JP2002231477A - 圧電トランス保護回路 - Google Patents

圧電トランス保護回路

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JP2002231477A
JP2002231477A JP2001023521A JP2001023521A JP2002231477A JP 2002231477 A JP2002231477 A JP 2002231477A JP 2001023521 A JP2001023521 A JP 2001023521A JP 2001023521 A JP2001023521 A JP 2001023521A JP 2002231477 A JP2002231477 A JP 2002231477A
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piezoelectric transformer
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Takahiro Inokuchi
隆啓 井ノ口
Kachiyasu Sato
嘉千安 佐藤
Masaaki Totsuka
昌明 戸塚
Toshihiro Takahashi
敏弘 高橋
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Toko Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷の異常等によって圧電トランスの駆動周
波数がスプリアス周波数となることを防止し、圧電トラ
ンス素子の発熱、破損を防止する。 【解決手段】 圧電トランスの出力電圧が検出されない
とき、負荷の出力電流が検出されないときに、比較器か
ら出力を得て、電圧周波数変換回路に加えられる電圧を
下げ、これによって駆動周波数を上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電トランスの保
護回路に係るもので、特に圧電トランスの負荷が異常に
なった場合の異常振動から圧電トランス素子を保護する
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電トランスは、液晶パネルバックライ
トとして用いられる冷陰極管の点灯用の圧電インバータ
として使われ、パソコン、PDA、AV機器等用途が広がり
つつある。小型、薄型化が可能であり、発煙の問題がな
い等の長所を有しており、従来の巻線トランスに置き換
えられる傾向にある。
【0003】図5は、一般的な圧電トランスの駆動回路
を示すブロック図である。圧電トランス5は、圧電トラ
ンス駆動回路4からの駆動信号によって所定の周波数範
囲で駆動される。冷陰極管6に流れる電流を電流電圧変
換回路9で電圧Vaに変換し、誤差増幅器10に入力して基
準電圧V1と比較する。圧電トランス5の出力電圧Vbを出
力電圧検出回路8で検出し、比較器12に入力して基準電
圧V2と比較する。誤差増幅器10の出力は比較器11に入力
されるとともに、電圧周波数変換回路7に抵抗R1、R2、R
3とコンデンサC1を介してバイアスを与える。比較器12
の出力によってスイッチSW2をオンさせて、コンデンサC
1を放電させて電圧周波数変換回路7へのバイアス電圧を
変化させて発振周波数を調整する。また、比較器11の出
力とスイッチSW1によってon/off制御部3を動作させそ
の出力を圧電トランス駆動回路4にフィードバックし
て、圧電トランスの駆動状態を調整する。
【0004】図6は、上記の駆動回路によって、圧電ト
ランスを用いて冷陰極管を点灯する際の駆動周波数と出
力電圧の関係を示す説明図である。点灯開始時には、無
負荷時電圧特性曲線に沿って設定上限周波数から周波数
を下方に掃引し、点灯されると負荷時電圧特性曲線に移
行してこの曲線に沿って出力が最大となる周波数よりも
やや高い周波数の範囲で設定された出力値になるよう周
波数が制御され安定した動作を行う。
【0005】図7は入力電圧と出力周波数の関係を示す
もので、入力電圧Vinが大きくなると駆動周波数が設定
上限周波数から設定下限周波数に下がって行くことを示
している。これは、入力電圧を下げれば駆動周波数が上
がることを意味する。したがって、圧電トランスを駆動
する際には、正常な点灯が始まるまで上限周波数へ戻っ
て下方に掃引を繰り返すようにしている。
【0006】負荷開放時は、図5において出力電圧検出
回路8の出力Vbが設定電圧V2すなわち図7のVL(図8の
設定上限電圧)を超えると、比較器12の出力が有効とな
り、コンデンサC1の電荷を放電してVinが低下すること
でfoutは設定上限周波数に移行する。このとき、ラッ
チ用コンデンサC2の電荷も放電され、ラッチ動作をリセ
ットするために、図8のような周波数範囲で動作する。
この動作は、図6に示した通常の動作の一部であり、動
作上の問題は生じない。
【0007】負荷短絡時は、電流電圧変換回路9の出力V
aが0で基準値V1に達しないので、誤差増幅器10の出力Vd
が上昇し、Vinも上がるので、foutは図9に示したよう
に低下する。さらに、比較器11の出力Veは基準値V4より
も高いため、C2を充電し、Veが基準値V5を超えるとon/
off制御部3の出力が有効となり、駆動回路を停止させ
る。停止直前に駆動周波数は設定下限周波数となる。
【0008】この動作を停止させる過程での圧電トラン
スの駆動周波数については考慮が払われていないため、
駆動周波数が圧電トランスのスプリアス周波数を通過し
たり、下限周波数近傍のスプリアス周波数に留まったり
する。また、下限周波数が定常動作の周波数より大幅に
低下した周波数であるため、圧電トランスの駆動回路の
整合条件が乱れて効率の低下を招く。そのような状況で
は、素子に過大入力が供給されて素子発熱あるいは素子
破壊を生じ、実装された機器の信頼性を低下させること
になる。
【0009】負荷開放、短絡以外の負荷の異常について
はそれ専用の保護回路はなく、例えば図10に示したよう
に、冷陰極管の不良(端子の断線)で圧電トランスの出
力はあるが、電流電圧変換回路9の出力がない場合に
も、図9に示した場合と同じで、単純に周波数を下げる
動作をして信頼性を低下させることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スプリアス
振動を有する圧電トランスの負荷が異常になった場合
に、駆動周波数を制御し、圧電トランスの発熱、破壊を
防止できる圧電トランスの保護回路を提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、負荷の異常の
場合に、圧電トランスを駆動周波数の上限周波数にシフ
トさせる機能を付加することによって、上記の課題を解
決するものである。
【0012】すなわち、上限周波数と下限周波数の範囲
の周波数で駆動される圧電トランスを正常な点灯継続時
には上記範囲内の所定の周波数で駆動し、負荷異常によ
って負荷電流が検出されず、圧電トランスの出力電圧の
みが検出されたときに、圧電トランスの駆動周波数を前
記上限周波数にシフトさせる手段を具えたことに特徴を
有する。
【0013】また、上限周波数と下限周波数の範囲の周
波数で駆動される圧電トランスの出力が負荷の短絡また
は接地によって検出されないときに、圧電トランスの駆
動周波数を前記上限周波数にシフトさせる手段を具えた
ことに特徴を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】比較器の出力電圧によって圧電ト
ランスの駆動回路を制御し、負荷に異常があることを検
出したときは電圧周波数変換回路の入力電圧Vinを下げ
るようにし、これによって圧電トランスの駆動周波数を
上限周波数まで上げるようにする。上限周波数で駆動さ
れれば、圧電トランスの発熱、破損を回避することがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0016】図1は、本発明の実施例を示すブロック図
である。図5に示した従来の圧電トランスの駆動回路と
基本的な駆動回路構成は同じであるが、比較器(3)13
と比較器(4)14とが付加された点が異なる。比較器13
は圧電トランス5の出力電圧を検出する出力電圧検出回
路8の出力を入力し、この値と電圧値V3とを比較するも
のである。その比較器13の出力によってスイッチSW2を
動作させ、コンデンサC1を放電させて電圧周波数変換回
路7の動作を制御する。また。比較器14には出力電圧検
出回路の出力Vbが、出力の遅延時間と出力レベルを調
整するために、遅延回路15レベル調整回路16を介して入
力され、電流電圧変換回路の出力Vaと比較されてスイ
ッチSW2を動作させて、同様に電圧周波数変換回路7の
動作を制御する。
【0017】圧電トランスの出力電圧のレベルがV3より
も小さいとき、すなわち圧電トランスの出力電圧が0か
極めて小さいときには比較器13の出力が有効となり、コ
ンデンサC1の電荷を放電する。これによってVsの電圧は
0となるため、電圧周波数変換回路7の出力周波数fout
は、図2に示したように、設定上限周波数に移行する
【0018】比較器14は負荷電流と圧電トランスの出力
電圧を比較するもので、電流電圧変換回路9の出力電圧V
aと出力電圧検出回路8の出力Vbを遅延回路15とレベル
調整回路16とによって位相調整とレベル調整を行なって
変換されたVcとを比較する。Va入力がなく、Vcを検出す
ると比較器14の出力が有効となり、SW2をonさせてC1の
電荷を放電する。これによって、図3に示したように、
周波数変換回路7の出力fOUTは設定上限周波数に移行す
る。
【0019】図4は、本発明の他の実施例を示すブロッ
ク図で、比較器12、13と比較器14への入力とする出力電
圧検出回路を2系統とし、出力電圧検出回路8、20から
それぞれ出力を得て干渉を防止したものである。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、スプリアスを有する圧
電トランスの駆動回路で、負荷の異常によって圧電トラ
ンスがスプリアス周波数で駆動されることを防止でき、
圧電素子の発熱、破壊を防止できる。
【0021】また、設定下限周波数で駆動されることが
ないので、圧電トランス駆動回路の不整合条件下での動
作を回避でき、過電流や過電圧を抑えることができ、ま
た、圧電トランスの過大入力を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すブロック図
【図2】 本発明による圧電トランス保護回路の動作の
説明図
【図3】 本発明による圧電トランス保護回路の動作の
説明図
【図4】 本発明の他の実施例を示すブロック図
【図5】 従来の圧電トランス駆動回路のブロック図
【図6】 一般的な圧電トランスの動作の説明図
【図7】 一般的な圧電トランスの動作の説明図
【図8】 一般的な圧電トランスの動作の説明図
【図9】 一般的な圧電トランスの動作の説明図
【図10】 一般的な圧電トランスの動作の説明図
【符号の説明】
4:圧電トランス駆動回路 5:圧電トランス 6:負荷(冷陰極管) 7:電圧周波数変換回路 8:出力電圧検出回路 9:電流電圧変換回路 13、14:比較器
フロントページの続き (72)発明者 戸塚 昌明 埼玉県鶴ヶ島市大字五味ヶ谷18番地 東光 株式会社埼玉事業所内 (72)発明者 高橋 敏弘 埼玉県鶴ヶ島市大字五味ヶ谷18番地 東光 株式会社埼玉事業所内 Fターム(参考) 3K072 AA19 BC07 CA16 DD01 EA02 EA06 EA07 EB01 EB05 GB01 GC04 HA06 5H730 AA20 AS00 AS14 EE48 FD01 FD31 FG09 XX03 XX12 XX13 XX15 XX27 XX32 XX35 XX41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷陰極管を点灯するために上限周波数と
    下限周波数の範囲の周波数で圧電トランスを駆動し、正
    常な点灯継続時には上記範囲内の所定の周波数で駆動
    し、負荷異常によって負荷電流が検出されず、圧電トラ
    ンスの出力電圧のみが検出されたときに、圧電トランス
    の駆動周波数を前記上限周波数にシフトさせる手段を具
    えた圧電トランス保護回路。
  2. 【請求項2】 圧電トランスの出力電圧と負荷に接続さ
    れた電流電圧変換回路の出力とが入力される比較器を具
    えた請求項1記載の圧電トランス保護回路。
  3. 【請求項3】 冷陰極管を点灯するために上限周波数と
    下限周波数の範囲の周波数で圧電トランスを駆動し、圧
    電トランスの出力が負荷の短絡または接地によって検出
    されないときに、圧電トランスの駆動周波数を前記上限
    周波数にシフトさせる手段を具えた圧電トランス保護回
    路。
  4. 【請求項4】 圧電トランスの出力電圧とあらかじめ設
    定した電圧とを比較する比較器を具えた請求項3記載の
    圧電トランス保護回路。
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