JP2002226352A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JP2002226352A
JP2002226352A JP2001021213A JP2001021213A JP2002226352A JP 2002226352 A JP2002226352 A JP 2002226352A JP 2001021213 A JP2001021213 A JP 2001021213A JP 2001021213 A JP2001021213 A JP 2001021213A JP 2002226352 A JP2002226352 A JP 2002226352A
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dimonium chloride
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Kenkichi Matsubara
顕吉 松原
Rumi Katagiri
留美 片桐
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Pola Chemical Industries Inc
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防腐力、保護性が高く使用性に優れる保護被
膜成分の組み合わせ開発し、これを含む皮膚外用剤を提
供する。 【解決手段】 フェノキシエタノールとコカミドプロピ
ルPG−ジモニウムクロリドホスフェート及び/又はソ
ジウムココPG−ジモニウムクロリドホスフェートとを
化粧料や皮膚外用医薬などの皮膚外用剤に含有させる。
好ましくは、更に多価アルコールを含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚外用剤に関
し、更に詳細には、化粧料に好適な皮膚外用剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】化粧料や皮膚外用医薬などの皮膚外用剤
の分野に於いて、重要な要素の一つに、皮膚上に保護膜
を形成させ、皮膚からの水分の散逸を防いだり、外部か
らの刺激因子の皮膚内への侵入を防いだりすることが挙
げられる。この様な皮膜を形成する物質としては、例え
ばヒアルロン酸ナトリウムやヘパリン類似物質などのム
コ多糖類が知られているが、これらは製剤上或いは物性
上、かかる保護膜効果を充分に発揮するまでの量を皮膚
外用剤に含有させることは難しい。即ち、この様な成分
を多く含有させすぎると、粘度が著しく高くなり、使用
性を損なってしまったり、使用時の感触において、許容
し難いべたつきが感じられたりするためである。この
為、保護性が高く使用性に優れる保護被膜成分の開発が
望まれていた。又、敏感肌の人にとっては、パラベン類
などの防腐剤は、微生物に対する安定性向上の目的で使
用されているが、このものが時として刺激発現の原因と
なるため、微生物に対する安定性を維持しつつ、この様
なパラベン類の含有をさける方法も望まれていた。
【0003】一方コカミドプロピルPG−ジモニウムク
ロリドホスフェート又はソジウムココPG−ジモニウム
クロリドホスフェートは、何れも複数の長鎖疎水基を有
する燐酸ジエステル又はトリエステルを構成要素とする
擬似燐脂質混合物であり、化粧料用の原料として知られ
ているが、このものとフェノキシエタノールを組み合わ
せることも、グリセリン、1,3−ブタンジオール、イ
ソプレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリ
セリン又は1,2−ペンタンジオール等の多価アルコー
ルと組み合わせることは全く知られていなかったし、こ
の様な組み合わせを皮膚外用剤に含有させることによ
り、パラベン類無しでも充分な微生物に対する安定性が
得られ、パラベン類による刺激発現をさけるとともに、
優れた保護被膜を形成する皮膚外用剤が得られることも
全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、防腐力、保護性が高く使用性
に優れる保護被膜成分の組み合わせ開発し、これを含む
皮膚外用剤を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は保護性が高く使用性に優れる保護被膜成分の組み合わ
せ開発し、これを含む皮膚外用剤を提供すべく、鋭意研
究努力を重ねた結果、コカミドプロピルPG−ジモニウ
ムクロリドホスフェートとフェノキシエタノールを含有
し、好ましくは多価アルコール類を含有する化粧料など
の皮膚外用剤にその様な特性を見出し、発明を完成させ
るに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するも
のである。 (1)フェノキシエタノールとコカミドプロピルPG−
ジモニウムクロリドホスフェート及び/又はソジウムコ
コPG−ジモニウムクロリドホスフェートとを含有する
ことを特徴とする、皮膚外用剤。 (2)更に多価アルコールを含有することを特徴とす
る、(1)に記載の皮膚外用剤。 (3)多価アルコールが、1,3−ブタンジオール、イ
ソプレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリ
セリン及び1,2−ペンタンジオールから選択されるも
のを含むものであることを特徴とする、(1)又は
(2)に記載の皮膚外用剤。 (4)多価アルコールが、グリセリン、1,3−ブタン
ジオール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、ジグリセリン及び1,2−ペンタンジオールから
選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とす
る、(1)〜(3)何れか1項に記載の皮膚外用剤。 (5)更に、カルボキシビニルポリマーの塩及び/又は
アクリル酸・メタクリル酸(C10〜30)アルキルの
塩を含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか
1項に記載の皮膚外用剤。 (6)刺激物からの皮膚防護用のものであることを特徴
とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の皮膚外用
剤。 (7)化粧料であることを特徴とする、(1)〜(6)
何れか1項に記載の皮膚外用剤。 (8)敏感肌用であることを特徴とする、(7)に記載
の化粧料。以下、本発明について、実施の形態を中心に
更に鍾愛に説明を加える。
【0006】
【発明の実施の形態】(1)本発明の皮膚外用剤の必須
成分であるフェノキシエタノール 本発明の皮膚外用剤はフェノキシエタノールを必須成分
として含有することを特徴とする。フェノキシエタノー
ルは別名エチレングリコールモノフェニルエーテルとも
称し、防腐効果を有する化粧料原料として使用されてい
るが、このものはパラベンなどに敏感な人であっても安
全に使用できる特性を有するものの、その防腐力は今ひ
とつと言わざるを得ない点があった。本発明の皮膚外用
剤に於いては、コカミドプロピルPG−ジモニウムクロ
リドホスフェート及び/又はソジウムココPG−ジモニ
ウムクロリドホスフェートと組み合わせて用いることに
より、優れた防腐力を発揮させている。本発明の皮膚外
用剤に於ける、フェノキシエタノールの好ましい含有量
は、0.2〜1重量%である。
【0007】(2)本発明の必須成分であるコカミドプ
ロピルPG−ジモニウムクロリドホスフェート及び/又
はソジウムココPG−ジモニウムクロリドホスフェート 本発明の皮膚外用剤は、コカミドプロピルPG−ジモニ
ウムクロリドホスフェート及び/又はソジウムココPG
−ジモニウムクロリドホスフェートを含有することをも
う一つの必須構成要素とする。ここで、コカミドプロピ
ルPG−ジモニウムクロリドホスフェート及びソジウム
ココPG−ジモニウムクロリドホスフェートは何れも複
数の長鎖疎水基を有する燐酸ジエステル又はトリエステ
ルを構成要素とする擬似燐脂質混合物であり、特開昭5
9−4478号に記載されている方法によって製造する
ことができる。又、これらの化合物は既に市販されてい
るものがあり、この様なものを使用することも可能であ
る。この様な市販品としては、例えば、ユニケマ社より
市販されている、コカミドプロピルPG−ジモニウムク
ロリドホスフェートとしてはホスホリピッドPTCが、
ソジウムココPG−ジモニウムクロリドホスフェートと
してはホスホリピッドCDMが好ましく例示できる。本
発明の皮膚外用剤としては、コカミドプロピルPG−ジ
モニウムクロリドホスフェート及び/又はソジウムココ
PG−ジモニウムクロリドホスフェートとしてこの様な
市販品を用いることが、品質の安定性を保つ意味で特に
好ましい。これらコカミドプロピルPG−ジモニウムク
ロリドホスフェート及び/又はソジウムココPG−ジモ
ニウムクロリドホスフェートはどちらか一方を含有させ
ることもできるし、両方を含有させることもできる。本
発明の皮膚外用剤に於ける、コカミドプロピルPG−ジ
モニウムクロリドホスフェート及び/又はソジウムココ
PG−ジモニウムクロリドホスフェートの好ましい含有
量は、総量で、皮膚外用剤全量に対して、0.01〜1
0重量%が好ましく、更に好ましくは、0.1〜1重量
%である。これは少なすぎると、被膜特性が好ましくな
くなる場合があり、多すぎても効果が頭打ちになる場合
があるからである。
【0008】(3)本発明皮膚外用剤の準必須成分であ
る多価アルコール 本発明の皮膚外用剤は、多価アルコールを準必須成分と
して含有することを特徴とする。本発明に於いて、多価
アルコールはもう一つの必須成分であるコカミドプロピ
ルPG−ジモニウムクロリドホスフェート及び/又はソ
ジウムココPG−ジモニウムクロリドホスフェートとと
もに刺激物質などを通過させない、密着性を有する皮膜
を形成する作用を有する。本発明の皮膚外用剤では、通
常皮膚外用剤で使用される多価アルコールを使用するこ
とができ、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブ
タンジオール、グリセリン、ポリエチレングリコール、
イソプレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグ
リセリン、マルチトール、ソルビトール、キシリトール
或いは1,2−ペンタンジオールが好ましく例示でき、
これらの内では、1,3−ブタンジオール、イソプレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン及
び1,2−ペンタンジオールから選択されるものを含む
ものである形態が好ましく、更に好ましくは、グリセリ
ン、1,3−ブタンジオール、イソプレングリコール、
ジプロピレングリコール、ジグリセリン及び1,2−ペ
ンタンジオールから選択される1種乃至は2種以上であ
る形態が例示できる。又、これら多価アルコールの含有
量は、総量で皮膚外用剤全量に対して、4〜15重量%
であることが好ましく、更に好ましくは5〜10重量%
である。又、かかる構成の内、1,3−ブタンジオー
ル、1,2−ペンタンジオール又はイソプレングリコー
ルを皮膚外用剤全量に対し、3〜6重量%含有する形態
が特に好ましい
【0009】(4)本発明の皮膚外用剤 本発明の皮膚外用剤は、上記に示したごとくフェノキシ
エタノールとコカミドプロピルPG−ジモニウムクロリ
ドホスフェート及び/又はソジウムココPG−ジモニウ
ムクロリドホスフェートとを必須成分として含有し、準
必須成分として、多価アルコールを含有することを特徴
とする。ここで、本発明に於いて、皮膚外用剤とは、化
粧料、皮膚外用医薬、皮膚外用殺菌・消毒剤など皮膚外
用に用いるものの総称を意味する。本発明の皮膚外用剤
はこれらの何れにも適用できるが、そのマイルドな特性
上、化粧料に適用することが好ましく、中でも敏感肌用
の化粧料として適用することが特に好ましい。本発明の
皮膚外用剤に於いては、上記の必須成分以外に、通常皮
膚外用剤で使用される任意にの成分を含有することがで
きる。かかる任意の成分としては、例えば、スクワラン
や流動パラフィン、固形パラフィンなどの炭化水素類、
ジメチコンやフェメチコンなどの内、必須成分とはなら
ないシリコーン類、ホホバ油やゲイロウなどのエステル
類、ステアリン酸やオレイン酸などの脂肪酸類、ベヘニ
ルアルコールやセタノール、オレイルアルコールなどの
高級アルコール類、牛脂やオリーブオイル等のトリグリ
セライド類、ステアリン酸モノグリセリド、ソルビタン
セスキオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオ
レート、ポリオキシエチレンステアレート等の非イオン
界面活性剤、ソジウムラウリルステアレートなどのアニ
オン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチ
オン界面活性剤類、結晶セルロース等の粉体類、カルボ
キシビニルポリマーの塩、アクリル酸・メタクリル酸
(C10〜30)アルキルコポリマーの塩、ポリアクリ
ル酸の塩、ベントナイト、キサンタンガムやヒドロキシ
プロピルセルロースなどの増粘剤、ビタミンやグリチル
リチンなどの有効成分などが好ましく例示できる。これ
らの内、本発明の皮膚外用剤に特に好ましい成分として
は、カルボキシビニルポリマーの塩及び/又はアクリル
酸・メタクリル酸(C10〜30)アルキルの塩が挙げ
られる。これらは保護膜を強化する作用を発揮するから
である。これらカルボキシビニルコポリマーの塩やアク
リル酸・メタクリル酸アルキル(C10〜30)コポリ
マーの塩は既に市販されている、カルボキシビニルコポ
リマー及びアクリル酸・メタクリル酸アルキル(C10
〜30)コポリマーを中和することにより系内に形成さ
せることができる。この様な塩としては、生理的に許容
され、ゲルを形成するものであれば特段の限定無く適用
でき、例えば、ナトリウム塩やカリウム塩等のアルカリ
金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミンやトリ
エチルアミン塩等の有機アミン塩、リジン塩やアルギニ
ン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。又
これらのものについては、粘度特性から数種のものが市
販されているが、それらを唯1種用いることもできるし
2種以上を組み合わせて用いることもできる。好ましい
ものは、これら2種をともに含有する形態である。かか
るカルボキシビニルコポリマーの塩及びアクリル酸・メ
タクリル酸アルキル(C10〜30)コポリマーの塩の
2者を含有する場合に於いて、好ましい組み合わせとし
ては、フリー体に換算して、カルボキシビニルポリマ
ー:アクリル酸・メタクリル酸アルキル(C10〜3
0)コポリマー=99:1〜9:1の比で含有する形態
である。又、含有量としてはフリー体に換算して、皮膚
外用剤全量に対して、0.05〜1重量%であり、更に
好ましくは0.1〜0.5重量%である。これは多すぎ
ると化粧持ちを損ない、保護膜の持続時間を短くしてし
まう場合があり、少なすぎると保護膜強化作用を発揮し
ない場合があるからである。又、本発明の皮膚外用剤の
必須成分であるコカミドプロピルPG−ジモニウムクロ
リドホスフェート及び/又はソジウムココPG−ジモニ
ウムクロリドホスフェートは抗菌作用も有しているた
め、本発明の皮膚外用剤に於いては、敏感肌で刺激ので
ることがあるメチルパラベンやブチルパラベンなどのパ
ラベン類を含有しないことが好ましい。本発明の皮膚外
用剤はこの様な防腐剤を含有しなくとも充分な防腐作用
を有する。本発明の皮膚外用剤は、これらの必須成分と
任意の成分とを常法に従って処理することにより製造す
ることができる。
【0010】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ
限定されないことは言うまでもない。
【0011】<実施例1〜3>下記に示す処方に従っ
て、本発明の皮膚外用剤である、ローションを作製し
た。即ち、イ、ロの成分を80℃で加熱し、イに徐々に
ロを加えて中和して、攪拌冷却して、ローションを得
た。同時に比較例1として、コカミドプロピルPG−ジ
モニウムクロリドホスフェート及びソジウムココPG−
ジモニウムクロリドホスフェートをヒアルロン酸ナトリ
ウムに置換したもの、比較例2としてホスファチジルエ
タノールアミンに置換したものを作製した。これらのロ
ーションを用いて、ハートレー系白色モルモット1群6
匹の背部を剃毛し、ガムテープで2回ストリッピングし
た2cm×2cmの部位に0.01ml塗布し、ここに
1%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液を0.01ml含浸
させたパッチ絆創膏を貼付し、24時間クローズドパッ
チした。パッチ絆創膏除去1時間に皮膚反応をドレーズ
の基準(++;浮腫を伴う反応、+;明らかな紅斑を伴
う反応、±;不明瞭な紅斑を伴う反応、−;無反応)で
判定を行った。対照としては、下記の処方成分中の成分
1を水に置換したものを用いた。結果を表1に示す。こ
れより、本発明の皮膚外用剤であるローションは保護被
膜により、刺激物質であるラウリル硫酸ナトリウムの肌
への侵入を抑制していることが明白である。またこれら
のものの防腐力を、これらの皮膚外用剤を10%混合さ
せた寒天平板培地に、バチルス・スベチリス、スタフィ
ロコッカス・アウレウス、エッシェリヒア・コリを白金
耳で移植し、その生育を観察して、コロニーの程度を5
(全面)〜0(皆無)の評点で評価し、確かめた。結果
を表2に示す。本発明の皮膚外用剤は優れた防腐効果を
有することがわかる。 イ カルボキシビニルポリマー1%水溶液 6 重量部 カーボポール1382の1%水溶液 5 重量部 (アクリル酸・メタクリル酸(C10−30)アルキル) マルメロエキス 0.1重量部 成分1* 0.1重量部 エタノール 6 重量部 フェノキシエタノール 0.3重量部 水 77 重量部 ロ 水酸化カリウム10%水溶液 5.5重量部 *詳細は表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】<実施例4〜9>実施例1〜3と同様に多
価アルコールを加えて同様の検討を行った。結果を表3
に示す。これより、本発明の多価アルコールとしては、
1,3−ブタンジオール、イソプレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、ジグリセリン及び1,2−ペンタ
ンジオールから選択されるものを含むものである形態が
好ましいことがわかる。これらは何れも上記の防腐力試
験で実施例1〜3と同程度乃至はそれ以上の防腐力を有
していた。 イ カルボキシビニルポリマー1%水溶液 6 重量部 カーボポール1382の1%水溶液 5 重量部 (アクリル酸・メタクリル酸(C10−30)アルキル) マルメロエキス 0.1重量部 ホスホリピッドPTC 0.1重量部 多価アルコール** 6 重量部 フェノキシエタノール 0.3重量部 水 77 重量部 ロ 水酸化カリウム10%水溶液 5.5重量部 **詳細は表3に記す。
【0015】
【表3】
【0016】<実施例10>上記実施例と同様に下記処
方に従ってローションを作製した。このものの保護膜評
価の結果は、±3例、−3例であり、アクリル酸・メタ
クリル酸アルキルの塩も存在する方が好ましいことがわ
かる。 イ カルボキシビニルポリマー1%水溶液 11 重量部 マルメロエキス 0.1重量部 ホスホリピッドPTC 0.1重量部 イソプレングリコール 6 重量部 フェノキシエタノール 0.3重量部 水 77 重量部 ロ 水酸化カリウム10%水溶液 5.5重量部
【0017】<実施例11>上記実施例と同様に下記処
方に従ってローションを作製した。このものの保護膜評
価の結果は、±3例、−3例であり、カルボキシビニル
コポリマーの塩も存在する方が好ましいことがわかる。 イ アクリル酸・メタクリル酸アルキル 11 重量部 マルメロエキス 0.1重量部 ホスホリピッドPTC 0.1重量部 イソプレングリコール 6 重量部 フェノキシエタノール 0.3重量部 水 77 重量部 ロ 水酸化カリウム10%水溶液 5.5重量部
【0018】<実施例12>下記に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用剤である、アンダーメークアップ化粧
料を作製した。即ち、イ、ロ、ハの成分を80℃で加熱
し、イに徐々にロを加えて乳化し、更に、ハを加えて中
和して、これをホモジナイザーで粒子を整えた後、攪拌
冷却して、アンダーメークアップ化粧料を得た。このメ
ークアップ化粧料を使用して、ファンデーションで刺激
を感じやすい人14名を対象に、右半顔をこのアンダー
メークで処理した後、ファンデーションを塗布し、左半
顔をアンダーメークアップ無しでファンデーションを塗
布してもらった。この様な使用を1週間続けてもらい、
ファンデーションの刺激感の出現の程度を右の方が刺激
を感じにくい、左右変わらない、左の方が刺激を感じに
くいの3者択一の設問について、回答してもらった。結
果は14名全員が右の方が刺激を感じにくい(アンダー
メークアップ使用の方が刺激を感じにくい)との回答で
あり、本発明の皮膚外用剤である、アンダーメークアッ
プ化粧料の保護膜としての効果が確かめられた。 イ セタノール 0.1重量部 ホホバ油 0.5重量部 ヘーゼルナッツオイル 0.1重量部 オリーブ油 0.1重量部 2−エチルヘキサン酸セチル 4 重量部 スクワラン 5 重量部 トコフェロール 0.1重量部 パラベン 0.1重量部 フェノキシエタノール 0.1重量部 ポリオキシエチレンステアリン酸エステル 0.6重量部 グリセリルモノステアレート 3 重量部 ジグリセリルモノオレート 0.5重量部 虹彩箔(赤) 1 重量部 球状アクリル樹脂粉体 4 重量部 メチルシロキサン網状重合体 2 重量部 「シリコーン9028J」 12 重量部 (高重合度ジメチルポリシロキサン;信越化学製) ホスフォリピッドPTC 0.5重量部 ホスフォリピッドCDM 0.5重量部 ロ カルボキシビニルポリマー1%水溶液 10 重量部 「ペムレンTR−1」1%水溶液 1 重量部 (アクリル酸・メタクリル酸(C10−30)アルキル共重合体) マルメロエキス 0.1重量部 1,3−ブタンジオール 6 重量部 イソプレングリコール 2 重量部 水 51 重量部 フェノキシエタノール 0.2重量部 ハ 水酸化ナトリウム10%水溶液 5.5重量部
【0019】<実施例13>以下に示す処方に従って、
本発明の皮膚外用剤である、ステロイド剤(皮膚外用医
薬)を作製した。即ち、処方成分イ、ロ、ハをそれぞれ
70℃に加熱し、、イに徐々にロを加え、乳化し、これ
にハを徐々に加え中和して、ステロイド剤を得た。 イ 軽質流動イソパラフィン 5 重量部 セタノール 2 重量部 ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 1 重量部 ホスフォリピッドPTC 0.2重量部 ホスフォリピッドCDM 0.3重量部 ベクロメタゾン 1 重量部 ロ イソプレングリコール 3 重量部 1,2−ペンタンジオール 4 重量部 1,3−ブタンジオール 1 重量部 1%カルボキシビニルポリマー水溶液 5 重量部 1%ペムレンTR−2水溶液 20 重量部 水 35 重量部 フェノキシエタノール 0.5重量部 ハ 10%水酸化カリウム水溶液 2 重量部 水 20 重量部
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、防腐力、保護性が高く
使用性に優れる保護被膜成分の組み合わせ開発し、これ
を含む皮膚外用剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/16 A61K 47/16 47/34 47/34 A61P 17/16 A61P 17/16 Fターム(参考) 4C076 AA11 BB31 CC04 CC18 DD30 DD34 DD37 DD38 DD39 DD52 DD63 EE09 EE23 EE58 FF23 FF39 4C083 AA122 AB032 AB502 AC012 AC022 AC072 AC102 AC111 AC112 AC121 AC122 AC171 AC172 AC342 AC402 AC422 AC482 AC901 AC902 AD091 AD092 AD111 AD152 AD492 AD572 AD662 CC04 DD23 EE12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノキシエタノールとコカミドプロピ
    ルPG−ジモニウムクロリドホスフェート及び/又はソ
    ジウムココPG−ジモニウムクロリドホスフェートとを
    含有することを特徴とする、皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 更に、多価アルコールを含有することを
    特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 多価アルコールが、1,3−ブタンジオ
    ール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコー
    ル、ジグリセリン及び1,2−ペンタンジオールから選
    択されるものを含むものであることを特徴とする、請求
    項1又は2に記載の皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 多価アルコールが、グリセリン、1,3
    −ブタンジオール、イソプレングリコール、ジプロピレ
    ングリコール、ジグリセリン及び1,2−ペンタンジオ
    ールから選択される1種乃至は2種以上であることを特
    徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の皮膚外用
    剤。
  5. 【請求項5】 更に、カルボキシビニルポリマーの塩及
    び/又はアクリル酸・メタクリル酸(C10〜30)ア
    ルキルの塩を含有することを特徴とする、請求項1〜4
    何れか1項に記載の皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】 刺激物からの皮膚防護用のものであるこ
    とを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の皮膚
    外用剤。
  7. 【請求項7】 化粧料であることを特徴とする、請求項
    1〜6何れか1項に記載の皮膚外用剤。
  8. 【請求項8】 敏感肌用であることを特徴とする、請求
    項7に記載の化粧料。
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