JP2006262629A - ステータの絶縁方法 - Google Patents
ステータの絶縁方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006262629A JP2006262629A JP2005076825A JP2005076825A JP2006262629A JP 2006262629 A JP2006262629 A JP 2006262629A JP 2005076825 A JP2005076825 A JP 2005076825A JP 2005076825 A JP2005076825 A JP 2005076825A JP 2006262629 A JP2006262629 A JP 2006262629A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- stator
- insulating paper
- coil
- stator core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
【課題】 モータ組立における相間絶縁紙の破れ、または水分量の多い雰囲気中にてコイルエンド部の巻線間に生じる電位差を確実に絶縁するステータの相間絶縁紙を提供する。
【解決手段】 ステータコア1とこのステータコア1の端面上に施されたコイルエンド部の第1の巻線2と、この第1の巻線2の同軸上で、第1の巻線2とは異なる位相の第2巻線と、これら第1の巻線2と第2の巻線との間に介在される相間絶縁紙3の断面形状がV字に形成または、2枚に重ねられた事を特徴とするステータの絶縁方法を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ステータコア1とこのステータコア1の端面上に施されたコイルエンド部の第1の巻線2と、この第1の巻線2の同軸上で、第1の巻線2とは異なる位相の第2巻線と、これら第1の巻線2と第2の巻線との間に介在される相間絶縁紙3の断面形状がV字に形成または、2枚に重ねられた事を特徴とするステータの絶縁方法を提供する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、家庭用エアコンや自動車用カーエアコンなどに搭載されるコンプレッサ用ブラシレスモータコイルエンド部の相間絶縁紙等に関する。
近年、地球環境改善のため省エネルギー化の取り組みが盛んに行われ、自動車においても燃費向上や排ガス削減などから自動車用コンプレッサも電動化が検討され、コンプレッサの中にモータが組み込まれ、モータの仕様環境において水分量が多く電位差の生じる巻線間に加水分解の起こす相間絶縁紙が使えないという問題があった。
またブラシレスモータ製造のレーシング工程においてレーシング針でコイルエンド部の相間絶縁紙を破ってしまう場合がある。
車両搭載用コンプレッサの場合、家庭用エアコン用コンプレッサに比べ水分量が非常に多い。
冷凍機油としてポリアルキレングリコール系あるいはエステル系が使用されるモータのステータにおいて、大きな電位差の生じる巻線の絶縁紙として耐加水分解性の優れた材料が必要である。(例えば、特許文献1参照)
特開平3−235636号公報
解決しようとする問題点は、レーシング工程における相間絶縁紙の破れ、または水分量の多い雰囲気中にてコイルエンド部の巻線間に生じる電位差を絶縁できない点である。
本発明は、ステータコアとこのステータコアの端面上に施されたコイルエンド部の第1の巻線と、この第1の巻線の同軸上であって、第1の巻線とは異なる位相の第2巻線と、これら第1の巻線と第2の巻線との間に介在される相間絶縁紙の断面形状がV字に形成された事を特徴としている。
これにより破れの発生しやすいコイルエンド端面付近の相間絶縁紙を2重にする事で強度が増し破れを低減できる。
なお、相間絶縁紙をステータコアの内側に向けてU字状に形成する事でレーシング工程において、レーシング針と接触した際に摩擦抵抗を減らす事ができ、より相間絶縁紙の破れを低減でき、信頼性の高いモータを提供できる。
また相間絶縁紙を2枚に重ねて巻線間に挿入する事1枚毎に柔軟性を持たせ破れに対しては安全性が増し、信頼性の高いモータを提供できる。
また2枚に重ねた相間絶縁紙をステータコアの内側に向けてU字状に形成する事でレーシング工程において、レーシング針の摩擦を減らす事ができ、より相間絶縁紙の破れを低減でき、信頼性の高いモータを提供できる。
請求項1から請求項4の発明によれば、モータ組立のレーシング工程においてコイルエンド部の破れを低減し、モータの信頼性を向上させることができる。
モータ組立においてコイルエンド部の相間絶縁紙の破れ低減、及び水分量が多い仕様環境でも信頼性の高いモータを実現した。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施例におけるステータの部分斜視図である。ステータコア1に巻線2のコイルエンド部に相間絶縁紙3を挿入した状態で電位差の生じる異相間の絶縁を確保できる。相間絶縁紙の材質はPENフィルムの厚さ0.075mmまたは0.05mmを用いる。相間絶縁紙をV字にする事によりモータ組立のレーシング工程において強度を増すためのものである。図2のようにレーシング針5の通過する近傍に相間絶縁紙が挿入される場合がある。そしてこのレーシング針がコイルエンド部を通過する際に相間絶縁紙と接触した場合、相間紙の破れが発生する場合がある。この時相間絶縁紙の強度を上げるためステータコア方向にV字方向を挿入することで相間紙の強度が増して品質の確保が可能である。
図4は本発明の一実施例におけるステータの部分斜視である。ステータコア1に巻線2のコイルエンド部に相間絶縁紙6を挿入した状態で電位差の生じる異相間の絶縁を確保できる。相間絶縁紙の材質はPENフィルムの厚さ0.075mmまたは0.05mmを用いる。相間紙を2枚に重ねる事によりモータ組立のレーシング工程において摩擦を低減させるためのものである。図2のようにレーシング針5の通過する近傍に相間絶縁紙が挿入される場合がある。そしてこのレーシング針がコイルエンド部を通過する際に相間絶縁紙と接触した場合、相間紙の破れが発生する場合がある。この時相間絶縁紙が2枚ある場合は1枚が破れてももう1枚が残り品質の確保が可能である。
本発明は、モータの相間絶縁紙等として有用である。
1 ステータコア
2 巻線
3 相間絶縁紙
4 レーシング針
5 レーシング糸
6 相間絶縁紙
2 巻線
3 相間絶縁紙
4 レーシング針
5 レーシング糸
6 相間絶縁紙
Claims (4)
- ステータコアとこのステータコアの端面上に施されたコイルエンド部の第1の巻線と、この第1の巻線の同軸上で、第1の巻線とは異なる位相の第2巻線と、これら第1の巻線と第2の巻線との間に介在される相間絶縁紙の断面形状がV字に形成された事を特徴とするステータの絶縁方法。
- 請求項1に記載のステータの相間絶縁紙において、相関絶縁紙の断面形状をV字状から内径側にU字状に置換された事を特徴とするステータの絶縁方法。
- ステータコアとこのステータコアの端面状に施されたコイルエンド部の第1の巻線と、この第1の巻線の同軸上で、第1の巻線とは異なる位相の第2巻線と、これら第1の巻線と第2の巻線との間に介在される相間絶縁紙が2重であることを特徴とするステータの絶縁方法。
- 請求項3に記載のステータの相間絶縁紙において、ステータコアの内径側にU字状に形成された事を特徴とするステータの絶縁方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005076825A JP2006262629A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | ステータの絶縁方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005076825A JP2006262629A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | ステータの絶縁方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006262629A true JP2006262629A (ja) | 2006-09-28 |
Family
ID=37101243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005076825A Pending JP2006262629A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | ステータの絶縁方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006262629A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012053464A1 (ja) | 2010-10-22 | 2012-04-26 | 株式会社 明電舎 | 回転電機の相間絶縁紙 |
US9065316B2 (en) | 2009-12-23 | 2015-06-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Stator core slot and pole piece arrangement for stator structure of a rotary electric machine |
JP2015142447A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | 三菱電機株式会社 | 回転電機およびその製造方法 |
JP2015165740A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-17 | 株式会社豊田自動織機 | 車載用電動圧縮機 |
JP7273256B1 (ja) * | 2022-10-18 | 2023-05-12 | ファナック株式会社 | 絶縁紙 |
-
2005
- 2005-03-17 JP JP2005076825A patent/JP2006262629A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9065316B2 (en) | 2009-12-23 | 2015-06-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Stator core slot and pole piece arrangement for stator structure of a rotary electric machine |
WO2012053464A1 (ja) | 2010-10-22 | 2012-04-26 | 株式会社 明電舎 | 回転電機の相間絶縁紙 |
US9467017B2 (en) | 2010-10-22 | 2016-10-11 | Meidensha Corporation | Inter-phase insulation sheet for rotating electric machine |
JP2015142447A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | 三菱電機株式会社 | 回転電機およびその製造方法 |
JP2015165740A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-17 | 株式会社豊田自動織機 | 車載用電動圧縮機 |
JP7273256B1 (ja) * | 2022-10-18 | 2023-05-12 | ファナック株式会社 | 絶縁紙 |
WO2024084585A1 (ja) * | 2022-10-18 | 2024-04-25 | ファナック株式会社 | 絶縁紙 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6208060B1 (en) | Stator of vehicle AC generator and method of manufacturing the same | |
JP2006262629A (ja) | ステータの絶縁方法 | |
US8035268B2 (en) | Insulating bobbin for stator of rotary machine | |
JP2008042959A (ja) | 電動機 | |
JP2009532009A (ja) | 多相の電気機械に用いられるステータおよび該ステータを製作するための方法 | |
US20160056677A1 (en) | Rotor of rotating electrical machine | |
JP2008160927A (ja) | 固定子 | |
JP2003032936A (ja) | 電動機 | |
CN102570672A (zh) | 马达 | |
JP2008167518A (ja) | 固定子 | |
JP2010288405A (ja) | 回転電機 | |
JP2006223065A (ja) | 電動機の製造方法およびその固定子 | |
US20080246364A1 (en) | Phase insulator | |
JP6011405B2 (ja) | 電動機 | |
JP2010259318A (ja) | インシュレータ、モータ、及び、圧縮機 | |
JP5267114B2 (ja) | 回転電機用のコア絶縁部材及び回転電機の絶縁構造 | |
JP2009142059A (ja) | 回転電機 | |
JP2004194413A (ja) | 電動機の固定子絶縁と固定子 | |
JP4265058B2 (ja) | 車両用交流発電機の固定子 | |
JPWO2021070353A5 (ja) | ||
JP4885616B2 (ja) | 3相回転電機 | |
JP2006197662A (ja) | スキュー付固定子 | |
JP2009038871A (ja) | 誘導同期モータ | |
JP2010279218A (ja) | 電動機 | |
JP2010045951A (ja) | 電動機 |