JP2002227986A - 車両用自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の油圧制御装置

Info

Publication number
JP2002227986A
JP2002227986A JP2001029048A JP2001029048A JP2002227986A JP 2002227986 A JP2002227986 A JP 2002227986A JP 2001029048 A JP2001029048 A JP 2001029048A JP 2001029048 A JP2001029048 A JP 2001029048A JP 2002227986 A JP2002227986 A JP 2002227986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
rotation speed
vehicle
hydraulic pump
automatic transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001029048A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroatsu Endo
弘淳 遠藤
Tatsuya Ozeki
竜哉 尾関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2001029048A priority Critical patent/JP2002227986A/ja
Publication of JP2002227986A publication Critical patent/JP2002227986A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02T10/6221

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動モータの駆動電力を可及的に低下させつ
つ、迅速な変速制御が可能な車両用自動変速機の油圧制
御装置を提供する。 【解決手段】 キックダウン時目標回転速度補正値決定
手段146において、それに含まれるキックダウン操作
判定手段(S21)により運転者によるアクセルペダル
の大きな踏込操作であるキックダウン操作が判定された
場合には、パワトレ側定常目標回転速度Nopacm より所
定値だけ高いパワトレ側過渡目標回転速度Nopatm (=
Nopacm +ΔNopatm1)が決定される結果、油圧ポンプ
駆動制御手段128により第2油圧ポンプ54の回転速
度が一時的に高められることから、アクセルペダルの僅
かな踏込毎に油圧ポンプの回転速度を上昇させる従来の
油圧制御装置に比較して電動モータの電力消費が小さく
なるので、電動モータの駆動電力を可及的に低下させつ
つ迅速な変速制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用自動変速機
の油圧制御装置に関し、特にその油圧源となる電動式油
圧ポンプの制御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用自動変速機はその変速比を切り換
えるための油圧アクチュエータを備え、その油圧アクチ
ュエータを制御するための油圧制御装置が設けられてい
る。この油圧制御装置の油圧源として機能する油圧ポン
プがモータたとえば電動モータにより駆動される所謂電
動式油圧ポンプが用いられる場合がある。これによれ
ば、油圧制御装置に設けられた電動式油圧ポンプの回転
数制御によって、必要油圧、リーク分を含む必要流量、
ポンプ効率などを考慮して、電動モータの回転速度が必
要最低限に決定され、これをもって油圧ポンプの回転速
度が制御されることにより、電動モータの消費電力や騒
音が必要最小限とされる。これによれば、原動機として
機能するモータで走行する電動車両やハイブリッドカー
などにおいて、必要かつ十分に油圧が発生させられる利
点がある。
【0003】ところで、上記のような車両用自動変速機
の油圧制御装置において、アクセルペダルが急に踏み込
まれた場合すなわち急変速を行う場合には、電動モータ
に高回転の指令を出して油圧ポンプからの吐出量を増大
させることにより、自動変速機の変速制御を迅速に行う
ことができるようにした油圧制御装置が提案されてい
る。たとえば、特開平11−189073号公報に記載
された車両用自動変速機の油圧制御装置がそれである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用自動変速機の油圧制御装置では、アクセルペ
ダルの踏込毎に油圧ポンプの回転速度を上昇させるた
め、僅かな踏込時においても回転速度を上昇させるため
の油圧ポンプの駆動に伴って電動モータの電力消費が大
きくなり、その電力を燃料により発生させる車両の燃費
が損なわれるおそれがあった。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、モータの駆動エ
ネルギを可及的に低下させつつ、迅速な変速制御が可能
な車両用自動変速機の油圧制御装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するための第1発明の要旨とするところは、自動変速機
の油圧制御回路へ作動油を圧送する油圧ポンプをモータ
により回転駆動させる形式の車両用自動変速機の油圧制
御装置であって、(a) 運転者によるキックダウン操作を
判定するキックダウン操作判定手段と、(b) そのキック
ダウン操作判定手段により運転者によるキックダウン操
作が判定された場合は、前記油圧ポンプの回転速度を高
める油圧ポンプ駆動制御手段とを、含むことにある。
【0007】
【第1発明の効果】このようにすれば、キックダウン操
作判定手段により運転者によるアクセルペダルの大きな
踏込操作であるキックダウン操作が判定された場合には
油圧ポンプ駆動制御手段により前記油圧ポンプの回転速
度が高められることから、アクセルペダルの僅かな踏込
毎に油圧ポンプの回転速度を上昇させる従来の油圧制御
装置に比較してモータのエネルギ消費が小さくなるの
で、モータの駆動エネルギを可及的に低下させつつ迅速
な変速制御が可能となる。
【0008】
【課題を解決するための第2の手段】また、前記目的を
達成するための第2発明の要旨とするところは、自動変
速機の油圧制御回路へ作動油を圧送する油圧ポンプをモ
ータにより回転駆動させる形式の車両用自動変速機の油
圧制御装置であって、(a) 運転者による手動変速操作を
判定する手動変速操作判定手段と、(b) その手動変速操
作判定手段により運転者による手動変速操作が判定され
た場合は、前記油圧ポンプの回転速度を高める油圧ポン
プ駆動制御手段とを、含むことにある。
【0009】
【第2発明の効果】このようにすれば、手動変速操作判
定手段により運転者による手動変速操作が判定された場
合には油圧ポンプ駆動制御手段によりその油圧ポンプの
回転速度が高められることから、手動変速操作時に油圧
ポンプの回転速度を上昇させない従来の油圧制御装置、
或いは変速応答性を高めるために常時ライン圧を高める
従来の油圧制御装置に比較して、モータの駆動エネルギ
を可及的に低下させつつ迅速な変速制御が可能となる。
【0010】
【課題を解決するための第3の手段】また、前記目的を
達成するための第3発明の要旨とするところは、自動変
速機の油圧制御回路へ作動油を圧送する油圧ポンプをモ
ータにより回転駆動させる形式の車両用自動変速機の油
圧制御装置であって、(a) 車両の急減速を判定する急減
速判定手段と、(b) その急減速判定手段により車両の急
減速が判定された場合は、前記油圧ポンプの回転速度を
高める油圧ポンプ駆動制御手段とを、含むことにある。
【0011】
【第3発明の効果】このようにすれば、急減速判定手段
により急制動などによる車両の急減速が判定された場合
には油圧ポンプ駆動制御手段によりその油圧ポンプの回
転速度が高められることから、車両の急減速に油圧ポン
プの回転速度を上昇させない従来の油圧制御装置、或い
は急減速時のダウン変速応答性を高めるために常時ライ
ン圧を高める従来の油圧制御装置に比較して、モータの
駆動エネルギを可及的に低下させつつ迅速な変速制御が
可能となる。
【0012】
【発明の他の態様】ここで、上記第1発明、第2発明、
第3発明において、自動変速機は、好適には、有効径が
可変な一対の可変プーリに伝動ベルトが巻きかけられ、
油圧アクチュエータによって一対の可変プーリの有効径
が変化させられることにより変速比が連続的に変更され
るベルト式無段変速機である。このような変速機では、
キックダウン操作時、シフトレバーによる手動変速時、
或いは車両の急減速時の変速のために比較的大量の作動
油量が一時的に必要とされるので、前述の効果が一層顕
著となる。
【0013】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の実施例を図
面を参照しつつ詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例の自動変速機の
油圧制御装置を備えた車両の駆動装置すなわち動力伝達
装置10を示している。この動力伝達装置10は、所謂
ハイブリッド車両用の動力伝達装置であって、その構成
を概略示す骨子図である。動力伝達装置10は、燃料の
燃焼で動力を発生する内燃機関等のエンジン14、電動
モータおよび発電機として用いられるモータジェネレー
タ16、およびダブルピニオン型の遊星歯車装置18、
自動変速機12を備えて構成されており、FF(フロン
トエンジン・フロントドライブ)車両などに横置きに搭
載されて使用される。遊星歯車装置18のサンギヤ18
sにはエンジン14が連結され、キャリア18cにはモ
ータジェネレータ16が連結され、リングギヤ18rは
第1ブレーキB1を介して位置固定のケース(変速機ハ
ウジング)20に連結されるようになっている。また、
互いにかみ合い且つ上記リングギヤ18rおよびサンギ
ヤ18sにかみ合う1対のピニオン(遊星ギヤ)18p
を回転可能に支持するキャリア18cは第1クラッチC
1を介して自動変速機12の入力軸22に連結され、リ
ングギヤ18rは第2クラッチC2を介して入力軸22
に連結されるようになっている。上記エンジン14およ
びモータジェネレータ16は車両の原動機に対応し、モ
ータジェネレータ16および遊星歯車装置18は歯車式
の動力合成分配装置或いは電気トルコンに対応し、サン
ギヤ18sは第1回転要素、キャリア18cは第2回転
要素、リングギヤ18rは第3回転要素に相当してい
る。
【0015】上記自動変速機12は、本実施例ではベル
ト式無段変速機であり、入力軸22に設けられた有効径
が可変の入力側可変プーリ24と、出力軸26に設けら
れた有効径が可変の出力側可変プーリ28と、それら入
力側可変プーリ24および出力側可変プーリ28に巻き
掛けられた伝動ベルト30とを備えている。この図示し
ない変速用油圧アクチュエータによって上記入力側可変
プーリ24の有効径が変化させられることにより変速比
γ(=入力軸回転速度NIN/出力軸回転速度N OUT )が
制御され、図示しない張力制御用油圧アクチュエータに
よって上記出力側可変プーリ28の有効径が変化させら
れることにより伝動ベルト30の張力すなわち挟圧力が
必要かつ十分に制御されるようになっている。そして、
その出力軸26からカウンタ歯車36を経て差動装置3
8の大径ギヤ40に動力が伝達され、その差動装置38
により左右の駆動輪(本実施例では前輪)42に動力が
分配される。
【0016】図2は、上記車両に設けられた油圧制御装
置44の構成を説明する図である。この油圧制御装置4
4は、パワーステアリング装置すなわちパワーステアリ
ング用油圧制御回路46、パワートレーン用(変速およ
び走行モード切換用)油圧制御回路48を備えている。
上記油圧制御装置44には、共通の電動モータ50によ
って回転駆動されるパワーステアリング用の第1油圧ポ
ンプ52および変速および走行モード切換用の第2油圧
ポンプ54が設けられている。図3は、それら電動モー
タ50、第1油圧ポンプ52、および第2油圧ポンプ5
4が一体的に構成された電動油圧ポンプの例を示してい
る。図3において、内周面にステータコイル56を備え
たモータハウジング58内には、ベアリングによって回
転可能に支持されたシャフト60の長手方向の中央部に
固定された回転子62が収容されており、そのモータハ
ウジング58に固定された第1油圧ポンプ52および第
2油圧ポンプ54の厚肉円板状のロータ64および66
がそのシャフト60の両端部にそれぞれ連結されてい
る。各第1油圧ポンプ52のおよび第2油圧ポンプ54
のハウジング68および70は上記モータハウジング5
8に固定されており、それらハウジング68および70
内には、ロータ64および66を嵌め入れてそれらの外
周面との間に1対の円弧状或いは三日月状の空間kを形
勢する円筒状のカムリング72および74が嵌め着けら
れている。
【0017】図4に詳しく示すように、上記ロータ64
および66は、その外周面から径方向に突き出し可能な
複数枚のベーン(羽根)76を備えて、カムリング72
および74内に形成されたポンプ室内に収容されてお
り、そのポンプ室内のロータ64および66の外周面と
カムリング72および74の内周面との間には、周方向
に向かうに従って断面積が増減する三日月状の空間kが
形成されている。これにより、ロータ64および66の
回転に伴ってその外周面から突き出すベーン76の先端
がカムリング72および74の内周面78に摺接しつつ
上記三日月状の空間kを通過することにより、第1油圧
ポンプ52、および第2油圧ポンプ54において、作動
油の吸引および圧送が行われるようになっている。
【0018】図2に戻って、第1油圧ポンプ52は、オ
イルタンク80内へ還流した作動油をライン油路82へ
圧送する。第2油圧ポンプ54もオイルタンク80内へ
還流した作動油を逆止弁84を介してライン油路82へ
圧送する。ライン圧調圧弁86は、リリーフ弁形式の弁
であり、たとえば電子制御装置からの指令に従って逃が
し油量を調節することによりライン圧を調節し、所定の
ライン圧を発生させる。潤滑圧調圧弁88は、ライン圧
調圧弁86から流出させられた余剰分の作動油の圧力を
潤滑油として送ることができる予め設定された圧に調圧
し、この調圧のために流出させた余剰作動油を第1戻し
油路85を通して第2油圧ポンプ54の吸入ポートに還
流させる。上記ライン圧調圧弁86と潤滑圧調圧弁88
との間には、潤滑油を冷却させるための第2戻し油路8
7が設けられ、その第2戻し油路87に設けられたオイ
ルクーラ89を通しても作動油がオイルタンク80内へ
還流させられるようになっている。上記潤滑油調圧弁8
8或いはライン圧調圧弁86とオイルクーラ89との間
には、絞り91およびクーラコントロール(バイパス)
弁93が並列に設けられており、そのクーラコントロー
ル弁93が開閉されることにより、オイルクーラ89の
流量が切り換えられるようになっている。上記クーラコ
ントロール弁93は、たとえばハイブリッド用電子制御
装置122からの指令に従って作動する図示しない電磁
弁により切換制御される。
【0019】前記パワーステアリング用の油圧制御回路
46は、上記ライン油路82を通して供給される作動油
を、ステアリングホイール90により操作されるロータ
リバルブ92を用いて、前輪の操舵を助勢するステアリ
ングアシフトシリンダ94へ供給し、ステアリングホイ
ール90に加えられる操舵力に応じた駆動力を発生させ
る。
【0020】図5は、前記パワートレーン用油圧制御回
路48の要部を示す図であり、何れも油圧アクチュエー
タによって摩擦係合させられる湿式多板式の油圧式摩擦
係合装置である前記クラッチC1、C2および第1ブレ
ーキB1を制御するように構成されている。図5におい
て、前記電動モータ50およびそれにより駆動される第
2油圧ポンプ54から成る電動ポンプで発生させられ且
つ調圧弁86により調圧された元圧PCが、マニュアル
バルブ98を介してシフトレバー100のシフトポジシ
ョンに応じて各クラッチC1、C2、ブレーキB1へ供
給されるようになっている。シフトレバー100は、運
転者によって操作されるシフト操作部材であり、複数の
操作位置、本実施例では「B」、「D」、「N」、
「R」、「P」の5つのシフトポジションに択一的に操
作されるようになっており、マニュアルバルブ98は機
械的にシフトレバー100に連結されて、そのシフトレ
バー100の操作に従って切り換えられるようになって
いる。
【0021】上記「B」ポジションは、前進走行時に変
速機12のダウンシフトなどにより比較的大きな動力源
ブレーキが発生させられるシフトポジションで、「D」
ポジションは前進走行するシフトポジションであり、こ
れ等のシフトポジションでは出力ポート98aからクラ
ッチC1およびC2へ元圧PCが供給される。第1クラ
ッチC1へは、シャトル弁102を介して元圧PCが供
給されるようになっている。「N」ポジションは動力源
からの動力伝達を遮断するシフトポジションで、「R」
ポジションは後進走行するシフトポジションで、「P」
ポジションは動力源からの動力伝達を遮断するとともに
図示しないパーキングロック装置により機械的に駆動輪
の回転を阻止するシフトポジションであり、これ等のシ
フトポジションでは出力ポート98bから第1ブレーキ
B1へ元圧PCが供給される。また、「R」ポジション
では、出力ポート98bから出力された元圧PCは戻し
ポート98cおよび出力ポート98dを経るとともに、
シャトル弁102およびコントロール弁104を通して
第1クラッチC1へ元圧PCが供給されるようになって
いる。
【0022】クラッチC1、C2、およびブレーキB1
には、それぞれコントロール弁104、106、108
が設けられ、それ等により第1クラッチC1の油圧PC
1、第2クラッチC2の油圧PC2、ブレーキB1の油圧
PB1が独立に制御されるようになっている。クラッチC
1の油圧PC1についてはON−OFF電磁弁110によ
って調圧され、クラッチC2およびブレーキB1につい
てはリニアソレノイド弁112によって調圧されるよう
になっている。
【0023】そして、前記ハイブリッド車両の動力伝達
装置10では、上記クラッチC1、C2、およびブレー
キB1の作動状態に応じて、図6に示す各走行モードが
成立させられる。すなわち、「B」ポジションまたは
「D」ポジションでは、「ETCモード」、「直結モー
ド」、「モータ走行モード(前進)」の何れかが成立さ
せられ、「ETCモード」では、第2クラッチC2を係
合するとともに第1クラッチC1および第1ブレーキB
1を開放した状態、言い換えればサンギヤ18s、キャ
リア18c、およびリングギヤ18rが相対回転可能な
状態で、エンジン14およびモータジェネレータ16を
共に作動させてサンギヤ18sおよびキャリア18cに
トルクを加え、リングギヤ18rを回転させて車両を前
進走行させる。「直結モード」では、クラッチC1、C
2を係合するとともに第1ブレーキB1を開放した状態
で、エンジン14を作動させて車両を前進走行させる。
また、「モータ走行モード(前進)」では、第1クラッ
チC1を係合するとともに第2クラッチC2および第1
ブレーキB1を開放した状態で、モータジェネレータ1
6を作動させて車両を前進走行させる。「モータ走行モ
ード(前進)」ではまた、アクセルOFF時などにモー
タジェネレータ16を回生制御することにより、車両の
運動エネルギーで発電してバッテリ114(図7参照)
を充電するとともに車両に制動力を発生させることがで
きる。
【0024】図7は、本実施例のハイブリッド車両に備
えられた電子制御装置の要部を示している。図7におい
て、ブレーキ用電子制御装置118は、CPU、RA
M、ROM、入出力インターフェースなどを含む所謂マ
イクロコンピュータから構成されており、図示しないセ
ンサから、ステアリングホイール90或いは前輪の舵角
θST、ブレーキペダルの操作により発生させられるブレ
ーキ操作信号B、前後輪の各車輪速度VW 、ヨーレート
Yなどが入力される。ブレーキ用電子制御装置118の
CPUは、予め記憶されたプログラムに従って入力信号
を処理し、特に低μ路の制動時において車両挙動を安定
させるアンチロックブレーキ制御や、特に低μ路の旋回
走行時においてオーバステア或いはアンダーステアを抑
制して車両挙動を安定させる旋回挙動制御などを実行す
る。自動変速用電子制御装置120も、上記同様のマイ
クロコンピュータから構成されており、図示しないセン
サから、車速V、入力軸回転速度NIN、出力軸回転速度
OUT 、アクセルペダル操作量θACC 、シフトレバー1
00のシフト位置PSHや、油温センサ121により検出
されたパワーステアリング用の油圧制御回路46或いは
パワートレーン用油圧制御回路48の作動油の温度T
OIL などが入力される。自動変速用電子制御装置120
のCPUは、予め記憶されたプログラムに従って入力信
号を処理し、良好な燃費が得られるように予め求められ
た関係から実際のアクセルペダル操作量θ ACC および車
速Vに基づいてそれらが大きくなるほど大きい値となる
ように目標変速比γM を決定し、自動変速機12の実際
の変速比γをその目標変速比γM と一致するように制御
して、動力の発生或いは伝達の効率を高めるための最適
な変速比γとする。たとえば、車両の急制動により車速
が急低下した場合には、再発進時に最大変速比が得られ
るように上記目標変速比γM が最大値に向かって急速に
変化させられて急減速変速が行われる。
【0025】ハイブリッド用電子制御装置122も上記
同様のマイクロコンピュータから構成されるとともに、
ブレーキ用電子制御装置118および自動変速用電子制
御装置120との間で通信回線を介して接続されてお
り、必要な信号が相互に授受されるようになっている。
このハイブリッド用電子制御装置122には、バッテリ
114の充電残量SOC、電動モータ50の回転速度な
どの信号が入力されるようになっており、このハイブリ
ッド用電子制御装置122のCPUは、予め記憶された
プログラムに従って入力信号を処理し、図6の走行モー
ドのいずれかをシフトレバー100の操作位置、バッテ
リ114の充電残量SOC、アクセルペダル操作量θ
ACC 、ブレーキ操作信号などに基づいて選択し、選択し
た走行モードが成立するようにON−OFF電磁弁11
0およびリニアソレノイド弁112を用いてクラッチC
1およびC2或いはブレーキB1の係合圧を制御する。
また、ハイブリッド用電子制御装置122は、ブレーキ
B1を係合させた状態でモータジェネレータ16を回転
駆動することによりエンジン14を始動させるスタータ
制御を実行する。また、ハイブリッド用電子制御装置1
22は、油圧制御装置44の油圧源として機能する第1
油圧ポンプ52および第2油圧ポンプ54の回転速度、
すなわちそれらを駆動する共通の電動モータ50の回転
速度NOPを必要かつ十分に制御する。インバータ124
は、上記ハイブリッド用電子制御装置122から指令に
従って、回生制御によりモータジェネレータ16から出
力された発電エネルギを用いてバッテリ114の充電を
充電するとともに、電動モータ50の回転速度NOPを制
御するためにたとえば数百ボルトの3相交流の駆動電流
を電動モータ50へ供給する。なお、図7において、ホ
ール素子126は、上記電動モータ50の回転速度すな
わち第1油圧ポンプ52および第2油圧ポンプ54の回
転速度NOPを検出するために電動モータ50に装着され
たものであり、回転速度センサとして機能している。
【0026】図8は上記ハイブリッド用電子制御装置1
22の制御機能の要部、すなわちパワーステアリング用
の油圧制御回路46において必要とされる作動油量とパ
ワートレーン用油圧制御回路48において必要とされる
作動油量とが、少ない電力消費によって必要かつ十分に
確保するための制御機能を説明する機能ブロック線図で
ある。図8は、油圧ポンプ駆動制御手段128の構成を
示している。この油圧ポンプ駆動制御手段128は、車
両の旋回走行のために操舵中であるか否かをたとえば図
示しない舵角センサにより検出されたステアリングホイ
ール90の操舵角がたとえば30度程度の所定値を越え
たことに基づいて判定する操舵中判定手段130と、車
両の定常状態における自動変速機12の油圧制御すなわ
ちパワートレーン用油圧制御回路48において必要とさ
れる作動油を得るためのパワトレ側定常目標回転速度を
決定するパワトレ側定常目標回転速度決定手段132
と、車両の定常状態におけるパワーステアリング装置の
油圧制御すなわちパワーステアリング用の油圧制御回路
46において必要とされる作動油を得るための定常目標
回転速度を決定するパワステ側定常目標回転速度決定手
段134と、車両の非定常時すなわち過渡時に自動変速
機12の油圧制御すなわちパワートレーン用油圧制御回
路48において必要とされる作動油を得るためのパワト
レ側過渡目標回転速度を決定するパワトレ側過渡目標回
転速度決定手段136と、車両の非定常時すなわち過渡
時にパワーステアリング装置の油圧制御すなわちパワー
ステアリング用の油圧制御回路46において必要とされ
る作動油を得るためのパワステ側過渡目標回転速度を決
定するパワステ側目標過渡回転速度決定手段138と、
パワーステアリング90の油圧制御で必要とされる作動
油量を得るための第1油圧ポンプ52の回転速度と自動
変速機12の油圧制御で必要とされる作動油量を得るた
めの第2油圧ポンプ54の回転速度とのうちのいずれか
高い方の回転速度を目標回転速度Nopm として選択する
目標回転速度選択手段140と、その目標回転速度Nop
m の変化率を所定値以下に制限して急変を防止する変化
制限手段142と、目標回転速度Nopm と第1油圧ポン
プ52および第2油圧ポンプ54の実際の回転速度Nop
とが一致するように電動モータ50を制御する油圧ポン
プ駆動手段144とを備え、パワーステアリング用油圧
制御回路46で必要とされる作動油量を得るための第1
油圧ポンプ52の(目標)回転速度と自動変速機12の
油圧制御回路48で必要とされる作動油量を得るための
第2油圧ポンプ54の(目標)回転速度とのうちのいず
れか高い方の回転速度となるように電動モータ50を駆
動制御する。
【0027】上記パワトレ側定常目標回転速度決定手段
132は、予め記憶された関係から、実際の自動変速機
(ベルト式無段変速機)12の変速比γ(=入力軸22
の回転速度Nin/出力軸26の回転速度Nout )および
入力トルクTinの関数である目標ライン圧と、パワート
レーン用の油圧制御回路48の作動油温度Toil と、シ
フトレバー100のシフト位置とに基づいてパワトレ側
定常目標回転速度Nopacm を決定する。上記パワステ側
定常目標回転速度決定手段134は、予め記憶された関
係から、実際のパワーステアリング用の油圧制御回路4
6の作動油温度Toil に基づいてパワステ側定常目標回
転速度Nopbcm を決定する。
【0028】上記パワトレ側過渡目標回転速度決定手段
136は、急加速を予定したアクセルペダルの大幅な踏
み込みであるキックダウン操作を判定するキックダウン
判定操作手段を含み、これによりキックダウン操作が判
定されると急加速時の応答性を高めるために必要な作動
油量を確保するために予め記憶された関係から実際の変
速比γ、シフトレバー100の操作位置、アクセル開度
(アクセルペダル操作量)θacc 、その変化率d θacc
/dtに基づいてキックダウン時の目標回転速度補正値Δ
Nopatm1を決定するキックダウン時目標回転速度補正値
決定手段146と、シフトレバー100の操作によるマ
ニアル変速を判定する手動変速操作判定手段を含み、そ
れによりマニアル変速が判定されるとマニアル変速時の
応答性を高めるために必要な作動油量を確保するために
予め記憶された関係から実際の変速比γ、シフトレバー
100の操作位置、アクセル開度(アクセルペダル操作
量)θacc 、その変化率d θacc /dtに基づいてマニア
ル変速時の目標回転速度補正値ΔNopatm2を決定するマ
ニアル変速時目標回転速度補正値決定手段148と、車
両の急制動などの車両の急減速を判定する急減速判定手
段を含み、それにより車両の急減速が判定されるとその
急減速時における急減速変速を実現するために必要な作
動油量を確保するために予め記憶された関係から実際の
変速比γ、シフトレバー100の操作位置、アクセル開
度(アクセルペダル操作量)θacc 、その変化率d θac
c /dtに基づいて急制動時目標回転速度補正値ΔNopat
m3を決定する急減速時目標回転速度補正値決定手段15
0と、エンジン14を動力伝達系から切り離した停車中
であることに基づいて、すなわち車両のスタンバイ状態
を車速度Vが零、シフトレバー100がP位置またはN
位置、且つモータ走行モードであることに基づいてスタ
ンバイ状態であると判定する直進スタンバイ判定手段を
含み、それにより車両の直進スタンバイ状態が判定され
ると予め設定された非操舵スタンバイ時目標回転速度補
正値ΔNopatm4を決定する非操舵スタンバイ時目標回転
速度補正値決定手段152とを備え、各過渡時にパワー
トレーン用油圧制御回路48において必要とされる作動
油量を確保するために、それらパワトレ側目標回転速度
補正値ΔNopatm1、ΔNopatm2、ΔNopatm3、およびΔ
Nopatm4を、前記パワトレ側定常目標回転速度決定手段
132により決定されたパワトレ側定常目標回転速度N
opacm に加算することにより、パワトレ側過渡目標回転
速度Nopatm (=Nopacm +ΔNopatm1+ΔNopatm2+
ΔNopatm3+ΔNopatm4)を算出する。
【0029】上記パワステ側過渡目標回転速度決定手段
138は、操舵中であり且つエンジン14を動力伝達系
から切り離した停車中であることに基づいて、すなわち
車両のスタンバイ状態を車速度Vが零、シフトレバー1
00がP位置またはN位置、且つモータ走行モードであ
ることに基づいてスタンバイ状態であると判定する旋回
スタンバイ判定手段を含み、それにより車両の旋回スタ
ンバイ状態が判定されると予め設定された操舵スタンバ
イ時目標回転速度補正値ΔNopbtm1を決定する操舵中ス
タンバイ時目標回転速度補正値決定手段154と、操作
角の変化率が所定値を超えた急操舵を判定する急操舵判
定手段を含み、それにより車両の急操舵状態が判定され
ると急操舵時の応答性を確保するためにパワーステアリ
ング用の油圧制御回路46において必要とされる作動油
量を確保するために予め記憶された急操舵時目標回転速
度補正値ΔNopbtm2を決定する急操舵時目標回転速度補
正値決定手段156とを備え、各過渡時にパワーステア
リング用の油圧制御回路46において必要とされる作動
油量を確保するために、たとえば前記パワステ側定常目
標回転速度決定手段134により決定されたパワステ側
定常目標回転速度Nopbcm に過渡時の補正値ΔNopbtm1
およびΔNopbtm2をそれぞれ加算することにより、パワ
ステ側過渡目標回転速度Nopbtm (=Nopbcm +ΔNop
btm1+ΔNopbtm2)を算出する。
【0030】また、上記目標回転速度選択手段140
は、たとえば定速走行のような車両の定常状態でありか
つ操舵中判定手段130により操舵中であると判定され
た場合は、パワーステアリング90の油圧制御で必要と
される作動油量を得るようにパワステ側過渡時目標回転
速度決定手段138により決定された目標回転速度Nop
btm と、自動変速機12の油圧制御回路48で必要とさ
れる作動油量を得るようにパワトレ側過渡時目標回転速
度決定手段136により決定されたパワトレ側定常目標
回転速度Nopatm とのうちのいずれか高い方の回転速度
を目標回転速度Nopm として選択するが、その操舵中判
定手段130により操舵中でないと判定された場合は上
記パワトレ側目標回転速度決定手段136により決定さ
れたパワトレ側定常目標回転速度Nopatm を目標回転速
度Nopm として決定する。また、目標回転速度選択手段
140は、車両の定常状態かつ非操舵中であるときには
パワトレ側定常目標回転速度決定手段132により決定
されたパワトレ側定常目標回転速度Nopacm を目標回転
速度Nopm として選択するものである。
【0031】変化制限手段142は、上記目標回転速度
選択手段140により新たに選択された目標回転速度N
opm がそれまでの値に対して変化する場合は、その変化
をあらかじめ設定された変化率或いは変化速度内に制限
することによりその変化がなまされて目標回転速度Nop
m が緩やかに変化させられる。このあらかじめ設定され
た制限率或いは変化速度は、目標回転速度の急変を回避
して電動モータ50の回転速度変更時の電力消費を軽減
するためのものであり、予め実験的に求められる。
【0032】油圧ポンプ駆動手段すなわち電動モータ駆
動手段144は、上記目標回転速度選択手段140によ
り選択され且つ上記変化制限手段142によりなまされ
た目標回転速度Nopm に電動モータ50すなわち第1油
圧ポンプ52および第2油圧ポンプ54の実際の回転速
度NOPが追従するようにすなわち一致するようにたとえ
ばフィードバック制御式1に従って電動モータ50へ供
給される駆動電流(制御操作量)IOPn を制御する。な
お、フィードバック制御式1において、IFFはバッテリ
電圧、目標回転速度により決まるフィードフォワード
値、kp は比例制御定数、k1 は積分制御定数、kD
微分制御定数である。
【0033】(フィードバック制御式1) IOPn =IFF+kP (NOP M −NOP)+kI ∫(NOP M
−NOP)dt+kD d(NOP M −NOP)/dt
【0034】図9、図10、図11は、前記ハイブリッ
ド用電子制御装置122の制御作動の要部である、パワ
ーステアリング用の油圧制御回路46において必要とさ
れる作動油量とパワートレーン用油圧制御回路48にお
いて必要とされる作動油量とが、少ない電力消費によっ
て必要かつ十分に確保するための制御作動を説明するフ
ローチャートである。図9は目標回転速度決定制御ルー
チンを示し、図10は図9の過渡時パワトレ側目標回転
速度決定制御ルーチン(S2)を示し、図11は図9の
過渡時パワステ側目標回転速度決定制御ルーチン(S
4)を示している。
【0035】図9において、前記パワトレ側定常目標回
転速度決定手段132に対応するS1では、予め記憶さ
れた関係から、実際の自動変速機(ベルト式無段変速
機)12の変速比γ(=入力軸22の回転速度Nin/出
力軸26の回転速度Nout )および入力トルクTinの関
数である目標ライン圧と、パワートレーン用の油圧制御
回路48の作動油温度Toil と、シフトレバー100の
シフト位置とに基づいてパワトレ側定常目標回転速度N
opacm が算出される。
【0036】次いで、前記パワトレ側過渡目標回転速度
決定手段136に対応するS2では、過渡時にパワート
レーン用油圧制御回路48において必要とされる作動油
量を確保するために、たとえば図10に示すルーチンに
おいて決定されたパワトレ側目標回転速度補正値ΔNop
atm1、ΔNopatm2、ΔNopatm3、およびΔNopatm4を、
上記S1(パワトレ側定常目標回転速度決定手段13
2)により算出されたパワトレ側定常目標回転速度Nop
acm に加算することにより、パワトレ側過渡目標回転速
度Nopatm (=Nopacm +ΔNopatm1+ΔNopatm2+Δ
Nopatm3+ΔNopatm4)が算出される。
【0037】上記図10において、前記キックダウン操
作判定手段に対応するS21では、急加速を期待したア
クセルペダルの大幅な踏み込みであるキックダウン操作
が行われたか否かが判断され、このS21の判断が肯定
される場合は、S22においてキックダウン時の目標回
転速度補正値ΔNopatm1が、急加速時の応答性を高める
ために必要な作動油量を確保するために予め記憶された
関係から実際の変速比γ、シフトレバー100の操作位
置、アクセル開度(アクセルペダル操作量)θacc 、そ
の変化率d θacc /dtに基づいて算出される。これらS
21およびS22が前記キックダウン時目標回転速度補
正値決定手段146に対応している。上記S21の判断
が否定される場合は、前記手動変速操作判定手段に対応
するS23において、たとえばD→L操作のようなシフ
トレバー100の操作位置の変化によるマニアル変速
(減速)操作が行われたか否かが判断される。このS2
3の判断が肯定される場合は、S24において、マニア
ル変速時の応答性を高めるために必要な作動油量を確保
するために予め記憶された関係から実際の変速比γ、シ
フトレバー100の操作位置、アクセル開度(アクセル
ペダル操作量)θacc、その変化率d θacc /dtに基づ
いてマニアル変速時の目標回転速度補正値ΔNopatm2が
算出される。これらS23およびS24が前記マニアル
変速時目標回転速度補正値決定手段148に対応してい
る。
【0038】上記S23の判断が否定される場合は、前
記急減速判定手段に対応するS25において、車両の急
制動すなわち急減速が行われたか否かが、アクセルペダ
ルの操作量変化率、加速度センサにより検出された加速
度、車輪の回転加速度、制動油圧が所定値を越えたこと
などに基づいて判断される。このS25の判断が肯定さ
れた場合は、S26において、急制動時における急減速
変速を実現するために必要な作動油量を確保するために
予め記憶された関係から実際の変速比γ、シフトレバー
100の操作位置、アクセル開度(アクセルペダル操作
量)θacc 、その変化率d θacc /dtに基づいて急制動
時目標回転速度補正値ΔNopatm3が算出される。これら
S25およびS26は前記急減速時目標回転速度補正値
決定手段150に対応している。上記S25の判断が否
定される場合は、前記直進スタンバイ判定手段に対応す
るS27において、非操舵中の車両の直進スタンバイ状
態、すなわちエンジン14を動力伝達系から切り離した
停車中である状態であるか否かが、たとえば車両のスタ
ンバイ状態を車速度Vが零、シフトレバー100がP位
置またはN位置、且つモータ走行モードであることに基
づいて判断される。このS27の判断が肯定された場合
は、S28において、予め設定された非操舵スタンバイ
時目標回転速度補正値ΔNopatm4が設定される。これら
S27およびS28は、前記非操舵スタンバイ時目標回
転速度補正値決定手段152に対応している。
【0039】図9に戻って、前記パワステ側定常目標回
転速度決定手段134に対応するS3では、前記予め記
憶された関係から、実際のパワーステアリング用の油圧
制御回路46の作動油温度Toil に基づいてパワステ側
定常目標回転速度Nopbcm が算出される。次いで、前記
パワステ側過渡時目標回転速度決定手段138に対応す
るS4において、過渡時にパワーステアリング装置の油
圧制御回路46において必要とされる作動油量を確保す
るために、上記S3(パワステ側定常目標回転速度決定
手段134)により算出されたパワステ側定常目標回転
速度Nopbcm に、たとえば図11に示すルーチンにおい
て決定された過渡時のパワステ側目標回転速度補正値Δ
Nopbtm1およびΔNopbtm2がそれぞれ加算されることに
より、パワステ側過渡目標回転速度Nopbtm (=Nopbc
m +ΔNopbtm1+ΔNopbtm2)が算出される。
【0040】上記図11において、前記旋回スタンバイ
状態判定手段に対応するS41では、操舵中の車両のス
タンバイ状態、すなわちエンジン14を動力伝達系から
切り離した停車中である状態であるか否かが、たとえば
車両のスタンバイ状態を車速度Vが零、シフトレバー1
00がP位置またはN位置、且つモータ走行モードであ
ることに基づいて判断される。このS41の判断が肯定
された場合は、S42において、予め設定された操舵ス
タンバイ時目標回転速度補正値ΔNopbtm1が設定され
る。これらS41およびS42は、前記操舵中スタンバ
イ時目標回転速度補正値決定手段154に対応してい
る。次いで、前記急操舵判定手段に対応するS43で
は、急操舵であるか否かがステアリングホイール90の
操舵角の変化率が所定値を超えたことに基づいて判断さ
れる。このS43の判断が肯定された場合は、S44に
おいて、急操舵時の応答性を得るようにパワーステアリ
ング用の油圧制御回路46において必要とされる作動油
量を確保するために予め記憶された急操舵時目標回転速
度補正値ΔNopbtm2が設定される。これらS43および
S44は前記急操舵時目標回転速度補正値決定手段15
6に対応している。
【0041】図9に戻って、前記操舵中判定手段130
に対応するS5では、たとえば図示しない舵角センサに
より検出されたステアリングホイール90の操舵角がた
とえば30度程度の所定値を越えたことに基づいて車両
の旋回走行のための操舵中であるか否かが判断される。
このS5の判断が否定された場合は、前記目標回転速度
選択手段140に対応するS6において、定常走行であ
るか或いは過渡時であるかに拘らずパワトレ側の目標回
転速度Nopacm 或いはNopatm が目標回転速度Nopm と
して選択される。すなわち、パワーステアリング装置を
作動させる必要のない車両の定常状態であれば、上記S
1(パワトレ側定常目標回転速度決定手段132)によ
り算出されたパワトレ側定常目標回転速度Nopacm が目
標回転速度Nopm として選択され、過渡時であれば、上
記S2(パワトレ側過渡目標回転速度決定手段136)
により算出されたパワトレ側目標回転速度Nopatm が目
標回転速度Nopm として選択される。
【0042】しかし、上記S5の判断が肯定される場合
は、前記目標回転速度選択手段140に対応するS7に
おいて、パワステ側およびパワトレ側のいずれか大きい
方の値が目標回転速度Nopm として選択される。すなわ
ち、パワーステアリング装置を作動させる必要のない車
両の定常状態であれば、上記S1(パワトレ側定常目標
回転速度決定手段132)により算出されたパワトレ側
定常目標回転速度Nopacm と上記S3(パワステ側定常
目標回転速度決定手段134)により算出されたパワス
テ側定常目標回転速度Nopbcm とのいずれか大きい方の
値が目標回転速度Nopm として選択され、過渡時であれ
ば、上記S2(パワトレ側過渡目標回転速度決定手段1
36)により算出されたパワトレ側目標回転速度Nopat
m と上記S4(パワステ側過渡時目標回転速度決定手段
138)により算出されたパワステ側過渡目標回転速度
Nopbtm とのいずれか大きい方の値が目標回転速度Nop
mとして選択される。
【0043】次に、前記変化制限手段142に対応する
S8において、上記S6或いはS7において選択された
目標回転速度Nopm の変化が緩和されるように予め設定
された所定の変化率或いは変化速度内に制限された後、
S9において、そのS8において変化の制限された値が
目標回転速度Nopm として逐次決定される。前記電動モ
ータ駆動手段144に対応する図示しないステップで
は、そのようにして決定された目標回転速度Nopm に実
際の回転速度回転速度Nopが一致するように、たとえば
前記制御式1に従って電動モータ50の駆動電流が制御
される。
【0044】上述のように、本実施例によれば、車両の
定常状態における自動変速機12の油圧制御回路48で
必要とされる作動油量を得るためのパワトレ側定常目標
回転速度Nopacm を実際の自動変速機(ベルト式無段変
速機)12の変速比γ(=入力軸22の回転速度Nin/
出力軸26の回転速度Nout )および入力トルクTinの
関数である目標ライン圧と、パワートレーン用の油圧制
御回路48の作動油温度Toil と、シフトレバー100
のシフト位置とに基づいて決定するパワトレ側定常目標
回転速度決定手段132が備えられ、パワトレ側過渡時
目標回転速度決定手段136は、キックダウン時、マニ
アル変速時、急減速時、非操舵スタンバイ時、あるいは
作動油の低油温時において、上記パワトレ側定常目標回
転速度決定手段132により決定されたパワトレ側定常
目標回転速度Nopacm に所定の過渡時補正値ΔNopatm
1、ΔNopatm2、ΔNopatm3、およびΔNopatm4を加え
ることによりそのパワトレ側定常目標回転速度Nopacm
より所定値だけ高いパワトレ側過渡目標回転速度Nopat
m (=Nopacm +ΔNopatm1+ΔNopatm2+ΔNopatm3
+ΔNopatm4)が決定されるものである。
【0045】したがって、キックダウン時目標回転速度
補正値決定手段146において、それに含まれるキック
ダウン操作判定手段(S21)により運転者によるアク
セルペダルの大きな踏込操作であるキックダウン操作が
判定された場合には、パワトレ側定常目標回転速度Nop
acm より所定値だけ高いパワトレ側過渡目標回転速度N
opatm (=Nopacm +ΔNopatm1)が決定される結果、
油圧ポンプ駆動制御手段128により第2油圧ポンプ5
4の回転速度が一時的に高められることから、アクセル
ペダルの僅かな踏込毎に油圧ポンプの回転速度を上昇さ
せる従来の油圧制御装置に比較して電動モータの電力消
費が小さくなるので、電動モータの駆動電力を可及的に
低下させつつ迅速な変速制御が可能となる。
【0046】また、マニアル変速時目標回転速度補正値
決定手段148において、それに含まれる手動変速操作
判定手段(S23)により運転者による手動変速操作が
判定された場合には、パワトレ側定常目標回転速度Nop
acm より所定値だけ高いパワトレ側過渡目標回転速度N
opatm (=Nopacm +ΔNopatm2)が決定される結果、
油圧ポンプ駆動制御手段128により第2油圧ポンプ5
4の回転速度が一時的に高められることから、アクセル
ペダルの僅かな踏込毎に油圧ポンプの回転速度を上昇さ
せる従来の油圧制御装置に比較して電動モータの電力消
費が小さくなるので、電動モータの駆動電力を可及的に
低下させつつ迅速な変速制御が可能となる。
【0047】また、急減速時目標回転速度補正値決定手
段150において、それに含まれる急減速判定手段(S
25)により車両の急減速状態が判定された場合には、
パワトレ側定常目標回転速度Nopacm より所定値だけ高
いパワトレ側過渡目標回転速度Nopatm (=Nopacm +
ΔNopatm3)が決定される結果、油圧ポンプ駆動制御手
段128により第2油圧ポンプ54の回転速度が一時的
に高められることから、アクセルペダルの僅かな踏込毎
に油圧ポンプの回転速度を上昇させる従来の油圧制御装
置に比較して電動モータの電力消費が小さくなるので、
電動モータの駆動電力を可及的に低下させつつ迅速な変
速制御が可能となる。
【0048】また、本実施例の自動変速機12は、有効
径が可変な一対の可変プーリ24、28に伝動ベルト3
0が巻きかけられ、油圧アクチュエータによって一対の
可変プーリ24、28の有効径が変化させられることに
より変速比γが連続的に変更されるベルト式無段変速機
であって、キックダウン操作時、シフトレバーによる手
動変速時、或いは車両の急減速時の変速のために比較的
大量の作動油量が一時的に必要とされることから、この
ような場合でもベルト式無段変速機の変速比γの急変時
においても作動油量が十分に確保されて変速比γの急変
が可能となるので、上述の効果が一層顕著に得られる。
【0049】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0050】たとえば、前述の実施例の電動ポンプで
は、第1油圧ポンプ52および第2油圧ポンプ54が共
通の電動モータ50によって回転駆動されるように構成
されていたが、第1油圧ポンプ52および第2油圧ポン
プ54が独立した電動モータによってそれぞれ回転駆動
されるものであってもよい。
【0051】また、前述の実施例の電動ポンプでは、第
1油圧ポンプ52および第2油圧ポンプ54のロータ6
4および66が電動モータ50のシャフト60の両端部
にそれぞれ直接連結されているので、電動モータ50の
回転速度と第1油圧ポンプ52および第2油圧ポンプ5
4の回転速度とが一致させられていたが、第1油圧ポン
プ52のロータ64或いは第2油圧ポンプ54のロータ
66と電動モータ50のシャフト60との間に減速或い
は増速歯車機構が介在させられていてもよい。このよう
な場合は、シャフト60に直接連結された回転体が第1
油圧ポンプ52或いは第2油圧ポンプ54の回転速度と
して定義される。
【0052】また、前述の実施例において、第1油圧ポ
ンプ52および第2油圧ポンプ54はベーン型ポンプで
あったが、渦巻き型ポンプなどの他の形式の油圧ポンプ
であってもよい。
【0053】また、本実施例では、駆動源としてエンジ
ン14およびモータジェネレータ16を備えたハイブリ
ット車両が用いられていたが、駆動源としてエンジン1
4を用い、そのエンジン14の駆動力をトルクコンバー
タを介して有段式の自動変速機へ伝達する通常の車両で
あってもよい。
【0054】また、前述の実施例の車両に搭載された自
動変速機12は、ベルト式無段変速機であったが、複数
組の遊星歯車装置の構成要素を選択的に結合させること
により有段変速させる自動変速機などであってもよい。
【0055】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変形が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車両用自動変速機の油圧制
御装置が適用された車両の動力伝達装置の構成を概略説
明する骨子図である。
【図2】図1の車両に備えられた油圧制御装置の構成を
概略説明する油圧回路図である。
【図3】図2の油圧制御装置に設けられた電動油圧ポン
プの構成を説明するために一部を切り欠いて示す図であ
る。
【図4】図3の電動油圧ポンプ内のロータおよびベーン
を説明する図である。
【図5】図3のドライブトレーン用油圧制御回路の要部
を示す図である。
【図6】図1の車両の走行モードとその油圧制御装置に
設けられた油圧式摩擦係合装置の作動との対応関係を説
明する図である。
【図7】図1の車両に設けられた電子制御装置の要部を
概略説明する図である。
【図8】図7のハイブリッド用電子制御装置の制御機能
の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図9】図7のハイブリッド用電子制御装置の制御作動
の要部を説明するフローチャートであって、目標回転速
度決定制御ルーチンを示している。
【図10】図7のハイブリッド用電子制御装置の制御作
動の要部を説明するフローチャートであって、図9の過
渡時パワトレ側目標回転速度決定制御ルーチンを示して
いる。
【図11】図7のハイブリッド用電子制御装置の制御作
動の要部を説明するフローチャートであって、図9の過
渡時パワステ側目標回転速度決定制御ルーチンを示して
いる。
【符号の説明】
12:自動変速機 24、28:可変プーリ 30:伝動ベルト 50:電動モータ(モータ) 54:第2油圧ポンプ(油圧ポンプ) 128:油圧ポンプ駆動制御手段 S21:キックダウン操作判定手段 S23:手動変速操作判定手段 S25:急減速判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 59:54 F16H 63:06 63:06 B60K 9/00 ZHVE Fターム(参考) 3J552 MA07 NA01 NB09 PA20 PA59 QA30C RA08 RA19 RB16 RB19 SA34 SA59 SB31 TA01 TB04 UA05 VA32Y VA37Y VA48Y VA62W VA76Z VB01Z VB04W VB07Z VB16Z VD03W VD11W VD14Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機の油圧制御回路へ作動油を圧
    送する油圧ポンプをモータにより回転駆動させる形式の
    車両用自動変速機の油圧制御装置であって、 運転者によるキックダウン操作を判定するキックダウン
    操作判定手段と、 該キックダウン操作判定手段により運転者によるキック
    ダウン操作が判定された場合は、前記油圧ポンプの回転
    速度を高める油圧ポンプ駆動制御手段とを、含むことを
    特徴とする車両用自動変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 自動変速機の油圧制御回路へ作動油を圧
    送する油圧ポンプをモータにより回転駆動させる形式の
    車両用自動変速機の油圧制御装置であって、 運転者による手動変速操作を判定する手動変速操作判定
    手段と、 該手動変速操作判定手段により運転者による手動変速操
    作が判定された場合は、前記油圧ポンプの回転速度を高
    める油圧ポンプ駆動制御手段とを、含むことを特徴とす
    る車両用自動変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 自動変速機の油圧制御回路へ作動油を圧
    送する油圧ポンプをモータにより回転駆動させる形式の
    車両用自動変速機の油圧制御装置であって、 車両の急減速を判定する急減速判定手段と、 該急減速判定手段により車両の急減速が判定された場合
    は、前記油圧ポンプの回転速度を高める油圧ポンプ駆動
    制御手段とを、含むことを特徴とする車両用自動変速機
    の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記自動変速機は、有効径が可変な一対
    の可変プーリに伝動ベルトが巻きかけられ、油圧アクチ
    ュエータによって一対の可変プーリの有効径が変化させ
    られることにより変速比が連続的に変更されるベルト式
    無段変速機である請求項1乃至3のいずれかの車両用自
    動変速機の油圧制御装置。
JP2001029048A 2001-02-06 2001-02-06 車両用自動変速機の油圧制御装置 Pending JP2002227986A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001029048A JP2002227986A (ja) 2001-02-06 2001-02-06 車両用自動変速機の油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001029048A JP2002227986A (ja) 2001-02-06 2001-02-06 車両用自動変速機の油圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002227986A true JP2002227986A (ja) 2002-08-14

Family

ID=18893434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001029048A Pending JP2002227986A (ja) 2001-02-06 2001-02-06 車両用自動変速機の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002227986A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004100795A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Toyota Motor Corp 車両用駆動制御装置
JP2004245363A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Toyota Motor Corp 車両用無段変速機の制御装置
JP2013136971A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Jtekt Corp モータ制御装置および電動ポンプユニット

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004100795A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Toyota Motor Corp 車両用駆動制御装置
JP2004245363A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Toyota Motor Corp 車両用無段変速機の制御装置
JP2013136971A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Jtekt Corp モータ制御装置および電動ポンプユニット
US9683573B2 (en) 2011-12-28 2017-06-20 Jtekt Corporation Motor control apparatus and electric pump unit
KR101909172B1 (ko) * 2011-12-28 2018-10-17 가부시키가이샤 제이텍트 모터 제어 장치 및 전동 펌프 유닛

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6881165B2 (en) Hydraulic control apparatus of vehicle and control method
JP3521873B2 (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP3912235B2 (ja) 車両の油圧制御装置
KR100664427B1 (ko) 하이브리드 차량용 제어 시스템
US6702716B2 (en) Power transmission
WO2016152533A1 (ja) 車両用油圧制御装置および油圧制御方法
JP2002340158A (ja) 車両用駆動制御装置
US7901320B2 (en) Control device and control method for powertrain, program for implementing the control method, and recording medium containing the program
JP3182960B2 (ja) ハイブリット車輌における油圧制御装置
JP2006038236A (ja) 油圧制御装置
US6702715B2 (en) Power transmission
JP2003139230A (ja) オイルポンプの制御装置
JP2003194198A (ja) 油圧制御装置
WO2001021985A1 (fr) Dispositif et procede de commande de pompe electro-hydraulique pour transmission automatique
JP3478271B2 (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP2002227986A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP4186553B2 (ja) 車両用油圧制御装置
JP6989367B2 (ja) 電力制御システム
JP2002235675A (ja) 油圧制御装置
JP3487291B2 (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP2001108074A (ja) 動力伝達装置の潤滑制御装置
JP2004108417A (ja) 車両用油圧ポンプの駆動制御装置
JP2003097677A (ja) 動力伝達機構の潤滑装置
JP3487290B2 (ja) 油圧制御装置
JP4178801B2 (ja) 油圧制御装置