JPH09115570A - アース端子の取付構造 - Google Patents
アース端子の取付構造Info
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- JPH09115570A JPH09115570A JP29490395A JP29490395A JPH09115570A JP H09115570 A JPH09115570 A JP H09115570A JP 29490395 A JP29490395 A JP 29490395A JP 29490395 A JP29490395 A JP 29490395A JP H09115570 A JPH09115570 A JP H09115570A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アース端子をボディから簡単に取り外せるよ
うにする。 【解決手段】 アース端子1には、ボルト7のねじ部8
を挿通する挿通孔11と、その後方にボルト7の頭部9
が挿通可能な取り外し用孔15が形成されている。両孔
11、15は細い溝16で連通されている。溝16の両
側には窓孔17が打ち抜かれており、それにより変形許
容壁18が形成されている。アース端子1がボルト7で
ボディ13に取り付けられた状態から前方に押し込む
と、両変形許容壁18がボルト7のねじ部8にぶつかる
ことで、窓孔17内に向けて押し潰されるように変形
し、溝16が広げられてねじ部8が通りつつボルト7が
取り外し用孔15側に抜ける。引き続いて、アース端子
1を持ち上げると、頭部9が取り外し用孔15を通りつ
つ、アース端子1並びに電線aがボディ13から外され
る。
うにする。 【解決手段】 アース端子1には、ボルト7のねじ部8
を挿通する挿通孔11と、その後方にボルト7の頭部9
が挿通可能な取り外し用孔15が形成されている。両孔
11、15は細い溝16で連通されている。溝16の両
側には窓孔17が打ち抜かれており、それにより変形許
容壁18が形成されている。アース端子1がボルト7で
ボディ13に取り付けられた状態から前方に押し込む
と、両変形許容壁18がボルト7のねじ部8にぶつかる
ことで、窓孔17内に向けて押し潰されるように変形
し、溝16が広げられてねじ部8が通りつつボルト7が
取り外し用孔15側に抜ける。引き続いて、アース端子
1を持ち上げると、頭部9が取り外し用孔15を通りつ
つ、アース端子1並びに電線aがボディ13から外され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線に接続したア
ース端子をボディに取り付ける取付構造に関するもので
ある。
ース端子をボディに取り付ける取付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車のワイヤハーネスでは、アース用
の電線の端末にアース端子を圧着し、このアース端子を
ボディの所定位置に取り付けることによりアースを取る
ようにしている。一方、近年では、自動車におけるリサ
イクルが要望されており、その中で金属製のボディを再
利用することが考えられている。この場合、ボディに金
属以外の材質の部品が取り付けられたままでは後の加工
に支障を来すことがあるため、樹脂被覆の施された電線
はボディから取り外しておく必要がある。しかるに、ワ
イヤハーネスを構成する電線のうちのアース用の電線
は、上記のようにアース端子が圧着によって接続されて
いるため、アース端子と一緒にボディから取り外す必要
がある。
の電線の端末にアース端子を圧着し、このアース端子を
ボディの所定位置に取り付けることによりアースを取る
ようにしている。一方、近年では、自動車におけるリサ
イクルが要望されており、その中で金属製のボディを再
利用することが考えられている。この場合、ボディに金
属以外の材質の部品が取り付けられたままでは後の加工
に支障を来すことがあるため、樹脂被覆の施された電線
はボディから取り外しておく必要がある。しかるに、ワ
イヤハーネスを構成する電線のうちのアース用の電線
は、上記のようにアース端子が圧着によって接続されて
いるため、アース端子と一緒にボディから取り外す必要
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで通常のアース
端子は、ラグ端子状で中心に挿通孔を開口した形状とな
っており、それを取り付ける場合は、挿通孔にボルトを
通してボディのねじ孔にねじ込み、ボルトの頭部とボデ
ィとの間でアース端子を挟み付けて固定するという手段
が採られていた。そのため電線をボディから取り外す場
合に、ボルトを完全に緩めて挿通孔から引き抜かない限
りはアース端子を外すことができず、手間が掛かって作
業性が悪いという欠点があった。本発明は上記のような
事情に基づいて完成されたものであって、アース端子を
ボディから簡単に取り外せるようにすることを目的とす
る。
端子は、ラグ端子状で中心に挿通孔を開口した形状とな
っており、それを取り付ける場合は、挿通孔にボルトを
通してボディのねじ孔にねじ込み、ボルトの頭部とボデ
ィとの間でアース端子を挟み付けて固定するという手段
が採られていた。そのため電線をボディから取り外す場
合に、ボルトを完全に緩めて挿通孔から引き抜かない限
りはアース端子を外すことができず、手間が掛かって作
業性が悪いという欠点があった。本発明は上記のような
事情に基づいて完成されたものであって、アース端子を
ボディから簡単に取り外せるようにすることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めの手段として、請求項1の発明は、電線に接続したア
ース端子をアース用のボディに取り外し可能に取り付け
るためのアース端子の取付構造であって、前記アース端
子には、前記ボディに立設される頭部付きの取付軸を挿
通する軸孔が形成され、その軸孔の口縁には、一定以上
の力が作用した場合に拡幅変形して前記取付軸が取り外
し可能領域に向けて通過するのを許容する溝が設けられ
ている構成としたところに特徴を有する。請求項2の発
明は、請求項1の発明において、前記溝が電線の軸線上
に設けられている構成としたところに特徴を有する。
めの手段として、請求項1の発明は、電線に接続したア
ース端子をアース用のボディに取り外し可能に取り付け
るためのアース端子の取付構造であって、前記アース端
子には、前記ボディに立設される頭部付きの取付軸を挿
通する軸孔が形成され、その軸孔の口縁には、一定以上
の力が作用した場合に拡幅変形して前記取付軸が取り外
し可能領域に向けて通過するのを許容する溝が設けられ
ている構成としたところに特徴を有する。請求項2の発
明は、請求項1の発明において、前記溝が電線の軸線上
に設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0005】また請求項3の発明は、電線に接続したア
ース端子をアース用のボディに取り外し可能に取り付け
るためのアース端子の取付構造であって、前記アース端
子には、前記ボディに立設される頭部付きの取付軸を挿
通する軸孔と、その取付軸の頭部が挿通可能な取り外し
用孔とが並んで形成され、前記軸孔と取り外し用孔と
は、一定以上の力が作用した場合に拡幅変形して前記取
付軸が径方向に通過するのを許容する溝を介して連通さ
れている構成としたところに特徴を有する。請求項4の
発明は、請求項3の発明において、前記取り外し用孔の
口縁には、前記取付軸の頭部の周面を突き当てるストッ
パが形成されている構成としたところに特徴を有する。
ース端子をアース用のボディに取り外し可能に取り付け
るためのアース端子の取付構造であって、前記アース端
子には、前記ボディに立設される頭部付きの取付軸を挿
通する軸孔と、その取付軸の頭部が挿通可能な取り外し
用孔とが並んで形成され、前記軸孔と取り外し用孔と
は、一定以上の力が作用した場合に拡幅変形して前記取
付軸が径方向に通過するのを許容する溝を介して連通さ
れている構成としたところに特徴を有する。請求項4の
発明は、請求項3の発明において、前記取り外し用孔の
口縁には、前記取付軸の頭部の周面を突き当てるストッ
パが形成されている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明では、アース端
子が取り付けられた状態から、取付軸が溝にぶつかるよ
うに一定以上の力を作用させると、溝がその幅を広げる
ように変形して取付軸がそこを通って取り外し可能領域
に抜け、アース端子並びに電線がボディから外される。
アース端子すなわち電線をボディから簡単に外すことが
できる効果が得られる。請求項2の発明では、上記に加
え、電線に加えられた押しまたは引きの力を効率良く溝
に作用させることができて、溝をより簡単に拡幅変形さ
せることができる。
子が取り付けられた状態から、取付軸が溝にぶつかるよ
うに一定以上の力を作用させると、溝がその幅を広げる
ように変形して取付軸がそこを通って取り外し可能領域
に抜け、アース端子並びに電線がボディから外される。
アース端子すなわち電線をボディから簡単に外すことが
できる効果が得られる。請求項2の発明では、上記に加
え、電線に加えられた押しまたは引きの力を効率良く溝
に作用させることができて、溝をより簡単に拡幅変形さ
せることができる。
【0007】また請求項3の発明では、アース端子が取
り付けられた状態から、取付軸が溝にぶつかるように一
定以上の力を作用させると、溝が広がるように変形しつ
つ取付軸がそこを通って取り外し用孔側に抜け、取付軸
の頭部を取り外し用孔に通しつつアース端子並びに電線
がボディから外される。同じく、アース端子すなわち電
線をボディから簡単に外すことができる効果が得られ
る。請求項4の発明では、上記に加え、取付軸が取り外
し用孔側に抜けた際、頭部がストッパに当たることで取
り外し用孔内に留められ、アース端子をそのまま持ち上
げるだけで外すことができる。
り付けられた状態から、取付軸が溝にぶつかるように一
定以上の力を作用させると、溝が広がるように変形しつ
つ取付軸がそこを通って取り外し用孔側に抜け、取付軸
の頭部を取り外し用孔に通しつつアース端子並びに電線
がボディから外される。同じく、アース端子すなわち電
線をボディから簡単に外すことができる効果が得られ
る。請求項4の発明では、上記に加え、取付軸が取り外
し用孔側に抜けた際、頭部がストッパに当たることで取
り外し用孔内に留められ、アース端子をそのまま持ち上
げるだけで外すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>図1ないし図6は本発明の第1実施形
態を示す。図1、2において、符号1はアース端子であ
って、導電性の金属材料からなる板材を所定形状に打ち
抜いて成形されており、外形小判状をなす接触部2の後
方に電線接続部3が連設されている。
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>図1ないし図6は本発明の第1実施形
態を示す。図1、2において、符号1はアース端子であ
って、導電性の金属材料からなる板材を所定形状に打ち
抜いて成形されており、外形小判状をなす接触部2の後
方に電線接続部3が連設されている。
【0009】電線接続部3には、ワイヤバレル4とイン
シュレーションバレル5とが形成され、電線aの被覆b
の端末がインシュレーションバレル5に圧着され、また
被覆bの端末から露出された芯線cの端末がワイヤバレ
ル4に圧着されることで、電線aの端末がアース端子1
に固着されている。
シュレーションバレル5とが形成され、電線aの被覆b
の端末がインシュレーションバレル5に圧着され、また
被覆bの端末から露出された芯線cの端末がワイヤバレ
ル4に圧着されることで、電線aの端末がアース端子1
に固着されている。
【0010】アース端子1の接触部2の先端側には、ボ
ルト7の挿通孔11が開口されている。この挿通孔11
は、ボディ13の所定位置に形成されたねじ孔14に螺
合されるボルト7のねじ部8が挿通可能となっている。
その挿通孔11の後方には、取り外し用孔15が所定の
間隔を開けて形成されている。この取り外し用孔15
は、上記したボルト7の頭部9をクリアランスを持って
挿通可能とする開口面積を有している。
ルト7の挿通孔11が開口されている。この挿通孔11
は、ボディ13の所定位置に形成されたねじ孔14に螺
合されるボルト7のねじ部8が挿通可能となっている。
その挿通孔11の後方には、取り外し用孔15が所定の
間隔を開けて形成されている。この取り外し用孔15
は、上記したボルト7の頭部9をクリアランスを持って
挿通可能とする開口面積を有している。
【0011】上記した挿通孔11と取り外し用孔15の
間には、ボルト7のねじ部8の直径よりも小さい寸法の
幅を持った溝16が切られている。また、その溝16を
挟んだ左右両側には、両孔11、15の周縁の一部の外
側にわたって、窓孔17が打ち抜かれている。これによ
り、溝16の両側には薄肉の変形許容壁18が形成され
ており、この変形許容壁18は、一定以上の力が作用し
た場合には容易に窓孔17側に向けて変形可能となって
いる。
間には、ボルト7のねじ部8の直径よりも小さい寸法の
幅を持った溝16が切られている。また、その溝16を
挟んだ左右両側には、両孔11、15の周縁の一部の外
側にわたって、窓孔17が打ち抜かれている。これによ
り、溝16の両側には薄肉の変形許容壁18が形成され
ており、この変形許容壁18は、一定以上の力が作用し
た場合には容易に窓孔17側に向けて変形可能となって
いる。
【0012】次に、本第1実施形態の作用について説明
する。アース端子1をボディ13に取り付ける場合は、
まずボルト7のねじ部8をアース端子1の挿通孔11に
通し、そのねじ部8の先端をボディ13に形成されたね
じ孔14に螺合してボルト7を締め付ける。それによ
り、図3、4に示すように、ボルト7の頭部9とボディ
13の上面との間で、接触部2の特に挿通孔11の回り
の部分が挟み付けられて固定される。これにより、アー
スが取られる。
する。アース端子1をボディ13に取り付ける場合は、
まずボルト7のねじ部8をアース端子1の挿通孔11に
通し、そのねじ部8の先端をボディ13に形成されたね
じ孔14に螺合してボルト7を締め付ける。それによ
り、図3、4に示すように、ボルト7の頭部9とボディ
13の上面との間で、接触部2の特に挿通孔11の回り
の部分が挟み付けられて固定される。これにより、アー
スが取られる。
【0013】アース端子1をボディ13から取り外す場
合は、ボルト7を少し緩めたのち、電線aを持って、図
3の矢線に示すように、アース端子1を前方に押し込
む。そうすると、両変形許容壁18がボルト7のねじ部
8にぶつけられるため、各変形許容壁18は、図5に示
すように、それぞれ窓孔17内に向けて押し潰されるよ
うに変形して溝16が広げられる。溝16は電線aの軸
線上に設けられているため、電線aに加えた押し力が効
率良く変形許容壁18に作用して比較的弱い押し力でも
変形させることができる。
合は、ボルト7を少し緩めたのち、電線aを持って、図
3の矢線に示すように、アース端子1を前方に押し込
む。そうすると、両変形許容壁18がボルト7のねじ部
8にぶつけられるため、各変形許容壁18は、図5に示
すように、それぞれ窓孔17内に向けて押し潰されるよ
うに変形して溝16が広げられる。溝16は電線aの軸
線上に設けられているため、電線aに加えた押し力が効
率良く変形許容壁18に作用して比較的弱い押し力でも
変形させることができる。
【0014】そして、ねじ部8が広がった溝16を通り
つつ、ボルト7が取り外し用孔15側に抜ける。この取
り外し用孔15はボルト7の頭部9よりも大きな開口面
積に形成されているので、引き続いて、図6の矢線に示
すようにアース端子1を上方に持ち上げると、ボルト7
の頭部9が取り外し用孔15を通りつつ、アース端子1
並びに電線aがボディ13から外される。以上により、
金属製のボディ13とは異なる材質の樹脂製の被覆を含
んでいる電線aがボディ13から取り外され、この後、
ボディ13はリサイクル処理されることになる。
つつ、ボルト7が取り外し用孔15側に抜ける。この取
り外し用孔15はボルト7の頭部9よりも大きな開口面
積に形成されているので、引き続いて、図6の矢線に示
すようにアース端子1を上方に持ち上げると、ボルト7
の頭部9が取り外し用孔15を通りつつ、アース端子1
並びに電線aがボディ13から外される。以上により、
金属製のボディ13とは異なる材質の樹脂製の被覆を含
んでいる電線aがボディ13から取り外され、この後、
ボディ13はリサイクル処理されることになる。
【0015】上記のようにこの第1実施形態では、アー
ス端子1並びに電線aを取り外す場合に、ボルト7を少
し緩めておいてアース端子1を前方に押し出し、その後
引き上げるだけでよいから、従来のように、ボルト7を
完全に緩めて抜き取る必要がなく、電線aをボディ13
から取り外す作業を簡単に能率良く行うことができる。
ス端子1並びに電線aを取り外す場合に、ボルト7を少
し緩めておいてアース端子1を前方に押し出し、その後
引き上げるだけでよいから、従来のように、ボルト7を
完全に緩めて抜き取る必要がなく、電線aをボディ13
から取り外す作業を簡単に能率良く行うことができる。
【0016】なお、変形許容壁18が変形する前は、ボ
ルト7を挿通するための挿通孔11が取り外し用孔15
から独立した状態にあるため、ボルト7のねじ部8を挿
通する際のいわば位置決めがなされて挿通作業が円滑に
でき、もって取付作業を簡単に行うことができる。ま
た、アース端子1が取り付けられている状態において、
電線aに引張力が作用した場合にも、ボルト7のねじ部
8が、挿通孔11における溝16を設けた側と反対側の
部分で係止されることになるので、抜け止めは十分にな
される。
ルト7を挿通するための挿通孔11が取り外し用孔15
から独立した状態にあるため、ボルト7のねじ部8を挿
通する際のいわば位置決めがなされて挿通作業が円滑に
でき、もって取付作業を簡単に行うことができる。ま
た、アース端子1が取り付けられている状態において、
電線aに引張力が作用した場合にも、ボルト7のねじ部
8が、挿通孔11における溝16を設けた側と反対側の
部分で係止されることになるので、抜け止めは十分にな
される。
【0017】<第2実施形態>図7ないし図9は本発明
の第2実施形態を示す。この第2実施形態のアース端子
21は、第1実施形態と比べて、ボルト7の挿通孔11
と、取り外し用孔15とが前後逆に設けられている。す
なわち、接触部2の後端側に挿通孔11が、先端側に取
り外し用孔15が形成されており、その間に溝16が切
られて、溝16を挟んだ左右両側に窓孔17が打ち抜か
れることで、薄肉の変形許容壁18が形成されている。
の第2実施形態を示す。この第2実施形態のアース端子
21は、第1実施形態と比べて、ボルト7の挿通孔11
と、取り外し用孔15とが前後逆に設けられている。す
なわち、接触部2の後端側に挿通孔11が、先端側に取
り外し用孔15が形成されており、その間に溝16が切
られて、溝16を挟んだ左右両側に窓孔17が打ち抜か
れることで、薄肉の変形許容壁18が形成されている。
【0018】また、取り外し用孔15の口縁には、先端
側および左右両側の都合3箇所においてストッパ22が
形成されている。これらのストッパ22は、取り外し用
孔15の接線方向において垂直に切り起こされて形成さ
れており、ボルト7の頭部9の外周面を突き当て可能と
なっている。その他の構造は前記第1実施形態と同様で
あって、同一部位については同一符号を付して重複した
説明は省略する。
側および左右両側の都合3箇所においてストッパ22が
形成されている。これらのストッパ22は、取り外し用
孔15の接線方向において垂直に切り起こされて形成さ
れており、ボルト7の頭部9の外周面を突き当て可能と
なっている。その他の構造は前記第1実施形態と同様で
あって、同一部位については同一符号を付して重複した
説明は省略する。
【0019】この第2実施形態の作用は以下のようであ
る。アース端子21は、挿通孔11に通したボルト7の
ねじ部8をねじ孔14に螺合して締め付けることで、図
8に示すようにボディ13に取り付けられる。
る。アース端子21は、挿通孔11に通したボルト7の
ねじ部8をねじ孔14に螺合して締め付けることで、図
8に示すようにボディ13に取り付けられる。
【0020】そしてアース端子21をボディ13から取
り外す場合は、ボルト7を少し緩めたのち、電線aを持
って図8の矢線に示すように後方に引っ張る。そうする
と、同様に両変形許容壁18がボルト7のねじ部8にぶ
つけられることで押し潰されて溝16が広げられ、図9
に示すように、ねじ部8が広がった溝16を通りつつ、
ボルト7が取り外し用孔15側に抜ける。
り外す場合は、ボルト7を少し緩めたのち、電線aを持
って図8の矢線に示すように後方に引っ張る。そうする
と、同様に両変形許容壁18がボルト7のねじ部8にぶ
つけられることで押し潰されて溝16が広げられ、図9
に示すように、ねじ部8が広がった溝16を通りつつ、
ボルト7が取り外し用孔15側に抜ける。
【0021】このとき、ボルト7の頭部9が取り外し用
孔15の外側に出ようとしても、取り外し用孔15の口
縁にはストッパ22が設けられているので、ボルト7の
頭部9の外周面がストッパ22に突き当たることでそれ
が阻止され、頭部9が取り外し用孔15内に留まる。そ
のため、引き続きアース端子21を上方に持ち上げれ
ば、ボルト7の頭部9が取り外し用孔15を通りつつ、
アース端子21並びに電線aがボディ13から外され
る。
孔15の外側に出ようとしても、取り外し用孔15の口
縁にはストッパ22が設けられているので、ボルト7の
頭部9の外周面がストッパ22に突き当たることでそれ
が阻止され、頭部9が取り外し用孔15内に留まる。そ
のため、引き続きアース端子21を上方に持ち上げれ
ば、ボルト7の頭部9が取り外し用孔15を通りつつ、
アース端子21並びに電線aがボディ13から外され
る。
【0022】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0023】(1)アース端子の接触部の構造を、中央
にボルトの挿通孔を開口したラグ端子状とし、その挿通
孔の先端側の口縁に、一定以上の力が作用した場合に拡
幅変形しつつボルトのねじ部が径方向に通過するのを許
容する溝を設けるようにしてもよい。その場合は、アー
ス端子を電線ともども引っ張ることで、ボディから取り
外される。
にボルトの挿通孔を開口したラグ端子状とし、その挿通
孔の先端側の口縁に、一定以上の力が作用した場合に拡
幅変形しつつボルトのねじ部が径方向に通過するのを許
容する溝を設けるようにしてもよい。その場合は、アー
ス端子を電線ともども引っ張ることで、ボディから取り
外される。
【図1】本発明の第1実施形態における取付前の状態の
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】アース端子の平面図である。
【図3】ボディへの取付状態の平面図である。
【図4】その縦断面図である。
【図5】アース端子を押し込んだ状態の平面図である。
【図6】その縦断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態における取付前の状態の
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図8】ボディへの取付状態の平面図である。
【図9】アース端子を引っ張った状態の平面図である。
a…電線 1…アース端子 7…ボルト 8…ねじ部 9…頭部 11…挿通孔(軸孔) 13…ボディ 14…ねじ孔 15…取り外し用孔 16…溝 17…窓孔 18…変形許容壁 21…アース端子 22…ストッパ
Claims (4)
- 【請求項1】 電線に接続したアース端子をアース用の
ボディに取り外し可能に取り付けるためのアース端子の
取付構造であって、 前記アース端子には、前記ボディに立設される頭部付き
の取付軸を挿通する軸孔が形成され、その軸孔の口縁に
は、一定以上の力が作用した場合に拡幅変形して前記取
付軸が取り外し可能領域に向けて通過するのを許容する
溝が設けられていることを特徴とするアース端子の取付
構造。 - 【請求項2】 前記溝が電線の軸線上に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載のアース端子の取付構
造。 - 【請求項3】 電線に接続したアース端子をアース用の
ボディに取り外し可能に取り付けるためのアース端子の
取付構造であって、 前記アース端子には、前記ボディに立設される頭部付き
の取付軸を挿通する軸孔と、その取付軸の頭部が挿通可
能な取り外し用孔とが並んで形成され、前記軸孔と取り
外し用孔とは、一定以上の力が作用した場合に拡幅変形
して前記取付軸が径方向に通過するのを許容する溝を介
して連通されていることを特徴とするアース端子の取付
構造。 - 【請求項4】 前記取り外し用孔の口縁には、前記取付
軸の頭部の周面を突き当てるストッパが形成されている
ことを特徴とする請求項3記載のアース端子の取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29490395A JPH09115570A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | アース端子の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29490395A JPH09115570A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | アース端子の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09115570A true JPH09115570A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17813754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29490395A Pending JPH09115570A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | アース端子の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09115570A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100349759B1 (ko) * | 1999-11-26 | 2002-08-22 | 현대자동차주식회사 | 접지 터미널 |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP29490395A patent/JPH09115570A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100349759B1 (ko) * | 1999-11-26 | 2002-08-22 | 현대자동차주식회사 | 접지 터미널 |
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