JP7273256B1 - 絶縁紙 - Google Patents

絶縁紙 Download PDF

Info

Publication number
JP7273256B1
JP7273256B1 JP2023506073A JP2023506073A JP7273256B1 JP 7273256 B1 JP7273256 B1 JP 7273256B1 JP 2023506073 A JP2023506073 A JP 2023506073A JP 2023506073 A JP2023506073 A JP 2023506073A JP 7273256 B1 JP7273256 B1 JP 7273256B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side portion
insulating paper
coil end
region
outer coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023506073A
Other languages
English (en)
Inventor
悠太 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP7273256B1 publication Critical patent/JP7273256B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/32Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
    • H02K3/34Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation between conductors or between conductor and core, e.g. slot insulation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

本開示の絶縁紙は、電動機の固定子コアに設けられるコイルのコイルエンドの異相間を絶縁する絶縁紙であって、上側に位置する上辺部と、下側に位置する下辺部と、上辺部の左端と下辺部の左端とを結ぶ左辺部と、上辺部の右端と下辺部の右端とを結ぶ右辺部と、を備える。上辺部は、左右両端部から互いに近接する方向に行くに従って上方に膨出している。下辺部は、左辺部から右方に延びる第1辺部と、第1辺部の右端から右方に行くに従って上方に傾斜して右辺部に連接される第2辺部と、を有する。下辺部と左辺部との間のなす角度は、鋭角である。

Description

本開示は、電動機のコイルエンドの異相間を絶縁する絶縁紙に関する。
一般的に、電動機では、異なる相のコイルエンド間を絶縁するために絶縁紙が用いられている。絶縁紙は、コイルエンド同士が接触する箇所において、コイルエンド間に挿入される。コイルエンド間に絶縁紙が挿入されることで、耐圧を高めることができる。従来、電動機に用いられる絶縁紙として、種々のものが提案されている。例えば、コイルエンドの異相間を絶縁するために、形状の異なる2種類の絶縁紙を用いる場合がある。
特開2004-112974号公報
2種類の絶縁紙を用いる場合、一方の絶縁紙をコイルエンド間に挿入した後、他方の絶縁紙をコイルエンド間に挿入するため、手間と時間を要する。2種類の絶縁紙を用いる場合、2種類の絶縁紙がコイルエンド間に挿入された状態において、1種類あるいは両方の絶縁紙が適切に配置されないことで、相補的に要絶縁箇所の全体を絶縁することができなくなるおそれがある。2種類の絶縁紙を用いる場合、2種類の絶縁紙がコイルエンド間に挿入された状態において、両者が重なり合うため、絶縁箇所が正しく絶縁されているかを目視で確認するのが難しい。
通常、電動機のコイルエンドの寸法要求が厳しい場合、その製造に際して、プレスやコイルエンドを強く叩くことにより、コイルエンド形状を修正する修正工程が行われる。この修正工程を経たコイルエンドはコイル同士が強固に密接していて絶縁紙の挿入に不都合なため、絶縁紙の挿入は修正工程に先んじて行われる。修正工程を行う際には、コイルエンド間に2種類の絶縁紙が挿入されている。2種類の絶縁紙は、絶縁箇所を絶縁できるように、大きく撓んだ状態でコイルエンド間に挿入される。コイルエンド間に挿入された絶縁紙が大きく撓んでいると、修正工程時にコイルの変形と移動に伴って絶縁紙がずれる可能性が高い。この場合、2種類の絶縁紙のうちの一方又は双方が正しい位置からずれることで、絶縁箇所を絶縁できないという問題が生じるおそれがある。
そのため、修正工程後には、絶縁箇所が正しく絶縁されているかを確認する確認工程が行われる。2種類の絶縁紙を用いる場合、前述したように、コイルエンド間が絶縁されているかを目視で確認するのは難しい。従って、確認工程は、手間と時間を要する。確認工程後、正しく絶縁されていない箇所において、2種類の絶縁紙の位置を修正する位置修正工程が行われる。位置修正工程では、2種類の絶縁紙の位置を修正するため、修正に手間と時間を要する。
このように、従来では、種々の問題があった。そこで、これらの問題を解消するために、異なる相のコイルエンド間への挿入作業、及びコイルエンド間に挿入された状態での位置調整を容易に行うことができ、絶縁できているか否かが外観で分かり易くすることができる絶縁紙が望まれている。
本開示の絶縁紙は、電動機の固定子コアに設けられるコイルのコイルエンドの異相間を絶縁する絶縁紙であって、上側に位置する上辺部と、下側に位置する下辺部と、前記上辺部の左端と前記下辺部の左端とを結ぶ左辺部と、前記上辺部の右端と前記下辺部の右端とを結ぶ右辺部と、を備える。前記上辺部は、左右両端部から互いに近接する方向に行くに従って上方に膨出している。前記下辺部は、前記左辺部から右方に延びる第1辺部と、前記第1辺部の右端から右方に行くに従って上方に傾斜して前記右辺部に連接される第2辺部と、を有する。前記下辺部と前記左辺部との間のなす角度は、鋭角である。
本発明の第1実施形態に係る絶縁紙を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る絶縁紙の使用状態を示す概略斜視図であり、固定子の外側から見た状態を示している。 本発明の第1実施形態に係る絶縁紙の使用状態を示す概略斜視図であり、固定子の内側から見た状態を示している。 本発明の第1実施形態に係る絶縁紙を示す正面図であり、絶縁紙を使用する際の折り曲げ位置を示している。 本発明の第1実施形態に係る絶縁紙の使用状態を示す概略斜視図であり、絶縁紙と絶縁箇所との位置関係を示している。 本発明の第2実施形態に係る絶縁紙を示す正面図である。 本発明の第3実施形態に係る絶縁紙を示す正面図である。 本発明の第4実施形態に係る絶縁紙を示す正面図である。 本発明の第5実施形態に係る絶縁紙を示す正面図である。
以下、本開示の一態様に係る絶縁紙について、図面を参照して説明する。図1から図5を参照して、第1実施形態に係る絶縁紙1について説明する。絶縁紙1は、電動機の固定子コア2に設けられるコイル3のコイルエンド4の異相間を絶縁する。ここで、本願で言う「絶縁」とは、電気的な絶縁を意味する。絶縁紙1の材料は、異なる相のコイルエンド4,4間を絶縁できる材料であれば、特に限定されない。図1に示すように、絶縁紙1は、シート状であって、上側に位置する上辺部5と、下側に位置する下辺部6と、上辺部5の左端と下辺部6の左端とを結ぶ左辺部7と、上辺部5の右端と下辺部6の右端とを結ぶ右辺部8とを備える。
上辺部5は、左右両端部から互いに近接する方向に行くに従って上方に膨出している。図示例では、上辺部5は、上方に円弧状に膨出する曲線状である。上辺部5は、左辺部7の上端と右辺部8の上端とを結んでいる。すなわち、上辺部5の左端は、左辺部7の上端に連接されており(上辺部5と左辺部7との連接箇所を符号28で示す)、上辺部5の右端は、右辺部8の上端に連接されている(上辺部5と右辺部8との連接箇所を符号29で示す)。図示例では、左辺部7の上端(連接箇所28)は、右辺部8の上端(連接箇所29)よりも上方に位置している。
下辺部6は、直線状の第1辺部9及び直線状の第2辺部10を有する。第1辺部9は、左辺部7の下端から右方に延びている。すなわち、第1辺部9の左端は、左辺部7の下端と連接されている(第1辺部9と左辺部7との連接箇所である角部を符号18で示す)。図示例では、第1辺部9は、水平方向に沿うようにして、左辺部7から右方に延びている。第2辺部10は、第1辺部9の右端から右方に行くに従って上方に傾斜している。第2辺部10は、第1辺部9の右端と右辺部8の下端とを結んでいる。すなわち、第2辺部10の左端は、第1辺部9の右端に連接されており(第1辺部9と第2辺部10との連接箇所である角部を符号27で示す)、第2辺部10の右端は、右辺部8の下端に連接されている(第2辺部10と右辺部8との連接箇所である角部を符号21で示す)。第2辺部10の長さは、第1辺部9の長さよりも短い。
左辺部7は、直線状である。左辺部7の上端は、上辺部5の左端に連接されており、左辺部7の下端は、第1辺部9の左端に連接されている。左辺部7は、第1辺部9の左端から上方に行くに従って右方に傾斜している。具体的には、下辺部6の第1辺部9と左辺部7との間のなす角度αは、鋭角である。
右辺部8は、直線状である。右辺部8の上端は、上辺部5の右端に連接されており、右辺部8の下端は、第2辺部10の右端と連接されている。右辺部8は、第2辺部10の右端から上方に行くに従って左方に傾斜している。
なお、下辺部6の第1辺部9、下辺部6の第2辺部10、左辺部7及び右辺部8は、直線状に限定されるものではなく、一部又は全部が曲線状であってもよい。すなわち、本願では、下辺部6の第1辺部9、下辺部6の第2辺部10、左辺部7及び右辺部8において、「辺部」とは、直線状の場合、曲線状の場合及びその両方を含む場合を含む。
このような構成の絶縁紙1は、異なる相のコイルエンド4,4間に挿入される。図2、図3及び図5に示すように、固定子11は、回転機器に動力を与える電動機において、図示しない回転子とともに用いられる。固定子11は、円筒状の固定子コア2と、固定子コア2に設けられる複数のコイル3とを有している。
固定子コア2は、軸方向両端部が開口した円筒状で、磁性材料から構成されている。固定子コア2は、複数のスロット12を有している。複数のスロット12は、固定子コア2の内側において、固定子コア2の周方向に並んで配置されている。
固定子コア2のスロット12には、複数のコイル3が挿入される。各コイル3は、スロット12に挿入された状態において、固定子コア2の軸方向の一端面から外方に突出するとともに、固定子コア2の軸方向の他端面から外方に突出している。このようにコイル3は、固定子コア2の軸方向の両端面それぞれから外方に突出するコイルエンド4を有している。
図示例では、固定子コア2のスロット12に、U相、V相及びW相の3相のコイル3が挿入される。例えば、3スロットおきに異なる相のコイル3が配置されるように、3相のコイル3がスロット12に挿入される。このようにして3スロットで1相が構成される場合、6スロットおきに同じようにして、異なる相のコイルエンド4,4同士が交差する。従って、説明の便宜上、図2、図3及び図5では、固定子コア2の6スロット部分を示している。
異なる相のコイルエンド4,4同士が交差する部分において、絶縁紙1は、外側のコイルエンド4aと内側のコイルエンド4bとの間に挿入される。絶縁紙1は、外側のコイルエンド4aと内側のコイルエンド4bとの間に配置された状態において、外側のコイルエンド4a及び内側のコイルエンド4bの外形形状に沿って、適宜に折り曲げられる。図4に示すように、絶縁紙1は、第1折り曲げ位置13、第2折り曲げ位置14、第3折り曲げ位置15、第4折り曲げ位置16及び第5折り曲げ位置17で折り曲げられる。
第1折り曲げ位置13は、上辺部5との間に間隔をあけて位置する。第1折り曲げ位置13は、上辺部5に沿う略曲線状である。すなわち、第1折り曲げ位置13と上辺部5との間の部分において、第1折り曲げ位置13と上辺部5との間の距離は、ほぼ等しい。第2折り曲げ位置14は、右辺部8との間に間隔をあけて位置する。第2折り曲げ位置14は、第1折り曲げ位置13と滑らかに連続している。第2折り曲げ位置14は、第1折り曲げ位置13から下辺部6の第2辺部10まで延びている。第2折り曲げ位置14と右辺部8との間の部分において、第2折り曲げ位置14と右辺部8との間の距離は、第1折り曲げ位置13と上辺部5との間の距離よりも長い。第3折り曲げ位置15は、左辺部7と下辺部6の第1辺部9との間の角部18との間に間隔をあけて位置する。第3折り曲げ位置15は、左辺部7と第1辺部9とを結ぶように延びている。第3折り曲げ位置15、左辺部7及び第1辺部9で囲まれた部分は、略三角形状である。
第4折り曲げ位置16は、第1折り曲げ位置13と第3折り曲げ位置15との間に位置する。第4折り曲げ位置16は、上方に行くに従って右方に傾斜するように延びている。第5折り曲げ位置17は、第1折り曲げ位置13と第3折り曲げ位置15との間に位置する。第5折り曲げ位置17は、第4折り曲げ位置16よりも左方に位置する。第5折り曲げ位置17は、上方に行くに従って右方に傾斜するように延びている。
第1折り曲げ位置13と上辺部5との間の部分を第1領域19とすると、第1領域19は、上辺部5を有している。第2折り曲げ位置14と右辺部8との間の部分を第2領域20とすると、第2領域20は、第2折り曲げ位置14が第2辺部10まで到達しているので、右辺部8と第2辺部10との間の角部21を有している。第2領域20は、第1領域19と連続している。第3折り曲げ位置15、左辺部7及び第1辺部9で囲まれた部分を第3領域22とすると、第3領域22は、左辺部7と第1辺部9との間の角部18を有している。このように、絶縁紙1は、第1領域19、第2領域20及び第3領域22を有している。
図2、図3及び図5に示すように、第1領域19は、絶縁紙1が内側のコイルエンド4bと外側のコイルエンド4aとの間に配置された状態で、外側のコイルエンド4aの上部に沿って、固定子コア2の外側に折り曲げられる。第2領域20は、絶縁紙1が内側のコイルエンド4bと外側のコイルエンド4aとの間に配置された状態で、外側のコイルエンド4aの根元部分に沿って、固定子コア2の外側に折り曲げられる。第3領域22は、絶縁紙1が内側のコイルエンド4bと外側のコイルエンド4aとの間に配置された状態で、外側のコイルエンド4aの下部及び外側のコイルエンド4aの根元部分に沿って、固定子コア2の外側に折り曲げられる。折り曲げられた第3領域22の先端部は、外側のコイルエンド4a内に挿入される。外側のコイルエンド4aが複数の巻線から構成されているので、第3領域22の先端部を外側のコイルエンド4a内に挿入することができる。
第1折り曲げ位置13、第2折り曲げ位置14及び第3折り曲げ位置15は、絶縁紙1を外側のコイルエンド4aの外形形状に沿って折り曲げることで形成される。すなわち、第1折り曲げ位置13、第2折り曲げ位置14及び第3折り曲げ位置15は、絶縁紙1に予め形成されているのではなく、外側のコイルエンド4aに沿って絶縁紙1を折り曲げることで形成される。
なお、第3領域22が折り曲げられる際に沿うコイルエンド4aの根元部分は、第2領域20が折り曲げられる際に沿うコイルエンド4aの根元部分とは逆側である。図示例では、第2領域20は、3スロットのうちの一端側のスロット12から立ち上がるコイルエンド4aの根元部分に沿って折り曲げられ、第3領域22は、3スロットのうちの他端側のスロット12から立ち上がるコイルエンド4aの根元部分に沿って折り曲げられる。
このようにして絶縁紙1は、外側のコイルエンド4aの右上部分から外側のコイルエンド4aを包み込むとともに、外側のコイルエンド4aの左下部分から外側のコイルエンド4aを包み込む。これにより、絶縁紙1は、外側のコイルエンド4aを挟むようにして、外側のコイルエンド4aと内側のコイルエンド4bとの間に配置される。従って、絶縁紙1は、絶縁状態において、外側のコイルエンド4a及び内側のコイルエンド4bに対してずれ難い。絶縁紙1は、外側のコイルエンド4aと内側のコイルエンド4bとの間を絶縁するように配置された後、外側のコイルエンド4aに挿入された第3領域22の先端部、及び右辺部8と第2辺部10との間の角部21が切り落とされる。
絶縁紙1で外側のコイルエンド4aを包み込んだ状態では、絶縁紙1は、内側のコイルエンド4bの外形形状に沿うように、固定子コア2の内側に折り曲げられる。絶縁紙1を固定子コア2の内側に折り曲げることで、第4折り曲げ位置16及び第5折り曲げ位置17が形成される。すなわち、第4折り曲げ位置16及び第5折り曲げ位置17は、絶縁紙1に予め形成されているのではなく、内側のコイルエンド4bに沿って絶縁紙1を折り曲げることで形成される。
外側のコイルエンド4aを絶縁紙1で包み込むことで、絶縁すべき箇所を絶縁することができる。図5に示すように、絶縁箇所は、第1絶縁箇所23、第2絶縁箇所24及び第3絶縁箇所25である。第1絶縁箇所23は、外側のコイルエンド4aの幅方向一端側の根元部分と、これに隣接するコイルエンド4の根元部分との間である。第2絶縁箇所24は、外側のコイルエンド4aの幅方向他端側の根元部分と、これに隣接するコイルエンド4の根元部分との間である。第3絶縁箇所25は、外側のコイルエンド4aと内側のコイルエンド4bとが交差する部分である。
第1絶縁箇所23は、第2領域20が折り曲げられると、絶縁紙1の右端部の下側部分で外側のコイルエンド4aの根元部分が包み込まれるので絶縁することができる。第2絶縁箇所24は、第3領域22が折り曲げられると、絶縁紙1の下側部分で外側のコイルエンド4aの根元部分が包み込まれるので絶縁することができる。第3絶縁箇所25は、絶縁紙1の上部の左側部分で覆われるので絶縁することができる。第3絶縁箇所25を絶縁する際、第1領域19の右側部分を第3絶縁箇所25の角部26に対応するように折り曲げることで、絶縁紙1を第3絶縁箇所25の形状に沿わせることができる。また、絶縁紙1を外側のコイルエンド4aの根元部分に引き込むことができる。
第1実施形態の絶縁紙1の場合、外側のコイルエンド4aに沿って第1領域19を折り曲げることで、曲線状の第1折り曲げ位置13が形成される。すなわち、第1領域19は、第1折り曲げ位置13に沿って折り曲げられている。第1領域19の上辺部5と第1折り曲げ位置13との間の距離は、第1領域19で外側のコイルエンド4aを覆うことができる程度の長さを有している。この場合、上辺部5を円弧状にすることで、上辺部5と第1折り曲げ位置13との間の距離を確保しつつ、上辺部5と第1折り曲げ位置13との間の距離を短くすることができる。これにより、第1領域19を折り曲げた際に、第1領域19が撓むのを抑制することができる。従って、第1実施形態の絶縁紙1によれば、上辺部5が第1折り曲げ位置13に沿う円弧状であるので、第1領域19を外側のコイルエンド4aに沿って折り曲げ易い。
第1実施形態の絶縁紙1の場合、絶縁紙1は、内側のコイルエンド4bに沿って内側に折り曲げられることで、第4折り曲げ位置16が形成される。すなわち、絶縁紙1は、第4折り曲げ位置16に沿って折り曲げられている。第1実施形態の絶縁紙1の場合、外側のコイルエンド4aに沿って第2領域20を折り曲げることで、第2折り曲げ位置14が形成される。すなわち、第2領域20は、第2折り曲げ位置14に沿って折り曲げられている。絶縁紙1が第4折り曲げ位置16に沿って内側に折り曲げられるとともに、第2領域20が第2折り曲げ位置14に沿って外側に折り曲げられることで、右辺部8と第2辺部10との間の角部21は、絶縁紙1の折り曲げ前と比較して、下方に位置する。
仮に、絶縁紙の下辺部が一直線状の場合の比較例について説明する。この場合、絶縁紙が第4折り曲げ位置に沿って内側に折り曲げられるとともに、第2領域が第2折り曲げ位置に沿って外側に折り曲げられると、右辺部と下辺部との間の角部は、絶縁紙が第2辺部を有する場合と比較して、さらに下方に位置する。従って、比較例の絶縁紙の場合、右辺部と下辺部との間の角部は、絶縁紙が外側のコイルエンド4aと内側のコイルエンド4bとの間を絶縁している状態において、固定子コア2に接触する。比較例の絶縁紙では、右辺部と下辺部との間の角部が固定子コア2に接触するため、外側のコイルエンド4aの根元側に引き込むことができない。
これに対し、第1実施形態の絶縁紙1は、第2辺部10を有しているので、上述した問題が生じにくい。これにより、第1実施形態の絶縁紙1の場合、右辺部8と第2辺部10との間の角部21を外側のコイルエンド4aの根元側に引き込むことができる。従って、第1実施形態の絶縁紙1によれば、外側のコイルエンド4aの根元部分を十分に絶縁することができる。
第1実施形態の絶縁紙1の場合、第2折り曲げ位置14と右辺部8との間の部分において、第2折り曲げ位置14と右辺部8との間の距離は、第1折り曲げ位置13と上辺部5との間の距離よりも長い。すなわち、第2領域20の幅は、第1領域19の幅よりも広い。従って、第1実施形態の絶縁紙1によれば、外側のコイルエンド4aの根元部分を十分に保護することができる。第1実施形態の絶縁紙1によれば、第2領域20が第1領域19よりも幅広であるので、絶縁紙1を外側のコイルエンド4aと内側のコイルエンド4bとの間に挿入する作業時に持ち手として使用する際に掴み易い。
次に、図6を用いて、本発明の第2実施形態に係る絶縁紙について説明する。なお、第1実施形態で付した符号と同じ符号を有する構成部品は、その作用を同じにするので以下、説明を省略することがある。第2実施形態の絶縁紙1aは、全体的に丸みを帯びている形状である点が第1実施形態と異なる。
絶縁紙1aにおいて、左辺部7と第1辺部9との間の角部18は、R形状である。第1辺部9と第2辺部10との間の角部27は、R形状である。第2辺部10と右辺部8との間の角部21は、R形状である。本願でいう「R形状」とは、輪郭が曲線で構成されることで、丸みを帯びている形状となっていることを意味する。左辺部7と第1辺部9との間の角部18がR形状の場合、左辺部7の延長線と第1辺部9の延長線とが交差した部分の角度は、αである。絶縁紙1aにおいて、左辺部7と上辺部5との連接箇所28は、外方に膨出する曲線状である。これにより、左辺部7と上辺部5とは、滑らかに連続している。右辺部8と上辺部5との連接箇所29は、外方に膨出する曲線状である。これにより、右辺部8と上辺部5とは、滑らかに連続している。従って、第2実施形態の絶縁紙1aによれば、絶縁紙1aのコンパクト化を図ることができる。
次に、図7を用いて、本発明の第3実施形態に係る絶縁紙について説明する。なお、第1実施形態で付した符号と同じ符号を有する構成部品は、その作用を同じにするので以下、説明を省略することがある。第3実施形態の絶縁紙1bは、第3領域22の構成が第1実施形態と異なる。
絶縁紙1bは、外側のコイルエンド4a内に挿入された状態の第3領域22がずれるのを抑制できる抑制部30を有している。図示例では、抑制部30は、略三角形状で、左辺部7及び第1辺部9に設けられている。左辺部7に設けられた抑制部30は、左辺部7から外方に突出している。第1辺部9に設けられた抑制部30は、第1辺部9から外方に突出している。このような構成であるので、第3領域22は、外側のコイルエンド4a内に挿入された状態において、抑制部30が巻線に引っ掛かるのでずれ難い。従って、第3実施形態の絶縁紙1bによれば、絶縁状態の姿勢をより確実に維持することができる。
次に、図8を用いて、本発明の第4実施形態に係る絶縁紙について説明する。なお、第1実施形態で付した符号と同じ符号を有する構成部品は、その作用を同じにするので以下、説明を省略することがある。第4実施形態の絶縁紙1cは、下側部分の構成が第1実施形態と異なる。
絶縁紙1cにおいて、左辺部7と第1辺部9とは、直線状の第1傾斜辺部31を介して結ばれている。第1傾斜辺部31は、第1辺部9から上方に行くに従って左方に傾斜している。第1傾斜辺部31の下端は、第1辺部9の左端に連接されている。第1傾斜辺部31の上端は、左辺部7の下端に連接されている。左辺部7の延長線と第1辺部9の延長線とが交差した部分の角度は、αである。絶縁紙1cにおいて、右辺部8と第2辺部10とは、直線状の第2傾斜辺部32を介して結ばれている。第2傾斜辺部32は、第2辺部10から上方に行くに従って右方に傾斜している。第2傾斜辺部32の下端は、第2辺部10の右端に連接されている。第2傾斜辺部32の上端は、右辺部8の下端に連接されている。
このような構成であるので、絶縁紙1cは、固定子コア2に取り付けられた後、第3領域22の先端部、及び右辺部8と第2辺部10との間の角部21を切り落とす必要がない。従って、第4実施形態の絶縁紙1cによれば、固定子コア2に絶縁紙1cを取り付ける際の作業性の向上を図ることができる。
次に、図9を用いて、本発明の第5実施形態に係る絶縁紙について説明する。なお、第1実施形態で付した符号と同じ符号を有する構成部品は、その作用を同じにするので以下、説明を省略することがある。第5実施形態の絶縁紙1dは、絶縁状態の姿勢からずれるのを規制する規制部33を有する点が第1実施形態と異なる。
規制部33は、被係合部34と、被係合部34に着脱可能な係合部35とを有している。被係合部34は、第1領域19の右側部分に設けられる。被係合部34は、前後方向(厚さ方向)に貫通する貫通孔である。係合部35は、第1辺部9に設けられる。係合部35は、第1辺部9から外方に突出する突出片36と、突出片36の先端部に設けられる差込片37とを有している。差込片37は、幅方向両端部に凹部38を有している。幅方向とは、突出片36が突出する方向に垂直な方向である。
このような構成であるので、絶縁紙1dが外側のコイルエンド4aを包み込んだ状態において、係合部35の差込片37を被係合部34に差し込むことで、係合部35が被係合部34に係合される。差込片37が被係合部34に差し込まれた状態では、差込片37の凹部38の一方の側壁が絶縁紙1dの裏面に接触することで、係合部35が被係合部34から抜けるのを防止できる。
第5実施形態の絶縁紙1dの場合、規制部33を有しているので、絶縁紙1dが外側のコイルエンド4aを包み込んだ状態からずれるのを規制できる。従って、第5実施形態の絶縁紙1dによれば、絶縁状態の姿勢をより確実に維持することができる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、前述した構成の1枚の絶縁紙1でコイルエンド4,4同士を絶縁することができる。従って、異なる相のコイルエンド4,4間への挿入作業、及びコイルエンド4,4間に挿入された状態での位置調整を容易に行うことができ、絶縁できているか否かが外観で分かり易くすることができる絶縁紙1を提供することができる。
本開示について詳述したが、本開示は上述した個々の実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、または、特許請求の範囲に記載された内容とその均等物から導き出される本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、置き換え、変更、部分的削除等が可能である。また、これらの実施形態は、組み合わせて実施することもできる。例えば、上述した実施形態において、各動作の順序や各処理の順序は、一例として示したものであり、これらに限定されるものではない。また、上述した実施形態の説明に数値又は数式が用いられている場合も同様である。
上記実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
絶縁紙(1)は、電動機の固定子コア(2)に設けられるコイル(3)のコイルエンド(4)の異相間を絶縁する絶縁紙であって、上側に位置する上辺部(5)と、下側に位置する下辺部(6)と、前記上辺部(5)の左端と前記下辺部(6)の左端とを結ぶ左辺部(7)と、前記上辺部(5)の右端と前記下辺部(6)の右端とを結ぶ右辺部(8)と、を備える。前記上辺部(5)は、左右両端部から互いに近接する方向に行くに従って上方に膨出している。前記下辺部(6)は、前記左辺部(7)から右方に延びる第1辺部(9)と、前記第1辺部(9)の右端から右方に行くに従って上方に傾斜して前記右辺部(8)に連接される第2辺部(10)と、を有する。前記下辺部(6)と前記左辺部(7)との間のなす角度(α)は、鋭角である。
(付記2)
絶縁紙(1)は、前記上辺部(5)を有する第1領域(19)を備えるのが好ましい。前記第1領域(19)は、前記絶縁紙(1)が内側のコイルエンド(4b)と外側のコイルエンド(4a)との間に配置された状態で、前記外側のコイルエンド(4a)の上部に沿って外側に折り曲げられる。
(付記3)
絶縁紙(1)は、前記右辺部(8)と前記第2辺部(10)との間の角部(21)を有し、前記第1領域(19)と連続する第2領域(20)を備えるのが好ましい。前記第2領域(20)は、前記絶縁紙(1)が前記内側のコイルエンド(4b)と前記外側のコイルエンド(4a)との間に配置された状態で、前記外側のコイルエンド(4a)の根元部分に沿って外側に折り曲げられる。
(付記4)
絶縁紙(1)は、前記左辺部(7)と前記第1辺部(9)との間の角部(18)を有する第3領域(22)を備えるのが好ましい。前記第3領域(22)は、前記絶縁紙(1)が前記内側のコイルエンド(4b)と前記外側のコイルエンド(4a)との間に配置された状態で、前記外側のコイルエンド(4a)の下部及び前記外側のコイルエンド(4a)の根元部分に沿って外側に折り曲げられる。折り曲げられた前記第3領域(22)の先端部は、前記外側のコイルエンド(4a)内に挿入される。
1 絶縁紙
2 固定子コア
3 コイル
4 コイルエンド
4a 外側のコイルエンド
4b 内側のコイルエンド
5 上辺部
6 下辺部
7 左辺部
8 右辺部
9 第1辺部
10 第2辺部
18 角部
19 第1領域
20 第2領域
21 角部
22 第3領域
α 角度

Claims (4)

  1. 電動機の固定子コアに設けられるコイルのコイルエンドの異相間を絶縁する絶縁紙であって、
    上側に位置する上辺部と、
    下側に位置する下辺部と、
    前記上辺部の左端と前記下辺部の左端とを結ぶ左辺部と、
    前記上辺部の右端と前記下辺部の右端とを結ぶ右辺部と、を備え、
    前記上辺部は、左右両端部から互いに近接する方向に行くに従って上方に膨出しており、
    前記下辺部は、前記左辺部から右方に延びる第1辺部と、前記第1辺部の右端から右方に行くに従って上方に傾斜して前記右辺部に連接される第2辺部と、を有し、
    前記下辺部と前記左辺部との間のなす角度は、鋭角である、絶縁紙。
  2. 前記上辺部を有する第1領域を備え、
    前記第1領域は、前記絶縁紙が内側のコイルエンドと外側のコイルエンドとの間に配置された状態で、前記外側のコイルエンドの上部に沿って外側に折り曲げられる、請求項1に記載の絶縁紙。
  3. 前記右辺部と前記第2辺部との間の角部を有し、前記第1領域と連続する第2領域を備え、
    前記第2領域は、前記絶縁紙が前記内側のコイルエンドと前記外側のコイルエンドとの間に配置された状態で、前記外側のコイルエンドの根元部分に沿って外側に折り曲げられる、請求項2に記載の絶縁紙。
  4. 前記左辺部と前記第1辺部との間の角部を有する第3領域を備え、
    前記第3領域は、前記絶縁紙が前記内側のコイルエンドと前記外側のコイルエンドとの間に配置された状態で、前記外側のコイルエンドの下部及び前記外側のコイルエンドの根元部分に沿って外側に折り曲げられ、
    折り曲げられた前記第3領域の先端部は、前記外側のコイルエンド内に挿入される、請求項2又は3に記載の絶縁紙。
JP2023506073A 2022-10-18 2022-10-18 絶縁紙 Active JP7273256B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/038784 WO2024084585A1 (ja) 2022-10-18 2022-10-18 絶縁紙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7273256B1 true JP7273256B1 (ja) 2023-05-12

Family

ID=86382576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023506073A Active JP7273256B1 (ja) 2022-10-18 2022-10-18 絶縁紙

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7273256B1 (ja)
WO (1) WO2024084585A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5872959U (ja) * 1981-11-09 1983-05-17 株式会社東芝 電動機のスロツト内層間絶縁紙
JP2006262629A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd ステータの絶縁方法
JP5872959B2 (ja) 2012-05-10 2016-03-01 ラピスセミコンダクタ株式会社 差動増幅器及び半導体装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5872959U (ja) * 1981-11-09 1983-05-17 株式会社東芝 電動機のスロツト内層間絶縁紙
JP2006262629A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd ステータの絶縁方法
JP5872959B2 (ja) 2012-05-10 2016-03-01 ラピスセミコンダクタ株式会社 差動増幅器及び半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2024084585A1 (ja) 2024-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017047247A1 (ja) 回転電機
JP6103559B1 (ja) 回転電機
US9467017B2 (en) Inter-phase insulation sheet for rotating electric machine
JP4662141B2 (ja) 固定子を含む回転電機
JP4973420B2 (ja) ステータの製造方法
JP2013005541A (ja) バスバーの成形方法、バスバー
US20160254717A1 (en) Stator for rotary electric machine
JP2022071977A (ja) 回転電機及び電機子
US20160301272A1 (en) Stator for rotary electric machine
JP2006033964A (ja) 回転電機および回転電機の製造方法
JPH06225491A (ja) 回転電気機器固定子の口出線接続装置
JP2008125143A (ja) 回転機
JP7273256B1 (ja) 絶縁紙
JP6194275B2 (ja) 回転電機のステータ
JP2019004662A (ja) カフスサポータ、相間絶縁紙、及びモータの製造方法
JP2019221113A (ja) ステータおよび回転電機
JP2006223063A (ja) 相内絶縁紙および相内絶縁紙を使用したステータ
JP2006191733A (ja) 回転電機の巻線接続構造
JP2017073924A (ja) 電動機用ステータ
TW202418717A (zh) 絕緣紙
JP2010011569A (ja) ステータ
US10879748B2 (en) Stator of rotary electric machine and rotary electric machine
JP2023097282A (ja) 電動機及び圧縮機
WO2019189934A1 (ja) 絶縁シートの位置ずれ防止方法及び絶縁シートの位置ずれ防止装置
KR20180013692A (ko) 스테이터 및 이를 갖춘 모터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230127

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7273256

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150