JP2002234541A - 把手及び把手付きプラスチックボトル - Google Patents

把手及び把手付きプラスチックボトル

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JP2002234541A
JP2002234541A JP2001028381A JP2001028381A JP2002234541A JP 2002234541 A JP2002234541 A JP 2002234541A JP 2001028381 A JP2001028381 A JP 2001028381A JP 2001028381 A JP2001028381 A JP 2001028381A JP 2002234541 A JP2002234541 A JP 2002234541A
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JP
Japan
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handle
mounting arm
bottle
grip
plastic bottle
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JP2001028381A
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Inventor
Akira Takeda
明 武田
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトル胴部が内圧の変化や握力等の外圧によ
って変形しにくく、ボトルを安定して把持し易くしたプ
ラスチックボトルを提供する。 【解決手段】 握り部31と、該握り部31の上下部か
ら横方向に突出する上部取り付け腕32と下部取り付け
腕33とを備えた把手3において、前記下部取り付け腕
33の最下部両側面に水抜き用切り欠き4を形成したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温の液体を充填
し、水シャワーにより冷却を行うボトルに取り付けられ
る把手及び把手付きプラスチックボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガラスに比べて軽量で耐衝撃性の
大きいポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエ
ステル樹脂などのプラスチックからなるボトル本体に、
それとは別体の把手を取り付けた把手付プラスチックボ
トルが実用化され、なかでもボトル本体の側面に形成し
た把手取付用凹部に、握り部と該握り部の上下両端から
横方向に突出する取り付け腕を備えた把手を、前記取り
付け腕の端部を把手取付用凹部内の壁に埋め込むように
して取り付けてなる把手付プラスチックボトルが市場に
流通している。
【0003】このような把手及び把手付きプラスチック
ボトルは、図4に一部切り欠いた側面図を示すように、
ブロー成形用型の中に、あらかじめ別体の把手3をその
取り付け腕32,33の端部をブロー成形用型内に突出
するようセットしておき、そのブロー成形用型の中でボ
トル本体1をブロー成形すると同時に、ボトル壁20に
より取り付け腕32,33の端部を包み込むようにして
一体化する方法で製造されている。そして、取り付け腕
32,33の端部には外方に突出片321,331が形
成され、この突出片321,331もボトル壁20に埋
め込むようにして抜け止め作用を果たしている。
【0004】このような把手3は略コの字状を有するた
め、高温の液体を充填したボトル本体1を水シャワーに
より冷却した場合、冷却水が把手内特に下部の取り付け
腕33の上に滞留し、水抜けが極めて悪く、ラベル、段
ボール等を汚し易いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点を
解決した新規の把手及び把手付きプラスチックボトルを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的は以下の手段
によって達成される。すなわち、本発明は握り部と、該
握り部の上下部から横方向に突出する上部取り付け腕と
下部取り付け腕とを備えた把手において、前記下部取り
付け腕の最下部両側面に水抜き用切り欠きを形成したこ
とを特徴とする把手を提案するものであり、更に本発明
はボトル本体に把手取り付け用凹部を形成し、該凹部に
ボトル本体とは別体の把手を取り付けてなる把手付きプ
ラスチックボトルにおいて、握り部と、上下部から横方
向に突出する上部取り付け腕と下部取り付け腕とを備
え、前記下部取り付け腕の最下部両側面に水抜き用切り
欠きを形成した把手を、前記把手取り付け用凹部に取着
したことを特徴とする把手付きプラスチックボトルを提
案するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照してさ
らに詳細に説明する。図1(a)は本発明の把手の一例
を示す側面図、図1(b)は図1(a)の底面図、図2
は他の把手の例を示す底面図であり、図3は本発明の把
手付きボトルの一部切り欠いた側面図である。
【0008】本発明を図1〜3を用いて説明すると、握
り部31と、該握り部31の上下部から横方向に突出す
る上部取り付け腕32と下部取り付け腕33とを備えた
把手3において、前記下部取り付け腕33の最下部両側
面に水抜き用切り欠き4を形成したことを特徴とする把
手及びボトル本体1に把手取り付け用凹部2を形成し、
該凹部にボトル本体1とは別体の把手3を取り付けてな
る把手付きプラスチックボトルにおいて、握り部31
と、上下部から横方向に突出する上部取り付け腕32と
下部取り付け腕33とを備え、前記下部取り付け腕33
の最下部両側面に水抜き用切り欠き4を形成した把手3
を、前記把手取り付け用凹部2に取着したことを特徴と
する把手付きプラスチックボトルである。水抜き用切り
欠き4は図1(a)(b)のように下部取り付け腕32
の最下部の握り部31側に中央部に若干平坦部を残して
両面側に左右対象に長い水抜き用切り欠き4を開口させ
てもよいが図2のように両面側に短い水抜き用切り欠き
4を設けてもよい。
【0009】また、下部取り付け腕が上面板3301と
下面板3302とを中仕切3303で接続して断面ほぼ
H型としてある場合には、少なくとも下面板3302の
両面側に短い水抜き用切り欠き4を設ければ上面板33
01と下面板3302との間に溜まる水が排出されるの
で一層好ましい。下部取り付け腕33の上面あるいは、
上面板3301と下面板3302との間に溜まった水
は、表面張力の作用で水抜き用切り欠き4から排出され
る。切り欠き4は側方が開放しているので、ボトル壁に
より閉塞されるおそれもなく、安定した排出作用を奏す
ることができる。本例の把手は、図1(a)に示すよう
に、握り部31の上下部から横方向に突出する取り付け
腕32,33の先部に、上方向乃至幅方向などに突出し
た突出片321,331を形成してあり、ブロ−成形工
程において、この突出片321,331をボトル壁で包
み込むようにして一体化できるようにしてあるものが好
ましいが、これに限られるものではない。
【0010】また、把手3の握り部31を、内側板51
と外側板52とを中央リブ53により連結した横断面H
形構造とするとともに図1(a)に示すように内側板5
1及び外側板52の両側縁部のみに滑り止め用凹凸部6
を設ければ、横断面H形構造自体の撓みやすさに加えて
両側縁部付近のみに凹凸部6を形成して内側板51と外
側板52などに微妙な柔らかさを生み出し、一方両側縁
部付近を除く、中央部の大部分には滑らかに仕上げて全
体の感触を損なうことなく凹凸部6による滑り止め効果
を発揮するので好ましい。
【0011】本発明において、図1(a)に示すように
上下の取り付け腕32,33の先端面近く(先端面から
4mm以下の位置)まで、内側板51と外側板52と
を、中央縦リブ53によって連結した横断面である長さ
方向に直角な断面をH形構造とすることが好ましい。
【0012】これは、H形構造を取らずに充分な強度を
得ようとすると、その分、厚さを大きく取る必要が生
じ、厚さを大きく取ると、把手体を射出成形するときの
冷却過程における収縮により、特に突出片321,33
1の先端面に凹み(ヒケともいう)が生じやすく、H形
構造とするとこのヒケが生じにくく目立たないからであ
る。
【0013】また、把手体3を製造するためには、可動
型と固定型とから構成され、両型が把手体3の中央に対
応する部分から分割できる射出成形型(図示せず)を用
いるものが通常であるが、握り部31や下側取り付け腕
33などが内側板51と外側板52とを、中央縦リブ5
3によって連結した横断面である長さ方向に直角な断面
がH形構造であると射出成形型の分割方向および製品把
手体3の抜き方向に対して抵抗となるアンダーカット部
が生じないので、両型を分割して製品把手体3を取り出
す工程が容易になるという利点もある。
【0014】このように、H型構造には様々な利点があ
るが、反面、構造的隙間に水が滞留し易いので、この水
が抜け易い本願発明は特に好ましく適用できる。また、
本発明では、水抜き用切り欠き4を、下部取り付け腕3
3の両側面に設けているので射出成形型の分割方向に合
致し、抵抗とならないので、取り出す工程妨げないとい
う利点がある。
【0015】本発明のボトル本体は、プラスチック、例
えばポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエス
テル樹脂を用いて、まず、射出成形により中間製品であ
る管状素材(プリフォームという。)を形成し、つい
で、該プリフォームを延伸温度、例えばポリエチレンテ
レフタレートの場合は90〜120℃まで加熱した状態
でブロー成形型内にセットし、前記プリフォーム内に高
圧空気などを吹き込んで2軸延伸ブロー成形して得られ
る。
【0016】本発明において、把手はポリエチレンテレ
フタレートで代表されるポリエステル樹脂、ポリプロピ
レン、ポリエチレンなどが使用できる。
【0017】特に、把手体の材質としてボトル本体と同
様のポリエステル樹脂を採用すると、回収してリサイク
ルする際に、本体と一緒に処理することができ、また把
手として再生樹脂を使用することができるので好まし
い。
【0018】本発明の把手をボトル本体に取り付けるた
めには、例えばブロ−成形用型の中に、予め別体の把手
を、その取り付け腕の端部をブロ−成形用型内に突出す
るようにセットしておき、そのブロ−成形用型の中でボ
トル本体をブロ−成形すると同時に、膨張するボトル壁
により前記取り付け腕の端部を包み込むように一体化す
る方法で製造するのが好ましいが、これに限られるもの
ではない。
【0019】
【発明の効果】本発明は、握り部と、該握り部の上下部
から横方向に突出する上部取り付け腕と下部取り付け腕
とを備えた把手において、前記下部取り付け腕の最下部
両側面に水抜き用切り欠きを形成したことを特徴とする
把手及びボトル本体に把手取り付け用凹部を形成し、該
凹部にボトル本体とは別体の把手を取り付けてなる把手
付きプラスチックボトルにおいて、握り部と、上下部か
ら横方向に突出する上部取り付け腕と下部取り付け腕と
を備え、記把手取り付け用凹部に取着したことを特徴と
する把手付きプラスチックボトルであるから下部取り付
け腕に溜まった水が水抜き用切り欠きを伝わって極めて
スムースに排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の把手の一例を示す側面
図、図1(b)はは図1(a)の底面図である。
【図2】図2は他の把手の例を示す底面図である。
【図3】図3は本発明の把手付きボトルの一部切り欠い
た側面図である。
【図4】従来の把手付プラスチックボトルの一部切り欠
いた側面図である。
【符号の説明】
1 ボトル本体 2 把手取り付け用凹部 3 把手 31 握り部 32 上部取り付け腕 321 突出片 331 突出片 33 下部取り付け腕 4 水抜き用切り欠き 6 滑り止め用凹凸部 20 ボトル壁 51 内側板 52 外側板 53 中央縦リブ 6 滑り止め用凹凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部と、該握り部の上下部から横方向
    に突出する上部取り付け腕と下部取り付け腕とを備えた
    把手において、前記下部取り付け腕の最下部両側面に水
    抜き用切り欠きを形成したことを特徴とする把手。
  2. 【請求項2】 ボトル本体に把手取り付け用凹部を形成
    し、該凹部にボトル本体とは別体の把手を取り付けてな
    る把手付きプラスチックボトルにおいて、握り部と、上
    下部から横方向に突出する上部取り付け腕と下部取り付
    け腕とを備え、前記下部取り付け腕の最下部両側面に水
    抜き用切り欠きを形成した把手を、前記把手取り付け用
    凹部に取着したことを特徴とする把手付きプラスチック
    ボトル。
JP2001028381A 2001-02-05 2001-02-05 把手及び把手付きプラスチックボトル Pending JP2002234541A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274967A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製二軸延伸ブロー成形ボトルの把手及び、それを備える合成樹脂製二軸延伸ブロー成形ボトル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274967A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製二軸延伸ブロー成形ボトルの把手及び、それを備える合成樹脂製二軸延伸ブロー成形ボトル

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