JP2003502521A - 引出し成形された部品と当該部品のための補強マットを準備する方法 - Google Patents

引出し成形された部品と当該部品のための補強マットを準備する方法

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JP2003502521A
JP2003502521A JP2001504559A JP2001504559A JP2003502521A JP 2003502521 A JP2003502521 A JP 2003502521A JP 2001504559 A JP2001504559 A JP 2001504559A JP 2001504559 A JP2001504559 A JP 2001504559A JP 2003502521 A JP2003502521 A JP 2003502521A
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mat
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matte
reinforcing
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ケニース ディー. ビア
ローレンス ダブリュ. ディヴィース
ピーター ジェイ. フリッツ
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ペラ コーポレーション
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/04Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
    • B29C70/28Shaping operations therefor
    • B29C70/40Shaping or impregnating by compression not applied
    • B29C70/50Shaping or impregnating by compression not applied for producing articles of indefinite length, e.g. prepregs, sheet moulding compounds [SMC] or cross moulding compounds [XMC]
    • B29C70/52Pultrusion, i.e. forming and compressing by continuously pulling through a die
    • B29C70/521Pultrusion, i.e. forming and compressing by continuously pulling through a die and impregnating the reinforcement before the die

Abstract

(57)【要約】 引出し成形方法は、実質的に長手方向に連続する繊維要素集合体(126,18’,18”)と浴(132,122)からの樹脂とをつき合わせること、上記要素(126,18’,18”)と樹脂とをダイス(54)を通して引っ張り、上記要素を形作り、樹脂の設定をもたらすことを含み、そこでは要素の一つが主として横断方向の繊維(32)を部品(10)内に搬送するように特にデザインされたマット(18a)である。当該マットは、主に横断方向で部品(10)に強度をもたらすように部品(10)に配されるためにマット(18a)に実質的に横断方向に延在する複数のガラス繊維(32)を含む第一層(34)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、引出し成形部品(引抜成形部材)の形成方法に関し、特に該部材の
引出し成形に使用される樹脂組成物の補強乃至強化に使用されるマットの作製方
法に関する。特に、本発明は、マットの横断方向に延在する繊維、マットの長手
方向に配列する繊維、長手方向及び横断方向の繊維に対して斜め方向に配列する
繊維、他の繊維層内に延在する絡み合い繊維(交絡繊維)、及び繊維の接合樹脂
を有する層を含む多数の層で構成される改良された補強マットに関する。
【0002】 本発明は、窓割り製品用部材の引出し成形に特に有用であり、引出し成形樹脂
用の補強マットに関する。該当する代表的な窓割り製品としては、引出し成形の
窓のたて枠、下枠、上枠、サッシのかまち、又はサッシレールなどの品目が挙げ
られる。
【0003】
【従来の技術】
引出し成形は、長手方向に連続しロービング及び/又はマットを含むことがで
きる繊維要素を構造内に有する公知の技術である。この方法は一般に、樹脂浴に
ロービング及びマットを通過させて引き抜き、加熱したフォーミングダイ(ダイ
スともいう)に送ることを含む。ダイの熱によって樹脂が硬化し、部材がダイか
ら連続的に引き抜かれれる。マット及びロービングは繊維製品であり、可撓性で
順応性がある。現在の引出し成形部品は一般に厚さが1/4インチ以下であり、
窓割り産業の場合では厚さは0.07インチ〜0.1インチの範囲である。引出
し成形部品は中実構造体であり、一般に箱型などの断面や開放断面を有し、この
小さな断面に混合物が入ることで引出し成形体の剛性及び構造完全性が高くなる
【0004】 マット及びロービング複合補強材は主としてガラス製品であり、樹脂マトリッ
クスは通常熱硬化性ポリエステルであるが必ずしもそうである必要はない。マッ
ト材料は一般に不織マットの形態であり、マットのガラス繊維は平面スワールパ
ターンで不規則に配置しているためフェルト状ウェブが得られる。
【0005】 引出し成形の前には、ガラスロービングは最大直径数千μmのガラス繊維の束
であり、一般には剛性材料であると見なされているガラスで作製されているが各
フィラメントの直径が小さいために可撓性ロープのような機械的挙動を示す。引
出し成形後、ガラスロービングはマトリックス樹脂によって互いに保持され、そ
れによって引出し成形複合部材の剛性が得られる。引出し成形異形品では、マッ
ト及びロービングは補強材となり、樹脂は中実複合体のマトリックスとなる。
【0006】 引出し成形技術は、棒材などの単純な部材、より最近ではより複雑でより細い
断面の部材などの種々の部材の製造に長年使用されている。より細い部材に必要
なことは、部材の長さ方向を横断する繊維を構造体中に設けて横断方向強度を得
ることである。
【0007】 ダイから引き抜かれて長手方向に延在する一連のロービングの形態で繊維の大
部分が長手方向に延在するので、引出し成形部品の長手方向強度は非常に高い。
しかしながら、限られた数の繊維のみが横断方向に延在するため、一般に引出し
成形部品の横断方向強度は損なわれる。
【0008】 横断方向の繊維を有し、引出し成形部品外部の背中合せの面上に配置されるマ
ットが過去に試みられている。多様な種類のマット材料が利用可能であるが、主
に使用されるマット材料は、平坦な層内で繊維が不規則に配置し、 接合部で交
差する繊維を連結させる働きをする結合剤(バインダー)によって繊維が互いに
保持され二次元構造が形成されるマット材料である。不規則な方向を向いた繊維
間の相互接続数が多いため、この種のマットは剪断抵抗が大きい。主に横断方向
に延在する繊維の比率を高くすることによってマットが補強されるが、不規則な
方向に繊維が延在するためにこれは実現されない。したがって、全繊維成分の非
常に小さな割合のみが横断方向に延在する。
【0009】 好適なマットが存在しないために引出し成形品の品質、特に横断方向強度に関
しての品質が著しく低下しており、そのため引出し成形部品の様々な市場への浸
透が制限されることが長く認識されていた。
【0010】 また従来のマットは、引出し成形法の効率及び経済性の妨げとなる多数の深刻
な問題も有する。
【0011】 第1に、マットは比較的高価であり、マットがある幅に切断される場合の廃棄
物が存在する。
【0012】 第2に、要求される複雑な形状にマットを成形することが困難である。厚く強
靭なマットは入手可能であるが、ダイに送る前のこれらのマットの湾曲や造形は
より困難である。軽量のマットは造形がより容易であるが、横断方向強度が不足
しており、ダイ入口における引裂けがより発生しやすい。
【0013】 したがってマットの選択は、引出し成形部品の造形のための湾曲の必要性と必
要な強度の間の妥協点となる。
【0014】 より最近では、ロービングと協働するループを形成するためにマットの面に対
して直角の方向に針が通されており、さらに必要な引張強さを得るために厚さ方
向でより強い付着強さを有するマット構造も形成しているマットが入手できるよ
うになってきた。このマットは伸展する傾向があり非常に高価であるので、引出
し成形工程の経済性の妨げとなる。
【0015】 入手可能な補強マット補強マットは、繊維の強度を最大にするために、切断し
た短繊維ではなく連続した繊維が使用されている。しかしながら、ニードリング
によってマットの面からひずむので引っ張られたガラス繊維の少なくとも一部が
破壊されやすく、そのため破壊された繊維の強度が低下する。
【0016】 米国特許第4,058,581号(Park)には、単に不連続な繊維を樹脂
浴に加え、長手方向の繊維が樹脂を通過するときに不連続な繊維を引き上げるこ
とができるようにすることによって、不連続な繊維を長手方向に連続した繊維に
取付ける試みについて開示されている。これによって部材壁面に横断方向の繊維
の層が形成されるとはこの発明者は主張しておらず、こうして取付けられた繊維
はダイに通して直線的に長手方向に単純に引き抜かれるものと考えられる。
【0017】 米国特許第5,324,377号(Davies、本発明の発明者の一人)に
は、ダイを通過する時に部材とともに繊維が移動するように部材の外部から入り
こむように繊維を押し出すことによって、部材の長さ方向を横断する方向に繊維
を加える技術が開示されている。残念ながらこの改良されたマットは要求を十分
に満たしていないため、この技術はあまり成功につながっていない。
【0018】 長手方向の繊維と共に補強マットをダイに通過させるためには、ダイから引き
抜く時に引裂けないようにするのに十分な長手方向強度をマットが有することが
必要である。さらにマットの一方の側端が他方の側端より先にねじれたりひずん
だりしないよう十分な剪断強さをマットが有する必要がある。このようなねじれ
やゆがみが発生すると部材内でマットがゆがみ始め、ゆがみがあるレベルを超え
ると最終的にマットは破壊されるので、この工程を中止して再始動させる必要が
でてくる。
【0019】 したがって本明細書で使用される用語「剪断強さ」は、マットの面内である方
向にマットのねじれやゆがみが発生してマットの一端がマットの他端よりも先に
移動することに対する抵抗性と関連がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
重要な目的の1つは、改良された引出し成形製品を提供することであり、特に
、マットが重量特性に対して高強度を有し、複雑で多様な形状の引出し成形部品
に利用するため可撓性であり、製造が経済的であり、著しい変更なしに標準的な
引出し成形工程を使用可能である樹脂引出し成形組成物用補強マットの改良され
た作製方法を提供することである。
【0021】 本発明の目的の1つは、特定のマット厚さ及び樹脂材料内容物において横断方
向強度が増大する改良されたマット構造体を作製することによって、引出し成形
技術の改良方法を提供することである。
【0022】 本発明のさらなる目的は、連続的でほぼ長手方向に配列した引出し繊維で構成
される引出し層をマットが有し、これによって引き抜き方向に対してマットが長
手方向に補強される、細長い引出し成形部品の作製に使用される樹脂組成物の補
強材として使用されるマットの作製方法を提供することである。マットの長手方
向の引張方向を基準にして斜め方向のマット繊維(アングラマット繊維)の補強
層を設けることで、マットに剛性が付与される。引出し層及び補強層と関連させ
て繊維状詰物(中入れ綿など)を導入することで、詰物の繊維の少なくとも一部
がマット層の厚さ全体に延在して層の繊維と相互連結してマットの完全性、特に
横断方向の完全性が増大する。部材の引出し成形及び加熱中にマットの層全体に
拡散するのに十分な流動性となる合成樹脂結合剤を使用して、結合剤の冷却時に
層内で相互連結を形成させる。
【0023】 また本発明の目的の1つは、繊維状詰物層を含むマット層の積層ではハイドロ
エンタングル装置からのウォータージェット、あるいは層状マット内に向かう一
連の有刺針によって行われる引出し成形樹脂の補強に使用されるマットの作製方
法を提供することであり、どちらの方法も詰物層の繊維の方向を変化させて、
マット層の厚さ全体に延在する繊維をからませて層の繊維と相互連絡させる働き
をし、これによって部材の引出し成形中のマットの完全性を増大させる。
【0024】 好ましくは、長手方向に延在する繊維、ならびにマットの横断方向及び斜め方
向の繊維はガラス繊維である。しかしながら、詰物から延在してからみあう繊維
はガラス繊維よりも剛軟度が低いことが望ましい。このため詰物は、切断した短
繊維の合成樹脂材料、例えばポリエステルが好ましい。したがってこれらの繊維
は、引出し成形製品の仕上表面からガラスを離すために従来使用されるベールを
形成するためにも使用可能である。
【0025】 本発明の別の目的は、一般的に利用可能であり繊維産業で長く使用されている
ステッチ利用装置によって長手方向及び横断方向の層を相互連絡させることによ
る、部材の引出し成形に使用される樹脂組成物の補強のためのマットの作製方法
を提供することである。
【0026】 本発明の目的の1つは、マット層の厚さ全体に延在する一連の穴をマット層に
形成し、これらの穴に接合樹脂を入り込ませることで樹脂の硬化時に樹脂の接合
効果を増大させることによる、部材の引出し成形に使用される樹脂組成物の補強
のためのマットの作製方法を提供することである。
【0027】 また本発明の目的の1つは、特定の引出し成形部品に適合させるために任意の
所望の幅に容易に切断可能な単一体として引出し成形樹脂用の補強マットを作製
することによる、部材の引出し成形に使用される樹脂組成物の補強のためのマッ
トの作製方法を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
伸長した引出し成形技術の形成に使用される樹脂組成物の補強に使用されるマ
ットの作製方法によると、好ましい方法では、マットの長手方向に延在する繊維
を有する層が形成されるようにするために、支持表面上に並列して長いマット層
が配置される。長いマットの繊維を基準にして約90°の角度でマットの横断方
向に繊維が延在するような方向で、より短い繊維を有するマット層が細長いマッ
ト層と関連している。長い繊維の長手方向長さを基準にして約±45°の角度で
延在する斜め方向の繊維を有するマット本体にもマット層が組み込まれる。した
がって、長い繊維の長手方向長さを基準にして約45°の斜めの角度で一部の繊
維が配置されるように斜め方向繊維層の繊維が配置される。斜め方向繊維層の他
の繊維は、上記斜め方向繊維層の繊維の角度とは逆の方向で、長い繊維の長手方
向長さを基準にしてある角度で配置される。半分がマットの片方の側からもう一
方の側まで対角線状に延在し、残りの半分がマットのもう一方の側に対角線状に
延在する斜め方向の繊維を使用することによって、マットの両側に沿って剪断剛
性が得られる。
【0029】 望ましくは、比較的薄いポリエステル詰物層が長手方向に延在する繊維と関連
させ、これらは長手方向に延在する繊維及び斜め方向の繊維に対して90°の関
係となる。ハイドロエンタングル装置、又は一連の比較的密集した有刺穿孔針を
使用することによって、詰物層の繊維の少なくとも一部が他の層内に送り込まれ
て貫通し、それによって種々の層の繊維と相互連絡して、最終の完成形態のマッ
トの層の完全性が増大する。
【0030】 前述のように合成樹脂結合剤を補強繊維層に加えることができ、この結合剤は
引出し成形ダイで達成される温度で流動性となることができ、そのため結合剤の
冷却及び固化によって繊維を互いに接合させる程度の量の繊維全体に樹脂が拡散
する。あるいは、引出し成形ダイ内部の温度で、添加された樹脂結合剤を補充す
るものとしてかあるいは樹脂結合剤の代わりとして結合剤被覆自体がマットの厚
さ全体に広がるのに十分な低粘度に変化することができる合成系、粉末系、溶剤
系、熱的、又は水系の熱可塑性結合剤被覆を繊維の一部又は全部に形成させるこ
とができる。
【0031】 マットの引出し方向を基準にして実質的に90°の角度でマットの横断方向に
延在する補強繊維を使用することによって、他の方向に力がほとんど又は全く浪
費されることなくこのような繊維の補強効果が向上する。90°の角度を向いた
横断方向の繊維が好ましいが、60°〜90°の範囲内の他の角度でも、特に互
いに反対の角度方向を相殺するような配置で繊維が使用される場合に、十分なゆ
がみ防止特性に適応させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
添付の図面と関連させて本発明を説明する。 窓サッシレールの形態の引出し成形部品10を含むことができる代表的な窓割
り製品を図1に示す。この図から分かるように、窓割り製品の部材10の断面形
状は、かなり複雑な形状を有し、この形状は有効な補強材料による引出し成形樹
脂の補強が行えないため従来は均一で費用効果のある基盤で製造することが困難
であった。図示される部材10は、均一な間隔の外壁構造14と内壁構造16を
有する中空で密閉された引出し成形体12を含む。図2に概略的に示されるよう
に、壁構造14及び16のそれぞれは、長手方向に延在するガラス補強ロービン
グ22を内部に有する中央樹脂体の対向する両側面に補強マット18を含む。一
般にマットは、図1に例示されるように複雑な形状の内面及び外面に適用される
。部材の内面及び外面に適用されたマットによって、引出し成形体にスキンが形
成される。このスキンによって積層体外部に対して横断方向にガラスロービング
が向き、それによって引出し成形体壁の横断方向強度を上昇させる。長手方向に
延在するロービングは、引出し成形部品の長手方向強度及び弾性率を上昇させる
【0033】 ほとんどの場合、繊維集合体をダイ乃至ダイスに通過させることができるよう
にするためマット層を対称形にする必要がある。その形状の一例が図1に示され
るが、形状は必要性に応じて異なり、図示される形状は単に多様な最終用途に適
した形状の代表を意図したものであることは理解できるであろう。ほとんどの場
合、棒などの単純な形状ではマットの横断方向の強度は必要ないが、窓割りの形
材に使用される形状などのより複雑な形状では通常内側及び外側にマットが使用
される。樹脂構成体20の比較的薄い層24は各補強マット18の外面を覆う。
【0034】 図4、5、及び6では、マット18の好ましい実施態様18aがそれぞれ平面
図及び断面図で概略的に示されている。マット18aは、ガラス繊維の一連の層
26を含み、この層は、0°方向と呼ぶことができるマット18の引き抜き方向
の長手方向に延在する比較的細い多数のガラス繊維で構成される引出し層30を
画定し、分離し横断方向に配置する細長いロービング28として概略的に示され
ている。これらのロービングは、マットの長手方向長さを基準にして0°±20
°の範囲内であるべきである。
【0035】 補強層34を画定する第2の組の間隔をあけたガラス繊維のロービング32は
、ロービング28が形成する引出し層30の長手方向軸を基準にしてマット18
aの横断方向に約90°の角度ですべてが延在している。これらの繊維は、マッ
ト18aの幅にわたって連続的に延在するロービングで形成されており、切断さ
れた短繊維ではない。したがって、補強層34の繊維は、マット18aの幅にわ
たって実質的に全体的に直接重なっており、隣り合って重なるロービングによっ
て画定される。横断するロービング28の繊維の方向が90°の場合に引出し成
形部品10の横断方向強度/弾性率が最大化され、したがってマット18aの横
断方向に設けられる必要がある繊維量が減少する。ロービング32は実質的に直
接隣り合わせで配置することが望ましく、実質的に分断されることなく繊維のブ
ランケットが形成されるようにわずかに間隔があいた配置となっている。好まし
い90°の方向のロービング32の代わりに、マット面上で約60°から最大9
0°の範囲内の他の角度でロービングが配置されてもよい。
【0036】 望ましくは、図5及び6の概略図より明らかなように、個々のロービング32
の断面寸法は、それぞれの細長いロービング28の断面寸法よりも実質的に大き
い。ロービング32を形成する横断方向補強繊維は、マット18a中の全繊維含
有量の約50%〜約90%の範囲の量を占める。
【0037】 斜め方向のロービング層36は、層30の外部に配置され、補強層30のロー
ビング28を基準にして45°の角度で配置する複数の間隔をあけたガラス繊維
ロービング38を含む。この場合もロービング38は、ガラスロービング32の
横断面厚さと比較すると断面厚さが実質的に小さい。
【0038】 一連の間隔をあけたガラス繊維ロービング42で構成されるもう1つの斜め方
向ロービング層40は、層30から離れた側の横断層34の側面に配置する。ガ
ラス繊維ロービング42は、ロービング42を基準にして45°の角度であるこ
とが望ましいが、この例ではロービング38と反対側の方向を向いている。した
がって、層30のロービング28の長手方向軸を基準にして、ロービング38の
角度を+45°として、ロービング42を−45°とすることができる。
【0039】 層34のロービング32を基準にして互いに反対側の方向に45°の角度で延
在する層36のロービング38と層42のロービング40は、対向する端部43
及び45の間でマット18の幅にわたって対称に延在し、マット18aに好まし
い剪断強さを付与する。この増大した剪断強さによって、層36のロービング3
8と層42のロービング40が、マットの端部43及び45に対して対向する方
向に実質的に同等に力が伝達される。このように+45°及び45°で斜め方向
で反対方向に向かう繊維を使用することによって、端部43又は45の一方が他
方の端部より先に移動する傾向が少なくなり、部材10の引出し成形中に順応で
きないねじれ又はゆがみの動きが発生しにくくなる。この場合も、斜め方向すな
わち筋交いのロービング38及び42は、マットの幅全体にわたって連続的でま
っすぐであるため、それぞれの斜め方向での力の伝達が最大化される。あるいは
ロービングは、約30°〜約90°の範囲内の互いに反対側の方向でマットの横
断方向に配置してもよい。
【0040】 層30及び34によって、0°及び45°の方向におけるマット18の寸法安
定性が得られ、そのためマット18をある形状に予備成形することができ、さら
に引出し成形中の一貫した加工のために十分なトラッキング統一性及びネッキン
グ抵抗性が得られる。ポリエステル絡み合い詰物層44は、斜め方向ロービング
層36の外面と隣接する配置で示されているが、希望するのであれば詰物層44
は斜め方向ロービング層40の外面と隣接するように配置されてもよい。詰物層
44は、詰物内部で不規則な方向を向いた一連の比較的短い繊維46を有し、そ
れらの少なくとも一部は、詰物の3つすべての方向の寸法全体でもつれ合うかあ
るいは絡み合っている。図6によって最も明らかに示され、本明細書で後により
詳細に説明するが、例えば図6に概略的に示されるように、ある割合の繊維46
は、詰物44の面から外れており、それぞれ層36、30、34、及び40を通
り抜け、層36のガラスロービング38、層30のロービング28、層34のロ
ービング32、及び層40のロービング42のガラス繊維と絡み合い相互連絡す
る絡み合い繊維48として延在する。
【0041】 マット18aの厚さの実質的に全体に広がる絡み合い繊維48は、マットの層
状構造を一体化し、さらに引出し成形ダイスから補強マットが引き抜かれるとき
に層が互いに分離したり移動したりするのを防止する機能を果たし、これによっ
て、引出し成形工程中に一時的に要求される長手方向、横断方向、及び斜め方向
の強度及びねじれ抵抗性が得られる。
【0042】 補強マット18aは、ガラスロービング32の横断方向への配列から始まり、
補強層34の形成、ロービングを配列による斜め方向ロービング層36と斜め方
向ロービング層40の形成、層状複合体の少なくとも1つの面に隣接する絡み合
い詰物層44の配置(これは絡み合った後で引出し成形工程段階中にマット18
aを互いに保持する機能を果たす)、繊維の圧密、結合剤の添加、及びマット1
8aを貫通する穴の配列及び寸法調節の複数の工程段階によって作製される。
【0043】 ガラス繊維束で構成される補強層34のロービング32は、一般に2〜32コ
ース/インチで横断方向(部材10の引出し方向に対して90°)にまとめられ
てウェブ(広幅物)が形成される。ロービング32よりも小さく、引出し層30
を含むガラスロービング28の束は、引出し方向に対して0°で横断方向補強層
34の少なくとも最上部に配置され、さらに任意に最低部にも配置される。図5
及び6に概略的に示されるように、より小さい補強繊維束のガラス繊維38及び
42は、引出し層30及び補強層34に対向する面上に+45°及び45°の方
向で配置される。
【0044】 これらのすべてのガラス繊維層(90°、0°、±45°)は、繊維産業で使
用される従来の多頭式ステッチミシンを使用してポリエステル糸で縫い合わせる
か、あるいは樹脂で熱可塑的に固化させることによって組み合わせて1つのウェ
ブにすることが好ましい。後者の場合、樹脂は、ロービングのガラス繊維の一部
又は全部を覆う熱可塑性樹脂被覆として供給することができるし、あるいはその
ような被覆で補うこともできる。
【0045】 詰物44は、従来の送風機によって配置されるポリエステル短繊維の比較的薄
いウェブが好ましい。これらのポリエステル短繊維は混合やけばだてが行われ、
複数の短繊維ウェブを積重ねることで所定の厚さが実現される。ウェブの形態の
ポリエステル詰物は、斜め方向層36の上に配置されるか、あるいは別の方法と
して斜め方向層45上に配置されるか、あるいはさらに別の方法として層36及
び40の両方の上に配置される。
【0046】 ポリエステル詰物ウェブ44の不規則な方向に配列した繊維をぬらしてガラス
ウェブ層36、40、34、及び30の方向に向かわせ、さらに一部のポリエス
テル繊維がマット18a全体に延在する位置まで向かわせる複数のウォータージ
ェット群によって、詰物層44は斜め方向層36及び40、引出し層30、なら
びに横断方向補強層34とハイドロエンタングル処理される。例えば図6、12
、及び14に示されるように、ハイドロエンタングル処理された繊維はガラス繊
維束間の固定具、及びガラス繊維束内の固定具として作用し、これによってある
程度可撓性であり連続したマット製品が得られる。このマット製品は嵩高性を減
少させるためにカレンダーにかけられ、透過性を増大させるためにニードリング
にかけられ、剛性を増大させ乾燥時マット剛性を増大させるためにPVA又は同
様の結合剤材料によるパディングが行われる。カレンダーがけ、ニードリング、
及びパディング工程は、引出し成形工程、及び窓下枠などの引出し成形窓割り製
品の機械的性質を最適化するために、マットに必要な所望の、透過性、剛性、及
び厚さに依存して、並べ替えたり、複数回処理したり、あるいは後に詳細に説明
するように樹脂でガラス層を熱的に接合する場合には省略することができる。
【0047】 ロービング32の90°ガラス繊維用のガラス繊維は、補強材−マトリックス
の界面強さを増大させるためにオルガノシランサイジング組成物で処理した90
0イールドのE−ガラスロービングが好ましい。±45°方向のガラス繊維38
及び42、ならびに0°方向ガラス繊維32は、Engineered Yar
ns Incorporated(Fall River,MA)より供給され
熱可塑性樹脂被覆が推奨されるG150(15000ヤード/ポンド)である。
ポリエステル材料で構成される詰物ウェブ44は、60%のWelman 1.
5デニール×1.5インチポリエステル短繊維と40%のKosa 1.5デニ
ール×長さ1.5インチの捲縮化ベール化二成分繊維の混合物からなることが好
ましい。Kosa繊維は詰物ウェブ44に熱融合成分を与え、一方Welman
繊維はポリエステル詰物の一貫性を向上させ熱融合時のウェブの収縮を減少させ
る。
【0048】 混合物を混合した後で、開綿機によって繊維をフィラメント化する。次にガラ
ス繊維基材上にRand法によって空気で積層してウェブにする。ウェブをガラ
ス繊維基材にハイドロエタングル処理して、乾燥させ、圧縮し嵩高性を減少させ
るためにカレンダーにかけ、透過性を増大させるためにニードリングにかけ、次
に取り扱い特性を向上させるためにPVAコーティング剤をマットに適用するパ
ディングによる化学処理を行う。
【0049】 詰物44の好ましい材料は、繊維の両端がマットの幅全体まで延在する方向が
不規則であり切断されたポリエステル短繊維などのポリマーである。ポリエステ
ルマットは厚さが小さく端部が切断されているので、ハイドロエンタングル処理
のジェットが繊維を捕捉し、繊維の一部がマット面を通り抜けてガラス繊維層を
通り下の板まで通過するようにすることができ、これによって詰物マットの繊維
の一部を下にあるガラスロービング層と絡ませることができる。詰物マットのポ
リエステル繊維は、ウォータージェットによって繊維の端部で捕捉される場合も
あるし、繊維の中間位置で捕捉される場合もある。詰物44を形成する繊維は、
ハイドロエンタングル処理や有刺針などの機械的構造によって繊維が下方に移動
可能となるように、繊維の剛軟度が比較的低いという特性を有するべきである。
要求される可撓性条件に適合する小さなデニール数のガラス繊維も、マット18
aのハイドロエンタングル層44の詰物材料として使用することができる。
【0050】 補強マット18aの製造中のマットの速度は約15〜25フィート/分が望ま
しい。好ましいマット幅は20インチであるが、より大きな装置を試用してより
広い幅のマットを製造することもできる。マット18aを作製するためには、包
装されたスプールで供給されるガラスロービングをクリールに取付け、1組の平
行ベルト上に供給する。ロービング32のガラス繊維は、エンドレスベルトの各
端部に沿った針に巻取られ、ガラス繊維が所望の方向に配列する。長手方向ロー
ビング32の繊維、ならびに斜め方向層36及び40のロービングを構成する繊
維は、引出し成形工程のダイス中で到達する温度で軟化し流動するアミド、ポリ
エステル、又は同様の反応性樹脂を含む熱可塑性合成樹脂であらかじめコーティ
ングされていることが好ましい。引出し成形ダイスを通過するときに、ダイス内
部で到達する温度は樹脂が溶融して樹脂を流動させるのに十分であり、そのため
、マット18aのすべてのガラス層のガラス繊維が互いに融合し、巻取り可能な
ガラスプレマットが形成される。90°11コース/インチのロービング36、
補強層34を形成する繊維、約8コース/インチの45°斜め方向繊維、及び約
8コース/インチの0°繊維を使用してマット18aのプレマット集合体が形成
される場合に好ましい結果が得られた。
【0051】 一方、不織詰物ウェブ44はポリエステル短繊維を混合することで作製される
。この短繊維はSigma Fiber Controls不織開綿機で混合さ
れ繊維がほぐされる。次にポリエステル繊維はRandoウェブ形成装置に送ら
れ、密度が約32g/mに到達する。Rando供給速度及びドッフィング速
度はそれぞれ約2.5及び1.0に設定される。次に、ポリエステル不織ウェブ
44は前述のガラスプレマットと組み合わされる。
【0052】 ポリエステルウェブを適用したガラスプレマットは、図8に概略的に示される
ようなハイドロエンタングル装置66の微細メッシュベルト上に供給され、ここ
でジェット反射が補われ、マット18aの絡み合いが促進される。好適なハイド
ロエンタングル装置は、ICBT Perfojet(Mont Bonnet
,フランス)より市販されている。一般に、ハイドロエンタングル装置66は、
供給源70からの水を収容する上部マニホールド構造68を有し、これにはマッ
ト18a上に直接ウォータージェット74を向ける複数の開口部又はノズル72
が設けられている。ノズル72から供給されるウォータージェットはパルスであ
ることが好ましく、それによってそれぞれのノズル72からジェット流が送り出
され、マット18aの厚さを通過して微細メッシュベルト76の上面に衝突する
。ベルト76の上面に水流が衝突するために水の分散が起り、それによってプレ
ート76の上面を横断方向に移動するジェット流に運ばれて繊維が広がってマッ
ト18aの絡み合いが促進される。
【0053】 ICBT Perfojetハイドロエンタングル装置は、図8に概略的に示
される種類の水平方向に間隔をあけた3つのマニホールドを備えており、それぞ
れが1列のウォータージェットノズル68を有し、ノズルは約8個/インチの間
隔で配置され、全部で100〜150個のノズル開口部が形成されている。第1
の組のマニホールドは水圧500psig、第2の組は水圧500psig、第
3の組は水圧1200psigでマット18a上に水を噴射する。マニホールド
66からのウォータージェットがマット18aを構成する層材料を通過すると、
マット18aは繊維48と絡み始める。ウェブ形態のマット18aは、マットか
らの水の大部分を吸い込む真空ダクトの下に送られる。次にマット18aはNa
tional Drying(Cary,NC)より入手可能なドラム乾燥機な
どの直径15フィートのドラム乾燥オーブンに通され、ここですべての層を乾燥
させるためにマット18aの層に200°Fの強制空気が通される。
【0054】 上記のハイドロエンタングル装置の代わりに、図6に示すように一連の有刺針
142を保持するヘッド(図示していない)を装備することもできる。この場合
、有刺針がマットに貫入するときに刺142bが詰物マット層44の繊維46に
引っ掛からないようにするため、詰物マット層44は針の先端142aと反対側
になるべきである。しかしながら、有刺針142が引き戻されるときに、刺14
2は比較的短い繊維46の一部に引っ掛かり、このような繊維のすべて又は少な
くとも一部がガラスロービング層内まで引き上げられて、ガラス繊維とポリエス
テル詰物繊維46が絡み合う。
【0055】 次にマット18aを、120℃及び最小間隙0.007インチに設定されたB
.F.Perkinsカレンダーの直径12インチ平滑ロールに通してカレンダ
ーがけを行うことで、マット厚さを減少させ、ポリエステル材料がガラスプレマ
ット内で融合させる。カレンダーがけされたマット18aは巻取られ、周囲温度
まで冷却される。
【0056】 細長いマット18aは続いて巻き戻され、奥行き6列の間隔で#16の針を使
用するニードルボードを備えたDiloニードリング装置に供給される。Dil
oニードリング装置は刺のない針が使用され、10×10個/インチの穴密度が
実現される。穿孔深さは14mmであり、テイクオフギアは7に設定され、ベー
スギアは1.75に設定され、それによって1m/分の進行速度でストローク速
度は300回分となる。ニードリング中は、Diloニードルボックス領域内に
配置される電気ヒートガンが使用されニードルボードの長さ方向全体に空気が送
られることで針が160°Fに加熱される。
【0057】 次に、マットをA.G.Mathisパディング装置に供給して、Frank
lin Duracet 600PVAcを水道水で希釈した2:5溶液を適用
する。マットにこの結合剤が適用され、ニードリング工程に準拠した所与の速度
で30psiに設定されたゴム製乾燥ロールにマットが送られて圧搾される。も
う1つの同じNational Drying(Cary,NC)の直径15フ
ィートドラム乾燥オーブンにマットに送り、これによって200°Fの強制空気
をマットに送ってマットを乾燥させる。
【0058】 次にマットは、引出し成形に望まれる幅に長手方向に切断され、樹脂で飽和さ
せたガラスロービングとともに引出し成形機に供給される。
【0059】 部材の片側又は両側の外部スキン補強材としてのマット18を使用する部材1
0の引出し成形装置が図3に概略的に示される。ローラー構造などを含むことが
できる引出し機構52は、部材の横断方向に配置する引出し成形ダイス54から
作製される部材10を引き抜く動作が可能である。
【0060】 前述したように本発明により作製されたマット18’は、供給ロール116か
ら概略的に示されるローラー118及び120に送られ、樹脂浴122を通過し
て、ローラー124を通り、引出し成形ダイス54まで送られる。ガラスロービ
ングのウェブ126は、供給ロール128からローラー130を通り、樹脂浴1
32を通過して、続いてローラー134、136、及び138を通って、ダイス
54まで送られる。マット18”は、供給ロール140から供給され、ローラー
118及び120を通り、浴122を通過し、ローラー124を通ってダイス5
4まで送られる。従来の引出し成形樹脂配合物を部材10の引出し成形に使用す
ることができ、代表的な配合物としては例えば、ポリエステル樹脂とスチレン樹
脂の混合物とともに、硬化剤、触媒、カルシウム化合物充填剤、安定な表面改質
剤、及びダイ潤滑剤を含むことができる。
【0061】 図3の表示は単に概略的なものであって、マット18’が引出し成形部品のス
キン層となり、ガラスロービング126は部材の中央に配置し、マット18”は
部材の反対側のスキン層となるように、マット18’及び18”、ならびに長手
方向に延在するロービング126が配置していることを示していることを理解さ
れたい。さらに、図3に概略的に示されるようにそれぞれの樹脂浴にロービング
と詰物マットとを通過させる代わりに、当技術分野で公知である従来の樹脂適用
手順を使用してロービング及び詰物に樹脂を適用することもできる。
【0062】 約20%〜約60%の固形分を含有する水性媒体中のPVA、コーンスターチ
、又は当業者には公知であるその他の接着材料などの接着性接合材料を使用して
構造の相互連絡を促進させ、それによって絡み合い繊維を層30、34、36、
及び40の繊維と接合させ、これらの繊維を互いに接合させることができる。一
般に接合剤は2重量%〜20重量%(水なしの乾燥重量)の範囲内の量で存在す
る。しかしながら、接合剤量は従来の不織マットと比べると有意に減少しており
、そのため構造体の剛性は非常に小さくなることで改良され、剪断を制限しなが
ら補強マットを湾曲させて部材を複雑な形状にすることができる。
【0063】 絡み合いに熱可塑性繊維が使用される場合、結合剤を減少させたり、さらには
省略したりすることができ、その代わりに繊維を加熱して一部を互いに熱接合さ
せ、ガラス又は主要繊維とも熱接合させる。図7に示される配列では、絡み合い
繊維の一部は高融点であるので、それらはそのまま残留して絡み合い繊維として
作用し、一部はより低い融点を有するので、それらが接合繊維として作用する。
【0064】 前出のマット18は、著しい長手方向変形を起こすことなく引出し成形ダイス
を通過させるのに十分な長手方向及び剪断方向の構造強度を有する補強材となる
。これは、横断方向に繊維の大きな束が配列して必要な横断方向強度が最終製品
に付与されるためである。したがって、各繊維によって得られる強度を最大化す
る方向に繊維の束が配置されているため、所定の横断方向強度に必要な繊維数は
有意に減少する。
【0065】 特に図7を参照すると、装置78は、マット 18の成分を初期供給部から巻
取り装置82まで運搬するように配置されたコンベヤベルト80を備える。番号
84で全体的に示される複数の供給ユニットを含む供給部から必要な順番でマッ
ト18の成分がベルトに載せられる。
【0066】 斜め方向ロービング供給ヘッド86は、ベルト60の長手方向を基準にしてあ
る角度好ましくは約45°の角度でガラス繊維ロービング42を落下させる機能
を果たす。斜め方向のガラスロービングが得られるベルト60の速度との時間関
係で、ヘッド86はベルト60を前後に移動する。ガラス繊維ロービング供給ヘ
ッド88は、この場合もベルト60の移動経路に対して90°の角度でロービン
グを供給できるような時間関係でベルト60の動きに合わせながら、ベルト60
の幅にわたって前後に往復運動して、横断方向ガラス繊維ロービング32を落下
させるように操作可能である。供給ヘッド90は、ベルト60の長手方向に沿っ
てガラスロービング28を連続的に落とすことによって、ロービングの0°の層
を形成する。
【0067】 斜め方向ロービング供給ヘッド92は、ロービング42の角度とは反対側の4
5°の角度で前に適用されたロービング上にガラス繊維ロービング38を配置す
る。したがって、ベルト60に載せられたロービングの長手方向長さ、すなわち
ロービング28に対して、ロービング38は+45°であるとして特徴づけるこ
とができ、ロービング42は−45°であるとして特徴づけることができる。
【0068】 こうして形成されたマット構造は、先にベルト60に載せられた材料の温度を
上昇させ働きをする1組の加熱ロール98を通過し、そのため、前述のように表
面にポリマー被覆を有するガラスロービングが使用される場合は、ポリマーは装
置78の操作温度においてマット層を透過し流動するのに十分な粘度まで粘度が
低下し、最終製品中で固化することによってマット層の互いの接合を促進する。
ロール98はマットのカレンダーがけの機能も果たし、そのためマットは圧縮さ
れわずかに厚さが減少する。場合によっては、加熱は行われずに単にカランダー
がけ機能だけを使用することもできる。
【0069】 こうして形成されたガラス繊維プレマットが接合作用によって固化すると、空
気式適用装置100は、ある比率の約350°Fの温度に耐える高融点繊維と、
残りの約270°Fで溶融する低融点繊維とを含むことができる供給部からのポ
リエステルなどの好適なポリマーの切断短繊維を収容する。これらの繊維は混合
され、あらかじめ形成されたマットの上面に空気式適用装置によって適用される
。短繊維の空気による適用に関する装置の詳細、構造、操作は該当する技術分野
の当業者には公知である。
【0070】 短繊維がマット上に配置された後で、順序通りに配列した構造体は、図8に示
され前述したウォータージェットハイドロエンタングル装置66に送られる。ベ
ルト60はエンタングル装置の後で終了し、順序通りに配列し組み合わせられた
マットはドラム乾燥機102に載せられ、マット構造体がドラム乾燥機の周囲を
通過するにつれて前にウォータージェットエンタングル装置で適用された水が除
去される。
【0071】 乾燥機102の下流で、再度マットは1組の加熱ロール106の間を通過し、
このロールはマットをさらにカレンダーがけし、ポリエステル繊維を溶融させ活
性化させて接合作用も得られるようにする働きをする。加熱ロール106の下流
に配置されるニードリング装置又は穿孔機108は、複数の並列し比較的密集し
て配置する針112(図15)を保持するヘッド110を有する。ヘッド110
は、針115が実質的にマットの方向に向かって穿孔の列が形成されるように往
復運動する。この列は長手方向と横断方向の両方に配置する穿孔を含み、マット
は前方に移動しながら、マットの幅全体にわたる一連の針によってマットを貫通
して穴が開けられ、必要な数の穿孔が形成され、マットの多孔性が増大し、それ
によって樹脂がマットを通過してマットの種々の成分中に浸透して接合が起こる
。穿孔機108を使用して1〜5000個/平方インチの穴をマットに形成する
ことができるが、サイズ#14の針で形成された約80個/平方インチの穴が長
方形格子パターンに配列する場合が好ましい。ニードリング装置108は、約2
0サイクル/秒又は往復/秒の速度で作動する従来設計のものであってよい。穴
は円形でも多角形でもよく、一般にはピンホールと呼ばれる直径のものである。
穴のパターンは不規則、正方形、長方形、最密六角形、又はその他類似の配置で
あってよい。
【0072】 PVA結合剤、あるいは同等の粉末系、溶剤系、熱的、又は水系熱可塑性結合
剤は、ディスペンサー113によってマットに適用される。
【0073】 マットの穿孔及び結合剤の適用の後で、後の引出し成形工程で使用するために
必要な幅の複数のテープ又は帯にスリッター114によって切断される。次に各
帯は好適な方法でまとめられ、例えばロール上に巻取り、そのロールを後述する
引出し成形工程の供給区域に移動させることができる。
【0074】 マット作製は引出し成形工程のライン上で行うこともでき、それによって巻取
り及び供給工程を回避することができるが、一般的には複数の工程ラインで速度
が異なるためにあまり実用的ではない。
【0075】 図13及び14に示されるように、供給ヘッド86及び92が斜め方向のガラ
スロービング42及び38を配置する横断方向速度は、ベルト60上のマットの
幅を横断するガラスロービングの角度がマットの長手方向長さを基準にして好ま
しい角度の±45°から、約±20°〜約70°の範囲内、望ましくは約±30
°〜60の範囲内を変動するようにベルト60の速度を基準にして調整すること
ができる。
【0076】 図13及び14に示されるように、斜め方向のガラスロービング38及び42
がマットの長手方向長さに対して70°の角度で配置される場合は、引出し成形
ダイス52を通過するときの補強マット18bのカント又は変形を防止するのに
十分な引出し方向の寸法安定性が斜め方向のロービングによって得られるので、
多くの場合長手方向ロービング28を省略することができる。
【0077】 本発明のさらに別の実施態様では、斜め方向のガラスロービング38及び42
は、最終引出し成形部品中の繊維の強度が主に又は全体的に横断方向で得られる
ように増量した横断方向ガラスロービング32で形成される補強層34で置き換
えることができる。
【0078】 図9〜11に示されるような、詰物層を加える前のプレマットの別の実施態様
では、長手方向に延在する2つのガラス繊維ロービング層144及び146が、
中央に配置される実質的により大きな横断方向層148のガラス繊維ロービング
と隣接して配置される。隣接する2つの斜め方向のガラス繊維ロービング層15
0及び152は、横断方向層148と隣接する長手方向層144の面上に配置さ
れる。ガラス繊維ロービング層150及び152は、マットの長手方向長さに対
して互いに反対方向の約45°の斜め方向を向いていることが好ましい。
【0079】 図12は、この場合、詰物マット層154が斜め方向のガラス繊維ロービング
層150の上部に配置していることを除けば図11の実施態様と同様の別の実施
態様を示している。この図では、詰物マット層の比較的短い繊維が、ガラス繊維
層144〜152と絡み合っていることが概略的に示されている。
【0080】 実施例1−熱的接合 樹脂マトリックス中のマットは、サッシのかまち又はサッシレールなどの引出
し成形部品、あるいは引出し成形されたフレームヘッド、下枠、又はたて枠、あ
るいは窓割り産業以外の製品の外面又は内面の横断方向強度を高める。引出し成
形形材の断面は、断面厚さの中央部分に長手方向及び/又はその他の方向のロー
ビングを有する熱硬化性樹脂のマトリックスと、外面上のマット(中空経済の場
合には内面)とで構成される。積層体のマット部分の厚さは約0.010インチ
であり、長手方向ロービング領域の厚さは約0.030インチであり、反対側の
マットの厚さも約0.010インチである。長手方向ロービング繊維は0°方向
を向いている。これらの長手方向繊維は大部分が675イールド(ヤード/ポン
ド)ガラス繊維ロービングである。
【0081】 長手方向(例えば連続している方向)をマットの面の0−0°方向と称する場
合、補強マット構造体は、 実質的に横断方向、すなわちマットの面内で90°方向に10コース/インチ
に設定された複数の1800イールド繊維のガラス繊維ロービングの第1層; マットの面内で±45°の方向で4本/インチの間隔で配置され、アミド、ポ
リエステル、又は反応性の被覆が施され、横断方向ガラス繊維と熱的接合した複
数のガラス繊維束の第2層; マットの面内で0°の方向で4本/インチの間隔で配置され、アミド、ポリエ
ステル、又は反応性の被覆が施され、横断方向ガラス繊維と熱的接合した複数の
ガラス繊維束の第3層; 繊維の少なくとも一部が第3層、第2層、及び/又は第1層の厚さ方向を通過
して延在して層間を連結し、絡み合う前の重量が32g/mである複数のポリ
エステル繊維の第4層;を含み、 厚さ方向を貫通するふるい穴のような穴を主に横断方向1800イールドロー
ビング間に有し、穴は数が80個/平方インチであり長方形格子パターンで配置
し; 複数の層及び/又は所与の層内の間隙を接着するためのPVA系結合剤を有し
; マット全体の厚さ(厚さ測定中にわずかに圧縮された)が約0.010インチ
であり; マットの面内で0°の方向で4本/インチの間隔で配置し、アミド、ポリエス
テル、又は反応性の被覆が施され、横断方向ガラス繊維と熱的接合した複数のガ
ラス繊維束の第3層としての交互に配置した0°繊維を有する裏面を含むもので
あった。
【0082】 実施例2−ポリエステルステッチ 樹脂マトリックス中のマットは、引出し成形されたサッシのかまち又はレール
、あるいは引出し成形されたフレームヘッド、下枠、又はたて枠の外面又は内面
の横断方向強度を高める。引出し成形形材の断面は、断面厚さの中央部分に長手
方向及び/又はその他の方向のロービングを有する熱硬化性樹脂のマトリックス
と、外面上のマット(中空経済の場合には内面)とで構成される。積層体のマッ
ト部分の厚さは約0.010インチであり、長手方向ロービング領域の厚さは約
0.030インチであり、反対側のマットの厚さも約0.010インチである。
長手方向ロービング繊維は0°方向を向いている。これらの長手方向繊維は大部
分が675イールド(ヤード/ポンド)ガラス繊維ロービングである。長手方向
(例えば連続している方向)をマットの面の0°方向と称する場合、補強マット
構造体は: 実質的に横断方向、すなわちマットの面内で90°方向に10コース/インチ
に設定された複数の1800イールド繊維のガラス繊維ロービングの第1層; 横断方向ガラス繊維と縫い合わされた、マットの面内の+45°の方向で6本
/インチの間隔で配置する複数の6デニールポリエステル糸の第2層; 横断方向ガラス繊維と縫い合わされた、マットの面内の0°の方向で6本/イ
ンチの間隔で配置する複数の6デニールポリエステル糸の第3層; 繊維の少なくとも一部が第3層、第2層、及び/又は第1層の厚さ方向を通過
して延在して層間を連結し、絡み合う前の重量が32g/mである複数の6デ
ニール繊維の第4層;を含み、 厚さ方向を貫通するふるい穴のような穴を主に横断方向1800イールドロー
ビング間に有し、穴は数が80個/平方インチであり長方形格子パターンで配置
し; 複数の層及び/又は所与の層内の間隙を接着するためのPVA系結合剤を有し
; マット全体の厚さ(厚さ測定中にわずかに圧縮された)が約0.010インチ
であり; 横断方向ガラス繊維と縫い合わされた、マットの面内の0°の方向で6本/イ
ンチの間隔で配置する6デニールポリエステル糸の第3層としての交互に配置し
た0°繊維を有する裏面を含むものであった。
【0083】 実施例3−ガラス繊維ステッチ 樹脂マトリックス中のマットは、引出し成形されたサッシのかまち又はレール
、あるいは引出し成形されたフレームヘッド、下枠、又はたて枠の外面又は内面
の横断方向強度を高める。引出し成形形材の断面は、断面厚さの中央部分に長手
方向及び/又はその他の方向のロービングを有する熱硬化性樹脂のマトリックス
と、外面上のマット(中空経済の場合には内面)とで構成される。積層体のマッ
ト部分の厚さは約0.010インチであり、長手方向ロービング領域の厚さは約
0.030インチであり、反対側のマットの厚さも約0.010インチである。
長手方向ロービング繊維は0°方向を向いている。これらの長手方向繊維は大部
分が675イールド(ヤード/ポンド)ガラス繊維ロービングである。
【0084】 長手方向(例えば連続している方向)をマットの面の0°方向と称する場合、
補強マット構造体は: 実質的に横断方向、すなわちマットの面内で90°方向に10コース/インチ
に設定された複数の1800イールド繊維のガラス繊維ロービングの第1層; 横断方向ガラス繊維と縫い合わされた、マットの面内の+45°の方向で4本
/インチの間隔で配置する複数のガラス繊維束の第2層; 横断方向ガラス繊維と縫い合わされた、マットの面内の0°の方向で4本/イ
ンチの間隔で配置する複数の6デニールポリエステル糸の第3層; 繊維の少なくとも一部が第3層、第2層、及び/又は第1層の厚さ方向を通過
して延在して層間を連結し、絡み合う前の重量が32g/mである複数のポリ
エステル繊維の第4層;を含み、 厚さ方向を貫通するふるい穴のような穴を主に横断方向1800イールドロー
ビング間に有し、穴は数が80個/平方インチであり長方形格子パターンで配置
し; 複数の層及び/又は所与の層内の間隙を接着するためのPVA系結合剤を有し
; マット全体の厚さ(厚さ測定中にわずかに圧縮された)が約0.010インチ
であり; 横断方向ガラス繊維と縫い合わされた、マットの面内の0°の方向で4本/イ
ンチの間隔で配置するガラス繊維束の第3層としての交互に配置した0°繊維を
有する裏面を含むものであった。
【0085】 本明細書でこれまでに述べたように本発明の種々の変形が作成可能であり、本
発明の意図及び請求項の範囲内にあり本発明の意図及び範囲を逸脱しない本発明
の多数の明らかで広範で多様な実施態様も作成可能であるので、添付の明細書に
含まれるすべての内容は例としての説明を意図しており、限定を意味するもので
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 代表的な完成引出し成形窓割り部材の概略断面図であり、図1Aは、図1の円
形の囲みに概略が示される窓割り要素の一部の拡大部分詳細図である。
【図2】 図1及び1Aに示される窓割り要素の一部のさらに拡大された部分的で実質的
に概略的な詳細図である。
【図3】 本発明の実施に使用される引出し成形工程及び装置の概略的フローダイヤグラ
ムである。
【図4】 本発明により作製されたマットの好ましい実施態様の非常に拡大された概略部
分平面図であり、図1に示される種類の製品の引出し成形に使用される樹脂組成
物の補強に有用である。
【図5】 図4の線5−5に実質的に沿った部分断面図である。
【図6】 図4の線6−6に実質的に沿った部分断面図である。
【図7】 本発明によるマットの作製のための装置の概略図である。
【図8】 ウォータージェットで示され、図7に示される装置の一部を形成しているハイ
ドロエンタングル装置の拡大概略図である。
【図9】 本発明により作製されたマットの別の実施態様の非常に拡大された部分平面図
であり、図1に示される種類の製品の引出し成形に使用される樹脂組成物の補強
に有用である。
【図10】 図9の線10−10に沿った部分断面図である。
【図11】 図9の線11−11に沿った部分断面図である。
【図12】 本発明による補強マットのさらに別の実施態様の非常に拡大された部分断面図
である。
【図13】 本発明による補強マットの別の実施態様の非常に拡大された部分断面図である
【図15】 マット厚さ全体に一連の穴を形成するための代替法としてのニードリング装置
の拡大部分概略図である。
【図16】 図7の装置に有用な代表的な針の部分拡大図である。 図面において、同様の参照番号は異なる図面の対応する部分を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04H 3/10 B29K 105:08 // B29K 67:00 B29C 67/14 D 105:08 X (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 フリッツ ピーター ジェイ. アメリカ合衆国 アイオワ州 50219 ペ ラ ケットランド クリング 712 Fターム(参考) 4F100 AG00A AK22G AK41D AK42 AK42B AK42C AK46B AK46C BA02 BA03 BA04 BA10B BA10C BA10D BA22 BA32 CB02 DC11 DG04A DG04B DG04C DG06A DG06B DG06C DG06D DG15A DG15B DG15C DG15D EC092 EC182 EJ082 EJ172 GB07 JA06G JB13B JB13C JK01B JK02A YY00 4F205 AA24 AA41 AB11 AD04 AD16 AG03 AG09 AH47 HA05 HA33 HA35 HB02 HC06 HC12 HC16 HL15 HM02 HT02 HT13 4L047 AA05 AA21 AA23 AB03 BA04 BA12 BA24 BC06 BC10 BC11 BD02 CA02 CA05 CB01 CC10

Claims (71)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引出し成形ダイスを用いて一定横断面の細長い引出し成形さ
    れた部品を形成するのに用いられるべき樹脂組成物用補強材として使用されるマ
    ットを準備する方法にして: 部品の引出し成形の間にマットの引っ張り方向にてマットに長手方向での強度
    をもたらすべく連続し概して長手方向に配置された引っ張り繊維の引っ張り層を
    そなえること; 部品の引出し成形の間にマットに剛性をもたらすべくマットの長手引っ張り方
    向に関して傾いた方向に向けられ且つ引っ張り繊維層と関連した斜め方向マット
    繊維の補強層をそなえること; 少なくとも幾らかの繊維と関連した多少の未硬化の合成樹脂をそなえ、前記樹
    脂はマット層を通して拡散するのに十分な粘性を減らすことができ、且つマット
    と樹脂とが押出しダイスを通して引っ張られるにつれて硬化を受けることができ
    ること; 少なくとも一部がマット層の厚みを通して延在し且つ部品の引出し成形と樹脂
    の硬化の間にマットの完全性を増すために上記層の繊維を相互連結する繊維をそ
    なえること を備えて成る方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一部がマット層の厚みを通して延在し且つマット
    層を相互連結する繊維が絡み合い繊維である、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 上記絡み合い繊維が、引っ張り層の繊維と補強層の斜め方向
    マット繊維のそれよりも小さな曲げ抵抗を有する、請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 上記絡み合い繊維がカットステープル材料でなっている、請
    求項3の方法。
  5. 【請求項5】 引っ張り層の繊維がガラスでなり、絡み合い繊維が合成樹脂
    ポリマーでなる、請求項2の方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも幾らかの絡み合い繊維が、引っ張り層の繊維と補
    強層の斜め方向マット繊維に熱結合する、請求項2の方法。
  7. 【請求項7】 絡み合い繊維が他の絡み合い繊維よりも低い溶融温度を有す
    る少なくとも或る繊維を有し、引出し成形ダイスを引出し成形された部品を引っ
    張る間に補強層の斜め方向マット繊維と引っ張り層繊維に低溶融繊維が結合され
    る、請求項2の方法。
  8. 【請求項8】 前記絡み合い繊維がBステージの熱硬化性又は熱可塑性の繊
    維である、請求項2の方法。
  9. 【請求項9】 前記絡み合い繊維がポリエステルテレフタレートである、請
    求項8の方法。
  10. 【請求項10】 前記絡み合い繊維をそなえるために前記補強層の少なくと
    も幾らかの繊維を逸らせる力(フォース)をマット層に適用することを有する、
    請求項2の方法。
  11. 【請求項11】 前記絡み合い繊維を生じるために補強層の繊維を逸らせる
    ため補強層に対し概して垂直な力を適用することを有する、請求項10の方法。
  12. 【請求項12】 前記絡み合い繊維を生じるために補強層に対し概して垂直
    な方向にウォータージェットを適用することを有する、請求項10の方法。
  13. 【請求項13】 前記絡み合い繊維を生じるために補強層の繊維にハイドロ
    絡み合い体からの水圧乃至油圧の力をかけることを有する、請求項2の方法。
  14. 【請求項14】 前記絡み合い繊維を生じるために約600psiから約1
    200psiの範囲で補強層の繊維に水圧乃至油圧の力をかけることを有する、
    請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 補強層の斜め方向マット繊維がその熱結合によって引っ張
    り層の繊維に付着される、請求項1の方法。
  16. 【請求項16】 マットの一方の側から他方の側に対角線上に延在する補強
    繊維の第一部分と他方の側から一方の側へ対角線上に延在する補強繊維の第二部
    分とをそなえることを有する、請求項1の方法。
  17. 【請求項17】 前記補強繊維の第一部分と第二部分とが夫々、共通の角度
    で夫々の直線に沿ってある、請求項16の方法。
  18. 【請求項18】 補強繊維の第一部分と第二部分の角度が本質的に同じであ
    る、請求項16の方法。
  19. 【請求項19】 マットの長手引っ張り方向に関して約30°から約90°
    の角度で延在する補強繊維をそなえることを有する、請求項1の方法。
  20. 【請求項20】 マットの引っ張りの方向に対して約20°から約90°の
    角度で且つマットの長手引っ張り方向に関して約20°から約90°の反対方向
    にて延在する補強繊維をそなえることを有する、請求項19の方法。
  21. 【請求項21】 マットの引っ張りの方向に対して約70°の角度で且つマ
    ットの長手引っ張り方向に関して約70°の反対方向にて延在する補強繊維をそ
    なえることを有する、請求項19の方法。
  22. 【請求項22】 マットの長手引っ張り方向に関して約45°の角度で延在
    する補強繊維をそなえることを有する、請求項19の方法。
  23. 【請求項23】 マットの長手引っ張り方向に関して約90°の角度で延在
    する補強繊維をそなえることを有する、請求項19の方法。
  24. 【請求項24】 マットの長手引っ張り方向に関して約45°の角度で延在
    する補強繊維と、マットの長手引っ張り方向に関して約90°の角度で延在する
    補強繊維とをそなえることを有する、請求項19の方法。
  25. 【請求項25】 ガラスの引っ張り層繊維と、合成樹脂材料の補強層繊維を
    そなえることを有する、請求項1の方法。
  26. 【請求項26】 前記合成樹脂材料が熱硬化性樹脂である、請求項25の方
    法。
  27. 【請求項27】 前記熱硬化性樹脂が熱硬化性ポリエステルである、請求項
    26の方法。
  28. 【請求項28】 前記補強層繊維がフレキシブルで相対的に薄い詰物を与え
    るランダムに向いた繊維の形態をしている、請求項25の方法。
  29. 【請求項29】 詰物繊維に関してマット繊維の完全性と方向性を実質的に
    維持するためにマット層と詰物をとじ合わせて相互連結することがそなえられる
    、請求項28の方法。
  30. 【請求項30】 マット層とフレキシブルな詰物層に関して長手方向に斜め
    に延在するとじ合わせがそなえられる、請求項29の方法。
  31. 【請求項31】 前記とじ合わせがポリエステル糸を備えて成る、請求項2
    9の方法。
  32. 【請求項32】 前記未硬化樹脂が熱硬化性樹脂である、請求項1の方法。
  33. 【請求項33】 前記未硬化樹脂がポリビニルアセテートベースの結合剤で
    ある、請求項1の方法。
  34. 【請求項34】 前記多少の合成樹脂が、補強層の少なくとも幾らかの繊維
    上の合成樹脂コーティングを備えて成る、請求項1の方法。
  35. 【請求項35】 前記合成樹脂コーティングが、前記樹脂組成物と一緒に引
    出し成形ダイスを通してマットが引っ張られる際にマット層を通して溶融と拡散
    を受けうるアミド樹脂及びポリエステル樹脂からなる群から選択された熱硬化性
    樹脂である、請求項34の方法。
  36. 【請求項36】 マットの層の少なくとも幾つかを通って延在する間隔をお
    いた孔の配列がそなえられる、請求項1の方法。
  37. 【請求項37】 前記孔が一次的に前記斜め方向マット繊維の間に位置して
    いる、請求項36の方法。
  38. 【請求項38】 前記孔が1インチ平方当たり1〜5000の数に達する、
    請求項36の方法。
  39. 【請求項39】 前記孔が丸い孔、多角形孔又はピンホールの群から選択さ
    れる、請求項36の方法。
  40. 【請求項40】 前記孔が比較的密に詰まったランダム、円、正方形、矩形
    又は六角形の群から選択されたパターン傾向にて配置されている、請求項39の
    方法。
  41. 【請求項41】 前記引っ張り層の繊維が、マットの引っ張り方向に関して
    約0°に向いた第一層を備えて成り、補強層での斜め方向マット繊維が、マット
    の引っ張り方向に関して約90°に向いた第二層を備えて成り、第3補強層が、
    マットの引っ張り方向に関して約±45°に向いた斜め方向マット繊維を有して
    備えられ、少なくとも一部がマット層の厚みを通して延在する前記繊維が合成樹
    脂繊維の第4層を備えて成る、請求項1の方法。
  42. 【請求項42】 前記第4の層がポリエステル繊維を備えて成る、請求項4
    1の方法。
  43. 【請求項43】 少なくとも幾らかの繊維と関連した前記多少の合成樹脂が
    、ポリビニルアセテートベースの結合剤を備えて成る、請求項41の方法。
  44. 【請求項44】 前記第一層と第二層とが一緒に、引出し成形ダイスを通る
    引出し成形された部品の進行の間に、少なくとも幾らかの繊維と関連した前記多
    少の合成樹脂によって、熱的に結合される、請求項41の方法。
  45. 【請求項45】 少なくとも幾らかの繊維と関連した前記多少の合成樹脂が
    、粉末状、溶剤の、熱的又は水溶性ベースの熱可塑性結合剤からなる群から選択
    される、請求項1の方法。
  46. 【請求項46】 マットの全体の厚みが約0.20インチ以下である、請求
    項1の方法。
  47. 【請求項47】 マットのエッジ部が、当該マットのエッジ部を補強すため
    に長手方向補助繊維を画定するへりを形成するように折り重ねられる、請求項1
    の方法。
  48. 【請求項48】 請求項2の方法にしたがって準備されたマット。
  49. 【請求項49】 引出し成形ダイスを用いて一定横断面の細長い引出し成形
    された部品を形成するのに用いられるべき樹脂組成物用補強材として使用される
    マットを準備する方法にして: 部品の引出し成形の間にマットの引っ張り方向にてマットに長手方向での強度
    をもたらすべく連続し概して長手方向に配置された引っ張り繊維の引っ張り層を
    そなえること; 部品の引出し成形の間にマットに剛性をもたらすべくマットの長手引っ張り方
    向に関して傾いた方向に向けられ且つ引っ張り繊維層と関連した斜め方向マット
    繊維の補強層をそなえること; 引っ張り層と補強層とを一緒にとじ合わせ、とじ合わせの線によってそれら層
    が相互連結したマットをそなえること; 少なくとも一部がマット層の厚みを通して延在し且つ部品の引出し成形と樹脂
    組成物の硬化の間にマットの完全性を増すために上記層の繊維を相互連結する繊
    維をそなえること を備えて成る方法。
  50. 【請求項50】 ランダムに配された繊維を有する第二補強層をそなえ、斜
    め方向補強層とランダムに向いた繊維の層とを一緒にとじ合わせて、一方の層に
    対して他方の層が著しくずれることを排除することを有する、請求項49の方法
  51. 【請求項51】 前記とじ合わせが熱硬化性ポリエステル糸を備えて成る、
    請求項50の方法。
  52. 【請求項52】 マットの層を通して延在する一連の間隔をおいた孔をそな
    える、請求項49の方法。
  53. 【請求項53】 請求項49の方法にしたがって準備されたマット。
  54. 【請求項54】 引出し成形ダイスを用いて一定横断面の細長い引出し成形
    された部品を形成するのに用いられるべき樹脂組成物用補強材として使用される
    マットを準備する方法にして: 部品の引出し成形の間にマットの引っ張り方向にてマットに長手方向での強度
    をもたらすべく連続し概して長手方向に配置された引っ張り繊維の引っ張り層を
    そなえること; 部品の引出し成形の間にマットに剛性をもたらすべくマットの長手引っ張り方
    向に関して傾いた方向に向けられ且つ引っ張り繊維層と関連した斜め方向マット
    繊維の補強層をそなえること; 引っ張り層と補強層とを一緒にとじ合わせ、とじ合わせの線によってそれら層
    が全て相互連結したマットをそなえること; 少なくとも幾らかの繊維と関連した多少の未硬化の合成樹脂をそなえ、前記樹
    脂はマット層を通して拡散するのに十分な粘性を減らすことができ、且つマット
    と樹脂とが押出しダイスを通して引っ張られるにつれて硬化を受けることができ
    ること を備えて成る方法。
  55. 【請求項55】 前記斜め方向マット繊維が、部品の引出し成形の間にマッ
    トの引っ張りの方向を横切って向けられた、請求項54の方法。
  56. 【請求項56】 補強層の斜め方向マット繊維が、引っ張り層での繊維より
    もマットのより多くの割合を構成する、請求項55の方法。
  57. 【請求項57】 請求項54の方法にしたがって準備されたマット。
  58. 【請求項58】 引出し成形ダイスを用いて一定横断面の細長い引出し成形
    された部品を形成するのに用いられるべき樹脂組成物用補強材として使用される
    マットを準備する方法にして: 連続する繊維の第一マット層と第二マット層をそなえ、前記層が、部品の引出
    し成形の間にマットの引っ張り方向に関して反対側で実質に等しい角度方向に配
    置されること; 少なくとも幾らかの繊維と関連した多少の未硬化の合成樹脂をそなえ、前記樹
    脂はマット層を通して拡散するのに十分な粘性を減らすことができ、且つマット
    と樹脂とが押出しダイスを通して引っ張られるにつれて硬化を受けることができ
    ること; 少なくとも一部が絡み合い繊維を備えて成る繊維含有中入れをそなえること を備えて成る方法。
  59. 【請求項59】 前記絡み合い繊維の少なくとも一部が、マット層の厚みを
    通して延在し、層の繊維を相互連結して部品の引出しと樹脂の硬化の間にマット
    の完全性を増す、請求項58の方法。
  60. 【請求項60】 前記第一マット層と第二マット層が、マットの引っ張り方
    向に関して反対側ほぼ70°の角度で配置される、請求項58の方法。
  61. 【請求項61】 詰物繊維に関してマット繊維の完全性と向きを実質的に維
    持するために詰物とマット層をとじ合わせ相互連結することがそなえられる、請
    求項58の方法。
  62. 【請求項62】 引出し成形ダイスによって形成された所定の一定横断面形
    状の引出し成形された部品にして: 連続した一筋の細長いガラスロービングと; 当該一筋のガラスロービングと関連した細長い補強マットと; 部品の前記所定の所望断面形状を呈するように構成され前記マットと細長いガ
    ラスロービングを包む合成樹脂組成物と を備えて成り、前記補強マットが、 マットに長手方向での強度をもたらすべく連続し概して長手方向に配置された
    引っ張り繊維の第一層と; マットに強度と剛性をもたらすべくマットの長手引っ張り方向に関して傾いた
    方向に向けられ上記引っ張り繊維層と関連した斜め方向マット繊維の補強層と; 少なくとも一部がマット層の厚みを通して延在し且つ部品の引出し成形の間に
    マットの完全性を増すために上記層の繊維を相互連結する繊維含有詰物層と; モノリシック体に拡散されマット層をモノリシック体内に結合する多少の硬化
    剛性樹脂と を有する、引出し成形部品。
  63. 【請求項63】 マット層を通して延在し且つこれらを相互連結する詰物層
    の繊維の少なくとも一部が絡み合い繊維である、請求項62に記載された引出し
    成形部品。
  64. 【請求項64】 斜め方向マット繊維が第一層の繊維の長手方向長さに関し
    て約90°の角度で配される、請求項62に記載された引出し成形部品。
  65. 【請求項65】 第一層の繊維の長手方向長さに関して、約30°から約9
    0°までの角度で配された第一組の斜め方向マット繊維と、−30°〜約−90
    °までの角度で配された第二組の斜め方向マット繊維とをそなえる、請求項62
    に記載された引出し成形部品。
  66. 【請求項66】 第一層の繊維の長手方向長さに関して、+45°の角度で
    配された第一組の斜め方向マット繊維と、−45°の角度で配された第二組の斜
    め方向マット繊維とをそなえる、請求項62に記載された引出し成形部品。
  67. 【請求項67】 前記第一層の繊維が、上記一筋のガラスロービングの長手
    方向長さに関して約+70°より大きくない角度で配された第一体の繊維と、上
    記一筋のガラスロービングの長手方向長さに関して約−70°より大きくない等
    しい角度で配された第二体の繊維とを有する、請求項62に記載された引出し成
    形部品。
  68. 【請求項68】 マットの少なくとも或る層をとじ結合し相互連結するポリ
    マーの網状組織をそなえる、請求項62に記載された引出し成形部品。
  69. 【請求項69】 マットの層を通して延在する一連の個々の間隔をあけた概
    して管状の範囲をそなえ、前記範囲が硬化合成樹脂で充填され、それによってマ
    ットの補強特性を増している、請求項62に記載の引出し成形部品。
  70. 【請求項70】 前記部品が、窓の縦側面、下枠、上枠、サッシかまち、サ
    ッシレールの群から選択された窓割りコンポーネントである、請求項62に記載
    の引出し成形部品。
  71. 【請求項71】 前記マットが、前記コンポーネントの通常最も外部の表面
    に隣接する、請求項70に記載の引出し成形部品。
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