JP2002227068A - 補強用多軸ステッチ布帛 - Google Patents

補強用多軸ステッチ布帛

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JP2002227068A JP2001020032A JP2001020032A JP2002227068A JP 2002227068 A JP2002227068 A JP 2002227068A JP 2001020032 A JP2001020032 A JP 2001020032A JP 2001020032 A JP2001020032 A JP 2001020032A JP 2002227068 A JP2002227068 A JP 2002227068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリフォームが簡単に作製でき、樹脂含浸性や
均一性に優れ、しかも表面平滑で、しかも安価で機械的
特性に優れるFRPが得られる多軸ステッチ布帛ならび
に成形方法を提供することを提供することを目的とする
ものである。 【解決手段】多数本の強化繊維糸条が並行にシート状に
配列して層構成をなし、前記層の少なくとも2層以上が
交差積層されて積層体をなし、該積層体が融点の異な
る、低融点Aポリマー糸と高融点Bポリマー糸のステッ
チ糸で一体化されていることを特徴とする補強用多軸ス
テッチ布帛。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はFRPの補強繊維基
材として使用する多軸ステッチ布帛およびその多軸ステ
ッチ布帛を用いてなるプリフォームならびにFRPの成
形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続補強繊維からなる繊維強化プラスチ
ックは、繊維軸方向の機械的特性には優れるが、繊維軸
から離れるに従い、機械的特性は急激に低下する。この
対策として、たとえば、機械的特性が疑似等方性基材と
なるようの繊維軸方向がFRP成形体の長さ(0゜)方
向、幅(90゜)方向や斜め(±α゜)方向となるよう
積層され、成形されている。
【0003】しかしながら、通常の織物を使用すると、
繊維の配列方向は織物の長さ(0゜)方向と幅(90
゜)方向であるから、斜め(±α゜)方向の補強ができ
なくなる。この対策として、織物を斜め方向に裁断し、
裁断された織物の端部が0゜方向と90゜方向に配列す
る織物と平行になるように積層し、斜め方向に裁断した
繊維の配列方向が±45゜になるようにしている。しか
しながら、このような方法では、とくに大型構造体を成
形する場合、織物の裁断や積層に手間が掛かるし、材料
ロスも大きい。また積層の際、(0゜/90゜)配列織
物と(+45゜/−45゜)配列織物がずれ、正確な繊
維配向が困難となる。
【0004】一方、上記課題に対して、最近、よこ入れ
トリコット装置で、布帛の長さ方向に対して+α゜、−
α゜やこれに0゜および/または90゜方向に、すなわ
ち、2方向以上の多軸の各々の方向で層状に補強繊維が
並行に配列し、これらが積層した状態で、ポリエステル
繊維糸などのステッチで縫合一体化した、いわゆる多軸
ステッチ布帛が注目を浴びている。この布帛は+α゜、
−α゜、0゜や90゜配列繊維がステッチ糸で一体とな
っているから、わざわざ裁断によって、所定の方向に配
列するような準備作業が必要なくなり、1枚の布帛で疑
似等方性の特性が得られるので、かつ材料ロスもほとん
ど無く、積層作業が大幅に省力化され、大型構造体を安
価に成形できるという利点はある。また、ステッチ糸の
ステッチ密度を最適化することによって、深絞り賦形が
可能となり、成形のプリフォームを容易に作製すること
もできる利点がある。
【0005】しかしながら、厚いFRP成形体を成形す
る場合、多数枚の布帛を積層する必要があるので、やは
り積層や成形型をセットする際、布帛がずれる。また成
形作業の合理化や省力化のため、前もって成形体の形状
に布帛を賦形したプリフォームを作製することも行われ
るが、布帛を雄型と雌型の中に入れ深絞り賦形しても、
脱型すると、強化繊維は剛性が大きいので布帛は元の平
面状態に回復しようとし、正確な形状を保持できないと
いう問題があった。
【0006】この対策として、硬化剤を入れないエポキ
シ樹脂やフェノール樹脂などの粘着性のある樹脂を有機
溶剤に希釈したタッキファイヤーをスプレーで基材に吹
き付けて基材同志を接着し、プリフォームの形態を安定
させることも行われているが、毛細管現象で表面から強
化繊維糸条の内部に浸透し、成形で樹脂の含浸を阻害す
るし、また付着量のコントロールが困難で、タッキファ
イヤーの付着量は場所により異なり、不均一であり、多
量に付着した箇所ではマトリックス樹脂の硬化不良に繋
がることもあった。
【0007】また、ステッチ布帛は、ステッチ糸によっ
て補強繊維を拘束する布帛構造となっているから、各層
内では補強繊維の拘束部分と補強繊維がまったく存在し
ない部分が存在している。したがって、樹脂が含浸さ
れ、樹脂が硬化すると樹脂が硬化収縮するので、FRP
の状態では補強繊維の拘束部部分の厚さ方向の収縮量は
補強繊維が存在するので小さく、補強繊維がまったく存
在しない部分の収縮量が大きくなって、FRPの表面の
凹凸が大きくなり、表面が平滑なFRPが得られなかっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、プリフォームが簡単に作製でき、樹
脂含浸性や均一性に優れ、しかも表面平滑で、しかも安
価なFRPが得られる多軸ステッチ布帛およびその多軸
ステッチ布帛を用いてなるプリフォームならびにFRP
の成形方法を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次の手段を採用するものである。すな
わち、 (1)多数本の強化繊維糸条が並行にシート状に配列し
て層構成をなし、前記層の少なくとも2層以上が交差積
層されて積層体をなし、該積層体が融点の異なる、低融
点Aポリマー糸と高融点Bポリマー糸のステッチ糸で一
体化されていることを特徴とする補強用多軸ステッチ布
帛。
【0010】(2)前記ステッチ糸は、前記Aポリマー
糸と前記Bポリマー糸の引き揃え糸であることを特徴と
する前記(1)に記載の補強用多軸ステッチ布帛。
【0011】(3)前記ステッチ糸が、前記Aポリマー
糸と前記Bポリマー糸の合撚糸であることを特徴とする
前記(1)に記載の補強用多軸ステッチ布帛。
【0012】(4)前記ステッチ糸が、前記Bポリマー
糸の周りに前記Aポリマー糸が捲回されてなる捲回糸で
あることを特徴とする前記(1)請求項1に記載の補強
用多軸ステッチ布帛。
【0013】(5)前記交差角度が布帛の長さ方向に対
して+α゜、−α゜の角度の少なくとも2方向を含むも
のであることを特徴とする前記(1)ないし(3)のい
ずれかに記載の補強用多軸ステッチ布帛。
【0014】(6)前記角度α゜が45゜であることを
特徴とする前記(5)に記載の補強用多軸ステッチ布
帛。
【0015】(7)前記強化繊維が炭素繊維であること
を特徴とする前記(1)ないし(6)のいずれかに記載
の補強用多軸ステッチ布帛。
【0016】(8)前記(1)ないし(7)のいずれか
に記載の補強用多軸ステッチ布帛の少なくとも1枚が積
層され、前記低融点Aポリマーで接着されてなることを
特徴とするプリフォーム。
【0017】(9)前記(8)に記載のプリフォームに
樹脂を含浸し、高融点Bポリマー糸の融点以上の温度に
加熱成形することを特徴とするFRPの成形方法。
【0018】(10)前記(8)に記載のプリフォーム
に樹脂を含浸し、低融点Bポリマー糸の融点以下の温度
に加熱成形することを特徴とするFRPの成形方法。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て本発明をさらに詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明に係る多軸ステッチ布帛の
一実施例を示す一部切り欠き概略斜視図である。図1に
示すように、布帛1の下面から、まず第一層が長さ方向
イに対して斜め方向に多数本の強化繊維糸条2が並行に
配列して+α゜層6を構成し、次いで第二層が布帛の幅
方向に多数本の強化繊維糸条3が並行に配列して90゜
層7を構成し、次いで第三層が斜め方向に多数本の強化
繊維糸条4が並行に配列して−α゜層8を構成し、次い
で第四層が布帛の長さ方向に多数本の強化繊維糸条5が
並行に配列して0゜層9を構成し、互いに配列方向が異
なる第一層〜第四層の4層が積層された状態で、ステッ
チ糸10でこれら4層が縫合一体化されている。縫合一
体化にあたってのステッチ糸10が形成する縫い組織と
しては、単環縫い、1/1のトリコット編みなどが挙げ
られる。
【0021】図2は、図1に示した多軸ステッチ布帛の
A−A´断面の拡大概略図である。−α゜層6、90゜
層7、+α゜層8、0゜層9の4層にステッチ糸10が
形成するトリコット編み組織で一体化されている。な
お、各層の糸条は層内において並行に配列し、これら糸
条に対してランダムにニードルが突き刺さりステッチ糸
が縫い組織を形成する。この時、ステッチ糸の張力によ
りのステッチ糸とステッチ糸の間には、強化繊維11が
存在せず、大きな空隙部Bが形成される。
【0022】図3に従来の図2に示した多軸ステッチ布
帛を使用したFRP成形体の断面概略図を示したが、ス
テッチ糸10とステッチ糸10の間の空隙部Bには強化
繊維が存在しないので、多軸ステッチ布帛に含浸された
樹脂が硬化する際、体積収縮し、その箇所の表面は凹
む。また、ステッチ糸10は強化繊維層の外側に位置す
る部分があるから、成形型に布帛が充填されて成形され
ても、ステッチ糸10の部分はステッチ糸10の存在し
ない箇所に比べて凸状態となり、FRPの表面が凸凹す
る。
【0023】本発明の多軸ステッチ布帛の布帛構造は、
従来の多軸ステッチ布帛となんら変わりはないが、本発
明ではステッチ糸として、融点の異なる、低融点Aポリ
マー糸と高融点Bポリマー糸からなるステッチ糸で一体
化することを特徴とする。
【0024】図4は、図1に示した多軸ステッチ布帛を
正面から見た1/1トリコット編み縫い組織のパターン
モデル図を示したものである。
【0025】多数本の低融点Aポリマー糸からなるステ
ッチ糸10A と高融点Bポリマー糸からなるステッチ糸
10B が一本交互にジグザグ状に布帛の長さ方向イに配
列し、各ステッチ糸は、ジグザグ形状の頂点部で厚さ方
向に延びて強化繊維層を一体化している。なお、ステッ
チ糸10A とステッチ糸10B の配列方法は、とくに限
定するものではないが、ステッチ糸10B の間隔Cがあ
まり大きくなると、プリフォームを作製するためにステ
ッチ糸10A を溶融させると、賦形形状にもよるが、ス
テッチ糸10B の間隔Cで強化繊維が大きく蛇行し、F
RPにしたとき、その蛇行部で破壊が始まるので、間隔
Cが20mm以下となるようにステッチ糸の配列を決め
ることが好ましい。
【0026】なお、必ずしも低融点Aポリマー糸からな
るステッチ糸10A と高融点Bポリマー糸からなるステ
ッチ糸10B を別々に使用することが必要ではなく、図
5に示すように低融点Aポリマー糸10A と高融点Bポ
リマー糸10B を引き添えた引き揃え糸をステッチ糸と
して使用してもよい。また、図6に示すように低融点A
ポリマー糸10A と高融点Bポリマー糸10B を合撚し
た合撚糸を用いてもよい。同様に高融点Bポリマー糸に
低融点Aポリマー糸を捲回した捲回糸を用いてもよい
し、また高融点Bポリマーを芯とし低融点Aポリマーを
鞘とした芯鞘複合繊維からなるポリマー糸をステッチ糸
として使用することもできる。引き揃え法、合撚法、捲
回法または芯鞘繊維法はプリフォームを作製するために
低融点Aポリマー成分を溶融さても間隔Cが変わらない
ので、強化繊維が蛇行してFRPの強度を低下させるよ
うなことはない。
【0027】本発明に使用する低融点Aポリマーは、融
点が80〜200℃のポリマーが好ましい。融点が80
℃未満であると、繊維強化プラスチック(以下FRPと
呼称)に成形した時に、低融点ポリマー部はわずかな面
積、体積ではあるがFRP成形体が屋外暴露などによる
昇温で低融点ポリマーの部箇所が溶融状態となるので好
ましくない。また、200℃を越えると、低融点Aポリ
マーを溶融させ、布帛と布帛を接着させる際、高温にす
ることが必要となり、昇温、降温に要する所用時間が大
きくなり、プリフォーム作製の効率が低下する。
【0028】また、本発明に使用する高融点Bポリマー
は、融点が150〜280℃のポリマーが好ましい。
【0029】なお、高融点Bポリマーを低融点Aポリマ
ーより融点が20℃以上高く、かつ高融点Bポリマーの
融点が180℃以下であると、低融点Aポリマーより布
帛同士の接着を行うことによって、プリフォームを作製
し、このプリフォームに樹脂を含浸し、高融点Bポリマ
ー糸の融点以上に加熱成形すると、成形後ステッチ糸が
形成しているステッチ糸の組織が消滅してポリマーの状
態となる。
【0030】図7に、本発明の成形法によって得られる
FRP成形体の断面概略図を示したが、型の加熱と同時
に多軸ステッチ布帛も低融点Aポリマー糸の融点以上の
温度に加熱されるから、低融点Aポリマー糸が溶融し、
FRP中にポリマー糸が存在していた箇所に低融点ポリ
マー12が点在するようになる。また、低融点ポリマー
からなるステッチ糸が形成していた縫い組織は、ステッ
チ糸の溶融によって消滅するので、ステッチ糸による強
化繊維の拘束は解かれ、空隙部Bの箇所にも強化繊維が
分散し、得られるFRPの表面は平滑となる。
【0031】低融点Aポリマーは溶融しても粘度が高い
ので、強化繊維糸条の表面に付着する程度で、毛細管現
象で強化繊維糸条の内部に浸透し、成形での樹脂含浸を
阻害するようなことはなく、また部分的に多くの接着剤
が付着して、マトリックス樹脂の硬化を阻害するような
ことはない。
【0032】また、本発明においては必ずしもBポリマ
ー糸を溶融させる必要はなく、プリフォームに樹脂を含
浸し、Bポリマー糸の融点以下に加熱成形するFRPを
成形し、FRPの中にステッチ糸をポリマー状態にする
ことなく、糸の状態で残してもよい。
【0033】本発明に用いる低融点Aポリマーは、通
常、ナイロン、共重合ナイロン、ポリエステル、変成ポ
リエステル、塩化ビニリデン、塩化ビニル、ポリウレタ
ン、ポリプロピレン、ポリウレタンなどから選ばれたも
のである。なかでも低温でポリマーを溶融でき、かつF
RPのマトリックス樹脂との接着性が良好な共重合ナイ
ロンが好ましい。
【0034】また、低温でポリマーを溶融でき、マトリ
ックス樹脂との接着性が良好で、吸水率の小さな変成ポ
リエステルが好ましい。
【0035】なお、Aポリマー糸とBポリマー糸は、必
ずしも異なるポリマーである必要はなく、同一ポリマー
で融点の異なるポリマーを選択することもできる。
【0036】ステッチ糸の太さは、細いとステッチ操作
の際糸切れし、また太いとFRPにした時ステッチ糸が
溶融して形成される低融点ポリマー部分が大きくなり、
塗装の際に色斑などになるので50〜400デシテック
スが好ましい。より好ましくは70〜300デシテック
スである。なお、引き揃え法、合撚法、捲回法または芯
鞘繊維法でAポリマーとBポリマーを併用する場合は、
Aポリマー糸とBポリマー糸を合わせた太さである。
【0037】本発明に用いるAポリマー糸の重量は5〜
30g/m2 が好ましい。5g/m 2 未満であるとプリ
フォーム作製の際の接着が不完全となり、また30g/
2を越えると、FRPにしたとき布帛と布帛、または
布帛とその他の基材間に低融点のポリマー層が形成され
るので、高温雰囲気でポリマー層が破壊の起点となり成
形体の機械的特性が低下するし、また樹脂の含浸が不織
布で阻害されるので好ましくない。
【0038】本発明に使用する強化繊維としては、ガラ
ス繊維、ポリアラミド繊維や炭素繊維が挙げられるが、
なかでも炭素繊維はマトリックス樹脂との接着性が良
く、引張強度や引張弾性率も高いのでFRP成形体の軽
量化が図られるので好ましく用いられる。
【0039】本発明に使用する強化繊維の太さは、3,
000〜50,000デシテックス程度である。とく
に、太い強化繊維糸条を用いると、強化繊維が安くなる
ので安価な布帛が得られ好ましい。しかし、一層当たり
の強化繊維の目付が小さいと、層内の糸条と糸条の間に
隙間ができ、ステッチ糸で一体化すると繊維密度が部分
的に不均一となり、成形すると繊維密度が大きなところ
はFRPが厚くなり、また繊維密度が小さなところはF
RPが薄くなり、表面が凸凹したFRPとなる。このよ
うに7,000〜50,000デシテックスの太い強化
繊維糸条を用いる場合は、ステッチ糸による一体化加工
前に強化繊維糸条をローラの揺動操作やエアー・ジェッ
ト噴射で薄く拡げると、布帛の全面にわたり強化繊維の
密度が均一となり、表面が平滑なFRPが得られるので
好ましい。
【0040】もともとステッチ糸の役割は、布帛になっ
た状態で繊維配向が乱れないように、また並行に配列し
た多数本の強化繊維糸条がほつれないようにするもので
あり、布帛の層方向にステッチ糸が配列しているとはい
え、層方向に対する補強効果はさほど大きくはない。
【0041】なお、図1に示した布帛の強化繊維の構成
は+α゜層/90゜層/−α゜層/0゜層の4層構成に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、少
なくとも、布帛の長さ方向に対して−α゜層と+α゜層
のバイアス(±α゜)の方向に層構成をなしておればよ
い。また、層構成の順番も−α゜/90゜/+α゜/0
゜の順番に限定するものではなく、0゜/−α゜/90
゜/+α゜や0゜/−α゜/+α゜/90゜など適宜設
計することができる。また、−α゜層と+α゜層のバイ
アス方向のみに強化繊維が配列した布帛にすると、布帛
の長さ方向に引っ張ると簡単に強化繊維の方向がずれ、
布帛の幅方向が狭くなるなど、形態が不安定である。こ
のような時には、たとえば0゜方向やまたは90゜方向
に細いガラス繊維、炭素繊維やポリアラミド繊維などの
補助糸を20〜100g/m2程度配列し、−α゜層、
+α゜層とステッチ糸で一体化すると形態を安定させる
ことができる。
【0042】なお、バイアス角α゜は、多軸ステッチ布
帛をFRP成形体の長さ方向に積層し、強化繊維による
剪断補強を効果的に行う観点から45゜が好ましい。
【0043】本発明のプリフォームは、本発明の多軸ス
テッチ布帛の積層体を低融点ポリマーで接着させてもよ
いし、必ずしもこれに限定するのものではなく、他の基
材との併用であってもよい。他の基材としては、二方向
の補強繊維織物、一方向の織物や、補強繊維を基材の長
さ方向に並行に配列し、これを二軸メッシュや不織布で
接着させた、いわゆるドライ・トウシートやチョップド
・ストランド・マットやコンティニュアス・スワール・
マットであってもよい。
【0044】これら布帛は低融点ポリマーで賦形させた
状態で接着しているから、脱型しても元の平面状態に回
復するようなことはなく、正確に所定の形状ならびに繊
維配向を保ち、成形型に容易にセットすることができ
る。
【0045】本発明の多軸ステッチ布帛を使用したFR
Pは、たとえば次のように成形することができる。
【0046】成形型の雌型に、本発明のプリフォームを
所定の方向に積層し、この上に雄型を乗せ、型の周囲を
パテでシーリングする。次いで、真空ポンプで型内を真
空状態となるよう吸引し、その後樹脂を注入する。次い
で、成形型を高融点ポリマーB糸の融点以上になるよう
十分に加熱して、注入した樹脂を硬化させる。成形型を
冷却し、脱型する。
【0047】なお、上記成形で、高融点ポリマーB糸の
融点以下で硬化する樹脂またはポリマーを選択し、ステ
ッチ糸が成形品の中に残存するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明の補強用多軸ステッチ布帛は低融
点Aポリマー糸と高融点Bポリマー糸でステッチ一体化
されているから、Aポリマー糸を溶融して布帛同士を接
着することによって、形態の安定したプリフォームを簡
単に製作することができるし、成形してもBポリマー糸
による強化繊維に対する拘束があるから強化繊維が蛇行
することなく機械的特性に優れたFRP成形体が得られ
る。また、樹脂を含浸し、高融点Bポリマー糸低融点ポ
リマー糸の融点以上に加熱成形することによって表面が
平滑なFRP成形体も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多軸ステッチ布帛の一実施例を示
す一部切り欠き概略斜視図である。
【図2】図1の多軸ステッチ布帛のA−A´断面拡大概
略図である。
【図3】従来の多軸ステッチ布帛のFRP成形体の断面
概略図である。
【図4】1/1トリコット組織の正面図である。
【図5】本発明の多軸ステッチ布帛の他の実施例を示す
断面概略図である。
【図6】本発明の多軸ステッチ布帛のさらに他の実施例
を示す断面概略図である。
【図7】本発明の多軸ステッチ布帛のFRP成形体の一
例を示す断面概略図である。
【符号の説明】
1:多軸ステッチ布帛 2:+α゜層の強化繊維糸条 3:90゜層の強化繊維糸条 4:−α゜層の強化繊維糸条 5:0゜層の強化繊維糸条 6:布帛を形成する+α゜の強化繊維層 7:布帛を形成する90゜の強化繊維層 8:布帛を形成する−α゜の強化繊維層 9:布帛を形成する0゜の強化繊維層 10:ステッチ糸 10A :低融点Aポリマー糸 10B :高融点Bポリマー糸 11:強化繊維 12:低融点ポリマー イ:布帛の長手方向 A−A´:断面の基準線 B:空隙部 C:高融点Bポリマー糸の間隔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数本の強化繊維糸条が並行にシート状に
    配列して層構成をなし、前記層の少なくとも2層以上が
    交差積層されて積層体をなし、該積層体が融点の異な
    る、低融点Aポリマー糸と高融点Bポリマー糸のステッ
    チ糸で一体化されていることを特徴とする補強用多軸ス
    テッチ布帛。
  2. 【請求項2】前記ステッチ糸は、前記Aポリマー糸と前
    記Bポリマー糸の引き揃え糸であることを特徴とする請
    求項1に記載の補強用多軸ステッチ布帛。
  3. 【請求項3】前記ステッチ糸が、前記Aポリマー糸と前
    記Bポリマー糸の合撚糸であることを特徴とする請求項
    1に記載の補強用多軸ステッチ布帛。
  4. 【請求項4】前記ステッチ糸が、前記Bポリマー糸の周
    りに前記Aポリマー糸が捲回されてなる捲回糸であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の補強用多軸ステッチ布
    帛。
  5. 【請求項5】前記交差角度が布帛の長さ方向に対して+
    α゜、−α゜の角度の少なくとも2方向を含むものであ
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の補強用多軸ステッチ布帛。
  6. 【請求項6】前記角度α゜が45゜であることを特徴と
    する請求項5に記載の補強用多軸ステッチ布帛。
  7. 【請求項7】前記強化繊維が炭素繊維であることを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれかに記載の補強用多軸
    ステッチ布帛。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかに記載の補強
    用多軸ステッチ布帛の少なくとも1枚が積層され、前記
    低融点Aポリマーで接着されてなることを特徴とするプ
    リフォーム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のプリフォームに樹脂を含
    浸し、高融点Bポリマー糸の融点以上の温度に加熱成形
    することを特徴とするFRPの成形方法。
  10. 【請求項10】請求項8に記載のプリフォームに樹脂を
    含浸し、低融点Bポリマー糸の融点以下の温度に加熱成
    形することを特徴とするFRPの成形方法。
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