JP2001073241A - 複合強化原糸又は紐と、これを用いた編成物及び複合材料並びにその製法と構造体 - Google Patents

複合強化原糸又は紐と、これを用いた編成物及び複合材料並びにその製法と構造体

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JP2001073241A JP36732599A JP36732599A JP2001073241A JP 2001073241 A JP2001073241 A JP 2001073241A JP 36732599 A JP36732599 A JP 36732599A JP 36732599 A JP36732599 A JP 36732599A JP 2001073241 A JP2001073241 A JP 2001073241A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、材料の超軽量化、強剛性化を達
成する為に熱可塑性合成樹脂繊維に強化繊維を組込んで
補強すると共に、含浸性を改善することを目的としたも
のである。 【解決手段】 この発明は、複数本の合成樹脂繊維より
なる編組繊維中に強化繊維を長手方向に挿入した複合強
化繊維を、多数並列してなる上層、下層を、繊維方向に
角度を持たせて重ね、前記上層、下層を編糸で綴り、か
つ合成樹脂繊維を加熱溶融して一体板としたことを特徴
とする複合強化繊維を用いた複合材料により目的を達成
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は軽量、強靭であっ
てリサイクル性を備えることを目的とした複合強化原糸
と、これを用いた編成物及び複合材料並びにその製法と
構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来複合材料としては、熱硬化性複合材
料が主流とされているが、熱硬化性複合材料は、その成
形性の簡易さ、力学的特性の優れた点において注目され
ている反面、近年の環境への配慮、リサイクル性から熱
可塑性複合材料への関心が高まっている。
【0003】現在製品化されている熱可塑性マトリック
ス成形材料としては炭素繊維とPEEKを組み合わせた
一方向プリプレグ材があり、航空機材料などの大型成形
に応用が進められているが、前記プリプレグ材は板状で
固く、粘着性がないため積層しにくいなどの問題点があ
る。従って製造が難しいことにより、成形コストが高く
つき、複雑形状形成品への応用が困難とされている。そ
こでドレープ性を改善するための開発研究が行われ、一
方のプリプレグ材を短冊状にした含浸プリプレグテープ
や、未含浸の強化材とフィルム状の高分子シートを積層
し、プレスする成形方法、フィルムスタッキング法が開
発された。例えば積層材とした含浸プリプレグテープ
は、熱可塑性樹脂が含浸してあるため、成形品作成時に
強化繊維への含浸が不必要であり、成形サイクルの短縮
において有利ではあるものの、二次加工性に乏しくプリ
フォーミング時に問題となり、一方向プリプレグ材のよ
うに板状でないにしても、ドレープ性に関しては低いも
のとなっている。
【0004】前記のように、ドレープ性に優れた繊維状
の高含浸材料の開発が行われた。繊維状の含浸材料を用
いることにより、テキスタイル成形品を作製し、それを
プリフォームとすることで、ドレープ性の改善が行われ
た。繊維状含浸材料の問題点は、フィルムスタッキング
法の際にも問題点に上ったように、マトリックス樹脂の
強化繊維への含浸である。熱可塑性樹脂の溶融粘度は、
硬化前の熱硬化性樹脂と比較して、極めて高いことが知
られている。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、熱
可塑性樹脂としては、PA6樹脂を例にとると、前者は
数十ポイス(Poise)なのに対し、後者は数百〜数千ポイ
スである。前記のように高い溶融粘度が熱可塑性複合材
料における低い含浸性のもととなっている。
【0005】熱可塑性複合材料の含浸性の改善のために
は、マトリックス樹脂と強化繊維が近くに存在すること
が望まれる。前記により、マトリックスを繊維状にし、
強化繊維と混合したカミングレッドヤーン(Commingled
yarn)やマトリックス樹脂を粉末状にし、強化繊維に均
一にまぶしたパウダーイムプレグネーテッドヤーン(Pow
der Impregnated yarn)の開発が行われた。
【0006】
【発明により解決しようとする課題】前記熱可塑性複合
材料は、樹脂の溶融粘度が高い為に繊維束への含浸が困
難なこと、及び成形温度が高いなどの問題点があった。
【0007】前記フィルムスタッキング法は、未含浸の
プリフォームを積層しているため複雑形状への適用は困
難なもの、曲面の追従性はこれまでのプリプレグ材と比
較すると向上している。しかし未含浸のプリフォームを
使用しているため含浸性に乏しく、含浸には高温、高圧
のもと形成に長時間を要する問題点がある。
【0008】またパウダーインプレグネーテッドヤーン
は、熱可塑性樹脂を粉末化し、強化繊維にまぶすことに
より含浸性の向上をねらったものであるが、樹脂パウダ
ーの付着が不均一となり、それをコントロールするのが
困難であるという問題点を有する。また樹脂パウダーが
こぼれ落ちるため作業性が悪いが、これを防止する為
に、前記樹脂パウダーと同じ樹脂からなる外殻で覆うこ
とによって作業性を向上させた材料も開発されている。
【0009】次にカミングレッドヤーンは2種類の繊維
を混織したもので、含浸性には優れているが、強化繊維
と、マトリックス樹脂を混織する技術を完成するには、
該ヤーンの製造工程で繊維の損傷度をいかに低くする
か、特性の大きく異なる繊維をいかにそれぞれ同時に分
散し均一に混合するかという問題を解決しなければなら
ない。特に炭素繊維を強化繊維とするカミングレッドヤ
ーンの作製時は、炭素繊維の損傷が顕著であり、繊維の
損傷をなくし、また炭素繊維とマトリックス繊維を分散
させ均一に混合するには高度な技術を必要とすることも
問題点となっている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数本の熱
可塑性合成樹脂繊維よりなる編組繊維中に強化繊維を挿
入した複合強化繊維を利用した材料、並びにこの繊維に
使用した板材などを得ることにより、前記従来の問題点
を解決したのである。
【0011】即ち原糸の発明は、複数本の合成樹脂繊維
よりなる編組繊維中に、単独又は複数の強化繊維を長手
方向に挿入したことを特徴とする複合強化原糸であり、
複数本の合成樹脂繊維と、熱融着性合成樹脂繊維よりな
る編組繊維中に、単数又は複数の強化繊維を長手方向に
挿入したことを特徴とする複合強化原糸である。また強
化繊維は、アラミド繊維、ガラス繊維、セラミック繊
維、炭素繊維、又は超高分子量ポリエチレン繊維とした
ものであり、熱融着性合成樹脂繊維は、熱融着性に優れ
たポリアミド、ポリスチール、ポリプロピレン、ポリア
セタール、ポリカーボネート、ポリエチレン樹脂繊維と
したものである。
【0012】また紐の発明は、複数本の合成樹脂繊維よ
りなる繊維束の複数束を撚り合せた撚糸に強化繊維を長
手方向に挿入したことを特徴とする複合強化紐である。
次に複数本の合成樹脂繊維に、単数又は複数の強化繊維
を長手方向に挿入した繊維束の複数束を撚り合せたこと
を特徴とする複合強化紐であり、複数本の合成樹脂繊維
束の複数束と、単独又は複数本の強化繊維とを撚り合せ
たことを特徴とする複合強化紐である。
【0013】次に編成物の発明は、複合強化原糸を、縦
糸及び/又は横糸に使用して編網し、縦糸と横糸の交差
部を接着固定したことを特徴とする複合強化原糸を用い
た編成物であり、前記の複合強化原糸を、縦糸及び/又
は横糸に使用して織成し、縦糸と横糸の交差部を接着固
定したことを特徴とする複合強化原糸を用いた編成物で
ある。また前記の複合強化原糸を、縦糸及び/又は横糸
に使用して編網又は織成し、少くとも縦糸と横糸の交差
部を熱融着固定したことを特徴とする複合強化原糸を用
いた編成物であり、前記の複合強化原糸の一部又は全部
に熱融着性合成樹脂を付着させてなる加工原糸により、
編網又は織成し、これを熱処理して、少くとも前記加工
原糸の交差部を熱融着したことを特徴とする複合強化原
糸を用いた編成物である。
【0014】次に複合材料の発明は、複数本の合成樹脂
繊維よりなる編組繊維中に強化繊維を長手方向に挿入し
た複合強化繊維を、多数並列してなる上層、下層を、繊
維方向に角度を持たせて重ね、前記上層、下層を編糸で
綴り、かつ合成樹脂繊維を加熱溶融して一体板としたこ
とを特徴とする複合強化繊維を用いた複合材料であり、
複数本の合成樹脂繊維よりなる編組繊維中に強化繊維を
長手方向に挿入した複合強化繊維の複数本を、縦糸材及
び横糸材として所定の編目に重ね合せ、かつ前記合成樹
脂繊維を加熱し一体化網材としたことを特徴とする複合
強化繊維を用いた複合材料である。また強化繊維は、合
成樹脂繊維に中央糸又は中心糸として長手方向に挿入し
たものであり、強化繊維は、アラミド繊維、ガラス繊
維、セラミック繊維、炭素繊維、又は超高分子量ポリエ
チレン繊維としたものである。更に合成樹脂繊維は、P
EEK繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、ポリウレタ
ン繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維又はレ
ーヨンとしたものであり、上層と下層の何れか一方を複
合強化繊維としたものである。
【0015】次に方法の発明は、複数本の合成樹脂繊維
を丸打組機で編組する際に、中央糸又は中心糸として強
化繊維を編み込んだ複合強化繊維の少なくとも一方を縦
繊維として並列した上層に、横繊維とした下層を重ね、
編糸で上下層を綴った後、前記合成樹脂繊維を溶融して
一体化することを特徴とした複合強化繊維を用いた合成
樹脂複合材料の製法であり、複数本の合成樹脂繊維を丸
打組機で編組する際に、中央糸又は中心糸として強化繊
維を編み込んだ複合強化繊維を複数本宛縦糸材及び横糸
材として所定間隔で重ね、前記合成樹脂繊維を加熱溶融
し、一体化して網とすることを特徴とした複合強化繊維
を用いた合成樹脂複合材料の製法である。また前記方法
により製造した合成樹脂複合材料を補強材として構造材
中に埋設したことを特徴とする構造体であり、構造材を
コンクリート又はセメントモルタルとしたものである。
【0016】前記発明における原糸は、この発明に使用
する新規な強化繊維入りの糸であって、この発明の編組
材の構成材であり、構造材などの補強材として使用す
る。
【0017】前記原糸は、そのままでは相互間の接着性
が小さいので、融着性合成樹脂を組み込み、又は熱融着
性合成樹脂を付着させることにより、この発明の原糸を
使用した編組材等の一体化を向上させたものである。
【0018】前記融着性合成樹脂としては、例えばチー
グラー糸又はフィリップス糸触媒を用いて重合し、触媒
除去工程を経ずに製造された熱融着性に優れたポリエチ
レン樹脂繊維など(特開平4−293944号)が知ら
れているが、これに限定されるものではない。要は複合
強化繊維及び他の繊維との親和性があって、加熱接着強
度の大きい材質が使用される。
【0019】前記編網又は織成に際しては、例えば縦原
糸と横原糸の一方又は両方に熱融着糸を入れて、縦原糸
と横原糸の交差部を熱融着する。この場合に、全網又は
織布を加熱すると、交差部以外の原糸も熱融着するの
で、網体又は織布などの剛性が向上し、取扱いが容易に
なるのみならず、構造体に介装した際に所定の位置を正
しく保つことができる。
【0020】前記における熱融着糸を編入することな
く、各原糸に熱融着性樹脂粉末を付着させ、又は被覆
し、或いは噴霧するなどの手段も考えられるが、用途に
応じ適宜選定使用する。
【0021】前記発明において、合成樹脂繊維の中央糸
又は中心糸として強化繊維を長手方向に挿入することは
従来の機械により容易に達成できる。また前記強化繊維
入りの合成樹脂繊維を複数本編組(捩り合せ、その他)
することも従来公知の機械を使用することにより達成す
ることができるが、複合強化繊維としての提案はない。
【0022】前記編組時に、強化合成樹脂繊維のみを使
用し、又は普通の合成樹脂繊維と強化合成樹脂を使用
し、更に合成樹脂繊維の編組時に、その中央糸又は中心
糸として比較的直径の大きい強化繊維を編み込むことも
従来の機械により容易に実施することができる。
【0023】前記発明の繊維を、前記発明の材料にする
には、従来知られている編機を使用することが出来る
が、この発明の繊維は大径であるから、前記編機の各部
寸法を大径の繊維に適合すべく改善しなければならな
い。
【0024】前記発明において、中央糸とは、複数本の
繊維を編組した組糸の中に挿入される糸をいう。また中
心糸とは、丸打組物の芯となり、又は撚糸状にカバリン
グされた紐の芯となり、周りに組物が形成されるように
芯として挿入する糸をいう。
【0025】従って図1の(a)、(b)、(c)は中
央糸の例であり、図1の(d)は中心糸の例である。何
れにしても中央糸と中心糸は、丸打組機などにより、編
組する際に入れることができる。
【0026】この発明における強化繊維は、前記中央糸
又は中心糸の他に、他の繊維束と共に撚り合せて紐とす
る場合もある。
【0027】前記発明における複数の合成樹脂繊維は、
同一種の合成樹脂繊維でも、異種の合成樹脂繊維でもよ
く、強化繊維との組合せについても原則として制約はな
い。要するに材質の選択と組合せは自由である。
【0028】この発明の材料は、ボード等船舶のボディ
ー、バス、トラック、列車輌等のボディー、コンテナ
ー、スノーボード、サーフィンボード、スキー板、自動
車のフロアパネル及びサイドドア、風車の羽根、航空機
の胴体、海底油田基地のフレーム、橋脚の補強材など、
各種板材であって、従来熱硬化性板として使用されてい
た板材に使用することができる。
【0029】この発明の原糸を用いて編組した編体又は
織布は、各種構造材の補強材(例えば鉄筋又は金網、パ
ンチングメタルなど)として使用することができる。
【0030】特に軽量であり(比重1前後)引張強度が
大きく、構造材(例えばセメントモルタル)との接着性
も良好であり、耐候性、耐化学性も大きいので、建材は
もとより、コンクリート建造物の補強にも有効である。
【0031】然して繊維層を多層にすれば、所望の強度
に成形できるので、目的と強度に合致した板材とするこ
とができる。
【0032】
【発明の実施の形態】この発明は熱可塑性合成樹脂繊維
よりなる編組繊維中に強化繊維を長手方向に挿入(強化
繊維を中央糸又は中心糸とし、又は撚り込む)した原糸
である。また前記原糸に熱融着性合成樹脂繊維を編組し
た複合強化原糸である。前記複合強化原糸を用いた編成
物である。
【0033】この発明は、合成樹脂繊維の編組して、そ
のままへ強化繊維を長手方向に挿入したので、熱可塑性
合成樹脂であっても、含浸性が改善され、一体化するこ
とができる。
【0034】また強化繊維としては、アラミド繊維、ガ
ラス繊維、セラミック繊維、炭素繊維、又は超高分子量
ポリエチレン繊維などである。
【0035】また合成樹脂繊維としては、PEEK繊
維、アクリル繊維、ナイロン繊維、ポリウレタン繊維、
ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、又はレーヨン
などである。
【0036】前記繊維の複数本を丸打組機で編組する
か、又はカバリングヤーン中に強化繊維を中央糸又は中
心糸として組み込み一体化した組糸とし、又は撚り糸の
繊維の一つとして強化繊維を用いる。
【0037】
【実施例1】この発明で使用するマイクロブレイデッド
ヤーン(Micro-braided yarn 、以下M.b.yとい
う)を図1、2に基づいて説明する。このM.b.y
は、図1(a)のように、ガラス繊維束1の5本と、P
A6繊維束2の8本よりなる組紐3(タイプM5)であ
る。前記各繊維束は、夫々40〜60本のフィラメント
を束ねたものである。また図1(b)は、ガラス繊維束
1の4本と、PA6繊維束2の8本よりなる組紐4(タ
イプM)である。次に図1(c)は、ガラス繊維束1の
2本と、PA6繊維束2の8本よりなる組紐5(タイプ
S)である。更に図1(d)は、ガラス繊維束1の1本
(中心部へ太く)入っており、組紐6(タイプA)であ
る。
【0038】前記実施例における含浸距離は0.16m
m、0.20mm、0.24mm、0.4mmである。
前記含浸距離とは、マトリックス樹脂が繊維束に含浸す
るために移動する最大距離であって、前記実施例では強
化繊維束の半径とした。
【0039】前記タイプM5、M、S、Aの含浸時間は
グラフの通りである(図11)。即ち含浸時間が10分
以上になると、曲げ強度はほぼ一定になる。
【0040】
【実施例2】この発明の他の実施例を図3(a)に基づ
いて説明する。前記実施例により製造した組紐4、4を
縦横に上下に並列すれば、この発明のノンクリンプ織物
7ができる。図中2は強化繊維束(グラスファイバー
束)である。前記ノンクリンプ織物7を170℃〜20
0℃(合成樹脂の低融点以上で、高融点以下の温度)に
加熱して紐4、4の合成樹脂を溶解し、全体を一体化す
れば、この発明の板状の複合材料ができる(図3
(b))。
【0041】
【実施例3】この発明の網材料の実施例を図4、5、6
に基づいて説明する。図4について、5本の強化繊維束
10a、10aを編組した組紐10を所定間隔に縦に並
列すると共に、これと直角に二本の強化繊維束11a、
11aを近接並列した横繊維束11を、所定間隔で前記
組紐10に重ね合せた後、そのまま加熱溶融し、恰も帯
状繊維を用いた網材料12を構成した。
【0042】次に図5、6の実施例は、前記図4の実施
例の繊維束を増加したものに相当する。即ち11本の強
化繊維束13a、13aを編組した組紐13を、所定間
隔で縦に並列すると共に、これと直角に三本の強化繊維
束14a、14aを近接並列した横繊維束14を所定間
隔で重ね合わせ、そのまま加熱溶融して網材料15を構
成した。
【0043】また図7の実施例は、強化繊維束16、1
6を合成樹脂繊維束17、17で結着し、布状に織成し
て強化布18とし、これを上下に角度をつけて重ね加熱
溶融して板18aとすることもできる(図8)。
【0044】前記実施例の網は、そのまま展開被覆して
開削した法面の保護にし、又は地盤の補強用に埋設して
使用し、又はコンクリート内に埋設して補強網にするな
ど、各種用途がある。
【0045】
【実施例4】この発明の複合材料の実施例を図9
(a)、(b)、10(a)、(b)について説明す
る。この発明の強化繊維束21、21を並列してなる上
層22に、同様の強化繊維束21a、21aを並列して
なる下層22aを、前記上層22に対し、45度の角度
で重ねるようにして、編成糸23で布状に編成して複合
強化材料24を得た。
【0046】前記上下層は、互に角度を変えて三層とす
ることができる。前記角度は、30度、45度、90度
(図3)など自由に選定できる。
【0047】前記実施例において、上層22と下層22
aを編成糸23で縫着後170℃〜200℃に短時間加
熱すれば、前記上層と下層の当接部が融着して、図10
(b)の如く板状に一体化して、更に強固な複合強化板
25とすることができる。
【0048】前記実施例においては、三層とした場合に
ついて説明したが、六層まで同時織成できると共に、各
層の角度も自由である。但し実用上は前後左右(又は斜
方向)の何れの引張力に対してもほぼ均等の耐力を有す
るように角度を調整する。前記織成と同時に布状の基布
及び矩繊維(チョップドストランドマット)状マットな
ども同時に編網出来る。
【0049】
【実施例5】この発明の他の実施例を図に基づいて説明
する。複合強化繊維原糸28を熱融着性繊維27とから
め糸29でまとめた縦糸30と、複合強化繊維原糸26
の2本よりなる横糸31とにより網体32を編網し、該
網体32を加熱して熱融着性繊維27を加熱溶融して、
縦糸30と、横糸31の交叉部はもとより、縦糸30の
交叉部以外も加熱融着する。従って網体32は全体的に
剛性が向上した。
【0050】前記網体32を所定の大きさの補強材34
としてモルタル層33中へ埋設して使用すれば、強化モ
ルタルパネル35を構成することができる。
【0051】前記における補強材34の埋設位置は強化
モルタルパネルの使用目的により選定する。
【0052】
【実施例6】この発明における紐の実施例を図に基づい
て説明する。この発明の強化繊維を編組する実施例につ
いては説明したが、編組において、M.b.yを中央糸
又は中心糸として用いるのでなく、公知の撚り糸を作る
際にM.b.yを入れる構成である(図14は一本の経
糸の拡大図を示したもの)。
【0053】図14によれば、鎖糸としての熱融着性の
合成樹脂繊維(680d)37とM.b.y38とによ
り撚り糸36を作る場合に、熱融着性の合成樹脂繊維
(680d)39を介装した場合を拡大、かつゆるめて
図示したものである。この場合に、一定距離毎にM.
b.y40、40a二本を並列して直角に通し、編網し
た場合の一部を示している。この場合に、M.b.y3
8は経、M.b.y40、40aは緯である。
【0054】前記編網における繊維の編組は一般的であ
るが、前記のような繊維の組合せにした構成は新規であ
り、強度が著しく異る。
【0055】次に図15は、二本の経糸を熱融着性合成
樹脂繊維でからめた実施例を示すものである。即ち熱融
着性合成樹脂繊維37を鎖糸とし、これにM.b.y3
8を撚り合せた撚り糸36二本に、熱融着性合成樹脂繊
維39をからみ合せて紐41を形成し、この紐41、4
1を所定間隔で並列し、これと直角にM.b.y40、
40a二本を並列して、編網42を形成したものであ
る。
【0056】また図16(a)、(b)、(c)は、代
表的ロープA、B、Cを示すもので、複数(10〜30
本)の繊維束43、43a、43bとし、この繊維束4
3、43a、43bを三子撚したものである(図16
(a)、(b))。
【0057】更にロープ等の撚り方としては、三つ打、
四つ打、バラ打、三つ打C.P.R.、四つ打C.P.
R.、三つ打C.B.R.、四つ打C.B.R.、六つ
打C.B.R.、六つ打C.P.R.など各種あるが、
何れにも応用できる。
【0058】前記における繊維は素糸44の複数本を一
本の原糸45として作ることができる。
【0059】
【発明の効果】この発明は、複数本の合成樹脂繊維より
なる編組繊維中に強化繊維を長手方向に挿入したので、
きわめて強靭な複合強化繊維となるので、この複合強化
繊維を用い網状物又は布状物に編成し、加熱溶融して一
体化するので、この網状物又は布状物をそのまま使用し
(例えば脆弱法面被覆)、又は土中、コンクリート中に
埋設して使用すれば、補強力は抜群であって、土木工
事、建材その他各種構造材として、きわめて優れてい
る。
【0060】前記複合強化繊維は外側が合成樹脂である
から、編組材を加熱することによって、当接部が融着す
るので、従来行われていたような編組後の合成樹脂含浸
作業は不必要になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)この発明で使用する強化繊維束5本を用
いた実施例の一部拡大斜視図。 (b)同じく4本用いた実施例の一部拡大斜視図。 (c)同じく2本用いた実施例の一部拡大斜視図。 (d)同じく1本用いた実施例の一部拡大斜視図。
【図2】同じく合成樹脂繊維束(強化繊維入り)の編組
例を示す一部拡大斜視図。
【図3】同じく強化繊維束を用いたノンクリンプ材の実
施例の一部拡大斜視図。
【図4】同じく網材の実施例の一部拡大平面図。
【図5】同じく網材の他の実施例の一部拡大図。
【図6】(a)同じく図5中A−A断面拡大図。 (b)同じく図5中B−B断面拡大図。 (c)同じく(b)を溶融した場合の一部断面拡大図。
【図7】(a)同じく織布の実施例の一部拡大平面図。 (b)同じく一部拡大裏面図。
【図8】同じく織布を重ねて加熱溶融した場合の一部拡
大斜視図。
【図9】(a)同じく他の複合材料の実施例の一部拡大
平面図。 (b)同じく一部拡大裏面図。
【図10】(a)同じく一部拡大斜視図。 (b)同じく外側合成樹脂を融着して板状とした一部拡
大斜視図。
【図11】この発明の実施繊維束の含浸時間と曲げ強度
を示すグラフ。
【図12】(a)同じく網の一部拡大平面図。 (b)同じく横糸と縦糸との関係を示す図。 (c)同じく縦糸の断面拡大図。
【図13】(a)同じくモルタルパネルの一部を省略し
た平面図。 (b)同じく断面図。
【図14】同じく撚り紐の一部拡大図。
【図15】同じく撚り紐を用いた編物の一部拡大図。
【図16】(a)同じく撚り紐の一部拡大斜視図。 (b)同じく他の撚り紐の一部拡大斜視図。 (c)同じく他の撚り紐の一部拡大斜視図。
【符号の説明】
1 ガラス繊維束 2 PA6繊維束 3、4、5、6、10、13 組紐 7 ノンクリンプ織物 11、14 横繊維束 12、15 網材料 16、21、21a 強化繊維束 17 合成樹脂繊維束 18 強化布 22 上層 22a 下層 23 編成糸 24 複合強化材料 25 複合強化板 27 熱融着性繊維 26、28 複合強化繊維原糸 29 からめ糸 30 縦糸 31 横糸 32 網体 33 モルタル層 34 補強材 35 強化モルタルパネル 36 撚り糸 37、39 合成樹脂繊維 38、40、 40a M.b.y 41 紐 42 編網 43、43a、43b 繊維束 44 素糸 45 原糸
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Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の合成樹脂繊維よりなる編組繊維
    中に、単独又は複数の強化繊維を長手方向に挿入したこ
    とを特徴とする複合強化原糸。
  2. 【請求項2】 複数本の合成樹脂繊維と、熱融着性合成
    樹脂繊維よりなる編組繊維中に、単数又は複数の強化繊
    維を長手方向に挿入したことを特徴とする複合強化原
    糸。
  3. 【請求項3】 強化繊維は、アラミド繊維、ガラス繊
    維、セラミック繊維、炭素繊維、又は超高分子量ポリエ
    チレン繊維としたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の複合強化原糸。
  4. 【請求項4】 熱融着性合成樹脂繊維は、熱融着性に優
    れたポリアミド、ポリスチール、ポリプロピレン、ポリ
    アセタール、ポリカーボネート、ポリエチレン樹脂繊維
    としたことを特徴とする請求項2記載の複合強化原糸。
  5. 【請求項5】 複数本の合成樹脂繊維よりなる繊維束の
    複数束を撚り合せた撚糸に強化繊維を長手方向に挿入し
    たことを特徴とする複合強化紐。
  6. 【請求項6】 複数本の合成樹脂繊維に、単数又は複数
    の強化繊維を長手方向に挿入した繊維束の複数束を撚り
    合せたことを特徴とする複合強化紐。
  7. 【請求項7】 複数本の合成樹脂繊維束の複数束と、単
    独又は複数本の強化繊維とを撚り合せたことを特徴とす
    る複合強化紐。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載の複合強化原糸を、
    縦糸及び/又は横糸に使用して編網し、縦糸と横糸の交
    差部を接着固定したことを特徴とする複合強化原糸を用
    いた編成物。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2記載の複合強化原糸を、
    縦糸及び/又は横糸に使用して織成し、縦糸と横糸の交
    差部を接着固定したことを特徴とする複合強化原糸を用
    いた編成物。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の複合強化原糸を、縦糸
    及び/又は横糸に使用して編網又は織成し、少くとも縦
    糸と横糸の交差部を熱融着固定したことを特徴とする複
    合強化原糸を用いた編成物。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の複合強化原糸の一部又
    は全部に熱融着性合成樹脂を付着させてなる加工原糸に
    より、編網又は織成し、これを熱処理して、少くとも前
    記加工原糸の交差部を熱融着したことを特徴とする複合
    強化原糸を用いた編成物。
  12. 【請求項12】 複数本の合成樹脂繊維よりなる編組繊
    維中に強化繊維を長手方向に挿入した複合強化繊維を、
    多数並列してなる上層、下層を、繊維方向に角度を持た
    せて重ね、前記上層、下層を編糸で綴り、かつ合成樹脂
    繊維を加熱溶融して一体板状としたことを特徴とする複
    合強化繊維を用いた複合材料。
  13. 【請求項13】 複数本の合成樹脂繊維よりなる編組繊
    維中に強化繊維を長手方向に挿入した複合強化繊維の複
    数本を、縦糸材及び横糸材として所定の編目に重ね合
    せ、かつ前記合成樹脂繊維を加熱し一体化網材としたこ
    とを特徴とする複合強化繊維を用いた複合材料。
  14. 【請求項14】 強化繊維は、合成樹脂繊維に中央糸又
    は中心糸として長手方向に挿入したことを特徴とする請
    求項12又は13記載の複合強化繊維を用いた複合材
    料。
  15. 【請求項15】 強化繊維は、アラミド繊維、ガラス繊
    維、セラミック繊維、炭素繊維、又は超高分子量ポリエ
    チレン繊維としたことを特徴とする請求項12又は13
    記載の複合強化繊維を用いた複合材料。
  16. 【請求項16】 合成樹脂繊維は、PEEK繊維、アク
    リル繊維、ナイロン繊維、ポリウレタン繊維、ポリエチ
    レン繊維、ポリプロピレン繊維又はレーヨンとしたこと
    を特徴とする請求項12又は13記載の複合強化繊維を
    用いた複合材料。
  17. 【請求項17】 上層と下層の何れか一方を複合強化繊
    維としたことを特徴とする請求項12記載の複合強化繊
    維を用いた複合材料。
  18. 【請求項18】 複数本の合成樹脂繊維を丸打組機で編
    組する際に、中央糸又は中心糸として強化繊維を編み込
    んだ複合強化繊維の少なくとも一方を縦繊維として並列
    した上層に、横繊維とした下層を重ね、編糸で上下層を
    綴った後、前記合成樹脂繊維を溶融して一体化すること
    を特徴とした複合強化繊維を用いた合成樹脂複合材料の
    製法。
  19. 【請求項19】 複数本の合成樹脂繊維を丸打組機で編
    組する際に、中央糸又は中心糸として強化繊維を編み込
    んだ複合強化繊維を複数本宛縦糸材及び横糸材として所
    定間隔で重ね、前記合成樹脂繊維を加熱溶融し、一体化
    して網とすることを特徴とした複合強化繊維を用いた合
    成樹脂複合材料の製法。
  20. 【請求項20】 請求項19により製造した合成樹脂複
    合材料を補強材として構造材中に埋設したことを特徴と
    する構造体。
  21. 【請求項21】 構造材をコンクリート又はセメントモ
    ルタルとしたことを特徴とする請求項20記載の構造
    体。
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