JP2002226711A - 導電性ポリマー組成物、導電性加硫ゴム、並びに導電性ゴムローラ及び導電性ゴムベルト - Google Patents
導電性ポリマー組成物、導電性加硫ゴム、並びに導電性ゴムローラ及び導電性ゴムベルトInfo
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Abstract
マー組成物の体積固有抵抗値を低くすると共に、圧縮永
久ひずみも小さくし、かつ、製品使用後の焼却時等の有
毒ガスの発生を抑え、環境に優しいゴム製品を得る。 【解決手段】 非ハロゲン系ポリマーと、スルホン酸、
又は、グルコン酸等の非ハロゲン系第4級アンモニウム
塩とを含む、非ハロゲン系である導電性ポリマー組成物
により、導電性ゴムローラ等のゴム製品を作製する。
Description
成物、導電性加硫ゴム、並びに導電性ゴムローラ及び導
電性ゴムベルトに関し、詳しくは、コピ−機、プリンタ
ー等の帯電ローラ、現像ローラ、トナー供給ローラ、転
写ローラ、転写ベルト等に有効に用いられるものであ
る。
ーラ、現像ローラ、トナー供給ローラ、転写ローラ、転
写ベルトにおいては、適度の安定した電気抵抗値を持た
せる必要がある。従来、この種のローラやベルトに導電
性を付与する方法として、ゴム中に金属酸化物の粉末や
カーボンブラック等の導電性充填剤を配合した電子導電
性ゴムを用いる方法と、ウレタンゴム、アクリロニトリ
ルブタジエンゴム(NBR)、エピクロルヒドリンゴム
等のイオン導電性ゴムを用いる方法がある。
ムを用いた導電性ローラまたは導電性ベルトにおいて
は、その電気抵抗値が印加電圧に依存し、一定の電気抵
抗値を備えていない問題がある。特に、導電性充填剤と
してカーボンブラックを使用した場合、カーボンブラッ
クの添加量とゴムの体積固有抵抗との間に安定した相関
関係が見られず、かつ、カーボンブラックの添加量のわ
ずかな変化により電気抵抗値が急激に変化する領域があ
るため、電気抵抗値の制御が非常に困難になる。なお、
導電性ゴム材料の体積固有抵抗とローラに成形後のロー
ラ電気抵抗値とは後述するように定式で換算され、ロー
ラ(あるいはベルト)の形状により変化する。
し難いことから、ローラやベルトの周方向や幅方向で電
気抵抗値がばらつきを持つという問題もある。さらに、
電気抵抗値の大きなばらつきが低減されたとしても、μ
mオーダーの微少な範囲での電気抵抗値のばらつきは依
然として存在する。このことから、デジタル化、カラー
化等、高画質化の技術のめざましい最近においては、電
子導電性ゴムでなく、イオン導電性ゴムの方が特に好ん
で用いられる傾向にある。
ては、ポリエチレンオキサイド等のポリエーテル構造を
含む導電性オリゴマーや導電性可塑剤がある。しかし、
上記導電剤を用いたイオン導電性ゴムでは、感光体を汚
染しやすい問題がある。
ゴム(NBR)やウレタンゴムを用いる方法もあるが、
ゴム材料の体積固有抵抗値は109.6Ωcm(ローラ
の電気抵抗値は108.2Ω)以上の抵抗値しか得られ
ず、転写ベルトや転写ローラでもカラー用のもの等、比
較的低い電気抵抗値が要求されるものには対応できな
い。
ラ、現像ローラ、トナー供給ローラ等にはエピクロルヒ
ドリンゴムを単独または他の材料とブレンドして用いる
ことが一般的であり、種々の提案がなされている。
(NBR)、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム等
のイオン導電性ゴムに、過塩素酸イオン又は塩化物イオ
ンを含む第4級アンモニウム塩を配合することにより、
電離度を高め、より低い電気抵抗を実現しようという試
みも種々なされている。
は、アクリロニトリルブタジエンゴム、エピクロルヒド
リンゴム等の有機ゴムと、カーボンブラックと、過塩素
酸第4級アンモニウム塩等の導電付与剤とを含有するこ
とを特徴とする導電性ポリマー組成物により、電気抵抗
の位置ばらつきを少なくし、低硬度で圧縮永久ひずみを
少なくすることが提案されている。
アクリロニトリルブタジエンゴム、エピクロルヒドリン
ゴム等のゴムに、過塩素酸の第4級アンモニウム塩等を
配合してなるゴム組成物により、ゴム組成物の導電性の
付与及び電気抵抗値の制御を容易にすることが提案され
ている。
000−17118号の導電性ポリマー組成物では、電
気抵抗のばらつきを少なくし、圧縮永久ひずみを低減で
きるものの、過塩素酸第4級アンモニウム塩を使用して
おり、組成物中に塩素を含むため、使用後に焼却処理し
たり、熱やせん断で分解してリサイクルしようとする
と、有毒な塩化水素ガスや、処理条件によっては、ダイ
オキシンを発生する恐れがあるという問題がある。
成物では、圧縮永久ひずみの低減が十分でない上に、過
塩素酸第4級アンモニウム塩を使用しており、組成物中
に塩素を含むため、上記同様に、使用後の焼却処理等に
より、有毒な塩化水素ガスや、ダイオキシンを発生する
恐れがあるという問題がある。
クロルヒドリンゴムは、クロロプレンゴム(CR)や塩
素化ポリエチレン(CPE)、クロロスルホン化ポリエ
チレン(CSM)、塩化ビニル(PVC)と同様、ポリ
マー組成中にハロゲンの一つである塩素を含んでいる。
従って、導電性ポリマーにおいて、エピクロルヒドリン
ゴムを用いた場合にも、上記同様に、有毒な塩化水素ガ
スや、ダイオキシンが発生する恐れがある。
ガスやダイオキシンの発生が大きな社会問題ともなって
いる。このため、導電性ポリマー組成物においても、焼
却時等に有毒ガスやダイオキシンを発生しない材料を開
発することが早急に求められている。
積固有抵抗を低減するために、過塩素酸イオン又は塩化
物イオン等のハロゲン(特に塩素)を含む第四級アンモ
ニウム塩を配合した場合や、エピクロルヒドリンゴム等
のハロゲン(特に塩素)を含む導電性ポリマーを配合し
た場合には、その塩素等のハロゲンの部分が副反応を起
こす等の理由で、圧縮永久ひずみを著しく悪化させてし
まうという問題もある。
もので、焼却時等の有毒物発生を抑制し、また使用後に
熱やせん断によって容易に分解できるようにすると共
に、体積固有抵抗が低く、圧縮永久ひずみが小さい導電
性ポリマー組成物及び導電性加硫ゴムを提供し、さらに
は、上記組成物を用い、耐久性や寸法安定性に優れ、か
つ環境に優しい導電性ゴムローラ及び導電性ゴムベルト
を提供することを課題としている。
め、本発明は、非ハロゲン系ポリマーと、非ハロゲン系
第4級アンモニウム塩とを含み、非ハロゲン系であるこ
とを特徴とする導電性ポリマー組成物を提供している。
成物は、非ハロゲン系第4級アンモニウム塩を用いてお
り、基材ポリマーとハロゲン成分とが副反応を起こすこ
とがないため、圧縮永久ひずみの低減と体積固有抵抗の
低減を両立して実現することができる。また、非ハロゲ
ン系ポリマー及び非ハロゲン系第4級アンモニウム塩を
用い、全体として非ハロゲン系としているため、使用後
に焼却等の処理を行う場合においても、塩化水素ガス等
の有害物質を発生する恐れが無い。これにより、従来の
イオン導電性ゴムでは実現できなかった低抵抗で、圧縮
永久ひずみが小さく、かつ、寸法安定性が良く、環境に
も優しい導電性ゴムローラあるいは導電性ゴムベルトを
提供することができる。
は、スルホン酸の第4級アンモニウム塩、又は、グルコ
ン酸の第4級アンモニウム塩を、特に好適に用いること
ができる。上記理由は、非ハロゲン系第4級アンモニウ
ム塩の骨格構造について鋭意研究した結果、上記2種の
アンモニウム塩は、特に電離度が高いため、効率良く低
電気抵抗を実現でき、かつ、圧縮永久ひずみを小さくす
ることができる上に、感光体汚染も抑制することができ
ることに因る。
は、上記2種以外にも、硫酸、硝酸等の第4級アンモニ
ウム塩を用いることができる。このように、比較的強い
酸の塩であり、塩素等のハロゲンを含まない構造を持つ
ものが良い。
て、具体的には、以下の式1(化1)で示される構造の
ものが挙げられる。
例として、上記式中、Mがp−トルエンスルホン酸残基
であるものが挙げられる。(商品名:KP−4728、
花王(株)製) グルコン酸の第4級アンモニウム塩の具体例として、上
記式中、Mがグルコノラクトン酸残基であるものが挙げ
られる。(商品名:KP−4729、花王(株)製)
添加量は、使用するポリマーや非ハロゲン系第4級アン
モニウム塩の種類により適宜定めることができる。
をブレンドすることにより、NBR、ウレタンゴム等、
それ単独では低電気抵抗を実現できなかった非ハロゲン
系ポリマーを含む導電性ポリマー組成物において、低電
気抵抗を実現することができる。
タンゴム、NBR、エチレンオキサイド/プロピレンオ
キサイド/アリルグリシジルエーテルの共重合体(EO
−PO−AGE共重合体)等、従来公知の非ハロゲン系
導電性ポリマーから選択される1種または複数種の非ハ
ロゲン系導電性ポリマーを使用することが好ましい。中
でも、低電気抵抗を実現できるという観点より、ポリウ
レタン、NBR、EO−PO−AGE共重合体が好まし
い。
ハロゲン系の導電性をもたないポリマーをブレンドして
も構わない。上記非ハロゲン系の導電性をもたないポリ
マーの例としては、NR、IR、SBR、BR等の各種
合成ゴム、あるいは、天然ゴム、さらには、SEBS、
SEPS、SEEPS等の熱可塑性エラストマーが挙げ
られる。
Rを含んでいることが好ましい。NBRを含んでいるこ
とにより、イオンが動きやすくなり、イオンの輸送効率
が高くなるので、体積固有抵抗を下げることができると
共に、圧縮永久ひずみも低減することができる。またN
BRとしては、高分子量NBRと液状NBRの混合物が
特に好適に用いられる。
性加硫ゴムにおいて、JIS K6262に記載の加硫
ゴムの永久ひずみ試験法にて、測定温度70℃、測定時
間24時間で測定した圧縮永久ひずみの大きさが25%
以下としている。これは、上記圧縮永久ひずみの値が2
5%より大きいと、ローラになった時の寸法変化が大き
くなりすぎて実用に適さないためである。特に、発泡体
として用いる(スポンジにする)場合、発泡倍率や発泡
形態によって幾分の差は生じるが、上記範囲であること
が好ましい。
積固有抵抗値を107.0Ωcm〜109.5Ωcmの
範囲とすることが好ましい。これは、体積固有抵抗値が
10 7.0Ωcmより小さい導電性ポリマー組成物をイ
オン導電性ゴムで実現することが困難であり、カーボン
導電等電子導電性樹脂に頼るしかないためである。ま
た、体積固有抵抗値が109.5Ωcmより大きいと、
ゴムローラやゴムベルトとした際に、転写や帯電、トナ
ー供給等の効率が低下し実用に適さなくなるという問題
があるためである。なお、体積固有抵抗値の測定条件
は、23℃相対湿度55%の恒温恒湿条件下、印加電圧
500Vとしている。
は、エチレンオキサイド(EO)ユニット含有ポリマー
が好ましい。導電性ポリマー組成物中、導電性が発揮さ
れるのは、ポリマー中のオキソニウムイオンや金属陽イ
オン(例えばポリマー老化防止剤中に含まれるニッケル
イオン等)、あるいはアンモニウムイオン(第4級アン
モニウム塩による)が、エチレンオキサイドユニット等
で安定化され、その部分の分子鎖のセグメント運動によ
り運搬されることによるものである。従って、エチレン
オキサイドユニット等の比率が高い方が多くのイオンを
安定化でき、低抵抗化を実現できる。
る。NBRではシアノ基を有しているが、シアノ基は強
い電子吸引性のため、π電子分布が窒素原子に偏ってい
る。よって、シアノ基はマイナスにチャージされる。こ
れに対し分子中の陽イオンが配向したマトリックスを形
成する。このように、イオンがゴム分子の熱運動で送ら
れて移動し、導電性が得られる。
しい組み合わせとして、NBRとEOの含有率が高いも
のが挙げられる。中でも、NBRと、EO含有率を高め
たエチレンオキサイド−プロピレンオキサイド−アリル
グリシジルエーテル(EO−PO−AGE)三元共重合
体とのブレンド物とするのが好ましい。これにより、体
積固有抵抗を効率良く下げることができる。
学物性が良好であり、かつEO−PO−AGE三元共重
合体と相溶性の高いNBR、とりわけ中ニトリル、中高
ニトリル、極高ニトリルの各種NBRをブレンドする
と、圧縮永久ひずみや硬度等の物性の面でも非常に良好
な組成物が得られる。
体を非ハロゲン系ポリマーとして用い、これに非ハロゲ
ン系第4級アンモニウム塩を配合すると、効率良く、電
気抵抗を低下することができるため、高価なEO−PO
−AGE三元共重合体の使用量を減らして、低電気抵抗
を実現できる。このように、非ハロゲン系第4級アンモ
ニウム塩と組み合わせることにより、コストも低減しな
がら効率よく電気抵抗を低下することができる。
を両立できるので、硫黄加硫系が適している。促進剤の
種類としては、ジベンゾチアジルジスルフィド、テトラ
メチルチウラムモノスルフィドを組み合わせていること
が好ましい。なお、ジベンゾチアジルジスルフィドのか
わりに2−メルカプトベンゾチアゾール等を用いてもよ
い。特に、硫黄(S)/ジベンゾチアジルジスルフィド
(DM)/テトラメチルチウラムモノスルフィド(T
S)、あるいは、硫黄(S)/2−メルカプトベンゾチ
アゾール(M)/テトラメチルチウラムモノスルフィド
(TS)の加硫系を、NBRや、NBRとEOの含有率
が高い高分子量のEO−PO−AGE3元共重合体のブ
レンド物に用いると、効率良く共架橋でき、感光体汚染
を低減できるとともに、圧縮永久ひずみを低減するため
好ましい。
き、たとえば水蒸気加圧下の加硫缶中で加硫しても、あ
るいはプレス加硫によって加硫しても良く、必要に応じ
て二次加硫を行っても良い。また、過酸化物加硫系によ
り加硫することも可能であり、二次加硫と組み合わせる
ことにより、低汚染性を実現することができる。
レタンゴムに上記非ハロゲン系第4級アンモニウム塩を
加えて導電性ポリマー組成物とする場合、ポリエーテル
ポリオール等に非ハロゲン系第4級アンモニウム塩と
1,4ブタンジオール等のポリオール、必要に応じて界
面活性剤や各種添加剤を加えて充分に攪拌する。攪拌し
た後、減圧下で脱泡した後に、イソシアネートとその反
応触媒を加えて注型し、加温してキュアーすると所望の
ローラやベルトを得ることができる。
アンモニウム塩を加えて導電性ポリマー組成物とする場
合、上記に述べるように攪拌と注型、キュアーをするこ
とにより、本発明の導電性ポリマー組成物を得ることが
できる。
ゲン系ポリマー及び非ハロゲン系第4級アンモニウム
塩、加硫剤及び必要に応じて配合する各種配合剤(加硫
促進剤、充填剤、受酸剤、老化防止剤等)とを含む非ハ
ロゲン系の組成物であり、これらを溶融混練し、加硫す
ることにより導電性加硫ゴムを製造している。溶融混練
は通常の方法によって行うことができる。例えば、オー
プンロール、密閉式混練機等の公知のゴム混練装置を用
いて40℃〜130℃で2〜10分程度、混練りしてい
る。
れた導電性加硫ゴムより、導電性ゴムローラおよび導電
性ゴムベルトを成形している。本発明の導電性加硫ゴム
は低い体積固有抵抗を有し、かつ圧縮永久ひずみが小さ
い点で優れている上に、非ハロゲン系であるので、焼却
時に有毒ガスが発生しない。従って、これを用いた導電
性ゴムローラにおいては、電気抵抗値が低いため、カラ
ー用の転写ローラや帯電ローラ、トナー供給ローラや現
像ローラ等、低い電気抵抗値が要求される場合に、特に
好適に用いられ、熱やせん断によって分解させる時も有
毒ガスを発生させず、環境に優しい製品を提供すること
ができる。
でき、例えば、上記導電性ポリマー組成物(混練物)を
単軸押出機でチューブ状に予備成形し、この予備成形品
を160℃、10〜60分加硫したのち、芯金を挿入し
表面を研磨した後、所要寸法にカットしてローラとする
等の従来公知の種々の方法を用いることができる。加硫
時間は、加硫試験用レオメータ(例:キュラストメー
タ)により最適加硫時間を求めて決めるとよい。また、
加硫温度は必要に応じて上記温度に上下して定めてもよ
い。なお、ウレタンゴムの場合は、配合内容によるが、
80℃で12時間、適度キュアーすると良い。
性ポリマー組成物(混練物)を、押出成形機によりベル
ト状に押し出して成形した後、160℃、10〜60分
加硫を行って、ベルト本体を作成する等の従来公知の種
々の方法を用いることができる。加硫温度は必要に応じ
て上記温度に上下して定めてもよい。
る。本発明の第一実施形態の導電性ポリマー組成物は、
非ハロゲン系ポリマー及び非ハロゲン系第4級アンモニ
ウム塩を含んでおり、非ハロゲン系の組成物としてい
る。
ンオキサイドユニット含有ポリマーであるエチレンオキ
サイド−プロピレンオキサイド−アリルグリシジルエー
テル(EO−PO−AGE)三元共重合体と、アクリロ
ニトリルブタジエンゴム(NBR)とのブレンド物を用
いている。上記EO−PO−AGE三元共重合体におい
て、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド/アリ
ルグリシジルエーテルの共重合比率は、90モル%/4
モル%/6モル%であり、数平均分子量Mnは8000
0としている。上記EO−PO−AGE三元共重合体を
25重量部、アクリロニトリルブタジエンゴムを75重
量部の割合で混合している。
して、グルコノラクトン酸の第4級アンモニウム塩を5
重量部配合している。
及び必要に応じて各種配合剤を配合した後、密閉式混練
機等の公知のゴム混練装置を用いて溶融混練し、加硫し
ている。これにより、導電性ゴムローラ等に用いられる
導電性加硫ゴムを得ている。
2に記載の加硫ゴムの永久ひずみ試験法において、測定
温度70℃、測定時間24時間で測定した圧縮永久ひず
みが22%である。
湿度55%の恒温恒湿条件下、印加電圧500Vの測定
条件において、体積固有抵抗値が108.2である。
出機でチューブ状に予備成形し、この予備成形品を16
0℃、10〜60分加硫したのち、芯金を挿入し表面を
研磨した後、所要寸法にカットして、転写用ローラとし
ている。図1に示すように、上記転写用の導電性ゴムロ
ーラ1は、略円筒形状であり、その内周には軸芯2が挿
入されいる。
永久ひずみも小さいため、寸法安定性、耐久性に優れ、
かつ、非ハロゲン系であるため使用後の焼却等の場合に
もハロゲンに起因する汚染物質が発生しない導電性ゴム
ローラを得ることができる。
ラとして上記導電性ポリマー組成物より導電性ゴムロー
ラを作成したが、該導電性ポリマー組成物は、帯電ロー
ラ、現像ローラ、トナー供給ローラ等の導電性ゴムロー
ラとして用いられることはいうまでもない。また、導電
性ポリマー組成物に種々の発泡剤を配合して発泡ロール
等として用いてもよい。
EO−PO−AGE三元共重合体のみ、あるいはNB
R、ウレタンゴム等を単独で用いてもよいし、他の成分
とのブレンド等としてもよいことはいうまでもない。非
ハロゲン系第4級アンモニウム塩として、スルホン酸の
第4級アンモニウム塩等を用いてもよいことはいうまで
もない。
組成物より転写ベルト等の導電性ゴムベルト3を作成し
ている。導電性ゴムベルト3は、2個以上のプーリー4
によって張架状態とされ、回転移動する導電性ゴムベル
ト3の上側の直線状部分5に紙等のシート材6を担持し
て搬送し、また、感光体上に作られたトナー像をシート
材に転写するものである。
施例1〜6及び比較例1〜6について詳述する。
て、各々下記の表1及び表2に記載の配合からなる材料
(配合薬品)を密閉式混練機(DS10−40MWA−
S、(株)森山製作所製)により各配合量で混練した。
上記混練機からリボン取りしたゴムをローラヘッド押出
機により押し出してシート状に成形し、それを金型に仕
込んで、160℃で最適時間プレス加硫し、物性評価用
の加硫ゴムスラブシートを作製した。
て、表3及び表4に記載の配合に基づき、ポリエーテル
ポリオールに第4級アンモニウム塩、1,4―ブタンジ
オール、シリコーン系界面活性剤を加えて汎用の攪拌機
で攪拌し、各々を均一に分散させた。分散後、減圧下で
脱泡した後に、イソシアネートとその反応触媒を加えて
物性評価用のスラブシート作製金型に注型した。注型
後、80℃で12時間キュアーし、同じく物性評価用の
スラブシートを作製した。
値は重量部である。塩素含有量の単位は重量%であり、
圧縮永久ひずみの単位は%である。また、略語EOはエ
チレンオキサイド、POはプロピレンオキサイド、AG
Eはアリルグリシジルエーテル、EPはエピクロルヒド
リンを表す。
ジエンゴムとは、通常のアクリロニトリルブタジエンゴ
ム100重量部に、液状アクリロニトリルブタジエンゴ
ムを50重量部の割合で含有させたものを、各表中の重
量部で用いた。
ハロゲン系第4級アンモニウム塩)1としては、上述し
たKP−4729(グルコノラクトン酸塩)を用いた。
ハロゲン非含有第四級アンモニウム塩(非ハロゲン系第
4級アンモニウム塩)2としては、上述したKP−47
28(p−トルエンスルホン酸塩)を各々用いた。
モニウム塩1として、塩素を含む以下の式2(化2)で
示される構造のもの(コータミン86Pコンク、花王
(株)製)を用いた。
ィド、加硫促進剤2はテトラメチルチウラムモノスルフ
ィド、加硫促進剤3はN,N−ジシクロヘキシル−2−
ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、加硫促進剤4は2
−(4′−モルフォリノジチオ)ベンゾチアゾール、加
硫促進剤5はN,N′−ジエチルチオ尿素とした。
リマーとして、アクリロニトリルブタジエンゴムのみ
(実施例3)、又は、スチレンブタジエンゴム及びアク
リロニトリルブタジエンゴム、又は、EO−PO−AG
E三元共重合体及びアクリロニトリルブタジエンゴムを
表1に示す配合比にてブレンドして用いた(実施例1〜
2、実施例4〜5)。これに、上述した非ハロゲン系第
4級アンモニウム塩を、表1に示す配合比にてブレンド
し、上記方法により導電性ポリマー組成物からなる試験
片を得た。また、ポリエーテルポリオールとして、分岐
を持つ表3に記載のポリエーテルポリオールを用い、さ
らに短鎖のポリオールとして、1,4―ブタンジオール
を用い、これに上述した非ハロゲン系第4級アンモニウ
ム塩を表3に示す配合比にてブレンドし、上記方法によ
り導電性ポリウレタン組成物からなる試験片を得た(実
施例6)。
O−PO−AGE三元共重合体及びアクリロニトリルブ
タジエンゴムを表2に示す配合比にて用い、ハロゲン含
有第四級アンモニウム塩を配合した。比較例2は、EO
−PO−AGE三元共重合体は用いず、アクリロニトリ
ルブタジエンゴム及びエピクロルヒドリンゴムを配合
し、第四級アンモニウム塩は配合しなかった。非ハロゲ
ン系ポリマーとして、比較例3はアクリロニトリルブタ
ジエンゴムのみを用い、また、比較例4はスチレンブタ
ジエンゴムとアクリロニトリルブタジエンゴムのブレン
ドを用い、共に第4級アンモニウム塩は配合しなかっ
た。
例の導電性ポリマー組成物からなる試験片について、下
記の特性測定を行った。その結果を上記表1及び表2の
下段に示す。
ゴムスラブシート(130mm×130mm×2mm)
を作成し、アドバンテストコーポレーション社製のデジ
タル超高抵抗微小電流計R-8340Aを用いて、23℃相対
湿度55%の恒温恒湿条件下、印加電圧500Vとし
て、JIS K6911に記載の体積抵抗率(体積固有
抵抗値)ρV(Ωcm)を測定した。なお、表1、表2
には、体積固有抵抗値を常用対数値で示している。
には、ローラ電気抵抗R(Ω)は、次式の様に表すこと
ができる。 R(Ω) = (ρV/2πν)log10(r1/r
2) 上記式中、ρVは体積固有抵抗(Ω・cm)であり、ν
はロールゴム幅(cm)であり、r1はロール外径(m
m)、r2はシャフト外径(mm)である。例えば、ロ
ーラの寸法が、r1=15、r2=6、ν=21.8で
ある場合、これらの値を代入すると、理論上、次式の様
になる。 log10 R(Ω) = −2.5 + log10
ρV よって、体積固有抵抗値(Ωcm)が107.0〜10
9.5(Ωcm)であれば、上記寸法のソリッドの転写
ローラでは、そのローラ電気抵抗値R(Ω)が10
4.5〜107.0(Ω)となる。但し、実測値では、
上式中の数値2.5は1.3〜2.0となり、ローラ電
気抵抗値R(Ω)は105.0〜108.2(Ω)とな
る。
62「加硫ゴムの永久ひずみ試験方法」の規定に従い、
温度70℃、24時間で測定した。
2及び実施例5はエチレンオキサイド/プロピレンオキ
サイド/アリルグリシジルエーテルの共重合比率が90
モル%/4モル%/6モル%であり、数平均分子量Mn
が8万であるエチレンオキサイド−プロピレンオキサイ
ド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体(EO−P
O−AGE共重合体)をアクリロニトリルブタジエンゴ
ムに対して重量比25:75、75:25で混合した非
ハロゲン系ポリマーに、さらに非ハロゲン系第4級アン
モニウム塩を配合した本発明の導電性ポリマー組成物で
あり、実施例3はアクリロニトリルブタジエンゴムのみ
を非ハロゲン系ポリマーとして使用し、さらに非ハロゲ
ン系第4級アンモニウム塩を配合した本発明の導電性ポ
リマー組成物である。また、実施例4はアクリロニトリ
ルブタジエンゴムとスチレンブタジエンゴムのブレンド
物を非ハロゲン系ポリマーとして使用し、さらに非ハロ
ゲン系第4級アンモニウム塩を配合したものであり、同
じく本発明の導電性ポリマー組成物である。実施例6も
表3からわかるように、非塩素、非ハロゲンのポリウレ
タンに非ハロゲン系第4級アンモニウム塩を含有したも
のであり、同じく本発明の導電性ポリマー組成物であ
る。
物からなる試験片は、体積固有抵抗値が107.7Ωc
m〜109.0Ωcm及び圧縮永久ひずみは9.8%〜
25%であり、このように、実施例1〜実施例6は体積
固有抵抗値が低く、圧縮永久ひずみが小さいという優れ
た特性を有していることが確認できた。また、実施例1
〜6は全て塩素含有率は0.0%であり、塩素を含有し
ないので、使用後の処理時における塩化水素、ダイオキ
シン発生の問題がないことも確認できた。
ので、低電気抵抗を実現でき、さらに非ハロゲン系第4
級アンモニウム塩を配合することにより、実施例1、2
においては、高価なEO−PO−AGE三元共重合体の
使用量を減らして、低電気抵抗を実現でき、コスト的に
も有利であった。
エンゴムのみをポリマーとして使用しているので、実施
例1〜2及び実施例4〜6に比べ、圧縮永久ひずみが
9.8%と、特に小さかった。また、非ハロゲン系第4
級アンモニウム塩を配合することにより、従来NBR単
独では実現できなかった低電気抵抗が得られた。
ハロゲン系第4級アンモニウム塩に代えて、塩素を含む
ハロゲン含有第四級アンモニウム塩を配合した点のみが
実施例1の配合と異なる組成物であるが、塩素を含むハ
ロゲン含有第四級アンモニウム塩を配合しているため、
圧縮永久ひずみが30%と大きく、スペックアウトして
不適であった。またハロゲン含有第四級アンモニウム塩
を配合しているので、塩素を含有するため、使用後の処
理時において、塩化水素やダイオキシンが発生する問題
が生じてしまう。
ゴム及びエピクロルヒドリンゴムを配合し、第四級アン
モニウム塩を配合しない組成物であるが、塩素を含有し
ているエピクロルヒドリンゴムを配合しているので、使
用後の処理時において、塩化水素やダイオキシンが発生
する問題が生じてしまう。
しない導電性ポリマー組成物であるが、非ハロゲン系第
4級アンモニウム塩を配合していないため、体積固有抵
抗値が109.6Ωcm以上と高く、スペックアウトし
て不適であった。
ウム塩を配合した点のみが実施例6と異なる組成物であ
るが圧縮永久ひずみが29%と大きく不適であった。ま
た、塩素を含有するため、使用後の処理時において塩化
水素やダイオキシンが発生する問題が生じてしまう。
によれば、非ハロゲン系第4級アンモニウム塩を用いる
ので、低い体積固有抵抗を得られる上に、圧縮永久ひず
みを低減することができる。また、非ハロゲン系ポリマ
ーと非ハロゲン系第4級アンモニウム塩とを含み、全体
として非ハロゲン系であるために、使用後に焼却等の処
理を行う場合においても、塩化水素ガス等のハロゲン由
来の有害物質が発生する恐れが無い、環境に良い導電性
ポリマー組成物とすることができる。
性や寸法安定性等の実用性に優れるため、本発明の導電
性ポリマー組成物を用いたゴムローラやゴムベルトは、
転写ベルトや転写ローラにおいて好適に用いることがで
きる。特に、カラー用、高画質用のもの等、低抵抗を要
求されるようなプロセスでも、導電性ゴムローラ及び導
電性ゴムベルトとして好適に使用することができ、ま
た、使用後に熱やせん断によって容易に分解できるた
め、環境に優しい製品を提供することができる。
26)
は、スルホン酸の第4級アンモニウム塩、又は、グルコ
ン酸の第4級アンモニウム塩、グルコノラクトンの第4
級アンモニウム塩を、特に好適に用いることができる。
上記理由は、非ハロゲン系第4級アンモニウム塩の骨格
構造について鋭意研究した結果、上記アンモニウム塩
は、特に電離度が高いため、効率良く低電気抵抗を実現
でき、かつ、圧縮永久ひずみを小さくすることができる
上に、感光体汚染も抑制することができることに因る。
例として、上記式中、Mがp−トルエンスルホン酸残基
であるものが挙げられる。(商品名:KP−4728、
花王(株)製) グルコノラクトンの第4級アンモニウム塩の具体例とし
て、上記式中、Mがグルコノラクトン残基であるものが
挙げられる。(商品名:KP−4729、花王(株)
製)
して、グルコノラクトンの第4級アンモニウム塩を5重
量部配合している。
ハロゲン系第4級アンモニウム塩)1としては、上述し
たKP−4729(グルコノラクトン塩)を用いた。ハ
ロゲン非含有第四級アンモニウム塩(非ハロゲン系第4
級アンモニウム塩)2としては、上述したKP−472
8(p−トルエンスルホン酸塩)を各々用いた。
Claims (5)
- 【請求項1】 非ハロゲン系ポリマーと、非ハロゲン系
第4級アンモニウム塩とを含み、非ハロゲン系であるこ
とを特徴とする導電性ポリマー組成物。 - 【請求項2】 上記非ハロゲン系第4級アンモニウム塩
は、スルホン酸の第4級アンモニウム塩、又は、グルコ
ン酸の第4級アンモニウム塩である請求項1に記載の導
電性ポリマー組成物。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の導電性
ポリマー組成物を加硫した導電性加硫ゴムにおいて、J
IS K6262に記載の加硫ゴムの永久ひずみ試験法
にて、測定温度70℃、測定時間24時間で測定した圧
縮永久ひずみの大きさが25%以下である導電性加硫ゴ
ム。 - 【請求項4】 請求項3に記載の導電性加硫ゴムを用い
ることを特徴とする導電性ゴムローラ。 - 【請求項5】 請求項3に記載の導電性加硫ゴムを用い
ることを特徴とする導電性ゴムベルト。
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