生を無くすことができる。
【0052】このように、適当な物質を電気伝導率の小
さい物質としてめっき液中に導入し、なおかつ陽極と陰
極を分離するように一様に配置することで、隔膜効果を
得るようにすることもできる。
【0053】図6は、本発明の第3の実施の形態の金の
電解めっき装置に適用した電解処理装置を示すもので、
このめっき装置は、箱形のめっき槽50を有し、このめ
っき槽50の一方の開口端は、例えばチタニウム母材に
酸化イリジウムをコーティングした不溶解性の陽極板5
2で閉塞され、他方の開口端は、基板Wをめっき槽50
側に保持した蓋体54で開閉自在に閉塞されるようにな
っている。また、めっき槽50の蓋体54側端部には、
基板Wに圧接して、ここからのめっき液10の流出を阻
止するリップシール56と、このリップシール56の外
方に位置し基板Wの導電層Sと接触して該基板Wに陰極
電位を導入する接点58が設けられている。
【0054】めっき槽50の内部には、基板Wと陽極板
52とを仕切るように2枚の隔膜60a,60bが予め
めっき槽50に設けられたメッシュ62a,62bによ
って保持されて配置されている。この隔膜60a,60
bとしては、強酸性カチオン交換膜、例えばトクヤマ製
CMSやデュポン社製 N-350などが利用される。
【0055】これにより、めっき槽50の内部に、基板
Wに面するめっき室64、陽極板52に面する電解液室
66、及び隔膜60a,60bで挟まれた高抵抗電解液
室68が区画形成されている。更に、これらの各室6
4,66,68には、個別の液循環経路が設けられてい
る。
【0056】そして、めっき室64には、例えばシアン
化金カリウムをベースとしためっき液70を、電解液室
66には、例えば硫酸水溶液(80g/l)からなる電
解液(めっき液)72をそれぞれ導入し、例えば毎分2
0lで循環させる。また、高抵抗電解液室68には、め
っき処理による制約を受けることなく、例えば希硫酸水
溶液(10g/l)からなる電気伝導率の小さい高抵抗
電解液74を導入し、これによって、ここに高抵抗構造
体76を構成するようになっている。
【0057】このように、2枚の隔膜60a,60bで
区画した高抵抗電解液室68内に希硫酸水溶液等の高抵
抗電解液74を満たして構成した高抵抗構造体76を、
めっき液70,72中に介在させることで、系全体のめ
っき抵抗を上げ、導電層の抵抗による基板面内の金めっ
き膜の膜厚分布を大幅に低減することができる。しか
も、この例では、希硫酸液の濃度を変化させることでめ
っき系の抵抗値を任意に選定して、めっきの種類、基板
の状況などに応じて適宜めっき条件を変化させることが
できる。
【0058】このめっき装置は、基板Wを蓋体54で保
持して該蓋体54を閉め、めっき室64にめっき液70
を、電解液室66に電解液(めっき液)72をそれぞれ
導入し循環させ、かつ高抵抗電解液室68に高抵抗電解
液74を満たした状態で、外部電源(図示せず)より陽
極板52と基板W上の導電層Sにめっき電流を流すこと
でめっき膜を形成するのであり、陽極板52の表面に発
生する酸素ガス78は、電解液(めっき液)72と共に
外部に排出される。
【0059】なお、この実施の形態にあっても、陽極板
と基板との距離を非常に大きくしてめっき液自体の電気
抵抗を高くすることで、同様の効果を得ることが可能で
あるが、これでは、装置が巨大化するばかりでなく、高
価な金めっき用のシアン化金カリウムを膨大に使用しな
くてはならず、工業的不利益が大きくなる。以上の実施
例においては、円盤形状の基板を被処理基板としている
が、必ずしも円盤状である必要はなく、例えば矩形でも
良いことは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電解液中に没した陽極と陰極との間の電気抵抗を高抵抗
構造体を介して電解液のみからなる場合よりも高くし
て、被処理基板表面の電気抵抗による電流密度の面内差
を小さくすることができ、これによって、電解処理によ
る被処理基板の面内均一性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電解めっき装置に
適用した電解処理装置の要部概要図である。
【図2】図1の電気的等価回路図である。
【図3】図1に示すめっき装置と従来のめっき装置でめ
っきを施した時の基板面内におけるめっき膜の膜厚分布
を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の電解めっき装置に
適用した電解処理装置の要部概要図である。
【図5】図4に示すめっき装置を使用してめっき処理を
行った時の領域Aと領域Bにおけるめっき液の銅イオン
濃度の変化を示すグラフである。
【図6】本発明の第3の実施の形態の電解めっき装置に
適用した電解処理装置の要部概要図である。
【図7】従来のめっき装置の概要図である。
【図8】従来のめっき装置を使用して異なる膜厚の導電
層を形成した基板に銅の電解めっきを施した時の基板面
内におけるめっき膜の膜厚分布を示す図である。
【図9】同じく、異なる大きさの基板に銅の電解めっき
を施した時の基板面内におけるめっき膜の膜厚分布を示
す図である。
【図10】図7に示すめっき装置の電気的等価回路図で
ある。
【符号の説明】
10,70,72 めっき液(電解液) 12,50 めっき槽 14,38,52 陽極板 18,34,56 リップシール 20,36,58 接点 22,40,76 高抵抗構造体 24,42 多孔質セラミックス板 26 電源 30 基板載せ台 32 保持具 44,46,64,66,70 めっき室 54 蓋体 60a,60b 隔膜 62a,62b メッシュ 68 高抵抗電解液室 74 高抵抗電解液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/18 H05K 3/18 N (72)発明者 金子 尚史 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 三島 浩二 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 牧野 夏木 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 国沢 淳次 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 井上 裕章 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 木村 憲雄 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 小田垣 美津子 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 辻村 学 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 4K024 AA09 AA11 BB09 BB12 CB06 CB21 CB26 4M104 BB04 BB09 DD52 HH20 5E343 AA02 AA11 AA22 BB24 BB71 DD44 DD48 FF16 GG06 GG08 GG11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極と陰極の一方の電極との接点を持つ
    被処理基板と該被処理基板に対峙させた他方の電極との
    間に満たした電解液の少なくとも一部に、該電解液の電
    気伝導率より小さい電気伝導率の高抵抗構造体を設けて
    被処理基板表面の電解処理を行うことを特徴とする電解
    処理方法。
  2. 【請求項2】 前記高抵抗構造体は、その等価回路にお
    ける抵抗が、被処理基板の表面に形成された導電層の前
    記電極との接点と該接点から電気的に最も離れた部分と
    の間の等価回路における抵抗より高くなるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の電解処理方
    法。
  3. 【請求項3】 陽極と陰極の一方の電極との接点を持つ
    被処理基板と該被処理基板に対峙させた他方の電極との
    間に電解液を満たして被処理基板の電解処理を行う電解
    処理装置において、 前記電解液の少なくとも一部に、該電解液の電気伝導率
    より小さい電気伝導率の高抵抗構造体を設けたことを特
    徴とする電解処理装置。
  4. 【請求項4】 前記高抵抗構造体は、その等価回路にお
    ける抵抗が、被処理基板の表面に形成された導電層の前
    記電極との接点と該接点から電気的に最も離れた部分と
    の間の等価回路における抵抗より高くなるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項3記載の電解処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記高抵抗構造体は、内部に電解液を含
    有した多孔質物質で構成されていることを特徴とする請
    求項3記載の電解処理装置。
  6. 【請求項6】 前記多孔質物質は、多孔質セラミックス
    であることを特徴とする請求項5記載の電解処理装置。
  7. 【請求項7】 前記高抵抗構造体は、前記電解液とは異
    なる他の電解液を2枚の隔膜に挟まれた領域に満たして
    構成されていることを特徴とする請求項3記載の電解処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記高抵抗構造体は、該高抵抗構造体を
    挟んで前記電解液を複数に分割するように設けられてい
    ることを特徴とする請求項3記載の電解処理装置。
  9. 【請求項9】 前記高抵抗構造体は、該高抵抗構造体を
    挟んで複数に分割された各電解液中の一部のイオンのみ
    を交換する隔壁的機能を有することを特徴とする請求項
    8記載の電解処理装置。
  10. 【請求項10】 前記高抵抗構造体は、該高抵抗構造体
    を挟んで複数に分割された各電解液中の気体分子の透過
    を妨げる隔壁的機能を有することを特徴とする請求項8
    記載の電解処理装置。
JP2000396188A 2000-04-20 2000-12-26 電解処理方法及びその装置 Pending JP2002235192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000396188A JP2002235192A (ja) 2000-04-20 2000-12-26 電解処理方法及びその装置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000119861 2000-04-20
JP2000-119861 2000-04-20
JP2000-369320 2000-12-04
JP2000369320 2000-12-04
JP2000396188A JP2002235192A (ja) 2000-04-20 2000-12-26 電解処理方法及びその装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005161668A Division JP2005264339A (ja) 2000-04-20 2005-06-01 電解処理方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002235192A true JP2002235192A (ja) 2002-08-23

Family

ID=27343153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000396188A Pending JP2002235192A (ja) 2000-04-20 2000-12-26 電解処理方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002235192A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265738A (ja) * 2006-05-25 2006-10-05 Ebara Corp めっき装置
JP2007070720A (ja) * 2005-08-10 2007-03-22 Ebara Corp 電解処理装置及び電解処理方法
JP2010070780A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ebara Corp 電解処理装置及び電解処理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007070720A (ja) * 2005-08-10 2007-03-22 Ebara Corp 電解処理装置及び電解処理方法
JP2006265738A (ja) * 2006-05-25 2006-10-05 Ebara Corp めっき装置
JP4509968B2 (ja) * 2006-05-25 2010-07-21 株式会社荏原製作所 めっき装置
JP2010070780A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ebara Corp 電解処理装置及び電解処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4463416B2 (ja) 半導体素子の形成方法
KR100632413B1 (ko) 도금장치
JP4034655B2 (ja) 均一な薄膜を最小限のエッジ除外で基板上へ電着する方法および装置
KR100756160B1 (ko) 도금 장치, 도금 방법, 및 반도체 장치의 제조 방법
US6365017B1 (en) Substrate plating device
EP2980281A1 (en) Apparatus and method for forming metal coating film
JP6176234B2 (ja) 金属皮膜の成膜装置およびその成膜方法
JP5689411B2 (ja) 電着組成物、及び、該組成物を用いた半導体基板のコーティング方法
JP6222145B2 (ja) 金属皮膜の成膜装置およびその成膜方法
US10480092B2 (en) Apparatus and method of contact electroplating of isolated structures
KR20020047236A (ko) 전기 절연 포일 재료의 표면상에 상호 절연된 전기 전도성구조체들을 전해 처리하는 방법, 장치, 및 이 방법의 응용
JP2002004091A (ja) 電解処理装置及びその電場状態制御方法
TWI257961B (en) Device and method for monitoring an electrolytic process
JP2002235192A (ja) 電解処理方法及びその装置
KR102213335B1 (ko) 전기도금용 피도금체 지그
JP2005264339A (ja) 電解処理方法及びその装置
US3361662A (en) Anodizing apparatus
KR100747132B1 (ko) 반도체 제조를 위한 원격의 제 2 애노드를 갖는 도금 시스템
JP4139124B2 (ja) めっき装置及び方法
US20040178058A1 (en) Electro-chemical deposition apparatus and method of preventing cavities in an ECD copper film
JP2022118256A (ja) 基板ホルダ、めっき装置、めっき方法、及び記憶媒体
TWI221862B (en) Apparatus and method for plating a substrate, and method and apparatus for electrolytic treatment
KR20110097225A (ko) 기판 도금 장치
JP2004353061A (ja) 電解処理方法及び装置
JP2007254882A (ja) 電解めっき装置及び電解めっき方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050314

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050506

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050601

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050606

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050624