JP2002225884A - 通気性袋とその製造方法 - Google Patents
通気性袋とその製造方法Info
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Abstract
を包装するための通気性袋とその製造方法に関し、従来
の2つ折り工程に基づく種々の問題点、すなわち折り曲
げが容易に行えないこと、折り曲げ部分に脹らみや変形
が生じること、側端縁に変形や歪みが生じること、製造
後の商品価値を損なうこと等の問題点を解決することを
課題とする。 【解決手段】 袋本体1が、表裏2枚の通気性シートを
接続することによって形成され、且つ該表裏2枚の通気
性シートのうち、少なくとも一方の通気性シートが、気
体透過性フィルムで構成されてなることを特徴とする。
Description
造方法、さらに詳しくは、生鮮食品等の通気性が必要と
される被包装物を包装するための通気性袋とその製造方
法に関する。
成樹脂製網状体からなるネット袋が使用されている。
尺状の合成樹脂製の網状シートを2つ折りし、その折り
曲げ部分を底部として形成するとともに、所定位置を熱
溶着シールするともに、そのシールされた位置を切断し
て製造されている。
示すように、2つ折りされた折り曲げ部分が底部22とし
て形成され、両側縁が熱溶着されて袋本体21とされ、そ
の袋本体21の上部の開口部23から袋本体21の一片21a が
他片21b より延長されるように、封緘片兼用の合成樹脂
製フィルムからなるヘッダー24を取り付けた構成からな
るものである。
樹脂製の網状シートを2つ折りするが故に、その長尺状
の合成樹脂製の網状シートを移送し、或いは半折する際
に、不用意に引張力や曲げ力が生じ、袋本体が変形する
おそれがあるという問題点があった。
げが容易に行えず、折り曲げ部分である袋本体21の底部
22に歪みや脹らみが生ずるおそれがあった。
のように熱溶着シールによって製造されるが、袋本体の
底部に歪みや脹らみがあると、側端縁にも歪みや変形が
生ずることとなり、側端縁の仕上がりも悪くなるという
問題点があった。
なると、商品価値が著しく減殺されることとなってい
た。
決するためになされたもので、従来の2つ折り工程に基
づく種々の問題点、すなわち折り曲げが容易に行えない
こと、折り曲げ部分に脹らみや変形が生じること、側端
縁に変形や歪みが生じること、製造後の商品価値を損な
うこと等の問題点を解決することを課題とするものであ
る。
題を解決するために、通気性袋と、その製造方法として
なされたもので、通気性袋としての特徴は、袋本体1
が、表裏2枚の通気性シートを接続することによって形
成され、且つ該表裏2枚の通気性シートのうち、少なく
とも一方の通気性シートが、気体透過性フィルムで構成
されてなることである。
ばその表裏2枚の通気性シートの両側縁及び底縁を溶着
することによってなされる。
は、長尺状の気体透過性フィルム17を移送するととも
に、該長尺状の気体透過性フィルム17の上側に2枚の長
尺状の合成樹脂製網状シート9,9を左右に配置して移
送し、次に前記長尺状の気体透過性フィルム17の中央部
分を切断し、且つ前記長尺状の合成樹脂製網状シート
9,9と長尺状の気体透過性フィルム17の端部側を溶着
するとともに該合成樹脂製網状シート9,9と長尺状の
気体透過性フィルム17との移送方向と交差する方向を等
間隔ごとに溶着し切断して製造することである。
図面に従って説明する。
について説明する。
の両片1a,1b の両側縁部及び底縁部の三方が熱溶着され
て袋状に形成されている。
は、所定幅を有したシール状態に形成されている。ま
た、溶着されていない袋本体1の上部には、開口部3が
形成されている。
構成され、他片1bは合成樹脂製網状体(ネット)で構成
されている。
ばフィルム表面に微細な凹凸加工が施されたものが用い
られる。また、このような気体透過性フィルムに、防曇
加工と称される曇り止めの加工を施すことも可能であ
る。
部側から他片1bより開口部3の上方へ延長して形成され
ている。そして、その封緘片の一面側には接着剤5を介
して離型材6が設けられている。
状フィルム7が貼着されている。この帯状フィルム7
は、前記封緘片4が袋本体1の他片1b側に折り曲げられ
る際に、その封緘片4の一面側の接着剤5が接着される
ような位置に設けられている。
13を使用する場合には、袋本体1内に被包装物を収納
し、次に、離型材6を剥離した後、封緘片4を袋本体1
の他片1b側に折り曲げ、接着剤5を介して封緘片4を帯
状フィルム7に接着する。
包装されることとなる。
13を製造する方法について説明する。
状シート9,9と、1枚の長尺状の気体透過性フィルム
17を準備する。
長さにほぼ等しく、また2軸延伸ポリプロピレンからな
るネットで構成されている。
尺状の網状シート9,9を配置するとともに、下側に長
尺状の気体透過性フィルム17を配置して、これらの網状
シート9,9及び気体透過性フィルム17を移送する。
には、予め接着剤5を介して離型材6が設けられてい
る。
ルム形成用シート12,12 を、2枚の上側の網状シート
9,9にそれぞれ溶着させておく。
体透過性フィルム17の端部側を溶着する。そして、端部
側で溶着された上側の網状シート9と下側の気体透過性
フィルム17との、移送方向と交差する方向を等間隔毎に
溶着するとともに、その溶着位置を切断する。
略中央を切断する。
袋13, …が連続的に製造されることとなるのである。
の網状シート9,9及び気体透過性フィルム17を接合し
て通気性袋13を製造するため、従来のように2つ折りの
工程が不要となり、従って、袋本体1の側縁や底縁に歪
みが生ずる等の問題点を解決しうるに至った。
シート9,9を配置して移送したが、これに限らず、製
造される袋の長さの2丁分の幅を有する網状シートを1
枚上側に配置し、その略中央の位置で切断してその切断
部分を除去することにより、上記図2に示すような2枚
の網状シート9,9を形成することも可能である。
を切断した後は、上記図2と同様の工程で袋が製造され
ることとなる。
る網状シート(ネット)として、ポリプロピレンからな
るものを用いたが、このネットの材質はこれに限定され
るものではなく、たとえばポリエチレン等のものを用い
ることも可能である。
とも可能であり、また合成樹脂以外の素材のものを用い
ることも可能である。
他片1bの材質として、合成樹脂製の網状シート(ネッ
ト)を使用したが、袋本体1の他片1bの材質はこれに限
定されるものではなく、たとえば割符と称されるネット
に比べて広幅で偏平な合成樹脂製の網状体を使用するこ
とも可能であり、さらに不織布を使用することも可能で
ある。
は、通気性の素材が使用されていればよく、また、袋本
体1の表裏2枚の通気性シートのうち、少なくとも一方
が気体透過性フィルムで構成されていればよいのであ
る。
と気体透過性フィルム17とを溶着した後に切断すること
によって通気性袋を製造したが、熱溶断シールのよう
に、溶着と同時に断裁することも可能である。
ィルムからなる袋本体1の一片1a側に封緘片4が形成さ
れていたが、このような封緘片4がない袋も本発明の範
囲に含まれうる。
り、袋本体1の一片1aが気体透過性フィルムで構成さ
れ、他片1bがネットで構成されている。
に気体透過性フィルム17を移送するとともに、その上側
に網状シート9,9を移送させ、次に、図5に示すよう
に気体透過性フィルム17の中央部分を切断し、網状シー
ト9,9と気体透過性フィルム17の端部側を溶着すると
ともに、両者の移送方向と交差する方向を等間隔毎に溶
着するとともに切断して製造されるものである。
5及び離型材6を封緘片4側に設けたが、封緘片4側に
設けずに、帯状フィルム7側に設けてもよい。
手段によって封緘されるようにしてもよい。
片1aと他片1bとが底縁で溶着されていたが、底縁で溶着
される必要は必ずしもなく、底縁から離間した位置(袋
本体の一片側又は他片側)で溶着されていてもよい。
示すような袋が例示される。
なる袋本体の一片1aの下端を、ネットからなる他片1b側
にわずかに折り曲げ、その一片1aの下端19を他片1bの下
端20に溶着して構成されたものである。
けられた離型材を示す。
を接着するための帯状フィルムで、袋本体の他片1b側の
上部に設けられている。
透過性フィルム17の両端部をわずかに折り曲げて2枚の
網状シート9,9のそれぞれの端縁に溶着し、接着剤5
及び離型材6が設けられた部分の略中央を切断すること
によって製造されるものである。
本体の一片1aの下端19を、気体透過性フィルムからなる
他片1b側にわずかに折り曲げ、その一片1aの下端19を他
片1bの下端20に溶着して構成されたものである。
らなる封緘片兼用のヘッダーで、接着剤5を介して離型
材6が設けられている。
ダー形成用シート11の両側に溶着された網状シート10,1
0 の端部をわずかに折り曲げて気体透過性フィルム17,
17のそれぞれの端縁に溶着し、接着剤5及び離型材6が
設けられたヘッダー形成用シート11の略中央を切断する
ことによって製造されるものである。
一片1aを気体透過性フィルムで構成し、他片1bをネット
で構成し、さらに袋本体1の一片1a側に封緘片4を形成
した袋を製造する場合に、上記図2に示すように、長尺
状の気体透過性フィルム17の略中央に接着剤5と離型材
6を貼着したものを用いる他、図10に示すように、気体
透過性フィルム17の両側に接着剤5と離型材6を貼着し
たものを用いることも可能である。
する手段も、該実施形態のような熱溶着に限らず、超音
波溶着であってもよい。
(ネット)を用いる場合、その網目の形状は、正方形、
ひし形、円形、楕円形、小判形等、その形状は問うもの
ではない。
ートの網目の形状を変えることも可能であり、この場合
には、異形の網目の網状シートからなる両片1a,1b を重
合した場合の交差部分が、同形の網目の網状シートから
なる両片1a,1b を重合した場合に比べて多くなるため、
側縁等におけるシール強度もその分良好になるという効
果がある。
要とする食品の他、食品以外のもの等、その種類は問う
ものではない。
1枚の網状シート等の通気性シートを2つ折りして製造
するのではなく、表裏の2枚の通気性シートを接続する
ことによって袋を製造するものであるため、従来生じて
いた2つ折り作業に伴う種々の問題点、すなわち折り曲
げが容易に行えないこと、折り曲げ部分に歪み等が生じ
ること、端縁に歪み等が生じること、製造後の外観体裁
を損なうこと等の種々の問題点を解決することが可能と
なった。
るのを防止できる結果、袋本体の側端縁となる部分を溶
着して切断し、或いは溶断することによって、従来のよ
うに側端縁に極端な変形等が生ずるおそれもなく、側端
縁の仕上がりが従来に比べて著しく良好になるという効
果がある。
用いて製造する場合には、所定位置の溶着や切断等によ
って、袋の幅の寸法ごとに同時に2枚の袋が製造される
ため、時間あたりの袋の生産量も倍増し、従来に比べて
時間あたりの生産量が著しく増大するという効果があ
る。
及び気体透過性フィルムの移送工程を示す断面図。
ト及び気体透過性フィルムの移送工程を示す断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 袋本体(1) が、表裏2枚の通気性シート
を接続することによって形成され、且つ該表裏2枚の通
気性シートのうち、少なくとも一方の通気性シートが、
気体透過性フィルムで構成されてなることを特徴とする
通気性袋。 - 【請求項2】 長尺状の気体透過性フィルム(17)を移送
するとともに、該長尺状の気体透過性フィルム(17)の上
側に2枚の長尺状の合成樹脂製網状シート(9),(9)を左
右に配置して移送し、次に前記長尺状の気体透過性フィ
ルム(17)の中央部分を切断し、且つ前記長尺状の合成樹
脂製網状シート(9), (9)と長尺状の気体透過性フィルム
(17)の端部側を溶着するとともに該合成樹脂製網状シー
ト(9), (9)と長尺状の気体透過性フィルム(17)との移送
方向と交差する方向を等間隔ごとに溶着して切断し、又
は溶断して製造することを特徴とする通気性袋の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002019987A JP4421167B2 (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | 通気性袋の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002019987A JP4421167B2 (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | 通気性袋の製造方法 |
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---|---|---|---|
JP27756699A Division JP2001097398A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 通気性袋とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4421167B2 JP4421167B2 (ja) | 2010-02-24 |
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- 2002-01-29 JP JP2002019987A patent/JP4421167B2/ja not_active Expired - Fee Related
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