JP2002230254A - 現地発生費用管理方法 - Google Patents

現地発生費用管理方法

Info

Publication number
JP2002230254A
JP2002230254A JP2001207416A JP2001207416A JP2002230254A JP 2002230254 A JP2002230254 A JP 2002230254A JP 2001207416 A JP2001207416 A JP 2001207416A JP 2001207416 A JP2001207416 A JP 2001207416A JP 2002230254 A JP2002230254 A JP 2002230254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
cost
database
local
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001207416A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Nanjo
敏弘 南条
Mitsuhisa Kimura
満久 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001207416A priority Critical patent/JP2002230254A/ja
Publication of JP2002230254A publication Critical patent/JP2002230254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】現地事務所において本部での費用管理処理の進
捗状況を容易に把握することができる現地発生費用管理
方法を提供する。 【解決手段】現地建設事務所と本部の双方に、少なくと
も費用発生データと支払承認データ等を含む現地発生費
用に関するデータベースを設置し、双方のデータベース
の内容を同一に保つ様にし、現地事務所は本部のデータ
ベースにアクセスすることなく、本部での費用管理処理
の進捗状況を把握する。また、各データベースにデータ
の入力が行われた場合に、次の処理を行う担当部門に電
子メールが送信されると共に、次の処理が所定期間に行
われなかった場合に、再度電子メールが送信される。本
発明によれば、現地建設事務所に、本部での処理状況が
逐一入力された現地発生費用に関するデータベースが設
置されるので、現地建設事務所で費用管理処理の進捗状
況を容易に監視することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現地発生費用管理
方法に関し、特に、海外で発電プラント等を建設する場
合に、現地建設事務所において発生する費用を日本に設
置された本部において管理する現地発生費用管理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海外で発電プラント等の工事を行
う場合、工事現場等に設置される現地建設事務所と日本
に設置される本部とで、以下のような費用管理処理が行
われていた。
【0003】現地工事を行う場合、現地建設事務所が工
事の見積書を入手または作成し、見積書をファクシミリ
等で本部に送信する。本部で見積書を検討し、工事を承
認する場合は、工事に関する購入要求書を作成し、支払
指示書をファクシミリ等で現地建設事務所に送信する。
【0004】現地建設事務所は、支払指示書に基づいた
資材購入及び工事を行い、業者等に工事費用を支払っ
て、工事費用の領収書をファクシミリ等で本部に送信す
る。本部では先に送信した支払指示書と工事費用の領収
書に基づいて財務会計処理を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、海
外で発電プラント等の工事を行う場合、現地建設事務所
と本部との間で、ファクシミリ等により見積書や購入要
求書等の書類の送受信が行われ、それらの書類に基づい
て支払承認処理、購入要求書作成処理、財務会計処理等
からなる費用管理処理が行われていた。
【0006】一方、発電プラント等の現地工事は、例え
ば、本工事、計画外工事、不適合対策工事等の案件に区
分され、案件区分により本部における支払承認ルート
と、購入要求書作成処理及び財務会計処理を含む支払処
理ルートが異なっている。また、現地工事の見積金額に
よっても本部における支払承認ルート及び支払処理ルー
トが異なっている。
【0007】このため、本部の各担当部門では、現地工
事の案件区分及び見積金額により支払承認ルート及び支
払処理ルートを判断し、購入要求書及び領収書等の書類
を対応するルートの次の担当部門に渡さなければならな
い。
【0008】従って、案件区分及び見積金額に応じて、
本部での支払承認ルート及び支払処理ルートが異なり、
海外の現地建設事務所では、各案件毎に本部における費
用管理処理の進捗状況、例えば、どこの担当部門で事務
処理が停滞しているかがわかりにくいため、適切な督促
を行うことができなかった。また、本部での支払承認の
事務処理が紙ベースで行われていたため、本部・現地で
の処理に時間がかかっていた。そのため、現地事務所で
の工事発注、工事費用の支払いを適切に且つタイムリー
に行う事ができなかった。
【0009】そこで、本発明の目的は、現地事務所にお
いて本部での費用管理処理の進捗状況を容易に把握する
ことができる現地発生費用管理方法を提供することにあ
る。
【0010】また、現地事務所から本部の担当部門に、
費用管理処理に関する適切な通知を行うと共に、費用管
理処理が停滞している担当部門に適切な督促を行い、費
用管理処理を迅速に行うことができる現地発生費用管理
方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の一つの側面は、現地建設事務所と本部の
双方に、少なくとも費用発生データと支払承認データ等
を含む現地発生費用に関するデータベースを設置し、双
方のデータベースの内容を同一に保つ様にし、現地事務
所は本部のデータベースにアクセスすることなく、本部
での費用管理処理の進捗状況を把握することを特徴とす
る。また、各データベースにデータの入力が行われた場
合に、次の処理を行う担当部門に電子メールが送信され
ると共に、次の処理が所定期間に行われなかった場合
に、再度電子メールが送信されることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、現地建設事務所に、本部
での処理状況が逐一入力された現地発生費用に関するデ
ータベースが設置されるので、現地建設事務所で費用管
理処理の進捗状況を容易に監視することができる。ま
た、次の処理を行う担当部門に電子メールが送信され、
処理が停滞している担当部門に督促の電子メールが送信
されるので、費用管理処理を迅速に行うことができる。
【0013】上記の目的を達成するために、本発明の別
の側面は、現地事務所において発生する費用を、現地事
務所から遠隔に位置する本部事務所において管理する現
地発生費用管理方法において、現地事務所に設けられ、
費用の管理データを格納する第1のデータベースを備え
る第1の情報処理装置と、本部事務所に設けられ、第1
の情報処理装置とネットワークにより接続され、費用の
管理データを格納する第2のデータベースを備える第2
の情報処理装置とが設けられ、第1の情報処理装置は、
費用の発生データを第1のデータベースに格納する場合
に、費用の発生データをネットワークにより第2の情報
処理装置に送信して第2のデータベースに格納し、第2
の情報処理装置は、費用の支払承認データを第2のデー
タベースに格納する場合に、費用の支払承認データをネ
ットワークにより第1の情報処理装置に送信して第1の
データベースに格納し、第1及び第2のデータベースに
格納した費用の発生データ及び支払承認データを同一に
維持することを特徴とする。
【0014】本発明によれば、第1及び第2のデータベ
ースに格納された費用の発生データ及び支払承認データ
が同一に維持されるので、現地建設事務所において費用
管理処理の進捗状況を容易に監視することができる。ま
た、各データベースに新たなデータが格納された場合
に、現地建設事務所と本部事務所の間でネットワークを
介してその新たなデータのみ互いに転送されるので、現
地建設事務所と本部事務所が遠く離れている場合でも、
データ通信に要する費用の増加を抑えることができる。
【0015】また、上記の発明の好ましい態様として、
第2の情報処理装置には、メールボックスが備えられ、
第1の情報処理装置は、費用の発生データを第1のデー
タベースに格納する場合に、メールボックスの第3の情
報処理装置に対応するアドレスに費用の発生を通知する
費用発生電子メールを送信することを特徴とする。
【0016】また、上記の発明の好ましい態様として、
第3の情報処理装置は、費用の支払承認データを第2の
データベースに格納する場合に、メールボックスの第1
の情報処理装置に対応するアドレスに支払承認を通知す
る支払承認電子メールを送信することを特徴とする。
【0017】更に、上記の発明の好ましい態様として、
費用発生電子メールが送信されてから所定の期間内に、
第3の情報処理装置により支払承認処理が行われない場
合に、第2の情報処理装置は、メールボックスの第3の
情報処理装置に対応するアドレスに督促の電子メールを
送信することを特徴とする。
【0018】本発明によれば、情報処理装置が現地発生
費用に関する処理を行った場合に、次に処理を行う担当
部門に電子メールが送信され、その後、所定期間内に所
定の処理が行われない場合に、督促の電子メールが送信
されるので、費用管理処理を迅速に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0020】図1は、本発明の実施の形態の現地発生費
用管理方法を実施するためのシステム構成図である。海
外で発電プラント等を建設する場合は、建設現場等に現
地建設事務所が設置され、各現地建設事務所に、工事に
伴って発生する現地発生費用のデータを管理する現地コ
ンピュータ1,3,5が設けられる。また、現地コンピュー
タ1,3,5には、現地発生費用に関する管理データが格納
される現地コスト管理データベース2,4,6が設けられ
る。
【0021】現地コンピュータ1,3,5は、電話回線等に
より現地のアクセスポイント7に接続され、アクセスポ
イント7から、専用の通信回線等により、日本の本部に
おいて海外の現地建設事務所で発生する費用を管理する
本部コンピュータ(以下、サーバという。)11に接続さ
れる。
【0022】サーバ11には、各現地建設事務所の現地コ
スト管理データベース2,4,6の複製(レプリカ)を含む
本部コスト管理データベース12と、計画外工事管理デー
タベース14と、不適合管理データベース16と、費用管理
処理に関する電子メールが格納されるメールボックス20
とが設けられる。現地コスト管理データベース2,4,6と
本部コスト管理データベース12は、それぞれのデータベ
ースに新たなデータの入力が行われた場合に、通信回線
を介して新たなデータ(差分データ)の送信が行われ、
それぞれのデータベースの内容が等しく維持される。
【0023】本実施の形態において、本部における費用
管理処理手続は、現地工事の支払承認を行う支払承認ル
ートAと、現地工事の財務会計処理と資材管理処理を行
う支払処理ルートBにより行われる。この場合、支払承
認ルートAでは、現地工事の案件区分により異なるルー
トで支払承認が行われる。
【0024】即ち、現地工事の案件区分が当該プロジェ
クトの計画外工事である場合は、計画外工事管理データ
ベース14にて支払承認が行われる。また、現地工事の案
件区分が不適合対策工事、即ち、当初の工事が仕様を満
足しない場合に行われる工事の場合は、不適合管理デー
タベース16にて支払承認が行われる。また、現地工事の
案件区分が当該プロジェクトの計画内の工事である場合
は、本部コスト管理データベース12にて支払承認が行わ
れる。
【0025】一方、支払処理ルートBには、財務会計コ
ンピュータ18と資材管理コンピュータ19とが設けられ
る。経理部門の担当者は、財務会計コンピュータ18によ
り経理処理を行い、資材部門の担当者は、資材管理コン
ピュータ19により購入要求書の検収処理を行い、原価精
算書へデータを連結する。
【0026】財務会計コンピュータ18、資材管理コンピ
ュータ19はサーバ11に接続されており、財務会計コンピ
ュータ18と資材管理コンピュータ19は相互に接続されて
いる。
【0027】次に、本実施の形態の現地発生費用管理方
法における処理手順を図2から図7に示すフローチャー
トに従って説明する。本実施の形態の現地発生費用管理
方法では、現地工事の案件区分が、(a)計画外工事、(b)
現地不適合対策工事、(c)購入要求書を発行する本オー
ダ、(d)購入要求書が発行済みで出来高払いを行う本オ
ーダ、(e)輸送、(f)現地経費として処理する本オーダの
6種類に区分される。
【0028】まず、処理手順の概略を説明する。案件区
分が上記の(a),(b),(c)の場合で、現地工事の見積金額
が高額(図2、図4、図5の区分(2))の場合は、本部
の支払承認ルートAで支払承認が行われ、支払処理ルー
トBの購入要求書発行部門で購入要求書が発行された後
に、資材部門から現地へ工事施工の指示が行われる。
【0029】一方、現地工事の見積金額が低額(図2、
図4、図5の区分(3))の場合は、本部の支払承認ルー
トAで支払承認と共に現地へ工事施工の指示が行われ、
購入要求書は発行されない。また、現地工事の見積金額
が中程度(図2、図4、図5の区分(1))の場合は、本
部の支払承認ルートAで支払承認と共に現地へ工事施工
の指示が行われ、工事施工後に購入要求書発行部門で購
入要求書が発行される。
【0030】案件区分が上記の(d),(e)では、本部にお
ける支払承認が行われず、資材管理部門又は運輸部門か
ら現地へ工事施工の指示が行われる。この場合、案件区
分(d)では購入要求書が発行済みであり、案件区分(e)で
は購入要求書の発行は行わない。
【0031】また、案件区分が上記の(f)では、本部に
おける支払承認、工事施工指示及び購入要求書の発行が
行われず、現地工事の費用は、見積金額に係わらず現地
経費として処理される。
【0032】次に、現地工事の案件区分が計画外工事
で、工事の見積金額が中程度の区分(1)場合の処理手順
について詳細に説明する。図2に示すように、現地工事
を行う場合、現地担当者の起票により処理が開始され
(ステップS1)、案件区分が計画外工事の場合、現地
担当者は、計画外工事のデータ入力フォームを選択する
(ステップS2)。
【0033】図8は、案件区分が計画外工事の場合のデ
ータ入力フォームである。このデータ入力フォームに
は、案件区分欄に計画外工事と表示され、現地工事に応
じたシリアル番号が設定される。以後、現地工事の費用
はこのシリアル番号によって管理される。また、データ
入力フォームは、起票時にデータ入力が行われる「事象
発生時欄」、工事費用等の支払時にデータ入力が行われ
る「支払発生時欄」、資材等の購入要求時にデータ入力
が行われる「購入要求時欄」に分かれており、それぞれ
の時点でデータ入力が行われる。
【0034】現地担当者は、データ入力フォームの「事
象発生時欄」に、プロジェクト名、計画外工事名、支払
承認を求める責任部門、工事の本部窓口であるプラント
建設部門の電子メール宛先、材料費等の費目と見積金額
等を入力する(ステップS3)。
【0035】見積金額等が入力されると、現地コンピュ
ータ1は、起票時に入力されたデータを通信回線を通じ
て本部のサーバ11に送信する(ステップS4)。これに
より、サーバ11の本部コスト管理データベース12に現地
コスト管理データベース1の複製(レプリカ)が生成さ
れる。
【0036】また、それと同時に、現地コンピュータ1
は、プラント建設部門の担当者に電子メールを送信し、
複製されたデータを計画外工事管理データベース14に転
送するように依頼する。プラント建設部門の担当者は、
起票データを本部に取り込み(ステップS5)、計画外
工事の承認ルートである計画外工事管理システム13、
14に連結する(ステップS6)。
【0037】この場合、プラント建設部門の担当者が起
票データを計画外工事管理データベース14に転送しない
と、計画外工事の承認処理を行うことができない。この
ため、現地において起票データが入力されてから所定の
期間、例えば、1週間を経過しても転送処理が行われな
い場合、本部コンピュータ11は本部コスト管理データ
ベース12を常時モニタして転送処理が行われてないこ
とを検出し、プラント建設部門の担当者に督促メールを
送信する。また、それ以後は、転送処理が行われるま
で、1週間ごとに督促メールを送信する。
【0038】計画外工事管理システムでは、計画外工事
に関する責任部門、営業部門等の関連部門により、その
計画外工事の支払承認処理が行われる(ステップS
7)。なお、支払を承認する過程で決裁者が案件を却下
した場合は、直前の決裁者に差し戻されるが、再度上程
することができる。
【0039】支払承認処理が行われると、サーバ11が本
部コスト管理データベース12のデータを現地コンピュー
タ1に送信し、現地コスト管理データベース2にその複製
が生成される。
【0040】次に、起票時に入力された見積金額により
処理ルートが選択され(ステップS8)、見積金額が中
程度の区分(1)の場合は、計画外工事のオーダー番号の
発行を行う営業部門からオーダ番号が発行され、データ
入力フォームの「事象発生時欄」にオーダ番号が入力さ
れる。また、計画外工事用コンピュータ13が、現地の担
当者宛に工事施工及び支払を指示する電子メールを送信
する(ステップS9)。
【0041】現地にて工事が施工され支払が行われる
と、現地の担当者により、データ入力フォームの「支払
発生時欄」に、アカウントコード(経理コード)、受領
・支払日等の現地支払データが入力される(ステップS
10)。また、支払いの領収書等がスキャナにより電子
データ化され、本部の経理部門に電送される。
【0042】現地支払データが現地コスト管理データベ
ース2に格納されると、現地コンピュータ1は、現地コス
ト管理データベース2のデータをサーバ11に送信し、本
部コスト管理データベース12にその複製が生成される
(ステップS11)。また、それと同時に、現地コンピ
ュータ1は、本部の購入要求書発行部門に購入要求書の
発行を依頼する電子メールを送信する(ステップS1
2)。
【0043】この場合、購入要求書の発行を依頼する電
子メールが送信されてから、例えば、1週間以内に購入
要求書が発行されない場合、本部コンピュータ11は、
本部コスト管理データベース12を常時モニタして、発
行されてないことを検出し、購入要求書発行部門に督促
メールを送信する。また、それ以後、購入要求書が発行
されるまで、1週間ごとに督促メールを送信する。
【0044】購入要求書の発行依頼を受けた購入要求書
発行部門の担当者は、データ入力フォームの「購入要求
時欄」に、購入する材料等の数量、品名等のデータを入
力し(ステップS13)、購入要求書の発行処理を行う
(ステップS14)。
【0045】次に、データを資材管理コンピュータ19の
電子決裁システム(図示せず)に連結し(ステップS1
5)、電子決裁システムにおいて購入要求書データの承
認処理を行う(ステップS16)。
【0046】一方、ステップS11で現地の支払データ
が送信されると同時に、現地で経理報告が作成される
(ステップS17)。経理報告がサーバ11に送信される
と、経理部門の担当者は経理報告に基づいた出納簿を出
力する(ステップS20)。また、支払データに基づい
た仕訳データを作成し(ステップS18)、購入要求書
データについては資材部門に連絡される(ステップS1
9)。
【0047】その後、現地発生費用データは、資材管理
コンピュータ19の資材管理システム(図示せず)に連結
され、検収処理が行われる(ステップS21)。更に、
原価精算書システム(図示せず)に連結されて原価精算
書が作成される(ステップS22)。
【0048】一方、ステップS8において、見積金額
が、高額の区分(2)の場合は、図3(1)に示すステップS
31に移行し、計画外工事管理データベース14に対し
て営業部門がオーダ番号を発行、入力し、計画外工事管
理データベース14に従って本部コンピュータ11が購入
要求書発行部門に購入要求書の発行を依頼する電子メー
ルを送信する(ステップS31)。
【0049】購入要求書発行部門において、データ入力
フォームの「購入要求時欄」にデータ入力が行われ(ス
テップS32)、購入要求書の発行処理が行われる(ス
テップS33)。そして、購入要求書データが電子決裁
システム(図示せず)に連結される(ステップS3
4)。電子決裁システムにおいて購入要求書データの承
認処理が行われると(ステップS35)、購入要求書デ
ータが資材管理システム(図示せず)に連結される(ス
テップS36)。
【0050】次に、資材部門の担当者は、承認された購
入要求書データに基づいて、現地コンピュータ1に工事
施工を指示する電子メールを送信する(ステップS3
7)。
【0051】現地において工事が施工され、業者に支払
が行われた後、現地の担当者により、データ入力フォー
ムの「支払発生時欄」に現地支払データが入力される
(ステップS39)。現地支払データが入力されると、
現地コンピュータ1は、現地コスト管理データベース2の
データをサーバ11に送信し、本部コスト管理データベー
ス12にその複製が生成される(ステップS40)。
【0052】また、現地において経理報告が作成され
(ステップS41)、経理部門の担当者は、経理報告に
基づいた出納簿を出力する(ステップS42)。更に、
経理部門の担当者は、現地支払データに基づいた仕訳デ
ータを作成し(ステップS43)、経理部門による精算
処理が行われる。
【0053】その後、資材部門の検収処理が行われ(ス
テップS44)、現地発生費用データが資材管理システ
ム(図示せず)に連結される(ステップS45)。更
に、原価精算書システム(図示せず)に連結され(ステ
ップS46)、原価精算書が作成される。
【0054】一方、ステップS8において、見積金額
が、低額の区分(3)の場合は、図3(2)に示すステップS
51に移行し、計画外工事管理データベース14に対し
て営業部門がオーダ番号を発行、入力し、計画外工事管
理データベース14に従って本部コンピュータ11が、
現地に工事施工を指示する電子メールを送信する。
【0055】現地において工事が施工され、業者に支払
が行われた後、現地の担当者により、データ入力フォー
ムの「支払発生時欄」に現地支払データが入力される
(ステップS52)。現地支払データが入力されると、
現地コンピュータ1は、現地支払データをサーバ11に送
信し(ステップS53)、本部コスト管理データベース
12に現地支払データの複製が生成される。
【0056】また、現地にて現地支払の経理報告が作成
され(ステップS54)、経理部門の担当者は経理報告
に基づいた出納簿を出力する(ステップS55)。ま
た、現地の支払データに基づいた仕訳データが作成され
(ステップS56)、経理部門により精算処理が行われ
る。また、原価精算書システム(図示せず)にデータが
連結され(ステップS57)、原価精算書が作成され
る。
【0057】このように、本実施の形態の現地発生費用
管理方法によれば、現地コスト管理データベース2,4,6
と本部コスト管理データベース12に格納されたデータが
同一に維持されるので、現地建設事務所において費用管
理処理の進捗状況を容易に把握することができる。
【0058】また、各データベースに新たなデータが格
納された場合に、現地建設事務所と本部事務所の間でネ
ットワークを介してその新たなデータのみ互いに転送さ
れるので、現地建設事務所と本部事務所が遠く離れてい
る場合でも、データ通信に要する費用の増加を抑えるこ
とができる。
【0059】また、次の処理を行う担当部門に電子メー
ルが送信され、処理が停滞している担当部門に督促の電
子メールが送信されるので、費用管理処理を迅速に行う
ことができる。
【0060】次に、現地工事の案件区分が(b)現地不適
合の場合について説明する。この場合は、図2に示した
ステップS2において(b)現地不適合が選択され、デー
タ入力フォームの案件区分欄にその旨が表示される。以
後の処理を図4により説明する。
【0061】現地担当者は、計画外工事の場合と同様
に、データ入力フォームの「事象発生時欄」に、プロジ
ェクト名等の起票データを入力する(ステップS6
1)。そして、現地コンピュータ1が、起票データを通
信回線を通じて本部のサーバ11に送信する。これによ
り、サーバ11の本部コスト管理データベース12に現地コ
スト管理データベース1の複製が生成される。また、そ
れと同時に、現地コンピュータ1は、プラント建設部門
の担当者に、起票データの取込を依頼する電子メールを
送信する(ステップS62)。
【0062】プラント建設部門の担当者は、起票データ
の取込処理を行い(ステップS63)、起票データを不
適合管理データベース16に連結する(ステップS6
4)。この場合、現地において起票データが入力されて
から所定の期間、例えば、1週間を経過しても取込処理
が行われない場合は、本部コンピュータ11は、本部コ
スト管理データベース12に従ってプラント建設部門の
担当者に督促メールを送信する。また、それ以後は、取
込処理が行われるまで、1週間ごとに督促メールを送信
する。
【0063】不適合管理データベース16において、不
適合対策工事に関する責任部門、検査部門等の関連部門
により、その不適合対策工事の支払承認処理が行われる
(ステップS65)。
【0064】支払承認処理が行われると、サーバ11は、
本部コスト管理データベース12のデータを現地コンピュ
ータ1に送信し、現地コスト管理データベース2にその複
製が生成される。
【0065】次に、起票時に入力された見積金額により
処理ルートが選択され(ステップS66)、見積金額が
中程度の区分(1)の場合は、不適合対策工事の検査部門
からオーダ番号が発行され、データ入力フォームの「事
象発生時欄」にオーダ番号が入力される。不適合工事用
コンピュータ15が不適合管理データベース16にそれ
を反映し、サーバ11が当該データベース16を参照し
て、現地の担当者に工事施工及び支払を指示する電子メ
ールを送信する(ステップS67)。
【0066】現地にて工事が施工され支払が行われる
と、現地の担当者により、データ入力フォームの「支払
発生時欄」に、アカウントコード等の現地支払データが
入力される(ステップS68)。
【0067】現地コンピュータ1は、現地コスト管理デ
ータベース2のデータをサーバ11に送信し、本部コスト
管理データベース12にその複製が生成される(ステップ
S69)。また、それと同時に、現地コンピュータ1
は、本部の購入要求書発行部門に購入要求書の発行を依
頼する電子メールを送信する(ステップS70)。
【0068】この場合、購入要求書の発行を依頼する電
子メールが送信されてから、例えば、1週間以内に購入
要求書が発行されない場合は、本部コンピュータ11
は、本部コスト管理データベース12に従って、購入要
求書発行部門に督促メールを送信する。また、それ以
後、購入要求書が発行されるまで、1週間ごとに督促メ
ールを送信する。
【0069】購入要求書の発行依頼を受けた購入要求書
発行部門の担当者は、データ入力フォームの「購入要求
時欄」に、購入する材料等の数量、品名等のデータを入
力し(ステップS71)、購入要求書の発行処理を行う
(ステップS72)。
【0070】そして、データを資材管理コンピュータ19
の電子決裁システム(図示せず)に連結し(ステップS
73)、電子決裁システムにおいて購入要求書データの
承認処理を行う(ステップS74)。
【0071】一方、ステップS69で現地の支払データ
が送信され、現地で経理報告が作成されると(ステップ
S75)、経理報告がサーバ11に送信され、経理部門の
担当者は経理報告に基づいた出納簿を出力する(ステッ
プS78)。また、支払データに基づいた仕訳データを
作成し(ステップS76)、購入要求書データと共に経
理部門により検収処理が行われる(ステップS77)。
【0072】その後、現地発生費用データは、資材管理
コンピュータ19の資材管理システム(図示せず)に連結
され、資材部門の検収処理が行われる(ステップS7
9)。更に、原価精算書システム(図示せず)に連結さ
れて原価精算書が作成される(ステップS80)。な
お、ステップS66において、見積金額が高額の区分
(2)、又は低額の区分(3)の場合は、計画外工事の場合と
同様の処理が行われる。
【0073】次に、現地工事の案件区分が(c)購入要求
書を発行する本オーダの場合について説明する。この場
合は、図2に示したステップS2において(c) 購入要求
書を発行する本オーダが選択され、データ入力フォーム
の案件区分欄にその旨が表示される。以後の処理を図5
により説明する。
【0074】現地担当者は、計画外工事等の場合と同様
に、データ入力フォームの「事象発生時欄」に、プロジ
ェクト名等の起票データを入力する(ステップS9
1)。そして、現地コンピュータ1は、起票データを通
信回線を通じて本部のサーバ11に送信する。これによ
り、サーバ11の本部コスト管理データベース12に現地コ
スト管理データベース1の複製が生成される。また、そ
れと同時に、現地コンピュータ1は、プラント建設部門
の担当者に、起票データの取込を依頼する電子メールを
送信する(ステップS92)。
【0075】プラント建設部門の担当者は、起票データ
の取込処理を行う(ステップS93)。この場合、現地
において起票データが入力されてから所定の期間、例え
ば、1週間を経過しても取込処理が行われない場合は、
本部コンピュータ11は、本部コスト管理データベース
12に従って、プラント建設部門の担当者に督促メール
を送信する。また、それ以後は、取込処理が行われるま
で、1週間ごとに督促メールを送信する。
【0076】本オーダの場合は、プラント建設部門及び
本オーダの責任部門により支払承認処理が行われる(ス
テップS94)。支払承認処理が行われると、サーバ11
は、本部コスト管理データベース12のデータを現地コン
ピュータ1に送信し、現地コスト管理データベース2にそ
の複製が生成される。
【0077】次に、起票時に入力された見積金額により
処理ルートが選択され(ステップS95)、見積金額が
中程度の区分(1)の場合は、本オーダの責任部門からオ
ーダ番号が発行され、データ入力フォームの「事象発生
時欄」にオーダ番号が入力される。また、本オーダ用コ
ンピュータ17は、現地の担当者に工事施工及び支払を指
示する電子メールを送信する(ステップS96)。
【0078】現地にて工事が施工され支払が行われる
と、現地の担当者により、データ入力フォームの「支払
発生時欄」に、アカウントコード等の現地支払データが
入力される(ステップS97)。
【0079】現地コンピュータ1は、現地コスト管理デ
ータベース2のデータをサーバ11に送信し、本部コスト
管理データベース12にその複製が生成される(ステップ
S98)。また、それと同時に、現地コンピュータ1
は、本部の購入要求書発行部門に購入要求書の発行を依
頼する電子メールを送信する(ステップS99)。
【0080】この場合、購入要求書の発行を依頼する電
子メールが送信されてから、例えば、1週間以内に購入
要求書が発行されない場合は、本部コンピュータ11
は、本部コスト管理データベース12に従って、購入要
求書発行部門に督促メールを送信する。また、それ以
後、購入要求書が発行されるまで、1週間ごとに督促メ
ールを送信する。
【0081】購入要求書の発行依頼を受けた購入要求書
発行部門の担当者は、データ入力フォームの「購入要求
時欄」に、購入する材料等の数量、品名等のデータを入
力し(ステップS100)、購入要求書の発行処理を行
う(ステップS101)。
【0082】そして、データを資材管理コンピュータ19
の電子決裁システムに連結し(ステップS102)、電
子決裁システム(図示せず)において購入要求書データ
の承認処理を行う(ステップS103)。
【0083】一方、ステップS98で現地の支払データ
が送信され、現地で経理報告が作成されると(ステップ
S104)、経理報告がサーバ11に送信され、経理部門
の担当者は経理報告に基づいた出納簿を出力する(ステ
ップS107)。また、支払データに基づいた仕訳デー
タを作成し(ステップS105)、購入要求書データと
共に資材部門に連絡される(ステップS106)。
【0084】その後、現地発生費用データは、資材管理
コンピュータ19の資材管理システム(図示せず)に連結
され、検収処理が行われる(ステップS108)。更
に、原価精算書システム(図示せず)に連結されて原価
精算書が作成される(ステップS109)。なお、ステ
ップS95において、見積金額が高額の区分(2)、又は
低額の区分(3)の場合は、計画外工事の場合と同様の処
理が行われる。
【0085】次に、現地工事の案件区分が(d)購入要求
書の発行済みで出来高払いを行う本オーダの場合につい
て説明する。この場合は、図2に示したステップS2に
おいて(d) 購入要求書の発行済みで出来高払いを行う本
オーダが選択され、データ入力フォームにその旨が表示
される。以後の処理を図6(1)により説明する。
【0086】現地担当者は、計画外工事等の場合と同様
に、データ入力フォームの「事象発生時欄」に、プロジ
ェクト名等の起票データを入力する(ステップS12
1)。そして、現地コンピュータ1は、起票データを通
信回線を通じて本部のサーバ11に送信する。これによ
り、サーバ11の本部コスト管理データベース12に現地コ
スト管理データベース1の複製が生成される。また、そ
れと同時に、現地コンピュータ1は、プラント建設部門
の担当者に、起票データの取込を依頼する電子メールを
送信する(ステップS122)。
【0087】プラント建設部門の担当者は、起票データ
の取込処理を行う(ステップS123)。この場合、現
地において起票データが入力されてから所定の期間、例
えば、1週間を経過しても取込処理が行われない場合、
本部コンピュータ11は、本部コスト管理データベース
12に従って、プラント建設部門の担当者に督促メール
を送信する。また、それ以後は、取込処理が行われるま
で、1週間ごとに督促メールを送信する。
【0088】この案件区分の場合は支払承認処理が行わ
れず、資材部門から現地の担当者に工事施工及び支払を
指示する電子メールを送信する(ステップS124)。
そして、現地にて工事が施工され支払が行われると、現
地の担当者により、データ入力フォームの「支払発生時
欄」に、アカウントコード等の現地支払データが入力さ
れる(ステップS125)。
【0089】現地コンピュータ1は、現地コスト管理デ
ータベース2のデータをサーバ11に送信し、本部コスト
管理データベース12にその複製が生成される(ステップ
S126)。
【0090】また、現地の支払データが送信され、現地
で経理報告が作成されると(ステップS127)、経理
部門の担当者は経理報告に基づいた出納簿を出力する。
(ステップS128)また、支払データに基づいた仕訳
データを作成し(ステップS129)、購入要求書デー
タと共に経理部門により検収処理が行われる(ステップ
S130)。
【0091】その後、現地発生費用データは、資材管理
コンピュータ19の資材管理システムに連結され、資材部
門の検収処理が行われる(ステップS131)。更に、
原価精算書システム(図示せず)に連結されて原価精算
書が作成される(ステップS132)。
【0092】次に、現地工事の案件区分が(e)輸送の場
合について説明する。この場合は、図2に示したステッ
プS2において(e)輸送が選択され、データ入力フォー
ムにその旨が表示される。以後の処理を図6(2)により説
明する。
【0093】現地担当者は、計画外工事等の場合と同様
に、データ入力フォームの「事象発生時欄」に、プロジ
ェクト名等の起票データを入力する(ステップS14
1)。そして、現地コンピュータ1は、起票データを通
信回線を通じて本部のサーバ11に送信する。これによ
り、サーバ11の本部コスト管理データベース12に現地コ
スト管理データベース1の複製が生成される。また、そ
れと同時に、現地コンピュータ1は、プラント建設部門
の担当者に、起票データの取込を依頼する電子メールを
送信する(ステップS142)。
【0094】プラント建設部門の担当者は、起票データ
の取込処理を行い、起票データを本オーダ用コンピュー
タ17に転送する(ステップS143)。この場合、現地
において起票データが入力されてから所定の期間、例え
ば、1週間を経過しても取込処理が行われない場合、本
部コンピュータ11は、本部コスト管理データベース1
2をモニタすることで未処理を検出し、プラント建設部
門の担当者に督促メールを送信する。また、それ以後
は、取込処理が行われるまで、1週間ごとに督促メール
を送信する。
【0095】この案件区分の場合も支払承認処理が行わ
れず、本部の運輸部門から現地の担当者に工事施工及び
支払を指示する電子メールが送信される(ステップS1
44)。
【0096】現地にて輸送が行われ支払が行われると、
現地の担当者により、データ入力フォームの「支払発生
時欄」に、アカウントコード等の現地支払データが入力
される(ステップS145)。現地コンピュータ1は、
現地コスト管理データベース2のデータをサーバ11に送
信し、本部コスト管理データベース12にその複製が生成
される(ステップS146)。
【0097】また、現地で経理報告が作成され(ステッ
プS147)、経理部門の担当者は経理報告に基づいた
出納簿を出力する(ステップS148)。その後、支払
データに基づいた仕訳データを作成し(ステップS14
9)、仕訳データを原価精算書システム(図示せず)に
連結し、原価精算書を作成して支払処理を終了する(ス
テップS150)。
【0098】次に、現地工事の案件区分が(f)現地経費
として処理する本オーダの場合について説明する。この
場合は、図2に示したステップS2において(f)現地経
費として処理する本オーダが選択され、データ入力フォ
ームにその旨が表示される。以後の処理を図7により説
明する。
【0099】現地担当者は、現地において支払が行われ
た後、データ入力フォームに、プロジェクト名等の起票
データ(支払のデータも含む)を入力する(ステップS
151)。そして、現地コンピュータ1は、起票データ
を通信回線を通じて本部のサーバ11に送信する。これに
より、サーバ11の本部コスト管理データベース12に現地
コスト管理データベース1の複製が生成される。(ステ
ップS152)。
【0100】経理部門の担当者は、起票データの取込処
理を行う(ステップS153)。また、経理報告が作成
され(ステップS154)、経理報告がサーバ11に送信
されると、経理部門の担当者は経理報告に基づいた出納
簿を出力する(ステップS155)。また、支払データ
に基づいた仕訳データを作成し(ステップS156)、
仕訳データを原価精算書システム(図示せず)に連結
し、原価精算書を作成して支払処理を終了する(ステッ
プS157)。
【0101】このように、本実施の形態の現地発生費用
管理方法によれば、現地コスト管理データベース2,4,6
と本部コスト管理データベース12に格納されたデータが
同一に維持されるので、現地建設事務所において費用管
理処理の進捗状況を容易に監視することができる。
【0102】また、各データベースに新たなデータが格
納された場合に、現地建設事務所と本部事務所の間でネ
ットワークを介してその新たなデータのみ互いに転送さ
れるので、現地建設事務所と本部事務所が遠く離れてい
る場合でも、データ通信に要する費用の増加を抑えるこ
とができる。
【0103】また、次の処理を行う担当部門に電子メー
ルが送信され、処理が停滞している担当部門に督促の電
子メールが送信されるので、費用管理処理を迅速に行う
ことができる。
【0104】本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に
限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均
等物に及ぶものである。
【0105】
【発明の効果】以上、本発明によれば、現地建設事務所
に、本部での処理状況が逐一入力された現地発生費用に
関するデータベースが設置されるので、現地建設事務所
で費用管理処理の進捗状況を容易に監視することができ
る。
【0106】また、次の処理を行う担当部門に電子メー
ルが送信され、処理が停滞している担当部門に督促の電
子メールが送信されるので、費用管理処理を迅速に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の現地発生費用管理方法に
おけるシステム構成図である。
【図2】本発明の実施の形態の現地発生費用管理方法に
おけるフローチャート(a計画外工事の場合(1))であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の現地発生費用管理方法に
おけるフローチャート(a計画外工事の場合(2))であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の現地発生費用管理方法に
おけるフローチャート(b現地不適合工事の場合)であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の現地発生費用管理方法に
おけるフローチャート(c本オーダ(Req手配)の場
合)である。
【図6】本発明の実施の形態の現地発生費用管理方法に
おけるフローチャート(d本オーダ(出来高払い)、e
輸送の場合)である。
【図7】本発明の実施の形態の現地発生費用管理方法に
おけるフローチャート(f本オーダ(現地経費)の場
合)である。
【図8】本発明の実施の形態におけるデータ入力フォー
ムである。
【符号の説明】
1,3,5 現地コンピュータ 2,4,6 現地コスト管理データベース 7 アクセスポイント 11 本部コンピュータ(サーバ) 12 本部コスト管理データベース 13 計画外工事用コンピュータ 14 計画外工事管理データベース 15 不適合工事用コンピュータ 16 不適合管理データベース 17 本オーダ用コンピュータ 18 財務会計コンピュータ 19 資材管理コンピュータ 20 メールボックス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現地事務所において発生する費用を、前記
    現地事務所から遠隔に位置する本部事務所において管理
    する現地発生費用管理方法において、 前記現地事務所に設けられ、前記費用の管理データを格
    納する第1のデータベースを備える第1の情報処理装置
    と、 前記本部事務所に設けられ、前記第1の情報処理装置と
    ネットワークにより接続され、前記費用の管理データを
    格納する第2のデータベースを備える第2の情報処理装
    置とが設けられ、 前記第1の情報処理装置は、前記費用の発生データを前
    記第1のデータベースに格納する場合に、前記費用の発
    生データを前記ネットワークにより前記第2の情報処理
    装置に送信して前記第2のデータベースに格納し、 前記第2の情報処理装置は、前記費用の支払承認データ
    を前記第2のデータベースに格納する場合に、前記費用
    の支払承認データを前記ネットワークにより前記第1の
    情報処理装置に送信して前記第1のデータベースに格納
    し、 前記第1及び第2のデータベースに格納した前記費用の
    発生データ及び支払承認データを同一に維持することを
    特徴とする現地発生費用管理方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記費用は、複数のカテゴリに分類され、 前記第2の情報処理装置には、前記カテゴリに応じて前
    記費用の支払承認処理を行う第3の情報処理装置が接続
    されることを特徴とする現地発生費用管理方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記第2の情報処理装置には、メールボックスが備えら
    れ、 前記第1の情報処理装置は、前記費用の発生データを前
    記第1のデータベースに格納する場合に、前記メールボ
    ックスの前記第3の情報処理装置に対応するアドレスに
    費用の発生を通知する費用発生電子メールを送信するこ
    とを特徴とする現地発生費用管理方法。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記第3の情報処理装置は、前記費用の支払承認データ
    を前記第2のデータベースに格納する場合に、前記メー
    ルボックスの前記第1の情報処理装置に対応するアドレ
    スに支払承認を通知する支払承認電子メールを送信する
    ことを特徴とする現地発生費用管理方法。
  5. 【請求項5】請求項3において、 前記費用発生電子メールが送信されてから所定の期間内
    に、前記第3の情報処理装置により前記支払承認処理が
    行われない場合に、前記第2の情報処理装置は、前記メ
    ールボックスの前記第3の情報処理装置に対応するアド
    レスに督促のメールを送信することを特徴とする現地発
    生費用管理方法。
  6. 【請求項6】現地事務所において発生する費用を、前記
    現地事務所から遠隔に位置する本部事務所において管理
    する現地発生費用管理方法において、 前記現地事務所に設けられ、前記費用の管理データを格
    納する第1のデータベースを備える第1の情報処理装置
    が、前記本部事務所に設けられ、前記費用の管理データ
    を格納する第2のデータベースを備える第2の情報処理
    装置とネットワークにより接続され、 前記費用の発生データを前記第1のデータベースに格納
    する場合に、前記費用の 発生データを前記ネットワー
    クにより前記第2の情報処理装置に送信して前記第2の
    データベースに格納させ、 前記第2の情報処理装置が前記費用の支払承認データを
    前記第2のデータベースに格納したことに伴い前記ネッ
    トワークを介して送信された前記費用の支払承認データ
    を受信して前記第1のデータベースに格納し、 前記第1のデータベースの前記費用の発生データ及び支
    払承認データを、前記第2のデータベースの前記費用の
    発生データ及び支払承認データと同一に維持することを
    特徴とする現地発生費用管理方法。
  7. 【請求項7】現地事務所において発生する費用を、前記
    現地事務所から遠隔に位置する本部事務所において管理
    する現地発生費用管理方法において、 前記現地事務所に設けられ、前記費用の管理データを格
    納する第1のデータベースを備える複数の第1の情報処
    理装置とネットワークにより接続され、前記費用の管理
    データを格納する第2のデータベースを備える第2の情
    報処理装置が、前記本部事務所に設けられ、 前記第2の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置が
    前記費用の発生データを前記第1のデータベースに格納
    したことに伴い前記ネットワークを介して送信された前
    記費用の発生データを受信して前記第2のデータベース
    に格納し、 前記費用の支払承認データを前記第2のデータベースに
    格納した場合に、前記費用の支払承認データを前記ネッ
    トワークを介して前記第1の情報処理装置に送信して前
    記第1のデータベースに格納させ、 前記第2のデータベースの前記費用の発生データ及び支
    払承認データを、前記第1のデータベースの前記費用の
    発生データ及び支払承認データと同一に維持することを
    特徴とする現地発生費用管理方法。
JP2001207416A 2000-11-29 2001-07-09 現地発生費用管理方法 Pending JP2002230254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001207416A JP2002230254A (ja) 2000-11-29 2001-07-09 現地発生費用管理方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-362112 2000-11-29
JP2000362112 2000-11-29
JP2001207416A JP2002230254A (ja) 2000-11-29 2001-07-09 現地発生費用管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002230254A true JP2002230254A (ja) 2002-08-16

Family

ID=26604761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001207416A Pending JP2002230254A (ja) 2000-11-29 2001-07-09 現地発生費用管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002230254A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05225027A (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 Hitachi Ltd 分散システムのデータ管理方法及び装置
JPH113368A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分散環境におけるスケジュールデータ管理方法及びシステム及びスケジュールデータ管理プログラムを格納した記憶媒体
JPH11195074A (ja) * 1997-12-27 1999-07-21 Honda Motor Co Ltd 小口費用定期支払い方法
JPH11224356A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Hitachi Ltd 就業管理システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05225027A (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 Hitachi Ltd 分散システムのデータ管理方法及び装置
JPH113368A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分散環境におけるスケジュールデータ管理方法及びシステム及びスケジュールデータ管理プログラムを格納した記憶媒体
JPH11195074A (ja) * 1997-12-27 1999-07-21 Honda Motor Co Ltd 小口費用定期支払い方法
JPH11224356A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Hitachi Ltd 就業管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7590597B2 (en) Electronic business transaction system
US7043486B2 (en) Process and system for tracking versions of field documentation data collection configurations in a complex project workflow system
KR100350860B1 (ko) 전자상거래지원방법및장치
KR100450540B1 (ko) 수주에서 납품까지 제품의 물류 및 스케줄을 컴퓨터를 이용하여 관리하는 생산 물류 관리 시스템
CN101711396A (zh) 具有单据交换特征的建筑付款管理系统和方法
JP2001331758A (ja) 認証ワークフローシステム、認証サーバ装置、決裁に関する認証方法、記録媒体
KR20050074589A (ko) 렌탈 견적 방법
JP2007156678A (ja) ワークフローシステムおよび滞留電子文書処理方法
JP2001216371A (ja) 電子取引システム及び方法
KR100339643B1 (ko) 무역업무관리 시스템 및 방법
KR20190025802A (ko) 클라우드 컴퓨팅 기반의 사업자간 매매정보 교류 및 전자결제시스템
KR20010095347A (ko) 컴퓨터 네트워크를 이용한 수출입 물류 정보 관리 방법 및관리 시스템
JP2002056225A (ja) 電力取引仲介方法及び電力取引仲介システム並びに電力取引仲介用ソフトウェアを記録した記録媒体
JP2005100192A (ja) 商品受発注在庫管理システム、及び商品受発注在庫管理装置
JP4328557B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
JP2002230254A (ja) 現地発生費用管理方法
KR102592225B1 (ko) 이알피 연계형 전자 구매 시스템 및 그 방법
JP2007219746A (ja) 口座振込システムとatm装置
WO2022107953A1 (ko) 물품 주문 기반의 대출 방법
JP2005044289A (ja) 代金決済システム,振込操作端末,金融機関サーバ,引出操作端末,コンピュータプログラムおよび代金決済方法
TWI232384B (en) Equipment forecast system
JP2004334912A (ja) サーバ装置、生産物流管理システム、ユーザ側の端末装置、生産側の端末装置、物流側の端末装置、生産物流管理方法、生産物流管理プログラム、生産物流管理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
KR100444372B1 (ko) 전자 상거래 시스템에서 대금 결제 시스템 및 방법
JP2001319019A (ja) ワークフローシステム
JP2023036448A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031224

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040109

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20040116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040217