JP2002228357A - 浴室衣類乾燥装置 - Google Patents

浴室衣類乾燥装置

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JP2002228357A
JP2002228357A JP2001018252A JP2001018252A JP2002228357A JP 2002228357 A JP2002228357 A JP 2002228357A JP 2001018252 A JP2001018252 A JP 2001018252A JP 2001018252 A JP2001018252 A JP 2001018252A JP 2002228357 A JP2002228357 A JP 2002228357A
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temperature
blower
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heating means
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JP2001018252A
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English (en)
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Mariko Nakano
真理子 中野
Kyoko Iwai
京子 祝
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Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄なエネルギーを消費することなく、衣類
の不完全乾燥や過剰乾燥のない自動衣類乾燥ができる使
い勝手のよい浴室衣類乾燥装置を得ることを目的とす
る。 【解決手段】 本体と、空気を加熱させる加熱手段と、
室内空気を循環させる送風機を有する浴室衣類乾燥装置
において、前記本体の温度を検出する本体温度検出手段
と、前記本体温度検出手段により検出された本体温度
が、所定の過熱温度に達したとき前記加熱手段への入力
をオフし、所定の復帰温度になったら前記加熱手段への
入力をオンするよう制御する加熱制御手段と、前記加熱
手段のオン/オフ時間条件を記憶する記憶手段と、予め
前記加熱手段のオン/オフ時間条件の下限値を設定し、
該設定下限値と前記記憶手段に記憶された前記加熱手段
のオン/オフ時間条件との判定を行う判定手段を備え、
前記判定手段で前記記憶手段に記憶された加熱手段のオ
ン/オフ時間条件が前記設定下限値以下になったら、前
記本体の運転を停止するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴室の天井また
は側壁面に設置して、衣類の乾燥を自動的に行えるよう
にする浴室衣類乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の浴室衣類乾燥装置は衣類乾燥時間
をリモコン等でタイマー設定が出来るようになってお
り、利用者が任意の時間を設定するようになっていた。
しかし、利用者はどのくらいの時間で衣類が乾燥するか
わからないので、適当な時間を設定していた。従って、
衣類があまり乾いていない状態だったり、逆に乾き切っ
た状態だったりする。前者の場合はタイマーの再設定が
必要であり、後者の場合は衣類が十分乾燥した後も機器
が運転し続け無駄な電力消費を行っているという問題が
あった。
【0003】上記の問題点を解決する手段として、例え
ば特開平10−99597号公報に、浴室内の検出湿度
と湿度を目安とする衣類乾燥度合いの乾燥スイッチによ
り選択された湿度との一致により、自動的に衣類乾燥を
終了する浴室換気乾燥機の衣類乾燥運転制御装置が提案
されている。
【0004】図12は上記特開平10−99597号公
報に開示された浴室換気乾燥機の断面図である。図にお
いて、21は浴室の天井に取付けられた浴室換気乾燥機
本体で、循環用吸気口22、吹出口23、換気用吸気口
24、換気口25が形成されており、前記浴室換気乾燥
機本体21内に循環用送風機26、換気用送風機27、
ヒータ28を設けている。29は制御部、30は浴室内
湿度センサである。
【0005】上記のように構成された浴室換気乾燥機の
衣類乾燥運転制御装置は、換気用送風機27の駆動によ
り、浴室内の空気を換気用吸気口24から吸込んで換気
口25より外部に排出して浴室内の換気を行う換気運転
モードと、循環用送風機26を駆動しヒータ28への通
電により、循環用吸気口22から吸込んだ空気を加温
し、吹出口23より浴室内に吹出して浴室内を暖房する
暖房運転モードと、循環用送風機26、換気用送風機2
7をそれぞれ駆動しヒータ28への通電により、浴室内
の空気を加温して循環できるとともに、浴室内の高湿度
の空気を外部に排出して浴室内を乾燥する乾燥運転モー
ドを備え、操作パネル(図示せず)の前記各モードに対
応するスイッチ(図示せず)を選択することにより、該
信号が前記制御部29に入力され、制御部29は該信号
に対応した運転を行う。また、制御部29には前記浴室
内湿度センサ30から浴室内湿度が入力される。
【0006】衣類の乾燥においては、前記操作パネルに
15%から30%の湿度範囲で数段階に分けて設定され
たうちのいずれかを選択できる衣類乾燥状態選択スイッ
チ(図示せず)が設けてあり、該いずれかのスイッチを
ONすることにより選択された湿度に対応する信号が前
記制御部29に入力される。そして、前記操作パネルの
乾燥運転モードのスイッチをONすると該信号が制御部
29に入力され、前述した乾燥運転モードで運転が行わ
れる。そして、制御部29では、前記浴室内湿度センサ
30からの浴室内検出湿度が前記入力された湿度になっ
た時に衣類が乾燥状態であるとして乾燥運転を停止す
る。尚、衣類乾燥状態選択スイッチがONされない通常
の運転モード選択時は、浴室内湿度センサ30からの検
出湿度は関与せず、単にタイマー(図示せず)で設定し
た時間が経過すると運転を停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浴室内
湿度は、浴室換気乾燥機の換気量、循環風量、加熱量の
バランスから定まり、例えば洗面所湿度が低湿で換気量
が多い場合などは浴室内相対湿度は低湿になりやすく、
そのため浴室内湿度センサ30の検出湿度が短時間で1
5%から30%の湿度範囲で設定された湿度になってし
まい、したがって乾燥が不十分なまま運転が終了してし
まうことがある。また、洗面所湿度が高湿で換気量が少
ない場合などは浴室内相対湿度は比較的高湿に維持さ
れ、衣類が乾燥状態になっても浴室内湿度センサ30の
検出湿度が前記設定の相対湿度に達しないため乾燥運転
が終了せず、無駄なエネルギーを消費してしまうという
問題があった。
【0008】本発明は、上記のような不具合を解消する
ためになされたもので、加熱量、循環風量、換気量を制
御することで、無駄なエネルギーを消費しないで衣類の
不完全乾燥や過剰乾燥のない衣類乾燥ができる非常に使
い勝手のよい浴室衣類乾燥装置を得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の浴室衣類乾燥装置は、本体と、空気を加熱させる加
熱手段と、室内空気を循環させる送風機を有する浴室衣
類乾燥装置において、前記本体の温度を検出する本体温
度検出手段と、前記本体温度検出手段により検出された
本体温度が所定の過熱温度に達したとき前記加熱手段を
オフし、所定の復帰温度になったらオンするよう制御す
る加熱制御手段と、前記加熱手段のオン/オフ時間条件
を記憶する記憶手段と、予め前記加熱手段のオン/オフ
時間条件の下限値を設定し、該設定下限値と前記記憶手
段に記憶された前記加熱手段のオン/オフ時間条件との
判定を行う判定手段を備え、前記判定手段で前記記憶手
段に記憶された前記加熱手段のオン/オフ時間条件が前
記設定下限値以下になったら、前記本体の運転を停止す
るようにしたものである。ここで、本明細書において、
「加熱手段のオン/オフ時間条件」とは、加熱手段のオ
ン/オフ1サイクルの時間幅、加熱手段のオン/オフ1
サイクルのオン時間またはオフ時間、ある一定時間内の
加熱手段のオン時間やオン時間割合、ある一定時間内の
加熱手段のオフ時間やオフ時間割合、加熱手段の最初の
オン/オフ1サイクル時間幅に対する割合、あるいは、
任意のオン/オフ1サイクル時間幅に対する次サイクル
の割合など、加熱手段のオン/オフ時間に関わる条件を
いう。
【0010】また、請求項2記載の浴室衣類乾燥装置
は、本体と、空気を加熱させる加熱手段と、室内空気を
循環させる送風機を有する浴室衣類乾燥装置において、
前記本体の温度を検出する本体温度検出手段と、前記本
体温度検出手段により検出された本体温度が、所定の過
熱温度に達したとき前記加熱手段の入力を所定入力から
減少し、所定の復帰温度になったら所定入力にするよう
制御する加熱制御手段と、前記加熱手段の所定入力運転
時間条件を記憶する記憶手段と、予め前記加熱手段の所
定入力運転時間条件の下限値を設定し、該設定下限値と
前記記憶手段に記憶された前記加熱手段の所定入力運転
時間条件との判定を行う判定手段を備え、前記判定手段
で前記記憶手段に記憶された前記加熱手段の所定入力運
転時間条件が前記設定下限値以下になったら、前記本体
の運転を停止するようにしたものである。ここで、本明
細書において、「加熱手段の所定入力運転時間条件」と
は、加熱手段の所定入力運転時間幅、加熱手段の最初の
所定入力運転時間幅に対する割合、あるいは、任意の所
定入力運転時間幅に対する次サイクルの割合など、加熱
手段の所定入力運転時間に関わる条件をいう。
【0011】また、請求項3記載の浴室衣類乾燥装置
は、本体と、空気を加熱させる加熱手段と、室内空気を
循環させる送風機を有する浴室衣類乾燥装置において、
前記本体の温度を検出する本体温度検出手段と、前記本
体温度検出手段により検出された本体温度が、所定の過
熱温度に達したとき前記送風機の風量を所定風量から増
加し、所定の復帰温度になったら所定風量にするよう制
御する風量制御手段と、前記送風機の所定風量運転時間
条件を記憶する記憶手段と、予め前記送風機の所定風量
運転時間条件の下限値を設定し、該設定下限値と前記記
憶手段に記憶された前記送風機の所定風量運転時間条件
との判定を行う判定手段を備え、前記判定手段で前記記
憶手段に記憶された前記送風機の所定風量運転時間条件
が前記設定下限値以下になったら、前記本体の運転を停
止するようにしたものである。ここで、本明細書におい
て、「送風機の所定風量運転時間条件」とは、所定風量
運転時間幅、送風機の最初の所定風量運転時間幅に対す
る割合、あるいは、任意の所定風量時間幅に対する次サ
イクルの割合など、送風機の所定風量運転時間に関わる
条件をいう。
【0012】また、請求項4記載の浴室衣類乾燥装置
は、本体と、空気を加熱させる加熱手段と、室内空気を
循環させる第1の送風機と、室内空気を外部に排出させ
る第2の送風機を有する浴室衣類乾燥装置において、前
記本体の温度を検出する本体温度検出手段と、前記本体
温度検出手段により検出された本体温度が、所定の過熱
温度に達したとき前記第2の送風機の風量を所定風量か
ら増加し、所定の復帰温度になったら所定風量にするよ
う制御する風量制御手段と、前記第2の送風機の所定風
量運転時間条件を記憶する記憶手段と、予め前記第2の
送風機の所定風量運転時間条件の下限値を設定し、該設
定下限値と前記記憶手段に記憶された前記第2の送風機
の所定風量運転時間条件との判定を行う判定手段を備
え、前記判定手段で前記記憶手段に記憶された前記第2
の送風機の所定風量運転時間条件が前記設定下限値以下
になったら、前記本体の運転を停止するようにしたもの
である。ここで、本明細書において、「送風機の所定風
量運転時間条件」とは、所定風量運転時間幅、送風機の
最初の所定風量運転時間幅に対する割合、あるいは、任
意の所定風量時間幅に対する次サイクルの割合など、送
風機の所定風量運転時間に関わる条件をいう。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1における衣類乾燥装置の構成図である。
図において、1は浴室の天井等に取付けられた浴室衣類
乾燥装置本体、2は例えば電気ヒータなどの加熱手段、
3は浴室内の空気循環のための例えばシロッコファンな
どの第1の送風機、4は浴室内の空気を外部に排出する
ための例えばシロッコファンなどの第2の送風機、5は
例えば前記本体1の表面温度を検出するサーミスタなど
の本体温度検出手段、6は前記本体温度検出手段5によ
る本体1の温度が所定の過熱温度に達した時に前記加熱
手段2への通電をオフするよう制御し、前記本体1の温
度が所定の復帰温度まで低下した時に前記加熱手段2へ
の通電をオンするよう制御する加熱制御手段、7は運転
時に前記加熱制御手段6の制御による前記加熱手段2の
オン/オフ1サイクルの時間幅を記憶する記憶手段、8
は予め前記加熱手段2のオン/オフ1サイクル時間幅の
下限値を設定し、該設定下限値と前記記憶手段7に記憶
された前記加熱手段2のオン/オフ1サイクル時間幅と
の判定を行う判定手段、9は前記本体1と電力線および
信号線で接続され本体1の例えば衣類乾燥運転モードな
どを設定する操作盤、10は前記第2の送風機4により
吸い込まれた浴室の空気を外部に排出する換気ダクト、
11は前記本体1が設置された浴室、12は前記浴室1
1内に吊り下げられた衣類である。
【0014】上記のように構成された浴室衣類乾燥装置
は、前記操作盤9より衣類乾燥運転モードが選択される
と、前記本体1の第1の送風機3、第2の送風機4がそ
れぞれ駆動し加熱手段2が通電され運転を開始する。前
記第1の送風機3で浴室11内の空気を吸込み、加熱手
段2により加温して浴室11内に吹出し循環させるとと
もに、前記第2の送風機4で浴室11内の高湿度の空気
を外部に排出する。運転時に本体温度検出手段5で検出
された前記本体1の温度は、前記第1の送風機3によっ
て本体1に吸い込まれる浴室11の空気温度と加熱手段
2の加熱量とに相関がある。前記本体温度検出手段5で
検出された本体1の温度が所定の過熱温度に達したとき
加熱手段2への通電をオフし、本体1の温度が所定の復
帰温度まで低下したとき加熱手段2への通電をオンする
よう前記加熱制御手段6が制御する。尚、前記第1の送
風機3、第2の送風機4は加熱手段2のオン/オフ動作
に関係なく所定の風量で運転する。
【0015】上記運転において、全熱量は以下のように
定まる。 Cp・ρ・(Tbn+1−Tbn)・V/dt=Qa=Qall−(Qd+Qw) 尚、Qall:衣類乾燥装置から浴室に供給される熱量[W]
Qa:浴室内空気の熱量[W] Qd:壁からの放熱量+換気による放熱量[W] Qw:衣
類からの蒸発潜熱量[W] Cp:空気の熱容量[J/kg・K] ρ:空気密度[kg/m3]
Tb:浴室空気温度[℃] V:循環風量[m3/s] dt:単位時間[s]
【0016】衣類がまだ湿っており、蒸発潜熱量Qwが大
きいとき、浴室空気温度Tbの顕熱変化量は小さく浴室空
気温度Tb変化と相関のある本体温度検出手段5で検出さ
れる本体1の温度が所定の過熱温度に達するまでの時間
が長くなる。そして、衣類が乾き蒸発潜熱量Qwがなくな
れば、浴室空気温度Tbの顕熱変化量は大きくなり、浴室
空気温度Tb変化と相関のある本体温度検出手段5で検出
される本体1の温度が所定の過熱温度に達するまでの時
間が短くなる。
【0017】図2は実験の一例における加熱手段のオン
/オフ1サイクルの時間幅と衣類重量の経時変化を表し
た図である。横軸が時間変化、縦軸の左が加熱手段オン
/オフ時間幅、右が衣類重量である。尚、衣類の初期重
量は、1294[g]である。
【0018】衣類が徐々に乾燥していって衣類の蒸発潜
熱量が小さくなるにつれて、空気温度の顕熱変化が大き
くなっていき、図に示すように加熱手段のオン/オフが
頻繁になってくる。その時点での加熱手段のオン/オフ
1サイクルの時間幅は約6.0分であり、衣類がほぼ乾
燥状態に近づいて蒸発潜熱量がなくなってくると、加熱
手段のオン/オフ1サイクルの時間幅がさらに小さくな
り、衣類重量が初期状態に達したときを乾燥とみなすと
加熱手段のオン/オフ1サイクルの時間幅は約5.5分
である。このように、衣類が乾燥してくると加熱手段の
オン/オフ時間幅が短くなることから、加熱手段のオン
/オフ時間幅から衣類の乾燥を推論することができる。
【0019】したがって、運転時に前記記憶手段7に記
憶された加熱手段2のオン/オフ1サイクルの時間幅
が、前記判定手段8に予め衣類乾燥と相関のあるものと
して設定されている加熱手段2のオン/オフ1サイクル
時間幅の下限値より短くなった場合には、衣類が乾燥し
たものとみなして衣類乾燥運転を終了する。
【0020】図3は上記制御内容における加熱手段2の
ヒータ動作と本体温度検出手段5の本体温度を模擬的に
表した図である。図の縦軸の上側がヒータ動作、下側が
本体温度で、横軸が時間である。本体温度が過熱温度に
達したとき加熱手段2のヒータがオフし、復帰温度にな
ったときヒータがオンするよう制御され、時間経過とと
もに衣類が乾燥状態に近づくにつれて、ヒータのオン/
オフが頻繁となり、また、該ヒータのオン/オフ1サイ
クル時間幅(dt)が小さくなっていく。従って、記憶
手段7に記憶されたヒータのオン/オフ1サイクル時間
幅(dt)が、予め設定されたオン/オフ1サイクル時
間幅の設定下限値(dtd)以下になったら、衣類が乾
燥したものとみなし、衣類乾燥運転を終了するようにす
る。
【0021】以下に本実施の形態における浴室衣類乾燥
装置の制御動作を図4の制御フローチャートを用いて説
明する。前記操作盤9より衣類乾燥運転モードが選択さ
れると、前記第1の送風機3、第2の送風機4がそれぞ
れ駆動し加熱手段2のヒータが通電され運転が開始され
る。前記第1の送風機3で浴室内の空気を吸込み、加熱
手段2のヒータにより加温して浴室内に吹出し循環させ
るとともに、前記第2の送風機4で浴室内の高湿度の空
気を外部に排出する。尚、前記第1の送風機3、第2の
送風機4は加熱手段2のオン/オフ動作に関係なく所定
の風量で運転する。また、ここでは第1の送風機3及び
第2の送風機4の制御は行わないので、加熱手段2の制
御について説明する。
【0022】Step1で加熱手段2のヒータが通電され
る。次にStep2で本体温度検出手段5で検出された本
体1の温度Ttが所定の過熱温度以上か否か判定する。
NoであればStep1に戻り、加熱手段2の通電を継続
する。YesであればStep3に進み加熱制御手段6に
より加熱手段2のヒータへの通電をオフする。そして、
Step4で本体温度検出手段5で検出された本体1の温
度Ttが所定の復帰温度以下か否か判定する。Noであ
ればStep3に戻り、加熱手段2のヒータへの通電オフ
を継続する。YesであればStep5に進み記憶手段6
に記憶された加熱手段2のヒータのオン/オフ1サイク
ル時間幅dtが、判定手段8に予め衣類乾燥と相関のあ
るものとして設定された加熱手段2のヒータのオン/オ
フ1サイクル時間幅の下限値dtd以下か否か判定す
る。NoであればStep1に戻り、加熱手段2のヒータ
への通電をオンする。YesであればStep6で第1の
送風機3及び第2の送風機4を停止し衣類乾燥運転を終
了する。
【0023】以上のように、加熱手段2のオン/オフ1
サイクルの時間幅から衣類乾燥状態を推論して、衣類乾
燥運転を終了するようにしたので、無駄なエネルギーを
消費することなく、衣類の不完全乾燥や過剰乾燥のない
自動衣類乾燥のできる非常に使い勝手のよい浴室衣類乾
燥装置が得られるものである。
【0024】尚、上記実施の形態においては、加熱手段
2のオン/オフ時間条件に関して、加熱手段2のオン/
オフ1サイクルの時間幅としたが、これに限られるもの
ではなく、加熱手段2のオン/オフ1サイクルのオン時
間またはオフ時間、あるいは、ある一定時間内の加熱手
段2のオン時間やオン時間割合、または、ある一定時間
内の加熱手段2のオフ時間やオフ時間割合、さらに、加
熱手段2の最初のオン/オフ1サイクル時間幅に対する
割合、あるいは、任意のオン/オフ1サイクル時間幅に
対する次サイクルの割合であってもよい。
【0025】また、上記実施の形態における判定手段8
に予め設定された加熱手段2のオン/オフ1サイクル時
間幅の下限値や、上述した加熱手段2のオン/オフ1サ
イクルのオン時間またはオフ時間、あるいは、ある一定
時間内のオン時間やオン時間割合などの各々の場合にお
ける判定手段8に予め設定される下限値は、常に一定と
するものではなく、衣類量、浴室温湿度、外気温湿度、
洗面所温湿度などによって負荷を推論し、得られた負荷
により設定してもよい。
【0026】また、上記実施の形態においては、加熱手
段2のオン/オフ1サイクル時間幅が、予め設定された
オン/オフ1サイクル時間幅の設定下限値以下になった
ら本体の運転を停止するようにしたが、加熱手段2のオ
ン/オフ1サイクル時間幅が設定下限値以下になった状
態が、所定のサイクル数になったら本体の運転を停止す
るようにしてもよい。同様に、上述した加熱手段2のオ
ン/オフ1サイクルのオン時間またはオフ時間、あるい
は、ある一定時間内のオン時間やオン時間割合などの各
々の場合における時間や時間割合などが、設定下限値以
下になったら、あるいは、設定下限値以下になった状態
が、所定のサイクル数になったら本体の運転を停止する
ようにする。
【0027】実施の形態2.本実施の形態の浴室衣類乾
燥装置の構成図は図1と同様であるため、ここでの図示
及び説明を省略する。但し、本実施の形態での加熱制御
手段6は、本体温度検出手段5で検出された本体1の温
度が所定の過熱温度に達したとき、加熱手段2への入力
を所定入力、例えば最大入力から減少し、所定の復帰温
度まで低下したとき加熱手段2への入力を前記最大入力
にするよう制御する。また、記憶手段7は運転時に前記
加熱制御手段6の制御による前記加熱手段2の最大入力
運転時間幅を記憶し、判定手段8は予め前記加熱手段2
の最大入力運転時間幅の下限値を設定し、該設定下限値
と前記記憶手段7に記憶された前記加熱手段2の最大入
力運転時間幅との判定を行う。
【0028】上記実施の形態1では、所定の過熱温度に
達したら加熱手段2への通電をオフし、所定の復帰温度
になったら加熱手段2への通電をオンするよう制御し
て、該加熱手段2のオン/オフ時間幅から衣類乾燥を推
論して衣類乾燥運転を終了するようにした。
【0029】しかるに、加熱手段2をオフすると、浴室
空気温度が低下し、衣類からの水分蒸発量が減少してし
まうため、本実施の形態においては、加熱手段2をオフ
させないで、加熱手段2の加熱量を所定の過熱温度と復
帰温度との間で制御し、結果的に浴室空気温度低下を抑
止して、衣類からの水分蒸発量を高めるようにして効率
よく衣類乾燥ができるようにし、そして、加熱手段2の
所定入力、例えば最大入力運転時間幅から衣類乾燥を推
論して、衣類乾燥運転を終了させるようにしたものであ
る。尚、本実施の形態における所定の過熱温度と復帰温
度との幅は、上記実施の形態1での幅より狭めて、結果
的に浴室空気温度の低下抑止を図る。
【0030】図5に現状の浴室衣類乾燥装置の実験にお
ける加熱手段(ヒータ)のオン/オフ1サイクル時間幅
と吹出温度、吸込温度の経時変化を示す。図から分かる
ように、加熱手段のオン/オフによって、吹出温度は約
10℃、吸込温度は約5℃の温度変化が生じている。こ
のように吸込温度(浴室空気温度)が低下すると衣類か
らの水分蒸発量が低下してしまい、衣類乾燥速度が遅く
なる。
【0031】例えば、蒸発に係るパラメータの一つであ
る水分移動量は以下の式によって算出される。
【数1】 物質移動速度hDはシャーウッド数Shの関数であり、シャ
ーウッド数Shがヌセルト数Nuと等価の式で算出できるも
のとすると、例えば強制対流時に下式が成立する。
【数2】 拡散係数D、プラントル数Prは温度の関数であり、レイ
ノルズ数Reは温度と風速の関数である。また、物質密度
ρ、質量分圧w1も温度により変化する。従って、例えば
浴室空気温度が5℃低下することにことによって物質移
動量は図6に示すように約24%減少する。
【0032】したがって、本実施の形態においては、加
熱手段2の加熱量を制御し浴室空気温度低下を抑止し
て、衣類からの水分蒸発量を高めるようにし、運転時に
前記記憶手段7に記憶された加熱手段2の最大入力運転
時間幅が、前記判定手段8に予め衣類乾燥と相関のある
ものとして設定されている加熱手段2の最大入力運転時
間幅の下限値より短くなった場合には、衣類が乾燥した
ものとみなして衣類乾燥運転を終了する。
【0033】以下に本実施の形態における浴室衣類乾燥
装置の制御動作を図7の制御フローチャートを用いて説
明する。前記操作盤9より衣類乾燥運転モードが選択さ
れると、本体1の前記第1の送風機3、第2の送風機4
がそれぞれ駆動し加熱手段2のヒータが例えば最大入力
通電され運転を開始する。前記第1の送風機3で浴室内
の空気を吸込み、加熱手段2のヒータにより加温して浴
室内に吹出し循環させるとともに、前記第2の送風機4
で浴室内の高湿度の空気を外部に排出する。尚、前記第
1の送風機3、第2の送風機4は加熱手段2の入力変化
に関係なく所定の風量で運転する。また、ここでは第1
の送風機3及び第2の送風機4の制御は行わないので、
加熱手段2の制御について説明する。
【0034】STEP7で加熱手段2のヒータ入力を最
大にして運転する。次にStep8で本体温度検出手段5
で検出された本体1の温度Ttが、予め設定されている
所定の過熱温度以上か否か判定する。NoであればSte
p7に戻り、加熱手段2のヒータ最大入力を継続する。
YesであればStep9に進み加熱手段2の入力を減ら
し、Step10で本体温度検出手段5で検出された本体
1の温度Ttが、予め設定されている所定の復帰温度以
下か否か判定する。NoであればStep9に戻り加熱手
段2のヒータの入力をさらに減らす。YesであればS
tep11に進み記憶手段7に記憶された加熱手段2の
最大入力運転時間幅dtが、判定手段8に予め衣類乾燥
と相関のあるものとして設定された加熱手段2の最大入
力運転時間幅の下限値dtd以下か否か判定する。No
であればStep7に戻り、加熱手段2のヒータ入力を最
大にする。YesであればStep12で加熱手段2のヒ
ータをオフし、その後第1の送風機3及び第2の送風機
4を停止し衣類乾燥運転を終了する。
【0035】以上のように、加熱手段2を停止させない
で、加熱手段2の加熱量を制御し浴室空気温度低下を抑
止して、衣類からの水分蒸発量を高めるようにして効率
よく衣類乾燥させることができる。そして、加熱手段2
の最大入力運転時間幅から衣類乾燥状態を推論して、衣
類乾燥運転を終了するようにしたので、上記実施の形態
1同様に無駄なエネルギーを消費せずに衣類を自動乾燥
させることができ、衣類の不完全乾燥や過剰乾燥のない
非常に使い勝手のよい浴室衣類乾燥装置が得られるもの
である。
【0036】尚、上記実施の形態においては、加熱手段
2の所定入力運転時間条件に関して、加熱手段2の最大
入力運転時間幅としたが、加熱手段2の最初の最大入力
運転時間幅に対する割合、あるいは、任意の最大入力運
転時間幅に対する次サイクルの割合であってもよい。
【0037】また、上記実施の形態における判定手段8
に予め設定された加熱手段2の最大入力運転時間幅の下
限値や、上述した加熱手段2の最初の最大入力運転時間
幅に対する割合、あるいは、任意の最大入力運転時間幅
に対する次サイクルの割合などの各々の場合における判
定手段8に予め設定される下限値は、常に一定とするも
のではなく、衣類量、浴室温湿度、外気温湿度、洗面所
温湿度などによって負荷を推論し、得られた負荷により
設定してもよい。
【0038】また、上記実施の形態においては、加熱手
段2の最大入力運転時間幅が、予め設定された最大入力
運転時間幅の設定下限値以下になったら本体の運転を停
止するようにしたが、加熱手段2の最大入力運転時間幅
が設定下限値以下になった状態が、所定のサイクル数に
なったら本体の運転を停止するようにしてもよい。同様
に、上述した加熱手段2の最初の最大入力運転時間幅に
対する割合、あるいは、任意の最大入力運転時間幅に対
する次サイクルの割合が、設定下限値以下になったら、
あるいは、設定下限値以下になった状態が、所定のサイ
クル数になったら本体の運転を停止するようにする。
【0039】実施の形態3.図8は、この発明の実施の
形態3における浴室衣類乾燥装置の構成図である。尚、
実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付し
説明を省略する。図において、7は運転時に第1の送風
機3の所定風量、例えば初期設定風量運転時間幅を記憶
する記憶手段、8は予め前記第1の送風機3の初期設定
風量運転時間幅の下限値を設定し、該設定下限値と前記
記憶手段7に記憶された第1の送風機3の初期設定風量
運転時間幅との判定を行う判定手段、13は本体温度検
出手段5で検出された本体1の温度が所定の過熱温度に
達したとき、第1の送風機3の風量を初期設定風量から
増加し、所定の復帰温度まで低下したとき第1の送風機
3の風量を初期設定風量にするよう制御する風量制御手
段である。
【0040】本実施の形態においては、第1の送風機3
の風量を制御して浴室空気温度低下を抑止し、上記実施
の形態2と同様に衣類からの水分蒸発量を高めるように
して効率よく衣類乾燥ができるようにし、そして、第1
の送風機3の例えば初期設定風量運転時間幅から衣類乾
燥を推論して、衣類乾燥運転を終了させるようにしたも
のである。
【0041】したがって、運転時に前記記憶手段7に記
憶された第1の送風機3の初期設定風量運転時間幅が、
前記判定手段8に予め衣類乾燥と相関のあるものとして
設定されている第1の送風機3の初期設定風量運転時間
幅の下限値より短い場合には、衣類が乾燥したものとみ
なして衣類乾燥運転を終了する。
【0042】以下に本実施の形態における浴室衣類乾燥
装置の制御動作を図9の制御フローチャートを用いて説
明する。前記操作盤9より衣類乾燥運転モードが選択さ
れると、前記第1の送風機3、第2の送風機4がそれぞ
れ駆動し加熱手段2のヒータが通電され運転が開始され
る。前記第1の送風機3で浴室内の空気を吸込み、加熱
手段2のヒータにより加温して浴室内に吹出し循環させ
るとともに、前記第2の送風機4で浴室内の高湿度の空
気を外部に排出する。尚、加熱手段2及び第2の送風機
4は、第1の送風機3の風量変化に関係なく所定の加熱
入力及び風量でそれぞれ運転する。また、ここでは加熱
手段2及び第2の送風機4の制御は行わないので、第1
の送風機3の制御について説明する。
【0043】Step13で第1の送風機3を初期設定風
量で運転する。次にStep14で本体温度検出手段5で
検出された本体1の温度Ttが、予め設定されている所
定の過熱温度以上か否か判定する。NoであればStep
13に戻り第1の送風機3の初期設定風量を継続する。
YesであればStep15に進み第1の送風機3の風量
を増加し、Step16で本体温度検出手段5で検出され
た本体1の温度Ttが、予め設定されている所定の復帰
温度以下か否か判定する。NoであればStep15に戻
り第1の送風機3の風量をさらに増加する。Yesであ
ればStep17に進み記憶手段7に記憶された第1の送
風機3の初期設定風量運転時間幅dtが、判定手段8に
予め衣類乾燥と相関のあるものとして設定されている第
1の送風機3の初期設定風量運転時間幅の下限値dtd
以下か否か判定する。NoであればStep13に戻り、
第1の送風機3の風量を初期設定風量にする。Yesで
あればStep18で加熱手段2のヒータをオフし、その
後第1の送風機3及び第2の送風機4を停止し衣類乾燥
運転を終了する。
【0044】以上のように、第1の送風機3の風量を制
御し浴室空気温度低下を抑止して、上記実施の形態2と
同様に衣類からの水分蒸発量を高めるようにして効率よ
く衣類を乾燥させることができる。そして、第1の送風
機3の初期設定風量運転時間幅から衣類乾燥状態を推論
して、衣類乾燥運転を終了するようにしたので、上記実
施の形態1同様に無駄なエネルギーを消費せずに衣類を
自動乾燥させることができ、衣類の不完全乾燥や過剰乾
燥のない非常に使い勝手のよい浴室衣類乾燥装置が得ら
れるものである。
【0045】尚、上記実施の形態においては、第1の送
風機3の所定風量運転時間条件に関して、第1の送風機
3の初期設定風量運転時間幅としたが、第1の送風機3
の最初の初期設定風量運転時間幅に対する割合、あるい
は、任意の初期設定風量運転時間幅に対する次サイクル
の割合であってもよい。
【0046】また、上記実施の形態における判定手段8
に予め設定された第1の送風機3の初期設定風量運転時
間幅の下限値や、上述した第1の送風機3の最初の初期
設定風量運転時間幅に対する割合、あるいは、任意の初
期設定風量運転時間幅に対する次サイクルの割合などの
各々の場合における判定手段8に予め設定される下限値
は、常に一定とするものではなく、衣類量、浴室温湿
度、外気温湿度、洗面所温湿度などによって負荷を推論
し、得られた負荷により設定してもよい。
【0047】また、上記実施の形態においては、第1の
送風機3の初期設定風量運転時間幅が、予め設定された
初期設定風量運転時間幅の設定下限値以下になったら本
体の運転を停止するようにしたが、第1の送風機3の初
期設定風量運転時間幅が設定下限値以下になった状態
が、所定のサイクル数になったら本体の運転を停止する
ようにしてもよい。同様に、上述した第1の送風機3の
最初の初期設定風量運転時間幅に対する割合、あるい
は、任意の初期設定風量運転時間幅に対する次サイクル
の割合が、設定下限値以下になったら、あるいは、設定
下限値以下になった状態が、所定のサイクル数になった
ら本体の運転を停止するようにする。
【0048】実施の形態4.図10は、この発明の実施
の形態4における浴室衣類乾燥装置の構成図である。
尚、実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を
付し説明を省略する。図において、7は運転時に第2の
送風機4の所定風量、例えば初期設定風量運転時間幅を
記憶する記憶手段、8は予め前記第2の送風機4の初期
設定風量運転時間幅の下限値を設定し、該設定下限値と
前記記憶手段7に記憶された第2の送風機4の初期設定
風量運転時間幅との判定を行う判定手段、14は本体温
度検出手段5で検出された本体1の温度が所定の過熱温
度に達したとき、第2の送風機4の風量を初期設定風量
から増加し、所定の復帰温度まで低下したとき第2の送
風機4の風量を初期設定風量にするよう制御する風量制
御手段である。
【0049】本実施の形態においては、第2の送風機4
の風量を制御して浴室空気温度低下を抑止し、上記実施
の形態2及び3と同様に衣類からの水分蒸発量を高める
ようにして効率よく衣類乾燥ができるようにし、そし
て、第2の送風機4の例えば初期設定風量運転時間幅か
ら衣類乾燥を推論して、衣類乾燥運転を終了させるよう
にしたものである。
【0050】したがって、運転時に前記記憶手段7に記
憶された第2の送風機4の初期設定風量運転時間幅が、
前記判定手段8に予め衣類乾燥と相関のあるものとして
設定されている第2の送風機4の初期設定風量運転時間
幅の下限値より短い場合には、衣類が乾燥したものとみ
なして衣類乾燥運転を終了する。
【0051】以下に本実施の形態における浴室衣類乾燥
装置の制御動作を図11の制御フローチャートを用いて
説明する。前記操作盤9より衣類乾燥運転モードが選択
されると、前記第1の送風機3、第2の送風機4がそれ
ぞれ駆動し加熱手段2のヒータが通電され運転が開始さ
れる。前記第1の送風機3で浴室内の空気を吸込み、加
熱手段2のヒータにより加温して浴室内に吹出し循環さ
せるとともに、前記第2の送風機4で浴室内の高湿度の
空気を外部に排出する。尚、加熱手段2及び第1の送風
機3は、第2の送風機4の風量変化に関係なく所定の加
熱入力及び風量でそれぞれ運転する。また、ここでは加
熱手段2及び第1の送風機3の制御は行わないので、第
2の送風機4の制御について説明する。
【0052】Step19で第2の送風機4を初期設定風
量で運転する。次にStep20で本体温度検出手段5で
検出された本体1の温度Ttが、予め設定されている所
定の過熱温度以上か否か判定する。NoであればStep
19に戻り第2の送風機4の初期設定風量を継続する。
YesであればStep21に進み第2の送風機4の風量
を増加し、Step22で本体温度検出手段5で検出され
た本体1の温度Ttが、予め設定されている所定の復帰
温度以下か否か判定する。NoであればStep21に戻
り第2の送風機4の風量をさらに増加する。Yesであ
ればStep23に進み記憶手段7に記憶された第2の送
風機4の初期設定風量運転時間幅dtが、判定手段8に
予め衣類乾燥と相関のあるものとして設定されている第
2の送風機4の初期設定風量運転時間幅の下限値dtd
以下か否か判定する。NoであればStep19に戻り、
第2の送風機4の風量を初期設定風量にする。Yesで
あればStep24で加熱手段2のヒータをオフし、その
後第1の送風機3及び第2の送風機4を停止し衣類乾燥
運転を終了する。
【0053】以上のように、第2の送風機4の風量を制
御し浴室空気温度低下を抑止して、上記実施の形態2及
び3と同様に衣類からの水分蒸発量を高めるようにして
効率よく衣類を乾燥させることができる。そして、第2
の送風機4の初期設定風量運転時間幅から衣類乾燥状態
を推論して、衣類乾燥運転を終了するようにしたので、
上記実施の形態1同様に無駄なエネルギーを消費せずに
衣類を自動乾燥させることができ、衣類の不完全乾燥や
過剰乾燥のない非常に使い勝手のよい浴室衣類乾燥装置
が得られるものである。
【0054】尚、上記実施の形態においては、第2の送
風機4の所定風量運転時間条件に関して、第2の送風機
4の初期設定風量運転時間幅としたが、第2の送風機4
の最初の初期設定風量運転時間幅に対する割合、あるい
は、任意の初期設定風量運転時間幅に対する次サイクル
の割合であってもよい。
【0055】また、上記実施の形態における判定手段8
に予め設定された第2の送風機4の初期設定風量運転時
間幅の下限値や、上述した第2の送風機4の最初の初期
設定風量運転時間幅に対する割合、あるいは、任意の初
期設定風量運転時間幅に対する次サイクルの割合などの
各々の場合における判定手段8に予め設定される下限値
は、常に一定とするものではなく、衣類量、浴室温湿
度、外気温湿度、洗面所温湿度などによって負荷を推論
し、得られた負荷により設定してもよい。
【0056】また、上記実施の形態においては、第2の
送風機4の初期設定風量運転時間幅が、予め設定された
初期設定風量運転時間幅の設定下限値以下になったら本
体の運転を停止するようにしたが、第2の送風機4の初
期設定風量運転時間幅が設定下限値以下になった状態
が、所定のサイクル数になったら本体の運転を停止する
ようにしてもよい。同様に、上述した第2の送風機4の
最初の初期設定風量運転時間幅に対する割合、あるい
は、任意の初期設定風量運転時間幅に対する次サイクル
の割合が、設定下限値以下になったら、あるいは、設定
下限値以下になった状態が、所定のサイクル数になった
ら本体の運転を停止するようにする。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明に係る請求項1の浴
室衣類乾燥装置は、本体と、空気を加熱する加熱手段
と、室内空気を循環させる送風機を有する浴室衣類乾燥
装置において、本体の温度を検出し、該本体温度が所定
の過熱温度に達したとき加熱手段への入力をオフし、所
定の復帰温度になったら入力をオンするよう制御して、
加熱手段のオン/オフ時間条件が、予め設定された加熱
手段のオン/オフ時間条件の下限値以下になったら、本
体の運転を停止すようにしたので、無駄なエネルギーを
消費することなく、衣類の不完全乾燥や過剰乾燥のない
自動衣類乾燥のできる非常に使い勝手のよい浴室衣類乾
燥装置が得られるものである。
【0058】また、請求項2の浴室衣類乾燥装置は、加
熱手段の加熱入力を制御し浴室空気温度低下を抑止し
て、衣類からの水分蒸発量を高めるようにして効率よく
衣類乾燥させることができ、そして、加熱手段の所定入
力運転時間条件から衣類乾燥状態を推論して、衣類乾燥
運転を終了させるようにしたので、上記請求項1同様に
無駄なエネルギーを消費することなく、衣類の不完全乾
燥や過剰乾燥のない自動衣類乾燥のできる浴室衣類乾燥
装置が得られるものである。
【0059】また、請求項3の浴室衣類乾燥装置は、送
風機の風量を制御し浴室空気温度低下を抑止して、上記
請求項2同様に衣類からの水分蒸発量を高めるようにし
て効率よく衣類乾燥させることができ、そして、送風機
の所定風量運転時間条件から衣類乾燥状態を推論して、
衣類乾燥運転を終了させるようにしたので、上記請求項
1同様に無駄なエネルギーを消費することなく、衣類の
不完全乾燥や過剰乾燥のない自動衣類乾燥のできる浴室
衣類乾燥装置が得られるものである。
【0060】また、請求項4の浴室衣類乾燥装置は、第
2の送風機の風量を制御し浴室空気温度低下を抑止し
て、上記請求項2、3と同様に衣類からの水分蒸発量を
高めるようにして効率よく衣類乾燥させることができ、
そして、第2の送風機の所定風量運転時間条件から衣類
乾燥状態を推論して、衣類乾燥運転を終了させるように
したので、上記請求項1同様に無駄なエネルギーを消費
することなく、衣類の不完全乾燥や過剰乾燥のない自動
衣類乾燥のできる浴室衣類乾燥装置が得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による浴室衣類乾燥
装置の構成図である。
【図2】 実験の一例における加熱手段のオン/オフ1
サイクル時間幅と衣類重量の経時変化を表した図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1による加熱手段の動
作と本体温度を模擬的に表した図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による浴室衣類乾燥
装置の制御フローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る現状の浴室衣
類乾燥装置の実験における加熱手段オン/オフ1サイク
ル時間幅と吹出温度及び吸込温度の経時変化を表した図
である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る物質移動量を
表したものである。
【図7】 この発明の実施の形態2による浴室衣類乾燥
装置の制御フローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3による浴室衣類乾燥
装置の構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による浴室衣類乾燥
装置の制御フローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態4による浴室衣類乾
燥装置の構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態4による浴室衣類乾
燥装置の制御フローチャートである。
【図12】 従来の浴室換気乾燥機の構成縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 浴室衣類乾燥装置本体、 2 加熱手段、 3 第
1の送風機、 4 第2の送風機、 5 本体温度検出
手段、 6 加熱制御手段、 7 記憶手段、8 判定
手段、 9 操作盤、 10 換気ダクト、 11 浴
室、 12衣類、 13、14 風量制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 祝 京子 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番地 の1 中部電力株式会社電気利用技術研究 所内 Fターム(参考) 3L113 AA01 AB02 AC08 AC67 BA14 CA08 CB05 DA02 DA09 4L019 BA03 EA03 EA04 EB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、空気を加熱する加熱手段と、室
    内空気を循環させる送風機を有する浴室衣類乾燥装置に
    おいて、前記本体の温度を検出する本体温度検出手段
    と、前記本体温度検出手段により検出された本体温度
    が、所定の過熱温度に達したとき前記加熱手段への入力
    をオフし、所定の復帰温度になったら入力をオンするよ
    う制御する加熱制御手段と、前記加熱手段のオン/オフ
    時間条件を記憶する記憶手段と、予め前記加熱手段のオ
    ン/オフ時間条件の下限値を設定し、該設定下限値と前
    記記憶手段に記憶された前記加熱手段のオン/オフ時間
    条件との判定を行う判定手段を備え、前記判定手段で前
    記記憶手段に記憶された前記加熱手段のオン/オフ時間
    条件が前記設定下限値以下になったら、前記本体の運転
    を停止することを特徴とする浴室衣類乾燥装置。
  2. 【請求項2】 本体と、空気を加熱する加熱手段と、室
    内空気を循環させる送風機を有する浴室衣類乾燥装置に
    おいて、前記本体の温度を検出する本体温度検出手段
    と、前記本体温度検出手段により検出された本体温度
    が、所定の過熱温度に達したとき前記加熱手段の入力を
    所定入力から減らし、所定の復帰温度になったら所定入
    力にするよう制御する加熱制御手段と、前記加熱手段の
    所定入力運転時間条件を記憶する記憶手段と、予め前記
    加熱手段の所定入力運転時間条件の下限値を設定し、該
    設定下限値と前記記憶手段に記憶された前記加熱手段の
    所定入力運転時間条件との判定を行う判定手段を備え、
    前記判定手段で前記記憶手段に記憶された前記加熱手段
    の所定入力運転時間条件が前記設定下限値以下になった
    ら、前記本体の運転を停止することを特徴とする浴室衣
    類乾燥装置。
  3. 【請求項3】 本体と、空気を加熱する加熱手段と、室
    内空気を循環させる送風機を有する浴室衣類乾燥装置に
    おいて、前記本体の温度を検出する本体温度検出手段
    と、前記本体温度検出手段により検出された本体温度
    が、所定の過熱温度に達したとき前記送風機の風量を所
    定風量から増加し、所定の復帰温度になったら所定風量
    にするよう制御する風量制御手段と、前記送風機の所定
    風量運転時間条件を記憶する記憶手段と、予め前記送風
    機の所定風量運転時間条件の下限値を設定し、該設定下
    限値と前記記憶手段に記憶された送風機の所定風量運転
    時間条件との判定を行う判定手段を備え、前記判定手段
    で前記記憶手段に記憶された前記送風機の所定風量運転
    時間条件が前記設定下限値以下になったら、前記本体の
    運転を停止することを特徴とする浴室衣類乾燥装置。
  4. 【請求項4】 本体と、空気を加熱する加熱手段と、室
    内空気を循環させる第1の送風機と、室内空気を外部に
    排出させる第2の送風機を有する浴室衣類乾燥装置にお
    いて、前記本体の温度を検出する本体温度検出手段と、
    前記本体温度検出手段により検出された本体温度が、所
    定の過熱温度に達したとき前記第2の送風機の風量を所
    定風量から増加し、所定の復帰温度になったら所定風量
    にするよう制御する風量制御手段と、前記第2の送風機
    の所定風量運転時間条件を記憶する記憶手段と、予め前
    記第2の送風機の所定風量運転時間条件の下限値を設定
    し、該設定下限値と前記記憶手段に記憶された前記第2
    の送風機の所定風量運転時間条件との判定を行う判定手
    段を備え、前記判定手段で前記記憶手段に記憶された前
    記第2の送風機の所定風量運転時間条件が前記設定下限
    値以下になったら、前記本体の運転を停止することを特
    徴とする浴室衣類乾燥装置。
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