JP2002321215A - プリフォームおよびその成形品 - Google Patents

プリフォームおよびその成形品

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JP2002321215A
JP2002321215A JP2001127314A JP2001127314A JP2002321215A JP 2002321215 A JP2002321215 A JP 2002321215A JP 2001127314 A JP2001127314 A JP 2001127314A JP 2001127314 A JP2001127314 A JP 2001127314A JP 2002321215 A JP2002321215 A JP 2002321215A
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thermoplastic
preform
foam
woven fabric
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Takehiko Hirahara
武彦 平原
Akira Nishimura
明 西村
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】三次元曲面などを有する複雑な形状の強化繊維
と発泡体とのサンドイッチ構造のFRPを強化繊維の繊
維配向を乱すことなく、また、樹脂含浸性を損なうこと
なくRTM成形や真空バッグ成形で一発で成形できるプ
リフォームを提供すること。 【解決手段】強化繊維からなる織物と発泡体の間に熱可
塑性樹脂状物からなる接着層を有することを特徴とする
プリフォーム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】炭素繊維をはじめとする高強度、高弾性
率の強化繊維からなる繊維強化プラスチック(FRP)
は、機械的性質に優れていることから、航空機の構造材
として多用されている。
【0002】また、芯材に発泡体を有するサンドイッチ
構造体も従来よりサーフボードや屋根の庇など軽量で靭
性や剛性が要求される用途に多く用いられている。
【0003】最近では自動車用のアウターパネルなどの
自動車部品として炭素繊維と発泡体をサンドイッチ構造
体にしたFRPも市場に出始めている。このような、発
泡体と強化繊維とのサンドイッチ構造体では、その成形
時の積層作業において、成形型内にアクリル発泡体やウ
レタン発泡体などの各種発泡体を強化繊維基材で覆い、
エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を樹脂注入してFRP
化される。
【0004】しかし、この方法では、発泡体と強化繊維
基材が所定の場所に固定することができないため一定品
質の成形品が得られにくい。また、これらの問題を克服
するために、部分的にタッキファイヤーなどの粘着剤や
熱可塑性のホットメルト接着剤で固定したものもあるが
完全に固定することができないため、RTM成形や真空
バッグ成形などにおいては、比較的平面的な形状のもの
のみに用いられ、強化繊維基材を剪断変形させるような
複雑形状な形態の成形に用いられていない。
【0005】例えば、特開2000−167965号公
報では表面材に炭素繊維を強化繊維として含む繊維強化
樹脂材料(FRP)を用い、フォームコアとの接着に熱
硬化性樹脂からなる接着層を介してホームコアサンドイ
ッチボードを形成することが提案されている。この場合
のホームコアサンドイッチボードは、表面材は予めFR
P化されており、表面材と芯材の発泡体を熱硬化性接着
剤で接着したものであるため、庇などの単純形状で大型
のホームコアサンドイッチボードを形成するには優れた
方法であるが、成形体が比較的小さい、自動車用部品な
どの複雑形状の成形物では表面材と発泡体の接着面の精
度を出すのが困難であり、生産性が低下するなどの問題
があった。
【0006】また、特開平3−234522号公報で
は、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維等の長繊
維を、その長手方向に平行に密着配列してシート状に成
形した繊維シートの片面または両面に熱融着性を有する
繊維を互いに交絡させて極く薄肉で目の粗い不織布状な
いし織組布状に形成した熱融着性シートを熱接着させた
強化プラスチック用の繊維補強シートを提案している
が、本シートでは強化繊維が密着配列されているため、
成形時の樹脂含浸性が悪く、また、強化繊維が一方向シ
ートであるために球面などの三次元的な曲面を有する形
状には密着賦形できないなどの問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような状況に着目し、三次元曲面などを有する複雑な形
状の強化繊維と発泡体とのサンドイッチ構造のFRPを
強化繊維の繊維配向を乱すことなく、また、樹脂含浸性
を損なうことなくRTM成形や真空バッグ成形で一発で
成形できるプリフォームを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、強化繊
維からなる織物と発泡体の中間層に熱可塑性樹脂状物か
らなる接着層を有することを特徴とするプリフォームに
よって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のプリフォームの一態様例
の概念図を図1に示した。プリフォームは強化繊維基材
1、と発泡体2との層間に熱可塑性不織布3が配され、
熱可塑性不織布の熱融着によって積層一体化されたもの
である。
【0010】なお、本発明において、「プリフォーム」
とは、所定形状に賦形形成された該強化繊維および該熱
可塑性不織布などの接着性繊維状物からなる複合基材の
ことををいう。また、「強化繊維」とは、二方向織物か
らなる平面状の織物のことをいう。また、「熱可塑性不
織布」とは、該熱可塑性不織布を形成する繊維がランダ
ムまたは一方向に配向され繊維同士が融着または絡合一
体化した平面状の不織布シートのことをいう。
【0011】図2は、二方向織物からなる強化繊維基材
1の片面に不織布4をニードルパンチで一体化した複合
基材の一例を示したものである。不織布4の繊維は強化
繊維基材1を貫通してからみあい一体化されたものであ
る。
【0012】図3は、発泡体2の片面に熱可塑性繊維5
を螺旋状に積層、融着した基材の一例を示したものであ
る。
【0013】図4は、発泡体2の片面に熱可塑性繊維5
を格子状に積層、融着した基材の一例を示したものであ
る。
【0014】図5は、二方向織物からなる強化繊維基材
1の片面に熱可塑性樹脂5を格子状に積層、融着した複
合基材の一例を示したものである。
【0015】図6は、二方向織物からなる強化繊維基材
1の片面に熱可塑性樹脂5を線状に積層、融着した複合
基材の一例を示したものである。
【0016】本発明に用いられる強化繊維としては、ガ
ラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維などの高強度・高弾
性率の強化繊維であり、なかでも、引張弾性率が200
GPa以上、引張強度が4.5GPa以上の炭素繊維は
高強度・高弾性率であるのみならず、耐衝撃性にも優れ
るため好ましく使用できる。
【0017】また、強化繊維糸条の太さとしては、特に
限定はされないが、500デニールから20,000デ
ニールの範囲が好ましい。
【0018】また、本発明に用いられる強化繊維からな
る織物は、平織、綾織、繻子織などの二方向織物が採用
でき、中でも上記織物基材を、バイアス方向に2Nの荷
重で伸張したときの織物の剪断変形によって変化する交
錯角度が5°から25°の範囲にある織物基材を用いる
ことによって三次元曲面など複雑形状での賦形性が良好
であり好ましく使用できる。なお、「バイアス方向」と
は、二方向織物のたて糸とよこ糸の交錯角度が90°
(直角)の正方形織物の45°方向(対角線方向)のこ
とをいう。
【0019】この交錯角度は、上述の二方向織物をたて
糸とよこ糸の交錯角度が予め直角となるようにし、正方
形に裁断した織物の対角線上の両端をチャックで把持
し、引張試験機にて2Nの荷重を加え引っ張ったときの
引張方向の交錯角度をいう。
【0020】この交錯角度が25°以上であると、剪断
変形が充分に行われず三次元曲面などの複雑形状への賦
形がしにくく、変形に要する織物基材への付加が大きく
なり、剪断変形した織物のたて糸及びよこ糸の径が小さ
くなり賦形面に凹凸ができたり、思い通りの繊維配向が
得られにくいため好ましくない。
【0021】また、交錯角度が5°以下の織物では、た
て糸およびよこ糸の間隔が広くルーズな織物形態とな
り、強化繊維としての機械的特性を低下させるため好ま
しくない。
【0022】次に、本発明の強化繊維からなる織物およ
び発泡体に用いる接着層は熱可塑性樹脂状物からなる
が、接着層はフィルム、目の詰まった不織布や織物形状
のものでは成形の際の樹脂注入に時間を要したり、発泡
体表層部まで樹脂が充分に含浸しないなどの問題がある
ため、比較的目の粗いルーズな形状のものが好ましい。
【0023】例えば、強化繊維織物のよこ糸方向に平行
に一定間隔のピッチで熱可塑性樹脂を線状に塗布し固着
化したものや、よこ糸方向及びたて糸方向に一定間隔の
ピッチで平行に塗布し格子状に塗布したものが使用でき
る。
【0024】また、低目付でポーラスな熱可塑性不織布
を強化繊維基材にニードルパンチなどの方法で一体化し
たものが使用できる。これらの熱可塑性樹脂状物(繊
維)は上述の通り目の粗いポーラスな形態であることが
必要であり、熱可塑性樹脂状物(繊維)の存在しない面
積が少なくとも全面積の30%〜90%の範囲であるこ
とが好ましい。30%未満であると樹脂含浸速度が遅く
なり、樹脂が全体に均一に行き渡らないなどの状態が発
生する場合があるので好ましくない。また、90%を越
えると熱可塑性繊維状物の単位面積あたりに占める割合
が小さくなり、本発明の目的とする発泡体と熱融着した
ときの接着効果が小さくなってしまう。より好ましく
は、40%〜80%の範囲である。
【0025】次に、熱可塑性繊維状物が不織布の場合に
ついて説明するに、本発明のプリフォームに用いる不織
布は、不織布と織物基材との一体化を、不織布を形成す
る繊維が基材を形成する強化繊維層を貫通することによ
って行うという観点からも、繊維は短繊維となっている
ことが好ましく、通常は20〜120mmで、僅かな繊
維量でより強化繊維と交絡数を多くするために繊維の端
部数が多くなるようにするため20〜70mmがより好
ましい。同様に繊維径もわずかな繊維量でより強化繊維
層を貫通する繊維本数を多くするために0.005〜
0.03mmが好ましい。
【0026】また、これらの不織布の繊維はランダムな
形態でも一方向に配向されたような形態でも使用可能で
あるが、不織布の目付は5〜30g/m2 程度の低目付
なものが好ましい。この範囲の下限値未満であると、複
雑形状で強化繊維基材に剪断変形が生じた場合に発泡体
との接着が充分に行われず好ましくない。また、この範
囲の上限値を越えると、FRPにおける強化繊維以外の
繊維量が大きくなり、成形時の発泡体と強化繊維基材と
の層間での樹脂周りが悪くなり、含浸不良になったりボ
イドが発生する場合がある。
【0027】また、上述のように成形の際の層方向への
樹脂の含浸性を確保する観点からポーラスな状態である
ことが好ましい。
【0028】また、不織布を構成する繊維は、低融点繊
維とブレンドまたは芯鞘糸の鞘部が低融点成分から成る
繊維をブレンドまたは単体で使用するが、繊維を形成す
るポリマーには、ポリアミド、ビニロン、ビニリデン、
ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、ポリ
ウレタン、アクリル、ポリアラミド、ポリエーテルエー
テルケトン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイミ
ド、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサドール、ポリ
ベンゾビスオキサゾール、ポリグリルアミド、PBT、
PVA、PBI、PPSなどを使用できる。
【0029】中でも結晶性の高いポリアミド系のナイロ
ン6、ナイロン66の有機繊維と低融点の共重合ナイロ
ン繊維とのブレンドや芯部にナイロン6またはナイロン
66、鞘部に低融点の共重合ナイロンを用いた繊維が好
ましい。特に、ナイロン6やナイロン66は、汎用的な
ポリマーなので不織布が安価となり好ましい。
【0030】不織布を構成する繊維を低融点繊維とブレ
ンドする場合、ブレンドする他の繊維より融点の低いも
のであればよく、例えば共重合ナイロン、変性ポリエス
テルやビニロンなどが使用でき、融点が不織布を形成す
る他の繊維より低く60〜160℃程度のものである。
【0031】また、このときの低融点繊維の割合は、3
0から70重量%であることが好ましい。低融点繊維の
割合が30重量%以下であると、発泡体と接着する低融
点成分の量が少なくなり、接着が不十分となり好ましく
ない。また、70重量%を越えると、低融点繊維の割合
が多くなりすぎ、発泡体と接着したときに低融点繊維が
フィルム状になり成形時の樹脂含浸を阻害する場合があ
るので好ましくない。
【0032】また、不織布を構成する繊維が芯鞘型繊維
の場合、芯部のポリマーの融点は200〜300℃が好
ましく、鞘部を構成する低融点ポリマーは、融点が芯部
を構成するポリマーより低ければよく、融点が60〜1
60℃程度のものである。なかでも、鞘部が共重合ナイ
ロンで芯部がナイロン6またはナイロン66の組み合わ
せは、同種のポリマーであるから芯部と鞘部がよく接着
する。また、芯鞘型繊維の芯部の占める割合が、繊維断
面積の30〜70%の範囲が好ましい。芯部の割合が3
0%未満であると、芯部の繊維径が小さくなりすぎ製造
上の技術的難易度が高くなる。一方、70%を越えると
鞘部の低融点ポリマーの量が少なくなり、単体で不織布
を形成させた場合に基材との接着が不十分となり好まし
くない。
【0033】次に、本発明でいう熱可塑性樹脂状物を形
成する熱可塑性繊維は、低融点のホットメルト接着剤か
らなる繊維状吐出物などが適用できる。
【0034】ホットメルト接着剤で形成される繊維状吐
出物の場合、ホットメルト塗布装置のノズル形状や塗布
時の圧空条件などによって不織布状、螺旋状、線状など
の形状が可能であるが、ホットメルト接着剤を強化繊維
からなる織物に塗布する場合は、その織物の強化繊維で
あるたて糸またはよこ糸の上に塗布することで三次元曲
面形状の発泡体に賦形したときに織物が剪断変形しても
剪断変形を阻害する箇所に接着繊維が塗布されていない
ので剥がれたり接着繊維が切断されたりすることがなく
好ましい。すなわち、この場合の塗布は強化繊維からな
る織物のたて糸またはよこ糸繊維の上に線状か格子状に
塗布することが好ましい。
【0035】また、発泡体に該接着剤を塗布する場合
は、螺旋状、線状、格子状など上述の何れの形状に塗布
しても織物のように剪断変形を伴うことがないので、特
に限定はされないが、発泡体へ接着する際の発泡体への
熱に対するダメージを軽減する目的でASTM E28
−67に準じたRing & Ball法での軟化点が
少なくとも85℃から150℃の範囲であることが好ま
しい。
【0036】また、上述の何れの場合も、塗布された接
着繊維の平均繊維径が0.05から0.5mm程度、さ
らに好ましくは0.08から0.3mmであって、かつ
塗布量が5から30g/m2 の範囲であることにより、
目の粗いポーラスな形態が得られ、プリフォーム形成時
の接着性および成形時の樹脂含浸性の点から好ましい。
【0037】繊維径がこの上限を越えたり、塗布量がこ
の上限を越えると、プリフォーム形成時に強化繊維から
なる織物と発泡体との接着においてアイロンなどで加熱
圧着した場合に接着層がフィルム状になる部分が増え樹
脂含浸性を阻害しやすくなる。また、繊維径および塗布
量がこの下限以下であると、プリフォーム形成時の強化
繊維からなる織物と発泡体との熱接着性が悪くなり、複
雑形状で上記織物の剪断変形を伴うような形状での接着
性が悪くなり好ましくない。
【0038】また、使用するホットメルト接着剤は、ポ
リアミド系、オレフィン系、ポリエステル系などの熱可
塑性接着剤を使用することが可能であるが、成形樹脂が
エポキシ樹脂やビニルエステル樹脂などの場合、これら
の樹脂との接着性の点からポリアミド系樹脂が好ましく
使用できる。
【0039】次に、本発明に用いる発泡体について説明
するに、ポリウレタン、塩化ビニル、ポリオレフィン、
アクリル系樹から選ばれた独立気泡を形成する発泡体が
適宜使用できる。発泡体の形状は、成形する型の形状お
よび、表皮材となる強化繊維からなる織物の積層枚数を
考慮して成形品より小さい形状となるが、三次元的な曲
面形状を有するものなど型形状に応じて形成したものを
適宜用いるができる。
【0040】また、発泡体の表面は、接着する熱可塑性
樹脂状物との接着性の点から、その表面が粗いものがよ
く、特に限定はされないが、表面を#240番手程度の
サンドペーパーで微小の凹凸をつけたような表面形態の
ものを用いることができる。これらの微小凹凸を設ける
ことによって熱融着時に不織布の低融点成分やホットメ
ルト接着剤からなる熱可塑性繊維が発泡体表面の凹凸部
に入りこみ接触面積をかせぐことができるので接着性が
向上し好ましい。
【0041】また、本プリフォームの強化繊維からなる
織物は、発泡体を覆うようにして密着賦形され、アイロ
ンなどによって加熱圧着することで熱可塑性樹脂状物を
接着するが、更にその上に強化繊維からなる織物を積層
し多層に賦形して使用することもできる。この場合も上
述の該熱可塑性樹脂状物を介在させることにより密着賦
形が可能となり好ましい。
【0042】また、強化繊維からなる織物の繊維配向
は、織物基材同士が同じ方向になるように各層を積層し
てもよいし、また、繊維配向が0°/90°、±45°
となるように、強化繊維層が疑似等方性になるようにす
るなど、いずれでもよく、特に限定されるものではな
い。
【0043】本発明のプリフォームは、上述の接着層を
介在させることによって発泡体と強化繊維からなる織物
とのフィット性および織物同士のフィット性に優れるサ
ンドイッチ構造体のプリフォームからなることにより、
成形型との間に隙間を形成することなく密着した形に充
填されるのでFRPにしたとき表面層に樹脂過多層を作
ることなく、また型に賦形する際、皺が入らないことか
ら、表面が平滑なFRP成形品を得ることができる。
【0044】本発明のプリフォームは従来から知られて
いる方法でFRPを形成することができるが、中でもレ
ジン・トランスファー成形法(RTM成形法)や真空バ
ッグ成形法など成型時の樹脂粘度が5ポイズ以下の低粘
度の樹脂を用いる成形法に好ましく用いることができ
る。
【0045】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。 実施例1 強化繊維からなる織物として東レ(株)製の品番CF6
273H(目付190g/m2 )を用いた。該織物は平
織組織の二方向織物で、該織物を2Nの荷重でバイアス
方向に伸張したときのたて糸とよこ糸との交錯角度は
9.5°で非常に剪断変形のしやすい織物であった。
【0046】この織物に、繊維径が約0.02mm、繊
度が約3.3デシテックス、繊維長が約70mmで融点
が260℃の高融点ナイロン繊維を40重量%と、繊維
径が0.016mm、繊度が約2.2デシテックス、繊
維長が約70mmの融点が140℃の低融点ナイロンを
60重量%の割合でブレンドした目付が約8g/m2
不織布を積層し、フォスター社製のニードル(15×1
8×40×3.5RBF.20 6−3B/LI/C
C)を用い、針密度10本/cm2 でニードリングして
炭素繊維織物と不織布を一体化した複合シートを得た。
【0047】一方、発泡体は直径200mmの半球面状
にポリウレタン発泡体を加工したものを用いた。このウ
レタン発泡体に上述の複合シートを不織布面が発泡体に
接するように半球形体の頂点から複合シートをかぶせ
て、織物の剪断変形を利用して密着賦形させた結果、皺
を発生させることなく賦形することができた。
【0048】次に、アイロンを180℃に加熱し、賦形
させた複合シートの上からアイロンを押し当てて熱を加
え、不織布の低融点成分を熱融着させた結果、ウレタン
発泡体と複合シートは剥がれることない良好な形態保持
性を示した。また、ウレタン発泡体が熱によって変形す
ることはなかった。
【0049】次に、不要な複合シートをハサミで切り取
り、半球状発泡体の底面も同様にアイロンで熱接着し、
発泡体の表面を複合シートで覆った。次に複合シートを
疑似等方になるように同様の手法で積層し密着賦形さ
せ、発泡体の表面に複合シートが2層覆われたプリフォ
ームを作った。
【0050】得られた、プリフォームを、次にRTM成
形用の型内に入れ、ビニルエステル樹脂(昭和高分子社
製リポキシR802)100部対して硬化促進剤(昭和
高分子社製コバルトN)を0.5部、硬化剤(日本油脂
社製パーメックN)を1.5部の割合でブレンドし常温
で注入してFRP化した。このときの注入樹脂の粘度は
3ポイズであった。得られたFRPは軽量で皺の発生の
ない表面平滑性の良好な外観を有するものができた。
【0051】次に、得られたFRPを半分に切断し、強
化繊維と発泡体の中間層を観察すると樹脂が発泡体の表
層部まで含浸されており不織布が樹脂含浸を阻害するこ
となく良好に接着されてあった。 実施例2 強化繊維からなる織物は、実施例1と同様のものを用い
た。この織物に、THE DEXTER CORPOR
ATION社製のホットメルトスプレーガン(ハイソー
ル4210)にポリアミド系ホットメルト接着剤780
4(Ring&Ball法での軟化点が149℃、20
4℃での粘度が2600センチポイズ)を用い、織物の
よこ糸と平行に1cm間隔に線状に塗布した複合シート
を得た。この時の塗布量は、8g/m2 であった。ま
た、平均繊維径は0.3mmであった。
【0052】この複合シートを実施例1同様に半球面状
のウレタン発泡体に賦形させアイロンで同様にアイロン
を用いて熱融着させて一体化させた結果、皺の発生のな
い良好なプリフォームが得られた。
【0053】得られたプリフォームを実施例1と同様に
RTM用の型内に入れ、成形した結果、得られたFRP
は皺の発生のない平滑性の良好なものであった。
【0054】また、この得られたFRPを半分に切断
し、強化繊維と発泡体の中間層を観察すると樹脂が発泡
体の表層部まで含浸されており不織布が樹脂含浸を阻害
することなく良好に接着されてあった。 実施例3 強化繊維から成る織物は実施例1と同様のものを用い、
実施例2で用いたホットメルトスプレーガン及び同様の
接着剤で、実施例1、2同様形状のウレタン発泡体の表
面に直径が約70mmの螺旋状に接着剤を塗布た。この
ときの接着剤の塗布量は約15g/m2 であった。次
に、強化繊維からなる織物をウレタン発泡体の頂点から
かぶせ、織物を剪断変形させて密着賦形させた後、実施
例1と同様の手法にてアイロンで賦形させた織物の表面
から熱を加え、発泡体に塗布した接着繊維を融着させた
結果、発泡体と強化繊維からなる織物との剥がれること
なく良好な形態保持性を示した。また、同様に発泡体の
底面も織物で賦形、熱接着し、発泡体の表面を強化繊維
からなる織物で被覆したプリフォームを得た。
【0055】得られたプリフォームを実施例1と同様に
RTM用の型内に入れ、成形した結果、得られたFRP
は皺の発生のない平滑性の良好なものであった。
【0056】また、この得られたFRPを半分に切断
し、強化繊維と発泡体の中間層を観察すると樹脂が発泡
体の表層部まで含浸されており不織布が樹脂含浸を阻害
することなく良好に接着されてあった。 比較例1 発泡体を被覆する強化繊維に、炭素繊維が一方向に配向
したシートである東邦レーヨン製“ベスファイトドライ
シート”品番TCS−3001(目付300g/m2
を用いた。本シートは、一方向に配向した炭素繊維の片
面に熱可塑性樹脂が接着されたシートであるが、該シー
トを実施例1と同様の半球面状のウレタン発泡体に賦形
しようとしたところ、密着賦形できず皺が発生した。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、強化繊維からなる
織物と発泡体の中間層に熱可塑性樹脂状物からなる接着
層を有するプリフォームによって、三次元曲面などを有
する複雑な形状の強化繊維と発泡体とのサンドイッチ構
造のFRPを強化繊維の繊維配向を乱すことなく、ま
た、樹脂含浸性を損なうことなくRTM成形や真空バッ
グ成形で一発で成形できるプリフォームを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリフォームの一態様例の概念図であ
る。
【図2】二方向織物からなる強化繊維基材1の片面に不
織布4をニードルパンチで一体化した複合基材の一例を
示したものである。
【図3】発泡体2の片面に熱可塑性繊維5を螺旋状に積
層、融着した基材の一例を示したものである。
【図4】発泡体2の片面に熱可塑性繊維5を格子状に積
層、融着した基材の一例を示したものである。
【図5】二方向織物からなる強化繊維基材1の片面に熱
可塑性樹脂5を格子状に積層、融着した複合基材の一例
を示したものである。
【図6】二方向織物からなる強化繊維基材1の片面に熱
可塑性樹脂5を線状に積層、融着した複合基材の一例を
示したものである。
【符号の説明】
1:強化繊維基材 2:発泡体 3:熱可塑性不織布 4:不織布 5:熱可塑性繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 5/28 101 B29K 33:00 // B29K 33:00 105:08 105:08 B29C 67/14 X Fターム(参考) 4F100 AD11A AK01B AK03C AK15C AK25C AK46B AK48 AK51C BA03 BA07 BA10A BA10C DC15B DG01A DG12A DG15B DG20B DH00A DH02 DJ01C EC09 GB31 JA04B JA20B JB16B JL01 JL12B 4F201 AA03 AA15 AA21 AA31 AD16 AD17 AD20 AG03 AG20 AH18 AH31 BA03 BC01 BC12 BC21 BC37 BD02 BM13 4F204 AA03 AA15 AA29 AA31 AD16 AD20 AG03 AG20 AH18 AH31 FA01 FA13 FB01 FB11 FG04 FG05 FQ37 4F205 AA03 AA15 AA29 AA31 AD16 AD20 AG03 AG20 AH18 AH31 HA08 HA09 HA34 HA35 HA44 HB01 HB11 HC04 HC05 HC06 HC14 HC17 HG03 HM01 HT03 HT12 HT14 HT26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強化繊維からなる織物と発泡体の間に熱可
    塑性樹脂状物からなる接着層を有することを特徴とする
    プリフォーム。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂状物が、強化繊維からなる織
    物の少なくとも片面にニードルパンチによって一体化さ
    れた熱可塑性不織布であることを特徴とする請求項1記
    載のプリフォーム。
  3. 【請求項3】熱可塑性樹脂状物が、発泡体の少なくとも
    片面に、螺旋状、線状または格子状に固着一体化された
    熱可塑性繊維であることを特徴とする請求項1記載のプ
    リフォーム。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂状物が、強化繊維からなる織
    物の少なくとも片面に、線状または格子状に固着一体化
    された熱可塑性繊維であることを特徴とする請求項1記
    載のプリフォーム。
  5. 【請求項5】強化繊維が炭素繊維であることを特徴とす
    る請求項1、2、3または4記載のプリフォーム。
  6. 【請求項6】強化繊維からなる織物が、たて糸とよこ糸
    が強化繊維からなる織物であって、該織物を2Nの荷重
    でバイアス方向に伸張したときのたて糸とよこ糸の交錯
    角度が5°から25°の範囲のものであることを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載のプリフォーム。
  7. 【請求項7】該熱可塑性不織布を形成する繊維がポリア
    ミド系樹脂から選ばれた繊維であって、少なくとも30
    から70重量%が低融点繊維であることを特徴とする請
    求項2記載のプリフォーム。
  8. 【請求項8】該熱可塑性不織布を形成する繊維がポリア
    ミド系樹脂から選ばれた芯鞘型繊維であって、該芯鞘型
    繊維の芯部の占める割合(重量割合)が30から70%
    であることを特徴とする特許請求項1または2記載のい
    ずれかに記載のプリフォーム。
  9. 【請求項9】該熱可塑性不織布の目付が5g/m2 〜3
    0g/m2 であることが特徴とする特許請求項1または
    2記載のプリフォーム。
  10. 【請求項10】該熱可塑性繊維が、ポリアミド系樹脂か
    ら選ばれた樹脂繊維であることを特徴とする請求項3ま
    たは4記載のプリフォーム。
  11. 【請求項11】該熱可塑性繊維がASTM E28-6
    7に準じたRing& Ball法での軟化点が少なく
    とも85℃から150℃の範囲にあることを特徴とする
    請求項3または4記載のプリフォーム。
  12. 【請求項12】該熱可塑性不織布の空隙率(不織布の存
    在しない面積)が少なくとも形成する形状の表面積の全
    面積に対して30%〜90%の範囲であることを特徴と
    する請求項1、2または3記載のプリフォーム。
  13. 【請求項13】熱可塑性繊維の空隙率(熱可塑性繊維の
    存在しない面積)が少なくとも形成する形状の表面積の
    全面積に対しての30%〜90%の範囲であることを特
    徴とする請求項3または4記載のプリフォーム。
  14. 【請求項14】該発泡体が、ポリウレタン、塩化ビニ
    ル、ポリオレフィン、アクリル系樹脂のうちの1種以上
    であることを特徴とする特許請求項1、2、3または4
    記載のプリフォーム。
  15. 【請求項15】請求項1から14のいずれかに記載のプ
    リフォームが真空バッグ法またはRTM成形法で成形さ
    れてなることを特徴とする繊維強化プラスチック成形
    品。
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