JP2002233122A - アウターロータモータ、アウターロータモータの製造方法、及びアウターロータモータを組み込んだ電気自動車 - Google Patents

アウターロータモータ、アウターロータモータの製造方法、及びアウターロータモータを組み込んだ電気自動車

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JP2002233122A
JP2002233122A JP2001028197A JP2001028197A JP2002233122A JP 2002233122 A JP2002233122 A JP 2002233122A JP 2001028197 A JP2001028197 A JP 2001028197A JP 2001028197 A JP2001028197 A JP 2001028197A JP 2002233122 A JP2002233122 A JP 2002233122A
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stator
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outer rotor
motor according
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Naoyuki Sumiya
直之 角谷
Yasuhiro Kondo
康宏 近藤
Masaki Tagome
正樹 田米
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車におけるダイレクト駆動方式の高
性能なインホイールモータとして用いることができ、小
型、軽量、かつ高トルク・高出力のアウターロータモー
タを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のアウターロータモータは、永久
磁石がロータコアに所定間隔を有して形成された複数の
凹部内に設けられており、ロータにおけるステータと対
向する内面に、ロータの回転方向において永久磁石とロ
ータコアが交互に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウターロータモ
ータ、アウターロータモータの製造方法、及びアウター
ロータモータを組み込んだ電気自動車に関し、特に電気
自動車の原動機としてのインホイールモータ駆動方式に
用いられるアウターロータモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車は、原動機として内燃機関
を用いるのが一般的であった。しかし、近年、大気汚
染、地球温暖化等の地球環境破壊が大きな社会問題とな
り、内燃機関の使用が問題となってきていた。そこで、
地球環境保護の観点から、原動機として電気モータを用
いた電気自動車の開発が進められている。このような電
気自動車の駆動方式の一つとして、電気モータを車輪の
内部に組み込んだインホイールモータ駆動方式がある。
このインホイールモータ駆動方式においても2種類の駆
動方式がある。1つは、インナーロータモータを用い
て、その回転軸と車輌の回転軸との間に減速機を設けた
ギア減速駆動方式、もう1つはアウターロータモータを
用いて、そのロータに車輪のリムを直結したダイレクト
駆動方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気自動車にお
けるインホイールモータ駆動方式においては、駆動系が
車輪の中に格納されているため、車体側の空間を有効に
利用することができ、また車体重量を軽量化することが
できる等の利点がある。そして、2種類の駆動方式の
内、ダイレクト駆動方式では減速機を用いないため、ギ
ア減速駆動方式よりも小型・軽量化することが可能とな
る。
【0004】しかしながら、アウターロータモータを用
いたダイレクト駆動方式の場合には、ギア減速を行わな
いため、アウターロータモータにはトルク及び出力に対
する要求がより大きくなる。さらに、ダイレクト駆動方
式では、車体のバネ下重量を小さくする必要があること
から、より軽量化する必要があった。しかし、従来のア
ウターロータモータでは、高性能なインホイールモータ
駆動方式を構成することは困難であり、高性能なインホ
イールモータ駆動方式のアウターロータモータに対する
要求トルク・要求出力と要求重量とを同時に満足するこ
とは不可能であった。
【0005】本発明は、ダイレクト駆動方式の高性能な
インホイールモータとして用いることができ、小型、軽
量、かつ高トルク・高出力のアウターロータモータ、そ
のアウターロータモータの製造方法、及びアウターロー
タモータを組み込んだ電気自動車を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るアウターロータモータは、磁石をロー
タコアに所定間隔を有して形成された複数の凹部内に配
置した円環状のロータと、前記ロータの内側に配置さ
れ、所定間隔を有して設けられた複数のステータティー
スに巻線が施されたステータとを有し、前記ロータにお
ける前記ステータと対向する内面に、前記ロータの回転
方向において前記磁石と前記ロータコアが交互に配置さ
れている。
【0007】上記本発明のアウターロータモータにおい
て、ステータの巻線が集中巻きである。また、本発明の
アウターロータモータは、少なくとも、磁石のラジアル
方向の厚みをt、ロータのラジアル方向の厚みをt0 と
すると、0.4 ≦ t/t0 ≦0.6 を満足させること
が好ましい。また、本発明に係るアウターロータモータ
は、少なくとも、極数をp、磁石の回転中心に対する配
置角度をθとすると、0.5 ≦ pθ/2π ≦ 0.9
を満足させることが好ましい。また、本発明に係るアウ
ターロータモータは、少なくとも、ステータティースの
幅をw1、ステータヨークの幅w2とすると、0.8 ≦
w1/w2 ≦ 1.2 を満足させることが好ましい。さら
に、本発明に係るアウターロータモータは、少なくと
も、極数をp、磁石のラジアル方向の厚みをt、ロータ
の外径をDとすると、πD/16t−10≦ p ≦ π
D/16t+30 を満足させることが好ましい。
【0008】他の観点の発明に係るアウターロータモー
タは、複数の磁石をロータコアに所定間隔を有して埋設
した円環状のロータと、前記ロータの内側に配置され、
所定間隔を有して配置された複数のステータティースに
巻線が施されたステータとを具備する。上記のように構
成されたアウターロータモータは、回転方向における磁
石の断面が山形形状であり、当該磁石をロータ内部に外
周側が凸部となるよう配置されている。また、上記のア
ウターロータモータは、回転方向における磁石の断面が
円弧形状であり、当該磁石をロータ内部に外周側が凸部
となるよう配置されている。また、上記のアウターロー
タモータは、ロータ内部において、磁石より外周側に所
定間隔の空間を有するスリットを設けたロータを用いて
いる。また、上記のアウターロータモータは、極間の境
界で分割された複数のロータコアを円環状に接続してロ
ータが構成されている。また、上記のアウターロータモ
ータは、ステータティース間の実質的な中央で分割され
た複数のステータコアを接続してステータが構成されて
いる。
【0009】本発明に係るアウターロータモータの製造
方法は、極間の境界で分割された複数のロータコアの凹
部に磁石を装着する工程と、磁石が装着された複数のロ
ータコアを円環状に接続してロータを形成する工程と、
ステータの複数のステータティースに巻線を施す工程
と、前記ロータの内側に前記ステータを組み込む工程と
を有する。
【0010】他の観点の発明に係るアウターロータモー
タの製造方法は、ロータコアの凹部に磁石を装着して円
環状のロータを形成する工程と、ステータティース間の
実質的な中央で分割された複数のステータコアの前記ス
テータティースに巻線を施す工程と、巻線が施された複
数のステータコアを接続してステータを形成する工程
と、前記ロータの内側に前記ステータを組み込む工程と
を有する。
【0011】他の観点の発明に係るアウターロータモー
タの製造方法は、極間の境界で分割された複数のロータ
コアの凹部に磁石を装着する工程と、磁石が装着された
複数のロータコアを円環状に接続してロータを形成する
工程と、ステータティース間の実質的な中央で分割され
た複数のステータコアの前記ステータティースに巻線を
施す工程と、巻線が施された複数のステータコアを接続
してステータを形成する工程と、前記ロータの内側に前
記ステータを組み込む工程とを有する。
【0012】本発明に係る電気自動車は、上記のように
構成された本発明のアウターロータモータを車輪内部に
組み込んだインホイールモータ駆動方式である。本発明
によれば、ダイレクト駆動方式の高性能なインホイール
モータとして用いることができる、小型、軽量、かつ高
トルク・高出力のアウターロータモータ、そのアウター
ロータモータの製造方法、及びアウターロータモータを
組み込んだ電気自動車を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のアウターロータモ
ータに係る好ましい実施の形態について添付の図面を参
照して説明する。
【0014】《実施の形態1》図1は本発明に係る実施
の形態1のアウターロータモータ(以下の説明において
アウターロータモータをモータと略称する)100を電
気自動車の車輪内に組み込んだ状態を示す断面図であ
る。図1に示すように、モータ100は車輪のホイール
11内に組み込まれている。ホイール11において、タ
イヤ12が装着され保持するリムの内側にはモータ10
0のロータ1が固着されている。このロータ1と対向す
るようにシャフト13に固定されたステータ3が設けら
れている。
【0015】図2は、モータ100のロータ1とステー
タ3とを拡大して示す断面図である。実施の形態1のモ
ータ100は、その仕様が12極18スロットであり、
図2に示した部分はモータ全体の1/6モデルである。
ロータ1は、ホイール11に固着されたロータコア6と
そのロータコア6の内面に配置された永久磁石2とによ
り構成されている。ロータコア6は電磁鋼板を積層して
実質的に円筒状に形成されており、その内径側の表面に
は凹部が等間隔で極数分の12個形成されている。それ
ぞれの凹部内には永久磁石2が配置されており、ステー
タ3と対向するロータ1の内面は実質的に同一円周面に
形成されている。ロータ1は上記のように構成されてい
るため、隣り合う永久磁石2の間には鉄である電磁鋼板
であるロータコア6が配置されている。即ち、ロータ1
の回転方向における内面部分には、永久磁石2とロータ
コア6が交互に配置されている。
【0016】一方、ステータ3は、電磁鋼板を積層して
形成したステータコア7とステータティース4とを有し
ている。このステータティース4には巻線5が集中巻で
施されている。センサ等でロータ1の磁極位置を検出し
て、ステータ3の巻線5に3相交流電流を流すことによ
り、モータ100にはトルクが発生する。
【0017】上記のように構成されたモータ100の永
久磁石2の磁束方向であるd軸のインダクタンスとこの
d軸から90゜進んだq軸のインダクタンスとが異なっ
ている。本発明の実施の形態1のモータ100において
は、d軸インダクタンスとq軸インダクタンスとの違い
を利用している。実施の形態1において、モータ100
のd軸の磁束方向8と、d軸より電気角で90度進んだ
q軸の磁束方向9とを比べると、その磁束の大きさが異
なっている。図2に示すように、実施の形態1のモータ
100において、d軸の方向の磁束が永久磁石2を通る
のに対して、q軸の方向の磁束は永久磁石2を通らない
ので、磁束が流れやすく、この結果、q軸インダクタン
スの方がd軸インダクタンスより大きくなる。
【0018】
【数1】
【0019】上記式(1)は、一般的なモータのトルク
式である。式(1)において、Tはトルク、Pは極対
数、Φaは電機子鎖交磁束、Idはd軸電流、Iqはq
軸電流、Ldはd軸インダクタンス、Lqはq軸インダ
クタンス、Iaは電機子電流、βは電流位相を示す。従
って、実施の形態1のモータ100において、q軸イン
ダクタンスがd軸インダクタンスより大きいため、トル
クTは式(1)における第1項のマグネットトルクだけ
でなく、第2項のリラクタンストルクも発生する。
【0020】図3は式(1)に示したモータの電流位相
とトルクとの関係を示すグラフである。図3のグラフに
おいて、縦軸にトルク率[%]、横軸に電流位相[de
g]を示し、◆はマグネットトルク、■はリラクタンス
トルク、△は両方を加算した総合トルクを表している。
【0021】図3に示すように、マグネットトルクは電
流位相0度のとき最大となり、リラクタンストルクは電
流位相45度のとき最大となり、両者の和である総合ト
ルクは電流位相30度で最大となる。総合トルクの最大
値はマグネットトルクの最大値よりも大きいため、電流
位相30度で運転をすることにより、従来のモータより
も発生トルクは大きくなり、高出力、高効率で駆動する
ことができる。なお、実施の形態1におけるモータ10
0の最大トルクを生じる電流位相は、30度であるが、
この値はモータ定数によって変化する。
【0022】次に、本発明に係る実施の形態1のモータ
100に関する具体的な形状について説明する。以下の
データは発明者の実験データに基づくものである。実施
の形態1のモータ100は、永久磁石2のラジアル方向
の厚みをt、ロータ1のラジアル方向の厚みをt0、極
数をp、円弧状に配置された永久磁石2の回転中心に対
する配置角度をθとすると、モータ100が、t=4m
m,t0=10mm,p=12,θ=20の場合好ましい結
果が得られた。また、発明者の実験によれば、永久磁石
2の厚みt、ロータ1の厚みt0、極数p、永久磁石2
の回転中心に対する配置角度θは下記式(2)と式
(3)を満足する場合にリラクタンストルクを減少させ
ることなく、マグネットトルクを大きくすることができ
た。
【0023】 0.4≦t/t0≦0.6 (2) 0.5≦pθ/2π≦0.9 (3)
【0024】従って、モータ100のt、t0、p及び
θの値を上記式(2)と式(3)を満足させることによ
り、モータ100はその最大トルクが大きくなり、高出
力、高効率で駆動する。
【0025】上記の数値設定はモータ100のロータ側
の形状についてであるが、モータ100のステータ側の
形状についても数値により範囲を設定することにより、
好ましい結果が得られた。図2に示すように、ステータ
ティース4の回転方向の幅をw1、ステータヨーク14
の厚み(ステータヨーク内面から巻線5までの長さ)を
w2とすると、モータ100が、w1=10mm,w2=1
0mm の場合好ましい結果が得られた。また、発明者の
実験によれば、ステータティース4の幅w1、ステータ
ヨーク14の厚み(ステータヨーク内面から巻線5まで
の長さ)w2が下記式(4)を満足する場合にステータ
電流による磁束の飽和が極力抑えられた。
【0026】 0.8 ≦ w1/w2 ≦ 1.2 (4)
【0027】上記のように、モータ100のステータ3
の形状を式(4)を満足するように構成することによ
り、高出力、高効率のモータをより小型・軽量化するこ
とが可能となる。
【0028】さらに、実施の形態1のモータ100は、
極数をp、永久磁石2のラジアル方向の厚みをt、ロー
タ1の外径をDとすると、モータ100が、p=12,
t=4,D=430 の場合好ましい結果が得られた。
【0029】 πD/16t−10 ≦ p ≦ πD/16t+30 (5)
【0030】また、発明者の実験によれば、極数p、永
久磁石2の厚みt、ロータ1の外径Dが下記式(5)を
満足する場合に発生トルクはより大きくなり、高出力、
高効率のモータを提供することができる。
【0031】《実施の形態2》次に、本発明に係る実施
の形態2のアウターロータモータ(以下の説明において
アウターロータモータをモータと略称する)200につ
いて説明する。図4は、実施の形態2のモータ200の
ロータ201とステータ3とを拡大して示す断面図であ
る。実施の形態2のモータ200は、その仕様が12極
18スロットであり、図4に示した部分はモータ全体の
1/6モデルである。実施の形態2のモータ200は、
前述の実施の形態1のモータ100と実質的に同じよう
に構成されており、異なる点はロータ201に円弧状の
スリット10が形成されている点である。従って、実施
の形態2の説明において、ロータ201、ロータコア2
06及びスリット10以外は前述の実施の形態1と同じ
であるため同じ符号を付してその説明は省略する。
【0032】図4に示すように、ロータ201は、車輪
のホイールに固着されたロータコア206とそのロータ
コア206の内面に永久磁石2が配置されて構成されて
いる。ロータコア206は電磁鋼板を積層して実質的に
円筒状に形成されており、その内径側の表面に、永久磁
石2を配置する凹部が等間隔で極数分の12個形成され
ている。永久磁石2が配置されたロータ201の内面
は、ステータ3と対向するように、同一円周面に形成さ
れている。上記のように構成されたロータ201の回転
方向における内面部分は、永久磁石2とロータコア20
6が交互に配置されている。
【0033】図4に示すように、実施の形態2のモータ
200においては、ロータ201における永久磁石2よ
り外側の部分に、円弧状の空間を持つスリット10が形
成されている。このようにスリット10を形成すること
により、モータ200の永久磁石2の磁束方向であるd
軸のインダクタンスとこのd軸から90゜進んだq軸の
インダクタンスとをさらに異なる値に形成することが可
能となる。前述の実施の形態1と同様に、実施の形態2
のモータ200において、d軸インダクタンスの主磁束
(図4の符号8の矢印参照)は永久磁石2とスリット1
0とを通るのに対して、q軸インダクタンスの主磁束
(図4の符号9の矢印参照)は永久磁石2とスリット1
0とを通らず、ロータコア206とステータコア7のコ
ア部分に磁界が生じる。この結果、前述の実施の形態1
に比べて、d軸インダクタンスはさらに小さくなり、q
軸インダクタンスとd軸インダクタンスとの差はさらに
大きくなる。
【0034】実施の形態2において、スリット10が形
成されていても、q軸インダクタンスの磁束方向9では
スリット10により磁束が遮られないので、q軸インダ
クタンスは変化しない。しかし、d軸インダクタンスの
磁束方向8では、スリット10が永久磁石2と回転中心
に対して実質的に同一角度に配置されているため、永久
磁石2を通った磁束はスリット10により遮られる。こ
の結果、d軸インダクタンスの磁束(8)はq軸インダ
クタンスの磁束(9)に比べて、実施の形態1の構成と
比較するとより少なくなり、d軸インダクタンスはより
小さくなる。従って、d軸インダクタンスとq軸インダ
クタンスの差は、実施の形態1の構成の場合に比べてさ
らに大きくなる。
【0035】上記のように実施の形態2のモータ200
はロータ201にスリット10を形成することにより、
d軸インダクタンスとq軸インダクタンスの差を大きく
して、リラクタンストルクをより大きくすることが可能
となる。その結果、実施の形態2のモータ200は総合
トルクがより大きくなり、高出力・高効率のモータとす
ることができる。
【0036】《実施の形態3》次に、本発明に係る実施
の形態3のアウターロータモータ(以下の説明において
アウターロータモータをモータと略称する)300につ
いて説明する。図5は、実施の形態3のモータ300の
ロータ301とステータ3とを拡大して示す断面図であ
る。実施の形態3のモータ300は、その仕様が12極
18スロットであり、図5に示した部分はモータ全体の
1/6モデルである。実施の形態3のモータ300は、
前述の実施の形態1のモータ100と実質的に同じよう
に構成されており、異なる点はロータ301に回転方向
における断面が山形形状(くの字形状)である永久磁石
302が設けられている点である。従って、実施の形態
3の説明において、ロータ301、ロータコア306及
び永久磁石302以外は前述の実施の形態1と同じであ
るため同じ符号を付してその説明は省略する。
【0037】図5に示すように、ロータ301は、車輪
のホイールに固着されたロータコア306とそのロータ
コア306の内面に永久磁石302が配置されて構成さ
れている。ロータコア306は電磁鋼板を積層して実質
的に円筒状に形成されており、その内部に複数の永久磁
石302が埋設されている。複数の永久磁石302は、
ロータ301において等間隔で極数分の12個が配置さ
れている。図5に示すように、各永久磁石302の回転
方向における断面は外周方向に突出した山形形状を有し
ている。上記のように構成されたロータ301の内側近
傍部分は、永久磁石302とロータコア306とが交互
に配置されている。
【0038】前述の実施の形態1と同様に、実施の形態
3のモータ300において、d軸インダクタンスの主磁
束(図5の符号8の矢印参照)は永久磁石302を通る
のに対して、q軸インダクタンスの主磁束(図5の符号
9の矢印参照)は永久磁石302を通らず、ロータコア
306とステータコア7のコア部分に磁界が生じる。q
軸インダクタンスの主磁束(図5の符号9の矢印参照)
は、山形形状の永久磁石302の外側部分を通るため、
強い磁界が生じやすくなり、よりq軸インダクタンスは
大きくなる。また、実施の形態3においては、永久磁石
302が山形形状であるため、ロータコア306の内面
に磁束が集中し、その内面に強い磁界が発生してモータ
として優れた特性を奏する。
【0039】上記のように実施の形態3のモータ300
はロータ301に山形形状の永久磁石302を形成する
ことにより、d軸インダクタンスとq軸インダクタンス
の差を大きくして、リラクタンストルクをより大きくす
ることが可能となる。その結果、実施の形態3のモータ
300は総合トルクがより大きくなり、高出力・高効率
のモータとすることができる。
【0040】なお、上記の実施の形態3のモータ300
においては、ロータ300の永久磁石302の形状を断
面山形に構成したが、本発明における永久磁石はこのよ
うな形状に限定されるものではなく、d軸インダクタン
スとq軸インダクタンスの差を大きくする形状であれば
本発明に含まれる。例えば、図6に示すように、埋め込
む永久磁石303の回転方向の断面形状を外周側が盛り
上がった円弧状にしても良い。このように形成すること
により、永久磁石303を外周側が凸とになるようロー
タ301に配置することにより、d軸インダクタンス
(図6において符号8の矢印の方向の磁束)を変化させ
ずに、q軸インダクタンス(図6において符号9の矢印
の方向の磁束)はより大きくなる。この結果、図6に示
したモータによるリラクタンストルクは大きくなり、総
合トルクも大きくすることができる。
【0041】さらに、本発明のモータにおいては、永久
磁石の配置と併せてロータにスリットを形成してd軸イ
ンダクタンスとq軸インダクタンスの差を大きくことも
可能である。例えば、図7に示すように、実施の形態3
のモータ300のロータ内部に山形形状のスリット31
0を形成しても、本発明の効果を奏することは言うまで
もない。図7においては、ロータ301の内部に埋設さ
れた山形形状の永久磁石302の外周側に永久磁石30
2と同様の山形形状のスリット310が形成されてい
る。このように、永久磁石302の外側に永久磁石30
2と実質的に同形状のスリット310をロータ301に
設けることにより、q軸インダクタンスの磁束はスリッ
ト310により遮られないので、q軸インダクタンスは
変化しないが、d軸インダクタンスの磁束はスリット3
10により遮られるので、d軸インダクタンスは小さく
なる。この結果、d軸インダクタンスとq軸インダクタ
ンスの差が大きくなり、リラクタンストルクをより大き
くすることが可能となる。従って、図7に示したモータ
は総合トルクがより大きくなり、高出力・高効率のモー
タとすることができる。
【0042】《実施の形態4》次に、本発明に係る実施
の形態4のアウターロータモータ(以下の説明において
アウターロータモータをモータと略称する)の製造方法
について図8を用いて説明する。実施の形態4のモータ
の製造方法においては、前述の実施の形態1のモータ1
00の構成の場合について説明するが、他の実施の形態
のモータにも同様に製造することができる。但し、実施
の形態4のロータコア6は極間の境界で分割されてお
り、ステータコア7はステータティース4ごとに分割さ
れている。
【0043】図8は、本発明に係る実施の形態4のモー
タの組立工程を示す説明図である。図8に示すように、
極間の境界で分割されたロータコア6は、電磁鋼板を積
層して溶接等によりロータ1の1極分が形成されてい
る。このロータコア6には永久磁石2が配置される凹部
6cが形成されている。また、ロータコア6の両側の側
面(隣接される他のロータコア6が接着される面)には
モータ軸と並行に延びる突起6a又は溝6bのいずれか
が形成されている。これらの突起6aと溝6bは、ロー
タコア6の向かい合う面に配置されて、嵌合するよう構
成されている。このため、隣り合うロータコア6の位置
決めを容易にかつ確実に行うことができ、ロータ1とし
ての強度を確保することが可能となる。
【0044】各ロータコア6の凹部6cには永久磁石2
が接着剤を用いて配設される。なお、永久磁石2はかし
め等により各ロータコア6に嵌合させることも可能であ
る。それぞれのロータコア6の凹部6cに永久磁石2を
設けた後、各ロータコア6を溶接等により円環状に接続
して、ロータ1を形成する。
【0045】一方、実施の形態4のステータ3は、ステ
ータコア7のステータティース4間の中央で各ステータ
ティース4ごとに分割されている。各ステータティース
4は電磁鋼板を積層して溶接等により形成されている。
また、ステータコア7の両側の側面(隣接される他のス
テータコア7が接着される面)にはモータ軸と並行に延
びる突起7a又は溝7bのいずれかが形成されている。
これらの突起7aと溝7bは、ステータコア7の向かい
合う面に配置されて、嵌合するよう構成されている。こ
のため、隣り合うステータコア7の位置決めを容易にか
つ確実に行うことができ、ステータ3としての強度を確
保することが可能となる。
【0046】各ステータコア7のステータティース4に
巻線5を施した後、各ステータコア7を溶接等により円
環状に接続して、ステータ3が形成される。以上のよう
にして形成されたロータ1とステータ3は、合体され
て、アウターロータモータが完成する。
【0047】上記のように、アウターロータモータは分
割されたロータとステータとを組み立てることにより製
造することができる。従来のアウターロータモータにお
いては、電磁鋼板をプレス等により打ち抜いて製造され
ており、打ち抜き後の材料の無駄があり、本発明のアウ
ターロータモータの製造方法では材料の無駄がなく、製
造コストを大幅に低減することができる。さらに、実施
の形態4においては、ロータ1が1極分で分割されてい
るため、ロータ1に対する永久磁石の接着を容易に行う
ことができ、またステータも同様に分割されているため
巻線工程を容易に行うことができる。この結果、本発明
のアウターロータモータの製造方法においては、製造が
容易となり、引いては高精度のアウターロータモータを
製造することが可能となる。
【0048】なお、図8に示したアウターロータモータ
の製造方法においては、ロータコア6が極間の境界で分
割されており、ステータコア7がステータティース4ご
とに分割されている例で説明したが、本発明はこのよう
な構成に限定されるものではない。例えば、図9に示す
ように、ロータ1は2極ごとに分割されて、ステータ3
も同様に3つのステータティース4ごとに分割されて、
それぞれが6分割された構成でも良い。このように全体
が6分割されたロータ1とステータ3は、各分割された
ロータ1に永久磁石2が接着された後、そして各分割さ
れたステータ3に巻線を施された後、それぞれが円環状
に接着されて形成され、最後に両者が合体される。この
ように分割数の少ないロータ1及びステータ3が溶接等
で円環状に接続されるよう構成されているため、アウタ
ーロータモータの製造方法において製造工程の一部を大
幅に省略することが可能となる。
【0049】上記各実施の形態で説明した本発明のアウ
ターロータモータは、電気自動車の原動機である駆動装
置として車輪内部に組み込まれて、高出力、高効率な電
気自動車を提供することができる。このように本発明の
アウターロータモータが車輪の内部に組み込まれた電気
自動車は、インホイールモータ駆動方式の電気自動車と
して本発明に含まれものである。本発明のインホイール
モータ駆動方式の電気自動車は、駆動装置が車輪の中部
に格納されているため、車体側の空間が広がりこの空間
を有効に利用することができ、車体の小型化を図ること
ができると共に車体重量を軽量化することができる。そ
して、本発明の電気自動車は、ダイレクト駆動方式であ
るため、小型化・軽量化をさらに促進させることができ
る。
【0050】また、本発明のアウターロータモータは、
電気自動車のインホイールモータ駆動方式として、アウ
ターロータモータに対するトルク・出力と重量に関する
要求を同時に満たしているため、このアウターロータモ
ータを組み込んだ電気自動車は高性能な電気自動車とな
る。
【0051】
【発明の効果】以上、実施の形態について詳細に説明し
たところから明らかなように、本発明は次の効果を有す
る。本発明によれば、ロータとステータを所望の形状に
形成してd軸インダクタンスとq軸インダクタンスの差
を大きくしてリラクタンストルクをより大きくすること
ができるため、総合トルクが大きくなり、小型、軽量、
かつ高トルク・高出力のアウターロータモータを提供す
ることができる。本発明のアウターロータモータは、ロ
ータの凹部に磁石が配置されているため、小型、軽量、
かつ高トルク・高出力のモータとなる。
【0052】本発明に係るアウターロータモータは、ロ
ータにスリットを形成することにより、d軸インダクタ
ンスとq軸インダクタンスの差を大きくして、総合トル
クを大きくし、高出力・高効率の駆動装置となる。本発
明に係るアウターロータモータは、磁石を所望の形状と
することにより、d軸インダクタンスとq軸インダクタ
ンスの差を大きくして、総合トルクを大きくし、高出力
・高効率の駆動装置となる。本発明に係るアウターロー
タモータの製造方法は、分割されたロータとステータと
を組み立てているため、製造工程における材料の無駄が
なくなり、製造コストを大幅に低減することができる。
【0053】本発明に係る電気自動車は、駆動装置とし
てアウターロータモータが車輪の中部に格納されている
ため、車体の小型化を図ることができると共に車体重量
を軽量化することができる。また、本発明によれば、高
トルク・高出力のアウターロータモータを組み込むこと
により高性能な電気自動車を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態1のアウターロータモ
ータを組み込んだ電気自動車の車輪を示す断面図であ
る。
【図2】実施の形態1のアウターロータモータの一部を
示す断面図である。
【図3】実施の形態1のアウターロータモータの電流位
相―トルク特性を示す特性図である。
【図4】本発明に係る実施の形態2のアウターロータモ
ータの一部を示す断面図である。
【図5】本発明に係る実施の形態3のアウターロータモ
ータを示す断面図である。
【図6】本発明に係る実施の形態3の他のアウターロー
タモータを示す断面図である。
【図7】本発明に係る実施の形態3のさらに他のアウタ
ーロータモータを示す断面図である。
【図8】本発明に係る実施の形態4のアウターロータモ
ータの組み立て工程を示す説明図である。
【図9】本発明に係る実施の形態4の他のアウターロー
タモータの組み立て工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ロータ 2 永久磁石 3 ステータ 4 ステータティース 5 巻線 6 ロータコア 7 ステータコア 8 d軸の磁束方向 9 q軸の磁束方向 10 スリット 11 ホイール 12 タイヤ 100 アウターロータモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 1/22 H02K 1/22 A 5H615 1/27 502 1/27 502A 5H619 3/18 3/18 P 5H621 15/02 15/02 D 5H622 19/10 19/10 A 29/00 29/00 Z (72)発明者 田米 正樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3D035 DA03 5H002 AA01 AA07 AB01 AB06 AB07 AC02 AE01 5H019 AA07 AA10 BB01 BB04 BB12 CC04 CC08 CC09 DD01 EE14 EE16 FF01 GG03 5H115 PC06 PG04 PI16 PU10 PU11 PV09 PV22 UI32 5H603 AA01 BB01 BB09 BB10 BB12 BB13 CA01 CA05 CC03 CC17 CD01 CD04 CD21 CE01 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 PP01 PP02 PP07 PP12 SS16 SS18 5H619 BB01 BB06 BB13 BB15 BB24 PP01 PP02 PP06 PP08 5H621 BB10 GA01 GA15 HH01 JK01 5H622 AA03 CA02 CA05 CB03 CB04 CB05 PP19

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石をロータコアに所定間隔を有して形
    成された複数の凹部内に配置した円環状のロータと、 前記ロータの内側に配置され、所定間隔を有して設けら
    れた複数のステータティースに巻線が施されたステータ
    とを有し、 前記ロータにおける前記ステータと対向する内面に、前
    記ロータの回転方向において前記磁石と前記ロータコア
    が交互に配置されているアウターロータモータ。
  2. 【請求項2】 ステータの巻線が集中巻きである請求項
    1記載のアウターロータモータ。
  3. 【請求項3】 磁石のラジアル方向の厚みをt、ロータ
    のラジアル方向の厚みをt0とすると、0.4 ≦ t/t
    0 ≦ 0.6 を満足する請求項2記載のアウターロータ
    モータ。
  4. 【請求項4】 極数をp、磁石の回転中心に対する配置
    角度をθとすると、0.5 ≦ pθ/2π ≦ 0.9 を
    満足する請求項2記載のアウターロータモータ。
  5. 【請求項5】 ステータティースの幅をw1、ステータ
    ヨークの幅をw2とすると、0.8 ≦ w1/w2 ≦ 1.
    2 を満足する請求項2記載のアウターロータモータ。
  6. 【請求項6】 極数をp、磁石のラジアル方向の厚みを
    t、ロータの外径をDとすると、πD/16t−10
    ≦ p ≦ πD/16t+30 を満足する請求項2記載
    のアウターロータモータ。
  7. 【請求項7】 磁石のラジアル方向の厚みをt、ロータ
    のラジアル方向の厚みをt0、極数をp、磁石の回転中
    心に対する配置角度をθとすると、0.4 ≦t/t0 ≦
    0.6、かつ 0.5 ≦ pθ/2π ≦ 0.9 を満足す
    る請求項2記載のアウターロータモータ。
  8. 【請求項8】 磁石のラジアル方向の厚みをt、ロータ
    のラジアル方向の厚みをt0、極数をp、磁石の回転中
    心に対する配置角度をθ、ステータティースの幅をw
    1、ステータヨークの幅をw2、ロータの外径をDとする
    場合、0.4 ≦t/t0 ≦ 0.6、かつ 0.5 ≦ pθ
    /2π ≦ 0.9、かつ 0.8 ≦ w1/w2 ≦ 1.2、
    かつ πD/16t−10 ≦ p ≦ πD/16t+3
    0 を満足する請求項2記載のアウターロータモータ。
  9. 【請求項9】 複数の磁石をロータコアに所定間隔を有
    して埋設した円環状のロータと、 前記ロータの内側に配置され、所定間隔を有して配置さ
    れた複数のステータティースに巻線が施されたステータ
    と、を具備するアウターロータモータ。
  10. 【請求項10】 回転方向における磁石の断面が山形形
    状であり、当該磁石をロータ内部に外周側が凸部となる
    よう配置したことを特徴とする請求項9記載のアウター
    ロータモータ。
  11. 【請求項11】 回転方向における磁石の断面が円弧形
    状であり、当該磁石をロータ内部に外周側が凸部となる
    よう配置したことを特徴とする請求項9記載のアウター
    ロータモータ。
  12. 【請求項12】 ロータ内部において、磁石より外周側
    に所定間隔の空間を有するスリットを設けた請求項2又
    は9記載のアウターロータモータ。
  13. 【請求項13】 極間の境界で分割された複数のロータ
    コアを円環状に接続してロータが構成された請求項2又
    は9記載のアウターロータモータ。
  14. 【請求項14】 ロータが極間の境界で6又は8分割さ
    れた請求項13記載のアウターロータモータ。
  15. 【請求項15】 ステータティース間の実質的な中央で
    分割された複数のステータコアを接続してステータが構
    成された請求項2又は9記載のアウターロータモータ。
  16. 【請求項16】 ステータがステータティース間の実質
    的な中央で6又は8分割された請求項15記載のアウタ
    ーロータモータ。
  17. 【請求項17】 極間の境界で分割された複数のロータ
    コアの凹部に磁石を装着する工程と、 磁石が装着された複数のロータコアを円環状に接続して
    ロータを形成する工程と、 ステータの複数のステータティースに巻線を施す工程
    と、 前記ロータの内側に前記ステータを組み込む工程と、 を有するアウターロータモータの製造方法。
  18. 【請求項18】 ロータコアの凹部に磁石を装着して円
    環状のロータを形成する工程と、 ステータティース間の実質的な中央で分割された複数の
    ステータコアの前記ステータティースに巻線を施す工程
    と、 巻線が施された複数のステータコアを接続してステータ
    を形成する工程と、 前記ロータの内側に前記ステータを組み込む工程と、 を有するアウターロータモータの製造方法。
  19. 【請求項19】 極間の境界で分割された複数のロータ
    コアの凹部に磁石を装着する工程と、 磁石が装着された複数のロータコアを円環状に接続して
    ロータを形成する工程と、 ステータティース間の実質的な中央で分割された複数の
    ステータコアの前記ステータティースに巻線を施す工程
    と、 巻線が施された複数のステータコアを接続してステータ
    を形成する工程と、 前記ロータの内側に前記ステータを組み込む工程と、 を有するアウターロータモータの製造方法。
  20. 【請求項20】 ロータが極間の境界で6又は8分割さ
    れた請求項17又は19記載のアウターロータモータの
    製造方法。
  21. 【請求項21】 ステータがステータティース間の実質
    的な中央で6又は8分割された請求項18又は19記載
    のアウターロータモータの製造方法。
  22. 【請求項22】 ステータの複数のステータティースに
    巻線が集中巻きされる請求項17、18又は19記載の
    アウターロータモータの製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項1から16のいずれかの請求項
    に記載のアウターロータモータを車輪内部に組み込んだ
    インホイールモータ駆動方式の電気自動車。
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