JP2002231327A - アース端子金具 - Google Patents

アース端子金具

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JP2002231327A
JP2002231327A JP2001029702A JP2001029702A JP2002231327A JP 2002231327 A JP2002231327 A JP 2002231327A JP 2001029702 A JP2001029702 A JP 2001029702A JP 2001029702 A JP2001029702 A JP 2001029702A JP 2002231327 A JP2002231327 A JP 2002231327A
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JP
Japan
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core wire
window
wire
ground terminal
barrel piece
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JP2001029702A
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English (en)
Inventor
Keigo Atsumi
恵悟 渥美
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両解体時にアース端子金具に接続された電
線を容易に取り外し可能とする。 【解決手段】 車体の接地部にボルト締め固定されるア
ース端子金具において、アース端子金具1の芯線用バレ
ル片4には、先端の細い工具を挿入可能な窓部4aを形
成し、該窓部4aに工具を挿入して芯線用バレル片4を
外方へこじり開けることができるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アース端子金具に
関し、詳しくは車両解体時にアース端子金具に接続され
た電線を容易に取り外し可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のワイヤーハーネスにおいては、
アース用の電線の端末にアース端子金具を圧着すると共
に、このアース端子金具を車体の所要位置に取り付ける
ことにより、接地するようになっている。ところで、近
年では自動車におけるリサイクルが要望されており、そ
のなかで金属製のボディを再利用することが考えられて
いる。この場合、車体に金属以外の材質の部品が取り付
けられたままでは後の加工に支障を来すことがあるた
め、樹脂被覆の施された電線は車体から取り外しておか
なければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ワイヤーハーネスを構
成する電線のうちのアース用の電線の端末にはアース端
子金具が圧着されているため、アース用電線を取り外す
には、アース端子金具と一緒に車体から取り外さなけれ
ばならない。ところが、従来のアース端子金具は、ボル
ト孔にボルトを通して車体にねじ込み固定するという手
段がとられていた。このため、アース用の電線を車体か
ら取り外す際には、そのボルト径に合致するレンチを用
いてボルトを取り外した後にアース端子金具と共にアー
ス用電線を取り外すという非常に煩雑な作業を要してい
た。
【0004】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、車両解体時には、アース端子金具を車両側に残し
た状態でアース用電線のみを簡単な操作により取り外す
ことができるようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、車体の接地部に固定するためのボルトが
挿通されるボルト孔を有する取付部が基板部の一端に延
設され、該基板部の両側には電線端末から露出する芯線
を圧着するための一対の芯線用バレル片を対向して突設
しているアース端子用金具において、上記芯線用バレル
片には、先端の細い工具を挿入可能な窓部を形成してい
ることを特徴とするアース端子金具を提供している。
【0006】上記構成によれば、車両解体時に車体から
ワイヤハーネスの一部を構成するアース用の電線を取り
外す際、芯線用バレル片に形成した窓部に先端の細い工
具を挿入して芯線用バレル片が開く方向に工具をこじる
ようにすることで、窓部の下縁を支点とする梃子作用が
働いて芯線用バレル片を容易に開放することができる。
よって、電線を軽く引っ張るのみで開放された芯線用バ
レル片から容易に電線を引き抜くことができる。
【0007】また、上記窓部の基板部側の一辺の両端
に、該基板部側へ向けて延びる切り込み部を形成し、該
切り込み部に沿って上記窓部の一辺を構成する芯線用バ
レル片の一部を捲り上げて上記窓部の開口を拡開可能と
してもよい。このようにすれば、普段は窓部の開口が小
さいため、芯線の飛び出しがなく、かつ、アース用端子
金具と芯線との間の充分な接触面積を確保できる。一
方、アース用端子金具から電線を取り外す際には、窓部
に挿入した先端の細い工具をこじると、窓部から延びる
切り込み部によって芯線バレル片の一部が外開き状に捲
り上がって窓部の開口面積を大きくすることができるの
で、芯線用バレル片をこじり開けるのに先端の太い工具
を用いることができる。これにより、芯線用バレル片の
こじ開け操作をより容易なものとすることができる。
【0008】更に具体的には、アース端子金具において
芯線用バレルとは別に電線の被覆部を圧着する被覆用バ
レルを備えるものにおいては、この被覆用バレルにも芯
線用バレルと同様に窓部を形成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1〜図3は、本発明のアース端子
金具の第1実施形態を示し、アース端子金具1は導電性
の金属材料からなる板材を所要形状に打ち抜くと共に、
曲げ加工を施すことによって成形している。このアース
端子金具1の基板部2の一端には、円形の取付部3が延
設され、取付部3の中心部には自動車の車体Aの接地部
に固定するためのボルトBを挿通するためのボルト孔3
aが形成されている。
【0010】また、基板部2の他端方の両側には、アー
ス端子金具1に接続すべき電線Wの端末から露出する芯
線Waを圧着するための一対の芯線用バレル片4と、電
線Wの被覆部Wbを圧着するための一対の被覆用バレル
5をそれぞれ対向するようにして突設している。各芯線
用バレル片4の略中央位置には、マイナスドライバー等
の先端の細い工具を挿入可能な大きさを有する角形状の
窓部4aを開口形成している。
【0011】図2はアース端子金具1にワイヤハーネス
構成する電線Wの端末を圧着して、アース端子金具1を
車体AにボルトBにて締め付け固定した状態を示してい
る。電線Wの芯線Waは一対の芯線用バレル片4により
外周両側から包み込まれるようにして強固に圧着され
る。即ち、芯線Waはアース端子金具1に対する電気的
接続強度と、電線Wの抜け防止のために引っ張り強度が
要求されるので、被覆部Wbの圧着に比し強く圧着さ
れ、電線Wを引っ張っただけでは容易にアース端子金具
1から電線Wを取り外すことはできない。一方、被覆部
Wbも同様に被覆用バレル5によって外周両側から包み
困れるようにして圧着されるが、その圧着力は被覆部W
bを破らずに保持し得る程度であり、芯線用バレル片4
に比し極めて小さい設定となっており、芯線用バレル片
4の圧着部が開放されたときは、被覆用バレル5を開放
しなくても、電線Wの引っ張りのみで電線Wの取り外し
が可能な程度である。なお、被覆用バレル5による圧着
力が強い場合には、被覆用バレル5にも窓部4aを形成
するようにしてもよい。
【0012】上記のようにしてアース端子金具1は車体
Aの接地部に固定されるが、車体Aの解体時において、
ワイヤハーネスと共にアース用の電線Wを車体から取り
外す際には、先ず、図3に示すように、芯線用バレル片
4の窓部4aに先の細い工具Tを挿入すると共に、芯線
用バレル片4が開く方向にこじり操作する。すると、工
具Tをこじる力は窓部4aの下縁を支点とする梃子作用
として工具Tの先端に強い力が働き、簡単に芯線用バレ
ル片4を外方に開放することができる。被覆用バレル5
は前述のように、電線Wに対する圧着力が弱いので、芯
線用バレル片4による芯線Waの圧着部が開放された
後、電線Wを引っ張り操作することで、電線Wをアース
端子金具1から容易に抜き取ることができる。この場
合、ボルトBを緩めてアース端子金具1と共に電線Wを
車体Aから取り外す作業が不要になるから、解体作業の
作業効率を大幅に向上することができる。
【0013】図4は第2実施形態のアース端子金具11
を示し、芯線用バレル片14に形成した窓部14aの基
板部12側の一辺の両端から基板部12側へ向かって延
びる一対の切り込み部16を形成している。そして、こ
の切り込み部16によって、芯線用バレル片14の一部
を構成する側片17を外方へ捲り上げ可能として窓部1
4aの開口を拡開可能としている。なお、その他の構成
は、第1実施形態と同様のため、同一番号を付して説明
を省略する。
【0014】第2実施形態では、アース端子金具11か
ら電線Wを取り外す際、図5(A)に示すように、まず
窓部14aに先の細い工具Tを挿入し、第1実施形態と
は逆に先ず工具Tを基板部12とは反対側へこじること
で側片17を外方へ開き、図5(B)に示すように、窓
部14aの開口範囲を大きくする。次いで、図5(C)
に示すように、この拡開された窓部14aに工具Tを挿
入して芯線用バレル片14をこじ開け、第1実施形態と
同様に電線Wを引き抜くことでアース端子金具11から
電線Wを取り外すことができる。第2実施形態では、窓
部14aの開口部が拡開されるので、先の太い工具で芯
線用バレル片14をこじり開けることができ、大型のア
ース端子金具11の解体により適している。
【0015】なお、上記各実施形態においては、窓部を
芯線用バレル片にのみ設けた例を示したが、被覆用バレ
ルにも同様に窓部を設けるようにし、この窓部に同様に
工具を挿入して被覆用バレルをこじ開けるようにしても
よい。また、窓部は芯線バレル片の両方に形成した例を
示したが、一方のみであってもよい。また、アース端子
金具として芯線用バレル片のみを有するアース端子金具
にも同様に適用できる。さらに、窓部の開口形状は角孔
に限らず丸孔その他の形状の孔でもよい。
【0016】
【発明の効果】上記のように、本実施形態によれば、車
体からのアース用の電線の取外しに際して、きつく締め
付けられているボルトを緩める操作を行わなくても、芯
線用バレル片の窓部に工具を挿入して芯線用バレル片を
こじり開け、その後、電線を引っ張るのみで簡単に電線
の取外し作業を行うことができる。また、ボルトを外す
場合のようにボルト径に対応した工具を選択する必要が
無く、先端の細い適宜な工具を利用できるので、解体時
の手間をより一層簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のアース端子金具を示
す斜視である。
【図2】 アース端子金具の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図3】 芯線用バレル片を工具にてこじ開ける状態の
要部の斜視図である。
【図4】 第2実施形態のアース端子金具を示す斜視図
である。
【図5】 (A)〜(C)は第2実施形態のアース端子
金具の芯線用バレル片をこじ開ける状態を示す要部の断
面図である。
【符号の説明】
1、11 アース端子金具 2、12 基板部 3 取付部 3a ボルト孔 4、14 芯線用バレル片 4a、14a 窓部 16 切り込み部 A 車体 B ボルト W 電線 Wa 芯線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の接地部に固定するためのボルトが
    挿通されるボルト孔を有する取付部が基板部の一端に延
    設され、該基板部の両側には電線端末から露出する芯線
    を圧着するための一対の芯線用バレル片を対向して突設
    しているアース端子用金具において、 上記芯線用バレル片には、先端の細い工具を挿入可能な
    窓部を形成していることを特徴とするアース端子金具。
  2. 【請求項2】 上記窓部の基板部側の一辺の両端に、該
    基板部側へ向けて延びる切り込み部を形成し、該切り込
    み部に沿って上記窓部の一辺を構成する芯線用バレル片
    の一部を捲り上げて上記窓部の開口を拡開可能としてい
    る請求項1に記載のアース端子金具。
JP2001029702A 2001-02-06 2001-02-06 アース端子金具 Withdrawn JP2002231327A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200458684Y1 (ko) * 2009-12-17 2012-03-26 주식회사 유라코퍼레이션 대전류용 단자 체결구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200458684Y1 (ko) * 2009-12-17 2012-03-26 주식회사 유라코퍼레이션 대전류용 단자 체결구조

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Legal Events

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Effective date: 20080513