JP2002351556A - 直流安定化電源回路 - Google Patents

直流安定化電源回路

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JP2002351556A JP2001161055A JP2001161055A JP2002351556A JP 2002351556 A JP2002351556 A JP 2002351556A JP 2001161055 A JP2001161055 A JP 2001161055A JP 2001161055 A JP2001161055 A JP 2001161055A JP 2002351556 A JP2002351556 A JP 2002351556A
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    • G05F1/10Regulating voltage or current
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    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源ライン13に直列にパワートランジスタ
Qが介在され、誤差増幅器A1が、出力電圧Voを分圧
抵抗R1,R2で分圧して得られたフィードバック値V
adjと基準電圧Vrefとを相互に比較し、それらの
誤差に基づいて前記パワートランジスタQのベースIo
電流を制御し、そのon抵抗を制御することで前記出力
電圧Voを安定化するようにしたドロッパ方式の直流安
定化電源回路11において、低容量の出力コンデンサC
で安定した出力電圧を供給する。 【解決手段】 入力にオフセット電圧を有する誤差増幅
器A2,A3を追加付設し、出力設定電圧から一定電圧
を超えて上昇すると、A2はバイパストランジスタTR
2から電流Iaを注入し、前記ベース電流Idを抑制す
る。一方、一定電圧を超えて低下すると、A3はA1の
バイアス電流Ibを増大し、ゲインを増大する。こうし
て、Qのon/off時間を短縮し、出力コンデンサC
を低容量化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電源から直流
負荷への電源ラインに直列にパワートランジスタが介在
され、そのパワートランジスタのベース電流を制御する
ことで出力電圧を安定化するようにしたドロッパ方式の
直流安定化電源回路に関し、特にその出力電圧の安定化
の際の応答性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、前記ドロッパ方式の典型的な従
来技術の直流安定化電源回路1の電気的構成を示すブロ
ック図である。この直流安定化電源回路1は、大略的
に、半導体の回路チップ2に出力コンデンサcが外付け
されて構成されている。直流電源に接続されて入力電圧
Vinが入力される入力端子p1と、直流負荷に接続さ
れて出力電圧Voを出力する出力端子p2との間の電源
ライン3には直列にパワートランジスタqが介在され、
そのパワートランジスタqのベース電流は制御トランジ
スタtr等で構成されるベースドライブ回路によって制
御される。
【0003】前記出力電圧Voは、分圧抵抗r1,r2
によって分圧され、その分圧値Vadjと、バンドギャ
ップ電圧を基準とした基準電圧Vrefとが誤差増幅器
aに入力されて相互に比較され、さらにそれらの誤差が
増幅されて前記制御トランジスタtrのベースに与えら
れ、前記パワートランジスタqのベース電流が制御され
て出力電圧Voが一定に維持される。パワートランジス
タqのベース−エミッタ間にはバイアス抵抗r3が設け
られ、制御トランジスタtrのエミッタには電流制限抵
抗r4が設けられ、これらの抵抗r3,r4は前記ベー
スドライブ回路を構成する。
【0004】これによって、たとえば負荷電流Ioが増
加して出力電圧Voが設定出力電圧Vcより低くなった
場合、すなわち分圧値Vadjが基準電圧Vrefより
低くなった場合には、誤差増幅器aおよびベースドライ
ブ回路がパワートランジスタqのベース電流Idをドラ
イブし、該パワートランジスタqをonすることによっ
て出力電圧Voを上昇させ、設定出力電圧Vcになるよ
うに制御される。逆に前記負荷電流Ioが減少して出力
電圧Voが設定出力電圧Vcより高くなった場合には、
誤差増幅器aおよびベースドライブ回路がパワートラン
ジスタqのベース電流Idをカットすることによって該
パワートランジスタqをoffし、出力電圧Voを下降
させる。
【0005】前記出力コンデンサcは、出力電圧Voの
安定化のために設けられており、そのインピーダンスは
1/jωcで表され、たとえば図10のような周波数特
性で高周波のインピーダンスを低減する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
る直流安定化電源回路1では、出力電圧Voを安定させ
るために誤差増幅器aの位相補償容量を大きくすると、
フィードバック系の応答が遅くなり、負荷が変動したと
きの出力電圧Voの変動が大きくなるという問題があ
る。たとえば、図9に示すように、負荷が軽くなったと
き、すなわち負荷電流Ioが減少したときには、ドライ
ブ遮断が遅くなり、出力電圧Voが設定出力電圧Vcを
大きく超えてしまうことになる。この場合、出力コンデ
ンサcに充電された電荷が出力のインピーダンスで放電
されるまで制御不能状態になる。逆に負荷が重くなった
とき、すなわち負荷電流が増加したときには、出力電圧
Voが設定出力電圧Vcから大きく降下することにな
る。
【0007】したがって、特に出力コンデンサcが小容
量で低ESR(Equivalent SeriesResistance)の場合
には、軽負荷時におけるオーバーシュート傾向が大き
く、出力電圧Voが不安定となり、出力電圧Voは、図
11に示すように、三角波形的な発振出力となる。この
ため出力電圧Voを安定化させるためには出力コンデン
サcの容量を大きくとる必要がある。
【0008】また、誤差増幅器aのゲインを大きくする
と、出力電圧Voが発振し易くなり、特に出力コンデン
サcの容量を低減すると顕著であり、これに対して誤差
増幅器aのゲインを小さくすると、急激な負荷変動に対
する追従特性が悪化するという問題があり、誤差増幅器
aのゲインをあまり変化させることはできない。
【0009】一方で、携帯機器に代表されるようにデバ
イスの面実装化・小型化が急激に進んでいるため、直流
安定化電源回路においてもデバイスの面実装化・小型化
と共に上述の出力コンデンサcの面実装/チップ品タイ
プの使用および小容量化が活発に行われている。しかし
ながら、上述のように出力電圧Voの安定化のために、
現状では、回路チップ2よりも占有面積の大きな出力コ
ンデンサcが用いられる場合もある。
【0010】本発明の目的は、低容量の出力コンデンサ
で安定した出力電圧を供給することができる直流安定化
電源回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の直流安定化電源
回路は、電源ラインに直列にパワートランジスタが介在
され、第1の誤差増幅器が、出力電圧のフィードバック
値が予め定める第1の基準電圧となるように、それらの
誤差に基づいて前記パワートランジスタのベース電流を
制御することで、前記出力電圧を安定化するようにした
直流安定化電源回路において、前記第1の基準電圧より
も予め定めるレベルだけ高いレベルを第2の基準電圧と
して、前記出力電圧のフィードバック値が該第2の基準
電圧よりも高くなる程、前記パワートランジスタのベー
ス電流を抑制する第2の誤差増幅器と、前記第1の基準
電圧よりも予め定めるレベルだけ低いレベルを第3の基
準電圧として、前記出力電圧のフィードバック値が該第
3の基準電圧よりも低くなる程、前記第1の誤差増幅器
のゲインを上昇する第3の誤差増幅器とを含むことを特
徴とする。
【0012】上記の構成によれば、直流電源から直流負
荷への電源ラインに直列にパワートランジスタが介在さ
れ、第1の誤差増幅器が、出力電圧を分圧抵抗で分圧し
て得られたフィードバック値と予め定める第1の基準電
圧とを相互に比較し、それらの誤差に基づいて前記パワ
ートランジスタのベース電流を制御し、そのon抵抗を
制御することで前記出力電圧を安定化するようにしたド
ロッパ方式の直流安定化電源回路において、たとえば異
なる分圧値を用いたり、誤差増幅器側にオフセットを持
たせるなどして、前記第1の基準電圧よりも予め定める
レベルだけ高いレベルおよび低いレベルをそれぞれ基準
電圧として、前記第1の誤差増幅器と並列に動作するす
る第2および第3の誤差増幅器を追加付設し、前記第1
の誤差増幅器のみによる制御に比べて、前記パワートラ
ンジスタのon/off時間を短縮する。
【0013】すなわち、出力電圧のフィードバック値
が、前記第2の基準電圧を超えて上昇しようとすると、
第2の誤差増幅器は前記パワートランジスタのベース電
流を抑制して、第1の誤差増幅器のみの場合に比べて、
前記パワートランジスタのoff時間を短縮し、瞬時に
出力電圧を降下させ、前記第3の基準電圧を超えて低下
しようとすると、第3の誤差増幅器は前記第1の誤差増
幅器のゲインを上昇して前記パワートランジスタのon
時間を短縮し、瞬時に出力電圧を上昇させる。
【0014】したがって、出力電圧をより安定化し、出
力コンデンサを小容量化することができる。
【0015】また、本発明の直流安定化電源回路では、
前記第2および第3の誤差増幅器は、前記第1の誤差増
幅器とは差動対のトランジスタのエミッタ面積が異なる
ことによるバンドギャップ電圧を利用して、前記第1の
基準電圧よりも予め定めるレベルだけ高いレベルの第2
の基準電圧および低いレベルの第3の基準電圧をそれぞ
れ作成することを特徴とする。
【0016】上記の構成によれば、第1の誤差増幅器と
は共通の基準電圧を用いても、誤差増幅器の差動対のト
ランジスタのエミッタ面積を変化するだけの簡単な構成
で、発生する入力オフセット電圧を利用し、第2および
第3の誤差増幅器への基準電圧をそれぞれ前記第1の基
準電圧とは異なる第2および第3の基準電圧とすること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図7に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0018】図1は、本発明の実施の一形態の直流安定
化電源回路11の電気的構成を示すブロック図である。
この直流安定化電源回路11は、大略的に、半導体の回
路チップ12に出力コンデンサCが外付けされて構成さ
れている。直流電源に接続されて入力電圧Vinが入力
される入力端子P1と、直流負荷に接続されて出力電圧
Voを出力する出力端子P2との間の電源ライン13に
は直列にパワートランジスタQが介在され、そのパワー
トランジスタQのベース電流Idは制御トランジスタT
R1等で構成されるベースドライブ回路によって制御さ
れる。
【0019】前記出力電圧Voは、分圧抵抗R1,R2
によって分圧され、その分圧値Vadjと、バンドギャ
ップ電圧を基準とした基準電圧Vrefとが誤差増幅器
A1に入力されて相互に比較され、さらにそれらの誤差
が増幅されて前記制御トランジスタTR1のベースに与
えられ、前記パワートランジスタQのベース電流が制御
されて出力電圧Voが一定に維持される。パワートラン
ジスタQのベース−エミッタ間には後述するバイパスト
ランジスタTR2が設けられ、制御トランジスタTR1
のエミッタには電流制限抵抗R3が設けられ、これらの
バイパストランジスタTR2および抵抗R3は前記ベー
スドライブ回路を構成する。
【0020】注目すべきは、本発明では、前記誤差増幅
器A1と同様に、出力電圧Voの分圧値Vadjおよび
バンドギャップ電圧を基準とした基準電圧Vrefを用
いる誤差増幅器A2,A3が追加付設されていることで
ある。ただし、誤差増幅器A1での基準電圧をVref
1とすると、バンドギャップ電圧を変化することで、誤
差増幅器A2の基準電圧Vref2は前記基準電圧をV
ref1よりも後述する予め定めるレベルVos2だけ
高く、誤差増幅器A3の基準電圧Vref3は前記基準
電圧をVref1よりも予め定めるレベルVos3だけ
低く設定されている。
【0021】図2は、前記誤差増幅器A1の電気回路図
である。この誤差増幅器A1は、前記基準電圧Vref
および分圧値Vadjがそれぞれベースに与えられ、対
を成すトランジスタTR11,TR12と、前記トラン
ジスタTR11,TR12のエミッタが共通に接続さ
れ、定電流を引抜く定電流源F1と、前記トランジスタ
TR11,TR12のコレクタ電流をそれぞれ取出すト
ランジスタTR13,TR14および抵抗R11,R1
2と、前記制御トランジスタTR1のベース電流を出力
するトランジスタTR15および抵抗R13と、前記ト
ランジスタTR13で取出された電流を前記トランジス
タTR15のベースに与えるトランジスタTR16およ
び抵抗R14と、前記トランジスタTR14で取出され
た電流を折返して前記トランジスタTR15のベースか
ら引抜くトランジスタTR17〜TR19および抵抗R
15〜R18と、位相補償容量Cpとを備えて構成され
ている。
【0022】したがって、基準電圧Vrefが分圧値V
adjよりも高くなる程、すなわち出力電圧Voが設定
出力電圧Vcよりも低下すると、トランジスタTR11
のコレクタ電流が増大し、これがトランジスタTR1
3,TR16のカレントミラー回路を介してトランジス
タTR15のベースに与えられ、該トランジスタTR1
5のエミッタ電流が増加し、抵抗R13の端子電圧、す
なわち制御トランジスタTR1のベース電圧が上昇し、
前記パワートランジスタQのベース電流Idが増大し
て、出力電圧Voが上昇することになる。
【0023】これに対して、分圧値Vadjが基準電圧
Vrefよりも高くなる程、すなわち出力電圧Voが設
定出力電圧Vcよりも上昇すると、トランジスタTR1
2のコレクタ電流が大きくなり、これがトランジスタT
R14,TR17およびトランジスタTR18,TR1
9のカレントミラー回路を介してトランジスタTR15
のベース電流をバイパスすることになり、該トランジス
タTR15のエミッタ電流が減少し、抵抗R13の端子
電圧、すなわち制御トランジスタTR1のベース電圧が
低下し、前記パワートランジスタQのベース電流Idが
減少して、出力電圧Voが低下することになる。
【0024】また、誤差増幅器A3からのバイアス電流
Ibに対応して、前記定電流源F1はトランジスタTR
11,TR12のエミッタから引抜く定電流を変化す
る。前記バイアス電流Ibが増大すると該定電流も増大
し、誤差増幅器A1のゲインが上昇することになる。
【0025】図3は、前記誤差増幅器A2の電気回路図
である。この誤差増幅器A2は、前記基準電圧Vref
および分圧値Vadjがそれぞれベースに与えられ、対
を成すトランジスタTR21,TR22と、前記トラン
ジスタTR21,TR22のエミッタが共通に接続さ
れ、定電流を引抜く定電流源F2と、前記トランジスタ
TR22のコレクタ電流を取出すトランジスタTR23
および抵抗R21とを備えて構成されている。トランジ
スタTR23と前記バイパストランジスタTR2とはカ
レントミラー回路を構成しており、トランジスタTR2
2のコレクタ電流が前記カレントミラー回路で取出され
て、前記バイパストランジスタTR2から制御トランジ
スタTR1に電流Iaが注入されることになる。したが
って、前記電流Iaが大きくなる程、前記パワートラン
ジスタQのベース電流Idが抑制されることになる。
【0026】図4は、前記誤差増幅器A3の電気回路図
である。この誤差増幅器A3は、前記基準電圧Vref
および分圧値Vadjがそれぞれベースに与えられ、対
を成すトランジスタTR31,TR32と、前記トラン
ジスタTR31,TR32のエミッタが共通に接続さ
れ、定電流を引抜く定電流源F3と、前記トランジスタ
TR31のコレクタ電流を取出すトランジスタTR3
3,TR34およびトランジスタTR35,TR36と
を備えて構成されている。トランジスタTR33,TR
34およびトランジスタTR35,TR36はカレント
ミラー回路を構成しており、前記トランジスタTR31
のコレクタ電流がこれらのカレントミラー回路で取出さ
れ、折返されて、前記誤差増幅器A1のバイアス電流I
bを引抜く。
【0027】上述のように構成される直流安定化電源回
路11において、前記誤差増幅器A1の差動対では、ト
ランジスタTR11,TR12のエミッタ面積が相互に
等しく形成されるのに対して、誤差増幅器A2ではトラ
ンジスタTR21,TR22でN:1、誤差増幅器A3
ではトランジスタTR31,TR32で1:Mに形成さ
れる。こうして得られるバンドギャップ電圧によって、
誤差増幅器A1では入力オフセット電圧が0Vとなるけ
れども、誤差増幅器A2および誤差増幅器A3には入力
オフセット電圧Vos2,−Vos3をそれぞれ持た
せ、これらの誤差増幅器A2,A3によって、いわゆる
ウィンドゥコンパレータ動作を行わせる。
【0028】したがって、たとえば前記エミッタ面積比
を、N=M=4とすると、前記入力オフセット電圧Vo
s2,Vos3は、VT*ln4≒36mVとなり、同
じ基準電圧Vrefを用いても、誤差増幅器A1に対し
て、誤差増幅器A2では前記36mV高い基準電圧とな
り、誤差増幅器A3では前記36mV低い基準電圧とな
る。また、N=M=3の場合は、Vos2=Vos3≒
28mVとなる。これによる各誤差増幅器A1〜A3の
入出力特性を図5に示す。
【0029】図5から明らかなように、分圧値Vadj
が基準電圧Vref付近では、該分圧値Vadjの変化
に対して誤差増幅器A1の出力電流Icが大きく変化、
すなわち高いゲインで動作することになり、これに対し
て前記分圧値VadjがVref+Vos2付近では誤
差増幅器A2が高いゲインで動作することになり、前記
分圧値VadjがVref−Vos3付近では誤差増幅
器A3が高いゲインで動作することになる。
【0030】したがって、出力電圧Voが設定出力電圧
Vc付近では、誤差増幅器A1からの出力によってパワ
ートランジスタQのベース電流Idは安定に制御され
る。これに対して、負荷が軽くなったとき、すなわち負
荷電流が減少し、出力電圧Voが前記設定出力電圧Vc
よりも前記入力オフセット電圧Vos2に対応した一定
値を超えて高くなった場合、前記誤差増幅器A1による
ベース電流Idの抑制とともに、誤差増幅器A2の並列
動作によって、該誤差増幅器A2からのバイパス電流I
aによって前記ベース電流Idは一層抑制され、パワー
トランジスタQは瞬時にoffし、出力電圧Voを降下
させることができる。また、負荷電流が増加し、出力電
圧Voが前記設定出力電圧Vcよりも前記入力オフセッ
ト電圧Vos3に対応した一定値を超えて低くなった場
合、前記誤差増幅器A1によるベース電流Idの増大と
ともに、誤差増幅器A3の並列動作によって、該誤差増
幅器A3からのバイアス電流Ibが増大して誤差増幅器
A1のゲインが上昇し、前記ベース電流Idは一層増大
し、パワートランジスタQは瞬時にonし、出力電圧V
oを上昇させることができる。これら各誤差増幅器A1
〜A3の入出力特性を合わせて、該直流安定化電源回路
11は、あたかも図6に示すような入出力特性で動作す
ることになる。
【0031】このように構成することによって、誤差増
幅器A1のフィードバック位相補償容量Cpを大きく設
定して出力電圧Voをより安定させることができ、一
方、急峻な負荷電流変動に対しては、誤差増幅器A2,
A3を追加付設することによって、前記誤差増幅器A1
のフィードバックの系の応答遅れによる出力電圧Voの
大きな変動を抑えることができ、出力コンデンサCを小
容量化することができる。また、誤差増幅器A2,A3
は、前記誤差増幅器A1とは差動対のトランジスタのエ
ミッタ面積が異なることによるバンドギャップ電圧を利
用して、基準電圧Vrefに入力オフセット電圧Vos
2,−Vos3を持たせるので、簡単な構成で、高精度
な動作を実現することができる。
【0032】また、上記のように誤差増幅器A2,A3
を追加付設することによって、急峻な負荷電流変動に対
応することができるので、誤差増幅器A1のゲインを、
前記5で示すような通常の特性から、図7で示すような
一層ゲインの小さい特性に変更し、前記出力コンデンサ
Cをさらに小容量化することもできる。
【0033】ここで、誤差増幅器が基準電圧Vrefと
分圧値Vadjとの差に基づいてバイパス電流Iaを制
御し、パワートランジスタQのベース電流Idを抑制す
る構成として、短絡保護回路が挙げられる。しかしなが
ら、短絡保護回路では、抵抗R3の端子間電圧に対応し
てベース電流Idを制御する過電流保護動作状態で、分
圧値Vadjが基準電圧Vrefよりも低下すると誤差
増幅器がバイパス電流Iaを増加する本発明の誤差増幅
器A2とは逆の動作となる。
【0034】また、たとえば特開2000−28976
1号公報には、出力電圧が上昇したときには出力トラン
ジスタのon抵抗を上昇するとともに、その上昇の程度
に応じて負荷を短絡するトランジスタのon抵抗を低下
し、無効電流を流して出力電圧の上昇を抑えることによ
って、負荷変動に対する応答性を向上し、出力コンデン
サを低容量化することが示されているけれども、本発明
は出力トランジスタQのoff制御を速くする構成であ
り、出力電圧Voの上昇自体を抑え、損失の点で有利で
ある。
【0035】また、特開2000−245148号公報
には、負荷電流の急激な変化を検出することで応答性を
向上することが示されているけれども、本発明は出力電
圧Voの低下に応じて誤差増幅器A1のゲインを変化さ
せる構成であり、緩やかな変化あるいは直流に対しても
有利である。
【0036】
【発明の効果】本発明の直流安定化電源回路は、以上の
ように、ドロッパ方式の直流安定化電源回路において、
パワートランジスタのベース電流を制御する第1の誤差
増幅器の第1の基準電圧よりも予め定めるレベルだけ高
いレベルおよび低いレベルをそれぞれ基準電圧として、
前記第1の誤差増幅器と並列に動作するする第2および
第3の誤差増幅器を追加付設し、出力電圧が、前記第2
の基準電圧を超えて上昇しようとすると、第2の誤差増
幅器が前記パワートランジスタのベース電流を抑制して
前記パワートランジスタのoff時間を短縮し、瞬時に
出力電圧を降下させ、前記第3の基準電圧を超えて低下
しようとすると、第3の誤差増幅器が前記第1の誤差増
幅器のゲインを上昇して前記パワートランジスタのon
時間を短縮し、瞬時に出力電圧を上昇させる。
【0037】それゆえ、出力電圧をより安定化し、出力
コンデンサを小容量化することができる。
【0038】また、本発明の直流安定化電源回路は、以
上のように、前記第2および第3の誤差増幅器における
第2および第3の基準電圧をバンドギャップ電圧を利用
してそれぞれ作成する。
【0039】それゆえ、第1の誤差増幅器とは共通の基
準電圧を用いても、誤差増幅器の差動対のトランジスタ
のエミッタ面積を変化するだけの簡単な構成で、発生す
る入力オフセット電圧を利用し、前記第2および第3の
基準電圧とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の直流安定化電源回路の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1で示す直流安定化電源回路における第1の
誤差増幅器の電気回路図である。
【図3】図1で示す直流安定化電源回路における第2の
誤差増幅器の電気回路図である。
【図4】図1で示す直流安定化電源回路における第3の
誤差増幅器の電気回路図である。
【図5】前記各誤差増幅器の入出力特性を示すグラフで
ある。
【図6】図5で示す各誤差増幅器の入出力特性を合わせ
た該直流安定化電源回路の入出力特性を示すグラフであ
る。
【図7】第1の誤差増幅器のゲインを小さい特性に変更
した場合の各誤差増幅器の入出力特性を示すグラフであ
る。
【図8】ドロッパ方式の典型的な従来技術の直流安定化
電源回路の電気的構成を示すブロック図である。
【図9】設定出力電圧からの出力電圧の変化に対するパ
ワートランジスタのベース電流の変化を示す波形図であ
る。
【図10】出力コンデンサの周波数特性を示すグラフで
ある。
【図11】従来の負荷変動時の出力電圧の変化を示す波
形図である。
【符号の説明】
11 直流安定化電源回路 12 回路チップ 13 電源ライン A1 誤差増幅器(第1の誤差増幅器) A2 誤差増幅器(第2の誤差増幅器) A3 誤差増幅器(第3の誤差増幅器) C 出力コンデンサ Cp 位相補償容量 F1〜F3 定電流源 Q パワートランジスタ R1,R2 分圧抵抗 R3 電流制限抵抗 TR1 制御トランジスタ TR2 バイパストランジスタ TR11〜TR19;TR21〜TR23;TR31〜
TR36トランジスタ R11〜R18;R21 抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源ラインに直列にパワートランジスタが
    介在され、第1の誤差増幅器が、出力電圧のフィードバ
    ック値が予め定める第1の基準電圧となるように、それ
    らの誤差に基づいて前記パワートランジスタのベース電
    流を制御することで、前記出力電圧を安定化するように
    した直流安定化電源回路において、 前記第1の基準電圧よりも予め定めるレベルだけ高いレ
    ベルを第2の基準電圧として、前記出力電圧のフィード
    バック値が該第2の基準電圧よりも高くなる程、前記パ
    ワートランジスタのベース電流を抑制する第2の誤差増
    幅器と、 前記第1の基準電圧よりも予め定めるレベルだけ低いレ
    ベルを第3の基準電圧として、前記出力電圧のフィード
    バック値が該第3の基準電圧よりも低くなる程、前記第
    1の誤差増幅器のゲインを上昇する第3の誤差増幅器と
    を含むことを特徴とする直流安定化電源回路。
  2. 【請求項2】前記第2および第3の誤差増幅器は、前記
    第1の誤差増幅器とは差動対のトランジスタのエミッタ
    面積が異なることによるバンドギャップ電圧を利用し
    て、前記第1の基準電圧よりも予め定めるレベルだけ高
    いレベルの第2の基準電圧および低いレベルの第3の基
    準電圧をそれぞれ作成することを特徴とする請求項1記
    載の直流安定化電源回路。
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