JP2002225768A - ハンドルグリップヒータ - Google Patents

ハンドルグリップヒータ

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JP2002225768A
JP2002225768A JP2001022496A JP2001022496A JP2002225768A JP 2002225768 A JP2002225768 A JP 2002225768A JP 2001022496 A JP2001022496 A JP 2001022496A JP 2001022496 A JP2001022496 A JP 2001022496A JP 2002225768 A JP2002225768 A JP 2002225768A
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JP
Japan
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heating wire
rib
handle grip
grip
base
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JP2001022496A
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English (en)
Inventor
Makoto Ishiguro
真 石黒
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Nissei Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissei Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱線の密着性、固定性に優れるとともに、
改善された作業性の下に安価なハンドルグリップヒータ
を提供する。 【解決手段】 発熱線(2)を半円弧状に折り返すため
のリブ(3)、および折り返した発熱線(2)をグリッ
プベース(1)の長手方向と平行な直線状態で埋設させ
る保持溝(4)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車、スノ
ーモービル等のハンドル部に取り付けられるハンドルグ
リップヒータに関し、さらに詳しくはグリップベースの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特開平11−3145
87号公報で、ゴム状弾性体で構成されるグリップベー
ス上に、ヒータ線(発熱線)をジグザグ状に捲着・固定
したハンドルグリップヒータを提案した。ところが、こ
のような提案にあっても、ヒータ線固定用リブ(4)の
ヒータ線ターン部(4a)のリブ形状は直線形状である
ため、図5に示すように、ターン部においてヒータ線が
円弧状に配設される。つまり、ヒータ線(2)はリブ
(4)のヒータ線ターン部(4a)の角、P点とQ点の
2点のみで保持されることになるので、グリップベース
との密着性が悪かった。このため、グリップベース
(1)上にグリップラバーを押出成型する際の圧力や、
作業時の取り扱いにより、ヒータ線(2)がリブ(4)
のヒータ線ターン部(4a)からはずれ易いという問題
があった。そこで、この問題を解消するためには、ヒー
タ線(2)を這わせた後,ペンチや専用治具でリブのタ
ーン部の該ヒータ線を押さえ、ターン部の形状に沿わせ
てやる必要があったが、この間の作業性が極度に低下す
ることは説明を要しない。とりわけ、ヒータ線(2)が
太く硬い場合、この作業には多大の労力を費やすことに
なる。さらに、この提案では、隣り合うヒータ線固定リ
ブ(4)間にはかなりの隙間があり、しかも、リブ
(4)のヒータ線ターン部(4a)のみでヒータ線を固
定しているだけなので、ヒータ線(2)が直線状になら
ず、斜行しつつ緩んだ状態、いわゆる張り斑を生ずると
いう問題、さらには、グリップベース(1)との密着性
が不充分であり、ヒータ線がグリップベースから浮き上
がり、リブの上面よりも飛び出てしまうという問題もあ
った。この問題に対処するため、図4に示すように、ヒ
ータ線固定リブ上で、全周に亘って、複数箇所に固定テ
ープ(6)を巻着していたが、これでは構成が複雑にな
ると共に、組み立ての工数が掛かり、依然として作業性
が悪かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、従来の問題点を解消して、発熱線の密着性、固
定性に優れるとともに、改善された作業性の下に安価な
ハンドルグリップヒータを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、グリップ
ベース上に発熱線を半円弧状に折り返すためのリブおよ
び発熱線を埋設固定させるための保持溝を設けることを
着想した。
【0005】かくして、本発明によれば、発熱線をジグ
ザグ状に、その長手方向表面に捲着したグリップベース
であって(a) 発熱線を半円弧状に折り返すためのリ
ブ、および(b) 折り返した発熱線をグリップベース
の長手方向と平行な直線状態で埋設させる保持溝を有す
ることを特徴とするハンドルグリップヒータが提供され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しなが
ら説明する。図1は、その外周面上に発熱線を捲着させ
たグリップベースの上面図である。図2は、図1のA−
Aに沿った断面図である。図3は、図1のヒータ線ター
ン部の拡大上面図である。図6は、図3の側面図であ
る。図1〜図3において、(1)はハンドルグリップヒ
ータの基盤であるグリップベース、(2)は発熱線、
(3)はグリップベース(1)の外周に設けられた発熱
線を半円弧状に折り返すためのリブ、(4)は折り返し
た発熱線をグリップベースの長手方向と平行な直線状態
で埋設させる保持溝、(4a)はその開口部である。
【0007】本発明のハンドルグリップヒータに特徴的
なことは、図1〜図3に示すように、グリップベース
(1)の外周面上での、発熱線(2)の固定方法にあ
る。以下、この発熱線の固定方法について説明する。予
め成型されたゴム材からなるグリップベース(1)の外
周面上には、発熱線(2)が図1に示されるようにジグ
ザグ状に捲着されている。ここに、本発明では、図3に
示すように、発熱線を折り返すためのリブ(3)の形状
を半円弧状として、発熱線(2)とリブ(3)との接触
面積を増やして、つまり発熱線(2)をリブ(3)の外
郭線に沿って配設・固定することにより、発熱線(2)
がリブ(3)からはずれるのを防止している。さらに、
本発明では、折り返した発熱線(2)をグリップベース
(1)の長手方向と平行な直線状態で埋設させる保持溝
(4)を設けることにより、発熱線(2)が該溝内に埋
設されるので、より安定した捲着効果が得られる。ここ
で、リブ(3)の形状は発熱線(2)を折り返すため最
低限、半円弧状であればよいが、別の態様にあっては、
半円弧と直線を組み合わせた形状のいずれでもよい。リ
ブ(3)の円弧の半径Rは、発熱線の太さ、発熱密度に
より異なるが通常2mm〜4mmが好ましい。また、リ
ブ(3)の壁面の高さは、発熱線(2)の外径の2倍程度が
好ましく、その際、該壁面の側面形状の例は図6(a)
〜(b)に示されている。すなわち、該図は、図3のグ
リップベース(1)の長手方向と直交する方向に観た側
面図であり、図(a)は発熱線(2)の外郭線の少なく
とも一部を包み込むように、巻き込み状形状5(所謂、
発熱線(2)の埋設溝に相当)に形成した例を、図
(b)は船舶の船首部壁面に見られるように、船底(グ
リップベース面)から船首(リブの頂部)に向かって、
直線ないし曲線状に突き出た形状に形成した例を示す。
これらの例にあって、発熱線(2)のはずれ、特にリブ
上方への飛び出し防止効果は、図からも容易に理解でき
るように、(b)、(a)の順に向上する。次に、発熱
線保持溝(4)の形状については、クサビ型だけでな
く、かぎ型、方形等各種の形状が採用されが、発熱線
(2)の固定安定性の面からはクサビ型が好ましい。さ
らに、グリップベース(1)の最外周表面における保持
溝(4)の幅は発熱線の外径と同じか、それより小さい
ことが、発熱線(2)の直線状埋設、はずれ防止、およ
び確実な固定の点から好ましい。また、保持溝(4)の
形状・深さについても、図2に示すように、リブ(3)
と同様、上部を狭くし、発熱線(2)が埋め込まれる形
状、クサビ型、円弧状にすることにより発熱線がはずれ
にくくなるので、より好ましい。なお、本発明の保持溝
は図2に示すように、グリップベース(1)の最外周表
面の一部を肉盛りして形成した方が、発熱線(2)が埋
設し易く、しかも材料の節約となり、より好ましい。
【0008】
【発明の効果】このように、本発明によれば、発熱線
(2)が保持溝(4)内に直線状態で完全に埋設される
とともに、リブ(3)の半円弧状の壁面に沿って接触保
持されるので、発熱線(2)とグリップベース(1)と
の密着性(接触性)が大幅に改善され、安定な捲着効果
が奏される。その結果、グリップベース(1)の外周面
上に表面グリップラバーを成型する際、作業中の取り扱
いあるいは成型の圧力によって発熱線(2)がリブ
(3)はずれるのを確実に防止できる。さらに、従来の
グリップヒータでは、ヒータ線(2)の浮き上がりを防
止するため数箇所に固定シートテープ(6)を使用して
いたが、本発明では、これらが省略でき、作業性が格段
に向上する。この結果、安価で高品質のハンドルグリッ
プヒータが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグリップベースに発熱線を捲着させた
グリップラバーの成型前の状態を示す上面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の発熱線ターン部の詳細を示す拡大上面図
である。
【図4】従来のグリップベースに発熱線を捲着させたグ
リップラバーの成型前の状態を示す上面図である。
【図5】図4の従来の発熱線ターン部の詳細を示す拡大
上面図である。
【図6】図3の側面図である。
【符号の説明】
1 グリップベース 2 発熱線 3 リブ 4 保持溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱線をジグザグ状に、その長手方向表
    面に捲着したグリップベースであって(a) 発熱線を
    半円弧状に折り返すためのリブ、および(b) 折り返
    した発熱線をグリップベースの長手方向と平行な直線状
    態で埋設させる保持溝を有することを特徴とするハンド
    ルグリップヒータ。
  2. 【請求項2】 該リブを折り返し部のみに設けた請求項
    1記載のハンドルグリップヒータ。
  3. 【請求項3】 該リブ部を除いて、隣り合う保持溝間の
    表層部がリブ頂部よりも低い請求項2記載のハンドルグ
    リップヒータ。
  4. 【請求項4】 該グリップベースの最外周表面における
    保持溝の幅が発熱線の外径と同じか、それより小さい請
    求項1〜3のいずれかに記載のハンドルグリップヒー
    タ。
  5. 【請求項5】 該リブの側面形状が、発熱線(2)の外
    郭線の少なくとも一部を包み込むような、巻き込み状形
    状である請求項1〜4のいずれかに記載のハンドルグリ
    ップヒータ。
  6. 【請求項6】 該リブの側面形状が、グリップベース面
    からリブの頂部に向かって、直線ないし曲線状に突き出
    た形状である請求項1〜4のいずれかに記載のハンドル
    グリップヒータ。
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