JP2002233036A - 配線構造体 - Google Patents

配線構造体

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JP2002233036A
JP2002233036A JP2001022038A JP2001022038A JP2002233036A JP 2002233036 A JP2002233036 A JP 2002233036A JP 2001022038 A JP2001022038 A JP 2001022038A JP 2001022038 A JP2001022038 A JP 2001022038A JP 2002233036 A JP2002233036 A JP 2002233036A
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adhesive
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adhesive plate
wiring structure
sheath
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JP2001022038A
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English (en)
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Katsuji Takahara
克二 高原
Kiyoshi Takatsuka
潔 高塚
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】線条体を床面又は壁面へ接着、固定するに際
し、接着を要しない部分については接着層を容易に除去
することを可能として接着層が露出状態のまま残存する
ことを防止し、かつ、線条体をその幅方向に湾曲させて
配線することを容易なさしめた配線構造体を提供する。 【解決手段】線条体1を被覆するシース3と接着板部5
とは連結細帯4を介して連結されている。接着板部5
は、線条体の長手方向にくびれ9を有するように不連続
に形成されている。この形状の接着板部5の下面に、接
着板部5と同様の形状の接着層6が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線、光ファイ
バ、光ファイバ収納用パイプ等の線条体を、例えば建物
の壁面、床面に簡単に固定し、配線することができる配
線構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電線等を屋内配線する際にこれを
床や壁に固定するために使用される固定具としては、ス
テープル、屋内配線樹脂カバー等が用いられている。し
かし、ステープルはケーブルを損傷する危険性があるば
かりでなく、コンクリート等の床や壁には使用できない
という欠点があった。一方、屋内配線樹脂カバーは、そ
の内部にケーブルを収容させるために多くのスペースを
必要とし、狭い場所に多条のケーブルを配線することが
困難であった。
【0003】これらの問題点を解決するものとして、従
来、実開平6−62422号公報に示すように、電線の
絶縁体外周の一面を長手方向全長にわたって平滑面と
し、この平滑面に接着層と、この接着層を保護する剥離
紙を設けた構造のものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この実開平6
−62422号公報開示の配線構造体については、電線
の長手方向全長にわたる絶縁体の平滑面全体に接着層が
設けられているため、ケーブルと機器等との接続部付近
のように、配線途中で電線を床面又は壁面から浮き上が
らせる必要のある個所では、接着層が露出したまま浮き
上がる状態となるので、該接着層部分に塵埃や異物等が
付着して見苦しさを呈する難点を招くものであった。ま
た、絶縁体外周の一面が直接平滑面となっていることに
より、電線が該平滑面の幅方向に曲がりにくくなり、そ
のため湾曲状態に配線固定させることが困難になる問題
も有するものであった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、線条体を床面又は壁面へ接着、固定するに際し、接
着を要しない部分については接着層を容易に除去するこ
とを可能とすることにより露出したままの状態の接着層
が残存することを防止し、かつ、線条体の可撓性を損な
うことなく線条体を容易に曲げて配線することができる
配線構造体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1記載の発明は、線条体と、この線条体を被
覆するシースと、このシースに連結細帯を介して取り付
けられた接着板部とを有することを特徴とする配線構造
体である。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、接着板部が長手方向に不連続に形成される
ことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、接着板部の接着層が、強接着部と弱
接着部とからなることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の発明において、接着板部の接着層に剥離紙が設
けられていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の配線構造体の第1の例を示す
ものである。この例では、線条体が電線である場合を例
として説明する。図1、2中、符号1は、電線を構成す
る導体を示す。この導体1は、その周囲が絶縁体2によ
り覆われることにより電気絶縁されている。符号3は導
体1と絶縁体2とからなる絶縁線心を2本並列させて被
覆している断面長円形のシースである。
【0011】符号4は連結細帯であり、シース3と接着
板部5とを連結するための細帯である。この連結細帯4
は、シース3の下面のほぼ中央部から下方に垂下する細
幅の帯状のものであって、シース3の長手方向に連続し
て形成されている。
【0012】この連結細帯4には、接着板部5の上面の
ほぼ中央部において、接着板部5が連結されている。接
着板部5の断面形状は矩形状であり、この接着板部5も
連結細帯4と同様に、図2に示すように、シース3の長
手方向に連続して形成されている。
【0013】連結細帯4の幅寸法Dは、これを手やナイ
フ等で容易に切り裂くことができる程度に薄いものとさ
れている。
【0014】接着板部5の下面には、全面にわたって感
圧性接着剤(粘着剤)などからなる接着層6が設けられ
ている。この接着層6の下面には、接着層6を保護する
ための剥離紙7が設けられている。
【0015】なお、線条体は電線に限定されるものでは
なく、光ファイバ、光ファイバ収納用パイプ等であって
もよい。
【0016】次に、この第1の例の配線構造体の使用法
について説明する。線条体を、例えば建物の壁面、床面
に固定し配線する際に、壁面等の接着を要する部分(被
着体)については、接着板部5に設けられた接着層6上
の剥離紙7を剥離して、接着層6を被着体に押圧して接
着層6により接着、固定する。
【0017】一方、接着を要しない部分については、接
着板部5を所望の長さ方向の2個所の位置でナイフ等に
よりその幅方向に切断し、連結細帯4を手やナイフ等で
切り裂くことにより、接着板部5を所望の長さ分だけ除
去する。
【0018】このように、接着板部5を除去することに
より、配線途中で線条体を床面又は壁面から浮き上がら
せる必要のある部分のように接着を要しない部分で、接
着層が露出したまま残存することを防止することがで
き、接着する部分と接着しない部分との選択を容易に定
めることができる。
【0019】また、接着板部5を長さ方向の任意個所で
任意長さ除去することができるため、線条体を図2の矢
印A、Bに示すようにその幅方向に容易に曲げることが
でき、これを湾曲状態に容易に配線固定することができ
る。
【0020】図3及び図4は、本発明の配線構造体の第
2の例を示すものである。シース3と接着板部5とが連
結細帯4で連結され、接着板部5の下面全面に接着層6
が設けられていることは、第1の例と同様であるが、こ
こでは、接着板部5は、シース3の長手方向に不連続に
形成されている。具体的には、シース3の長手方向に一
定間隔のくびれ部(V字状切欠部)9を有するように形
成されており、この点で第1の例とは異なる。
【0021】次に、この第2の例の配線構造体の使用法
について説明する。線条体を、例えば建物の壁面、床面
に固定し配線する際に、壁面等の接着を要する部分(被
着体)については、接着板部5に設けられた接着層6上
の剥離紙7を剥離して、接着層6を被着体に押圧して接
着層6により接着、固定する。
【0022】一方、接着を要しない部分については、連
結細帯4を手やナイフ等で切り裂くことにより、不連続
に形成された接着板部5を、接着を要しない部分の長さ
に応じて所望の個数だけ除去する。また、この配線構造
体を湾曲部に固定する場合には、シース3の長手方向に
一定間隔のくびれ部(V字状切欠部)9が設けられてい
るので、この配線構造体を図4の矢印A、Bに示すよう
にその幅方向に曲げることができ、これにより、線条体
を任意の角度に曲げて布設することができる。
【0023】なお、シース3の長手方向に不連続に形成
される接着板部5は、図4に示した形状に限定されるも
のではなく、例えば、図5に示す形状のものであっても
よい。
【0024】図5において、接着板部5を構成する各接
着板8は、その幅方向の中央部において隣に位置する接
着板8と連結部10(連結細帯4)を介して連結されて
いる。この例では、シース3の長手方向の一定間隔のく
びれ部9が矩形状の切欠部として形成されている。
【0025】図6,7,8は、本発明の配線構造体の第
3の例を示すものである。シース3と接着板部5とが連
結細帯4で連結され、接着板部5の下面全体には接着層
6が設けられることは、第1、第2の例と同様である
が、この例では、接着層6が、強接着部11と弱接着部
12という接着力の異なる2つの接着部から形成されて
いる。接着層6の表面には剥離紙7が設けられている。
【0026】図7の例では、接着層6の中央部に弱接着
部11が形成され、この弱接着部11を挟むようにその
両側に強接着部12が形成されている。強接着部12と
弱接着部11とは、ともに長手方向に連続的に形成され
ている。なお、強接着部12と弱接着部11という接着
力の異なる2つの接着部の形成は図7の例に限らず、図
8のように接着層6が強接着部12と弱接着部11とで
左右に二分されて形成されていてもよく、さらに他の構
成によってもよい。
【0027】次に、この第3の例(図7、図8)の配線
構造体の使用法について説明する。線条体を、例えば建
物の壁面、床面に固定し配線するに際し、先ず弱接着部
11を用いて仮止めした後、必要に応じて貼付位置を修
正し、最適位置において強接着部12を用いて本接着、
固定を行う。これにより、線条体の配線を要領よく行う
ことができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、線条体を
被覆しているシースと接着板部とが連結細帯を介して連
結されているので、床面又は壁面への接着を要しない部
分については連結細帯を手やナイフ等で切り裂き切断す
ることにより、接着板部を容易に切り裂き除去すること
ができ、接着する部分と接着しない部分との選択を容易
に定めることができる。そのため接着層が不必要に露出
した状態のまま残存することがなく、塵埃や異物の付着
の問題を排除することができる。また、接着板部を必要
に応じて除去することができるので、線条体をその幅方
向に曲げることができ、そのため線条体を湾曲状態に容
易に配線固定することができる。
【0029】請求項2に係る発明によれば、接着板部
が、線条体の長手方向に不連続に形成されているので、
接着を要しない部分の長さに応じて、容易に接着層を除
去することができる。また、接着板部が不連続に形成さ
れているので、線条体をその幅方向に容易に曲げて布設
することができる。
【0030】請求項3に係る発明によれば、接着板部に
設けられた接着層に接着力の異なる2つの接着部が設け
られているので、線条体を先ず弱接着部を用いて仮止め
した後、貼付位置を修正し、強接着部を用いて最適位置
における本接着、固定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の例による配線構造体を示す横断
面図である。
【図2】図1の配線構造体の斜視図である。
【図3】本発明の第2の例による配線構造体を示す斜視
図である。
【図4】図3の配線構造体の接続板部の形状を示す平面
図である。
【図5】接続板部の図4とは異なる形状例を示す平面図
である。
【図6】本発明の第3の例による配線構造体を示す横断
面図である。
【図7】図6の配線構造体における接着層の第1例を示
す斜視図である。
【図8】図6の配線構造体における接着層の第2例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1…線条体、2…絶縁体、3…シース、4…連結細帯、
5…接着板部、6…接着層、7…剥離紙、8…接着板、
9…くびれ部、10…連結部、11…弱接着部、12…強
接着部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条体と、 この線条体を被覆するシースと、 このシースに連結細帯を介して取り付けられた接着板部
    を、 有することを特徴とする配線構造体。
  2. 【請求項2】 前記接着板部が長手方向に不連続に形成
    されたことを特徴とする請求項1記載の配線構造体。
  3. 【請求項3】 前記接着板部の接着層が、強接着部と弱
    接着部とからなることを特徴とする請求項1又は2記載
    の配線構造体。
  4. 【請求項4】 前記接着板部の接着層に剥離紙が設けら
    れたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の配線構
    造体。
JP2001022038A 2001-01-30 2001-01-30 配線構造体 Withdrawn JP2002233036A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005101601A1 (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Sony Chemical & Information Device Corporation 情報伝送用ケーブルの敷設装置

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