JP2002232988A - マルチチャンネル収音装置 - Google Patents

マルチチャンネル収音装置

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JP2002232988A
JP2002232988A JP2001021142A JP2001021142A JP2002232988A JP 2002232988 A JP2002232988 A JP 2002232988A JP 2001021142 A JP2001021142 A JP 2001021142A JP 2001021142 A JP2001021142 A JP 2001021142A JP 2002232988 A JP2002232988 A JP 2002232988A
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Japan
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omnidirectional microphone
omnidirectional
microphone
synthesizing
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Application number
JP2001021142A
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Inventor
Takeo Kanamori
丈郎 金森
Kenichi Terai
賢一 寺井
Satoru Ibaraki
悟 茨木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオカメラに搭載可能な、小型で安価、振
動や風雑音の少ない3−2方式5チャンネルステレオ用
マルチチャンネル収音装置を実現することを目的とす
る。 【解決手段】 第1の無指向性マイクロホン1と、第2
の無指向性マイクロホン2と、第3の無指向性マイクロ
ホン3と、左前方を向いた指向性マイクロホンを合成す
る第1の合成手段4、右前方を向いた指向性マイクロホ
ンを合成する第2の合成手段5、右後方を向いた指向性
マイクロホンを合成する第3の合成手段6、左後方を向
いた指向性マイクロホンを合成する第3の合成手段7、
正面方向を向いた指向性マイクロホンを合成する第5の
合成手段8を設けることにより、3個の無指向性マイク
ロホンだけで3−2方式5チャンネルステレオ用の収音
装置が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1ポイント(一個
所)でマルチチャンネル収音を行うマルチチャンネル収
音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送において3−1方式の
4チャンネルステレオが実用化され、さらに近年、DV
Dに代表されるような3−2方式の5チャンネルステレ
オが実用化されている。
【0003】このようなテレビ放送やDVDにおけるマ
ルチチャンネルステレオの普及にともない、家庭用のビ
デオ一体型カメラ(以下ビデオカメラと呼ぶ)にも、マ
ルチチャンネルステレオ化の要望が高まっている。
【0004】放送番組やDVDソフトにおける音づくり
は、多くのマイロホンを音源毎に近接配置して収音した
素材や、前もって個別に収音しておいた素材をミキシン
グして、希望の音像定位の音場をつくり出すことを基本
としている。これは2チャンネルステレオ時代から一般
的に用いられている手法である。
【0005】一方、ビデオカメラでは、収録時にビデオ
カメラに装着した1個の収音装置で多方向からの音を分
離収音し、リアルタイムに録音する必要がある。
【0006】従来のマルチチャンネル収音装置は、特開
平4−137997号公報、特開平5−191886号
公報、特開平5−191887号公報、実開平6−73
68号公報に記載されたものが知られている。これ等は
いずれも、指向性軸を所定の角度に向けた複数の指向性
マイクロホンを同一筐体に装着したもので、音場にこの
収音装置1個を配置しただけで、マルチチャンネルの収
音を可能にするものである。
【0007】さらに、特開平5−83784号公報は、
上記従来例に加えて、前方3チャンネルの分離収音性能
を向上させるために、Lチャンネル用マイクロホンとR
チャンネル用マイクロホンの指向性に工夫をこらした、
ビデオカメラへの搭載が可能なマルチチャンネル収音装
置を記載している。
【0008】さらに、特開平5−64289号公報、特
開平5−260585号公報、特開平6−54242号
公報には、ビデオカメラに複数の無指向性マイクロホン
を搭載しこの出力を信号処理してビデオカメラに適した
ステレオ信号を得る2チャンネルステレオ収音装置が記
載されている。
【0009】図14に、特開平5−64289号公報に
記載されている、従来の2チャンネルステレオ用収音装
置の基本の構成を示す。
【0010】図14において、81は正面に向かって左
側に配置した第1の無指向性マイクロホン、82は正面
に向かって右側に配置した第2の無指向性マイクロホ
ン、83は第1の無指向性マイクロホン31と第2の無
指向性マイクロホン32を結ぶ線分に対し垂直2等分線
上において前記線分の後方に突出して配置した第3の無
指向性マイクロホン、84は第3の無指向性マイクロホ
ン83の出力を遅延させる遅延器、85は第1の無指向
性マイクロホン81の出力から遅延器84の出力を減算
する第1の減算器、86は第2の無指向性マイクロホン
82の出力から遅延器84の出力を減算する第2の減算
器である。
【0011】以上の構成により、第1の減算器85の出
力L、および、第2の減算器86の出力Rとして、それ
ぞれポーラパターンで図示するような指向性の出力が得
られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図14の収音装置は2
チャンネルステレオ信号を出力するものであり、3−2
方式5チャンネルステレオ信号を出力するものではな
い。
【0013】一般にビデオカメラ用の収音装置において
は、小型、低コストで、振動雑音や風雑音の少ない3−
2方式5チャンネルステレオに対応したマルチチャンネ
ル収音装置が要求されている。
【0014】本発明は、3−2方式5チャンネルステレ
オに対応した、振動雑音や風雑音の少ない3−2方式5
チャンネルステレオ用のビデオカメラに用いるマルチチ
ャンネル収音装置を、低コストに実現することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の請求項1および請求項2に記載のマルチチャ
ンネル収音装置は、正面方向に向かって、左側と、右側
と、その中間前方とに配置した3個の無指向性マイクロ
ホンと、この3個の無指向性マイクロホンの出力から、
左前方と、右前方と、右後方と、左後方と、正面方向と
に指向性を向けた、5個の指向性マイクロホンを合成す
る5個の合成手段とを備えた構成とし、3個の無指向性
マイクロホンだけで、3−2方式5チャンネルステレオ
の収音を可能とし、ビデオカメラ用の小型で低コストな
マルチチャンネル収音装置を実現している。
【0016】また、請求項3に記載の発明は、正面方向
に向かって、左側と、右側と、その中間後方とに配置し
た3個の無指向性マイクロホンと、この3個の無指向性
マイクロホンの出力から、左前方と、右前方と、右後方
と、左後方と、正面方向とに指向性を向けた、5個の指
向性マイクロホンを合成する5個の合成手段とを備えた
構成で、請求項1および請求項2に記載の発明と同様の
作用効果を得ている。
【0017】さらに、請求項4に記載の発明は、正面方
向に向かって、前方と、後方と、その中間右側とに配置
した3個の無指向性マイクロホンと、この3個の無指向
性マイクロホンの出力から、左前方と、右前方と、右後
方と、左後方と、正面方向とに指向性を向けた、5個の
指向性マイクロホンを合成する5個の合成手段とを備え
た構成とし、正面方向を向いた指向性マイクロホンの特
性改善を行っている。
【0018】さらに、請求項5に記載の発明は、正面方
向に向かって、前方と、後方と、その中間右側とに配置
した3個の無指向性マイクロホンと、この3個の無指向
性マイクロホンの出力から、左前方と、右前方と、右後
方と、左後方と、正面方向とに指向性を向けた、5個の
指向性マイクロホンを合成する5個の合成手段とを備え
た構成で、請求項4に記載の発明と同様の作用効果を得
ている。
【0019】さらに、請求項6に記載の発明は、5個の
合成手段が合成する指向性が、低域周波数帯域において
無指向性となるように構成することにより、振動雑音や
風雑音の少ない、マルチチャンネル収音装置を実現して
いる。
【0020】さらに、請求項7に記載の発明は、後方左
右の2個の指向性マイクロホンを合成する2個の合成手
段は、その周波数特性が、低域周波数において感度を低
くなるように構成することにより、低域のこもり感の少
ないマルチチャンネル収音装置を実現している。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるマルチチャンネル収音装置の構成を示した
ものである。
【0023】図1において、図面の上方を正面方向とし
て、1は正面方向に向かって、左側に配置した第1の無
指向性マイクロホン、2は第1の無指向性マイクロホン
1の右側に配置した第2の無指向性マイクロホン、3は
第1無指向性マイクロホン1と第2の無指向性マイクロ
ホン2を結ぶ線分に対し垂直2等分線上において前記線
分の正面方向に突出して配置した第3の無指向性マイク
ロホン、4は第2の無指向性マイクロホン2の出力と第
3の無指向性マイクロホン3の出力とから左前方に指向
性を有する指向性マイクロホンを合成する第1の合成手
段、5は第1の無指向性マイクロホン1の出力と第3の
無指向性マイクロホン3の出力とから右前方に指向性を
有する指向性マイクロホンを合成する第2の合成手段、
6は第2の無指向性マイクロホン2の出力と第3の無指
向性マイクロホン3の出力とから右後方に指向性を有す
る指向性マイクロホンを合成する第3の合成手段、7は
第1の無指向性マイクロホン1の出力と第3の無指向性
マイクロホン3の出力とから左後方に指向性を有する指
向性マイクロホンを合成する第4の合成手段、8は第1
の合成手段4の出力と第2の合成手段5の出力とから正
面方向に指向性を有する指向性マイクロホンを合成する
第5の合成手段である。第1の合成手段4の出力Lは3
−2方式5チャンネルステレオにおけるLチャンネル出
力で、第2の合成手段5の出力Rは同じくRチャンネル
出力で、第3の合成手段6の出力SRは同じくSRチャ
ンネル出力で、第4の合成手段7の出力SLは同じくS
Lチャンネル出力で、第5の合成手段8の出力Cは同じ
くCチャンネル出力である。
【0024】以上のように構成されたマルチチャンネル
収音装置について、以下、その動作を述べる。
【0025】図1の構成により、第1〜第5の5個の合
成手段から、ポーラパターンで図示した方向に指向性を
向けた、L、R、SR、SL、Cの5つの信号が出力さ
れる。この信号を、図2に示す3−2方式5チャンネル
ステレオ対応の再生システムで再生する。
【0026】2個の無指向性マイクロホンの音圧差を利
用した本発明で使用している1次音圧傾度型の指向性
は、図1のポーラパターンに示すように、図2に示す、
L(左側)、C(中央)、R(右側)のスピーカの配置
角度に対応できるほど狭くはない。1次音圧傾度型指向
性マイクロホンだけで、3−2方式の5チャンネル収音
を行う場合には、従来の発想から、図2のスピーカ方向
に5本の指向性マイクロホンを向けるのではなく、図1
に示す指向性の組み合わせが、最も臨場感に優れた収音
が可能であるということを、試聴テストにより明らかに
している。
【0027】第1〜第4の合成手段4〜7の詳細を、図
3に示す。
【0028】図3において、11は第1の遅延器、12
は第1の減算器、13は第2の遅延器、14は第2の減
算器である。Lは第1の合成手段4の出力、Rは第2の
合成手段5の出力である。
【0029】第1の合成手段4では、まず、第1の遅延
器11で、第2の無指向性マイクロホン2から第3の無
指向性マイクロホン3までの距離を音波が伝播する時間
だけ第2のマイクロホン2の出力を遅延させる。次に、
第1の減算器12で、第3の無指向性マイクロホン3の
出力から第1の遅延器11の出力を減算する。以上の構
成により、図示するポーラパターンの1次音圧傾度型単
一指向性マイクロホンとしての出力Lを得ている。
【0030】第2の合成手段5では、第2の遅延器13
で、第1の無指向性マイクロホン1から第3の無指向性
マイクロホン3までの距離を音波が伝播する時間だけ第
1のマイクロホン1の出力を遅延させる。次に、第2の
減算器14で、第3の無指向性マイクロホン3の出力か
ら第2の遅延器13の出力を減算する。以上の構成によ
り出力Rを得ている。以下、同様の処理を、第3と第4
の合成手段6と7でも行ない、出力SRと出力SLを得
ている。
【0031】図4に、図1の第5の合成手段8の詳細を
示す。図4において、15は第5の合成手段を構成する
加算器である。Cは第5の合成手段8の出力である。
【0032】図4の第1の合成手段4と第2の合成手段
5までは、図3に示す回路構成と同じものである。第1
の合成手段4の出力Lと第2の合成手段5の出力Rとが
加算器15で加算され、第5の合成手段8の出力Cとし
て出力される。以上の処理により、出力Lと出力Rとか
ら、正面方向に指向性を持つ出力Cを得ている。
【0033】正面方向に指向性を有する出力Cを合成す
る第5の合成手段8としては、図4に示す構成以外に、
図5に示す構成でも実現できるすなわち図5において、
16は加算器、17は遅延器、18は減算器である。
【0034】第1の無指向性マイクロホン1の出力と第
2の無指向性マイクロホン2の出力とが加算器16で加
算される。加算された出力は、後方から音波が伝播して
来た時に、第1の無指向性マイクロホン1および第2の
無指向性マイクロホン2から第3の無指向性マイクロホ
ンまで到達するまでの時間だけ、遅延器17で遅延され
る。遅延器17の利得は0.5に設定されている。減算
器18で、第3の無指向性マイクロホン3の出力から遅
延器17の出力が減算され、出力Cとして出力される。
この図5の構成は、図4よりは構成要素が増え若干コス
トの高いものとはなるが、指向特性の良い出力Cが得ら
れる。
【0035】以上に示した本実施の形態によれば、3個
の無指向性マイクロホンを配置するだけで、3−2方式
5チャンネルステレオに対応した5チャンネル信号を得
ることができ、小型で低コストなマルチチャンネル収音
装置が実現できる。
【0036】特に、ビデオカメラへの搭載を考えると、
小型であるということは極めて大きな利点である。市場
において、ビデオカメラに対する小型軽量化への要望は
極めて大きい。マイクロホンの実装に際し、その取付け
機構や配線までを考えると、マイクロホン1個あたりの
実装面積は極めて大きなものとなる。したがって、5個
の指向性マイクロホンを用いた従来の5チャンネルの収
音装置のビデオカメラへの実装は、小型軽量化の市場要
求とは逆行したものとなってしまう。一方、ディジタル
方式のビデオカメラにとってマルチチャンネル化に伴う
収音装置における信号処理の増大は、全体の処理量から
比べると微々たるものであり、現状のLSIの集積度か
ら考えると、指向性の合成処理の負担がスペースやコス
トに与える影響は極めて小さいといえる。また、本発明
は、LSIの負担として最も大であるマイクロホン用の
AD変換器が、3個だけで済むという大きな利点も有し
ている。
【0037】なお、出力C、L、R、SL、SRのレベ
ルは、音場の状況やビデオカメラの画角により、最適な
レベル配分とするのが好ましい。例えば、周囲騒音の多
い場合とか望遠時には、出力C>(出力LとR)>(出
力SLとSR)、のレベル配分にするのが好ましい。
【0038】(実施の形態2)図6は本発明の実施の形
態2におけるマルチチャンネル収音装置の構成を示した
ものである。
【0039】図6において、図面の上方を正面方向とし
て、21は正面方向に向かって、左側に配置した第1の
無指向性マイクロホン、22は第1の無指向性マイクロ
ホン21の右側に配置された第2の無指向性マイクロホ
ン、23は第1無指向性マイクロホン21と第2の無指
向性マイクロホン22を結ぶ線分に対し垂直2等分線上
において前記線分の後方に突出して配置した第3の無指
向性マイクロホン、24は第1の無指向性マイクロホン
21の出力と第3の無指向性マイクロホン23の出力と
から左前方に指向性を有する指向性マイクロホンを合成
する第1の合成手段、25は第2の無指向性マイクロホ
ン22の出力と第3の無指向性マイクロホン23の出力
とから右前方に指向性を有する指向性マイクロホンを合
成する第2の合成手段、26は第1の無指向性マイクロ
ホン21の出力と第3の無指向性マイクロホン23の出
力とから右後方に指向性を有する指向性マイクロホンを
合成する第3の合成手段、27は第2の無指向性マイク
ロホン22の出力と第3の無指向性マイクロホン23の
出力とから左後方に指向性を有する指向性マイクロホン
を合成する第4の合成手段、28は第1の合成手段24
の出力と第2の合成手段25の出力とから正面方向に指
向性を有する指向性マイクロホンを合成する第5の合成
手段である。第1の合成手段24の出力Lは3−2方式
5チャンネルステレオにおけるLチャンネル出力で、第
2の合成手段25の出力Rは同じくRチャンネル出力
で、第3の合成手段26の出力SRは同じくSRチャン
ネル出力で、第4の合成手段27の出力SLは同じくS
Lチャンネル出力で、第5の合成手段28の出力Cは同
じくCチャンネル出力である。
【0040】本実施の形態2は図1の実施の形態1と原
理は同じであり、図1と図6の相違は図1での第3の無
指向性マイクロホン3と図6での第3の無指向性マイク
ロホン23の位置が異なるのと、この違いに基づき第1
〜第4の合成手段24〜27の入力となる無指向性マイ
クロホンを変更していることである。すなわち、図3と
図7の比較により、このことは明らかである。Lチャン
ネルの出力Lを合成するのに、図3の第1の合成手段4
では、第3の無指向性マイクロホン3の出力から第2の
無指向性マイクロホン2の出力を遅延させた信号を減算
している。一方、同じLチャンネルの出力Lを合成する
のに、図7の第1の合成手段24では、第1の無指向性
マイクロホン21の出力から第3の無指向性マイクロホ
ン23の出力を遅延させた信号を減算している。これと
同様の変更を各合成手段について行っているので、詳細
な説明は省略する。
【0041】本実施の形態2の原理および性能としての
作用効果は先の実施の形態1とまったく同様であり、ビ
デオカメラへの実装に際し、デザインとの兼ね合いでど
ちらかを選択すればよい。
【0042】(実施の形態3)図8は本発明の実施の形
態3におけるマルチチャンネル収音装置の構成を示した
ものである。
【0043】図8において、図面の上方を正面方向とし
て、41は正面方向に向かって前方に配置した第1の無
指向性マイクロホン、42は第1の無指向性マイクロホ
ン41の後方に配置した第2の無指向性マイクロホン
と、43は第1の無指向性マイクロホン41と第2の無
指向性マイクロホン42を結ぶ線分に対し垂直2等分線
上において前記線分の右側に突出して配置した第3の無
指向性マイクロホン、44は第1の無指向性マイクロホ
ン41の出力と第3の無指向性マイクロホン43の出力
とから左前方に指向性を有する指向性マイクロホンを合
成する第1の合成手段、45は第2の無指向性マイクロ
ホン42の出力と第3の無指向性マイクロホン43の出
力とから右前方に指向性を有する指向性マイクロホンを
合成する第2の合成手段、46は第1の無指向性マイク
ロホン41の出力と第3の無指向性マイクロホン43の
出力とから右後方に指向性を有する指向性マイクロホン
を合成する第3の合成手段、47は第2の無指向性マイ
クロホン42の出力と第3の無指向性マイクロホン43
の出力とから左後方に指向性を有する指向性マイクロホ
ンを合成する第4の合成手段、48は第1の無指向性マ
イクロホン41の出力と第2の無指向性マイクロホン4
2の出力とから正面方向に指向性を有する指向性マイク
ロホンを合成する第5の合成手段である。第1の合成手
段44の出力Lは3−2方式5チャンネルステレオにお
けるLチャンネル出力で、第2の合成手段45の出力R
は同じくRチャンネル出力で、第3の合成手段46の出
力SRは同じくSRチャンネル出力で、第4の合成手段
47の出力SLは同じくSLチャンネル出力で、第5の
合成手段48の出力Cは同じくCチャンネル出力であ
る。
【0044】本実施の形態3は図1の実施の形態1ある
いは図6の実施の形態2と原理は同じであり、実施の形
態1を示す図1や実施の形態2を示す図6との相違は、
3個の無指向性マイクロホ41〜43の配置が異なるこ
とと、この配置に適合して第1の合成手段44から第5
の合成手段48の入力を選定したことにある。第1の合
成手段44から第5の合成手段48の内部構成は省略し
ているが、実施の形態1を示す図3および実施の形態2
を示す図7示した構成と等価なものである。
【0045】本実施の形態の特徴は、第1の無指向性マ
イクロホン41と第2の無指向性マイクロホン42とを
正面方向に向けて一直線に配置しているため、第5の合
成手段48で理想的な1次音圧傾度型指向性が得られる
ことにある。図1の実施の形態1では、たとえば横方向
から音が伝播して来た時に、第1の無指向性マイクロホ
ン1と第2の無指向性マイクロホン2とに入射する音の
位相がずれ、両者が干渉し合って高域周波数帯域におい
て指向性の乱れが生じていたが、本実施例においてはそ
のようなことは起こらない。
【0046】したがって、第1の合成手段44の出力
L、第5の合成手段48の出力C、第2の合成手段45
の出力Rの各出力の指向特性がすべて等しくなり、この
間の音源移動に対し、より自然な音像移動を再現する収
音が行えることになる。
【0047】(実施の形態4)図9は本発明の実施の形
態4におけるマルチチャンネル収音装置の構成を示した
ものである。本実施の形態による発明は、3個無指向性
のマイクロホンの配置において、実施の形態3と異なる
だけで、それ以外の構成および作用効果は同じなので詳
細な説明を省略し、異なる点のみを説明する。
【0048】図9において、図面の上方を正面方向とし
て、51は正面方向に向かって前方に配置した第1の無
指向性マイクロホン、52は第1の無指向性マイクロホ
ン51の後方に配置した第2の無指向性マイクロホン、
53は第1の無指向性マイクロホン51と第2の無指向
性マイクロホン52を結ぶ線分に対し垂直2等分線上に
おいて前記線分の左側に突出して配置された第3の無指
向性マイクロホンである。
【0049】上記実施の形態3の説明から、このマイク
ロホンの配置においても、本発明が適応できることは明
らかであり、本実施の形態と実施の形態3とは本質的に
等価であり、実装に際し、都合のよい方を選択すればよ
い。
【0050】(実施の形態5)図10は本発明の実施の
形態5におけるマルチチャンネル収音装置において第4
の合成手段の構成を示したものである。マルチチャンネ
ル収音装置の全体の構成は図1、図6、図8に示す各実
施の形態1〜3と構成および作用効果が同様であり、本
実施の形態5の発明は、その中の合成手段に関するもの
であり、全体構成は省略して説明する。
【0051】図10において、図面の上方を正面方向と
して、61は第1の無指向性マイクロホン、62は第2
の無指向性マイクロホン、63は第4の合成手段、64
はハイパスフィルタ、65は遅延器、66は減算器、6
7はイコライザである。図11に第4の合成手段63の
出力を示し、0°は第1の無指向性マイクロホン61と
第2の無指向性マイクロホン62を結ぶ線上を、第2の
無指向性マイクロホン62側から入射して来た音、すな
わち、左後方から伝播して来た音に対する感度を示し、
この方向を0°とした、90°および180°における
感度も示している。
【0052】図10の構成により、図11に示すよう
に、1kHz以下の低域周波数帯域における指向性を無
指向性に調整することができる。
【0053】本実施の形態は、本発明のマルチチャンネ
ル収音装置がビデオカメラに搭載された時に発生する、
テープ駆動系の振動による雑音や、屋外使用時の風によ
る雑音を低減することを目的としている。これらの雑音
が低域周波数成分が主体であること、人間の聴覚が音の
方向性を主に高域周波数帯域成分で判断していること、
1次音圧傾度型の指向性マイクロホンより無指向性マイ
クロホンの方が、振動や風に強いことを利用したもので
ある。
【0054】本実施の形態により、臨場感を損なうこと
なく、振動や風雑音を効果的に抑圧することができる。
【0055】(実施の形態6)図12は本発明の実施の
形態6におけるマルチチャンネル収音装置は、後方左右
の2個の無指向性マイクロホンを合成する2個の合成手
段の周波数特性が、低域周波数において感度が低くなる
ように構成したもので、第3と第4の合成手段は同じな
ので、一方の第4の合成手段の構成を示したものであ
る。マルチチャンネル収音装置の全体の構成は図1、図
6、図8に示す各実施の形態1〜3と構成および作用効
果が同様であり、本実施の形態6の発明は、その中の合
成手段に関するものであり、全体構成は省略して説明す
る。
【0056】図12において、図面の上方を正面方向と
して、71は第1の無指向性マイクロホン、72は第2
の無指向性マイクロホン、73は第4の合成手段、74
はハイパスフィルタ、75は遅延器、76は減算器、7
7はイコライザ、78はハイパスフィルタである。図1
3に第4の合成手段73の出力を示し、0°は第1の無
指向性マイクロホン71と第2の無指向性マイクロホン
72を結ぶ線上を、第2の無指向性マイクロホン72側
から入射して来た音、すなわち、左後方から伝播して来
た音に対する感度を示し、この方向を0°とした、90
°および180°における感度も示している。
【0057】この実施の形態は、反響や騒音の多い環境
下で、低域周波数帯域において、こもり感の多い収音に
なるという欠点を解決するためのものである。低域がこ
もるということは、低域周波数帯域成分のレベルが高す
ぎるということである。したがって、図1に示す実施の
形態1でいえば、第1〜第5の合成手段1〜8のすべて
の低域利得を一律に抑圧すれば、低域のこもり感は解消
するが、正面方向からの話者音声などにも顕著な音質劣
化が感じられることになる。
【0058】本実施の形態では、正面および左右チャン
ネル用の合成手段の低域特性はそのままにして、後方左
右チャンネル用の合成手段のみ低域利得を低下させるこ
とにより、音質劣化を感じさせることなく、こもり感を
低減するのに成功している。すなわち、収音を目的とす
る目的音の音質は変えずに、サラウンド感を与えるため
の付加音のみを制御するものである。図1に示す実施の
形態1のでいうと、出力L、出力C、出力Rが目的音で
あり、出力SLと出力SRがサラウンド音である。本実
施の形態では、図13に示す構成により、図1に示す実
施の形態1の第3の合成手段6の出力SRと第4の合成
手段7の出力SLの低域成分を抑圧している。
【0059】低域の指向性を無指向性とした実施の形態
5の場合には、騒音や反響の多い音場においては、特に
低域周波数成分のレベルが上昇しやすい。従って、図1
0に示す実施の形態5との組み合わせが最も効果的であ
る。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1および
請求項2に記載の発明によれば、正面方向に向かって、
左側と、右側と、その中間前方とに配置した3個の無指
向性マイクロホンと、この3個の無指向性マイクロホン
の出力から、左前方と、右前方と、右後方と、左後方
と、正面方向とに指向性を向けた、5個の指向性マイク
ロホンを合成する5個の合成手段とを備えた構成とする
ことにより、従来5個の指向性マイクロホンで構成して
いた3−2方式5チャンネルステレオ用のマルチチャン
ネル収音装置を、3個の無指向性マイクロホンだけで実
現可能とし、ビデオカメラ用の小型で低コストな3−2
方式5チャンネルステレオ用のマルチチャンネル収音装
置が実現できるという有利な効果が得られる。
【0061】また、請求項3に記載の発明によれば、正
面方向に向かって、左側と、右側と、その中間後方とに
配置した3個の無指向性マイクロホンと、この3個の無
指向性マイクロホンの出力から、左前方と、右前方と、
右後方と、左後方と、正面方向とに指向性を向けた、5
個の指向性マイクロホンを合成する5個の合成手段とを
備えた構成で、請求項1および請求項2に記載の発明と
同様の効果が得られる。
【0062】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
正面方向に向かって、前方と、後方と、その中間右側と
に配置した3個の無指向性マイクロホンと、この3個の
無指向性マイクロホンの出力から、左前方と、右前方
と、右後方と、左後方と、正面方向とに指向性を向け
た、5個の指向性マイクロホンを合成する5個の合成手
段とを備えた構成とすることにより、正面方向を向いた
指向性マイクロホンの特性改善し、正面方向から左右の
音源が移動した時にも、自然は音像移動が収音できると
いう効果が得られる。
【0063】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
正面方向に向かって、前方と、後方と、その中間右側と
に配置した3個の無指向性マイクロホンと、この3個の
無指向性マイクロホンの出力から、左前方と、右前方
と、右後方と、左後方と、正面方向とに指向性を向け
た、5個の指向性マイクロホンを合成する5個の合成手
段とを備えた構成で、請求項4に記載の発明と同様の効
果が得られる。
【0064】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
5個の合成手段が合成する指向性が、低域周波数帯域に
おいて無指向性となるように構成することにより、ビデ
オカメラの搭載時に大きな問題となっている、振動雑音
や風雑音を低減できるという効果が得られる。
【0065】さらに、請求項7に記載の発明によれば、
後方左右の2個の指向性マイクロホンを合成する2個の
合成手段の周波数特性が、低域周波数において感度が低
くなるように構成することにより、低域のこもり感の少
ない収音ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のマルチチャンネル収音
装置の構成を示すブロック図
【図2】3−2方式5チャンネルステレオの再生時のス
ピーカ配置図
【図3】本発明の実施の形態1のマルチチャンネル収音
装置における第1の合成手段と第2の合成手段の詳細構
成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1のマルチチャンネル収音
装置における第1の合成手段と第2の合成手段と第5の
合成手段の詳細構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1のマルチチャンネル収音
装置における第5の合成手段の別な構成例を示すブロッ
ク図
【図6】本発明の実施の形態2のマルチチャンネル収音
装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態2のマルチチャンネル収音
装置における第1の合成手段と第2の合成手段の詳細構
成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態3のマルチチャンネル収音
装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態4のマルチチャンネル収音
装置における無指向性マイクロホンの配置図
【図10】本発明の実施の形態5のマルチチャンネル収
音装置における第4の合成手段の詳細構成を示すブロッ
ク図
【図11】本発明の実施の形態5のマルチチャンネル収
音装置における第4の合成手段の出力特性図
【図12】本発明の実施の形態6のマルチチャンネル収
音装置における第4の合成手段の詳細構成を示すブロッ
ク図
【図13】本発明の実施の形態6のマルチチャンネル収
音装置における第4の合成手段の出力特性図
【図14】従来の2チャンネル収音装置の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
1,21,41,51,61,71 第1の無指向性マ
イクロホン 2,22,42,52,62,72 第2の無指向性マ
イクロホン 3,23,43,53, 第3の無指向性マイクロホン 4,24,44 第1の合成手段 5,25,45 第2の合成手段 6,26,46 第3の合成手段 7,27,47,63,73 第4の合成手段 8,28,48 第5の合成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茨木 悟 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D011 AB00 5D020 BB04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面方向に向かって、左側と、右側と、そ
    の中間前方とに配置した3個の無指向性マイクロホン
    と、この3個の無指向性マイクロホンの出力から、左前
    方からの音響信号を抽出する第1の合成手段と、右前方
    からの音響信号を抽出する第2の合成手段と、右後方か
    らの音響信号を抽出する第3の合成手段と、左後方から
    の音響信号を抽出する第4の合成手段と、正面方向から
    の音響信号を抽出する第5の合成手段とを備えたことを
    特徴とするマルチチャンネル収音装置。
  2. 【請求項2】正面方向に向かって、左側に配置された第
    1の無指向性マイクロホンと、前記第1の無指向性マイ
    クロホンの右側に配置された第2の無指向性マイクロホ
    ンと、前記第1と第2の無指向性マイクロホンを結ぶ線
    分の垂直2等分線上に前記線分の正面方向に突出して配
    置された第3の無指向性マイクロホンと、前記第2の無
    指向性マイクロホンの出力と前記第3の無指向性マイク
    ロホンの出力とから左前方に指向性を有する指向性マイ
    クロホンを合成する第1の合成手段と、前記第1の無指
    向性マイクロホンの出力と前記第3の無指向性マイクロ
    ホンの出力とから右前方からの音響信号を抽出する第2
    の合成手段と、前記第2の無指向性マイクロホンの出力
    と前記第3の無指向性マイクロホンの出力とから右後方
    からの音響信号を抽出する第3の合成手段と、前記第1
    の無指向性マイクロホンの出力と前記第3の無指向性マ
    イクロホンの出力とから左後方からの音響信号を抽出す
    る合成する第4の合成手段と、前記第1の無指向性マイ
    クロホンの出力と前記第2の無指向性マイクロホンの出
    力と前記第3の無指向性マイクロホンの出力とから正面
    方向からの音響信号を抽出する第5の合成手段とを備え
    たことを特徴とするマルチチャンネル収音装置。
  3. 【請求項3】第3の無指向性マイクロホンを、第1と第
    2の無指向性マイクロホンを結ぶ線分に対し垂直2等分
    線上において前記線分の後方に突出して配置し、第1の
    無指向性マイクロホンと第3の無指向性マイクロホンの
    出力を第1の合成手段と第3の合成手段の入力とし、第
    2の無指向性マイクロホンと第3の無指向性マイクロホ
    ンの出力を第2の合成手段と第4の合成手段の入力とし
    たことを特徴とする請求項1に記載のマルチチャンネル
    収音装置。
  4. 【請求項4】正面方向に向かって、前方に配置した第1
    の無指向性マイクロホンと、前記第1の無指向性マイク
    ロホンの後方に配置した第2の無指向性マイクロホン
    と、前記第1と第2の無指向性マイクロホンを結ぶ線分
    に対し垂直2等分線上において前記線分の右側に突出し
    て配置した第3の無指向性マイクロホンと、前記第1の
    無指向性マイクロホンの出力と前記第3の無指向性マイ
    クロホンの出力とから左前方に指向性を有する指向性マ
    イクロホンを合成する第1の合成手段と、前記第2の無
    指向性マイクロホンの出力と前記第3の無指向性マイク
    ロホンの出力とから右前方に指向性を有する指向性マイ
    クロホンを合成する第2の合成手段と、前記第1の無指
    向性マイクロホンの出力と前記第3の無指向性マイクロ
    ホンの出力とから右後方に指向性を有する指向性マイク
    ロホンを合成する第3の合成手段と、前記第2の無指向
    性マイクロホンの出力と前記第3の無指向性マイクロホ
    ンの出力とから左後方に指向性を有する指向性マイクロ
    ホンを合成する第4の合成手段と、前記第1の無指向性
    マイクロホンの出力と前記第2の無指向性マイクロホン
    の出力とから正面方向に指向性を有する指向性マイクロ
    ホンを合成する第5の合成手段とを備えたことを特徴と
    するマルチチャンネル収音装置。
  5. 【請求項5】正面方向に向かって、前方に配置した第1
    の無指向性マイクロホンと、前記第1の無指向性マイク
    ロホンの後方に配置した第2の無指向性マイクロホン
    と、前記第1と第2の無指向性マイクロホンを結ぶ線分
    に対し垂直2等分線上において前記線分の左側に突出し
    て配置した第3の無指向性マイクロホンと、第2の無指
    向性マイクロホンと第3の無指向性マイクロホンの出力
    を第1の合成手段と第3の合成手段の入力とし、第1の
    無指向性マイクロホンと第3の無指向性マイクロホンの
    出力を第2の合成手段と第4の合成手段の入力としたこ
    とを特徴とする請求項3に記載のマルチチャンネル収音
    装置。
  6. 【請求項6】第1〜第5の合成手段が合成する指向特性
    が、略1kHz以下の低域周波数帯域において無指向性で
    あること特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載のマルチチャンネル収音装置。
  7. 【請求項7】第3の合成手段と第4の合成手段の出力の
    周波数特性が、略1kHz以下の低域周波数帯域において
    感度を低く設定したことを特徴とする請求項1〜請求項
    5のいずれかに記載のマルチチャンネル収音装置。
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