JP2002227067A - 補強用多軸ステッチ布帛およびプリフォーム - Google Patents

補強用多軸ステッチ布帛およびプリフォーム

Info

Publication number
JP2002227067A
JP2002227067A JP2001020031A JP2001020031A JP2002227067A JP 2002227067 A JP2002227067 A JP 2002227067A JP 2001020031 A JP2001020031 A JP 2001020031A JP 2001020031 A JP2001020031 A JP 2001020031A JP 2002227067 A JP2002227067 A JP 2002227067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
low
multiaxial
preform
reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001020031A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nishimura
明 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2001020031A priority Critical patent/JP2002227067A/ja
Publication of JP2002227067A publication Critical patent/JP2002227067A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】プリフォームが簡単に作製でき、樹脂含浸性や
均一性に優れる多軸ステッチ布帛およびそのプリフォー
ムを提供することを目的としたものである。 【解決手段】多数本の強化繊維糸条が並行にシート状に
配列して層構成をなし、前記層の少なくとも2層以上が
交差積層されて積層体をなし、該積層体がステッチされ
て一体化されているとともに、該積層体の少なくとも片
面に低融点ポリマー材が配置されていることを特徴とす
る補強用多軸ステッチ布帛。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はFRPの補強繊維基
材として使用する多軸ステッチ布帛およびその多軸ステ
ッチ布帛を用いたプリフォームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続補強繊維からなる繊維強化プラスチ
ックは、繊維軸方向の機械的特性には優れるが、繊維軸
から離れるに従い、その方向の機械的特性は急激に低下
する。この対策として、たとえば、機械的特性が疑似等
方性基材となるようの繊維軸方向がFRP成形体の長さ
(0゜)方向、幅(90゜)方向や斜め(±α゜)方向
となるよう積層され、成形されている。
【0003】しかしながら、通常の織物を使用すると、
繊維の配列方向は織物の長さ(0゜)方向と幅(90
゜)方向であるから、斜め(±α゜)方向の補強ができ
なくなる。この対策として、織物を斜め方向に裁断し、
裁断された織物の端部が0゜方向と90゜方向に配列す
る織物と平行になるように積層し、斜め方向に裁断した
繊維の配列方向が±45゜になるようにしている。しか
しながら、このような方法では織物の裁断や積層に手間
が掛かるし、また積層の際、(0゜/90゜)配列織物
と(+45゜/−45゜)配列織物がずれ、正確な繊維
配向が困難となる。
【0004】一方、上記課題に対して、最近、よこ入れ
トリコット装置で、布帛の長さ方向に対して+α゜、−
α゜やこれに0゜および/または90゜方向に、すなわ
ち、2方向以上の多軸の各々の方向で層状に補強繊維が
並行に配列し、これらが積層した状態で、ポリエステル
繊維糸などのステッチ糸で縫合一体化した、いわゆる多
軸ステッチ布帛が注目を浴びている。この布帛は+α
゜、−α゜、0゜や90゜配列繊維がステッチ糸で一体
となっているから、わざわざ裁断によって、所定の方向
に配列するような準備作業が必要なくなり、1枚の布帛
で疑似等方性の特性が得られるので、積層作業が大幅に
省力化されるという利点はある。
【0005】しかしながら、厚いFRP成形体を成形す
る場合、多数枚の布帛を積層する必要があるので、やは
り積層や成形型をセットする際布帛がずれる。また成形
作業の合理化や省力化のため、前もって成形体の形状に
布帛を賦形したプリフォームを作製することも行われる
が、布帛を雄型と雌型の中に入れ深絞り賦形しても、脱
型すると布帛は元の平面状態に回復しようとし、正確な
形状を保持できないという問題があった。
【0006】プリフォームを作製する際、硬化剤を入れ
ないエポキシ樹脂やフェノール樹脂などの粘着性のある
樹脂を有機溶剤に希釈したタッキファイヤーをスプレー
で基材に吹き付けて基材同志を接着し、プリフォームの
形態を安定させることも行われているが、毛細管現象で
表面から強化繊維糸条の内部に浸透し、成形で樹脂の含
浸を阻害するし、また付着量のコントロールが困難で、
タッキファイヤーの付着量は場所により異なり、不均一
であり、多量に付着した箇所ではマトリックス樹脂の硬
化不良に繋がることもあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、プリフォームが簡単に作製でき、樹
脂含浸性や均一性に優れる多軸ステッチ布帛およびその
プリフォームを提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次の手段を採用するものである。すな
わち、 (1)多数本の強化繊維糸条が並行にシート状に配列し
て層構成をなし、前記層の少なくとも2層以上が交差積
層されて積層体をなし、該積層体がステッチされて一体
化されているとともに、該積層体の少なくとも片面に低
融点ポリマー材が配置されていることを特徴とする補強
用多軸ステッチ布帛。
【0009】(2)前記低融点ポリマー材が糸状である
ことを特徴とする前記(1)に記載の補強用多軸ステッ
チ布帛。
【0010】(3)前記低融点ポリマー材が不織布であ
ることを特徴とする前記(1)に記載の補強用多軸ステ
ッチ布帛。
【0011】(4)前記ポリマー材が強化繊維の積層体
とステッチされて一体化されてなることを特徴とする請
求項2または3に記載の補強用多軸ステッチ布帛。
【0012】(5)前記低融点ポリマーが粒子状である
ことを特徴とする前記(1)に記載の補強用多軸ステッ
チ布帛。
【0013】(6)前記低融点ポリマー材が溶融してな
ることを特徴とする前記(1)ないし(5)のいずれか
に記載の補強用多軸ステッチ布帛。
【0014】(7)前記交差角度が布帛の長さ方向に対
して、少なくとも+α゜、−α゜の角度の2方向を含む
ものであることを特徴とする前記(1)ないし(6)の
いずれかに記載の補強用多軸ステッチ布帛。
【0015】(8)前記角度α゜が45゜であることを
特徴とする前記(7)に記載の補強用多軸ステッチ布
帛。
【0016】(9)前記低融点ポリマーが共重合ナイロ
ンであることを特徴とする前記(1)ないし(8)のい
ずれかに記載の補強用多軸ステッチ布帛。
【0017】(10)前記低融点ポリマーが変成ポリエ
ステルであることを特徴とする前記(1)ないし(8)
のいずれかに記載の補強用多軸ステッチ布帛。
【0018】(11)前記強化繊維が炭素繊維であるこ
とを特徴とする前記(1)ないし(10)のいずれかに
記載の補強用多軸ステッチ布帛。
【0019】(12)前記(1)ないし(11)のいず
れかに記載の補強用多軸ステッチ布帛と他の補強用基材
とが低融点ポリマーで接着されてなることを特徴とする
プリフォーム。
【0020】(13)前記(1)ないし(11)のいず
れかに記載の補強用多軸ステッチ布帛の複数枚が低融点
ポリマーで接着されてなることを特徴とするプリフォー
ム。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て本発明をさらに説明する。
【0022】図1は、本発明に係る多軸ステッチ布帛の
一実施例を示す一部切り欠き概略斜視図である。図1に
示すように、布帛1の下面から、まず第一層が長さ方向
イに対して斜め方向に多数本の強化繊維糸条2が並行に
配列して+α゜層6を構成し、次いで第二層が布帛の幅
方向に多数本の強化繊維糸条3が並行に配列して90゜
層7を構成し、次いで第三層が斜め方向に多数本の強化
繊維糸条4が並行に配列して−α゜層8を構成し、次い
で第四層が布帛の長さ方向に多数本の強化繊維糸条5が
並行に配列して0゜層9を構成し、互いに配列方向が異
なる第一〜第四層の4層が積層されている。これら積層
体の表面、つまり0゜層の各強化繊維糸条5の上部に、
糸状体としての低融点ポリマー糸11が布帛の長さ方向
に配置され、4層の積層体6、7、8、9とポリマー糸
11がステッチ糸10で1/1のトリコット編み組織で
縫合一体化されている。なお、編み組織はトリコット編
み組織に限定されるものではなく、単環縫い組織であっ
てよい。
【0023】本発明に使用する低融点ポリマー材は、融
点が80〜200℃のポリマーからなることが好まし
い。融点が80℃未満であると、繊維強化プラスチック
(以下FRPと呼称)に成形した時に、わずかな面積、
体積ではあるがFRP成形体が屋外暴露などによる昇温
により低融点ポリマーの存在箇所が溶融状態となるので
好ましくない。また、融点が200℃を越えると、プリ
フォームを作製するとき高温雰囲気となり、作業性が悪
くなるので好ましくない。より好ましくは、低融点ポリ
マー材の融点は120〜160℃である。
【0024】本発明に用いる低融点ポリマーは、通常、
ナイロン、共重合ナイロン、ポリエステル、変成ポリエ
ステル、塩化ビニリデン、塩化ビニル、ポリウレタン、
ポリプロピレン、ポリウレタンなどから選ばれたもので
ある。なかでも低温でポリマーを溶融でき、かつFRP
のマトリックス樹脂との接着性が良好な共重合ナイロン
が好ましい。
【0025】また、低温でポリマーを溶融でき、マトリ
ックス樹脂との接着性が良好で、吸水率の小さな変成ポ
リエステルが好ましい。
【0026】本発明に用いる低融点ポリマーニしては、
糸状体、不織布状、粒子状などのものが好ましく適用で
きる。
【0027】本発明に用いる低融点ポリマー材の糸状体
としてはマルチフイラメント糸や紡績糸であってよい
が、低融点ポリマー糸の収縮による強化繊維糸条の配列
乱れを防ぐ意味合いからは、20〜200テックスにガ
ラス繊維糸の周囲にカバーリング手段で低融点ポリマー
糸を被覆した複合糸が好ましい。低融点ポリマー糸はガ
ラス繊維糸の周囲を旋回しているから、低融点ポリマー
糸が収縮しても、複合糸の長さ方向の収縮を抑えられる
ので、強化繊維糸条の配列乱れにまでは繋がらないので
ある。なお、使用中での複合糸の捩じれを防ぐため、低
融点ポリマー糸の旋回方向はガラス繊維糸に対してS方
向とZ方向とし、低融点ポリマー糸の捩じれトルクのバ
ランスを採るとよい。また、好ましい撚数は1メートル
当たり100〜500回である。
【0028】また、糸状体は織成手段や編性手段、また
は熱可塑性樹脂からなる糸を融着させて作製した、糸が
二方向または三方向に配列したメッシュ状体であっても
よい。
【0029】本発明の多軸ステッチ布帛は、プリフォー
ムを作製する際の接着剤となる糸状体が、ステッチ糸で
強化繊維糸条と一体化しているから、賦形させた場合の
強化繊維糸条の変形を糸状体で阻害されることがなく、
ドレープ性に優れるが、布帛を長期間保存したときの糸
状体の収縮による強化繊維糸条の配列乱れを防ぐため、
あらかじめ装置上で加熱し、低融点ポリマーの糸状体を
溶融し、線状のポリマーの状態にしてもよい。
【0030】また、低融点ポリマー糸を溶融する場合
は、低融点ポリマーと強化繊維糸条が接着し、深絞りな
どの賦形性が若干低下するものの、必ずしも低融点ポリ
マー糸が強化繊維糸条とステッチ糸で一体化しなくと
も、低融点ポリマー糸をステッチ糸で一体化した布帛の
上に低融点ポリマー糸を配し、装置上で加熱して低融点
ポリマー糸を溶融させ、布帛の表面に低融点ポリマーが
付着した状態であってもよい。
【0031】低融点ポリマー糸の太さは、細いと低融点
ポリマー量が少なくなり、プリフォーム作製の際の布帛
と布帛、または布帛とその他の基材との接着が不完全と
なる、また太いとFRPにした時ステッチ糸が溶融して
形成される低融点ポリマー部分が大きくなり、塗装の際
に色斑になったり、低融点ポリマー部分が高温雰囲気で
破壊の起点となり成形体の機械的特性が低下するので、
5〜40テックスが好ましい。より好ましくは7〜30
テックスである。
【0032】また、低融点ポリマー糸の重量は、布帛の
片面当たり5〜30g/m2 が好ましい。5g/m2
満であるとプリフォーム作製の際の接着が不完全とな
り、また30g/m2 を越えると、FRPにしたとき布
帛と布帛、または布帛とその他の基材間に低融点のポリ
マー層が形成されるので、高温雰囲気で低融点ポリマー
層が破壊の起点となり、成形体の機械的特性が低下する
ので好ましくない。
【0033】図2は、本発明に係る多軸ステッチ布帛の
他の実施例を示す概略斜視図である。4層の積層体の上
部、つまり0゜層9の上部に低融点ポリマー材からなる
不織布12が配置され、4層の積層体6、7、8、9と
不織布12がステッチ糸10で縫合一体化されている。
【0034】本発明に使用する不織布は、低融点ポリマ
ー繊維をニードルパンチング手段やウォータパンチング
手段で作製した不織布や低融点のポリマーメルトブロー
手段によって作製した不織布などで、繊維配向はランダ
ムであってもよいが、不織布の長さ方向に配列した一方
向繊維配列の不織布を用い、布帛を構成する0゜層の強
化繊維糸条と繊維配列方向が同じになるよう配置する
と、不織布の繊維は賦形の際0゜層の強化繊維糸条と同
じ方向に変形するので、不織布が布帛のドレープ性を阻
害するようなことはないので好ましい。
【0035】なお、本発明の多軸ステッチ布帛におい
て、不織布は溶融されてポリマーの状態となっていても
よく、また必ずしもステッチ糸で一体化されていなくて
もよく、強化繊維糸条のみをステッチ糸で一体化した布
帛の上に不織布を配置し、装置上で加熱してポリマー糸
を溶融させ、不織布のポリマーが布帛の上に付着してい
る状態であってもよい。
【0036】本発明に用いる不織布の目付は5〜30g
/m2 が好ましい。5g/m2 未満であるとプリフォー
ム作製の際の接着が不完全となり、また30g/m2
越えると、FRPにしたとき布帛と布帛の間、または布
帛とその他の基材との間に低融点のポリマー層が形成さ
れるので、高温雰囲気で低融点ポリマー層が破壊の起点
となり成形体の機械的特性が低下するし、また樹脂の含
浸が不織布で阻害されるので好ましくない。
【0037】図3は、本発明の多軸ステッチ布帛のさら
に他の実施例を説明する一部切り欠き概略斜視図であ
る。4層の積層体の上部、つまり0゜層9の上部に低融
点ポリマーからなる粒子13がまばらに配置され、4層
の積層体6、7、8、9がステッチ糸11で縫合一体化
されている。
【0038】本発明に用いる低融点ポリマーからなる粒
子の平均径は50〜1,000ミクロンが好ましい。5
0ミクロン未満であると粒子が強化繊維間に中に入り込
み、プリフォーム作製の際の接着が不完全となるので好
ましくない。また、1,000ミクロンを越えると低融
点ポリマー部分が大きくなり、塗装の際に色斑になった
り、低融点ポリマー部分が高温雰囲気で破壊の起点とな
り成形体の機械的特性が低下するので好ましくない。
【0039】また、低融点ポリマー粒子の使用量は5〜
30g/m2 であることが好ましい。5g/m2 未満で
あるとプリフォーム作製の際の接着が不完全となり、ま
た30g/m2 を越えると、FRPにしたとき布帛と布
帛の間、または布帛とその他の基材の間に低融点のポリ
マー層が形成されるので、高温雰囲気でポリマー層が破
壊の起点となり成形体の機械的特性が低下するし、また
樹脂の含浸が不織布で阻害されるので好ましくない。
【0040】本発明に用いるステッチ糸は、ナイロン繊
維糸、ポリエステル繊維糸、ビニロン繊維糸、ポリアラ
ミド繊維糸、レーヨン繊維糸、ガラス繊維糸などが適用
できる。ステッチ糸の太さは、細いとステッチ操作の際
糸切れし、また太いと、ステッチ糸が布帛の表面に位置
するから、FRPの表面が凸凹するので、5〜50テッ
クスが好ましい。より好ましくは7〜40テックスであ
る。
【0041】なお、上記において、低融点ポリマー材が
布帛の片面に配置されている例を説明したが、本発明に
おいてはこれら低融点ポリマー材が布帛の両面に配置さ
れていてもよい。
【0042】本発明に使用する強化繊維としては、ガラ
ス繊維、ポリアラミド繊維や炭素繊維が挙げられるが、
なかでも炭素繊維はマトリックス樹脂との接着性が良
く、引張強度や引張弾性率も高いのでFRP成形体の軽
量化が図られるので好ましく用いられる。
【0043】本発明に使用する強化繊維の太さは、30
0〜5,000テックス程度であることが好ましい。と
くに、太い強化繊維糸条を用いると、強化繊維が安くな
るので安価な布帛が得られ好ましい。しかし、一層当た
りの強化繊維の目付が小さいと、層内の糸条と糸条の間
に隙間が出来、ステッチ糸で一体化すると繊維密度が部
分的に不均一となり、成形すると繊維密度が大きなとこ
ろはFRPが厚くなり、また繊維密度が小さなところは
FRPが薄くなり、表面が凸凹したFRPとなる。さら
に700〜5,000テックスの太い強化繊維糸条を用
いる場合は、ステッチ糸による一体化加工前に強化繊維
糸条をローラの揺動操作やエアー・ジェット噴射で薄く
拡げると、布帛の全面にわたり強化繊維の密度が均一と
なり、表面が平滑なFRPが得られるので好ましい。
【0044】なお、図1、図2、図3に示した布帛の強
化繊維の構成は+α゜層/90゜層/−α゜層/0゜層
の4層構成について説明したが、これに限定するもので
はなく、少なくとも、布帛の長さ方向に対して−α゜層
と+α゜層のバイアス(±α゜)の方向に層構成をなし
ておればよい。また、層構成の順番も−α゜/90゜/
+α゜/0゜の順番に限定するものではなく、0゜/−
α゜/90゜/+α゜や0゜/−α゜/+α゜/90゜
など適宜設計することができる。また、−α゜層と+α
゜層のバイアス方向のみに強化繊維が配列した布帛にす
ると、布帛の長さ方向に引っ張ると簡単に強化繊維の方
向がずれ、布帛の幅方向が狭くなるなど、形態が不安定
である。このような時には、たとえば0゜方向やまたは
90゜方向に細いガラス繊維、炭素繊維やポリアラミド
繊維などの補助糸を20〜100g/m2 程度配列し、
−α゜層、+α゜層とステッチ糸で一体化すると形態を
安定させることができる。
【0045】なお、本発明の多軸ステッチ布帛は、必ず
しも強化繊維糸条の層構成である必要はなく、チョップ
ド・ストランド・マットやコンティニュアス・スワール
・マットなどの層を有していてもよく、この場合、低融
点ポリマー材が多軸ステッチ布帛の表面に配置されてい
ることが重要である。
【0046】なお、バイアス角α゜は、多軸ステッチ布
帛をFRP成形体の長さ方向に積層し、強化繊維による
剪断補強を効果的に行う観点から45゜が好ましい。
【0047】図4に、本発明のプリフォームの一実施例
を説明する概略斜視図を示し、図5にプリフォーム15
のA−A´断面を示した。プリフォームの形状はシェル
構造体となっており、プリフォームの型から脱型して
も、ほぼプリフォーム型の形状を保っている。
【0048】図5に示すプリフォーム15は、本発明の
3枚の多軸ステッチ布帛11 、12、13 からなり、こ
れら布帛は布帛に付着させた低融点ポリマー14で接着
している。賦形させた状態で接着しているから、脱型し
ても元の平面状態に回復するようなことはなく、正確な
形状を保持することができる。
【0049】また、本発明のプリフォームは、低融点ポ
リマー材は糸状体、不織布、粒子状体などであるから、
プリフォームを作製する時の加熱によって、これら低融
点ポリマーは線状または点状となる、また低融点ポリマ
ーは粘度が高いから毛細管現象で表面から強化繊維糸条
の内部に浸透するようなことはなく、布帛の表面に付着
している状態なので、成形の際、低融点ポリマーで樹脂
の含浸や硬化を阻害されることはない。また、ポリマー
材は糸状体、不織布であると、布帛での付着状態が均一
となる。
【0050】なお、上記プリフォームは、本発明の多軸
ステッチ布帛の積層体のみのケースについて説明した
が、必ずしもこれに限定するのものでは無く、他の基材
との併用であってもよい。他の基材としては、二方向の
補強繊維織物、一方向の織物や、補強繊維を基材の長さ
方向に並行に配列し、これを二軸メッシュや不織布で接
着させた、いわゆるドライ・トウシートやチョップド・
ストランド・マットやコンティニュアス・スワール・マ
ットであってもよい。
【0051】なお、ステッチ糸として、低融点ポリマー
材より融点が20℃程度以上高い低融点ポリマー糸を使
用すると、低融点ポリマー材を溶融させて布帛同志の接
着を行ってプリフォームを作製し、成形の際、ステッチ
糸の融点以上に加熱成形することによってステッチ糸を
溶融すると、ステッチ糸による強化繊維の拘束が解か
れ、表面が平滑なFRPが得られる。
【0052】本発明のプリフォームは、たとえば次のよ
うに作製することができる。雌型のプリフォーム型に、
多軸ステッチ布帛を、布帛間に低融点ポリマー材が位置
するようにセットし、この上から雄型のプリフォーム型
を載せ、プリフォーム型を低融点ポリマー材の融点以上
に加熱し、若干加圧した状態で布帛同士を接着させた
後、温度を下げて脱型することによって得られる。な
お、プリフォームと型との接着を防ぐため、型と接触す
る布帛の低融点ポリマー材は、接触面とは反対側になる
ように布帛をセットすることが好ましい。
【0053】
【発明の効果】本発明の補強用多軸ステッチ布帛は、布
帛の少なくとも片面に低融点ポリマー材が配置されてい
るから、所定の多方向に強化繊維が配向し、ポリマー材
の付着が均一で、樹脂含浸性に優れる、また形態安定性
の良いプリフォームを容易に作製することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多軸ステッチ布帛の実施例を示す
一部切り欠き概略斜視図である。
【図2】本発明に係る多軸ステッチ布帛の他の実施例を
示す一部切り欠き概略斜視図である。
【図3】本発明に係る多軸ステッチ布帛のさらに他の実
施例を示す一部切り欠き概略斜視図である。
【図4】本発明に係るプリフォームの実施例を示す概略
斜視図である。
【図5】図4のプリフォームのA−A´断面図である。
【符号の説明】
1:多軸ステッチ布帛 2:+α゜層の強化繊維糸条 3:90゜層の強化繊維糸条 4:−α゜層の強化繊維糸条 5:0゜層の強化繊維糸条 6:布帛を形成する+α゜の強化繊維層 7:布帛を形成する90゜の強化繊維層 8:布帛を形成する−α゜の強化繊維層 9:布帛を形成する0゜の強化繊維層 10:ステッチ糸 11:低融点ポリマー糸 12:低融点不織布 13:低融点粒子 14:低融点ポリマー 15:プリフォーム イ:布帛の長手方向 A−A´:断面基準線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AD11A AD11B AK41C AK46C AL01C AL06C BA03 BA07 BA10B DG01C DG06A DG06B DG15C EC09 EC09C GB31 GB51 JA06C JL01 JL03 4F205 AD16 HA06 HA08 HA14 HB01 HB02 HC04 HC06 HC07 HC10 HC13 HC14 HG02 4L002 AA00 AA05 AA06 CA01 DA01 EA05 FA06 4L047 AA03 AA21 AA23 AB10 BA09 BB06 BB07 BD02 CA03 CB09 CC13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数本の強化繊維糸条が並行にシート状に
    配列して層構成をなし、前記層の少なくとも2層以上が
    交差積層されて積層体をなし、該積層体がステッチされ
    て一体化されているとともに、該積層体の少なくとも片
    面に低融点ポリマー材が配置されていることを特徴とす
    る補強用多軸ステッチ布帛。
  2. 【請求項2】前記低融点ポリマー材が糸状であることを
    特徴とする請求項1に記載の補強用多軸ステッチ布帛。
  3. 【請求項3】前記低融点ポリマー材が不織布であること
    を特徴とする請求項1に記載の補強用多軸ステッチ布
    帛。
  4. 【請求項4】前記ポリマー材が強化繊維の積層体とステ
    ッチされて一体化されてなることを特徴とする請求項2
    または3に記載の補強用多軸ステッチ布帛。
  5. 【請求項5】前記低融点ポリマーが粒子状であることを
    特徴とする請求項1に記載の補強用多軸ステッチ布帛。
  6. 【請求項6】前記低融点ポリマー材が溶融してなること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の補強
    用多軸ステッチ布帛。
  7. 【請求項7】前記交差角度が布帛の長さ方向に対して、
    少なくとも+α゜、−α゜の角度の2方向を含むもので
    あることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記
    載の補強用多軸ステッチ布帛。
  8. 【請求項8】前記角度α゜が45゜であることを特徴と
    する請求項7に記載の補強用多軸ステッチ布帛。
  9. 【請求項9】前記低融点ポリマーが共重合ナイロンであ
    ることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載
    の補強用多軸ステッチ布帛。
  10. 【請求項10】前記低融点ポリマーが変成ポリエステル
    であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに
    記載の補強用多軸ステッチ布帛。
  11. 【請求項11】前記強化繊維が炭素繊維であることを特
    徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の補強用
    多軸ステッチ布帛。
  12. 【請求項12】請求項1ないし11のいずれかに記載の
    補強用多軸ステッチ布帛と他の補強用基材とが低融点ポ
    リマーで接着されてなることを特徴とするプリフォー
    ム。
  13. 【請求項13】請求項1ないし11のいずれかに記載の
    補強用多軸ステッチ布帛の複数枚が低融点ポリマーで接
    着されてなることを特徴とするプリフォーム。
JP2001020031A 2001-01-29 2001-01-29 補強用多軸ステッチ布帛およびプリフォーム Pending JP2002227067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001020031A JP2002227067A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 補強用多軸ステッチ布帛およびプリフォーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001020031A JP2002227067A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 補強用多軸ステッチ布帛およびプリフォーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002227067A true JP2002227067A (ja) 2002-08-14

Family

ID=18885808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001020031A Pending JP2002227067A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 補強用多軸ステッチ布帛およびプリフォーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002227067A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004160927A (ja) * 2002-11-15 2004-06-10 Toray Ind Inc プリフォーム基材、プリフォーム、繊維強化プラスチック成形体およびその成形方法
JP2004346175A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Eisuke Fukui Frpを製造するための積層シート
JP2005022396A (ja) * 2002-11-14 2005-01-27 Toray Ind Inc 強化繊維基材、複合材料およびそれらの製造方法
JP2007039867A (ja) * 2005-07-04 2007-02-15 Toray Ind Inc 多軸基材の製造方法
JP2007045004A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Sekisui Chem Co Ltd 繊維強化樹脂成形品の真空注入成形方法
JP2007092232A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toray Ind Inc プリフォームおよびプリフォームの製造方法
JP2007160587A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Toray Ind Inc 多層基材、プリフォームおよびプリフォーム製造方法
JP2007162151A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Toray Ind Inc 2軸ステッチ基材およびプリフォーム
JP2009107337A (ja) * 2007-10-16 2009-05-21 General Electric Co <Ge> ほぼ円筒形の複合材物品及びファンケーシング
JP2010196177A (ja) * 2009-02-21 2010-09-09 Toho Tenax Co Ltd バイアスステッチ基材とそれを用いたプリフォーム及びプリプレグ
JP2010196176A (ja) * 2009-02-21 2010-09-09 Toho Tenax Co Ltd 多軸ステッチ基材とそれを用いたプリフォーム
JP2011102461A (ja) * 2011-02-16 2011-05-26 Toray Ind Inc 多層基材、プリフォームおよびプリフォーム製造方法
JP2013522078A (ja) * 2010-03-18 2013-06-13 トウホウ テナックス ユーロップ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ポリマー不織布を有する多軸積層体
WO2014082024A1 (en) * 2012-11-26 2014-05-30 Ocv Intellectual Capital, Llc Multi-axial fabrics, polymer-fiber laminates, and bodies incorporating same for connecting applications
KR101523500B1 (ko) * 2013-01-10 2015-05-28 가부시키가이샤 시마세이키 세이사쿠쇼 편물기재의 형성방법 및 편물기재
EP2537881A4 (en) * 2010-02-15 2016-02-10 Kurashiki Boseki Kk FIBER REINFORCED RESIN SHEET AND FIBER REINFORCED RESIN MOLDED ARTICLE USING THE SAME
JP2018501121A (ja) * 2014-11-21 2018-01-18 テープ、ウィービング、スウェーデン、アクチボラグTape Weaving Sweden Ab テープ状ドライ繊維強化材
JP2019044285A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社Shindo 耐熱性多軸ステッチ基材
JP2020029874A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 国立大学法人東京工業大学 アンカーストラップ構造
US11780206B2 (en) 2019-03-11 2023-10-10 Vitrulan Composites Oy Stitched multi-axial reinforcement

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000056539A1 (fr) * 1999-03-23 2000-09-28 Toray Industries, Inc. Materiau a base de fibres renforçant un composite, preforme et procede de production de matiere plastique renforcee par des fibres
JP2001271259A (ja) * 1999-12-28 2001-10-02 Polymer Processing Res Inst 多軸トウ積層不織布およびその製法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000056539A1 (fr) * 1999-03-23 2000-09-28 Toray Industries, Inc. Materiau a base de fibres renforçant un composite, preforme et procede de production de matiere plastique renforcee par des fibres
JP2001271259A (ja) * 1999-12-28 2001-10-02 Polymer Processing Res Inst 多軸トウ積層不織布およびその製法

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4561081B2 (ja) * 2002-11-14 2010-10-13 東レ株式会社 強化繊維基材、複合材料およびそれらの製造方法
JP2005022396A (ja) * 2002-11-14 2005-01-27 Toray Ind Inc 強化繊維基材、複合材料およびそれらの製造方法
JP2004160927A (ja) * 2002-11-15 2004-06-10 Toray Ind Inc プリフォーム基材、プリフォーム、繊維強化プラスチック成形体およびその成形方法
JP2004346175A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Eisuke Fukui Frpを製造するための積層シート
JP2007039867A (ja) * 2005-07-04 2007-02-15 Toray Ind Inc 多軸基材の製造方法
JP2007045004A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Sekisui Chem Co Ltd 繊維強化樹脂成形品の真空注入成形方法
JP2007092232A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toray Ind Inc プリフォームおよびプリフォームの製造方法
JP2007160587A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Toray Ind Inc 多層基材、プリフォームおよびプリフォーム製造方法
JP2007162151A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Toray Ind Inc 2軸ステッチ基材およびプリフォーム
JP4742840B2 (ja) * 2005-12-12 2011-08-10 東レ株式会社 多層基材、プリフォームおよびプリフォーム製造方法
JP2009107337A (ja) * 2007-10-16 2009-05-21 General Electric Co <Ge> ほぼ円筒形の複合材物品及びファンケーシング
US9017814B2 (en) 2007-10-16 2015-04-28 General Electric Company Substantially cylindrical composite articles and fan casings
JP2010196177A (ja) * 2009-02-21 2010-09-09 Toho Tenax Co Ltd バイアスステッチ基材とそれを用いたプリフォーム及びプリプレグ
JP2010196176A (ja) * 2009-02-21 2010-09-09 Toho Tenax Co Ltd 多軸ステッチ基材とそれを用いたプリフォーム
EP2537881A4 (en) * 2010-02-15 2016-02-10 Kurashiki Boseki Kk FIBER REINFORCED RESIN SHEET AND FIBER REINFORCED RESIN MOLDED ARTICLE USING THE SAME
JP2013522078A (ja) * 2010-03-18 2013-06-13 トウホウ テナックス ユーロップ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ポリマー不織布を有する多軸積層体
US9371604B2 (en) 2010-03-18 2016-06-21 Toho Tenax Europe Gmbh Multiaxial non-crimp fabrics having polymer non-wovens
JP2011102461A (ja) * 2011-02-16 2011-05-26 Toray Ind Inc 多層基材、プリフォームおよびプリフォーム製造方法
WO2014082024A1 (en) * 2012-11-26 2014-05-30 Ocv Intellectual Capital, Llc Multi-axial fabrics, polymer-fiber laminates, and bodies incorporating same for connecting applications
RU2644464C2 (ru) * 2012-11-26 2018-02-12 Осв Интеллекчуал Капитал, Ллк Гибридная мультиаксиальная ткань
KR101523500B1 (ko) * 2013-01-10 2015-05-28 가부시키가이샤 시마세이키 세이사쿠쇼 편물기재의 형성방법 및 편물기재
JP2018501121A (ja) * 2014-11-21 2018-01-18 テープ、ウィービング、スウェーデン、アクチボラグTape Weaving Sweden Ab テープ状ドライ繊維強化材
US11400689B2 (en) 2014-11-21 2022-08-02 Tape Weaving Sweden Ab Tape-like dry fibrous reinforcement
JP2019044285A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社Shindo 耐熱性多軸ステッチ基材
JP2020029874A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 国立大学法人東京工業大学 アンカーストラップ構造
JP7178549B2 (ja) 2018-08-20 2022-11-28 トーヨーカネツ株式会社 アンカーストラップ構造
US11780206B2 (en) 2019-03-11 2023-10-10 Vitrulan Composites Oy Stitched multi-axial reinforcement

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002227067A (ja) 補強用多軸ステッチ布帛およびプリフォーム
CA2333151C (en) Complex fiber reinforced material, preform, and method of producing fiber reinforced plastic
US7294384B2 (en) Moldable construction incorporating bonding interface
JP3991439B2 (ja) 繊維強化プラスチックおよび繊維強化プラスチックの成形方法
EP1145841A1 (en) Reinforcing fiber base for composite material
EP1473132A2 (en) Highly porous interlayers to toughen liquid-molded fabric-based composites
JP4742840B2 (ja) 多層基材、プリフォームおよびプリフォーム製造方法
JP2003019763A (ja) プリフォーム、成形方法、炭素繊維強化プラスチックおよび航空機構造部材
US7168272B2 (en) Crimp-free infusible reinforcement fabric
JP2004160927A (ja) プリフォーム基材、プリフォーム、繊維強化プラスチック成形体およびその成形方法
JP2002227066A (ja) 補強用多軸ステッチ布帛およびfrpの成形方法
JP2002227068A (ja) 補強用多軸ステッチ布帛
JP2003020542A (ja) 炭素繊維布帛、成形方法、炭素繊維強化プラスチックおよび航空機構造部材
JP4517483B2 (ja) 複合強化繊維基材およびプリフォーム
EP1669486B1 (en) Nonwoven base fabric for reinforcing
JP2008132775A (ja) 多層基材およびプリフォーム
JP2002321215A (ja) プリフォームおよびその成形品
JP3991440B2 (ja) 繊維強化プラスチックおよび繊維強化プラスチックの成形方法
WO2010147231A1 (ja) 強化繊維シート材
JP2947504B2 (ja) 補強用織物基材
EP1935637B1 (en) Moldable construction incorporating bonding interface
JP3214646B2 (ja) プリフォームおよびその製造方法
JPH0994900A (ja) 一方向性強化繊維複合基材シート
JP2002317371A (ja) 炭素繊維ステッチ布帛
JP6762503B2 (ja) 一方向性強化繊維シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110201